2014.08.16
2014.08.15
地域で生きる…
2014.08.14
東京への出張を終えて
ちなみに、今回は数名の先生方との共同研究でしたが、そのうち2人は大学院生だった頃同じ研究室で共に時間を過ごした先輩と後輩です。また、出張期間中に高地トレーニングの医科学サポートに関わるプロジェクト会議にも出席したのですが、その際には別の先輩1人、同期1人と一緒になりました。私がスポーツ科学の研究者そして教育者としての基礎を学んだ研究室は、恩師が既に定年退職されていますのでその歴史を終えています。しかし、同じ研究室で学んだ先輩、同期、後輩は大学、研究所、トップアスリートのスポーツ現場、教育現場など様々な世界で活躍されており、今となっても繋がりが続いています。こういった機会に遭遇する度に、当時のことを思い出します。今と比べると実験機器も限られており、大変な時間と労力を要する実験の連続でした。けれども、努力を続ける先輩の背中を見て、同期や後輩の頑張りに刺激を受け、走り続けた毎日でした。
この話を、今回研究に参加した大学院生に伝えました。「今、共に学んでいる仲間と将来、一緒に仕事をする機会が必ずやってくるよ」と。「スポーツ健康科学に関わる様々な領域で、先輩や同期、後輩が活躍している未来がきっと訪れるよ」と。そしてその瞬間を、私達教員は誰よりも楽しみにしています。
大学院生を直接指導できるのは、博士課程後期課程を合わせても5年間です。この5年間で研究者や高度職業人として「完成させる」ことは難しいかもしれません。むしろ大学院在籍中は種をまき、毎日水や肥料をあげ続ける期間と認識した方が良いかもしれません。大輪の花が咲くのは多くの場合、修了した後です。「今の頑張りが10年後の自分を決める」、学生にはそのような考え方で自身の目標に向け日々努力を続けて欲しいと願っています。
GOTO
2014.08.13
他者と聴きあって学ぶ
こんにちは。
夏休みは学校現場の校内研修にお邪魔させて頂き、こちらも多くを学ぶ時期です。
今年は、とある小学校で、「友だちとかかわり合いながら主体的に学ぶ子ども」を育てる授業づくりというテーマで、先生方と意見交換する会が一つあります。
実は難しいテーマです。
人間は他者とかかわり合いながら生き、他者との相互作用で学んでいきます。
そういうとそれで終わってしまいますが、そんな簡単なことではありません。
私自身、ゼミの3回生、4回生を見ていると、ゼミの場でも(大講義ならなおさら)まず他者に自分の本音を語る難しさ(壁)があること、そして他者の意見に真に耳を傾けて「聴く」ことにも難しさがあることを感じます。
きっと、「かかわり合う」前提となる信頼感というか、今よく用いられている言葉でいえば彼らにとっての「居場所感」が土台として無ければ、本音も語れないし、その本音を聴こうとはできないはずです。そのためには、私が教師として学生の思いを「聴き」、聴きあっている学生を褒め、意味付けすることがまだまだ必要なのだとつくづく感じます。
ロシアの言語学者バフチンは、人々の発言には、その人の個性や表情、志向性が含まれているとして、「声(Voice)」と呼びます。教室という空間は、本来、子ども一人一人が発する「声」に溢れています。私の「声」を聴き合う友だちとともに、「そうそう、言いたいことはこういうことだったんだ!」と表現、共有できること。そしてそれを友だちに受け止めてもらえること。そのような空間が、結局は主体的に学ぶ子どもを育てるのかな、と思います。それでは、そういう空間にするために、授業ではどのような働きかけ(たとえば発問や教材、指導形態)ができるのでしょうか。近年注目されている「学びの共同体」や「学び合い」はそのヒントとなりそうです。
他者と言葉を交わしていて、もやもやしていたことをすっきりと言い当ててもらえて、「そうそう、そうなの!わかってくれたの?うれしい!」という経験、あるいは「なぜそう思うの?なるほどねえ!」という経験ができる空間を作れるように、現場の先生方から沢山学んできたいと思います。
Ma34.
2014.08.12
帰省色々
2014.08.11
夏を過ごす
先週は台風11号の影響で猛烈な雨、風が激しい天気でした。雨の影響で、夏祭り、スポーツ大会の中止もあいついだようです。特に、四国においてはその前の台風による増水の影響に加えてのことで、被害も多く出ていたようです。被害に遭われた方の一日も早い回復を願っています。
インテグレーションコアも猛烈な雨、風に吹きさらされました。6Fのベランダ付近の花も一時避難しています。毎朝、先生方がかわるがわる水をやっておられます。「育てる」ことが大好きな先生方ですので、花も、実も良く育っています。もちろん、学生、院生も。
キャンパスは、今日から一斉の夏季休暇となり、学生の数がかなり少なくガラーンとしています。でも、このガラーンとした時期に、ここぞとばかりに実験、論文作成に勤しんでいる学部の3,4回生、院生も多く見かけます。いわばこの時期が「かき入れ時」ですので。
受験生にとってこの夏の時期の過ごし方が、来春の受験シーズンの成果につながります。是非、この夏を充実させて実りの春を迎えて欲しいと願っています。
スポーツ選手にとっても同様で秋のシーズンの成果を楽しみにこの夏を乗り切って下さい。
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
産総研の優秀な若手の先生とお話させてもらったとき、「データだけでは何の役にもたたない。データをコンテンツ化してはじめて役立つものになる」と教わりました。データを読み解き、その持つ意味、価値を解き明かす力が求められることを示唆した言葉でした。
【忠】
2014.08.10
スポ健な人 (10)
(大学生にとってはですが・・・)
キャンパスには学生の姿が少なくなって、静かな今日この頃ですが、
皆様いかがお過ごしですか。
今週は、スポ健で頑張っている学生を紹介したいと思います。
今回、紹介する学生は、Mayuko さんです。
Mayuko さんは、現在三回生で、
運動プログラムを実践する FB+1 という団体に所属しています。
では、Mayuko さん (写真右から2番目) にインタビューです。
Q: 「FB+1 の活動について教えて下さい」
M: 「FB+1とは、スポーツ健康科学部の 藤田 聡教授 のもとで、
有志の学生が集まり運動プログラムの作成・イベント企画・運動指導等を
行っている団体です。」
Q: 「なぜFB+1 に参加しようと思ったのですか?」
M: 「もともと運動プログラムの作成や運動指導等に興味がありましたが、
他の活動も行っていたので、1回生のときは参加するタイミングを
逃してしまいました。2回生後期のゼミ選択のときに相談していた先輩が
FB+1に所属している方で、その方が今からでも参加できるし、
きっとやりたいことができる、とアドバイスをしてくださり、
以前から気になっていたことで、自分の中で新たな挑戦をしたいという
思いもあったので、所属させてもらうことになりました。」
Q: 「FB+1 の活動を今後にどう活かしていきたいですか?」
M: 「まだまだ知らないことの方が多く、アドバイスをいただいたり一緒に考えたりと
学ぶことばかりです。FB+1の活動を通して学んだことを自分の力にして
発展させ、将来に活かしていけたらいいな、と考えています。」
Q: 「受験生やスポ健後輩へのメッセージをお願いします」
M: 「スポ健にはFB+1だけでなく、”やりたい”を実現できる団体が沢山あります。
気になったことは調べてみる、やりたいことにはどんどん挑戦する等、
自分から進んで積極的に取り組むことが大切だと思うので、
ぜひさまざまな事にチャレンジしてみてほしいです!」
FB+1 の活動は、以下の website でも詳しく掲載されています。
興味のある方は、ぜひアクセスしてみて下さい。
http://fb1.fitness-lab.net/
それでは、また。失礼致します。
良い休日を。
2014.08.09
“家電の流儀”
2014.08.08
つながり
2014.08.07
国立スポーツ科学センターにて、スプリントレーニングの効果検証の為の研究中です!
トレーニングは1日2回、自転車エルゴメー ターを用いたペダリングトレーニングや高速トレッドミルでのインターバル走を取り入れています。強度の高い厳しい内容のトレーニングですが、選手達は明る く、前向きにトレーニングに臨んでくれています。実験室内には自転車エルゴメーターを6台配置し、選手1名につきスタッフ1名がマンツーマン体制でトレー ニングをサポートします。選手全員を2グループ分けそれぞれ1日2回のトレーニングを実施しますので、トレーニングは午前は9時-13時、午後は15時 -18時過ぎまで続きます。選手の頑張りに応えて、スタッフも朝から夜まで声を張り上げながら頑張ってくれています。
JISSでは各競技団体のトップレベルの選手 が、トレーニングやコンディショニングチェックを受けています。また隣接するナショナルトレーニングセンター(NTC)にも、多くのアスリートが滞在をし ています。このような環境に身を置きトレーニングを行うことは、本学の選手にとっても大きな刺激になっています。また、私達スタッフは、JISSの研究員 の方々と一緒に仕事をする中で日々勉強することができています。
本日は第1陣のトレーニング最終日です。選手もスタッフも疲労の色は隠せませんが、午前中のトレーニングでもベスト記録が出ていました。ポストテスト終了まであと数日間、引き続き頑張ります!
GOTO