2014.08.06

レポートと格闘中。

こんにちは。Ma34です。

学生さんたちは試験も終わり、やっと待ちに待った夏休みを満喫しているのでしょうか。

教員陣はきっとどの先生も山積みのレポートや解答用紙を前に、気合を入れている時期かと思います。例にもれず、わたしもそうです。。。

ただ、学生のレポートを読むのは嫌いな仕事ではありません。とくに教職の授業で学生に課した授業案のレポートでは、教材や発問に工夫をすること!という一言を伝えたこと、そして授業でマイクロティーチング(ひとりたった5分間ずつですが、120名強が受講したので、小教室を8つも借りました!)をした経験を活かして、重要なところはセリフで書いてもらう指導案は、とても読み応えのあるものです。

これはきっと私の授業がうまくいったということでは・・・と少し鼻を高くしていたのですが、本を読んでいてこのような文章に出会いました。

「結果がよかったときは、人の功績に。悪かったときは自分が悪者となる。」

(渡辺和子『置かれた場所で咲きなさい』、幻冬舎、2012年、p.21

現場の先生方との授業検討会に参加して、とてもよい学びの姿が子どもたちに見られたとき、先生方がよくこのような姿勢でいらっしゃることを思い出しました。もちろん授業がなぜ良かったのかという分析も欠かせませんが、最後は子どもたちの功績だとおっしゃいます。一方で、悪かった部分、改善点を見つめ、より良い授業にするための不断の努力も欠かせない。

 そんなことを思いながら、自分の上述の思いを恥じたわけです。学生の授業案に対する熱意や工夫、ほかのレポートや試験勉強があるなかで時間をかけて作成したことに敬意を払い、わたしも彼らのレポートから多くのことを学んでいます。

問題なのは、じっくり読むと早くても1人8分はかかること。これが120名。この科目だけで時間が足りないような気がします。

2014.08.05

高校生の熱意

Hassyです。

さて、土日のオープンキャンパスに続いて、昨日は高校生を対象とした
ひらめき☆ときめきサイエンスがありました。

タイトルが「身体のミクロからマクロの世界へ」ということで、我々生化学班は、Moto先生を中心に「ダイエット効果に個人差が生まれるそのわけを遺伝子のタイプからみてみよう!」というミクロの世界の解説と、先週のブログのサマースクールでご紹介したように、実際に唾液を採取して、基礎代謝に関わる遺伝子、およびスプリント競技向きか?に関わるとされる遺伝子の2種類のタイプを見る実験を実施しました。

DNAや遺伝子、個人差などの基礎の話を解説しましたが、皆見事に私の問いに答えてくれました。
なんでも、事前のMoto先生の講義を聴いていたようで、いかに真剣に聴いていたかがわかりました(細かい質問でしたので)。

また、昨日は、三重県からはるばる、私の研究内容に興味を持ってくれた高校2年生が、研究室を訪問してくれました。
その高校の理数科では、キャリア教育と課題研究の一環として、大学・研究所等に訪問し、生徒の知的好奇心の向上を図り、進学の志の意欲を高める試みを実施されているようです。
素晴らしい試みに深謝するとともに、私のところに訪問に来てくれたことを大変嬉しく思います。
本学部の入学を希望し、将来はミクロからマクロの視点で身体を把握し、実践に活かせるようなトレーナーを目指したい!ということでした。

こうした高校生の熱意に、将来の当該分野の発展に期待が膨らみます。
(思わず力が入り、セミナー室を使って研究紹介をしてしまいました)

同時に、そうした高校生をしっかりと後押しできる理論と実践の教育基盤が大切だと感じましたし、本学部は十分にそのような基盤が整っていることをオープンキャンパスやひらめき☆ときめきサイエンスなどで感じとっていただけていれば幸いです。

ところで、嬉しいニュースですが、院生の8810君の論文が日本生理人類学会誌に採択されました。
おめでとう!
査読者とのやりとりなどで、色々なことを学び、経験したと思います。
その経験を活かして、これからの研究活動に邁進して欲しいと思います。



2014.08.04

研究ミーティング

週末は、Jin先生、敦先生のブログにありますように、オープンキャンパスでにぎわっていました。

おかげで、土日ともに多くの高校生に来てもらい、立ち見がでる会場もありました。本学部の人材育成像、目標とするところを理解してもらった上で、本学部を志望先として受験してもらうことを願っています。

日曜日の午後は、大学院生を中心とした研究室のミーティングを行いました。大学院生は、この間の研究進捗の報告、国際会議での発表報告です。ポスドク、先生方は、今後の国際会議報告について発表してもらい、議論しました。スカイプで、【栗】先生には議論に加わってもらいました。夏休み前に、詳細な議論をしてもらい、院生にとっては、夏の実験、解析の方向性が明瞭になり充実した時間を過ごせそうです。

後半には、吉岡伸輔先生(東京大学)にセミナーを行ってもらいました。

 「スキー研究から広範囲動作計測システムの開発へ」というテーマでした。この間、色んなセンサー開発をされており、そのセンサー類をスキー競技の現場で計測レベルにまで仕上げて研究を進めておられるのが良くわかります。スキー(雪)という特殊環境で使える計測装置(センサー)は、通常ではみあたりません。でも研究をするツールとしては必要です。なので、研究者はそのツールを開発することから研究を進める、という非常に基本的なスタンスを再確認させてもらいました。“吉岡節”も炸裂した明快で、軽妙かつ論理的な話術で、聴衆を引き込んでおられました。参加者からの質問に対する応答も的確、明快で気持ちよい議論となりました。吉岡先生、ありがとうございました!

 

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

オープンキャンパスにあわせてではありませんが、今年も「クールビズ」でスポ健の教職員で撮影しました。年々カラフルになってきています。このスポ健ポロシャツを学内外で見かけた時には、遠慮無くお声かけください。

【忠】

 

 

 


2014.08.03

速報! 2014 オープンキャンパス、無事終了しました!

今朝のブログでもお伝えしたように、
昨日と本日、オープンキャンパスが行われました。

スポーツ健康科学部のオープンキャンパスには、
二日間で 880名! 以上の受験生・保護者の方が参加して下さいました。
学部説明会では教室が一杯になり立ち見をお願いしないといけないほど
お越し頂き、心より感謝申し上げます。



今年のオープンキャンパスも、我々教職員だけでなく、
学部学生ならびに院生が学生スタッフとして、一緒に素晴らしい
オープンキャンパスを作り上げてくれました。



このブログを読んで下さっている方が、来年度新たなスタッフとして
加わって下さるとこと心から願っています。

今後とも、スポーツ健康科学部では、最先端の教育・研究に加え、
どんどん最新の情報発信に努めていきますので、
ぜひ HP をチェックし続けて下さい。

また Line も始めましたので、是非ご登録下さい。
http://accountpage.line.me/rits_spoken

それでは、また。失礼致します。
良い休日を


2014.08.03

本日、オープンキャンパス二日目やっています!

昨日の Jin 先生が書かれているように、
立命館大学では、昨日と本日、
2014 オープンキャンパスを実施しています。

その中でスポ健生が、学生スタッフとして大活躍! してくれています。
今回は、学生スタッフの2回生責任者である
Tomohiko くんとに話を聞きました。



Q: 「Tomohiko くんは、受験生の時、オープンキャンパスに参加しましたか?」
T: 「はい、実際に参加して、色々な大学を比較してみて、
  立命スポ健が一番だと感じました。入学を決める大きな機会となりました。」

Q: 「今度は、自分がオープンキャンパスをする側になりましたが、
  どういった活動をしていますか?」
T: 「企画の参加者数に合わせてスタッフ全体の調整をしたりしています。
  参加して下さった方ができるだけ満足してもらえるように
  スムーズな運営を心がけています。」

Q: 「受験生へのメッセージをお願いします」
T: 「自分の全力を出し切って欲しいと思います
  全力を出し切るにはモチベーションを上げることが必要ですが、
  上げる手段としてオープンキャンパスに参加して、
  やる気を出してもらえればと思います」


二日目の今日は、学部紹介や AO 入試説明会、インテグレーションコア見学の他、
午前の模擬授業が
「アスリート向けのおやつを作ろう!」(先着30名) ,
「ランニングトレーニング法を考えよう」,


午後は
「世界を動かすスポーツマーケティング」
「最新の低酸素トレーニングを体験しよう」

の模擬授業があります。

本日の詳しいプログラムの内容は、以下のURLをチェックして下さい!
http://ritsnet.ritsumei.jp/event/2014/opencampus/summer/b/faculty/sp.html#2ndday

みなさんぜひ参加してみて、スポーツ健康科学部での学びを体験して下さい。
それでは、また。失礼致します。
BKC キャンパスでお会いできるのを楽しみしています。




2014.08.02

本日と明日は、“オープンキャンパス”

本日と明日の2日間、びわこ・くさつキャンパスにて、スポーツ健康科学部をはじめ、理工学部・情報理工学部・生命科学部・薬学部・経済学部・経営学部の7学部のオープンキャンパスが実施されます(衣笠キャンパスも同時開催)。

大学生が企業説明会やOB・OG訪問などをして、職場の様子を知り、働くイメージを抱くように、高校生のみなさんにとってもオープンキャンパスは、その大学でどのようなことが学べるのか、どんな先輩たちや先生たちがいるのかを知る大切な機会でしょう。
実際、入学した学生に聞けば、「オープンキャンパスが決め手となった!」「パンフレットでは実感できなかったけど、実際に施設を見てビックリし、実験などを体験したら、ここで学びたくなった!」「○○先生の模擬授業を受けて楽しかった!」など、大学で学ぶということを“リアル”に感じたのがオープンキャンパスであるということがわかります。











































写真は、10時に始まった学部説明会の様子です。たくさんの高校生のみなさんや保護者の方々が熱心に話しに耳を傾けて下さっています。

本日は、モーションキャプチャーやハイスピードカメラなどを使って、実際のスポーツ動作を捉えたり、分析したりするような実験(10時50分~)や、トップアスリートのメンタルトレーニングに関するスポーツ心理学の講義(11時30分~)、またダイエットやメタボ予防は多くの人々の関心事ですが、効果的な脂肪燃焼方法や研究手法に関する講義(14時20分~)、そして選手の心の状態を把握し、チーム力をいかにアップさせるかというチームマネジメントの講義(15時~)など、楽しく学べるイベントが行われます。

明日も学部説明会のほか、ランニングトレーニングの方法や、アスリート向けのおやつづくり、五輪やW杯のマーケティングや人工的に高地環境下を生み出す低酸素トレーニングの体験、またAO入試の説明会や在学生との交流企画、さらには“リケジョ(理系女子)”を支援する企画など、盛りだくさんなプログラムを用意しています。

明日の詳しいプログラムの内容は、以下のURLをチェックして下さい!
http://ritsnet.ritsumei.jp/event/2014/opencampus/summer/b/faculty/sp.html#2ndday

みなさんの来学をお待ちしています…


Jin


2014.08.01

バッティングセンター

昨日、大学院の授業「スポーツ教育学特論」の最終日として、バッティングセンターへ行きました。参加者は受講生6人+ゼミの3年生2人+指南役・長積先生の10人です。オープン時間の11時5分前に開店したのですが、あっという間にボックスがいっぱいになりました。えっ?バッティングセンターってこんなに人気があるの?皆さん、ご存じでしたか?夏休みなので子どもを連れたお母さんや、おばあちゃん、高校球児らしき青年、大学生、年配のおじさんで空きボックスゼロ状態。子ども以外は、myバッド持参でした。結構、ふる~い施設なのですが、正直、驚きました。
この授業の後半は、「バドミントン」「投球」「バッティング」の3つの動きを取り上げ、その種目が専門でない受講生が指導する形をとりました。指導者は、指導案を作成すると共に動きを撮影しました。その場で見直し、指導者が動きを修正していきます。この課題のねらいは、指導者に求められる4つの能力を体験、実感し、そのような思考を身につけることでした。4つの能力を簡単に記します。
①観察力・・・相手の動きを見る(ただ見るだけではなく、分析できる観察をする)
②分析力・・・理想の動きとのギャップを埋める
③解釈力・・・ギャップを埋める方略を探す
④説明力・・・相手に説明する(相手が理解できる説明)

このうち、①と②ができなければお手上げ状態になってしまいます。理想とする動きと各受講生の動きのギャップ(どこが・どの程度・どう違うのか)を埋めることができないと相手のスキルは上達しないのですが、なかなか難しい。撮影→ビデオで動きを確認→全員で動きの違いを検討→実践の繰り返しをしてきました。バドミントンでは、まったくシャトルを当てることができなかったKきたさんは当たるようになりました。バッティングでは、Tしろさんの上達が素晴らしく、さぞ気持ちよかったことだと思います。どの種目もそつなくこなすHぐちさんは、いつも指導者の指導者になってくれ頼もしい限りでした。男性陣もそれぞれ上達しました。指導者に求められることの一部を実感してもらえていたらと思います。

その集大成?ストレス発散?のバッティングセンターでしたが、長積先生を強引に引っ張りだしてしまいました。でも、センターで熱心にご指導いただき、受講生は徐々に打てるようになりました。ここでもTしろさんは、「カ~ン!」と打って、ガッツポーズ。気持ち良さそうでした。たまにはこういう時間も有効だなと思いました。もちろん、きちっとプロセスを踏んだ後の仕上げとしてですが。。

皆さん、お疲れさまでした。

2014.07.31

トレーニングをサポートする中で学ぶこと

インテグレーションコア3Fには低酸素実験室という特殊な部屋があります。この部屋は室内の酸素濃度を11%~20.9%の範囲で調節することができ、通常環境よりも酸素濃度を5~6%程度減少させた「低酸素環境」での運動実施が可能となります。この低酸素トレーニング室、様々な研究で使用することに加え、本学体育会所属のアスリートの競技力向上にも有効活用されています。

先週からも、体育会所属の選手数名が連日、低酸素トレーニングを行っています。トレーニングメニューは個々により異なりますが、1分程度の高回転でのペダリングを30秒程度の休息を挟んで8-10セット程度反復する方法を取り入れています。通常酸素環境で行っても大変なメニューを、酸素濃度を減らした環境で行うのですから選手にとっては厳しいメニューとなります。

これらのトレーニングを行う際には、原則として選手1名に対して立ち会いスタッフ1名を配置します。スタッフは各セットにおけるペダル回転数や心拍数、発揮パワーなどを記録すると同時に、規定のメニューを完遂できるよう言葉をかけ続けます。以前は、私自身や大学院生がスタッフとして選手に張りつき声をかけていたのですが、昨年からは学部ゼミ生にこの役割を任せています(私は後ろから選手&ゼミ生の様子などを観察しています)。トレーニングを行う選手は毎回が真剣勝負、メニューを提供する側も真剣勝負、そして、トレーニングに立ち会うスタッフも緊張感をもって臨みます。この「トレーニングの現場」では、普段講義の中で学ぶことがいかにして現場に還元されているかを実感することができます。また、トップのアスリート達がいかに真剣にトレーニングに打ち込んでいるか体感することができます。これらは、トレーニング科学を学ぶ上でもきわめて大切で貴重な経験です。

立ち会いスタッフの振るまいを後方から観察していると、様々なことに気がつきます。最初はトレーニング内容に圧倒され「頑張って!!」としか声をかけることが出来なかった学生が(選手は既に頑張っています・・)、次第に選手の表情に気を配り、心拍数や発揮パワーなどの情報をもとに具体的な指示や励ましができるように成長していきます。また、トレーニングの合間に、トレーニングメニューの意味や期待される効果などを説明する光景がみられるようになります。

これらの取り組みは、授業でも研究でもありません。どれだけ頑張っても単位にはなりません。けれども、そこから得られるものは大きいです。トレーニング科学の専門家を志す学生にはトレーニング理論を暗記するだけでなく、「トレーニングの現場」を少しでも経験して欲しいと願っています。

2014.07.30

平和を考える夏

こんにちは。
今日は衣笠キャンパスの国際平和ミュージアムの夏の催しについて
ご紹介いたします。


一つは、もう終了してしまったのですが、
先週末の土曜日に開催された「親子企画 へいわってなに?」の様子です。
広島の原爆のなか、奇跡的に残ったピアノ(「原爆ピアノ」)の演奏会が行なわれました。
ピアノの持ち主の女性は、広島市中心部で亡くなられてしまったのですが、
ピアノは、側面に数々のガラスの破片を埋め込みながらも、今も綺麗な音色を響かせます。















演奏するのは、小さな小学生から高校生、そして大人の方。
ミュージアムのロビーに飾られている「過去」を表す火の鳥を癒すかのように
ピアノの音がしずかに響いていました。
イスラエルやウイグル地区をはじめ、世界での紛争に思いを馳せながら複雑な思いで聞いていました。
長男は、安斎名誉館長の講演でのクイズに真剣に取り組み、
「へいわってなんだと思う?」という問いに「好きなことを思いっきり楽しめること」と答えました。
ほんとうに、そうだと思います。
彼なりに、日本の過去や世界の現状を知り、考えたことです。
そうやって、自分にひきつけて自分の言葉で語ることがまず第一歩なのだろうと思います。

もう一つ。
ただいま開催している、ミニ企画展についてです。
スポーツに関係する企画は前回のスポ健の自主ゼミ「Sports For Combodia」に引き続きますが、
ミュージアムとしては初の試みのようです。

第88回ミニ企画展
「健康はお国のためにースポーツと戦争ー」

https://www.ritsumei.ac.jp/mng/er/wp-museum/event/mini/2014/140627/mini_88th.html

【開催趣旨】より
現在、私たちは健康のため、豊かな人生を送るために運動をし、スポーツを楽しみます。しかし、一五年戦争当時は運動・スポーツも戦争を支えるためのものと して利用されていました。本展では、当館の収蔵資料の中から約50点を展示し、当時の健康観やスポーツが人々をどのように戦争に協力させることになったの か、その歴史を紹介します。

こちらの展示は、8月29日(金)までとなっております。

スポーツを切り口に、今年の夏は私たち一人一人が
平和のことを考えてみませんか?

2014.07.29

イベント満載

Hassyです。

夏ですね!
先週から試験が続いていますが、出来栄えはいかがでしょうか?

卒研生は一通り試験を終え、この夏、最後の部活や卒研に向け、しっかり取り組む必要があります。
院生の8810君が卒研生の夏の計画をチェックし、ハッパをかけてくれたので、
是非、実行して頑張って欲しいと思います。

夏にはずみを付ける意味で、卒研生中心にBBQが開催されました。
暑さを吹き飛ばして頑張ってください!!


さて、昨日の忠先生のブログや敦先生のブログでもありましたが、先週はサマースクール、今週末はオープンキャンパス、ひらめきときめきサイエンス、、と、イベント満載です。

サマースクールでは、私はMoto先生と一緒に、生化学実験を担当しました。
今回は、口腔内の細胞を唾液とともに採取し、そこからDNAを抽出して、ACTN3という遺伝子のタイプを調べる実験をしました。

DNAの抽出は、実は身の回りのもので比較的簡易にできます。
食器用洗剤やコンタクトレンズの洗浄剤、食塩や度数の高いお酒(アルコール)を利用します。

この遺伝子のタイプを調べることで、自分がスプリント系競技向きか、持久系の競技向きかがおおよそ判断できると言われています。
今回の受講生も、自身のDNAに試薬をかけ、、、いざ解析!

結果は、全員のタイプが見事に判明しました!
それぞれ、自分の予想通り、あるいは予想外?のタイプに話がはずみました。

注目の忠先生のタイプも判明し、遺伝的要因だけでなく、トレーニングなどの環境要因も体組成に大きく影響することを改めて感じることができました!

来年も皆さんのご参加をお待ちしております。