卒業論文作成にあたっては、多くの人の協力が不可欠です。同級生はもちろんのこと、後輩の3回生、先輩の大学院生、ならびに先生方、職員のみなさんに多くの協力をもらっています。
ゼミではつねに、「ギブ & テイク」が基本です、と伝えてきました。実験をするときに一人ではできません。お互いに助け合いながら進める必要があります。論文をまとめたり、実験計画をまとめるときも多くの意見をもらい、検討を深めていきます。
写真は、3,4回生合同でのゼミの様子です。「ギブ & テイク」を基本にしたので、まずは3回生が机に座ります。3回生が座った席の前に、1名ないし2名の4回生および大学院が座ります。3回生がまとめた研究計画書を、目の前に座った先輩に渡します。それを先輩たちは2分で読み、そのあと3分間後輩へ質問し、コメントをフィードバックします。そのあと、先輩たちは席をひとつずらし、次の3回生のところへ移動します。これを繰り返します。そしてすべての3回生が、すべての先輩からフィードバックをもらいます。終わる頃には、3回生の研究計画書は真っ赤になります。
後半は、まだ完成していない4回生の卒論原稿を、研究テーマが近い3回生ならびに大学院生が、時間をかけてじっくり読みます。論理展開に矛盾はないか、目的と結論はマッチしているか、誤字脱字はないか、文献リストはフォーマット通りになっているかを、厳しい目でチェックします。3回生にとっては、来年の今頃に逆の立場になることをいやでも意識させられます。また、卒論をまとめる作業に具体的に関われます。大学院生にとっては自らが卒論をまとめた頃を振り返りながら、その後、どれだけ成長したのかを確認することができます。
人は人との関係の中で育てられることを感じます。課題達成に専心すること、その課題達成を補助し貢献すること、その貢献に感謝しお返しできること、このようなことを学ぶ場面でもあります。
あとは全員が無事に提出してくれることを願うばかりです。
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
・何度かアナウンスしましたが、12/9に東京・紀尾井町にてシンポジウムを開催しました。『超”スマート”になるための健康イノベーション』
http://www.activeforall.jp/topics/167/
平日の午後でしたが、会場は満席で大盛況でした。詳しくは来週のブログで紹介しますが、スポーツ健康科学部1期生、2期生の訪問もありました。また、多くの再会もあり、かつシンポジウム全体としても、参加者が満足度の高いものになりました。関係者のみなさんの準備のおかげです。ご苦労様でした。
・「KS1 熊本をスポーツの力で1つ」という団体があり、本学部の学生が活動しています。京都の四条通りあたりで、募金活動も行っています。土曜日に、大学時代の同級生より、「立命館・・・、といって募金活動をしていたので、募金して話しを聞いてたら、スポーツ健康科学部やと言ってたので、おまえの名前を出したら知っていたわ」とメールをくれました。募金をしてくれた同級生、募金を募っている学部生、見守ってくれている市民の皆さんに感謝です。
https://www.facebook.com/KS1ritsumeikan/
【忠】