2014.04.19
2014.04.18
中国の教育制度(#1)
2014.04.17
大学院における授業
大学院生では「スポーツトレーニング特論」という授業を担当していますが、今年度から授業の進め方を大きく変えています。昨年度までは他大学の異なる領域(学部)出身の大学院生が多かったこともあり、毎回の授業ではスポーツトレーニング論やトレーニング科学に関わる基礎的な内容の説明を重視してきました。その点では、200名近くが受講する学部における専門授業と、授業の進め方に大きな違いはありませんでした。
ただし、今年度は状況が一変しています。なぜなら、先月、スポ健を卒業した学部1期生が大学院に進学してきているからです。多くの学部生は、私が担当する「トレーニング科学」「スポーツトレーニング論」「エクササイズプログラミング論」という3つの講義を学部4年間で受講しており、これらの授業の中で、昨年まで私が大学院生に話をしてきた内容の大部分を紹介しています。したがって、今年度はスポ健から大学院に内部進学をした学生を念頭に、授業内容に変更を加えています。
毎回の授業では、その日の内容に関連した基礎的な事項を冒頭で簡潔に紹介しますが、講義の多くの時間では関連する英語論文を読み、その内容や私が提示するポイントに関してディスカッションをしています。「少人数の授業」+「学部において基礎的な内容を学んでいる」ことが前提となった授業形式です。「理解する」方式の学部授業から「理解した上で自分の意見を発信する」方式の大学院授業、教えるトピックは同様でも授業の形は様々です。
2014.04.16
次の(小さな)挑戦
おはようございます。Ma34です。
先日、保育園に通う子どもたちのお迎え時、園庭には大きな土の山がありました。子どもたちにとっては、身長よりも高い(下の子からしたら1.5倍はあるのでは。。。)山ですが、子どもというのは、「挑戦する心」、「好奇心」というものが強いのですね。目の前で、もくもくと登り始めたのです。そして、何度か滑り落ちそうになりながらも、なんとか頂上に到達。そこで見せる顔は、いわゆる「ドヤ顔」です。
そういう姿を見て、挑戦することにすこし怖気づく自分、自分にとって大きな山を避けていこうと考えてしまう自分に気がつきます。子どもの姿から学ぶ今日この頃です。
では、私がやりたいと考えながらも避けてしまっていることは・・・色々あるのですが、その中の一つに「平和についての授業づくり」があります。今回、この分野で新しいことにチャレンジしてみようと思います。
それは、「世界一大きな授業」の実施です。
世界100カ国で一斉の同時期に開催されるもので、同じ教材を用いて、小学校~大人対象に授業が作られています。(ですので、基本的にはその教材に従って実施するだけなのです)。今年は世界の識字教育の問題、教育予算の問題がテーマです。
昨年度は期間が終わってしまってから情報を得ましたので実施できなかったのですが、今年はまずは3回生、4回生の専門演習で実施してみたいと思います。その報告は次週行う予定です。
私自身、この分野・領域に興味関心はあれど、まだまだ勉強不足です。2月に教職研修の引率で沖縄の夜間中学を訪れた時、日本においてもさまざまな事情で識字教育を受けられなかった方が居られることを改めて考え、とても苦労されてきた様子を直接の交流を通して感じてきました。また、識字教育は自身のテーマともかかわる論点です。今回の授業のなかで、ゼミ生の意見からも多くを学びたいと思っています。
Ma34.
2014.04.15
院生歓迎会、実験クライマックスシリーズ
2014.04.14
いよいよ本格的スタート
先週から授業が始まりした。1週目はある意味、お試し期間で、学生たちはシラバス、1回目の講義を受けて受講するかどうかを決めます。そして履修登録締切日までに、インターネットなどで受講登録をすませます。登録漏れがあると受講していても単位認定はされません。新入生たちは上手く登録できたか、と気になるところです。いずれにしても、大学では提出物の締め切りが厳格に決められていますので、締め切りには余裕をもって対応するようにしておくと良いですね。
先週は、2回生の「基礎機能解剖論」、3回生の「スポーツバイオメカニクス論」、3,4回生の専門演習(ゼミ)があり、久しぶりに会う学生たちとの再会を楽しみながら、講義、演習をさせてもらいました。野球の開幕戦と同じで開幕戦である初回の講義は、「1回の講義されど他の1回とは違う重みがある」と感じています。例年よりはうまくスタートを切れたのではと自己評価していますが、最後の定期試験の結果で審判を受けることになります。いずれにしても、2回目以降の講義から本格的に科目内容を講義、演習することになります。どのような展開で進むのか、私自身も楽しみにしています。
また、課外スポーツの方も、春シーズンが本格的にスタートしました。写真は、陸上競技の京都インカレです。まさに開幕試合で、これから関西、西日本、全日本と続いていきます。3回生ゼミ生のImai君(写真の黒のロングソックス)は、100mで自己新記録樹立、優勝、というさい先良いスタートを切りました。自らのパフォーマンス向上に、ゼミでの研究を連動させてくれるでしょう。
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
サービスマネジメントインス(経済・経営学部にまたがった教学プログラムで、スポーツ健康科学部も礎となったもので、学部開設とともに発展解消)の卒業生が訪ねてきてくれました。30歳になるようで、この間、フィットネスで運動指導に携わっており、疾病を抱えたクライアントの指導では、「ここから先は医師と相談ください」とアドバイスして医療機関にいってもらうと、「無理しないで運動するように」といわれたと戻ってこられるのを体験し、医師とトレーナーをつなぐために、運動指導のできるスポーツ医師を志し、『今度、医学部へ学士編入するので推薦書を書いて欲しい』とのこと。こちらも、「喜んで!」と答えました。教え子のチャレンジに胸が熱くなりました。いつでも卒業生がも安心して相談に受け止められるように、教員も常に・研究の活動性を高めておく必要があると再認識いたしました。
【忠】
2014.04.13
GAT ガイダンスが開催されました
天気が落ち着きませんが、皆様いかがお過ごしですか。
今週は、GAT プログラム のガイダンスが開催され
多くのスポ健生が参加しました。
GAT プログラムとは、Global Athletic Trainer プログラムの事で、
立命館大学と アメリカの East Stroudsburg University of Pennsylvania
両方の学位取得を目指すプログラムです。
このプログラムを修了した際には、
ATC (Certified Athletic Trainer:米国公認アスレティックトレーナー)
の受験資格が得られます。
通常、ATC の受験資格を得るためには、米国への留学が必要で、
そのためにはかなりの金銭的負担が必要となります。
日本で学びながら、ATC の受験資格が得られるのは
日本で唯一、立命館大学スポーツ健康科学部だけ!!です。
トレーナーとしてグローバルに活躍したいと考えている人は、
ぜひ GAT プログラムを目指して下さい!
それでは、また。失礼致します。
良い休日を。
敦
2014.04.12
適用と応用
2014.04.11
研究室からの風景
2014.04.10
嬉しい報告と学生のプレゼン力
● Iくん優秀賞を受賞
3月末に本研究科修士課程(博士課程前期課程)を修了したIくんが、3月上旬に開催された日本体育測定評価学会での研究発表の内容が評価され、【優秀賞】を受賞したという報告がありました。既に、4月から新しい環境で社会人としてスタートを切っているIくんですが、新年度早々の嬉しい報告でした。彼の大学院での頑張りや研究成果は私を含む多くの教員の認めるところですが、大学院での2年間で特に【プレゼンテーションの技術】が格段に上達しました。昨年は国際学会での英語による口頭発表も経験し、本番直前までの約3週間にわたる連日の猛練習(本人によると100回以上練習をしたとのこと)の成果もあり、素晴らしい内容の発表となりました。
心に響く印象的なプレゼンテーションをする上で重要なポイントの一つに、「聞き手に語りかける」ということがあげられます。プレゼンは誰でも緊張するもの、初〜中級者はパソコンの画面だけを見て話をしてしまいますが、上級者は時折、聞き手に目を向けやわらかな表情でメッセージを伝えようとします。Iくんは大学院での2年間で、このスキルを自分のものにしてくれました。
【プレゼン力の高さ】これは大学院生に限らず、学部生(スポ健)にも共通した強みの一つであるかもしれません。個人差はありますが、スポ健の学部生(特に4回生)や大学院生は話が上手です。何しろ学部1回生の基礎演習や英語の授業、大学院生では日々の授業や合同ゼミなどにおいてこれでもかというぐらいの数のプレゼンを経験しますので、これらの積み重ねが【プレゼン力の高さ】を生み出しているのでしょう。そしてこの能力は、卒業(修了)後どのように道に進んだとしても必ず威力を発揮する【きわめて汎用性が高いスキル】と言えます。実際に、就職活動の面接でも役にたったという話も学生から聞いています。
スポ健での学びを通して、スポーツ健康科学に関する教養・知識を身につけることは当然として、プレゼン力のような社会で仕事をする上で基盤となる力をこの4年間(大学院生は2年間)で十分に高めてくれることを願っています。