[ Wed ] の記事一覧

2015.05.20

Gクラスの朝食懇談会。

<RecOだより112>
 先週からスタートした、1回生基礎演習での「学部長と朝食懇談会」。
 写真右上は、みんなが集合する前のRecO。
 It's me 先生と担当院生の朝は早く、準備は8時前から始まります。

 今週はJoe先生のGクラス。
 ごはんの「おかわり」に長蛇の列もできて、オリターさんの言う通り「とても元気な」クラスでした。

 まず、担当の学生が配膳準備をスタートしましたが、どうもいつもと入れ物が違う・・・。
 副菜の青菜の胡麻和えときんぴら、あれ? これで36人分、足りる?
 ということになり、計ってみたところ、きんぴらは若干、足りないものの、青菜はほぼ人数分、ジャストの量。
 ギュッと詰めてくれていたようです(写真左下)。
 見た目と実際の量が意外に違う事が多く、これは写真を用いた食事調査でも難しいところ。

 無事、配膳が終わった朝食(写真左上)。
 メニューは・・・
 ごはん
 野菜たっぷり味噌汁
 サバの塩焼き
 ほうれん草の胡麻和え
 きんぴらごぼう
 カットオレンジ
 ヨーグルト

 この朝食懇談会は、生協が毎朝提供しているの「100円朝食」のスポ健的選び方を考える実習でもあります。主菜を一品、副菜を二品(内、一品を青菜に)を選ぶと栄養素のバランスが取りやすいことを実感。
 今回は更に、これでは取りにくい、カルシウム、ビタミンCを補うために、ヨーグルトと果物をプラスし、
さらに味噌汁にたっぷり野菜を加えた、スポ健朝食にしました。

 配膳で「どうして米飯が左手前なのか?」などなど、並べ方の意味もしっかり学びながら、運動後の朝食、しっかりおいしくただきました。
 ごちそうさまでした!
 ab 

2015.05.13

朝食懇談会始まりました。

<RecOだより111>
 連休明け、水曜日の麻、RecOでは、スポ健1回生基礎演習として、クラス毎に学部長(It's me先生)との朝食懇談会が行なわれます。
学部開設時から続いているプログラム。今年で6年目になりました。

 スポ健生として、まず自分の大学生の生活リズムを作る上で、とても大切なのが朝食の習慣。
高校生までは当たり前に食べていた朝食も、大学生になり、特に一人暮らしを始めるとなんとなくおろそかになってしまいがち。
 立命館大学では先々週に紹介した通り、100円朝食が提供されているので、そのありがたさと、さらに身体のためにコストパフォーマンスを高めるための選び方を実感する懇談会です。

 今日からスタートした朝食懇談会。
 今週から、毎週、この様子をお伝えしたいと思います。

 初回登場、satoshi先生のEクラスの様子から、この朝食懇談会の流れをご紹介します。
 まず、エクササイズ終了後、配膳(写真上左)。その後、二班に分かれて一班は後片付け(写真上右)。
もう一つの班は、RecOにある、食品サンプルから栄養評価ができる「SATシステム」を使って、日頃の食事を評価(写真下左)。
 このシステムについては、また後日詳しくはまたご紹介しますが、各自に必要な食事を☆5つで表します。(見事に☆5つとなった例/写真下右)。

 オリター、AAの的確な仕切りもあって、初回としてはとてもスムーズな流れを作ることができたEクラス。
「あさごはん食べて元気になった!」という声がとても嬉しかったです。
 ごちそうさまでした!

 ab

2015.05.06

連休に味わう琵琶湖の恵み。

<RecOだより 110>
 5月3〜今日(6日)まで、第68回朝日レガッタが滋賀県立琵琶湖漕艇場で開催。立命館大学ボート部もがんばっています(写真左上/かなり小さくてわかりにくいですね・・・)。
 選手の皆さんのがんばる姿は春の琵琶湖の恵みとなっています。
 2010年スポーツ健康科学部創設時にこちらに来てから毎年応援に行っていますが、今年は5日、ボート部部長であるJoe先生と一緒に観戦させていただきました。
 さて今年は、観戦前日(4日)に、瀬田漕艇倶楽部より、公認指導者義務講習会を兼ね、朝日レガッタにご参加の指導者、スタッフ、選手の皆様へのセミナー依頼がありました。
 5大会オリンピック出場の武田大作選手のトップ選手ならではの引き込まれるようなお話の後、「選手の体は選手が成長する地域の食で育まれる」という私のセミナーにもたくさんの質問をいただきました。
 この会場となったのは、4月に完成したばかりの素敵なクラブハウス(写真右上)。
 漕艇場に行かれる際にはぜひ一度立ち寄ってみてください。
 漕艇場にまた一つ、琵琶湖の恵みの誕生です。

<今週の別腹>
 琵琶湖漕艇場周辺には、琵琶湖と近江の「食の恵み」を堪能できるお店がたくさんあります。
 今年は、以前から気になっていた二つのお店へ。
 左下は漕艇場横にあるイタリアンレストランの「O・H・U・M・I」。薪竃でしっかり焼いた生地の上にたっぷりの近江野菜。地元野菜ならではの野菜の甘みと栄養をしっかり堪能できるピッツァです。
 右下は通り沿いにあるラーメン屋さんの「瀬田しじみラーメン」。すっきりした塩味のスープにじっくりしじみの旨味がしみ出ています。
 瀬田は日本有数のしじみの産地。昔に比べると収穫量は本当に少なくなってしまったそうですが、ここに来たらやはりぜひ堪能したい滋味です。
 ごちそうさまでした。
 ab

2015.04.29

地元野菜の100円朝食。

<RecOだより109>
みち先生のブログで(本文に関係のないと言いながら)写真の紹介があった「おうみんち」さんの地元野菜を使った100円朝食。実は先週からこれをお伝えしようと思っていたので、少し焦りましたが(笑)、内容は触れられていなかったので、改めてここでお伝えします。

すでに立命館でおなじみとなった「100円朝食」。
生協の260円の朝食を父母教育後援会からの支援で100円で提供してることは、皆さんご存知かと思います。
今年度「せっかく滋賀にいるのだから、その地元の味を」という想いに応える形で、JAおうみ富士さんの直売所の中にある地元野菜のレストラン「おうみんち」(マスコットキャラクター「おうみん」のおうち、という意味だそうです)から地元野菜を使ったメニューが提供されています(写真左)。
「野菜たっぷり汁と地元のお米のおにぎり」「地元野菜たっぷりのカレー」「地元野菜の丼」
が、それぞれ100円(学生証の提示必要)で食べられます。
いつもアッという間に売り切れ、日によっては並ぶ事もあるようなので、早起きしてぜひ一度、地元野菜のおいしさを味わってください。
ab研はおうみんちさんとこの他にも色々な取り組みをしています。
先日ご紹介した学会でのランチョンシンポジウム・セミナーのお弁当の一部も今一緒に考案中です。
おうみんちさんのお弁当昨年は「あなたに届けるJA健康寿命弁当コンテスト」全国大会で3位に入賞しました。

<今週の別腹>
「おうみんち汁」と名付けた地元野菜たっぷりの和風スープ(写真右)。
 その時々の野菜の甘みが凝縮されています。
 朝からこれを味わえることは、本当に幸せ。
 いつもありがとうございます!

  ab

2015.04.22

ちゃんこの続き。

<RecOだより108>
 スポーツ栄養学の授業の課題として、あいコアの☆の感想を書いてもらったところ「初めて見た」との文字が少なくなく、ちょっとショック(2回生以上の授業なのですが・・・)。
 でも、見るきっかけになって、よかった。
 その中の要望で多かったのが、先週の「戦う相撲女子。」で、ゼミの様子と実際のちゃんこ鍋の写真が見たかったというもの。そこで今週は予定を変更して続編をお届けする事にしました。
 まず、ゼミの様子。下左の写真は「力士のちゃんこ」について発表をしているところ。下右はみんなで考えたちゃんこ鍋を実際に調理しているところ。エプロンと髪をまとめる三角巾(バンダナ、タオル可)は必須です。
 調理は「段取り八分」と言われるくらい、計画、準備が大切。どんなテーマで何を作るのか、しっかり目的を定めた上で、レシピの作成、調理の動線、時間を考え、買い物、調理、後片付けに至までの計画を立案します。
 abゼミでは、年に2回の大掃除を含め、いつもRecOが心地よい空間であるように、ゼミ生ひとり一人の心配りが求められます。

<今週の別腹>
 今回のテーマは、アスリートにとって有効な増量、減量をサポートするちゃんこ鍋の制作。試作の時には水に戻したらとんでもない量のひじきになったり等々、いろんな失敗もあったけど、本番では、効率よく増量、減量ができるように、必要な栄養素も、色々な配慮もぎゅっと詰まった、おいしい鍋になりました(写真、上左(減量サポート鍋))。
 上右の写真は山中選手を中心に作った鍋のお品書き。材料、作り方、栄養的意味等々、このちゃんこの意味をしっかり伝える事で、おいしさが何倍にも膨らみます。
 ごちそうさまでした。
 ab
 

2015.04.15

世界と戦う相撲女子。

<RecOだより 107>

相撲部の祝賀会にお伺いしました。

世界大会準優勝、アジア大会優勝の表彰を受ける山中選手(写真/左)はスポ健abゼミ4回生。
世界一への抱負を語ってくれました。
大正6年に立命館大学に誕生した相撲部は、もうすぐ100周年を迎える伝統の運動部。
その中で女子選手の先駆者として、世間の偏見とも戦いながら世界のトップ目指してきた山中選手については大学のムービーでも紹介されています。

スポ健の後輩である、3回生稲葉選手(右写真前列右)、今年1回生として入学した野崎選手(右写真前列左)。彼女たちが今年も存分に女子相撲の魅力を伝えてくれることを楽しみにしながら、学生部長S先生と一緒に記念撮影。

<今週の別腹>
昨年度、abゼミでは山中選手を、そして相撲部のみなさんを栄養面から支援するため、効果的な減量、増量、それぞれの目的に合わせたちゃんこ鍋を考案。
その際に、山中選手が発表した「ちゃんこの歴史」。
「昔からちゃんこに鶏や魚は入れても豚や牛は入れない」。なぜか?
「手をつく動物だから」。
なるほど。でもこれ、栄養学的にも意味ある選択。
鶏や魚は丸ごと入れて食べられる。それにより、骨や皮から汁に溶け出すコラーゲンやカルシウムも野菜などの他の具材と一緒に一緒にしっかり補給。脂肪を取りすぎず、たんぱく質をしっかり取りやすいのも特長。
どんなにがんばっても一つの鍋に、豚や牛は一頭丸ごとは、なかなか入れられない。

ちゃんこ(力士の食事)は、トレーニングに伝統的な日本の食事を取り入れた「食トレ」の先駆け。山中選手には「ちゃんこ」は奥深さについても、研究、体感してもらえれば、と思います。
こちらも楽しみ。
ab

2015.04.08

RecO物語。

<RecOだより106>
インテグレーションコア1Fにある栄養調理実習室、RecOスタジオ、
その詳細は、大学のHP「秘密の扉#3」で詳しく紹介されています。
ぜひ一度、RecOの全容をお楽しみ下さい。

スポ健の始まりと共に、色々な活動をしているRecO。
新年度、これから始まるのは、基礎演習の「学部長と一緒に朝ご飯実習!」
立命館ならではの「100円朝食」。スポ健的に最もコストパフォーマンスの高い
「100円朝食の選び方!」を学びます。
新入生の皆さん、どうぞお楽しみに!

また7月4日5日には、日本スポーツ栄養学会第2回大会がここで行なわれます。
RecOイベントも開催します。ただいまその準備真っ盛り!
準備の様子は「海老研究室〜日本スポーツ栄養学会第2回大会準備中」のfacebookでもご覧いただけます。

ab

<今週の別腹>
滋賀では3月までいっぱい出回っていた菜の花。
なばな、とも言います。
独特の苦みと清涼感ののあるなばな。しっかり緑黄色野菜なので、ベータカロテンも豊富。
アスリートの食卓向けに、卵と一緒に中華風に炒めたレシピも紹介しました。
これからの時期、なばなの代わりに、アスパラガスやさや豆(さやいんげん、さやえんどう、スナップえんどう)でもおいしくできます。詳しくはこちらまで。




2015.04.01

こんにちは。お久しぶりです。

<RecO便り105>
 abです。あいコアの☆には3年ぶりの登場になります。



インテグレーションコアの1階栄養調理実習室(RecO studio )を「スポーツ健康食育」の拠点とし、色々な活動をしています。前回同様、RecOでの活動を中心に、1年間お伝えできればと思います。

どうぞよろしくお願い致します。

(ちなみに写真はabを纏った私の研究室OGの娘「みなみちゃん」(仮名)これから時々、彩りに登場してもらう予定です)

<今週の別腹>
色々な食材の宝庫である滋賀県。国内大豆の産地でもあります。「大豆は畑の肉」と言うように、豆類の中でもたんぱく質が多いのが特徴。



写真は「大豆ごはん」。大豆の香りを楽しみながら、たんぱく質の量と質を高めることができます。滋賀県体育協会発行の「Bispo+」の中の「湖国の幸 スポーツの膳」の頁で紹介しました。作り方等の詳細はこちらまで。↓
http://www.bsn.or.jp/HP/mimi/recipe/1.pdf