3月2日にラグビーワールドカップの会場でもある
東大阪市の花園ラグビー場で
第3回ラグビー45年会東西対抗戦が開催されました。
これが最後の東西対抗戦になること、
そしてワールドカップを盛り上げるという意図もあり、
選手は500人以上、家族、お手伝い等を含め、
参加者は600人になりました。

この試合の参加者に対して、調査を実施し、
調査には、4月から3回生となる5人のPre-ゼミ生も参加してくれました。
現場での調査デビューです。
調査の実施に際し、当日、そして準備の段階から
45年会の幹事されているO様に大変お世話になり、
お話等も聞かせていただきました。
45年会は、1989年、昭和天皇の御崩御のため、
第68回全国高校ラグビーの決勝として予定されていた
大工大高校と茗渓高校の決勝が中止なり、
2015年に幻の決勝戦を実施することから発足されたそうです。
その後も大変熱心な幹事さんを中心にコミュニケーションを取られながら
Facebook上でネットワークが広がっていったようにおっしゃっていました。
例えば、私設ファンクラブ、特定の製品や施設の愛好者の会といった
コミュニティに関して、Facebookのようなソーシャルメディアでは
「ポチッ」とクリックすることで、「参加」が可能になるため、
実在のコミュニティよりも参加へのハードルは低くということが指摘されています(藤本, 2018)。
東西対抗戦に参加された方々は、SNSでコミュニティへの参加の促進と関係性を維持させながら、
実在の「集い」への参加につなげているモデルケースだと思われます。

幹事の方々、選手の方々はもちろんみなさんお仕事を持ちながらですが、
十代にやり残したことを、時を超えて埋めるパッションや、
ワールドカップ会場である花園第一グラウンドで
500人を超える選手が集う大会を開催される実行力など
この調査を通じて、本当に数多くのことを学びました。
試合といえば、タッチフットから本気ラグビーなど
個人のコンディションに応じて参加できるようになっていました。
独走はやや辛そうで、試合が後半になるにつれて、
包帯姿の方や、足を引きずる方など増えてこられましたが
仲間と笑いあい、イキイキと楽しそうな姿がとても印象的です。
Pre-ゼミ生の5人ですが、驚くほど積極的に調査票を配布し、
「調査方法論」で学んだことを活用し、テキパキと調査票を仕分けるなど、
5人で適宜役割分担をして素晴らしい動きをしてくれました。
ほとんど指示をすることもなく、本当に初めてなのかなと感心してしまいました。
調査でも、イベント運営でも即戦力となれる学生たちです。
後日大会関係者の方からも、立命館の学生は素晴らしいとお褒めの言葉を頂戴いたしました。

残り2年の大学生活で、周囲にある環境を積極的に活かしながら、
学内外で理論と実践を経験してくれることでしょう。
そして将来、様々な場面で今回の大会で集われた方々のように、
仲間を大事にし、新たなものを創りだせる人に育ってほしいと願います。

分析も含め、ここからは私が向かい合うお仕事です。
ゆ
第3回ラグビー45年会東西対抗戦の記事はこちらから
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190302-00000101-spnannex-spo
写真は3回ラグビー45年会東西対抗戦と調査の様子
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。
#45年会の皆様、ありがとうございました。
#お天気にも恵まれ、日やけ気味です。
#あちらこちらに感心している間に一日が終わりました。
#現在データ入力作業に追われています。