[ Tue ] の記事一覧

2019.11.19

学生ワークショップ:キャリア・トランジション

こんにちは、かわいです。

学生がキャリア形成をテーマに研究に取り組んでいます。

キャリア形成の中でトランジション(移行ではなく、転機の方の意味です)

を言語化していくことが大切だというメッセージを込めてワークショップを

実施してくれました。


 (kawai)20191119


4回生の学生が就職活動で言語化した経験談を調査し、

クイズ形式にして実施してくれました。

例えば、
部活動のキャプテンになりました。

しかし、自分がチームのために何ができるのか見つけることができなかった。

全国を目指せる人は、モチベーションが高いが他の人達はそこまでモチベーション

を保てるわけでもない。あなたならどうしますか?


正解を探すというよりかは、実際に学生たちが取り組んでいる活動に

意味を形成しながら言語化することが大事ということを学びました。


3回生のみなさんにも有意義なワークショップをどんどん開発していってもらいたいですね。


かわい

2019.11.12

関西地区大学ボランティアセンター連絡協議会

こんにちは、かわいです。


関西地区大学ボランティアセンター連絡協議会は、
関西地区の大学ボランティアセンターのボランティアコーディネーションの
専門性向上とネットワーク強化をめざして職員・関係者の連絡・研修を担っている
組織です。

立命館大学では、学生がボランティア活動に取り組みたいと思った時に、
サービス・ラーニングセンターに足を運べば情報を得ることができます。
https://www.ritsumei.ac.jp/slc/
BKCでは、アドセミナリオ1Fです。

連絡協議会で職員・関係者の皆さんの議論に講師として参加してきました。

学生の成長をどう理解したらいいのか、どう評価すればいいのか

大事なことは学生のためになることだという原則を確認しながら、
議論が積み重ねられていました。
参加されたプロフェッショナルの皆さんの視点は鋭く、私の役割は
それをまとめて組織的なアクションにつなげていくことでした。
 (kawai)20191112
(せっかく撮っていただいたのに、動き回っていたので、ぶれぶれですね)

短い時間でしたが、収束点をラフスケッチしてプロトタイプを
作成することができました。今後は、このプロトタイプがどう発展していくか
に関わっていきながら、大学の関わるボランティア活動に貢献していきたい
と思います。

かわい

2019.11.05

学び宣言

こんにちは、かわいです。

スポーツ健康科学特殊講義という授業では、スポーツ健康科学の学びを

考える授業を行っています。


先週まで、Learning in Contextの空田さん、植竹さん、宮田さんと

コラボして学生による《学び宣言》動画を作る会を一緒に創ってきました。


 (kawai)20191029


スポ健での学びは、(学生たちによれば)

「学んだことをアウトプットできる」

(理論と実践を両輪で学ぶということですね)

や「異なる価値観と出会い、価値観が変わる、成長する」

といったところに魅力があるのだそうです。


3回で駆け足で進んでしまいましたが、彼らの挑戦と

つくった動画の面白さを感じる3回でした。

彼らの力があれば、5回ぐらいに分けて挑戦し続ければ、

いいアウトプットができるし、彼らの学びへの意識も深められる

のではないかとリフレクションしています。


彼らの今後の挑戦と成長に期待です。


かわい

2019.10.29

エクセル研修@1回生サブゼミ

こんにちは、かわいです。

秋学期に入って、1回生もすっかり大学生活に慣れてきている様子です。


先々週と先週に1回生の基礎演習後のサブゼミの時間に2回生のアカデミック

アドバイザーによるエクセル研修が実施されました。


 (kawai)20191029

(開始前、準備中の写真です。)

エクセルは、実際にデータを触って動かすことで慣れますし、習熟する

ものだと思います。近年、エクセルの操作に慣れていない学生さんが

増えている印象でした。2回生のアカデミック・アドバイザーのみなさん

(と執行部の3回生の皆さん)に「何かできないかな」と相談したところ

エクセル研修を実施してくれました。


実際のスポーツ健康科学の学び、調査やパフォーマンス測定実習でエクセルを

どんどん使うことになるのですが、その前に一回生で触れられたことの意義は

大きいと思います、アカデミック・アドバイザーの皆さんに感謝です。


実際に様子を見ていると、もう少し複数回、いろいろな場所でエクセルを

用いた課題に取り組んでいるといいのかなという印象です。

データをとって、データを使って、学びを発展させていってくれればと期待

しているところです。


かわい

2019.10.22

ゼミ卒論ワークショップ

10/22 卒論ワークショップ


こんにちは、かわいです。


ラグビーの応援に熱が入って、疲労困憊です。


先週は、卒論のワークショップを実施している様子を見てきました。


リーダーシップが重要

(リーダーシップの中でも、目的共有が重要)
 共通の目的に向けて互いに影響を与えるリーダーシップが重要

 そのようなリーダーシップを全メンバーが発揮するには信頼関係が重要

  どうすれば、リーダーシップの発揮を生み出す信頼関係が築けるのか


とリサーチクエスチョンを絞り込んでくれました。

単に、どうすればリーダーシップを発揮できるかや、どうすれば信頼関係が

築けるかよりも、先行研究の知見や概念を関連づけてリサーチ・クエスチョンを

絞り込んでくれたと思います。


 (kawai)20191022


実際のワークショップでは、お互いに知り合いでない人を12人集め、

4人1組、3グループで4分割した紙を元に復元するゲームに挑戦してもらいました。


何より、そういう場に集まってくれる学生さんらの互いが互いのために精神が

ラグビー熱と相まって、ひそかに感動していました。


また、ゼミ仲間が運営補助者としてやってきてくれていました。

主催している学生も、前の機会に別の学生のサポートに回っていました。

こういう「お互いがお互いのために」というのは、スポーツ健康科学部の

学生の力だと思います。大学生の成長として、知的成長と同じくらい大切な

成長だと考えています。率直に言って、すごいなと思います。


それは、人を助けるということ(Helping)やケアのマインドであり、

この複雑で不確実な時代と世界を生き抜く上でとても大切なことだと思います。


分析して書き上げるまで、ハードシップが続きますが、粘り強く取り組んで
力強く成長していってほしいと思います。


かわい


2019.10.15

授業でのあれこれ(1)

こんにちは、かわいです。

後期は、新しい授業が2つと、受講生に合わせて授業の流れが変わる授業が1つ

ある関係で、準備に追われています。

(というわけで、ブログは短くなります、ご容赦ください。)

(あと、ラグビーとバレーの応援にエネルギーを注いでいました。)

 (kawai)20191015

夏の間に準備が完了している!、、、などということはなく、毎週準備で勉強です。

副産物もあり、自分自身にとっても、気づかされることの多い実験を取り上げたり、

エピソードを紹介したり、理論的な説明を試みたりと、ぐちゃぐちゃしています。

(こういうプロセスを孵化(インキュベーション)と名付けられています。)

(何も生まれなくても、インキュベーションと呼べるのかどうかわかりません)


授業中も、「よくわからないんだよな」と何度か口にしていますが、謎が多いです。

例えば、記憶についての話題を紹介しています。


間隔をあけて復習するのがいいとか、自分で自分にテストするのがいいといった

ことはおおむね合意が得られています。が、ある方法とある方法を比べる実験は、

条件が込み入ってくるからかあまりなされないようです。

しかも覚える対象が、変われば真反対の結果も出ることがあったりして、どう整合

的に理解すればいいのか謎です。


疑問が尽きないどころか、謎に遭遇する日々ですが、学生の皆さんに

「日々、疑問をもって考えましょう。単なる疑問ではなく、考えたくなるような謎

をときましょう」と言っている身としては、しっかり考えねばなりません。



同僚の先生が紹介しれくれた本の中で、研究を指導する際に、

「それは疑問だけれど、謎ではないね」

「そこに疑問はあるが、謎はないね」といった

コメントがされると聞きました。


大学の中での学びと研究者の知的探求がつながっている、というより、

研究者の知的探求につながるように大学生の学びを実現できるかどうか

が大学の教育を考える上で大事になるのかもしれません。


かわい

2019.10.08

図書館ぴあらと卒論指導

こんにちは、かわいです。


前期、ライティング・サポートデスクが設置された図書館ぴあら

に来ています。


今はまだ、学生さんが多くなく、仕事するにはいい状況です。

個人的には、学生さんがワイワイ話している中で作業するのも好きです。

 (kawai)20191008

先週は、卒論の中間発表があり、学生たちは、調査計画まで発表しました。

中間発表の相談もぴあらでしていました。研究室は、本が近くにあるのが便利ですが、

プリンタやホワイトボードがあるのが、ぴあらのいいところです。

ホワイトボードに色々図で書いて説明したりしながらアドバイスしました。


中間発表でコメントしたことを思い出しますと、
【背景ー目的ー方法ー結果・考察を筋の通ったものにする】ということが大事になってきます。

細かく、最初の背景では、
1)「なぜその研究をする意義があるのか」「なぜその研究をする必要があるのか」
という<大きな背景>を示し、
2)その上で、研究で用いる概念(キーワード)や調査項目、分析方法に関わる先行研究や用語解説をする

その上で、目的では、
1)問題意識のような大きな目的(信頼関係に基づくコミュニケーションを行う必要がある)も示した上で、
2)研究目的(具体的に、”この”研究で何を明らかにするのか)へ絞り込みます。
*この時、研究目的を表す文には、方法や結果・考察で触れる重要なキーワードを盛り込んだ文章にする
 また、研究目的でいきなり重要なキーワードが出てくるのではないように背景と先行研究で十分に
 前振りとしておく。

方法では、
1)なぜその方法を用いるのか
(なぜその調査項目を用いるのか)について説明できるよう理由や根拠を持っておくことが大事です。
2)その目的に対してその方法が妥当なのかをしっかり説明できるようにして欲しいです。
(他の方法ではなく、なぜ”その”方法なのかを説明できるようにする。
 また、その方法で目的に答える結果が得られそうかを吟味する。)

以上のようなことが重要なポイントだったと思います。最終文章で仕上げていく過程でも、
全体の構成を前後に行ったり来たりしながら、論理をつなげていくことで、
卒業研究が彼らの力になってくれればと思っています。

危うく、週末のラグビー(サモア戦)で熱狂しすぎて、今週の卒論相談のことを忘れるところでした。
あれだけ激しいスポーツでフェアプレーができるかどうか、優れたパフォーマンスが発揮できるかどうか
は、メンタルやその人の人格や生き方みたいなものが浮き出てくるように感じました。
それにしても、すごい迫力でした。

かわい

2019.10.01

SSP研修会

こんにちは、かわいです。


朱雀で行われたSSP研修会に参加してきました。

BKC、衣笠、OICから40名以上の学生たちが参加していました。

2日間にわたって充実した活動プログラムでした。


以前に紹介いたしましたが、SSPのピア活動は、学生による学生支援活動

で、さまざまな活動を生み出していかんとするエネルギーに満ちています。


全てには参加できませんでしたが、「自分の学習スタイルを知る」

「自分の価値観をふりかえる」「コンセンサス(合意)形成」といった

セッションを経験していました。


「私を生かすコミュニケーション」というセッションに参加しました。

最初に、コミュニケーションについてのクイズに各自で答えてから、

グループで話し合い「グループとしての考え」を決定するという流れでした。


コミュニケーションをめぐっては、たくさんの難しい問題があります。

学生のみなさんも、どうすればうまくいくのか、何が課題かといった

ことをめぐって、議論を白熱させていました。


今日の経験をこれからの日常のピア・サポート活動に生かしてくれる

と思います。とくに最後、各キャンパスに戻ってから、それぞれの

ビジョンを考え合う時間はすごい白熱でした。


 (kawai)20190930


今後も、SSPのピア・サポート活動が活発になっていくことでしょう。

伴奏していければと思います。


かわい

2019.09.24

2019年秋学期に向けて

こんにちは。かわいです。


今日は、あいにくの曇天です。

 (kawai)20190923


秋学期に向けて、不安と期待が入り混じった日々を過ごしております。

ともかくばたばたしているのは授業の準備で、新しい科目が2つ始まるのと、

卒論がどうなるのかでおろおろしています。


つい先日、新任教員FDプログラムで、ベテランの教師の先生の講義で、

「教えたいことがあるから教えるだ」とおっしゃっておられました。


なかなか、そこまで思うことは難しく、

「こちらが教えたいことも、学びたいこととは限らないしな」とか

「教えても、面白いと思ってもらえるだろうか」といった不安でいっぱいです。


今日、キャンパスにぼちぼち学生さんがたくさんやってきています。

ふとした瞬間に、不安でいっぱいなのは、教員だけじゃないよなと

思いました。また、不安はいいけど、学生に顔向けできないような

ことはまずいよなとも思いました。(だから不安にもなるわけですが)


前に書いた論文の中でも、大学では、学生は責任を持って学びに取り組み、

学生の「わかりたい」という知的欲求に応える場を実現できるよう教職員は

教育をつくっていかねば、といったことを書きましたが、それでも不安は

つきません。


不安なのは、学生のポテンシャルに応えられるか挑戦しているからだから

悪いことじゃないような気もしてきました。

新しい授業を含め、後期も精一杯挑戦していきたいと思います。


かわい

2019.09.17

FD研修会2019秋

こんにちは、かわいです。

スポーツ健康科学部では、年に2回、教職員が集まって1日がかりで

学部の様々なテーマについて議論し尽くす日があります。

それが、今日です。


たとえば、教育のことについては、普段から、

どのように授業を運営するか、学生にどう働きかけるか

といったことを担当者会議や担当教員同士で打ち合わせをしています。


そうした日々の検討や議論を超え、より長期的で、学部・研究科全体の

視野から議論する日が今日です。

今日は、スポーツ健康科学部・研究科の新たなミッションやビジョン
そしてその下で何をするのかといったアイデアを出し合いました。

 (kawai)20190917_2


FD研修会といっても、真面目な硬い話ばかりではありません。
ざっくばらんにわきあいあいと、話し合いをして、時には笑いも起きています。

学部・研究科という組織が創造的で楽しさのある状態であることが、
私たちの研究・教育の活力になりますし、さらには学生の成長にもつながって

いくのかなと思います。

未来を大事にする大学の学部として、どんな未来を創造していくのか

考え続けていきたいところです。そして、午後も続きます。

かわい