2016.11.02

ゼミ学生、追い込み期へ突入!

4回生は、初めての卒業論文を作成しています。
大学という最高学府での、学びの集大成です。その意識をもって取り組むようにと、ゼミ学生には(ときどき)伝えています。そのことも意識しながら、「せっかくやるのだから」と、よくがんばって、飛躍的に進化しています。

いま、ippoゼミでは、後期の授業(専門演習)は、学生の希望と調整で(立命に来てからは初めて)3回生と4回生、院生の合同で行っています。3回生も、今年度はプロジェクト研究をもっているので、4回生や院生が議論に加わってくれています。

4回生の卒論時期… いつまでも、なんとなくほんわかムードでやってくれています。
>> ハロウィン間近のある日の研究室にて。


3回生はいま、今年から始まった滋賀県の「少子化対策学生プロジェクト事業」に採択され(滑り込ませて頂き)、それに取り組んでいます。たまたまnao先生に教えて頂き、急遽提出したのですが、貴重な機会を頂いています。立命からは3チームが採択されたようで、ゼミ学生たちとの交流・連携を行う方向で、学生たちが接触を始めた模様です。

不思議なもので、私からすると、学生たちの目線と重なる部分が多いプロジェクトなのですが、学生たちで進めているうちに「自分たちがやりたかったのとは違うけど、やる」と、不思議なことを言い始めた時期がありました。やりたくないことならやらなくていい、ただ、やめるなら自分たちでちゃんと後始末は考えるように、と伝えた懐かしい時期もありました。

でもやめたくもないと言うので、「どこがどう違うと感じているのか」という話を、授業外の時間も使いながら、lineもフル活用しながら進めました。ようやく今、(おそらく)違和感少なく、伝えたことや自分たちが考えたことも腹落ちしやすくなってきたようです。その様子は、あちこちに目に見えて表れています。4回生からのコメントは、この流れや勢いづくりをしてくれました。

そんなこんなで、学生も私も、追い込みの時期です。隙間時間を見計らっては、研究室にやって来てくれています。みんな、昼休みも返上です。その後すぐに午後の授業に出かけていたら、ある日、ゼミ学生たちが「これを食べてください」と差し入れてくれました。なんだかもったいなくて、食べられません…(でも、その後、とても美味しく頂きました)。

>> どんな想いで選んでくれたか想像すると、楽しく嬉しくなります。

選んで、大学の売店から買ってきてくれたのは、ごっつい姿をしたアメフトくんだったようです。ゼミの中でのその連携ぶりを微笑ましく思うやら、うれしいやらでした。

そんな学生たちと繰り広げるドタバタ劇は、まだまだ続きますが、自慢のスポ健の学生たち、ゼミの学生たちです。感謝!

※表紙の写真、どの学生が3回生、4回生か分かりますか?学部-大学院、回生を超えて馴染んできました。「先生、実はね…」という話、こんなときに出てきたりして、学生もゼミ運営も奥深い!?

ippo

2016.11.01

学修成果の「みえる化」へ向けて

11月に入りました。かつて清少納言は枕草子のなかで「秋は夕暮れ」といったようですが、確かにこの時期の夕日は、美しいものです。山の端に浮かぶ雲が橙色に染まり、その上を雁などが連なって飛ぶ様子などは、いつの世にも趣がある風景と受け止められているのではないでしょうか。

さて、スポーツ健康科学部は2010年に開設以来、教学や入試、学位授与などをどう改善すれば、学生のみなさんの学修が活発になり、社会に貢献する人財を輩出できるかについて、不断の議論を続けております。そして、それらをより推進するために、所属教員がいくつかのグループになり、学部・研究科の諸課題を議論する場として、委員会が設けられています。

そのなかで、私は【智】先生をリーダーとする第1委員会に所属しております。
この第1委員会では、カリキュラム等の教学上の各種の課題を検討していて、現在は、学部における学習支援から、学生対象の奨学金制度までの多様な課題について、メンバーの先生方と意見を出し合っております。なかでも今、特に大きな問題として取り組んでいるのは、学修成果の「見える化」です。スポーツ健康科学部のカリキュラムを通じて学生のみなさんがどのような学修成果を修めたのかについて、的確に見える化するにはどうすればよいのかが考えられています。


上記写真のように、スポーツ健康科学部のカリキュラム全体さらには、各講義科目により、どのような学修が展開されたかを可視化するためには、どういった方略が有効なのか、熱い議論が続けられています。たとえば、学期や・講義内にて実施される各種アンケートを活用し、事前に提示されているシラバスとの整合性を検証する案も出されています。学生・院生のみなさんは、これらのアンケートに積極的に回答いただき、教学システムの改善に資するご回答をいただきたいと思います。


※追記:学修ということば
最近、大学における学びを示す言葉は、学習ではなく、学修という漢字が用いられるようになっています。これは、2014年8月に出された中教審の「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて~生涯学び続け、主体的に考える力を育成する大学へ~(答申)」において、大学での学びの本質は、「講義、演習、実験、実習、実技等の授業時間とともに、授業のための事前の準備、事後の展開などの主体的な学びに要する時間を内在した「単位制」により形成されていること」とされたことより、学修へと用語の統一が図られました。これは、これまでの学習よりも、より積極的な、いわば「アクティブ・ラーニング」がなされている学びが大学では求められているということが背景にあるようです。学生のみなさんは、ぜひ日々の学びが学修となっているか自らに問い直してみてください。




【ken】

2016.10.31

イベントぞくぞく

先々週から先週にかけてイベント続きでした。


既にHPにて案内報告がされているものもありますが、いくつかピックアップすると
10/17月 京都府スポーツ施設懇話会
    今後の京都のスポーツ施設のあり方を検討する委員会
10/21金 順天堂大学との研究交流会
    https://www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=290512
    若手研究者同士の良い交流会ができました
10/22土 スポーツ健康コモンズ竣工記念イベント
    https://www.ritsumei.ac.jp/shs/news/article.html/?id=257
    多くの一般市民の方の参加がありました。次年度から、コモンズでは一般開放も検討しています。
10/23日 第2回カレッジスポーツシンポジウム
    http://daitairen.or.jp/?page_id=8500
    専修大学の神田キャンパスで行われました。第3回は近畿で開催されるかもしれません。
10/24月 国立スポーツ科学センターとの教育研究協力に関する協定締結
    https://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=443
    東京キャンパスにて調印式、プレス発表を行いました。
10/25火 京(みやこ)アロマカンファレンス
    http://www.miyaco-aroma.jp/index.html
    香りのもつ奥深さと可能性を勉強しました。
10/28金 学部・研究科の外部評価
    外部評価をお願いしている先生方にお越し頂き実地調査をしていただきました。
10/29-30 第29回日本トレーニング科学会
    http://trainingscience2016.com/
    本学からも多くの先生、院生、学部生が発表しました!

秋は時候も良いのでイベントがぞくぞくです。まだまだ続きます。本ブログでまた紹介します。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
今週の土曜日に 立命館大学理工学部ロボティクス学科設立20周年記念事業があります。
ご存じかどうか分かりませんが、本学部のエジソン、塩澤先生(naru)は、ロボティクス学科の1期生です。
もちろん、このイベントに参加され、下記のように講演されます。
2016年11月5日(土曜日) 13:20~14:00
1期生講演会 立命館大学スポーツ健康科学部  准教授 塩澤成弘
「Why not choose Robotics? - ロボティクス学科卒業生としてのいま -」
http://www.mes.se.ritsumei.ac.jp/robo/?p=1087
【忠】

2016.10.30

運動処方特論(大学院)

スポーツ健康科学研究科博士課程前期は、
「研究力」「実践力」「リーダーシップ」「コーチング力」を
基本コンセプトとした教育・研究を実施しています。
総合的・学際的な教育・研究を展開するとともに、
身体運動科学領域とスポーツ人文社会科学領域の
2つの専門領域が設置されています。
入学定員は25名です。



私が担当している運動処方特論では、
疾病の予防改善のための運動処方を
エビデンスベースで作成しています。
EBM(Evidence-based medicine)は、科学的根拠に基づいた医療ですが
我々はEBE(Evidence-based exercise)を目指しています。
今年度の受講生は6名で、前半はそれぞれ担当する疾病を選択し
それぞれの予防改善のための運動処方について
海外文献を2本程度引用し、全員に説明しています。
今回選択された疾病は、腰痛、心疾患、肥満、糖尿病、高血圧、ロコモでした。
その後は、ケーススタディで同一の疾患の実際の運動プログラムを
すべて海外論文ベースで作成していきます。

受講生は海外文献検索サイト(PubMed)を屈指して
関連する論文を集め、方法に記載されている運動処方の内容を精選し
自身のオリジナルの運動プログラムを作成します。
基礎的な理論だけではなく、大学院で身についた研究力を存分に生かし
ユニークで信頼できる運動プログラムになっています。
日本国民の運動参加はまだまだ少ないのが現状です。
画期的な運動処方プログラムの作成方法を開発していただき
日本の運動処方をリードする存在となってほしいです。


Good day!

sana

2016.10.29

大学が評価を受ける?


 大学が評価を受ける?

 昨日は、朝から、学部事務室が、ざわざわとしていたかも知れません。

 関係する教員、学部長を始め、副学部長、前副学部長、学生主事、事務長、事務員など、
 いわゆる執行部と言われる人達が、なかなか緊張した一日を過ごしました。

 というのは、写真にありますように、

 スポーツ健康科学部・スポーツ健康科学研究科
 外部評価委員会

があったからです。

 大学が評価を受けるんです。昨日は、スポーツ健康科学部及びスポーツ健康科学研究科でしたが。。。

写真 外部評価委員会の会場



他大学・研究機関の委員の先生方に、本学部及び本研究科の教学・入試等、
大学として、適格かどうかを評価して頂く会議が終日あったからです。

この会議のこの日のために、昨年度から、執行部と事務室が、また、当然ですが、
大学本部とも連携して準備を進めてきました。

評価委員の先生方には、6月くらいでしょうか。事前に資料をお送りし、そして、質問事項等を受け、
それに対する学部としての回答を準備、再度回答書を評価委員の先生方に送付。。。

関係する教員と事務室とで、根拠資料の準備等、取り組んできました。

当日は、

・評価委員の先生方の資料閲覧
・評価委員の先生方と教職員との個別面談
・評価委員の先生方と学部・研究科との意見交換
・評価委員の先生方による施設見学・授業参観
・評価委員の先生方による学生・院生へのインタビュー

等、盛りだくさんの内容です。

午後から、インテグレーションコア、英語の授業、とスポーツ健康コモンズを
参観しました。

写真 施設見学



写真 スポーツ健康コモンズ見学



評価委員の先生方には、【 智 】がお世話になっている先生もおられました。

写真 評価委員の一部の先生方とご一緒して。。。



「ドキッ!」とする質問があったり、厳しいご指摘を受けたりしながらも、
執行部の先生方が適切に回答されていました。

評価がどのようになるのか、まだ、分からないのですが、まずは、一山越えたなぁ
というのが本音ですね。

大学も評価される、そんな時代に来ています。

教職員一同、頑張らないとね、と思った次第です。


それでは、良い週末を!

【 智 】

2016.10.28

金沢マラソンに参加してきました

naoです

いよいよ大型フルマラソン大会が始まりました。
近畿では、大阪マラソン(10月30日)、神戸マラソン(11月20日)、奈良マラソン(12月11日)が開催されます。
私はこの3つの大会に申し込みましたが、「落選」通知を頂戴し意気消沈していましたが、なんと金沢マラソンが当たりガッツポ-ズ。



早速10月23日に開催された金沢マラソンに参加してきました。
国内からの14.591名、海外から735名が、金沢城公園に集まりました。
参加者の内45.9%が石川県の方ですが、次に多いのが東京都の8.4%でした。
新幹線効果でしょうか。京都から金沢へ行くのとあまり時間が変わらないのですね。
台湾や香港からの参加者も多く、スタ-ト会場では英語や中国語のアナウンスもありました。
荷物をトラックに預けるとゴール位置まで荷物を届けてくれます。



まだ2回目の大会ですが、金沢市民のお世話で、とても楽しく走ることができました(足は痛かったですが)。
42.195kmの間、金沢の特色が、いろいろなところで企画されていました。
スタ-ト位置では、地元消防団の纏(まとい)が20基ぐらい振られており、さすが城下町といった雰囲気でした。
最初の10kmは上り坂が続きますが、沿道の応援に押されて疲れは全く感じませんでした。

「応援ステ-ジ」では和太鼓やチアダンス、「応援スポット」では、中学校はじめ多くの太鼓保存会などの楽器演奏、そして「沿道にぎやかし隊」として商店街、少年野球の子どもたちはじめ中学生らの活気ある応援が最高でした。
さらに6000名のボランティアの方々(高校生、商店街、各種組合、企業、スポ-ツ団体等)が、給水や沿道整備に関わっておられました。
このボランティアの数は、凄いと思いました。
観光シ-ズンであるのに、町の中心部(金沢城公園)から交通規制を行い、大会の安全対策を徹底されたことに感謝です。

8名のゲストペースランナーが3時間から15分間隔で、サポートしてくれていました。
北京オリンピックに出場した尾方選手が3時間ランナー、アテネオリンピックで6位の諏訪選手が3時間45分ランナー、同じくアトランタ、シドニーに出場した弘山選手が4時間45分と多くのランナーのサポートしてくれていました。
ゲストランナーにアトランタオリンピックに出場した谷口選手をはじめ、リオオリンピックに柔道でメダルを獲得した金沢出身の松本薫選手も走っていました。
松本選手は、本当にバネのある足り方で、かなりの持久力を持っておられるようでした。
沿道の方々とのハイタッチをしながら走り続ける姿を見て、感激しました。

ランナ-にとって、楽しかったことは給水所で提供される「金沢スイ-ツ」ではないでしょうか。
21種類の和菓子や洋菓子はじめ稲荷寿司等が、ランナ-の糖質補充には最高のおもてなしでした。
驚いたのは、30km地点で「金沢カレ-」が提供されていました。
私は、「きんつば」と「落雁(らくがん)」を食べすぎていたので遠慮しましたが、マラソン中にカレ-行例ができていました(マラソンとカレ-は初めての体験)。
「ゴーゴ-カレ-!」ですね。

35kmを過ぎるころから、膝の激痛とフラフラ感が襲ってきました。
給水ポイントにコカコ-ラ-が提供されていたので頂戴しました。
炭酸の影響を心配したのでが、本当に美味しく感じ、すぐにフラフラ感が消えたのです。
もしかしたら、炭酸飲料水は市民マラソンランナ-の糖質補充に適した飲料水なのかな。
海老栄養研究室の方々に聞いてみます。



記録は、あと1分早ければ、4時間を切れた~ という一般市民ランナ-の中位の記録でした。
「能登かぼちゃバウンドケ-キは最高~」とか「マラソンと落雁(らくがん)は合うな~」とゆっくり味わっていなければ4時間切れたかも・・・。
でも記録より、走りながら金沢を楽しませて頂いたことが良かったです。
走り終わって、足を引きずることなく、「刺身&焼き魚&煮魚 豪華定食(1600円)」を食べるために金沢駅構内をダッシュしました。



やはり、大きな大会の楽しみは、参加賞を頂くことです。
Tシャツ、メダル、バスタオル、テレビで何度も放送されている「鍋用味噌」でした。
特にTシャツは、昔の立命館カラ-なので懐かしく思いました。


2016.10.27

運動フェスティバル

10月22日土曜日に、先週のブログにも書きましたスポーツ健康コモンズ竣工記念「挑戦したいを応援する」運動フェスティバルが開催されました。
当日は、曇り空ではありましたが、天気もなんとか持ちこたえてくれて、のべ400名というたくさんの方に参加いただきました。
メイン会場のBKCスポーツ健康コモンズの前では、地産地消の滋賀の野菜の販売や、大塚製薬㈱さん等数多くの企業による試飲試食会など、さまざまなブースが並び、賑わいました。




さまざまな体験やレッスンが開催されました。
こちらの写真はピラティスのレッスンの様子です。



ピラティスは身体のストレッチ、体幹やインナーマッスルの強化など、激しい運動ではありませんが、普段使わない筋肉を使いますので、人によっては筋肉痛になるそうです。実際に参加した私の研究室メンバーも、月曜日まで筋肉痛が残っていたそうです。今回の体験をきっかけにピラティスに興味を持ったようで、習ってみたいと話していました。彼女にとってまさに「挑戦したいを応援する」そんなイベントになったようです。
 
上記のピラティスや下図のウォーキング法のレッスンなど、アリーナで行われたイベントでは、スマートウェアを着用した私の研究室の院生が参加しました。スマートウェアでどのようなデータを知ることができるのか、実際に参加者の方に見ていただきました。
 



また、COIでタッグを組んでいる順天堂大学のロコモ予防チームによる「ロコモ度測定」も行いました。ロコモとは、ロコモティブシンドロームの通称です。病気や加齢に伴い、移動能力が低下するロコモは、メタボ症候群の悪化やサルコペニア(加齢性筋萎縮)を経て発症します。寝たきり、要介護状態に至る原因になります。

今回のフェスティバルでは、ダンス、キッズテニス、フットサルなど、大人だけではなく子供も楽しめるレッスンもたくさん開催しました。
下の写真は、キッズテニスの様子です。



子供が楽しそうに運動しているのをみると、こちらも運動したくなります。

今回のイベントでは、お子様からご年配の方まで、幅広い世代の方が同時に楽しんでいただけたと実感しています。またこのようなイベントが開催できればと思います。

naru



2016.10.26

10月の空と大地と学生と

青々としていた学部校舎前の樹が、色を変えてきました。
空は、もふもふした雲を身に纏うようになりました。

 ≫ 秋空ですね~

その空の下では、スポ健の学生たちが、同じ部活の仲間と一緒に頑張っています。
今シーズンはなかなか試合を観に行けず、行っても前半だけ、一部だけ…という感じでしたが、久々にひと試合全部観てきました。
すぐ隣のわかさスタジアムでは同時に関関戦、その後に立同戦があるという、スポーツ好きにとっては贅沢な日でした。
アメフトが終わったら、野球へ移動という人も多かったようです。

スタンドでは、卒業生(1期生)と一緒に応援してきました。仕事の話、学部の同期が結婚した/するという話などしながらだったので、試合の時間はあっという間でした。

  ≫ うりゃっ!
  ≫ タッチダウン!

今シーズンもよく守り、よく走っています。

試合前の場内アナウンスで、今日の注目選手にゼミの4回生Oくんが選ばれ、名前が響き渡りました!
「常に大きな声をかけてチームを引っ張り、リーダーシップを発揮することができる選手」と紹介されました。うれしい限りです。その紹介のおかげもあってか、このゲームのなかでもしっかり活躍していました。

  ≫ 次を見据えて…! 
気合の坊主頭も、徐々に増えてきたようです。4回生は特に、悔いのない学生生活、シーズンを送ってほしいものです。

ippo

2016.10.25

中四国小学校体育研究大会

先週末に、島根県松江市で第54回中四国小学校体育研究大会が開催され、【ken】も指導・助言者として参加してきました。この研究大会は、中四国地域の小学校の先生方が体育科の授業の質的向上を目指して年1回の研究大会を中四国の各県持ち回りで開催を担当しているもので、昭和31年より続き、今年で61回目を迎えるという歴史のある大会です。今年は500名を超える参加者があったとのことで、体育の授業の改善に向けた先生方の日々の努力の結果が伺え、充実した大会となりました。

今回の大会テーマは、「動いて気づく できていかす しまねっ子 ー動きを高め、運動の醍醐味を味わう体育学習ー」ということで、動きの特性にふれることで得られる、基礎的感覚、基本的技能をなにより重要視するとともに、それらを活かした活動を行うために児童同士が積極的な言語活動を促進させたり、まなびを振り返ったりすることを追求するものでした。
どの県の発表も、こうしたテーマを踏まえてしっかりと練られた提案授業ばかりで、小学校教育現場の先生方は、さっそくご自分の担任学級で試してみたいという積極的な意見がだされていました。


会場となった小学校の校舎内には体力アップのためのメニューがいたるところに掲示されていました。


【ken】が指導・助言に入った、岡山県小学校体育連盟の発表では、以前にこのブログでも紹介しましたが、体つくり運動領域の「多様な動きをつくる運動」の「力試しの運動」についての提案授業が発表されました。提案授業の主たるテーマは、「ちから」のあり方に着目するというもので、最大下の力発揮から、的を狙った力のコントロール、物から人を対象とした力発揮の違い、そして相撲の形式による相手に対応した戦術と力発揮というように、指導内容が系統的に構成されたもので、「ちから」の世界がもつ豊かな世界へと児童の学びを誘うことに成功していました。提案発表後の協議でも多くの質問が出て、先生方の関心の高さが伺えました。
こうした成果をもとに、岡山の先生方は、さらに体つくり運動領域に限らずそのほかの領域も含めた体育授業の向上に取り組まれるとのことで、大変うれしく思いました。

また、参加者のなかに私が小学生の時に担任をいただいた先生が役員としてご出席されており、30数年ぶりに再会し、お話させていただくことができました。いまでは教員を引退され、晴耕雨読の生活をされているとのことでしたが、大変嬉しいことにいまでも小学生時の私のことを覚えていただいており、昔話に花が咲きました。その先生に担任をいただいたときに、大きな体育の研究大会の研究授業をしていただいたことがあり、それがいまの私の原点ともいえる体験ともなっていることを改めて思い出すことができた貴重な時間となりました。




※追記
大会開催中に鳥取県中部を中心とする地震が発生しました。松江市は震源の隣県といえども大分揺れ、大会に参加されていた先生方の学校でも、児童が緊急避難している等の連絡が随時入るなど、会場は緊迫した空気となりました。そうした中で大会を続行することができないと大会組織本部は判断され、以降の予定がすべてキャンセルとなりました。
被災された地域の方々の1日も早い復興をお祈りいたします。




【ken】

2016.10.24

B-Lab後期再開!

 学部・研究科のFB(フェースブック)でも、スポーツ健康科学部・大学院スポーツ健康科学研究科の情報を発信しています。
https://www.facebook.com/rits.spoken/

 そのFBで前期に紹介したものに、B-Labがあります。1回生前期に、「学部長との朝食会」がありますが、その場で、小生が「朝トレ」していることを話したところ、興味を持ってくれた女子学生チーム(B-Lab)と一緒に、前期火曜日、朝7:40-8:20に、ボールエクササイズ、サーキット筋トレ、腹筋タバタ、フラダンスと多様な形態のトレーニングをさせてもらいました。

https://www.facebook.com/tadao.isaka.7/posts/1059921910755814?pnref=story

 彼女たちがネーミングした、B-Lab は、Beauty Laboratory の略称で、朝の身体活動を通じて、“健康美”を科学的に追求していこう! という意味だそうです。

 朝から学生皆さんのはじけるような元気さの中、仲間に入れていただき一緒にトレーニングすることは、1日のスタートとして非常に良い流れになります。また、彼女たちにとっても、総長から時間限定で集中してトレーニングを行う習慣が身につくことで、日常の時間利用についての気づきにつながっているようです。


 後期も、B-Labの皆さんとの朝トレが、始まっています。学部での学びも取り入れながら、工夫しながらトレーニングしています。フィットネス施設でアルバイトしているチームメンバーは、顧客との対応についても、メンバー相互で共有しながら、実践力を高めています。

 フラダンスを指導してくれているKaoさんは、10年以上のキャリアがあり、フラダンス特有の動きを見事に師範してくれています。“巧みに動く”には、大脳のプログラミング、その指令を受けた、筋、関節の運動が、意図したように実現することが求められます。普段、実行していない「動き」をおこなうには、頭から鍛える必要がありますが、新しい動きを覚える作業は、大脳にも筋・関節にも新しい刺激を与えてくれて、気持ちの良いものです。

 フラダンス、朝トレに興味のある方は是非、ご一緒に。
 【sana】先生も本場、ハワイ仕込みのダンスを披露しに来てくださいね。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
 第29回日本トレーニング科学会が、今週末の10/29-30に、桐蔭横浜大学で開催されます。スポーツ健康科学研究科の院生、先生も発表されます。
http://trainingscience2016.com/
大会テーマは、  『美とトレーニング 〜美しき身体の獲得とは〜』 です。
興味ある方は、参加されるか、参加発表する院生、教員に様子を聞いてください。
【忠】