こんにちは、かわいです。
前期、ライティング・サポートデスクが設置された図書館ぴあら
に来ています。
今はまだ、学生さんが多くなく、仕事するにはいい状況です。
個人的には、学生さんがワイワイ話している中で作業するのも好きです。
先週は、卒論の中間発表があり、学生たちは、調査計画まで発表しました。
中間発表の相談もぴあらでしていました。研究室は、本が近くにあるのが便利ですが、
プリンタやホワイトボードがあるのが、ぴあらのいいところです。
ホワイトボードに色々図で書いて説明したりしながらアドバイスしました。
中間発表でコメントしたことを思い出しますと、
【背景ー目的ー方法ー結果・考察を筋の通ったものにする】ということが大事になってきます。
細かく、最初の背景では、
1)「なぜその研究をする意義があるのか」「なぜその研究をする必要があるのか」
という<大きな背景>を示し、
2)その上で、研究で用いる概念(キーワード)や調査項目、分析方法に関わる先行研究や用語解説をする
その上で、目的では、
1)問題意識のような大きな目的(信頼関係に基づくコミュニケーションを行う必要がある)も示した上で、
2)研究目的(具体的に、”この”研究で何を明らかにするのか)へ絞り込みます。
*この時、研究目的を表す文には、方法や結果・考察で触れる重要なキーワードを盛り込んだ文章にする
また、研究目的でいきなり重要なキーワードが出てくるのではないように背景と先行研究で十分に
前振りとしておく。
方法では、
1)なぜその方法を用いるのか
(なぜその調査項目を用いるのか)について説明できるよう理由や根拠を持っておくことが大事です。
2)その目的に対してその方法が妥当なのかをしっかり説明できるようにして欲しいです。
(他の方法ではなく、なぜ”その”方法なのかを説明できるようにする。
また、その方法で目的に答える結果が得られそうかを吟味する。)
以上のようなことが重要なポイントだったと思います。最終文章で仕上げていく過程でも、
全体の構成を前後に行ったり来たりしながら、論理をつなげていくことで、
卒業研究が彼らの力になってくれればと思っています。
危うく、週末のラグビー(サモア戦)で熱狂しすぎて、今週の卒論相談のことを忘れるところでした。
あれだけ激しいスポーツでフェアプレーができるかどうか、優れたパフォーマンスが発揮できるかどうか
は、メンタルやその人の人格や生き方みたいなものが浮き出てくるように感じました。
それにしても、すごい迫力でした。
かわい