2015.04.23

身体活動・運動・スポーツと健康

 下の図は2007年の我が国の総死亡のリスクの3位が運動不足であることを示しています。喫煙、高血圧の半分程度ですが、運動不足で1年間で5万人以上の人が死んでいるのです。高血糖や塩分の取り過ぎよりも、運動不足により心臓病やガンなどで死ぬ人が多いのです。いかに健康と身体活動・運動の関係が深いかがわかります。

 健康診査では、血糖値や血圧を計りますが、それはそれらが異常値であると将来、糖尿病や心臓病に罹る確率が高くなり、40歳代50歳代で夭逝する危険性があるので、それらの値を参考に生活習慣病の予防策を講じるためです。しかし、 健康診査では運動してますか?というような質問をしたり歩数を測定することはありません。しかし、この図のようなエビデンスからは、生活習慣病を予防するためには、血糖値や血圧を測るのと同じように身体活動量を測定し、生活習慣を改善する必要があることがわかります。このようなエビデンスが、スポーツ健康科学を支えています。

 

 

 

 

スポーツ健康科学部の活動

 上図にあるように、死因の最も大きなリスクは喫煙です。せっかくスポーツしていても喫煙するとスポーツの健康増進効果はいっぺんに吹っ飛んでしまいます。It’s meが関西に来て最初に感じたのは、関東に比べて受動喫煙に対する寛容さでした。立命館大学は、昨年度からキャンパス全面禁煙になったので喜んでいたのですが、現在でもやはりキャンパス内で喫煙する学生さんがいます。これらの学生さんの将来を思い、さらにこれらの学生さんの排出する煙による受動喫煙による他の学生さんが肺がん等に罹患するリスクを減らすために、最近、スポーツ健康科学部教員と大学院生の有志で喫煙者が出没しそうなところに見回りに行きました。

2015.04.22

ちゃんこの続き。

<RecOだより108>
 スポーツ栄養学の授業の課題として、あいコアの☆の感想を書いてもらったところ「初めて見た」との文字が少なくなく、ちょっとショック(2回生以上の授業なのですが・・・)。
 でも、見るきっかけになって、よかった。
 その中の要望で多かったのが、先週の「戦う相撲女子。」で、ゼミの様子と実際のちゃんこ鍋の写真が見たかったというもの。そこで今週は予定を変更して続編をお届けする事にしました。
 まず、ゼミの様子。下左の写真は「力士のちゃんこ」について発表をしているところ。下右はみんなで考えたちゃんこ鍋を実際に調理しているところ。エプロンと髪をまとめる三角巾(バンダナ、タオル可)は必須です。
 調理は「段取り八分」と言われるくらい、計画、準備が大切。どんなテーマで何を作るのか、しっかり目的を定めた上で、レシピの作成、調理の動線、時間を考え、買い物、調理、後片付けに至までの計画を立案します。
 abゼミでは、年に2回の大掃除を含め、いつもRecOが心地よい空間であるように、ゼミ生ひとり一人の心配りが求められます。

<今週の別腹>
 今回のテーマは、アスリートにとって有効な増量、減量をサポートするちゃんこ鍋の制作。試作の時には水に戻したらとんでもない量のひじきになったり等々、いろんな失敗もあったけど、本番では、効率よく増量、減量ができるように、必要な栄養素も、色々な配慮もぎゅっと詰まった、おいしい鍋になりました(写真、上左(減量サポート鍋))。
 上右の写真は山中選手を中心に作った鍋のお品書き。材料、作り方、栄養的意味等々、このちゃんこの意味をしっかり伝える事で、おいしさが何倍にも膨らみます。
 ごちそうさまでした。
 ab
 

2015.04.21

子どもの低体力に向けての取り組み!

先週、東京都江戸川区にある小学校に学部長とともに行ってきました。

その小学校では校舎の全面改築(新築)工事をするため(下の写真)、3年近くグランドが使えないそうです。そのため、子ども達の体力の低下が加速化することを懸念し、その対策をどうにかしたい!ということを考えていたとのことです。そのとき、ちょうどNHKに出演した学部長が「Tabataプロトコル」を説明していたのを校長先生が見て、「是非協力してほしい!」という手紙を学部長に書いて、それが届いたのが始まりでした。

 スポ健では、2011年に発生した東日本大震災で被災した岩手県大船渡市の中学校でグランドが仮設住宅の設置のためほとんど使用できない状況から、生徒たちの体力低下のために、グランドがなくても狭い場所で持久力、筋力、柔軟性を高める運動プログラムを作成し、提供する活動を行っていました。グランドが使えない理由は異なりますが、最近では校舎の改築があり、その際にグランドが使えなくなる状況が意外と多く発生しているそうです。


 前置きが長くなりましたが、「狭い場所でもしっかり体力向上が行える運動プログラムを紹介」するために、学部長と小学校に行きました、ということです。

 校長や教頭先生をはじめ、先生方の子ども達への想いは非常に熱く、子ども達の体力低下をどうやって防ぎ、10月に開催される区の体育大会で「運動ができないので、負けた」、という思いをしてもらいたくない、という気持ちをお話しして頂き、私たちの取り組みが少しでも子ども達の役に立てるなら何とかしてあげたい!という気持ちになりました。

 今後、小学校と連携しながら、子ども達の体力づくりに貢献できればと思っています!

moto

2015.04.20

博士課程の授業

スポーツ健康科学研究科博士課程後期課程(いわゆるドクターコース)に、今年11名の入学者がありました。ドクター1回生のときは、研究を進めるとともに、コースワーク(講義、演習)が設定されています。前期には、【智】先生と合同で担当する、「先端スポーツ健康科学特論Ⅰ」があります。

 この科目は、スポーツ健康科学に関する知識を整理して、自らの問題点や今後の研究テーマを整理する、ことが主な内容となっています。そのため、現在、各自が行っている研究分野、研究テーマについて、隣接する分野の研究者にも理解できるようにすること、自らの研究をさらに発展させるためのアイデアをかんがえられるようにすることをねらいとしています。

1回目は、①博士課程での研究計画を発表、質疑応答、評価シートに採点などを通じて(相互の研究理解)、②研究アイデアについての発想法(講義と演習)を行いました。写真は②についての演習中のものです。

「アイデアを出しなさい」となると、うーん、と唸ってなかなか出てこないものです。『アイデアの基本は組み合わせ』であることを理解してもらった上で、頭の体操をかねて演習してもらいました。やり方は、Aテーマに対して、ランダムな言葉(B)を、掛け合わして出てきたアイデア(C)を書く、ということです。ランダムな言葉を出すためにしりとりを使いました。
   A                          B        C
  テーマ: 昼休みの活用法    ×    雨    →    傘の色数え
                    ×    めだか    →    メダカ釣り
                ×    変える    →    昼寝
                ×    ルンバ    →    そうじダンス
 大事なことは、スピード重視、いいかげんOKで、数を出すことです。大学院の演習では、違うテーマで行いましたが、10分間で50以上もアイデアが出ていました。ということは、アイデアは誰もが出せると考えて間違いありません。もちろん、いいかげんでは、研究は進められませんので、出たアイデアをさらに深く掘り下げて、練り上げていく作業は必要です。千に一つ、と考えて千個考えればひとつ、光るものが必ずあります。お試しください。
 
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週は骨折の話題でご心配をおかけしました。すっかり良くなりました。自転車漕ぎ運動はできるようになり、朝トレのリズムを取り戻しました。やはり、身体を動かすのは楽しいですね。上記のアイデアに関して、朝トレの自転車こぎ中に読んだ本がネタとなっています。興味ある方はお読みください。
      『∞(むげん)アイデアのつくり方』 高橋晋平 イースト・プレス
【忠】

2015.04.19

アメリカ便り (27): National Cherry Blossom Festival

関西では、桜も散り始めているようですが、
皆様、いかがお過ごしですか。

メリーランド州立大学カレッジパーク校でも、先週桜が満開になりました。
4/12 まで、ワシントン D.C. (メリーランド州の一部です) では、
National Cherry Blossom Festival が開催されていました。
http://www.nationalcherryblossomfestival.org/

また日本人コミュニティの Sakura Matsuri も開催されました。
http://www.jaswdc.org/page-1451993

ワシントン D.C. には、1912年に日本から送られた
約3000本の桜がジェファーソン記念館がある
ポトマック川のほとりにある Tidal Basin の周りを彩っています。
写真の左が、ジェファーソン記念館、右側が、ワシントンモニュメントです。



この桜祭りは、全米でも有数のお祭りで、大変な人で賑わっていました。
ただこちらのお花見は日本と比べてとても静かです。
以前もこのブログで触れましたが、アメリカでは、
野外でお酒を飲むことが禁止されている場合が多く、
ワシントン D.C. も例外ではありません。
また、場所取りのような醜い争いも、マナーとして
許されませんので、桜を愛でるという意味では
日本の春よりも、ふさわしい雰囲気があります。

皆さんも、春にワシントン D.C. を訪れる機会がありましたら、
ぜひ桜を愛でていって下さい。
日本に負けず劣らず美しい桜を楽しめると思います。

それでは、また。失礼いたします。
良い休日を
敦史

<<街でよく見かける英語表現#27>>
National Cherry Blossom Festival の HP に
D.C. の桜の由来が書かれています。
http://www.nationalcherryblossomfestival.org/about/history/

今週の表現は、その中からの一節です。
"The gift and annual celebration honor the lasting friendship
between the United States and Japan and
the continued close relationship between the two countries."
「桜の贈り物と毎年お祝いすることで、アメリカ合衆国と日本の
絶え間ない友情と両国間に続く親密な関係を称えるものである」

2015.04.18

最近の就職活動

さて、先週とはうってかわって、別話題。

ちなみに今日の写真は、
先日レイジェンド滋賀という地域リーグのチームのキックオフパーティーに行った時のものです。
内容とは、ほとんど・・・いや全くと言ってよいほど関係ない・・・はず・・・
内容と関係のある写真、いつ出てくるのやら。
(ジブンゴトですが、話題と関係ある写真を撮る機会あるのかなぁ・・・)


はてさて、タイトルにしました就職活動ですが、
今年から大きく就職活動は時期が変わり、
3月1日から会社説明会が可能になりました。
面接は、8月1日から解禁です。

とは言うものの・・・なかなかの混乱状態のようです。
このスケジュールは、あくまでも経済団体連合会(経団連)に加盟している企業が守るもの。
経団連に加盟していない企業は、前倒しでやっているところもあり、
一方で「大手」と言われる企業では、8月1日からの面接を守っているところもあり、
いったいいつまで活動が続くのやら・・・という状況です。

昨年までであれば、
12月1日から会社説明会が解禁、
4月1日から面接解禁でした。
で、内々定を早い企業では3月中には出し、
早く内定を得た学生は、4月の半ば過ぎには就職活動を終えていました。

ところが今年は・・・早い会社では内々定が出つつ・・・
内々定を持った学生でも、8月からの面接を受けたいものもあり・・・
結局誰もが4回生の前期は就職活動でつぶれていきそうです。
そしてまた、8月からの内定を取り損ねた学生が9月ぐらいからの追加募集へ・・・

さて、学部で必須となっている卒業論文は、いつ書くのでしょう??
大学院生の修士論文は、どうなるのでしょう??

で、けっこう悲惨なのが、公務員と教員を志望している学生です。
今まで、時期がかぶっていなかったので、併願ができましたが、
今年は、完全にかぶりました。
なので、特に教育実習に行けるかどうか、というところです。

結局、就職活動は、時期が変わっても、誰も良いことはなかったような気がします・・・
企業側も、説明会が遅くなったので、他社の出方を見ながら、大変なようですし。


とりあえず、4回生のゼミ生のみんなが、計画的に卒業論文に取り組んで、
しっかり論文を書いてくれればなぁ、と思っています。

ではでは。


小さい字コーナーは、無理なようなので、実験・・・ただ、カラーコードがわからない~♪

2015.04.17

国際学会@スコットランド

この頃、7月に開催される国際学会 (International Society of Biomechanics) の準備をしています。

今日は予備実験を行い、本実験の目処が大体立ちました。私と2名の4回生で計3件の発表を行う予定です。学生さんの頑張り様と研究の内容についてはまた追って紹介しようと思います。

学会が開催される土地が私にとっては特別な思い入れのある所ですので、今回はその話をさせて頂きます。

学会の会場はスコットランドのグラスゴーです。私は8年程前、スコットランドのアバディーン大学に講師として勤務していました。それ以前には理化学研究所で任期付きの研究員のポストに就いていました。任期の最終年度、研究を継続できる環境を求めて世界中の公募に応募していました。アメリカ、オーストラリア、カナダ、シンガポール、ニュージーランド、英語圏の国には殆ど全て書類を送っていたと思います。

その中で幸運にも話がまとまったのがアバディーン大学でした。

英国の正確な名称は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」です。「連合」とはイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4つの国連合の意です。それぞれの国は英国の一部であるものの独自の文化を保っているとの事で、昨年のスコットランド独立運動の事を記憶している方も多いのではないでしょうか。渡航前にスコットランドと英国について沢山の本を読み、ワクワクしながら飛行機に乗りました。

スコットランドの印象は一言で言うと「しっとり」でした。ほぼ毎日雨が降り、青空が見える事は稀でした。緯度も高いため(北海道よりもずっと高緯度です)日光は柔らかく、特に真冬の日照時間は4時間程度でした。人々も穏やかで物静かだったのは気候とも関係がある気がします。街の雰囲気も非常に落ち着いており、自然に仕事に集中できました。

その後縁あって日本に戻って来、いつかまた訪れたいと思っていたスコットランドに学会発表に行く事になりました。グラスゴーは西側、アバディーンは東側と相違がありますが、発表がアクセプトされた時から非常に楽しみにしています。実験もきっちり仕上げ、しっかり準備して臨みます。

2015.04.16

常任理事会 総長報告 (4回生 伊藤さつきさん)

立命館大学の学部長は、毎週水曜日午後、立命館大学朱雀キャンパス(京都 二条駅近く)で、学校法人立命館の常任理事会に参加し、学校法人の様々な課題について議論をしています。これに出ることにより、学校法人立命館の理事として各自の学部のみではなくAPUや付属校を含む全立命館の課題や方向性が見えてきます。以前、電車の中で、立命館宇治高校の学生さんが最近さー・・・というような話をしていると、耳をジャンボのように広げて聞いていたこともあります。 

常任理事会では審議事項に先立って総長報告として、総長(現在は吉田美喜夫先生:写真では右から2番目)が体育会及び文芸各部で活躍した選手やコーチ・部長を紹介します。これは、立命館大学が課外活動の意義を認め、それらの活躍を非常に重要視していることの表れです。昨日、(4月15日(水))は、本学部4回生の伊藤さつきさんが紹介されました。彼女はスキー部所属で、3月に秋田県田沢湖で開催されたモーグルのワールドカップ・デュアルモーグル競技で第2位に入り、さらに全日本選手権でもデュアルモーグルで優勝しました。

彼女は、立命館大学でスポーツ健康科学を自ら学び、それを基に競技力を強化するという期待を胸にスポーツ健康科学部に入学したと言うことです。それが、このような形に具現したことは大変うれしいことです。ワールドカップの時は、彼女の測定で現場にいました。目の前で、世界の一流選手を次々に破っていく伊藤さんの姿をみて、どきどき わくわくし、観るスポーツの感動を味わいました。今後、2018年に開催されるピョンチャン冬季オリンピックに向けて、応援しようと思っています。

 

スポーツ健康科学部の話題

 スポーツ健康科学部では、写真のような学部独自のパンフレットを作成し、資格の取得に力を入れています。スポーツ系の学部では、保健体育の教員免許をとれることが知られています。立命館大学スポーツ健康科学部では、それに加えて在学中に指定された単位を取得すると、生活習慣病の予防や治療のための健康に関する運動の指導を行う「健康運動指導士」の資格取得のための試験を受けることができます。厚生労働省・国は、この資格を持っている人の養成をスポーツ健康科学系の大学・学部に強く求めています。ぜひ、多くの学生さんがこの資格を取得し、社会を健康にすることに貢献して欲しいと思っています。

2015.04.15

世界と戦う相撲女子。

<RecOだより 107>

相撲部の祝賀会にお伺いしました。

世界大会準優勝、アジア大会優勝の表彰を受ける山中選手(写真/左)はスポ健abゼミ4回生。
世界一への抱負を語ってくれました。
大正6年に立命館大学に誕生した相撲部は、もうすぐ100周年を迎える伝統の運動部。
その中で女子選手の先駆者として、世間の偏見とも戦いながら世界のトップ目指してきた山中選手については大学のムービーでも紹介されています。

スポ健の後輩である、3回生稲葉選手(右写真前列右)、今年1回生として入学した野崎選手(右写真前列左)。彼女たちが今年も存分に女子相撲の魅力を伝えてくれることを楽しみにしながら、学生部長S先生と一緒に記念撮影。

<今週の別腹>
昨年度、abゼミでは山中選手を、そして相撲部のみなさんを栄養面から支援するため、効果的な減量、増量、それぞれの目的に合わせたちゃんこ鍋を考案。
その際に、山中選手が発表した「ちゃんこの歴史」。
「昔からちゃんこに鶏や魚は入れても豚や牛は入れない」。なぜか?
「手をつく動物だから」。
なるほど。でもこれ、栄養学的にも意味ある選択。
鶏や魚は丸ごと入れて食べられる。それにより、骨や皮から汁に溶け出すコラーゲンやカルシウムも野菜などの他の具材と一緒に一緒にしっかり補給。脂肪を取りすぎず、たんぱく質をしっかり取りやすいのも特長。
どんなにがんばっても一つの鍋に、豚や牛は一頭丸ごとは、なかなか入れられない。

ちゃんこ(力士の食事)は、トレーニングに伝統的な日本の食事を取り入れた「食トレ」の先駆け。山中選手には「ちゃんこ」は奥深さについても、研究、体感してもらえれば、と思います。
こちらも楽しみ。
ab

2015.04.14

いよいよ研究も開始!

ガイダンスも終わり、いよいよ今週から授業が本格的に始まります!

【忠】の3年生専門演習(ゼミ)では、『紙だけでできるだけ高いものをつくる』というグループワークを行い、「調整力や伝承力」獲得の取り組みをしていましたが、motoのゼミでは、『最大酸素摂取量をゼミ生同士で互いに測定する』ということを行っています。最大酸素摂取量とは、有酸素性(持久系)能力を表す指標で、この数値が高いと持久系パフォーマンスに優れていることになります。また、この数値が高いと生活習慣病(高血圧、糖尿病)のリスクが低いともいわれていますので、スポーツ・健康ともにとても重要な数値になってきます。

しかし!この測定、簡単ではありません。最大まで運動を継続してもらうため、測定される人は全力で自分の持っている力をすべて出し切ることが必須です。また、測定する側も正確な数値を出すために、機器の操作だけでなく、測定者間のお互いの協力が必要です。そのため、自分が何をすべきか、どうすれば運動している人が最高のパフォーマンスを発揮してくれるのか、こういったことを考えていくことで自然と「協調性やコミュニケーション能力」といった学びを経験します(下の写真)。また、何よりも、このキツイ測定を乗り越えることで仲間意識が高まります!(終わった後のこの笑顔もいいですね!)。

このように、いろんな測定・実践を経験しながら、仲間とともに少しずつ研究をスタートさせたいと思います!

最後に!スポ健大学院生の懇親会があり、新入院生を迎えました。それぞれが異なる分野ですが、スポーツ・体育の分野の若手研究者として活躍することを期待したいと思います!

 

moto