写真の方は、柔道部監督の春日先生です。15年間、本学の柔道部の強化に邁進いただき、この間、目覚ましい活躍を遂げていただきました。15年前にお越しの時は、関西でそこそこのチームを全日本レベルで戦えるチームにまで引き上げていただいたのは、春日先生の指導力であったと高く評価されています。
春日先生との出会いは、20年前のアトランタでのプレオリンピックの時に、友人の紹介でお話しさせていただいたのが最初です。その頃は、他大学の教員としてお勤めでした。その後、しばらくして本学のスポーツ強化の観点で、柔道、特に女子の柔道を強化するということが話題となり、そのときに適任者として私の脳裏に浮かんだのが春日先生でした。その頃は、アメリカで体育の先生をしておられました。当時、インターネットも今ほど普及しておらず、FAXで先生へお手紙をやり取りさせていただきました。かなりの頻度でやり取りさせてもらいました。直接お会いしたのは、20年前のそのときの一度きりでしたが、誠実かつ練られた人柄に接して、非常に感激した記憶があり、全日本代表コーチとしての指導力を兼ね備えられていて、これ以上の方はおられないと直感しました。もちろん、直感だけではなく、柔道関係者の多くにもお話ししたおりに、私と同様な評価をされている方がほとんどでした。
着任後の活躍は先ほど書いたとおりです。学校スポーツにおいては、指導者の影響力は極めて大きいといえます。それは、中高生のみならず大学生においても同様です。大事なことは、スポーツでの活動を通じた人格形成を援助できる指導者でなければ、立命館大学では受け入れられません。その意味で、春日先生が指導し、送り出した卒業生は、国際的にも活躍し、各所できらりと光る卒業生となっていることをお伺いし、本学園にとって大きな財産を残して頂きました。
大学ができる最も大きな社会貢献は、人財の送り出し、です。その意味では、学問を身に付けさせ、課外での活動を支え、学生の成長を後押しできる大学人が必要です。「尊敬される人に出会うと元気になる」といわれます。社会からも学生からも尊敬させる大学人として、教職員も自己研鑽していくことを、再度確認させていただきました。
春日先生は、指導力、国際力が高く評価され、全日本柔道連盟の競技部長としての重責に着かれます。山下副会長をはじめ多くの方からの熱烈な要請であったと伺っています。大きな舞台でさらに活躍されることを心より祈念します。春日先生、ありがとうございました!
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
ゼミナール大会のファイナルが12/23に開催されました。予選を勝ち抜いた英語部門3件、スポーツ健康科学部門8件の発表を聴かせてもらいました。1回生基礎演習の集大成として毎年開催されています。堂々とした発表に感心しました。
【忠】