[ Mon ] の記事一覧

2019.12.16

中高校時代の恩師とBKCでバッタリ

先週、BKCで午前中の会議を終えて、インテグレーションコアの研究室に戻るときに、中高校時代の恩師・西田先生にバッタリと出会いました! 社会科を担当され、また高校では陸上競技の顧問として指導して頂きました。

先生のFBにもアップしてもらいました。

   

西田先生のFBから
――――――――――――――――――――――――
本日の偶然に感謝
 大学のびわこ・くさつキャンパスで続けてきた展示「スポーツと平和」の撤収を終えたところで、偶然にも伊坂忠夫副総長・副学長とばったり。ちょうど話がしたいと思っていた人物と、広い広いキャンパスで出会えました。
 伊坂氏が中学時代に授業で教え、高校時代は生徒と顧問。もう40年以上もの付き合いです。大事な話が終わったあとで、「先生、写真を撮りましょう」と誘ってもらって、母校の大先輩早崎治さんの世界的な現物ポスターの前でカメラにおさまりました。
 学部長も教え子なので、学部事務室の皆さんは目を丸くされていました。
――――――――――――――――――――――――

恩師は、ありがたいもので、定点観察・評価をして頂き、気づきをいまだに与えてもらっています。
貞観政要の「三鏡」にあるように、自らを映す三つの鏡(①本当の鏡、②歴史の鏡、③人からの鏡)の中で、③に相当するものです。若い頃からの成長も見てもらっているので、余計に身にしみます。
 自身に振り返っても、教え子に対して、適切、的確にフィードバックを与える存在になることも教員の責務と改めて感じました。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
土曜日に、OICで提携校の東明館高校1年生にお話しをさせて頂きました。
Society5.0の時代に求められる人財として、『未来の応用問題を解ける力』が必要であること、その力を高校時代の基礎学力の上に、大学でしっかりと発展させて身につけてほしい、と伝えました。
そして、自らの素晴らしい人生を、ミッション、ビジョン、パッションをもって築いてください、とメッセージを送りました。関西研修合宿最終日の朝8時半からの講義にも関わらず、熱心に聴いてもらいました。

【忠】

2019.12.09

第66回 不戦のつどい わだつみ像前集会

第66回不戦のつどい わだつみ像前集会 に参列させて頂きました。

 

この「不戦のつどい」は、1954年から始まっています。

立命館大学においても、先の大戦で、学徒出陣で多くの学生を送り出し戦場に送り出し、で亡くなられ、傷つかれた方々を出してしまいました。同時に、戦禍にみまわれた方々を出してしまい、その過ちを、戦争を二度と起こさないこと、そのための平和と民主主義を堅持し、発展させることを誓うつどいとして、毎年この時期に各キャンパスで開催しています。
 学友会をはじめ全学を構成するパートならびに、一般の方も参加頂いていて、献花してもらいました。
 
 立命館憲章の中で、
 
 立命館は、建学の精神を「自由と清新」とし、第2次世界大戦後、戦争の痛苦の体験を踏まえて、教学理念を「平和と民主主義」とした。
 という文言は、戦争への強い反省と、平和への希求を表したものです。

 また、立命館憲章の結びは、

 立命館は、この憲章の本旨を踏まえ、教育・研究機関として世界と日本の
 平和的・民主的・持続的発展に貢献する。

 学園のミッションを明確に示しています。

 改めに憲章に込められた意味と使命を、考える時間となりました。

立命館憲章全文

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
第2回ヘルシーキャンパスフォーラム&第8回京都学生健康フォーラム
が、昨日の日曜日、朱雀キャンパス・大講義室で開催されました。
健康について考える時間となりました。また、各大学の学生さんのアイデアも興味深いものでした。
https://wc.hckn.org/2019/info/hc-forum/

【忠】

2019.12.02

スポーツと平和を考える展示

師走に入りました。カレンダーも最後の一枚ですね。
年々、一年の経つのが速く感じられます。もちろん、心理的な時間です。物理的には時間は変わりませんので。
いずれにしても、時間を大事にしていきましょう。

さて、BKCでは、いま、写真のパネルにあるような展示がされています。
メディアセンターの入り口です。

 [aikoa]20191202-1

本学に関係する先輩3名の写真、資料などが展示されています。
戦前に、陸上競技でオリンピック出場した先輩アスリート、ならびに戦場に散った先輩アスリートです。

東京2020オリンピック・パラリンピックを来年に控えているこの時期に、
今一度、スポーツと平和、平和の祭典であるオリンピックを改めて考える展示です。
多くの学生のみなさん、教職員のみなさんにもご覧いただければ幸いです。

BKCのあとは、OIC、衣笠と各キャンパスを巡回します。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
写真のように、卒業生が訪ねてきてくれました。
嬉しいですね。

  

【忠】

2019.11.25

卒業生・修了生は、学園の宝です!

教員として、大きく嬉しいことの一つが、
卒業生・修了生が元気であること
そして成長し続けて、活躍してくれていることです。

 [aikoa]20191125

そのような成長、活躍を思い描きながら教員は、現役の学生に向き合います。教育・研究を通じて、多くのことを学んでもらい、成長するための壁を越えてもらうことを願い、励まし、伴走し、ときにはじっと見守りながら、成長を後押ししています。

学生時代を本学で過ごし、時折、訪ねてきてくれて元気な姿を見せてくれると本当に嬉しくなります。最近では、SNSなどにアップされる写真、情報を通じて活躍を知ることができ、元気のエネルギーをもらっています。

先週の木曜日1限目は、
大学院WEEKとして、立命館大学大学院スポーツ健康科学研究科を修了した4名の大学院修了生が来校してくれて、学部3回生に向かって、シンポジウム形式で、大学院で学んだこと、良かったことを中心に発表してくれました。それぞれの発表を聴いて、一段と成長した修了生を誇りに思えました。まさに、我々「スポ健」の宝です。嬉しすぎて、珍しく!?写真を撮り忘れてしまいました(ですので本日の写真は内容と違います)。

(それぞれの発表内容)
西 純平さん(北嵯峨高校保健体育教員・野球部監督)
産業社会学部を卒業した後に、コーチングの研究を深めるために修士課程を修了。
大学院では、1)独自性(自分たちだけができること)、2)伝える力(プレゼンテーション能力)、3)訴える力(ストーリー性)を身につけた。
物事を極める、深めることを大学院で学んだ。大学院へ行ったことは大きかった!

中山侑紀さん(大塚製薬株式会社)
同志社大学スポーツ健康科学部を卒業して、大学院修士課程に進学。社会に出て必要な「伝わるチカラ」を2年間で身につけられた。伝わるためには、話が組みたっているか、アプトプットする能力が必要。その力を大学院で身につけられた。「大学院進学は、遠回りではなく、近道である!」

小島千尋さん(国立スポーツ科学センター)
学部1期生として入学。学部時代に、「研究を通して科学的視点からアスリートの競技力向上に貢献したい」という強い動機をもち、国立スポーツ科学センターをキャリアの先として決める。そのためには、博士号取得が不可欠。今年3月博士号を取得して、念願叶って、国立スポーツ科学センター研究員に。大学院では、社会に出たときに、すぐに応用できる能力や知識・スキルを身につけることができ、「即戦力として活躍できる人材に成長できる」というメッセージを頂いた。

森嶋琢真さん(法政大学)
研究科1期生生として入学、そのご修士、博士と進み、学振PDで海外の大学、筑波大学で研究員。
大学院で身につける力は、①科学的根拠に裏打ちされた高度な専門知識、②答えが分からない問いに取り組む力。学部とは違い、誰も分からない、知らない問いを立て、それを解決する醍醐味を味わえることを伝えてもらいました。

(質疑応答の内容から)
質疑応答で、発表者の皆さんから出てきた
スポーツ健康科学部・大学院スポーツ健康科学研究科の魅力として、
1)教員が素晴らしい
2)先生との距離感が近い
3)多様性(文理融合、社会人院生を含めた多世代融合など)がある
という回答がありました。

本日、発表してくれた4名の皆さんは、修了後にも自己成長をさせ、発展し続けている素晴らしい修了生です。スポーツ健康科学部・大学院スポーツ健康科学研究科の10年間の大きな成果であると実感し、これまで進めてきた教育・研究ならびに環境整備などの方向性が間違いないことを実感させてくれました。

発表者のみなさん、我々教職員にとって大きな振り返りにもなりました。ありがとうございました。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
写真の通り、先週末は素晴らしい天気でした。活動も充実できますね。
くれぐれも体調にはお気をつけください。
【忠】

2019.11.18

フレミングの右手・左手?

先週の木曜日、3回生ゼミは、スポーツ指導実習室を使って、実習ならびワークショップを行いました。
その際に、集合写真を撮りました。
FBなどでアップしたところ、
「この指のポーズは何を表しているのですか?昔、理科の授業でフレミングの右手・左手の法則というのを習ったことがありましたが.....。」という質問を受けました。

  [aikoa]20191118-1

これは、フレミングの法則のように、親指、人差し指、中指を直行するように立てているのは、
3つの座標で、人生を考えましょうということです。
ひとつの軸は、自分の軸(自らの成長)、
もう一つは、自分の所属する組織・団体の発展の軸、
そして社会・世界の軸。

この3つを常に意識して、みずからの活動・発展を考えなさいと学生たちに教えています。
つまり、この3つの軸が全てよしとなるように。もちろん、時にはどれかの軸に寄ることもあるでしょうが、
これら3つの軸を意識して、自らのキャリア、人生を進めていきましょうということを教えています。
その意識を忘れずに、強めてもらうために、このポーズも教えています。
よかったら皆さんも活用ください。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
秋も深まってきました。朝夕は冷え込みがきつくなっています。
すがすがしい秋を楽しんでください。
くれぐれも体調にはお気をつけください。
  

【忠】
 

2019.11.11

立命館大学アクティブライフ文化超創コンソーシアム 第2回セミナー

先週の金曜日に、
立命館大学アクティブライフ文化超創コンソーシアム 第2回セミナー @京都経済センター
「企業のインナー・アウターブランディング」
に参加してきました。

「アクティブライフ文化超創コンソーシアム」については、下記にありますように、
少子高齢化やそれに伴う生産年齢人口の減少をはじめとする社会規模の課題解決のためには、企業や行政、地域、健康・医療機関が一体となり実施する柔軟で先進的な学術研究が必要です。そこで、コンソーシアムを形成して、多方面からの参加者によって、課題解決を果たしていこうというものです。
https://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=1134

お二人の講演がありました。今回は、そのお一人の 
小林 香織さん(NPOフィット・フォー・マザー・ジャパン理事長)の講演を少し紹介します。

テーマは、
「本当に知ってる?働く女性の健康課題 -インナーブランディングの第1歩ー」

   

女性の健康課題、とりわけ職場での女性特有の健康問題が、健康経営にとって極めて重要です。
働く女性にとっての職場での悩みの第1位は、月経随伴症(月経痛など)です。この点に関して、月経周期についてのホルモンとその調整メカニズムの解説がありました。おそらく、中学、高校の保健体育の授業で習っている内容です。このようなメカニズムとその周期に伴う症状を、男女問わずに理解して、気楽に相談できる職場であることが、女性にとっても男性にとっても働きやすい職場になる、ということでした。
 最近いわれている、Health Literacy(ヘルスリテラシー、健康についての基礎理解)が、充実している職場かそうでないかによって、会社全体の風土、志気にも影響するということを学びました。
 ヘルスリテラシーは、スポーツ健康科学部・同研究科で学んだ学生・院生にとっては、しっかりと身につけている内容ですが、実践レベルとして高めておくことが求めまれます。
 講演の中で、「更年期」の話題もありました。これは男女ともに経験するものですが、男性がゆるやかに進むのに対して、女性は急激な変化で進みます。また、ネガティブなイメージで捉えられますが、更年期の期間は人生の中でも長くなっていますので、より幸せで充実した「幸年期」、もしくはしっかり考えるという意味で「考年期」と捉えて、過ごせるようにヘルスリテラシーを高めて行動することについてもお話しいただきました。

 女性の健康問題をしっかりと考えて実践する企業、団体ならびに社会は、益々発展するでしょう。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週末は、素晴らしい天気でした。朝、大学周辺を歩いていましたら、中学生、ならびに社会人の方が、道路周辺のゴミを拾っておられました。ありがとうござます。キレイな街は皆さんの望むところです。天気と同様、この活動にも清々しくなりました。
   

そういえば、金曜日の朝、朱雀キャンパス近くで、ゴミ拾いをしている本学職員さんたちを見かけました。職員さんの自主的な活動にも感謝です。大学も街の一部です。キレイな街、キャンパスは良いですね。
【忠】

2019.11.04

少し紅葉がはじまりました

先週は、過ごしやすい天気でした。

土曜日に、いつもウォーキングコースである、BKCの裏側の牟礼山からみた比叡山の写真です。
すっきり晴れていて、素晴らしい眺めでした。

 

キャンパスも秋空のもと、清々しい写真が撮れました。

少し紅葉が始まってきています。

 

この第一グラウンド前の通りは、真っ赤な紅葉がみられるお気に入りのスポットです。

 

先週は、インドネシアからお越しの高校校長先生、進路指導の先生方と懇親会議に参加させてもらいました。
インドネシアもグローバル展開が非常に進んでおり、IBスクールをはじめ、多くの高校から海外の大学へ進学しています。本学の留学生数としても中国、韓国についで3番目です。今後とも交流を深めていくことをお互いに確認できました。

青空を眺めていると、
「天は一つ。世界はつながっている!」
との思いになります。

素敵な思索にふけりながら、秋の素晴らしいシーズンを過ごして参りましょう。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週、月曜日、火曜日に
High Performance Sport Conference 2019
が国立スポーツ科学センター(JISS)でありました。
センター長 久木留先生、副センター長 石毛先生と正面パネルの前で撮影。今回、500名を超える参加登録があつたとのこと。各セッションも充実しており、参加者として大いに満足しました。
  
  
【忠】

2019.10.28

清和会総会・懇親会

先週の土曜日、ウエスティン都ホテルで、
清和会総会・懇親会が開催されました。

清和会は、立命館中学・高等学校出身者の同窓会です。今は、立命館小学校も含まれています。
参加者は、約600名。

学園関係者も招待していただきました。

  [aikoa]20191028

この清和会は、卒業25年目が幹事学年となり会を運営します。今回は平成7年卒の学年の皆さんが、運営を仕切ってくれました。翌年は、平成8年の皆さんです。このようにリレー式で紡いでいくのも非常に良いシステムです。会の最後に旗の引き継ぎがされます。

  

引き継いだ方は、1年間かけてより良いものを作り上げていこう!と熱心に活動する中で、同窓会組織のあり方、今後の進め方も考えてくれます。年齢的にも42,3歳ですので、ものごとの理解も良くできる年齢ですし、何事においても中心になって進める年代ですので、先輩の知恵、ネットワークをかり、後輩をもり立てる立場となっているので、うまく運営されます。

スポ健の今後の同窓会も、もう少ししたら卒業後15年もしくは20年目あたりが、学年幹事を引き受けて、それを継承する形にすると同窓会活動もさらに活発になるでしょう。そのためには、もう少し時間がかかりますが・・・・。

いずれにしても、同窓会は、タイムマシンに乗ったように、昔の時間に引き戻してくれて旧交を温めてくれます。加えて、昔の時点から、今までの成長、発展も見据える機会にもなります。その意味では、定点観測の機会ともいえます。同時に、多くのエネルギーもいただけます。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
上記の清和会総会で、室伏広治さんによる記念講演『超える力』がありました。ご存じのように、アテネオリンピック、ハンマー投げ金メダリストで、現在、東京医科歯科大学・教授です。ハンマー投は、15歳からはじめ41歳までに現役。40歳の時に、日本選手権20連覇。父の重信さんもオリンピアンで、日本選手権12連覇。妹さんも投擲で日本選手権者で、3人合わせて49個の日本選手権優勝、というアスリート一家。

   

 お話の中で、スキャモンの発育発達曲線を示しながら、
 「良き師につくことが大事」
 理由1)初心の頃に教わる指導者の影響は大きい
 理由2)幼少期には運動の楽しさ、良い動きを身につけることが大切(正しい運動学習)
  これらによって適正を見つける、ことの重要性を指摘されました。

 また、単に練習量だけを増やすだけではだめで、自己を客観的に見つめながら(科学誌ながら)、感覚を大事にしたトレーニング、サイバネティックストレーニングについての重要性と具体的なアイデアも示してもらいました。
 さらに、トップアスリートとして、パフォーマンスを発揮するためには、「セルフマネジメント」の重要性について、「日常の環境とは違うところで戦える逞しさ」という言葉で説明されました。
 その意味は、海外などでの大会では、食事、言葉、移動、スケジュール、体調管理など、セルフマネジメントができなければ十分に力が発揮できない。そのため、自身は、武者修行として海外で、かつより厳しい環境でのトレーニングでそのことを身につけてきた、と実体験を語ってもらいました。
最後に、日本のアスリートは、恵まれている。その恵まれていることを認識して、当たり前と思わないで、セルフマネジメントに取り組んでほしいと現役の中高生に話しかけてもらいました。
お話を聞いていて、何事に対しても突き詰めて考え、考え抜いた上で、徹底した実践を積み上げてこられたことが大きな成果を生み出された原動力と感じました。

【忠】
 

2019.10.21

立命館大学校友会設立100周年記念 オール立命館校友大会

先週の土曜日、国立京都会館にて、
立命館大学校友設立100周年記念 
オール立命館校友大会

 

が約2000名の参加者が集まり、盛大に開催されました。

記念式典の最初の挨拶で、
村上校友会長から、校友会設立の歴史を語られました。

 

100年前に、大学令により、
「立命館が専門学校に留まるか、大学になるか」
という大きな選択が迫られました。その時に、大学になって欲しいという卒業生(校友)たちが結集して、設立したのが校友会の始まりです。その時の卒業生たちは全国を奔走して卒業生、関係者を駆け巡り、校友会として支援できる資金を集めて頂きました。

100年前の熱き想いの卒業生たちがいなければ、いまの学園も100周年記念式典もありませんでした。
当時の卒業生たちの決断と行動がいまの学園発展の出発点ともいえます。

そのような意味も込めて、村上会長より、
「学園と校友会がこれからも両輪となって、学園ならびに日本、世界の発展に貢献すること」
を挨拶で強く強調されていました。

式典を含めて、多くの校友から熱い想い、メッセージを頂きました。
ミニコンサートをしてくれた『感覚ピエロ』のボーカル 横山直弘さんは、校友です。立命館慶祥中・高出身で、「10年間も立命にいたので、建学の精神『自由と清新』は耳にたこができています!」と話してくれて、受験生応援ソング、自由についての楽曲を披露してくれました。また、このような100周年記念に、招いてもらったことを非常に喜び、誇りに感じてくれていて、その感激がこちらにも伝わってきました。

また、仲谷総長と出口APU学長との対談の質疑応答で、80歳近い校友が、この間の学園の様子を克明なデータでお話しになって質問されていて、いつも母校に注目して見守って頂いているのを感じました。現在、36万人を越える校友がおられ、皆さんからの支援と期待を身近で実感する機会となりました。

 

その他、会場で、写真のようにスポ健の学生さんとも会えました。
ポスター発表していたM2の橋nailさん、SDGsのプロモーションしていた亀stoneくん。

 
 
残念ながら、校務の関係で最後まで参加できませんでしたが、
学園は校友に支えられていることを強く実感し、大きな感激を頂きました。。
校友の皆様、ありがとうございます。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週の出雲駅伝では、6位入賞でした。選手、スタッフの皆さん本当にご苦労様でした。
実力が着実に積み上がっているのを実感しました。
その時のメンバーを含めて、土曜日の記録会で記録を大きく更新しています。なんと、5000m13分台が4名も誕生しています。かつ3名は立命館記録を更新しています。この間の着実なトレーニングが大きな成果を生み出しています。11月3日の全日本大学駅伝もさらに楽しみになってきています。
https://daigaku-ekiden.com/
【忠】

2019.10.14

EdTech

先週の土曜日に上陸した台風19号は、日本列島に甚大な被害をもたらしました。
被災、被害に遭われたみなさんに心よりお見舞い申し上げます。
------------

先週の金曜日に、
大学で、「事例研究会」が開催されました。

今回は、『EdTech』を学ぼうと、
EdTech分野の第一人者であるデジタルハリウッド大学大学院の佐藤教授と、
EdTechを活用した英語コンテンツの開発で著名な行正氏をお招きして、
国内外の豊富な事例をもとにEdTechの本質は何か、日本の高等教育や立命館にEdTechを導入する際の課題点は何か、をご紹介いただきました。

   

部門を超えて新しい高等教育モデルを具体化するきっかけとする意味で、教学部のみならず、多方面の部門に声をかけて大勢の教職員に集まってもらいました。

佐藤昌宏教授は、
『EdTech』とは、
テクノロジーを活用した教育のイノベーションである
と定義されています。

テクノロジー: AI、IoT、VR、アプリ、ソフト
教育: 公教育、企業研修、リカレント
イノベーション: 劇的なビフォア、アフターが必要

と分解して解説してもらいました。

その上で、EdTechが進めば、学びの個別最適化とSTEAMが進む。
教育という仕組みを越えた、「学び」が手に入る学習者中心が加速することを強調されていました。

個別最適化により、個別学習計画がたてられ、アクティブ・ラーナーを育て、将来のアクティブ・ワーカーを育てることにつながること。

また、STEAM(Science, Technology, Engineering, Art, Mathematics)教育における「A:art」の重要性についても指摘され、単なる芸術として捉えるのではなく、Liberal Arts:教養として捉えるべきもので、問いを立てる力、倫理、道徳、哲学、真善美という広い概念で考える必要性を強調され、次の二人言葉を引用されていました。

その一人が、パーソナルコンピュータの父といわれる、アラン・ケイの
     「現在の人間は、原始人が核爆弾を持っているようなもの。
       人間のアップデートが必要だ」

もう一人が、アップルの創業者、ジョブスの
     「技術は、リベラルアーツ(教養)や人間性と一緒になることで、
        我々の心を歌わせる製品やサービスに昇華される」

そして、最後に次の言葉で、EdTechについてのこれからを締めくくられました。
デジタルテクノロジーの進化はとまらない
デジタルテクノロジーは教育を科学する
そして人間の価値を再確認する
EdTechイノベーションの目指すところは
全てのリソースをこのベクトルに向けること
つまりデジタルテクノロジーを活用した
教育の質をどう担保するのか

EdTechを単なる、対面学習の補完として捉えるのではなく、EdTechの本質を理解した上で、リアルな場での教育ともハイブリッドにしながら、よりよい高等教育は提供できることを確信しました。これから、学部・研究科の将来構想、カリキュラム改革にも大いに参考になる事例研究会でした。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
今日は、出雲駅伝です。
大学は授業日ですが、たまたま授業がないので、応援に行かせてもらっています。
http://www.izumo-ekiden.jp/
本学のチーム状態は良好と聞いています。実力通りの力を発揮して、ベストを尽くしてくれることでしょう。
フジテレビで、13時から生放送があります。TVでも応援してください。
https://www.fujitv.co.jp/sports/ekiden/izumo/index.html

【忠】