2010.07.13
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2010.07.12
学部説明会の帰路
梅雨もシーズン最後の猛威をふるっております。皆様におかれましてはくれぐれもご注意下さい。
夏も本番となりました。受験生の皆さんにとっても大学選びにとって大事な時期となりました。昨日は、東京の体育進学センター主催の体育系大学説明会に行ってきました。昨年も同じ時期に、一期生を迎え入れるべく説明会に参加してきましたが、今年は昨年以上の反響があり、昨年の1.5倍の30名がブースで熱心に学部説明を聞いてくれました。次年度の入試では、センター方式も導入されることも大きなきっかけになっているようです。関東中心の方にとっては、関西は遠いイメージもありますが、オープンキャンパスを含めて、立命館大学スポーツ健康科学部の施設・設備、教員に触れて欲しいと願っています。そうすれば、本学部が目指す方向性が、他大学と違うことを皮膚感覚で感じてもらえると確信しています。受験生の皆さん、暑い夏をしっかり乗り越えて充実の夏にして下さいね。
今日は大勢の生徒の皆さんへ立命館大学スポーツ健康科学部のアピールをさせてもらいました。帰りの新幹線では、渇いたのどをいやすために東京駅で缶ビールを購入して、新幹線で飲みながら今日一日を振り返っていました。新横浜から乗り込んできた方が私のならびに座ってきたのですが、新人研修をうけているか、リクルートで活動中かとお見受けしたので、「研修のおかえりですか?」とお声掛けしたところ、横浜で小学校の採用試験を受けてきましたとのこと。地方国立大の教育学部で小学校課程を勉強されているようです。現在の小学校の採用状況などを伺いながら、当方がテキサスへ留学した時に、息子がお世話になった小学校の教育システムなどの話をしながら、教育についての懇談をさせてもらいました。お話しをしながら、非常に周囲への気配り、目配り、心配りのできる方との印象を強くもちました。例えば、座席をリクライニングさせるときに、後ろの方への声のかけ方、荷物を置くときの周囲への配慮など、「こういう方に教職について欲しい!」と思わず感じさせてくれました。極めつけは、通路を販売員が通ったときに、私の方をみて「お呼び止めしましょうか?」と私の手元の缶ビールが空いているのを既に見極めておられ、さらに追加するだろうと読みきって、声を掛けてくれました。思わず感服しました。是非ともこんな素敵な方を児童の指導に携わって欲しいと心より願っています。
本学部の学生さんも教職に強い関心を持つ層が5割ほどいるようです。教職に関わる知識、理論とともに実践力、そして本学部の特徴である総合的・学際的な力と周囲への心配りができる素敵な学生に育てて、日本の力の源となる教育の現場で活躍して欲しい!と心から願っています。
昨日は、意欲溢れる生徒のみなさん、素敵な教職を目指す学生さんに出会えて元気をもらいました。今週もしっかり頑張れそうです。
【忠】
2010.07.11
ATC 特別講演会が行われました
みなさん、いかがお過ごしですか?
先週の水曜日に、立命館大学卒業生で、
NATA (National Athletic Trainer's Association) が認定する
ATC (Athletic Trainer, Certified) の資格を取得するために
現在、アメリカに留学中の松野さんに来ていただいて、
特別講演会を開催しました
。
講演中も、講演終了後も、たくさんの学生が質問をして、
大変活発な講演会になりました。
ATC の資格を取るためにも、
大学できちんと英語を学ぶ事の重要性を
松野さんが繰り返し言われていたのが、
とても印象に残りました。
我々の学部を受験しようと考えてくれている学生さんは、
しっかりと英語を勉強して下さいね。
それでは、また。失礼致します。
良い休日を。
敦
2010.07.10
日曜日は、参議院議員選挙です...:自治って何?
明日、日曜日は、参議院議員の通常選挙です。
といっても20歳に達していない1年生は、まだ選挙に行きたくても選挙権を持っていませんが...(笑)。
民主党政権となって、友愛とCO2の削減を高らかに宣言したことに始まり、高速道路の無料化、子ども手当の支給、天下りの根絶、事業仕分けによる税金の無駄遣いの削減など、かなり国民の関心を引いた一方で、政治資金の不正問題や普天間基地移設問題などで首相が交代した後に、消費税の増税が浮上するなど、何かと話題に事欠きませんでした。
内閣・政党支持率が急落する中で、今回の参議院議員選挙は、政権政党の民主党にとっても正念場といえるでしょう。
しかしながら、国民の投票行動は冷ややかなようで、前回の"政権交代"がかかった衆議院議員選挙と比較して、今回の選挙は関心が低いのか、不在者投票数が激減しているというニュースが伝えられています。
小・中・高校などで学級委員や生徒会長を選出する際に、"投票する"という行為を経験していることでしょうが、その時に、まさか、「誰に入れても一緒...」というような"いい加減な"態度で投票していないですよね?自分自身に与えられた「1票」という権利によって、クラスや学校の方針、または仕組みが代わるかもしれないわけですから、"権利"が与えられた我々には、"責任"がともなうという身の引き締まるような想いで投票に臨んでくれたことでしょう...。
今年は、立命館学園の総長選挙の年でもあります。新しい総長選挙規程のもとに、我々教職員のみならず、学生の意思や声が反映される仕組みになり、選挙人に選出された人の投票行動が学園生活や将来の立命館学園の方向性を決める重要な年です。
1年生の皆さんは、基礎演習の授業やスポーツ健康科学会の設立に当たって、この立命館大学における"自治"の重要性と重みを少なからず、感じていることでしょうが、この"自治"ということについて、少しだけ考えてみたいと思います。
"自治(self-government)"とは、どのような意味なのでしょうか?
論文の中で定義づけするわけではないので(笑)、「自ら治める」というこの言葉を、緩やかに表現させてもらうならば、「自らが考え、自らが責任を持って行動すること」という意味といえるでしょうか...。もちろんこれは、自己責任のもとで、好きに振る舞えばいいということを意味しているのではありません。当然、我々は、社会の中で、社会を構成する一員として位置づく限りは、自らが責任を持って行動するといっても他者との関係を無視することなどあり得ません。
自治は、我々人間にだけ与えられた能力や本能ではなく、動物や植物の世界においても自治は存在することでしょう。ただ、動物や植物は、牙や棘、また毒や甲羅といったもので、自らの身を守ろうとしますが、我々人間は、他者や集団との関係の中で、互いに助け合い、互いに支え合い、そして分かち合って、自らの存在を守ってきました。時には競い合い、勝敗や優劣をつけることがあっても、それは、我々人間が進化を遂げるための、成長の糧やエネルギーとなっていたはずです。
つまり、我々人間にとっての自治とは、より豊かな生活を実現するために、我々自身が培った英知を結集させて、自分のために、また自分とともに生きる他者のために、そしてそのような人たちで構成される社会のために、自らが考え、責任を持って、助け合い、支え合い、理解し合い、認め合い、共生するための全ての行為といえるでしょう。
選挙の話題に戻りますが、20歳代から30歳代にかけての投票率は、どの選挙においても他の世代と比べて、顕著に低い傾向にあります。無関心ということが、投票行動を阻害する最も大きな要因ですが、「誰に入れても一緒だから...」や「どうせ誰がなっても一緒...」と社会の悪しき風潮に同化して、選挙を放棄する人が多いようです。
都合のいい"権利"ばかりを主張し、"責任"がともなう"義務"は果たさない...。そんな風潮が社会に蔓延したらどうなるでしょうか?社会を構成する一員としての責任や役割、また義務を果たさず、権利を主張するというのは、単なる身勝手にしか過ぎません。
選挙権を得た学生が、「誰に入れていいかわからないから、投票に行かない...」と話していたのを聞いて、「それならば、堂々と白票を投じたらいい」と話したことがあります。もちろん、候補者について情報を収集し、然るべき1票を投じることに越したことはありません。
ただ、「投票する」という行為を放棄するぐらいならば、自らに与えられた権利と、その権利を裏づける責任と義務を果たすために、白票でも投じる方がまだましでしょう。投票の中に「白票」の割合が増えるという事態が起これば、当然、政治家も考えるはずです。つまり、そのような自らの意思や行動を表すことによって、社会を変えるきっかけづくりをすることも可能だということです。
ただ、もっとやっかいなことに、権利を放棄したら、義務からも解放される...と思っている人もいるようで...。
社会を構成する一員として存在する時点で、我々には、何らかの役割や責任が付与されます。だからこそ、受動的ではなく、能動的に、また主体的に我々は生きようとするし、そのように生きようとするからこそ、人生は楽しいのにねぇ...。
自治は、"自律(autonomy)"という言葉とひじょうに関係が深いです。大切なのは、自立ではなく、「自律」です。「地方自治」という言葉や、「大学自治」という言葉がありますが、鍵を握っているのは、"自律"です。この言葉については、またの機会に考えましょう。
自治や自律は、私のようなものが語るよりも、優しげなメガネをかけて、髭を蓄えている【M.O】先生が適任でしょう!(メガネに髭??ごっつい身体の先生ではなく、華奢な身体の先生の方...)
それでは、【M.O】先生、よろしくね!
2010.07.09
プチ・プレゼンテーション大会
今週、水曜日の基礎演習という授業で【真】クラスと【Moto】クラスでプチ・プレぜーテンション大会を行いました。5-6名1組になり、立命館大学から200~300カロリー程度を消費するお散歩コースを作る!ということを課題にして、実際に歩いてみて、その散歩コースを紹介する、というプレゼンテーションを行いました。みんなPowerPointで地図やお散歩コースの途中にあるお店や施設の紹介を入れてすばらしい発表ができていたと思います。
先生と学生同士で得点を付け、集計した結果、河原、基村、丸田、藤田、古川グループ(写真)がほぼ満点の得点で優勝して、優勝賞品をゲット!大喜びでした。彼らは、立命館大学からロクハ公園というところまで、片道30分程度かけて歩き、歩数3,000歩、225キロカロリーを消費するコースを紹介してくれました(写真)。このコースの途中にはパン・ドゥ・マルシェというおいしいパン屋さんがあるそうです。是非、このコース歩いてみて日頃の運動不足を解消してみてはいかがでしょうか??
by Moto
2010.07.08
ある病院のオリジナルバッジ
昨日は七夕さまでした。何かお願い事はしましたか?
さて、今回のキーワードは、看護師さんの手作りバッジ。今週火曜日には、静岡県の東部(富士山がすぐそこ!)という場所にある病院に、看護師さんたちの研修会に出かけてきました。駅を降り立って、時間の流れ方がかなりゆっくりだと感じるような、のどかな懐かしい雰囲気のする場所でした。
お邪魔した病院にいらっしゃる今の副院長兼看護部長は、この病院に着任されて3年目です。その間、看護師さんたちのモチベーション向上やキャリア開発のために、ラダー表(臨床実践能力習熟段階)を独自に開発されていらっしゃいます。
その一つの取り組みは、私にとっては興味深くて、いい!と思ったのです。それは、バッジです。
このバッジ、看護部長自らデザインされたそうです。私は今、これがとてもお気に入りです。
このバッジは、病院独自のキャリア開発プログラムで経験を積み、各種の研修を受け、看護ケアに役立つ実践的な専門力を修得された看護師さん(SFNP)に与えられるものだそうです。そして、今、これをゲットできるほどの看護師さんが育ってきたと、看護部長さんは嬉しそうに話をされていました。
何よりも、このバッジに看護部長さんの思いが込められていて、一つ一つのパーツに意味があるのです。きっと、このバッジを通して、これを身につけた看護師さんと患者さんとの間で会話が弾むんだろうなぁと思うと、そういう場面が早くみてみたくなります。がんばっているとき、ちょっとでも成長した自分を認められることは、いくつになっても嬉しいことだと思います。
この病院の今後がとても楽しみですし、ますます活気づくことを願うばかりです。 ippo
写真の上の方にあるのが、丸くてかわいいオリジナルバッジ。
左側のK :蒲原(かんばら)総合病院病院なのでK。右側に小さく切り口(白)が入っているのは病院のBを。
緑色:静岡のお茶。 黄色:静岡の名産のみかん。 水色:すぐそばにある駿河湾。 紫色:このあたりの美味しいもの、桜海老。をそれぞれ表しているのだそう。
2010.07.07
我らが愛する海老先生、おめでとう! その2
今日は、七夕である。皆さん、今日も充実した日をお過ごしでしょうか。
海老先生、おめでとうー。ということで、その2。
その1を読んでね。
で、早速お祝いである。仕掛け人は、たくさんいる。嬉しいことはみんなで分かち合い、悲しいこともみんなで分かち合おう、という伊坂先生の考え方に則り、お祝いの会の挙行が、直ぐに(数名で)決まった。直ぐにやろうという感じだったので、アイコアの6階のその辺にいた人に声をかけた(みたい)。
お祝いと言えば、心ばかりのお品を、ということになる。
贈りたいもの、ではなく、海老先生の好きなもの、ということになった。(当たり前かな。)
はて、海老先生の好きなもの?
えびせん?
海老先生の好きなものって何?
すかさず、ippo先生が、
「海老先生は、『キリン』が好きですよ。」
よく知っているなあ、と感心する。
伊坂先生、長積先生、ippo先生と私の4人で、伊坂研究室にて早速協議。
・キリンのぬいぐるみを買おう、6m位の背の高いもの!
研究室に入らないよっ。
とか
・黄色地に黒い丸の模様の入ったキリン柄のテープルクロス!
そんなん売ってる店、見たことない。
とか
・黄色い幸せのハンカチ!
映画と違うんだから。
とか
・黄色いティッシュボックスはどう?
安すぎる。
とか
・黄色かったら、なんでもいいんと違うか?
とか
・やっぱり、キリンビールの券でしょう!
まあ、言いたい放題である。本当に、お祝いをする気があるのか、という疑いも出た。
話の最中、浜岡先生が伊坂研究室に立ち寄った。
この先生、話を聞いてか、聞かずか、はたまた、話はまとまらないと読んだか、あっさり退室。
1時間程度の熟慮(?)の上...、何も決まらず。(浜岡先生、鋭い。)
で、ippo先生に一任。そして、ippo先生は、翌日、長積先生と相談の上、購入してくださった。
ippo先生、どうも、ありがとうです。長積先生は、きっと適当に、いや親身になって、相談に乗ったと予想される。
その日の夕方、贈呈式を挙行した。
贈呈式を行うために、海老先生を(少しだけ)捜した。
が、海老先生を見つけることができなかったので、我々4人で、「本人不在のまま」、「勝手に」、贈呈式を行うことにした。
贈呈式の様子のご報告。下の写真を見てください。
「海老先生抜きで、贈呈式をやっていいの?」と思っている、人の良いippo先生。
「写真を撮って、後で海老先生に見せればいいよね。早く飲みに行こう!」と思っている、とっても幸せそうな伊坂先生。
「ブログに使おう。」と思っている、ちゃっかりした私。
そして、
「ブログの写真、俺に撮らせて、もうっ。」と思いながら、「しゃーないなっ。」とぶつくさ言いながらシャッターを切っている長積先生。
海老先生の代理は、海老研究室の表札。大変もの静かな、代理であった。
その後、そのまま、お祝いの会に出発。
取り急ぎ、声をかけた先生方が揃い、はいポーズ。
楽々36寅の会メンバーは全員集合であった。(伊坂先生のブログ、参照)
赤い四角の包みが、お祝いの目録である。
「我がスポーツ健康科学部の受賞者、第一号だね。海老先生、本当におめでとう。」
と上機嫌の田畑先生。
「おめでとうー。」「よかったねー。」「嬉しいね-。」
という喜びの声が飛び交うその横で、
「できたばかりの学部・院だから、何をやっても、『第一号』やん。」と、長積先生。
悪気はない。が、この先生は、いつもチャチャを入れる。
「それはそうなんだけど、凄いことだねー。」と、
あっさり受け流す田畑先生と、あっさり受け流される長積先生。
写真の長積先生は、幾分寂しそう。
いつものごとく、大変楽しい会であった。是非またやろうと誓い合って、楽しい会はまだまだ続いたのであった。
【 智 】(20100624
写真上は、アイコア6階海老研究室の前での本人不在の贈呈式。
写真中は、海老先生のお祝いの会の様子。田畑先生からの受賞お祝いのお言葉と目録の贈呈。
写真下は、あっさり受け流され、目がうつろな長積先生。)
2010.07.06
「ごはん」の力。
2010.07.05
雨男が水たまり処理!?
先週の土曜日は,大学院スポーツ健康科学研究科の学内入試でした.入試業務を終えて,福岡・博多へ移動する日でした.私が移動する時は,よく雨が降るようです.世間,家族からは『雨男』の肩書きをもらうようになりました.土曜日は,本当に良く降りました.梅雨時ですので降らないと困ることもありますが,降り過ぎも困りますね.
先々週末の日曜日に,彦根総合運動公園で,滋賀県のフラッグフットボールの大会がありました.息子(中2)と娘(小4)が草津市のリトルパンサーズというチームにお世話になっているので,応援に出かけました.車で出かけたのですが,やはりというか朝から少し雨.なんとか会場に着いた頃には降り止んでくれましたが,グランドのあちこちに水たまりができていました.
子どもたちにできるだけ良いコンディショニングでグラウンドを使わせてあげようと,あるコーチがちり取りで水をすくい上げて,大きなごみバケツへ雨水を集め始めていました.それに気づいた10数名の親御さんも参加して,「水たまり処理大作戦」のような感じになりました.興味深いのは,お互いの名前もよく知らない集団であるのに,同じ思い(グラウンドコンディションを良くしよう)を共有しているので,効率的なくみ取り方をさりげなく伝えたり,雨水を集めた大きなバケツにある一定量が貯まると,2,3人で捨てに行ったり,そのバケツの置き場を工夫したり,と前向きかつ積極的な行動をお互いが取るようになっていました.「未分化な集団における流動的リーダーシップ発揮」を実感したできごとでした.もちろん,このようなリーダーシップ行動に関わっては,【ippo先生】の授業でしっかり学んで下さい.そして,講義のみならず,実習,インターンシップ,サービスラーニングを通じて,実践的にリーダーシップを身につけて下さい.
【忠】
2010.07.04
2011 入試情報を公開しました
みなさん、いかがお過ごしですか?
スポーツ健康科学部では、2011年受験向けの情報を
リッツネットを通じて、公開しました。
スポーツ健康科学部の一般入試については、
「2011年度学部別 入試制度の概要 (文系学部) 」
PDF 最終ページに掲載されています。
ぜひご覧下さい!
それでは、また。失礼致します。
良い休日を。
敦