[ ] の記事一覧

2013.02.06

「ごまかし勉強」への反省

おはようございます。ma34です。
インフルエンザが学内でも流行しているようですね。
風邪症状の先生方も多いようです。
皆様もご自愛ください。
(かくいう私もですが・・・)

さて。
今日は入試シーズンに入る前に紹介しておけばよかったかもしれませんが、
自分の学び方について、大いに反省させられるお勧め本です。

藤澤伸介『ごまかし勉強〈上〉-学力低下を助長するシステム-』新曜社、2002年。
41QNJCR5C8L._SS500_.jpg

内容は、ぜひご自身で読んでほしいと思いますので細かくは書きませんが、テストの「点数」を得るため、表面上の理解や暗記をすることが「勉強」だと思っていた私自身、学生時代に読んでおきたかったと思う本です。
それは本来の学びではなく、「ごまかし勉強」なのだ、というのが藤澤氏の論です。

授業やテストを作る教師、あるいは入試も、こうした「ごまかし勉強」を助長しているのだ、という指摘は実に共感するところです。

今学生時代まっただなかの人も、もう過ぎてしまった人も、是非一読をおすすめします。

★★★おまけ

先日、アメリカ人の先生とお話していて、「幸運を祈る」というイディオム、" knock on wood" という表現を教えてもらいました。「迷信の一つだよ」ということでしたが、木製の部分を叩きながらこの言葉をいうことで願いが叶うといいな、と使うのだそうです。

とくに受験生の皆さんは、表現を覚えるとともに、ぜひやってみてくださいね★
私も今日の身体のしんどさがインフルエンザではないように! Knock on wood !

ma34.

2013.02.05

入試の時期になりました

昨日までで、前半の全学統一のA方式が終わりました。
受験生の皆さんは、結果はどうだったでしょうか。

今年はスポーツ健康科学部は、受験者数が増え、
なかなか合格しにくいかもしれません。
まだ、合否の発表は先ですが、
去年よりも合格しにくくなりそうな気がしています。

思えば20年ぐらい前に受験をしていましたが、
うまくいった!と思う時ほど結果は出ず、
こりゃだめだ!と思った時ほど、良い結果が出ました。

もしかしたら、本当にわかっているのかどうか、で、
「だめだ」と思った時の方が内容がわかっていたのかもしれません。

今となっては懐かしい思いで・・・

それはさておき、入試は嫌なものですが、
社会を表している物の一つ、と思っています。




世の中は、色々と競争が多く、
高校入試も大学入試も、他の人に勝つ、
と言うことで言えば競争です。

日本は、競争に立てる、ということで、
まだ恵まれている国の方です。
そのため、大学進学率がもう少しで50%に達します。

一方で途上国を見ると、頭が良くても、
学費を払う事が出来ないため、
また生活を支えなければいけないため、
進学できない人が多くいます。

そして進学できないので、限られた道しか残りません。
日本も40年ぐらい前はそうでした。
高校までは行ったとしても、その後に進めるのは、
家計に余裕のある家庭のみ。
そこで、自分で稼げるようになってから、
夜間に大学に通う人も多くいました。

世の中は変わりますし、変わりましたが、
もし合格したとしたら、勉強する事ができるのが、
実は恵まれているんだ、という思いを持って、
しっかりと学んで欲しい、と思います。

しかも机に向かっての勉強だけでなく、
色んな人がいて、いろんな考えを持っていて、
そんな人とチームを組んで、実際に活動していってほしい、
と思っています。

ではでは。

PS:小さい字コーナーもネタ切れ。
最近、平々凡々な生活を送っています・・・
賞味期限切れのものもなく・・・
そういやそうそう、遅刻魔なので、何かあるとすぐに電話が・・・
それがわかっていて遅刻魔・・・確信犯・・・

2013.02.04

クインス改修中

びわこくさつキャンパスの正門をくぐると、視界が一気に開けます。目の前にすり鉢をくりぬいた形のクインススタジアム(400mの陸上トラック)が眼に飛び込んできます。

 

20130204-1.JPGこのクインススタジアムが現在改修中です。走路部分をすべてはがして、路盤の水平を取り直し、その上に砕石、アスファルト舗装、さらにはゴムチップを引いて、そしてその上に3,4層の塗装(舗装)を手作業でしていきます。写真は、ゴムチップの上に一層目の舗装を職人さんが行っているところです。現場の方にお聞きすると、この職人さんたちは、グラウンドの舗装をする専門家で、全国のグラウンドの舗装を手がけておられるとのこと。写真の方々は、北海道から来ておられました。この舗装作業の大敵は「雨」で、雨が降り始めたら作業中止、もちろん雨の日は作業できません。ですので、職人さんたちの休みは、日曜日ごとではなく、「雨の日」が休みです。したがってグラウンド改修の日は、お天気しだいです。雨を呼んでしまう私はできるだけ近づかなければグラウンド完成が早くなる!?と思いつつ、職人さんたちにもお休みを、と思うとたまには見に行かなくては!?と悩む日々です。

 

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

昨日、筋電図の新しい手法で研究されている渡邉先生(中京大学)に来てもらいセミナーを行ってもらいました。若手研究者のエネルギッシュな活躍を示してもらい、当方の院生も刺激をもらいました。近いうちに、院生も逆の立場になってくれることを願いつつ、セミナーに参加していました。

【忠】

 

 

 

2013.02.03

続スポーツの「ヒューマニズム」について思う

大阪桜ノ宮高校バスケ部顧問の「暴力・体罰」問題が報道された時、様々な思いから本ブログの2回前に「ヒューマニズムに思う」と題した記事を寄せました。それから2週間余り、中学・高校の他競技の部活においても「暴力・体罰」が多く起こっていることが、被害を受けたり目撃したりした人達から証言されています。ごく最近では、我が国柔道の女子トップレベル(ナショナルチーム)の指導を引き受ける「監督」までもが、選手達に暴力を振っていたことが彼女等自身によって告発されています。

その指導者の記者会見では、行為の事実と非正統性を率直に認めた潔さが強調されました。一方、「早く、強くさせ、勝たせたい気持ちが入り込み過ぎた」結果の勇み足だったとの強調と、「私の他には体罰を見かけたこともない」と妄言する「罪を一身に引き被る」姿勢の強調とが、私には感じられました。中高校生の部活とオリンピックでメダルを狙うレベルの選手とが、同じような「指導問題」に悩まされているのか、今さらながらに、私は愕然としています。

日本のスポーツの普及、すなわち競技人口の増加、競技会の開催、その競技水準の向上、およびその組織的活動の中心たる選手と指導者、連盟・協会の役員等々の継承・発展が、戦前・戦後を通して、学校体育・スポーツを中心に展開されてきたのは、周知の事実です。そして平成も四半世紀を数える時期に、このような「反ヒューマニズム」の教育・文化・社会活動がまだ横行し、「見て見ぬ振り」状況が放置されているかについては、報道の通りだと思えます。

これに対して、きっちり物を言っているスポーツ関係者も多くいます。国内トップ、国際的レベルの選手・指導者の意見表明も新聞・ネット等のニュースでいくつもなされています。ある識者がTV解説で「そもそもスポーツに対する見方、考え方が日本では異なっているのではないか!?」という基本的疑問を投げかけていました。

教養科目の1つ「スポーツと現代社会」の参考文献には、2つの国際憲章が教材として取り上げられています。1つは1975年、ヨーロッパ評議会(CE)の体育・スポーツ担当大臣会議が開催され、「ヨーロッパみんなのスポーツ憲章」が採択されました。個々人にとってのスポーツのもつ価値、並びにスポーツを国策の大きな柱の一つとして推進することの重要性について、国を越えた文書化が行われたものです。2つはユネスコ第20回総会(19781121日)「体育・スポーツ国際憲章」の採択です。その第1条では「体育・スポーツの実践は全ての人にとって基本的権利であること」、また第2条では「体育・スポーツは全教育体系において生涯教育の不可欠の要素を構成する」と宣言しています。

上の2つの憲章はフランスの「人権宣言」(1789年)に端を発する欧州の「近代法の考え方と人権思想」の延長線上にあると思われます。他の文化活動と同じくスポーツ活動を「自由権及び生存権から構成される公的権利」として位置付けているのが特筆されることです。だいぶ遅れてからですが、すでに我が国においても「スポーツ基本法」が新たに制定され、スポーツの国際舞台に人を送るにふさわしい国策を策定する体制づくりに着手しています。

競技においても、それぞれの国の基本的人権の尊重に対する国策としても、スポーツにいかなる価値をおいているかは「浮き彫りに」なりつつあります。スポーツの「指導(者)問題」はスポーツ実践環境の根幹にかかわる問題ですから、先の法と権利の関係に従えば、種々活動組織の設置者、管理・監督者に様々な義務が課せられるのは当然です。そう言えばすぐ国や自治体を想定しがちですが、今回の事態は、スポーツを推進する競技団体の主体性や自治・浄化能力が厳しく問われていることとなります。

 

既に欧州、亜細亜、北南米の国々において、「暴力・体罰」問題で騒がれているのと同じ競技あるいは他のいくつかの競技で、トップレベルの指導を引き受けている「日本の競技界出身の指導者」達がかなりの人数活躍し成果を示すに至っています。これらの落差は一体どのように理解すればいいのでしょうか。

スポーツは内容的には既に「国際ルール」が基本的です。「日本的」なものが「ポジティブ」になるか、あるいは「ネガティブ」なキャンペーンの材料になるかは、相手となる国々が主導します。結果(例えば、勝敗順位、メダル数)だけでなく過程(例えば、選手育成、指導者育成、科学研究等)も重要だという場合、これらの外国で活躍する指導者へのアプローチが重要なことがらだ、と私には思えます。

 

【善】

 

 

2013.02.02

M1中間報告会

昨日は大学院博士前期課程(修士)M1の中間報告会がありました。一昨日の131日が修士論文の提出期限で、M2は無事に提出したようです。修士の期間は2年間と非常に慌ただしく、コースワークをとり専門性を身につけながら、修士論文作成で2年間の学びの集大成を行います。昨日の中間報告会から、残り354日。あっという間です。

 

中間報告会にあたって、次のような挨拶をさせてもらいました。

なぜ、研究するの? という原点に戻ってみてください。皆さんが明らかにしたことは、その学問分野にとって、どんな新しいことを提供するのか、さらには社会へどのようにつなげられるのか。また、人材育成で求めている高度な専門性による理論と実践、そして社会への発信を意識してみてください。多くの人に読んでもらえるように論文を発表することは、社会への大きな発信です。同時に、研究は、人が行います。その人が研究を行う基本的姿勢、人柄までが研究に反映されます。学会発表は社会発信の一つで、最新の研究成果を発表する場であり、同時に研究者自身を磨く場でもあります。修士課程では、「全国大会での学会発表する」ことを修論提出の要求水準にしています。いま、から計画的にいつ、どの学会で発表するのかを意識してください。

また、今後のキャリアについても、次のように話しました。これからのワークキャリア、ライフキャリアを見つめてください。人生は一度きりの片道切符です。ただし、切符を買い直すチャンスは何度もあります。しっかり見つめてください。このことは、この間、研究に対してどう向き合ってきたのか、何を明らかにしたいのかを突き詰めてきた進め方と同じことです。是非、研究、キャリアともに今後もしっかり積み上げてください。

 

 M1を含めて研究科の研究が社会へ発信され、貢献することが大いに期待できる中間報告会でした。

【忠】

 

 

 

2013.02.01

私事ですが・・・・

 登校すると事務室、エレベータ、研究室と顔写真付きのHappy Birthdayシートが貼ってありました。国公私立五つの大学を経験してきてこんなに暖かく、思いやりと励ましのある大学はこれまでに無かったと、昨年に続き感謝し、感激しております。

 
P1000472.JPG
時間はすべての人に平等であるとよく言われますが、年々ある意味では無情のようにも感じさせられます。
64歳(無視しつつ?無私にもなれず?季節を告げる虫のように忠実(マメ)にもなれず?)の誕生日を迎えブログを書いています。人は皆平等に1年経てば一つ歳を重ね、そこに一歩一歩と確かな成長の歩みが刻まれていきます。なのに、若い頃の癖?で、いつも明日を信じて(良い言葉ですね、実は単に明日があるさ!と思い)、今日すべきことも先送りとし、無為に過ごしてこの年齢になり、「一日一生の思い」と終わりを数えた方が早いことに焦りつつも、このような毎日が永遠に続くかのような思いを捨てがたい我が身を反省しております。こんな教師でも院生が祝ってくれました。教師冥利!(老ブロガー・ハル)

2013.01.31

運動と健康についてのエビデンス(証拠)その4

 Hamaです。
今日も「身体活動と疾患予防」に関する研究を紹介します。

tabako.jpg
 皆さん、タバコは体に悪いことはご存知と思います。
タバコを吸っていると、肺ガンによる死亡率が5倍弱増加しますし、慢性閉塞性肺疾患も3倍、
心疾患2倍、ガンによる死亡も2倍、呼吸器疾患や脳卒中の危険性も増えます。

 さらには、受動喫煙による病気も増えることが分かっています。
例えば、肺ガンや心疾患の危険性が1.3倍程度、増加します。


 あれ?身体活動と疾患予防の話しじゃなかったのかな??と思われる方もいるでしょう。
しばしお待ち下さい。これからがポイントです!!

 このようにタバコは、私達の体に重大な健康被害を与えます。
ところが、運動をしていると(正確には、体力があると)タバコの被害による死亡が減るのです。
 
 つまり、体力のある人はそうでない人よりも60~70%程度、タバコが原因と思われる死亡が減少するのです。
これもダラスのエアロビックセンターが発表したデータです。

 だからと言って、運動をしていればタバコを吸っていいわけではありません。
もちろん、タバコを吸っていない人よりは、色々な病気になる率は高くなることは変わりませんから。

 このデータをお示した理由は、運動習慣(体力増進)がタバコの悪い影響の一部を
打ち消すこともあるということを、伝えたかったからです。

【参考文献】
Lee CD, Blair SN. Cardiorespiratory fitness and stroke mortality in men. Med Sci Sports Exerc. 2002 34(4):592-595.


【今週の1 shot!!】
teishutu.jpg
 今週の火曜日、無事に修士論文を提出したうちの院生と、【abc.】先生の所の院生さん!
次は、口頭試問が待っていますが、ひとまず一安心!










【Hama】


2013.01.30

学び合いの授業

こんにちは。ma34です。
写真を入れようとしたからか、うまくアップロードされておらず、
もう一度最初から書いています・・・。

先日、西宮市にある西宮浜小学校の研究発表会に参加してきました。
今注目されている「学び合い」の授業を取り入れた小学校で、
全国からも多数参加者が来られていました。

こちらの学校では、グループでの学び合いというよりもむしろ、
学級全体が学び合う時間を作り出しています。

参観した授業の一つを紹介したいと思います。

極めて長いですので、「続き」のページに→。





算数の時間です。
これまでの私の「教える」「授業」の概念を大きく変えるものでした。
3年生の2ケタのかけ算の「筆算」の導入でした。(筆算を使わない導入を前時に行っています。)

筆算のやり方を最初に提示してしまうというのが、よく行われているかと思います。
ですが、この授業では、
(1)正しい筆算
(2)間違った筆算(部分積の位を一つずらさずにそのまま並べている)
を黒板に提示し、
「なぜまちがっているのか」を考えさせながら、
●計算問題を7題解く
●(2)の間違い筆算の間違いについて、「説明」を記述で書く
という2つの課題(●印)を進めていきます。

先生はというと・・・最初の課題を提示するだけ。
なぜ間違っているのか、そもそも筆算とはどうやるものなのかすら、
ほとんど説明をしないのです。
学び合いの時間は20分ほどで終わります!と児童に告げるのみ。

子どもの様子は・・・もともと、すでに筆算を習得している子もいれば、つまずきの見られる子やつまずきが予想される子もいます。

先生から課題が提示されると、まず近くの子ども同士が考えの交流を始めます。
「えー、間違っているっていうのはわかるんやけど、なぜって言われても何て書いていいのかわからへん」と言いながらも、色々とつぶやきながら交流しています。
やがて、意見の交流や教え合いはクラス全体の動きになります。

ときおり、先生が「●○くん、このままだと時間内におわらへんわ。誰か見てあげて~」と声をかけています。

結局、3名の子が課題の二番目を書き終わらずに時間終了となりましたが、
全員が筆算の7問の正答を導き出すことが出来ていました。

この授業を参観して、思ったことは色々とありましたが、
子ども同士の学び合いの中で、子どもは実によく考えているということ
(もちろん、そうならない子どもの姿もありました。この点は課題だと思います。)
そして、どの子もできるようになりたい!という思いを持っているのだということ
を強く感じました。

もちろん、子ども自身が「学び合い」をするのは、「みんなで目標を達成するため」であること、
「自分ひとりの力」ではなくて「他者とかかわりながら物事を達成させること、その力」こそ、大事な力であるということを認識している必要があります。

この小学校は、子どもがそうした意識を持つように、日ごろから実践されているようです。

大学でも、他者から学び合うことがとても重要なのではないでしょうか。
知識や技術は、教員から一方的に授けられるものではなく、
もちろん自分自身が学ぼうとすることも必要ですが、
加えて、他者との交流・協同のなかでこそ習得することができ、さらには生み出すことができるものだと思います。

本来は、大学でも、と書きましたが、大学「こそ」なのではないかとも思います。
そういう授業づくりを考えていけたら、と
新たな思いをこの参観から学びました。

ああ、また長くなってしまいました。。。


ma34.

2013.01.29

大学の中も落ち着いた

定期試験も後半に入り、大学の中もだいぶ落ち着いてきました。
先日、他の先生と話していた疑問。

定期試験の時に、解答用紙に、
「単位お願いします!」や「卒業がかかっています!」と書く学生ほど、
一生懸命勉強してきた雰囲気がない・・・
単位が欲しい、という切実な意識が伝わってこない・・・

なぜでしょう??
書いたからと言って、甘くなるわけないのに・・・

さて、最近マーケティングでは、
ビッグデータの活用が注目されています。
今まで取り扱われてきたデータよりも大きなデータの事を表すのですが、
テラ単位やペタ単位データ分析など、が行われつつあります。

これは、クラウドと呼ばれるようなサーバーの空き能力を活用される技術が進歩したことによって、
サーバーでの処理能力を上げる事ができるようになっため、流行りだしました。

さて、これで何がわかるのでしょうか。




例えばT-ポイントカードがありますが、
このカードは、T-ポイント加盟店の全てで使うことができます。
逆に考えれば、T-ポイントカードの会員番号を軸として、
どこでどんな購買行動をしたのか、を知ることができる、
ということとなります。

例えば、郊外型のTSUTAYAでレンタルビデオを借りた人が、
帰り道でガソリンを入れて、コンビニで弁当とジュースと菓子を買って帰る、
といった一連の流れがカードの使用履歴によって明らかとなります。

そうすると、もしレンタルビデオを借りた後に多くの人が寄るコンビニがあれば、
そのコンビニではビデオを見ながら、をコンセプトにお菓子などを売る、ということができます。

これがある地域ではなく、日本全体での行動を分析してみると、
店舗を越えて似たような傾向を持つ人の行動が見えてきたりします。
すると、お客さんに組み合わせを提示することで、購入していなかったような人も、
新たに購入していく可能性が出てきます。

このように、購買動向を大きな単位で分析すると、今まで見えなかったことが見えてきたりします。
これがビッグデータを分析する意味です。
今までは、計算よりも現実の方が早く進んでしまってできなかったことも、
世界中がつながって、色んな技術の進歩によってできるようになってきました。

Amazonのおすすめ、もGoogleの検索技術も、似たようなコンセプトに立っています。
まだまだ改善の余地はあると思いますが。

そんなこんなのビッグデータの話、でした。

ではでは。

PS:先週のブログを書いてから、大丈夫だったのでしょうか?と心配されたりしました。
まったく無事です。あれはちょっと昔のもの過ぎましたが、
消費期限も1.5倍ぐらいまでは、製品の品質に影響がありません。
自分の身体を使ってネタを作る、というのはどうか、と自問自答したりしますが、
1年以上過ぎたレトルトパックのご飯、もう一つあるんだなぁ。
誰か、食べてみません?

2013.01.28

『スポーツの世界は学歴社会』

既に読まれた方もいるかと思いますが、表題の本の著者である、齋藤隆志先生によるセミナーを先週開催しました。計量経済学が専門で、労働の問題を経済学的観点から切り取っておられます。今回の本は、スポーツ選手ならびに指導者、に焦点を当てて労働経済学の観点から、高校卒でプロ球団に入るのが有利なのか、それとも大学卒業してからの方が有利なのかをモデルを立てて統計学を利用して検証した内容を話してもらいました。その一例として、選手としての成功確率(定義の詳細は本をお読み下さい)は、高卒で14%であるが、大卒で21%にアップする。また東京六大学はさらにアップし、一番は東都大学リーグの出身者であることもデータで示されました。

 「経済学」はどんな学問ですか?との質問に対しては、基本は損得を明らかにするもので、理論、実証、分析をあらゆる分野に当てはめて使える。労働経済学、結婚経済学、神経経済学、などなどあり、人生の選択に使えることもあります、とお答えいただいた。

 少し時間があったので、齋藤先生にインテグレーションコアの施設・設備、そして学部の教員、カリキュラムなどを説明しました。その内容を受けて、学部生へ向けて、「従来にない最先端の設備・機器、優秀なスタッフに囲まれているのは非常にうらやましいです。是非、学生の間に活用して、しっかりとした学びと良い卒業論文を書いてください」とエールを送っていただきました。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

結婚式に招かれて名古屋へ行ってきました。。新郎新婦とも私のもとゼミ生。一年前から挨拶を頼まれていて、何を離そうか直前まで悩みましたが、「この時代に生まれてきて、この時代に一緒になったことの意味を考えて、生涯というゴールを目指してください。」と、ライフキャリアとしての結婚について少しだけ話しました。

【忠】