2013.12.14

今後の介護は?

「介護ショック」
今週手に取った東洋経済のタイトルはまさに今後の日本を反映していました。
2025年には5人に1人は後期高齢者の75歳以上になると予想されています。
それに伴い社会保障費に占める介護の割合も2025年には2.3倍に跳ね上がると予想されています。
今後は介護に頼らず如何にして自立した生活を維持していくか、が最大の課題になります。

今週末は広島県の福山市に行ってきました。介護事業に関わるスタッフへの運動・栄養に関わる研修と、地域の高齢者に向けた市民公開講座で講義してきました。今年で福山に行くのも3年目になりますが、毎年大勢の高齢者の方々に楽しく運動を実践していただくことが僕にとっても励みになっています。

2013.12.13

スポーツ消費者の変容に対応するリテールビジネス

こんにちは。

今日のUSF特別協力講座・NFL協定科目「現代社会の要請・変貌するスポーツビジネスの展望」は、ゼビオ株式会社 執行役員 商品部門長の江川正規氏による「スポーツ消費者の変容に対応するリテールビジネス」でした。

小売業の定義は「物を仕入れ、販売する」であり、この定義自体は不変のものです。

しかし、社会の変化、ライフスタイルの多様性、人々の変化など、時代の変遷の中で、ビジネスの在り方は大きく変化しています。

ゼビオ株式会社も半世紀の歴史がありますが、紳士服の販売からスポーツ用品販売へ、さらにファッションビジネスを取り込み、人々の求めるニーズにきめ細かく応える商品展開、そしてハードウェア、ソフトウェア、ヒューマンウェアで、さまざまな人々を顧客としているあり様が動画も交えながらたいへんわかりやくす語られました。

まさにドラッカーのいう「顧客の創造」です。

 

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今日も教室に満員の学生たちが熱心に聞き入りました。

江川さん、ありがとうございました。

本日はUSF代表理事の諸橋寛子さん、特別協力講座を担当いただいている西村さんもお越しくださいました。

BULLCO

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2013.12.12

博士前期課程の運動処方特論

 急に寒さが増してきました。卒論の提出がいよいよ来週となりました。体調管理にはくろぐれも気をつけてください。

 さて、今回は大学院の授業を紹介させていただきます。私が担当している運動処方特論は、運動前のスクーりニングや科学的な運動プログラムの作成方法を学ぶ授業ですが、大学院では健康に関連する様々な測定を院生自ら実施し、評価する、という内容を後期授業の後半に行っています。スポーツ健康科学部の教学理念の1つに「学際性のある研究」が勧められていますが、健康科学も様々な領域があり、運動生理学のみではなく、心理学や栄養学など幅広い分野に渡っています。そこで、このような幅広い知識や測定技術を持った院生たち10名が、それぞれの専門分野の測定・調査を行い、最終的に全てのデータを統合し、複数の分野をミックスした、新しい成果を発表する、という授業を実施しています。これまで、体組成、栄養評価、心理分析などを行ってきましたが、先週はモーションキャプチャーを用いた、投球ホームの解析を実施しました。分野の異なる測定を実際に触れることで、他分野の基礎知識を手っ取り早く理解することができます。皆さん興味を持って、毎回工夫を凝らしながら実験しています。そのうち、インパクトのある斬新な研究アイデアが生まれることを是非期待しています。sana


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2013.12.11

研究授業見学の振り返り

おはようございます。ma34です。

昨日の3回生ゼミでは、先週開催された京都市立高倉小学校の研究発表会の事後検討会を行いました。事前検討会で提出されていた視点を含めて、参加したゼミ生を中心とした振り返りを行いました。

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グループ学習や司会役の児童を設定する授業でのメリット・デメリットや「パフォーマンス課題」の意義、そしてオープンスクールの教室の是非についても、色々と意見が出されていました。

実際に授業を「見る側」になると、子どもたちのつぶやきに耳を傾けたり、子どもたちの思考の流れを見ることができ、「教える側」(教師)の目線だけでは見えにくい部分も見えてきます。ゼミ生たちも、実際に目の前で子どもたちの発言やワークシートの答えを見て、具体的にそうした部分を見つけられたのが今回の成果でした。

今回は「算数科」「読解科」(高倉小・御所南小・御池中学校校区の独自設定科目)の参観・検討でしたが、それぞれに子どものつまずきの典型例が見られ、教師の働きかけの在り方も考えさせられる興味深い授業でした。授業をされていたのも若い先生方だったのにもきっと刺激されて、参加した学生は、授業後の歓談でいろいろと意見を交わしていました。

・・・そうなのですよね、こうして授業を一緒にみて、検討することが楽しいのです。
大学院生時代に院生仲間の先輩・後輩と授業検討会を開き、そこでたくさんの学びを得ました。それが今の私の大事な土台となっているように思います。

「よい授業とは?」という問いに対する答えを探しながらゼミ生とともに学び合える、そんな一日となり、私にとっても充実した時間となりました。

 ma34

2013.12.10

1期生の卒論提出・・・始まりました

 早いもので、1期生が卒業論文を仕上げる時期になりました。
 しかも、昨日からその提出も始まり、出し終わってほっとしている学生、まだまだこれから追い上げていく学生、さまざまです。

 ippoゼミも、これから追込み型の学生が・・・ 教員側にとっても緊張の時期です。
 まだ試合が現在進行形、というチームに所属しているゼミ学生もいますし、まだ仕上がっていない卒論を抱えつつニューヨークでの世界大会に出かけている学生もいます。

 私自身、そういう学生たちのスケジュール管理をすることの大切さを実感させてもらう年になり、その点は反省しつつ・・・。まずは、とにかく、最終締切日に、全員が無事に提出してくれることを目指して一緒にがんばります!  【ippo】

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雨上がりのときに、スポ健の建物(インテグレーション・コア)から虹が見えました。久しぶりに眺めた気がします。












2013.12.09

久しぶり!

週末は、【satoshi】先生が講演した、ナショナルストレングス&コンディショニング協会主催のカンファレンスに参加してきました。初日は、「パワー向上」に関わる講演をさせてもらいました。2日目は、講演を聴かせてもらったり、ポスター発表、企業展示を見学しました。

 

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非常に盛大なカンファレンスで、約500名の参加者(運動指導者)が集まっていました。その中でも、久しぶり! を感じさせる出会いがあり、非常に嬉しかったです。

写真に写っているのは、【K田】君です。卒業生(9年前)で、陸上部の三段跳の選手で活躍してくれました。卒業後はサラリーマンをしていたのですが、現在は運動指導者を目指して勉強中とのこと。彼なら優秀な指導者になってくれると確信しています。

 




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お久しぶり第2段は、【かな】さん(写真右)です。卒業生で、アメフトのマネージャーをしていて、卒業後に、他大学の大学院(当時はスポーツ健康科学研究科がなかったので)で学び、ストレングスコーチとして本学で働いてくれました。柔道部、女子バスケットは大変お世話になりました。結婚されて関東へ移動されました。今お腹には二人目のお子さんがいて2月に誕生とのこと。写真左は、衣笠のストレングスコーチの【アツシ】さん。衣笠の学生アスリートを鍛えてくれています。衣笠の新体育館のお披露目を兼ねて研究会、1/19(日)の午後開催予定の担当者でもあります。

 

上記以外にも、プロ野球のトレーニングコーチ、大学のストレングスコーチ、パーソナルトレーナーなどで活躍している久しぶり!の方々に会えました。「久しぶり」を楽しませてもらいました。

 

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

土曜日の夜は、客員教授の田口先生、hassy先生、光雄先生が中心になって行っている日中合同の研究プロジェクトの進捗報告会、懇談会に混ぜていただきました。中国の華東師範大学の先生方のタフさには驚かされました。約10日間の滞在中、東京、福岡、名古屋などかなり移動され、しかもすべてレンタカーで。こちらの出会い、交流も非常に楽しく、今後さらに活発になると感じました。

【忠】






 

2013.12.08

「租母」間違いも「高齢者問題」??

 

 木曜日の「現代人とヘルスケア」の授業。テーマは、高齢者の健康問題の特徴を考えること。ここでのポイントは、高齢者を「発達主体」として見れるのかどうか?ということ。

発達可能性・可塑性も十分な子どもに比べ、年を経るとともに夢や期待が「萎んで」しまい、その最たる時期が高齢期ということになれば、高齢者を「発達主体」として見ることなど、なかなか難しいことだ。

 例えば、ケン・ディヒトベルト/田名部・田辺訳『Age Wave』(創知社、1992)は、「6つの老化神話」は、老齢者に対して否定的なものであり、これらの決まり文句を根絶して、老化恐怖症から自由になることの大切さを語ってくれている。また、ダグラス・H・パウエル/久保・楢崎訳『<老い>をめぐる9つの誤解』(青土社、2001)もなかなか面白く、こうした「老い」を巡る「神話」や「誤解」そして「偏見」は、どうしても身近なところで目にする高齢者の姿に「引き摺られ」やすい。日本全国で総人口の23%を越える高齢者全体の姿を把握した上でのことではない。

1963(昭和38)年当時の調査では153人だった百寿者が今年5万人を超えた。この百寿者の方で元気に自立した生活を送っている状況がメディアでも取り上げられたりする。しかし、百寿者が皆そうであるわけではない。そうした方々は寧ろ稀であって、「エリートセンテナリアン」などと言われる。

高齢者は殊更、加齢とともに生物学的機能は衰え、毎日の生活の中での食事や排便・排尿、歩行などの日常生活動作の維持も難しくなるし、社会生活を行っていくための買い物、外出、金銭管理などの手段的日常生活動作も衰えて行く。こうした状態の中でこそ、静的な状態を指す「生きている」から動的な状態である「生きていく」こと(祖父江逸郎『長寿を科学する』岩波新書、2009)が求められることになる。まさしく、QOLの中身が問われる問題だが、身体的レベルとしての「生命の質」を土台にして「生活の質」、「人生の質」が問われることになる。「発達主体」としての高齢者の健康づくりは、こうした発想の下でなされるべきだろう。

「高齢化率」が1970年に7%を超えた我が国が、1994年には14%を超えるという、世界一早いスピードで「高齢社会(長寿社会)」に直面しているという問題も大きい。・・・・。

そんな授業をした日の夜。老人介護センターでの夜勤オペレーターで不在の妻

を除いて皆で夕食を摂っていた時の話。小学校5年生になる双子の孫の1人・輝流の漢字テストが話題に上った。98点で、間違ったのは「母」だけだったと言うが、その弁明が面白かった。「だって、家には祖父(おじいさん)はいるけど、祖母(おばあさん)はいないから正しく書けなかった。」のだそうだ。確かに、我が家で孫たちは「じじ、じじ」と私を呼ぶが、妻は「ばば、ばば」とは呼ばせず、名前の頭文字から「はーちゃん」で通している。皆、変に納得してしまった?! こんなことも「高齢者問題」か?!   mm

2013.12.07

初ポスター発表

 今日は京都文教短期大学で開催されているナショナルストレングス&コンディショニング協会主催のカンファレンスで講演しました。2日間のカンファレンスは約500の運動指導者が集まったそうで、プログラムも充実しており、現場の指導者から見ても大変魅力的な講義・実技が沢山ありました。僕は高齢者の運動指導と栄養摂取について特に現場の指導者の立場から講演しました。

 

 また本日は学部4回生のY原さんが日本大学で開催された日本テニス学会でポスター発表を行いました。国際テニス連盟から今年発表された大人の初心者を対象としたテニスプログラムである「Tennis Xpress」に関する研究データの発表です。卒論もまだまとまっていないのに、いきなり学会発表でかなり緊張した様子でしたが、質疑応答も含め無事に発表できたようです(写真は院生のY居さんに撮って頂きました)。

 Y原さんは来年から大学院に進学し、East Stroudsburg Universityとの提携で実現したGATプログラムをつうじて、アスレティックトレーナーの資格取得にも挑戦します。是非頑張ってもらいたいです。

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satoshi

2013.12.06

メディアからみたスポーツコンテンツ

みなさん、こんにちは。

今日のUSF特別協力講座・NFL協定科目「現代社会の要請・変貌するスポーツビジネスの展望」はフジテレビジョン スポーツ局 局次長の近藤憲彦さんがご講義下さいました。

テーマは「メディアからみたスポーツコンテンツ」。

 

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スポーツは従来からメディアにとって試合そのものが結果の読めない「ドラマ」という点で重要なコンテンツでした。しかし、時代が移り変わり社会が変化する中で、単に放映するにとどまらず、プロスポーツはもちろん、カレッジスポーツや企業スポーツなどいろいろなカテゴリーのスポーツやアスリートに焦点を当てた番組を制作するなど、さまざまな切り口から視聴者の興味に接近し、スポーツの普及に貢献するとともに、新しい市場を創造している様子について、フジテレビの考え方や制作された番組のの映像を交え、講義の中で語ってくださいました。

近藤さん、ありがとうございました。

今日も教室は満員。受講生の熱気に包まれました。

United Sports FoundationとNational Football Leagueの全面的な協力のもとで行われているこの講義では、今日の状況に見合ったテーマにもとづいて、理論的基礎を学んだ後、毎週、ビジネスの第一線からのケースを学ぶことができます。

BULLCO

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2013.12.05

誕生日のお祝い

  3回生の就職活動がスタートしました。スポ健生はのんびり派が多いので、毎年、就職活動のスタートが遅い傾向にあります。まずは、リクナビ等のサイトにエントリーすることから始まり、これによって就職活動に必要な情報を得たり、実際に企業へのエントリーをしたりしていきます。これに備えて、来週の3回生ゼミでは、「大学で何を学んだか」についての自己アピール文を400字で作成し、一人ずつ発表することにしました。これは、エントリーシートに記入する最も基本的次項になるためです。今後は、自己アピールのストーリーを具体化して、面接などにも活用できるようにブラッシュアップしていきます。皆、良い企業に就職できることを願っています。
 本日のゼミは、誕生日を抜き打ちでお祝いしてもらいました。驚きましたが、感動しました。3回生ゼミ生の皆さん、似顔絵入り特製ケーキ、ありがとうございました!sana

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