2009.12.15
セーフコミュニティ
みなさんは「セーフコミュニティ」ってご存知ですか?
簡単に説明すると「セーフコミュニティ」とは、安全の向上に取り組んでいる「コミュニティ」のことです。
WHOが普及活動を行っていて、「セーフコミュニティ」を名乗るためには地方自治体などが厳しいWHOの審査を受ける必要があります。
現在、スウェーデン、オーストラリア、カナダ、フランス、デンマーク、ノルウェー、イギリス、アメリカなどの約130のコミュニティが公式にセーフコミュニティとして認証されています。
日本では2008年3月に京都府亀岡市が日本で最初のセーフコミュニティとしてWHOの認証を受けました。
現在、この亀岡市セーフコミュニティ活動の一環として亀岡市篠町自治会、
南丹保健所、亀岡市役所の方々と協力して高齢者の歩行能力評価を
行っています。
高齢者が自身の歩行能力を正確に把握することで
転倒予防にもつながります。
歩行能力の評価には以前このブログでも紹介した
携帯型運動モニタ装置(理工学部牧川岡田研究室と共同開発)を使っています。
この装置を使えば専門家でなくても手軽に歩行能力を評価することができます。
この取り組みは京都新聞でも紹介されました。
まだまだ始まったばかりですが、この取り組みを続けていくことで高齢者の転倒事故が減少することを期待しています。
成弘