[ ] の記事一覧

2011.01.19

教員のエネルギー

スポーツ健康科学部の学生は、スポーツの実技と直接関わる科目として、スポーツ方法実習とスポーツ指導実習を受講する。これらの違いを簡単に言うと、スポーツ方法実習は、自分が行うものとしてスポーツを位置づけており、スポーツ指導実習は他者に指導するものとしてスポーツを位置づけている。詳しく知りたい方は、以下を参照してください。

★スポーツ方法実習

1 基礎科目

  (1)教養科目

     (ア)総合学術科目A

     (イ)総合学術科目B

        (A)各スポーツ方法実習科目

★スポーツ指導実習

3 専門科目

  (3)実習科目

     (ア)コーチング実習

        (A)各スポーツ指導実習科目

同じようにスポーツに関わるのであるが、その科目の性質は異なっている。これらの区分を学生は理解して受講してもらいたい。

同様に、教員もその区分を踏まえて指導する。

今年の4月に開設された学部であるので、スポーツ健康科学部では、この区分を明確にして、指導ができるように、月1回程度の割合で、担当者を中心とした会議が行われている。

そして、教員の担当者の会議では、模擬的な指導を学部生が行うとよいのではないか、ということになった。

ここから先である。

IMG_0441.JPG

通常は、「それでは、次年度から取り組みましょう」というのが、ほぼ通例である。

ところが、である。それを直ぐに試してみようという先生がおられた。スポーツ健康科学部のm先生である。

「良い」と思ったことは、とにかくやってみよう、ということである。

このような進取の精神は、本当に素晴らしいと思う。

上手くいかなければ、やり直してみよう。自分がいいと思ったことは、まずやってみよう。

実は、このように考えている先生は、我がスポ健の先生には、とても多いのである。

 

 

 

スポ健の先生は、本当に素晴らしい先生が多いと思う。

私たちも、続いていきたいものである。

学部生には、これらの授業を受けて、優れたスポーツ指導・体育指導の能力を獲得して欲しいと切に願う。

 

【 智 】(201001 m先生からの写真)

 

 

 

2011.01.18

お米の力。

<RecOだより41>
 以前からお伝えしているように、教養ゼミ「食とスポーツ」は「日本のアスリートのエネルギー源、おにぎりにこだわる!」がテーマ。
 自分とお米の関係を調べるところから始め、料理研究家、土井善晴先生直々に「お米と仲良くなる方法」を教えていただきながら、各自のテーマに合わせてそれぞれ一品ずつおにぎりレシピを提案、試作、その中から各班の代表を決め、皆さんに食べて頂くことのできる(質、量、衛生管理等々)おにぎりの作成を目指しました。

 先週、最終2班の作成が行われ、召し上がって下さった方々から、想像以上の好評を得て、無事終了しました。ご協力、並びにご感想をお寄せ頂いた皆様、本当にありがとうございました。ゼミ生たちもとても貴重な経験だったようです。
 
P1030464.JPG

 今日は、それぞれのおにぎりの栄養価も計算して、レシピカードにし、合わせてそれぞれのおにぎりについてのレポートを完成させて、冊子にまとめる作業をします。

 冊子のデザイン、文章校正、印刷会社の方との打ち合わせも「文集係」を中心にゼミ生自身が行い、表紙の絵もゼミ生の手書きにする予定です。

また、密かにおにぎりに並ぶ、日本のアスリートのエネルギー源が、同じお米(もち米ですが)から作るお餅。
そこでゼミ生のお正月の宿題は「それぞれのおうちのお雑煮っを調査する!」でした。
出席を取る代わりに、各自に書き出してもらったところ、なかなか興味深いので、そのままご紹介します。

*みんなのお雑煮*
ゼミ生の出身地別に日本列島を北から

<北海道>だし、しょうゆ、かまぼこ、高野豆腐、みつば、餅
<富山>だし、しょうゆ、酒、砂糖、みりん、にんじん、ごぼう、牛肉、こんにゃく、餅(丸・角両方)
<愛知>鰹だし、餅菜、かまぼこ、鰹節、餅(角)
<滋賀>合わせ味噌(白味噌)、にんじん、大根、里芋、鰹節、餅(丸)
<京都>白味噌、海老芋、金時にんじん、大根、餅(丸)
<京都>白味噌、里芋、金時にんじん、大根、餅(丸)
<京都>白味噌、里芋、にんじん、大根、餅(丸)
<奈良>白味噌、里芋、にんじん、大根、餅(丸)
<大阪>自家製味噌、金時にんじん、大根、お家で作ったお米の餅(丸)
<大阪>白味噌、餅(丸) 以上!
<大阪>白味噌、厚揚げ、里芋、にんじん、餅
<大阪>白味噌、厚揚げ、里芋、にんじん(餅なし)
<広島>鰹だし、はまぐり、かまぼこ、ねぎ、餅(丸)
<広島>合わせ味噌、里芋、にんじん、大根、餅(丸)
<大分>白味噌、里芋、にんじん、大根、餅(丸)


地域が、京都、大阪、広島と西日本に実家のある学生が多いためか、丸餅、白味噌が優勢なのは、関東出身の私にとっては新鮮でしたが、同時に、北海道の高野豆腐、大阪の厚揚げも、とても新鮮でした。

「初めて、お雑煮の中身を意識した!」という感想から「具の意味をおばあちゃんに教えてもらった」という学生まで。
中には「お雑煮は食べない」という声もありましたが、ほとんどの学生のおうちでは、おうちのお雑煮がありました。
みんなのお雑煮、大切にしましょうね。【abc.】

PS ↓【忠】先生から原宿のお土産にいただいたTシャツ。ゼミ生も感動。ありがとうございます。

P1030465.JPG













 

2011.01.17

スポーツ健康科学セミナーⅠ

先週末はセンター試験でした.今年のスポーツ健康科学部の入試方式には,センター試験を利用するものがあります.受験生の皆さんご苦労様でした.もちろん2月にはセンター試験を利用しない一般入試もあります.入試方式は複数あります.それぞれの特徴をいかして,是非,立命館大学スポーツ健康科学部の門をくぐってきて下さい.

 

4course.jpg大学の後期の授業も来週で終わります.後期に開講した「スポーツ健康科学セミナーⅠ」は,キャリア形成科目として,この学部でどんな専門力量をつけられるかを学ぶために,各先生方の研究内容ならびに各コースの学びについて紹介頂きました.先生方ありがとうございます.

 

 

 

 

 

 

Saltin.jpg『専門家になる!』ということは,その学問分野の立場で考えをまとめられ提案できる力を持つというのが一つの考えです.そのために,私のレポート課題は,Saltinらの有名なベッドレストの図をみて,各コースの専門家の立場でコメントすること,にしました.専門家は,高い専門力量を有した上で,その知識を活用して新しいアイデア,提案,コメントすることが求められます.これからも新しい知見が生み出されます.常に専門家として最新の知見を蓄積するともに,他の分野へ応用できる柔軟な展開力が必要です.そのためには,しっかりとした基礎力(総合的,学際的な力)が必要です.

 立命館大学スポーツ健康科学部・大学院スポーツ健康科学研究科では,このような学びしっかりできるソフトとハード,そして「ハート」が充実しています.この分野をしっかり学び,社会へ貢献してくれる新しい入学生を心待ちにしています.

大学院の出願は,今週金曜日(1月21日)までです.出願される方は,早めの準備を!

【忠】

 

 

 

2011.01.16

公開講座『シネマで学ぶ「人間と社会の現在」』に参加してきました

また年末のような寒い日が続いてますが、みなさん、
いかがお過ごしですか。

私は、昨日、立命館大学朱雀キャンパスで、
立命館人間科学研究所が主催した公開講座
『シネマで学ぶ「人間と社会の現在」』に参加してきました。

series6.jpg


今回の講座では、『食』をテーマにした
ドキュメンタリー映画が三本上映されました。

一回目 (11/13 ) は、『ダーウィンの悪夢』
二回目 (12/18 ) は、『いのちの食べかた』
今回 (1/16) は、『未来の食卓』が上映されました。

我々は、普段、何気なくご飯を食べていますが、
これらの映画では、どのようなプロセスで出来て、
我々の食卓に上っているか、
また社会とどう結びついてるかが取り上げられています。




 

映画の上映後、田畑 学部長 が対談に参加されました。

DSC03126.JPG


その中で、田畑 先生は、
健康を維持するために、
「食」の大切さを説くと共に、
科学的な視点から、
「食」を捉えていく事の重要性と、
「運動」を組み合わせていく事の
大切さについて、述べられました。



田畑先生の話を聞きながら、
まさに、それこそが、我々が、
スポーツ健康科学部で行うべき学びだと感じました。
みなさんも、しっかりスポーツ健康科学部で、
学んで下さいね。

それでは、また。失礼致します。
センター試験頑張って下さいね!
             敦


 

2011.01.15

センター試験:受験生がんばれ!

今日と明日は、大学センター試験です。

立命館大学でもこの4月から全国、様々な大学の入学をめざす受験生の方々が数多く集まりました。

 

なぜか、大学センター試験の日は、天候が思わしくなく...。

今日も雪がちらつきそうな寒い一日でしたが、公共交通機関の大きな乱れもなかったようです...。

 

CE1.jpgスポーツ健康科学部では、今年度の入試からセンター入試を利用した受験が始まっています。

概要は、図に示されるとおりですが、つまり、センター試験で獲得した得点に応じて、4つの入試のチャンスが生まれます。

 

 

受験生の皆さん、センター試験、がんばってください!

4月にお会いできることを楽しみにしています!

 

 

 

2011.01.14

健康運動指導士に向けて

 ここ数日寒さが一段と増してきました。スポーツ健康科学部の研究等であるインテグレーション・コアも極寒の地と化しています。。。

 

image011301.jpg
image011302.jpg
 さて、本日、健康運動指導士の勉強会が行われました。昨年4月から発足した勉強会ですが、今年最初の勉強会です。昼休み時間を使っての勉強会ですが、70名ほどの学生が参加して、熱心に【真】先生の話を聞いていました。健康運動指導士のテキストは1500ページに及ぶ電話帳のようなテキストですが、その中から試験問題が出ます。運動生理学、バイオメカニクス、生活習慣病、運動処方、心理学などなど健康にかかわる情報を理解しなければ合格できません。そのためにも今から準備をして教員と学生が一丸となってより多くの合格者を3年後に輩出できるよう一緒に頑張りたいと思います!!

 また、本日、慶應義塾大学医学部眼科学の坪田先生のグループである中村先生と川島先生が【Moto】と「ドライアイ」に関する研究のミーティングのため、スポ健までいらっしゃいました。「ドライアイ」で辛い思いをしている人に対して、より効果的な療養方法を研究するのに、【Moto】が研究の手技などの情報交換をしました!

by Moto 

 

 

 

2011.01.13

学部の教学懇談会を初体験

20110113a.jpg

すっかり「寒い!」というイメージがついてしまった草津・大学周辺です。

1月に入ってからも、何度となく雪がちょこちょこ積もってくれています。比較的温暖な土地で過ごしてきたので雪が珍しく、大学から外を眺める時間も少しだけ増えたような気がします。

 

(← 研究室が並ぶ6階からの雪景色) 

 

 

昨日の水曜日は、朝から学部の教学懇談会という名のものが開かれました。

私にとっては今までに耳にしたことのない名前のイベントで、当然、経験もしたことのない会への出席でした。

 
20110113.jpg
 

教学や施設など、学部学生の意見や要求を出してもらい、学部改善に役立てるというもの。

学生がどんなニーズをもっているのか、どんな考えで学部の内容を見ているのかを知るには、なかなか刺激的な機会だと思いました。教員側はこの意見を参考にしつつ、でも教員だけでは実現できないところもありますから、学部を構成する学生も力を出してもらって改善に向かえばいいなと思います。 

 

特に、来年度は新入生が入って来て、メンバーが増えます。「学生による学習支援」が始動することになりそうですし、いい形で学部の伝統・文化が創られていくことを期待しています。  【ippo】

 

 

 

2011.01.12

最高の目標

今年のライスボウルで、立命館大学アメリカンフットボール部パンサーズは、オービックシーガルズと全日本チャンピオンを賭けて、試合を行った。

CIMG1474.JPG

 その応援に家族で行った。会場では、スポーツ健康科学部の学生から、声を掛けられた。嬉しいものである。

  

一塁側のスタンドは、パンサーズの応援でほぼ満席であった。学生も多く来ていたが、年齢の高い方も相当おられ、立命館のOB・OGが、懸命に応援されていた。

 

試合も終盤の第4クウォーター。シーガルズは24点。それに対し、1点も入らないパンサーズに、「頑張れー」「意地を見せろー」。

 

残り、5分を切った頃、応援団席には、負けるのか-、という雰囲気が漂ってきた。

CIMG1476.JPG 

 チアガールのリーダーであろうか。彼女が、「最後まで、精一杯応援しようっー。」と団員に声を掛けると、他のチアー達が「はいっ。」と歯切れのよい返事。とても、嬉しく感じた瞬間であった。

 

 

 

 

 

試合は、24対0で負けた。惨敗であった。

CIMG1478.JPG

 

試合終了後、「おまえ達、何してるんだっー。」と罵声が聞かれた。高齢のOBである。応援していた大学生が、「ちょっと、そんな言い方は...」と言いかけた時、

先のOBが、「おまえ達を来年も応援しに来るからなっ。頑張るんだぞ-。」

なんとも、温かな応援であった。

 

 

私流で言えば、ここで、ブログを終えるのであるが、あと、1点。

 

オービックシーガルズは、立命館が最も強かった頃の卒業生が大活躍しているチームである。

パンサーズの大先輩達がしのぎを削っているチームである。

 

立命館大学パンサーズが日本一になるためには、自分たちの先輩を超えなければならない。

自分達の先輩を超えることが日本一に繋がる、そんな先輩を輩出したパンサーズは素晴らしいと思う。後輩にとって、最高の目標である。

スポーツ健康科学部の我々も、院生・学生諸君も、後輩にとって、最高の目標となりたいものである。

 

【 智 】(20110103 東京ドームにて)

 

 

 

2011.01.11

初めての感動。

<RecOだより40 におの浜編Ⅱ>
 高校生の時、私が栄養サポートしていた野球部のキャプテンだったK君は、その後国立の体育学部に進学し、先生として滋賀県に帰って来ました。赴任校では、野球部ではなくバスケット部の監督になったK先生が、私の自宅の直ぐそばで試合をすると聞いたので、見に行ってきました。
P1030449.JPG
P1030446.JPG
部員全員が1年生というチーム、結果は119対39で勝利!余裕すら感じたゲームだったのですが、実はK先生に聞くと、チームにとって記念すべき初勝利! 先生もはじめての勝利に、感動の笑顔でした。
 きっといつかは野球部の監督になるであろうK先生ですが、自分の専門としない競技のチームを一から作り上げる経験は、大変でしょうけれど、指導者として、本当に貴重な体験だと思います。
 次は15日、相手はなんと、立命館守山高校! 残念ながら次の試合は見に行けませんが、いい試合になればいいな、と願っています。

 週末のもう一つの感動がこれ。
P1030462.JPG

 何だかわかりますか?
真鴨のささみです。近所のお肉屋さんで購入したのですが、そのお肉屋さんによると「滅多に入ってこないんだけど、扱っていた業者さんが廃業することになって、そのおこぼれが入ってきたんだよね〜」とのこと。塩こしょうで軽く焼いて食べましたが、鶏のささみとは異なる赤身感。間違いなく、初めての感動、でした。 【abc.】



 

2011.01.10

求める心・望む心

今日は成人の日。 草津では夜中からの雪で一面真っ白。晴れ着姿の新成人は、足元と着物が気になるでしょうが、その分思い出深い成人式になるでしょう。

大学では、立命館・深草、宇治、守山の附属高校生を迎えたプレエントランスデイが朝から夕方まで行われていました。附属の生徒は、大学でもコアな人材として大いに期待されています。この間の一貫教育で鍛えられた学園の精神と文化をしっかりもって大学でもその根を大きく広げて欲しいと願っています。

20110110-1JPG.JPG
20110110-2.JPG
午後は、各学部での学び、入学までにしておくべき学習について説明がありました。スポーツ健康科学部の紹介は、説明のスペシャリスト【仁】先生でした。非常に分かりやすいパワーポイント資料、丁寧な説明でした。声もいつも通り、マイクは必要ないほどの声量でした。

説明の中で、「我々の学部はこの分野で『日本一』は当たり前。『世界一』を目指しています」と生徒たちにアピールしてくれていました。生徒の皆さんも、非常に熱心に進路先に耳を傾けるとともに、しっかりと質問もしてくれていました。入学までに、さらに何が学べるのか?何をしたいのか?を定めて入学してきて欲しいものです。

先週、東京ドームへ応援に行ってきましたライスボールの結果は、皆さん既にご存じのように、残念ながら準優勝に終わりました。来年、再度日本一にトライして欲しいです。この内容については、火曜日の【智】先生が詳しく報告してくれます。

東京ドームでは、午前中に、フラッグフットボールの中学日本一を決める試合がありました。こちらは、西日本代表で草津リトルパンサーズ(クラブチーム)と東日本代表の立教中学との対戦でした。結果は、46-19で草津リトルパンサーズも準優勝に終わりました。でも、これまでの最高順位です。

 試合の翌日に、担当コーチに都内で偶然出くわしました。そのときのお話しでは、「準備してきた全てを出し切る難しさ」を語られました。また、一睡もせずに、今回の課題と次へのテーマを考えておられたようです。

 さらには、その翌々日に監督から連絡があり、「チーム強化について相談したい」と連絡があり、試合が終わってから、「どうしたら日本一の感激を選手に味あわせられるのか」と悩み続けてた上での相談でした。可能な限り、協力してあげたいと考えています。

 学生の皆さんで、こどもの指導(小学生、中学生)に関わりたい方、土曜の午前中に時間があれば是非、ご協力下さい。

 草津リトルパンサーズのブログがありますのでご覧下さい。

http://blog.goo.ne.jp/littlepanthers1998

 

 新年早々、「次へ」を求める人、「より高く」を望む心を実現しようとする方々と接して、こちらも初心を再確認させてもらいました。

 チャップリンではありませんが、常に、"next one"の気持ち、次回が最上のものになるように、常に求め続け、望み続けることが、確かな前進の推進力となるでしょう。

 

20110110fuji.JPG

 

 

 

 

 

 

2011年正月の富士山

【忠】