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2011.06.28

ペース配分。

<RecOだより64>
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 先週の朝ごはん実習は【Moto】先生のクラス。
 感心したのは、朝の集合。聞けば、10分前行動が基本とのこと。
 さすがです。





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 みんな少し眠そうでしたが、それでも、積極的に準備に参加し、早々に【Izumi】先生といただきます、になりました。
 遅れてきたクラスメートにも、みんなでおかずを分け合って、楽しく食事を終え、後片付けとSATの説明に入ったのですが・・・ここから少しずつ、トーンダウン。
 動きがゆっくりになってきました。



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 あれあれ、と思っていると、 RecO全体に、まったりとした空気が(笑)。
 前半のオーバーペースが後半に響いたようですね。
 次回はぜひ、ペース配分も考えて。
 食べるためにも体力がいることを、わかってもらえたと思います。








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 また、先週の火曜日には、大阪ガスさんと共同開催、6回シリーズの「RecOセミナー」がスタートしました。
 第1回目は「エネルギーと地球環境」がテーマ。6回連続参加する12人の「RecOゼミ生」と、単発参加のスポ研学部生、院生、さらにエネルギーや環境問題について研究している、理工学部の学生、エネルギーを経済学的に研究している経済学部の学生にも参加いただき、賑やかに、色々な視点からエネルギーと環境について、学び、考える機会となりました。

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「RecOゼミ生」には、スポ研事務室作成の「RecOノート」を配布。このノートを通して、個々に毎回の講師(大阪ガスさんの各部署の担当者)とやり取りができます。
 次回のテーマは「脳と調理の関係」。
 当日参加も可能ですので、興味のある人は、学部のHPをチェックしてくださいね。【abc.】




今週の別腹>

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 先週末には、フラッグフットボールチーム、草津リトルパンサーズのみなさんを対象とした食育活動と研究の一環として、院生が中心となって、食事調査と、京都芸術大学の上先生、立命館大学の空閑先生にご協力をいただき、選手約60名、お母様22名の味覚調査を行いました。




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たくさんのコップに入った水を一つ一つ口に含み、味を感じたものをチェックしていきます。最初は慣れない作業に戸惑う選手も多かったのですが、2回目(運動後)の調査では、みんなそれぞれのペースを掴んだようです。

 今後この結果を食育活動としてフィードバックすると共に、貴重なデータの解析を行います。
 選手、保護者の皆さま、ご協力ありがとうございました。








2011.06.27

キャリアデザイン

入道雲がもくもくと立ち上る季節となりました。先週中盤から夏本番を感じます。【香】先生が、「きれいな雲なので」と語りながら、インテグレーション・コア6Fから琵琶湖の上に元気よくあらわれた入道雲の写真を撮っていました。そのうちご紹介があるでしょう。

 

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先週の「スポーツ健康科学セミナーⅡ」のゲストスピーカーには、公益財団法人ヤマハ発動機スポーツ振興財団の事務局長として、この財団を立ち上げた岸川さんにお越し頂きました。本学の先生方の多くもこの財団の研究助成に採択されており、馴染みの深い財団です。

 

今回のお話しは、表題にあるように、キャリアを考える内容でした。岸川さんのヤマハ発動機での仕事、体験、公益財団法人ヤマハ発動機スポーツ振興財団を立ち上げから現在までの道のりの中で経験し、考えてこられたことを密度濃くまとめて頂きました。

 

 

 

まず、キャリアデザインについて、人生と仕事について次のような時間比率から、

              仕事時間 : 自分時間 : 寝る時間 = 1 : 1 : 1

              仕事時間 : 自分時間 = 1 : 1  (人生の3分の2)

              仕事時間  + 自分時間 = 人生 (自分らしくどう生きるか)

 の式が成り立つことからキャリアデザインについての考え方を示され、その中で、そのキャリアデザインを人生のキャリアデザイン、仕事のキャリアデザインに分けてその内容を説明しました。

① 人生のキャリアデザイン

  = 納得いく人生 → 生活・結婚・家庭・子供・親戚・地域・・・・

                仕事・顧客・協力者・部下・会社・・・

                社会的責任 ・・・人間的成長 ・・・ 

② 仕事のキャリアデザイン

  = キャリア(人生の仕事の部分)+デザイン(創造する)

            ↓

『 自分の人生の仕事の部分を、自分で自分らしく作り上げていく』

 

仕事のキャリアを積み上げる上で、『期待される社会人(企業人)の人間像』については、次の点をあげて説明があった。

1.現場感覚        

2.コミュニケーション能力       

3.洞察力             

4.リーダーシップ   

5.決断力             

6.統治能力          

7.先見性(正しい時代認識)      

8.本質を探る能力  

9.構想力

10.企画力           

11.自分に厳しい眼             

12.高邁な理念と実行力       

13.人を動かす熱意・情熱     

14.人脈(ネットワーク)             

15人間的魅力       

16.語学力

 

逆に、よろしくない態度としては、

・仕事をプロテクト、パス         

・責任をとらない      

・先送り   

・事なかれ             

・評論家

 

 

20110627-2.jpg学生に向けては、横軸に所属する関係先・空間が示され、縦軸に年齢を取った図を示しながら、図の真ん中にある今の学生時代に体験すること学ぶことを明確にした上で、図の右上に向かってどのルートで進むのかを語ってもらいました。このことを考える上で、次の観点を持つことをアドバイスしてもらいました。

              ① 頭は柔らかく・視野を広く

              ② 物事の根本を考えるようにする

              ③ 視点を高く・自分の人生を考える・世代を考える・どんな時代を生きるのか

              (世界と日本と自分)

 

 

 

 

 

そして、最後に、「夢・目標にチャレンジすると光が見えてくる。次がみえる」。もし、見つけにくい時には、何かにトライして一歩踏み出すことを積極的に行うと何かがみえてくる、と明快なアドバイスと激励を頂きまいた。

 

企業人として社会人として、素敵なキャリアを歩まれた岸川さんの貴重な経験・体験・仕事を通じたエッセンスの詰まった講演を頂きました。ありがとうございました。

 

【忠】

2011.06.26

TOEIC-IP 団体受験が行われました

夏のような暑さが続いていますが、
みなさん、いかがお過ごしですか。

今週、スポーツ健康科学部の学生は、
6/22 (水) 〜 6/24(金) に、1回生・2回生ともに、
TOEIC-IP を受験しました。
私も、木村講師・山本講師の助けを借りながら、
試験監督補助を務めていました。

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スポーツ健康科学部の学生は、現在、
年2回、TOEIC-IP を受験しているのですが、
これは、びわこ・くさつキャンパスにある
学部の中でも、生命・薬学部と並び、
最も恵まれた環境にあります。
この事からも、スポーツ健康科学部で、
英語が非常に重視されていることが分かります。

一人一人の学生が、それぞれの目標を達成し、
スポーツ健康科学部での、学びの成果が
出て欲しいものです。

それでは、また。失礼致します。
              敦



2011.06.25

女子陸上部長距離チームを応援

今回は、私のスポーツ指導実習授業の受講者の渡部未来(わたなべみく)さん(スポーツ健康科学部1回生)に課外活動の様子を聞いてみました。
渡部さんは、女子陸上部に所属する長距離部門の選手です。高等学校時代、1500m種目で国体3位になるほどの実力のある選手です。

 

私は渡部さんにお話を聞いてみたいと思ったのは、体育館を走り回るランニングフォームを観察して、奇麗なフォームだな・・と、そしてこれまでの長距離選手にないバネの強さを感じたからです。その為、疲労による怪我のケアにも十分気をつけてほしいと願うこともお話を聞きたいと思ったもう一つの理由でした。

 

渡部さんは小学校から中学までバレーボールの選手で活躍しており、たまたま中学校時代で陸上の試合に出場したところ(陸上競技部のメンバーが少なくバレー部へ出場の依頼があったそうです)、地区大会から勝っていくことで長距離の魅力を感じたそうです。
高校から長距離の練習を本格的に始めたそうですが、バレーボールを続けていても活躍するだろうな~と感じる選手です。
スポーツ指導実習授業のバレーボール種目において、男子学生以上のスパークを打つ姿に驚きました。
多くの男子学生は彼女のサーブとスパイクをレシーブできなくて、涙、涙、悔し涙。

 

ところで、女子陸上部長距離選手は、基本的に合宿所生活をしているそうです。部屋は個室だそうですが、栄養面に配慮した食事管理が徹底しており選手らは非常に大変気に入っているようです。自宅生並の門限がある程度で、点呼で起床し点呼で消灯するといった生活環境ではないそうです。

 

朝5時に起床し5時30分頃にクインススタジアムに集合し、各自の準備運動後、約1時間程度の合同練習を行っています。今日は10kmのペースランニングを行ったそうです。1km4分ペースでのスタートで、中盤は1km3分40秒ペースのランニングだったそうです。朝からかなり速いペースなので、毎日このプログラムをこなす選手らは本当に凄いと驚きました。でも毎日のことだから特に大変ではないですよと簡単に答えてくれました。

 

夕方は、4時30分からの練習スタートで、朝より早いペースでの10km以上のランニングと200mランニングの繰り返し(インターバルトレーニング)などを今週は行っているそうです。

 

渡部さんは、将来「運動嫌いな子供を対象としたスポーツ教室のインストラクター」になることを目標に勉強しているそうです。というのは、渡部さん自身が子供の時に喘息を持っており運動嫌いだったそうです。しかし、ご両親の勧めもありいろんな競技を行った結果、喘息も治りまたスポーツが面白くなり現在に至っているそうです。その経験を子供らに教えたいそうです。

 

お話を聞かせていただき、将来立命館のチームを引っ張ってくれる選手だなと心身の強さを感じました。
この夏4回生の田中華江さん(チームキャプテン)を目標に練習して、仙台での大学女子駅伝をはじめ都道府県対抗駅伝や世界向けての大会で活躍してくれることを願っています。

 

今回は、渡部さんにお話を聞きましたが、女子陸上部は本学で1~2番を争う花形チームです。秋にはスポーツ健康科学部の仲間が、仙台の街(10月23日 杜の都全日本大学女子駅伝)で活躍した様子などを伝えたいと思っています。

 

 

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今日は本当に暑い一日です。
朝9時30分にお話を伺ったのですが、汗だく。
午後からの練習、熱中症には気をつけてくださいね。

でもクインススタジアムの緑は最高でした。

 

 

 

 

 

【shine】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2011.06.24

Gクラス白熱教室、白熱セミナー

Hassyです。暑いですね。先週の基礎演習もアツかったです。
スタンフォード白熱教室をご存知の方も多いでしょう。
http://www.nhk.or.jp/hakunetsu/stanford.html

我がGクラスも全くこれにならって「6色の考える帽子」http://www.nhk.or.jp/hakunetsu/stanford/110522.htmlをやってみました。(まあ端的に言えばパクリです。。。)

1グループ5人で、「小さな家族経営のお店が大型チェーン店と競合するには、どうしたらいいか」を題材に、まず全員が情報を列挙するモード、そしてアイデアをどんどん出すモード、肯定的に考えるモード、否定的に考えるモード、情熱を持って接するモード、そして思考過程を整理するモード、と次々に思考モードを切り替えて行き、そして各人が好きな思考モードでもう一度考え、、、という具合です。

各グループ色々な意見が出ていたようです。ここでは導きだされた結論よりもむしろ、そこに至る過程でどのようにすればチームとしての創造性を発揮できるのかを肌で感じてもらうところに主眼があります。

北米屈指のスタンフォード大学も顔負け!?の、非常に楽しい白熱した議論が展開されていたように思います。
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続いて、先週の金曜日には金沢大学教授の増田先生にお越しいただき、「筋の酸素ダイナミクスを追って」と題してセミナーをして頂きました。
先生がこれまでされてきたミオグロビンを中心とした生理学および生化学的知見の紹介をはじめ、大学院生に向けた「研究」のメッセージまで頂戴することができました。研究にはやはりセンスが必要で、そのセンスとは、WHYの心、つまりどうして?なぜ?と感じる心なんだ!と。そうした心でもって、スポ健の優秀な先生方と探求していける喜びを感じながら、頑張って行って欲しい、という素晴らしいメッセージでした。本来ならご自身の大学の院生さんたちに強く伝えたいメッセージを、こうして我々に対して向けて頂いたわけです。ありがとうございました。
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最後の質疑では、院生や学部生から活発な質問が多くでました。増田先生もこうした積極的な質問に大変喜んでおられました。

さて、本日はNS研究会でHassyの発表です。白熱セミナーとなるよう頑張って発表させていただきます。

2011.06.23

演じる。

 私はプレゼンが苦手です。

 幼稚園教諭になりたくて短大に入学しましたが、学生時代、部活のトレーニングや授業の疑問から、研究の謎解きにはまっていった結果、今にいたっています。研究結果を伝えるためには、プレゼンで研究を分かりやすく伝えることが大変重要になります。どうすれば、万人に分かりやすく説明できるか、思考錯誤の連続です。特に、学会発表において大勢の人の前で研究報告や、限られた時間内で端的に分かりやすく伝える能力が重要で、時と場合によっては、自分を売り込むための手段にもなります。無理やり学会発表しなくても、論文を書いた方が業績になるのですが、プレッシャーを感じながら研究報告するきっかけと、次の実験へのステップになるので、敢えて発表するようにしています。また、発表することで同じような研究をしているグループとディスカッションでき、新たな研究の方向性に気づくのも、大きなメリットになってきます。

 スライド作りの原点は大学院修士の発表会でした。紙芝居作りのように、プレゼンのスライドをつくり、プレゼンが苦手な私は指導教員の先生の前での発表や、同期の仲間や先輩からもアドバイスを頂きながら何度も練習し、自覚しない間に丸暗記していたことが懐かしいです(暗記は全く無意味ですが)。

 そんなことを振り返りながら、今週の火曜日はラン智タイムFDセミナーで、Sanada先生司会のもと、研究トピックスの報告を担当させていただきました。(研究内容の報告については、論文が通ってからブログで?!と思っています)ちょうど昨年の今頃、NS研究会で発表させて頂いた際、忠先生から「プレゼンしている自分を演じればいいんよ」と、アドバイスいただいたことを思い出しました。「演じる」簡単な響きですが、私には困難を極めます。このアドバイスを頂いてから、重要なプレゼンのたびにその言葉を思い出します。今週のプレゼンは好きな研究のことだったにもかかわらず、納得いく発表にならなかったのですが先生方がたくさんの質問、コメント、アドバイスをくださったお陰で、とても楽しい刺激と次の実験へのステップが明確になった気がしています。ご意見をくださったことにとても感謝しています。1つ1つの意見を大切に次へ進みたいと思っています。ありがとうございました。


能力がなくても、一流を目指して努力を重ねることで、限りなく一流に近づくことができる」ような気がしています。生物学的に考えてみると、「努力を継続できる力は、能力がない者に備わって行く能力」なのでは?などと都合良く思うようにしています。

 今年度は、大学院の1期生が2年間の集大成である修士論文の完成を目指します。発表会はまだ先ですが、スポ健初の修了生を陰から密かに応援しています!香


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助教部屋の靴入れです。昨年、伸先生が買ってきてくださいました先日、キム哲先生が名前をはってくださいました。ありがとうございます〜。結構気に入ってます(^-^

「ブログに載せてくださいよ〜」というリクエストにお答えして、掲載しました。

1番上:キム哲先生

2段目:伸先生

3段目:私。

研究分野も性格も、全く異なる助教3人トリオですが、時折、いろんな話を展開しつつ、自然体で仲良くやっています。

キム哲先生も伸先生もプレゼン能力は非常に素晴らしいのでお手本にさせてもらっています。









2011.06.22

3月11日から100日が過ぎて!?

5月の連休の時と同様、今回もJR石巻駅前の「駅レンタカー」が使えた。こうしたこと一つ一つが「復旧」の兆しではある。第一そして第二内海橋を越えて、旧北上川河口付近東岸の湊地区:にはいった。牧山の裾野と旧北上川に挟まれた比較的幅の狭い地域だけに被害が大きかったようだ。そして、渡波地域に至る幹線道路は一部陥没していて土砂に埋まり、轍も出来るほどの荒れた道になっていた。自動車の走行もまま為らないところがあった。道路から川岸沿いの建物の被害が特に大きい。湊地区を経由して、サンフアン・パークに向かう途中にあるのが渡波地区だ。石巻湾に面していて津波の被害はやはり甚大だ。海岸から1キロ弱の幹線道路沿いの建物は軒並み津波に浚われてしまっている。道路も陥没したりして、ところどころで渋滞している。 

「サンファンパーク」は、伊達政宗の命を受けた支倉常長ら「慶長の遣欧使節」が乗船して、メキシコまで太平洋の波濤を越えていった500石船・サンファン・バウティスタ号が復元されて台座に収まって展示されているところだ。今回の津波で、マストを折るなどの被害があったようだが、しっかりと台座におさまっていた。公園内の博物館は、地震の被害があったようだが、現在も避難場所として使われている。一度逆戻りして牡鹿半島の尾根伝いを走る「コバルトライン」を走って行こうとしたが、入り口から少し入ったところで「通行止め」だった。「コバルトライン」入り口から少し北に位置する女川を経由して、海岸道路沿いに谷川に向かうことにした。

女川の被害については、凡そ把握していたつもりだったが、眼前に広がってきたのは「瓦礫の原」。岸壁付近の建物は跡形なく浚われてしまっている。かなりの高台まで、建物はほとんど残っていない。湾口が広く奥に萎んだ女川の地形が、殊更、津波の被害を大きくしたようだ。町役場も、高台にある小学校を借りて臨時の業務をこなしているという。そして、標高37メートルほどのところにある町立医療センターの1階部分まで津波が押し寄せたというのである。情けないことに、こうした「惨状」を目の当たりにして、それ以上奥の谷川まで行く気力が失せてしまった。「がっくり」して石巻まで戻った。またまた、目的を果たせなかった。

今回もそうだが、現地の人々や若い自衛隊員の何人かと話が出来たりしていて、「災害」の深刻さということについては、「臨場感」をもって考えることができる。そして、例えば学校保健制度を裏打ちする「学校保健安全法」のとくに「安全」は、どこまでの守備範囲として「想定」されていて、それが今回の大震災に際しては、どのように「効力」を発揮することになったのか、といった点での研究者としての関心が頭を擡げたりもする。しかし、そうした想いをどのように復旧・復興まで繋げていけるのか。「為す術を持たず」といったところだ。

メディアの映像で何度も映し出された門脇小学校は、階下部分は津波ですっかり破壊されており、加えて火災によって完全に「廃墟」と化している。現在、学校機能は、裏手の山に続く鰐山にある門脇中学校の校舎を借りて何とか果たされている。小学校を背にして周辺を眺めると、一面「瓦礫の原」。約1㎞先に広がる雲雀野海岸からの津波をまともに受けてしまった地域だ。この付近には、拠点病院としての石巻市立病院があるが、周辺は依然として瓦礫の山で、この間の雨の影響だろう、道路も「泥んこのでこぼこ道」と化しているのだ。

少しの「救い」は、馴染みの蒲鉾屋、菓子屋そして床屋などが営業を再開し出しているということだ。 mm生

2011.06.21

チームワークと気付き。

<RecO だより 63>
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 先週の朝食実習は【Ippo】先生のIクラス。
 前日、エポック宿泊の学生も多く、ちょっと眠そうでしたが、「チームワークばっちりのクラスです!」との通り、みんなで協力して、早々に楽しそうに準備が進み、早めの「いただきます」となりました。




 前日の疲れが出たのか、まだしっかり起きていないのか、ごはんの減り方は今ひとつでしたが、この日の主菜、鮭の切り身は皮までしっかり全部食べてた学生が多かったのは、うれしく思いました。



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 早めの進行で、時間に余裕があったので、後片付けは準備の時に実力を発揮できずに終わってしまった学生にまかせ、準備を頑張った学生には、先にSATシステム(フードモデルによる栄養計算システム)を先に説明し、彼らからクラスの学生にSATを紹介してもらうことにしました。




 さすがチームワークの良さを自任する【Ippo】クラス。グループで色々相談した後、自分たちの食事を例に、一つ一つ丁寧に説明してくれました。☆5つ(満点)の鐘が鳴った時には、クラスメイトから拍手が。
 私が説明しただけで終わっていたら、きっと学生達は気付かなかった点を、いっぱい気付かせてくれる説明でした。ありがとう。




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  帰り際、流しのゴミに気付いて、きっちり始末をつけてくれた学生。
  実に頼もしい、ナイスフォロー!

  最後にまた、チームワークの良さを見せてもらいました。【abc.】
  




<今週の別腹>
 
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   草津市玉川公民館で、藤田先生のセラバンド教室が始まりました。
 栄養調査とその結果からの食育プログラムも行う予定。この様子も随時、報告します。



 





2011.06.20

ゲストスピーカーによる講演

スポーツ健康科学セミナーⅡにおいて、

6/9 木村季由 先生(東海大学准教授 ラグビー部監督)

6/16 柴田 麗さん 尾崎道大さん(()明治、ザバス担当)

の講演を頂きました。

 

木村先生からは、この間13年間のラグビー部強化を通じて考えてこられたことを中心に話して頂きました。13年前に就任時は、リーグ戦グループ2位のチームを任され、近年はリーグ戦4連覇、ここ3年間は大学選手権ベスト4以内(2010年は惜しくも準優勝)の強豪チームに育ててこられました。1時間の講演では、語り尽くすことはできませんので、要点をかいつまんで披露頂きました。そのいくつかを以下にまとめました。

 

 

20110620-1.JPG 1.大学院・助手時代に学んだこと

 日本体育大学を卒業後、社会人経験を経て、日本体育大学の専攻科、大学院研究科へ進学、そのあと助手として2年間勤務。この頃に学んだこととして、

 ①心構え(attitude)を養う

 ②研究(勉強)の方法を学ぶ

 ③客観的視点を持つ

 ④知識欲を高める

 直接、現場指導につながるものばかりではないが、考え方のベースとなり、身につけたものの置き換え、応用する力となった。

 2.東海大学就任時の目標設定は、「大学日本一」

 その内容は、「大学選手権優勝」そして「日本一良いクラブ」

 全てはこの目標実現に向けて、『覚悟を決め、腹をくくる』。前者は競技力の向上、後者は、「良いクラブ」の中身を議論しながら、日常の規律も高めながら、かつ妥協せずに前進させていった。

 また、実現のために、125名の選手、20名のスタッフ全員に役割があり、クラブの目標に向けて、必要な人材として各自が動く。特に4回生がしっかり動くような文化を創り上げてきた。

 3.目配り、気配り、思いやり

 合宿所のあり方の中で、地域の一つの存在として意識する。この地域に「東海大学のラグビー部の合宿所があって良かった」という存在なる。そのため、週2回の地域清掃活動もイベントにせず、日常の一つとして取り組む。準優勝した翌日も「通常通り地域清掃活動」。

 4.理想と客観(あるべき姿)

 自分たちが目指すものは何なのか?どうなりたいのか?どうあるべきなのか?これらを具体的に越えに出してみる。また、指導者は諦めずにいいつづける。

 大切なことは、漫然としたものでもイメージを持つこと。自分に何ができるのか。何ができないのか?何が必要なのか?そしてどうあるべきなのかを常に意識させる。本人として、そしてクラブとしてのあるべき姿を意識させる。

 5.最後に

 「人は一人では生きていけない」

 「人間が幸福を感じる三要素。やりたいこと、やるべきことがあること、それができること。(高樹のぶ子)」

 大学は、上記の三要素を探せる絶好のチャンスである、ということで締めくくって頂きました。

 

20110620-2.JPG6/16のゲストスピーカーに講演は、2名体制によるはじめての講演でした。

最初に、尾崎さんからお話し頂きました。尾崎さんは、福岡大学法学部を2001年に卒業され、明治製菓(現在、明治)に入社されました。大学時代は、アメフトの選手として活躍され、一方で怪我も多かったようです。就職活動の時に、「スポーツに携わる仕事がしたい!」ということでスポーツ関連の仕事を探され、栄養・サプリメントで選手に貢献したい、ということで同社に入社。ただし、入社してから、毎年「ザバス」を担当したいという希望をもつが、「イソジンうがい薬」の担当を長く勤めた後、念願かなって2008年から担当となり、ザバスのマーケティングを担当している。この間、社内で自分の希望を言い続けたこと、同時に、任された仕事を最大努力で実践してきたことが、自分のやりたい仕事(担当)につながったとお話し頂きました。

20110620-3.JPG もう一人の柴田さんは、ザバススポーツ&ニュートリションラボ所属で栄養サポートが主な仕事。この間の経歴は、武庫川女子大学体育学部卒業、その後、栄養士の専門学校(2年間)で栄養士の資格を取り、管理栄養士の資格を取るために必要な栄養士の実務実習をするために健康食品の会社に勤める。さらに、筑波大学大学院で修士号も取り、スポーツ栄養士のセミナーでAB先生に出会い、諦めかかけていた「スポーツ栄養」に携わるために、現職につく。ザバスの世界観「スポーツ界への貢献、日本の健康なココロとカラダづくり」を実現するための現在の活動状況を丁寧にお話し頂きました。

 若いお二人ならびに食品関係への興味・関心のため、質疑応答は今までの中でも一番活発でした。授業後も残って頂き多くの質問を受けて頂きました。ありがとうございます。

 

【忠】

2011.06.19

二回生の英語 P3 で中間発表を行っています

梅雨の中休みも終わり、また雨の日が続いていますが、
みなさん、いかがお過ごしですか。

私が担当している二回生向けの英語P3では、
英語で、ディベートとパネルディスカッションを
行うことが出来るようになるの事を、到達目標にしています。

今月に入って、中間発表が行われていて、
毎回、必死に準備をしながら、授業に臨んでいてくれています。


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左は、ディベート
右は、パネル・ディスカッションの様子です。




スポーツ健康科学部では、発信型の英語教育カリキュラム ですので、
受験生のみなさん、きちんと高等学校で、発表するための英語の基礎力を
身につけておく事が、とても重要です!
自らが主体となって、積極的に授業に参加してください。

それでは、また。失礼致します。
             敦