2016.04.16

やっかいで複雑なスポーツ人文社会科学領域!?

 写真は、スポーツ人文社会科学領域の教員と前期課程の院生である(全員ではありません)。立命館大学大学院スポーツ健康科学研究科には、スポーツ人文社会科学と身体運動科学の2領域がある(先週のおさらい)。

 実は、この「スポーツ」に関連する考え方や言葉は、「人文社会科学」を基盤として成立している。それは、スポーツは、人間がいることを前提にした文化だからです。スポーツ人文社会科学領域は、人間、すなわち、漢字の「人」を対象とする学問領域です。




 人間は、とても「複雑」です。例えば、好きな人から、「ディナー」に誘われたら、すっごく嬉しいですよね。私だったら、俗に言う「有頂天!」になりますね~。けれど、もし、その人が次の瞬間に、「うっそ~。」って言ったら、どうでしょうか。。。私だったら、「ガックリ」して、泣いてしまいます。


 写真の中の人達を見てください。

 上の写真は、「ブログですよ~。」と、一言話した直後にシャッターを切った写真です。下の写真は、私が自分たちの座っている所を、自撮りした所です。 皆さん、結構、にこやかでしょ? 

 でも、次の瞬間に、私が、「廊下に幽霊がいるっ!」と、叫んだら、恐怖におののく、かも知れません。つまり、スポーツ人文社会科学領域が扱う「人」は、一瞬で喜んだり、一瞬で悲しんだりする、とってもやっかいで複雑、なんですよね~。




 そんなやっかいで複雑な「人」が、スポーツや会社経営や起業したり、同輩・先輩・後輩や同僚・上司・部下になったり、スポーツ集団・企業集団を形成したり、教育や法律や行政を担ったりしているんですね。そのやっかいで複雑な「人」がやっていること、具体的には、スポーツ、教育、行政、会社、「人」そのもの、等々を研究対象としているのが、スポーツ人文社会科学領域です。

 やっかいで複雑な「人」がやっていることを対象としているので、課題を解決する方法も、当然、複雑で多様になりますよね。そして、答えも、たった一つ、に決まることは、なかなかありません。


 やっかいで複雑だから、一筋縄でいかないからこそ、面白い! この領域の特徴かも知れません。


 このような特徴を持つ本研究科のスポーツ人文社会科学領域は、極めて広範な学問領域を扱っています。

 スポーツという名を冠した学問領域に関しては、スポーツ教育学、スポーツ心理学、スポーツ情報処理・統計、スポーツコーチング、スポーツ栄養学、スポーツマネジメント、アダプテッド・スポーツ。

 基盤的な学問領域に関しては、経営学、産業・組織心理学、精神生理学、健康心理学、発育発達学。

 学校教育に関する学問領域に関しては、体育科教育学、栄養教育論、学校保健学。


 結構、多様でしょ?


 さて、やっかいで複雑な「人」について、極めたい「人」、どうぞ、スポーツ人文社会科学領域に、お出でください~。


 因みに、2016年度のこのブログ、火曜日「ken」、水曜日「ippo」、金曜日「nao」、土曜日「智」の4人が、スポーツ人文社会科学領域の教員です。


写真は、スポーツ人文社会科学領域の教員と大学院生(一部です)。


2016.04.15

学生コーチという役割

大学体育会は、指導体制が各運動によってかなり異なります。
多くのプロコ-チを有するチ-ムから、学生主体で活動している運動部までいろいろです。

ほとんどの体育会運動部は指導体制が整備されていませんが、「勝つ」ために苦しい練習を日々行っています。
試合に負ければ、「根性がない」「甘い」「だらしない」などと外野から厳しい評価を受けます。これが体育会運動部の厳しさです。

このような運動部は、優秀な指導者に教わりたいと願っても、プロコ-チを雇用するだけの財政基盤が各運動部(OB会や父母会などの資金)ないため、結局は学生主体で取り組んでいます。
また仲間から学生コ-チを選び、活動している運動部があります。


そこで、本日紹介するのは、男子バスケットボ-ル部の松浦拓哉(スポ-ツ健康科学部4回生)学生コ-チです。
彼は、休日しか練習に参加できない監督の指導受けて、日々の練習から公式戦の采配までを担っています。
大学男子バスケットボ-ル連盟1部リ-グで、学生コ-チ主体で試合を戦っているのは立命館だけです。



松浦君は他大学の有名な指導者から試合前に揺さぶりをかけられ、頭が真っ白になったり、采配ミスで試合に負け仲間から厳しい叱咤を受けたり、仲間を試合に出さなかったことからお互いの関係がギクシャクしたりと様々な苦労をしています。
これが同好会的なサ-クルであればいいのですが、体育会立命館大学という看板が全ての面で彼の背中に重くのしかかっています。



チ-ムの準レギュラ-や補欠の仲間たちからみれば、レギュラ-と同様に松浦君を支えたいという意識はあるのですが、自分らも試合に出たいという気持ちが先行して、上手く支えれないという悩みもあります。

松浦君は、「仲間に厳しく言えない」「仲間にどのように厳しく接すればいいのか」といった監督心をもっと勉強をしなくては~と自己評価しています。
指導者は負けから学ぶと言いますが、負けを許さない体育会の厳しさと闘い続ける松浦君のような学生コ-チに拍手を送ります。

監督は、「選手と○○のように接するべきだ」と教科書に書かれていますが、選手のレベル、コ-チのレベルによって全く接し方が異なってきます。教科書通りの行動なんて絶対にできません。
私は松浦君のような大学チ-ムの若いコ-チは、コーチ業のしんどさを素直に選手に伝えることで様々な力(選手との関係)が生まれてくるのではないかと思っているのですが~どうでしょうか?


2016.04.14

JOINT LINER

2016年度の授業が開始されてから1週間がたちました。新入生も授業やクラブ、サークルなどで友達ができ、少しは大学生活になれてきた人も多いと思います。また、立命館大学は学生数が多く、しかも様々な地域から来ています。

大学の近くに下宿している学生は徒歩や自転車が多いと思いますが、最寄駅の南草津駅からバスで通学している学生も多くいます。

そういった意味でバスも学生生活を支えてくれる重要なもののひとつです。

私もJRで南草津駅まで行き、南草津駅からバスに乗ることが多いです。
(徒歩では、南草津駅から立命館大学まで40分ほどなので、ゆっくり歩くのもお勧めです。)

バスでの通学/通勤は快適なのですが、朝を中心に混雑することがあります。

そんなバスに乗ることが多い私が楽しみにしていたものにやっと出会えました。
それが下の写真です。



4月から近江鉄道バスさんが導入した連節バス「JOINT LINER」です。連節バスというのは複数台のバスがジョイントで連結されたものをいうようです。導入された「JOINT LINER」は2台のバスがつながった形をしています。通常のバスと比べて約50人も多く乗れるということで、一気にたくさんの人を運び、混雑緩和が期待されます。

ちなみに中はこんな感じです。



(長すぎで先頭まではうまく写りません、、、)

色々なタイプの席が用意されています。また乗り心地も良かったです。

「JOINT LINER」に早く乗ってみたかったのですが、タイミングが悪いのか、これまでなかなか出会うことができませんでした。

海外では比較的よく見るタイプのバスではあるのですが、日本ではまだあまり導入されていません。近畿では2例目ということで、まだまだレアなバスですので、「一見の価値あり」です。

主に通学/通勤時間帯に運行しているそうですので、南草津駅が立命館大学バス停を探してみてください。

naru

2016.04.13

のんびりな!? 一本の桜の樹

 今年の入学式は、桜の見ごろにぴったりのタイミングでした。種類によるそうですが、専門的なことを知らない者にとってみれば、とてものんきに花開く1本の桜の樹が学部棟のすぐそばにあります。

 葉桜になりつつある傍の桜の木を横目に、今から咲き揃おうとしているくらいののんびり屋さんです。
 でも、毎年、必ず咲いてくれます。桜散らしの雨風があっても、固く蕾んでいるのでびくともしません。

[before: 1週間前の学部棟とともに]
 そして自分に合った時期がくると、(何かを合図にしているのか…)少し濃い目のピンク色で咲き始めるのです。ちょうど今です!

[after: 昨日くらいか蕾が開いてきました!]

 人も同じなのだろうと思います。スポーツのことならどんなマニアックな技能・戦略でも一発でやってのける学生もいますし、研究の楽しさに目覚めて没頭していく学生もいます。コツコツと、でも確実にものにしていく学生などさまざまです。同じ“学生”と言っても、それぞれの能力と成長の姿を見せてくれています。
 花開かせようとしている学生、まだ自分の気持ちが整うときを感じ取ろうとしている学生たちを、積極的に見守る力を持ちたいものです。

2016.04.12

ゼミナール

スポーツ健康科学部では、今年度の専門演習が始まりました。
【ken】の担当する専門演習も、本日より開講いたしました。
専門演習は、「ゼミ」と呼ばれますが、これは、ドイツ語の “Seminar” の発音 [zeminá:r] (ゼミナール)が省略されたものです。その具体的な授業実施内容については、通常の講義形式ではなく、教員と学生が1つのテーマについてディスカッションをしたり、文献を輪読するといった授業形式になります。これにより、自主的で深い学びが展開されることになります。

今回は、第1回目ということで、オリエンテーションを行い、ゼミの進め方などを決めました。その後、予め課していた課題である「各自の春休みの出来事を5分程度にまとめて総括し、プレゼンテーションする」という内容を実施しました。これは、春休み中のさまざまな体験を互いに共有するとともに、短時間で印象に残るプレゼンテーションをどうするかを実践するという意味もありました。さすがに3回生となると、これまでのスポーツ健康科学部の学びのなかで培われた技能を十分に活用し、春休み中のさまざまな出来事(部活合宿、ボランティア活動、旅行、アルバイト等)をもとに、それらをどうこれからの大学生活に役立てていくかについて、時折ユーモアを交えながら報告してくれました。
これにより、まだ配属が決まって互いに知らないところがある受講生間のコミュニケーションの促進になるとともに、それぞれの個性がよくわかる発表になり、次回からのゼミのよいスタートになったと思います。



ところで、こうした「ゼミ」の語源について気になりましたので、少し調べてみました。ドイツ語の “Seminar” の語源は、ラテン語の “Seminarium” とされており、これは日本語では、「苗床(なえどこ)や温床」という意味だそうです(羅和辞典より)。苗床とは、ご存知のとおり、種子を発芽させ、安定した成長をさせるための苗にするまでの場所です。
つまり、これを、大学における学びに転用して考えると、ゼミとは、あらゆる領域を横断的に学んできた学生たちが、いよいよ将来結実させたい自分の種子(シーズ)を発芽させ、育てる場所ということになります。

この苗床を、しっかりと空気や養分がいっぱい含まれた土にしたうえで、これから1年あるいは2年という時間をかけて、それぞれのシーズを発芽させ、社会のニーズに貢献する苗として送り出したいと思います。


※先日、羅和辞典(LEXICON Latino-Japonicum)を買いました。翻訳をしている時どうしても意味がわからない言葉が出てくると、語源とくにラテン語を調べることが必要とされます。その際ラテン語辞典をみると、そもそもその語が持っていた意味が理解できたり、他言語の共通性から、語彙が増えたりといったことがあります。辞書を引いているとき、[lat.]という記載があれば、ぜひ羅和辞典を引いてみてください。意味ある「寄り道」ができるかもしれません。

【ken】

2016.04.11

春真っ盛り

各先生のブログにあるように、先週から授業が始まりました。
新入生にとっては、高校よりも1つの授業時間が長く(90分)、
かつ規模の大きい講義、小集団のアクティブラーニング、反転型の授業など、
高校で体験していなものも有るように思います。

学生の学びを深めることを念頭に、この間、
教学システムを練り上げてきた方法で授業実践していますので、
慣れる時間は必要かもしれませんが、しっかり学びの質を高めてもらえると確信しています。



春の良い時期となり、多くのスポーツもシーズンインとなっています。
本学の学生アスリートたちも各大会で活躍しています。
もちろん、本学でスポーツに携わる学生アスリートは、
学業との両立を果たしながら、

「立命館スポーツ宣言」

に掲げられたスポーツの文化的意義と価値を広める役割を担っています。
また、就職活動をおこなっている学年は、リクルートスーツでの活動が本格化しています。
自らのキャリアへ向けて、本格的な取組中です。
「働くこと」の意義も自らに問いながら、目指すべきところへと進んで欲しいと願っています。


<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週のブログで、学部・研究科のビジョンを書かせてもらいました。
そのビジョンに基づいて、『スポーツ健康科学プロフェッショナル』宣言を作成しました。
この文章の中身にも出てくる「プロフェッショナル」の行動指針は、次のように整理しました。

高い志・目標を持ち(integrity)
飽くなき挑戦(challenge)を
創意工夫(original)と
用意周到な準備・研究(research)

に基づいて
本気で、全力(effort)で取り組むこれらの単語の頭文字をつなげるとi-core(あいコア)となり、
我々の教育研究棟(integration core)のニックネームになります。
おかげで建物をくぐるたびに、このあいコア精神をリマインドすることができます。




2016.04.10

ハワイ大学マノア校でRegistration

ハワイでの生活にもかなりなじんできました。
先日、ハワイ大学マノア校へサバティカルプログラムの
RegistrationとOrientationに行ってまいりました。
家から歩いていくと1時間かかりました。



担当してくれたのはジャネットさんで非常に親切にしていただきました。
大学に登録するべき書類は、
・オリジナルのDS-2019s
・パスポートのコピー
・I-94のコピー
・J-1登録用紙
・健康保健登録用紙
です。
オリジナルのDS-2019は大阪の領事館からもらった書類で
J-1ビザを証明する非常に大切な用紙となります。
あと、I-94は米国に入国した証明となります。

オリエンテーションでは、ハワイ大学の説明、利用方法など
あるいはハワイでの過ごし方、出張の方法など全部で1時間程度行いました。
これで晴れてハワイ大に登録されました。



こちらに来る時の飛行機は全日空だったのですが、
座席がちょうどCAさんの前で、たまたまこれから半年留学する話をしたところ
帰り際に、とても丁寧なお手紙とプレゼントをいただきました。
さすが全日空!とっても暖かい気分になりました。
これから頑張って行けそうです。
ありがとうございました。


Nice day!

sana



2016.04.09

スポーツ健康科学研究科 ガイダンス

立命館大学スポーツ健康科学部と立命館大学スポーツ健康科学研究科
似た言葉だが、実は異なる。

立命館大学スポーツ健康科学部は、いわゆる大学生。学部生と言われたりする。
1学年220人定員で、4学年まであるので、880人定員。

立命館大学スポーツ健康科学研究科(以下、研究科)は、いわゆる大学院生。院生と言われたりする。
研究科は、2つの組織から構成されている。
第一に、博士課程前期課程。修士課程と言われたり、マスターと言われたりする。
正式には、立命館大学スポーツ健康科学研究科博士課程前期課程、である。
修了すると、修士(スポーツ健康科学)と名乗ることができる。

第二に、博士課程後期課程。単に、博士課程と言われたり、ドクターと言われたりする。
正式には、立命館大学スポーツ健康科学研究科博士課程後期課程、である。
修了すると、博士(スポーツ科学)と名乗ることができる。

大学院を卒業すると、高度専門職業人として社会に羽ばたく者や研究者になる者もいる。
人生の中で、極めて貴重な時間であったことに、後で気づく。その時に、「あれ以上はできなかった」と思える位に、
精一杯の時間を過ごして欲しい。

写真は、ドクターの学生さん達のガイダンスとマスター(スポーツ人文社会科学領域)の学生さん達のガイダンス。


2016.04.08

部員の数はチームの力



学内は、新入生歓迎イベントで盛り上がっています。
そして上級生らは様々なサ-クルが色とりどりのユニフォ-ムを着て新入生に声をかける1年間で一番賑やかな時期です。



新入生らは、「体育会は厳しいから嫌だけど、週1~2回の活動をするところなら・・・」と体育会から逃げる学生もいれば、「俺は、テレビでライスボウルを見てパンサ-ズに入部を決めた」と受験に合格し士気高く自らアメリカンフットボ-ル部員に声をかけている学生もいるそうです。
一方、背広姿で統一のネクタイをして、「体育会ラグビ-部です。私と汗を流しませんか~」と勧誘する姿も。
ラグビ-部、格好いいな~。


体育会の学生にとってこの期間だけは、「先輩・後輩めっちゃ仲いいよ。・・・ほらこんなに~」と上級生とタメ口で話したり、お昼を食べに行く?といった甘い誘いなど盛り沢山の方法で勧誘しています。


知人に聞くところ、大手国立大学体育会では、1週間続けて晩御飯をおごるのは当たり前のようで、歩留まり率は10%以下だとか。
凄い出費だと思うのですが、選手の数は戦績に繋がってくるので当然のことだとか。


例えば、アメリカンフットボ-ルは11名で競技が行われますが、選手が11名だとオフェンスとディフェンスの両方を行うことになります。
また1名でも怪我人が出れば、それこそ大変~。
また1回生はル-ルも知らないし、体力もない。
よって最低60名以上の選手がいないと1部リーグでは戦えない。
パンサ-ズのように大学日本一になるためには、60名では足りない。
マネジメントスタッフはじめ、トレ-ナ-、アナライジングスタッフ(分析班)など多くの「影の部隊」も必要になってくる。
結果的には150名という大組織を作らなければならない。


だから団体競技の部員たちは必死に声をかけています。
写真に示すような1名の新入生に複数の部員が取り囲み、チームのいいとことを最高の笑顔で伝えることが出来るのがチ-ムの力。
やはりこういった積極性が女子ラクロス部の戦績に繋がっているのかなと感心しています。



一方、自動車部の松田君は衣笠(法学部)からの応援部隊(写真)。
自動車部は部員が少ないから、勧誘よりも自動車部のPRしかできないな~と。
昔は、理工学部の部員が大勢いた体育会。
頑張れ、体育会自動車部!



立命館大学体育会にとって厳しいのは練習拠点の分散化。BKC、衣笠、柊野、OICという4つのキャンパス(練習場)での活動です。
皆、「体育会」と一括りで言うけど、チ-ムによって文化も運営方法も異なってくる。
また指導体制も予算も異なります。
新入生の勧誘活動を観て、各体育会チームの戦績や運営体制(伝統)を左右するのは、スポ-ツを科学することよりも、まずは「部員(選手やスタッフ)の数」だと改めて勉強しました。


今回学んだこと:「立命館大学体育会の発展・競技力の向上は、部員の数を増やすこと」

2016.04.07

前期授業開始!

【It’s me】先生からこのブログの木曜日担当を引き継ぎましたnaruです。
1年間、よろしくお願い致します。

【It’s me】先生といえば、昨年度まで学部長を務めておられましたが
大学の規定があり任期満了で交代されました。
昨年度最後の教授会でご挨拶いただきましたが、
その中で超激務の学部長の仕事を「楽しかった」とおっしゃっていたのが印象的でした。
文字通りのスーパーマンです。かっこいい、、、
そのような将来のスーパーマンをこの学部からもたくさん輩出していければと思います。

少し話が逸れましたが、
タイトルの通り、本日より前期セメスターの授業が始まりました。
学部、大学院の1回生は4月1日から入学式やオリエンテーションがありましたが、講義は本日からです。
大学の講義を存分に楽しんでください。
また、2回生以上も本日から、新たな回生のスタートです。
心機一転、がんばってください!

「本日からキャンパスも一気に人が増え、活気に溢れています。」と書いて、サークルの勧誘など賑やかな写真を載せたかったのですが、あいにくの雨、、、にぎやかなキャンパスの風景は次の機会に、、、

最近は学部生のことに関する内容が多かったので
今日は、博士課程前期課程の合同ゼミ(身体運動科学演習Ⅰ 、Ⅲ)の様子を少しだけ。
この授業では、主に大学院生(修士)が文献や自身の研究についての発表とディスカッションを行います。
「合同」とある通り、研究室単位ではなく複数の研究室が集まって合同で行います。
教員はもちろんですが、大学院生になると、それぞれの専門性も強くなってきます。
専門が違えば、興味やものの見方も変わってきます。
発表に対して、色々な方向からの白熱した議論が飛び交います。
教員も院生もある意味学会より厳しい意見もでてきます。
準備は大変だと思いますが、大学院生の成長を一番感じる授業でもあります。
本日は第1回目ということで家光先生を中心に授業の説明の後、発表の内容、回数、順番などについて決めました。
このときから学生も意見を出して話し合い、学生が主体的に取り組んでいました。
これから楽しみです!




naru