2016.01.07

正月早々心配なこと

一昨年, デンマークのサルティン博士(http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=Saltin+B)、今年、スウェーデンのオストランド博士(http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=Astrand+PO)がお亡くなりになりました。お二人は、運動生理学、スポーツ科学を長年にわたって引っ張ってきた方です。It’s meのオスロの師匠であるハーマンセン博士もオストランド教授の弟子でした。お二人とも、ご逝去の寸前まで研究活動をされていたと言うことです。It’s meも本当に難しい生理学の疑問について、お二人に相談しようと思っていたのでお二人がお亡くなりになって本当に困ってしまいました。It’s meには海外に師匠が二人いて、もう一人はアメリカのセントルイスにあるワシントン大学のホロツイー教授(http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=Holloszy)です。ホロツイー教授も、この世界を40年くらい引っ張ってきた方です。It’s meは教授の下に1年留学させてもらい、その後、研究の幅が大きく広がりました。本当に感謝しています。ところが、正月早々、セントルイスより、教授が一人で在宅中に倒れて、股関節を骨折され、家族からの通報で救急隊員が発見するまで3日間以上動くことも食べることも、水を飲むこともできなくなり、強度の脱水による腎機能悪化により、ICUにいるとの知らせが届きました。長い間、第一線で研究活動を行っていらっしゃり、研究成果の発信されているホロツイー博士に、世界中から励ましのメールが届いているのことです。It’s meもメールをお送りし、ご回復を祈っているところです。写真は、ホロツイー教授がシドニーオリンピックの時にオリンピック科学賞を授与された後の2002年の受賞記念行事に集まった彼のポスドクの最初の方たちです。今、アメリカのスポーツ健康科学を引っ張っているBigshotsが並んでいます。ホロツイー教授は20歳台後半から研究費によりポスドクを雇用していましたので、弟子たちも同じような年代に見えます。(ホロツイー先生は最前列左から3番目です)

次の写真は1990年前後のポスドクたちです。It's meは2列目左端)

もう一つの話題

14日に堂maさんが来学しました。彼は、オーストラリアの大学で講師をしています。明日、講演をいただく野hill先生もオーストラリアの大学の教授をされていますが、日本人で外国の大学で教育職に就くのは大変、困難です。彼が来学した目的は、スポーツ健康科学に関する学術に関する日本とオーストラリアの橋渡しを行うための手始めに、It’s meとコンタクトを取ることでした。彼は筋損傷やconcurrentトレーニング(有酸素性運動とレジスタンス運動をトレーニングとして一緒に行う)を研究しているということで、It’s meらのタバタトレーニングに興味を持った様です。このような分野は本学では、藤field先生やkazu先生が研究しています。元々、大阪の生まれということで関西には土地勘があったようです。このように海外で活躍する日本人を介させていただいて、本学を含む多くの日本の大学と海外の大学との共同研究が行われることを期待しています。

2016.01.06

湖岸のお正月。

<RecO だより 144>
 今日から後期授業が再スタートです。
 改めまして、あけましておめでとうございます。

 年末年始はRecOを離れ、自宅での年越し。
 滋賀に来て6回目となりましたが、私はこの湖岸のお正月が大好きです。

 今年は初日の出がとてもきれいでした。


 元旦は自宅の裏の船着き場から出航する船に乗っての初詣が恒例となりました。
 建部大社と石山寺へそれぞれ船が出るのですが、今年は建部大社へ。


 道中は必死に並走するたくさんのカモメと一緒。これも恒例行事。
 走る船から手渡しする餌を、全てみごとにキャッチ!


 二日は自宅近くがコースとなる「新春びわ湖健康マラソンIN大津なぎさ」に参加。
 これも恒例となりました。

 
 開催回数37回となる、歴史ある市民大会。 
 昨年は雪で中止となったため二年ぶりとなりました。
 今年は穏やかな天気も手伝い、一昨年の1000人を超える参加者だったと思います。


 それにしても今年は、暖かく、晴れやかな年明けになりましたね。

<今週の別腹>

 湖岸の年末の恒例は、浜大津の商店街にある老舗の漬け物店「八百与」の店先にずらっと並ぶお正月料理の買い物。好きな物を少しずつ。少人数家族にはうれしい限りです。


 今年の元旦のお雑煮は、三重県志摩市の鰹節に昆布、どんこしいたけがベースのすまし汁。
 東京から実家の母が持参した、地元のお米屋さんの「のし餅」を四角に切って焼き餅で。
 椀に一緒に入れる野菜は、滋賀県、京都府産を中心に揃えました。


 今年も、美味しい出会いが、いっぱいありますように。
 ab 

2016.01.05

プレゼンの重要性

 明日からいよいよ2016年の授業が始まります。この年末年始にあったことをご紹介したいと思います。1つは、12月に大学院生を対象とした「立命館大学大学院リサーチプロポーザルコンテスト」の表彰がありました。その大賞にMotoの大学院生:藤江隼平くんが見事受賞!!立命館大学大学院リサーチプロポーザルコンテストとは、研究や論文作成する際に自分の研究計画をきちんとデザインして、それを他の人に理解してもらえるようにプレゼンテーションできているかどうかを競うコンテストです。『研究の概要図』『研究目的・内容』『研究の特色・独創的な点』『研究の背景』について計画書を書き、見る人が容易に理解できかどうかの分かり易さやなどが評価されます。これは社会人として働く場合でも必ず必要な能力で、相手に自分の主張や意見を理解してもらうプレゼンテーション能力の向上は重要です。毎年、2030名が応募しており、大賞1名、優秀賞2名、敢闘賞12名の表彰があり、藤江くんは、図や絵を使って分かりやすいという点で高く評価を受けての受賞でした!写真は、授賞式での受賞講演の風景です。


  2つ目は、昨年末にMotoゼミのOBOGに会いました!スポ健、1期生と2期生の8名です。年末の忙しい時期なので、全員集まることができませんでしたが、みんなの元気な顔を見ることができたのは嬉しかったです!フィットネス、銀行、生命保険、建設、化粧品、製薬系の仕事の話を聞きましたが、みんなそれぞれ大変そうです。でも、社会人になってまだまだですが、自分の仕事についてちゃんとプレゼン(説明)できていることに、驚きました。大人になったなぁ~と感じました。


Moto

2016.01.04

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます


今年は申年
「さる」は、知恵ものとしても知られています。随分前ですが、京都の嵐山に猿山があり、そこの猿たちは、なかなかのもので、小銭が落ちているのを拾って、自動販売機からジュースを買って飲んでいるのをみたことがあります。

また、手足を機敏に操り器用に動き回るのも良く眼にします。木々を颯爽と飛び移る様は、なかなか圧巻です。こちらは気をつけないと、飛び越したつもりの水たまりに引っかかることもありますが・・・。

さらには、ボスざるの統率のもと、集団で過ごしながら行動するのも特徴です。群れを維持(チームワーク)するため知恵がそこに働いているからでしょう。

ということで、今年は「知恵」「機敏」「チームワーク」をキーワードにしながら、スポーツ健康科学部・大学院スポーツ健康科学研究科に関係するみなさんと一緒に、良い年にしたいと願っています。

そのための土台は、毎日、動き回れる身体(健康)です。エクササイズを日常にして、今年1年もしっかり全身全霊で動いて参ります。今年も引きつづき、「あいコアの星」に注目いただき、立命館大学スポーツ健康科学部・大学院スポーツ健康科学研究科をご支援ください。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
1/6から授業が再開です。1/12火18:00- R102 スポ健就活決起集会
1/14木、1/19火 卒論口頭試問。1/21M1中間報告会。
1/16土 12:30- アカデミックラウンジ スペック研究会 参加自由(無料)
http://ritsuspec.jimdo.com/
【忠】

2016.01.03

謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。
皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。

いよいよ年も明け、大学受験本番のシーズンとなってきましたね。
立命館大学スポーツ健康科学部も、1/6 (水) から出願開始です。
http://ritsnet.ritsumei.jp/admission/general/schedule.html

この時期、体調を崩しやすいので、受験生の皆さんは
くれぐれも健康に留意して、悔いの無いように
自らの力を発揮されることを願っています。

せっかくのお正月ですので、本を紹介したいと思います。
最相葉月さんの「生涯を賭けるテーマをいかに選ぶか」です。



この本は、様々な研究がどのように始まったのかについて
ゲストも招きながら行われた講義を本にまとめられたものです。
この本を読むと、人が研究に興味を持つ過程が様々なのかが分かって
このお正月、とても興味深く読みました。

スポーツ健康科学部では、「人」を中心に
「遺伝子」から「社会」まで扱う幅広い分野です。
ぜひ受験生の皆様が、スポ健に入学後、
「生涯を賭けるテーマ」を見つけられることを願っています。

それでは、また。失礼致します。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2016.01.02

2016年の目標

さて、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

と言う事で、今日の写真?は、
オンラインで年賀状のデータを取ってきて掲載してみました。
郵便局のオンラインで年賀状データを、というサイトからです。

しかし、テンプレートに絵師があるとは、ミスマッチがなかなか。


で、それはさておき、先週、今度は新年だから、とタイトルの宣言をしました。
そして、その通りのタイトル。

たぶん、前の週の事は、みなさん忘れている?と思いますので、
復習をすると・・・

2015年は、何も予定のない日がほとんどなかった。
休日がなくてさみしい。
でも、充実していた、という落ちでした。

・・・要約すると、なんと単純な話・・・


で、こう来ると、当然わかると思いますが、
2016年の目標は・・・

「ゆとりのある生活を送ること」

です。

たぶん、読んでいる人のうち、普段会ったり、関わっている人は、

「絶対に無理でしょ!」

と冷たく思っているかと思います。

そうです。私も無理だと思います!!
でもね・・・でもね・・・目標なので、いいじゃないか・・・
叶いそうもないことこそ、目標に置いて・・・年初ぐらい夢を見たい(笑

そういえば、ふと思い出しましたが、小学生の頃の毎年の目標は、

「字がきれいに書けるようになること」

でした。
で、やっぱり無理で、今も汚いまま・・・


そうか、私は年初の目標は実現しない、というジンクスが・・・
え?違うって?

いやいや、やっぱりジンクスだと信じていたい(笑


こんなそんなで、たぶん忙しくコマネズミのように駆け回っていますが、
本年も皆様よろしくお願いいたします!

ではでは
みち
これを書いているのが、12月25日20:30・・・まだまだ仕事が残っています・・・今年最後の生協飯として、カレーのLで締めて見たので、まだまだお腹は減っていませんが、6階に人の気配がなくて、ぼっちの孤独感が増しています(笑

2016.01.01

謹賀新年

新年明けましておめでとう御座います。

立命館に来て2年目、私にとっては昨年は非常に沢山の大切な出来事のあった年でした。4月には初の大学院生が入学して来ました。前期の学期中にはスコットランドで国際学会があり、研究室の学生さんが口頭発表を行いました。後期にはBKCで学会(シンポジウム:スポーツ工学・ヒューマンダイナミクス)を開催し、また鹿屋体育大学にもお邪魔させて頂きました。そして12月には研究室の一期生諸君が卒業論文をまとめて提出しました。

これらの出来事を通して私自身も非常に良い勉強をさせて頂き、素晴らしい経験となったと思います。立命館で仕事をさせて頂ける幸運に感謝し、最大限の良い仕事を続けていけるように今年も励んでいく所存です。

学生の皆さんも1月早々から卒論・修論・博論の審査会や中間報告会が始まると思います。のんびりするときは存分にリラックスし、仕事に取り掛かる時は気持ちをすっきり切り替えて良い成果を挙げてください。

今年が皆さんにとっても幸多い素晴らしい年となることを祈ります。


2015.12.31

卒業生とランチ

 先日、昨年度のIt’s meゼミ卒業生の一平君とランチしました。

 

一平君は卒論では、異なる強度の高強度・間欠的運動中の酸素摂取量について研究を行い、これまで知られていなかった結果を明らかにしました。ぎりぎりでしたが素晴らしい卒論で、将来、原著論文となる予定です。

今は、卒論とは全く違った分野で仕事をしていますが、彼は将来設計がしっかりしているので楽しみな卒業生です。 

 就職支援の会社に勤めていて、大好きなスポーツに関する企業を対象に営業活動をしているので大変、楽しいということでした。大口の顧客を得ることができたために月間MVPを得て、賞金をもらったそうです。卒業した学生諸氏が楽しく仕事してるということを聞くのは、うれしいものです。

一平君が、韓国からの留学生だったやはりIt’s meゼミ卒業生のMiliさんに電話を掛けて、ソウルにいる彼女の声を聞くことができました。彼女が韓国の電気設備関係の会社に就職していて、日本担当者として、時々、来日しているとのことを聞きました。全く知らなかったの、うれしく思いました。さすがですね学生間のつながりは。(写真は 昨年度の卒業生)

 

 がんばれ一平!

2015.12.30

栄養教育論成果発表会(後半)。

<RecO だより143>

 先週お伝えした栄養教育論の発表会後半。
 セミナーの資料として、ということで実際のセミナーシーンを再現しながら発表した班。


 さわやかな表紙を開くと


 飛び出す絵本のような仕掛けを作った班(写真、ピンぼけごめんなさい)など、今週もなかなかの出来映え。


 その中で、中間発表会から、いい意味で異彩を放っていた班がこちら。


 ケガをした中学生アスリートを食から元気づける「すごろくを提案」。

 まず、裏面で、ケガをしている時点での消費エネルギーを概算してからゲームスタート。


 ぐるっとびわ湖を一周する内に、進んだ駒の色によって、食材を取得し、ゴールまでに献立を考える、というしかけ。

 
 途中「夜更かしをした」とか「告白された」など、中学生らしい項目もちらほら。
 また、余白にはケガの原因、予防、対処に関する様々な情報が。
 面と向かって大人と対峙しにくい思春期真っ盛りの中学生の食育にはぴったりの教材かもしれません。
 
 みなさんのアイディアと感性、ごちそうさまでした。 
 さらにブラッシュアップしたものを、別の機会に発表してもらおうと考えています。

<今週の別腹>
 クリスマスイヴは、嬬恋村から届いた少し酸味が感じられるじゃがいもに、先日、香川でいただいた小豆島のオリーブの浅漬けと滋賀県産のあいこ(トマトの品種です)をのせて。クリスマスカラーのチーズ焼きに。



 今年も一年、たくさんの地域の宝物、ごちそうさまでした。
 みなさま、よいお年をお迎えください。
   ab

2015.12.29

1年生のゼミナール大会

 スポ健1回生の授業で中の「基礎演習」という小集団授業(1クラス25名程度×9クラス)が1年間通じてあり、その中のメインイベントとして「ゼミナール大会」があります。ゼミナール大会とは、各クラスで3~5名の小グループに分かれて、スポーツ科学分野、健康科学分野、スポーツ教育学分野、スポーツマネジメント分野について、チームごとにテーマを決めて、そのテーマについて、調査や実験などの研究を行い、論文を書き、その論文に基づいてプレゼンテーションを行い、最も優れた研究発表を行ったチームを決めるイベントです。前期後半からグループワークを始め、12月に約50以上のチームの予選大会があり、その後、日本語部門で8チーム、英語部門3チームでファイナル大会が行われ、日本語部門・英語部門の最優秀チームを1チームずつが決まります。先週、23日にファイナル大会が行われました(下の写真)。それぞれ、自分たちでテーマを決め、調査や研究を進め、結果に対して、議論し、1つの結論をプレゼンテーションすることは社会に出ても必ず必要な能力です。このような経験はきっと今後に役に立つと思います。


  さて、そのゼミナール大会、Motoが担当しているBクラスからは2チームがファイナルに進出し、堂々とした発表をしていました(下の写真)。


その結果、Motoのチームが見事最優秀賞を受賞!!!スポ健ができて6年目、基礎演習をずっと担当してきましたが、Motoのクラスのチームが最優秀賞を受賞したのは初めてです!!さらに、もう1チームも優秀賞を受賞し、ダブル受賞しました!今年は、最高のクリスマスプレゼントを頂きました!

Moto