2013.12.24

クリスマス・イブ

早いものです。もう12月もここまで来た...!という感じです。

この週末・週明けは、体育会系のチームは、しっかり1年を締めくくってくれました。

ラグビー部が、全国大会・セカンドステージで明治大を制し、女子陸上部が、富士山女子駅伝で優勝を飾りました。"今の" 自分たちがもっている力を、存分に出し切ったプレイを見せてもらいました。スポ健の学生が、本当にチームの中でも外でも、活躍しています。悔しさも感じているところがあるでしょうけれど、来シーズンに向かってもらいたいものです。

この他、ホッケー部も、そしてアメリカでの試合に臨んだモーグルの選手も、今ようやく一息つくころになったようです。スポ健生の活躍が光った1年でした。

冷え込んだ朝も、夜も、熱気で白い息を立ち込めさせながら頑張っている姿が、また今後の活動につながるといいなと思います。

 今日は、クリスマス・イヴ。ゼミでは、クリスマス・パーティーを開きました。卒論効果もあってか、大盛り上がりでした。 ippo


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自分たちで企画して、お揃いのAVENGER Tシャツで過ごしたクリスマス・パーティー。

いい思い出になっただろうな、と思います。楽しませてくれている学生たちに、本当に感謝!








2013.12.23

リケジョ的 学び方、働き方、暮らし方

以前にご案内したように、表題のシンポジウムを先週末に開催しました。

本当に素敵なリケジョの皆さんに出会えて幸運でした。

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第一部の講演で、山田由佳さん(パナソニック先端技術研究所グループマネージャー)は、この世の中でこんなことができたらいいな、というものを「できる」に変えることが、技術者としての喜びであると語ってもらいました。テレビのない時代に、テレビのようなものができたらいいな、と発想できたように、今の時代に、できたらいいなと思えるものづくりとして、地球環境を良くし、エネルギー問題を解決するものとして、「人工光合成」にとりくみ熱とCO2からエネルギーを取り出す、新しい技術の開発をされています。まさに、人類の夢への挑戦とも言えます。語り口は非常に穏やかで、論理的で分かりやすく、生徒さん、保護者の皆さんも非常に聴き入っておられました。

 

第二部は、山田さんと次の3名の本学リケジョOGによるパネルディスカッションでした。

   ()ワコール 人間科学研究所 坂 里祭さん

   大日本印刷株式会社 C&I事業部 亀井 啓子さん

   日産自動車株式会社 EV技術開発本部 河田 鮎華さん

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中学・高校時代はどんな生徒さんだったのか?学部選び、大学での学び、勉強以外で集中したこと、仕事を選んだきっかけなどを、お話しいただきました。

 みなさん小さい頃に、先生、伝記小説、兄弟、親などから理系に触れるきっかけがあったようで、その中で数学、理科などに興味を持つ体験があったようです。大学選びの時に、理系を選ぶことを親御さんが躊躇することもあったようですが最終的には後押ししてもらい、現在のようにものづくり、システムづくりで熱中して世の中に大きく貢献されています。親は、心配性でついついいらぬ心配ばかりするのは世の常かもしれませんが、親自身が色んなデータをしっかり検証して、イメージではなく論理的に検討する力がいるかもしれません。

 いずれにしても本当にエネルギッシュで、スマートな論理的な思考、かつしなやかな人間関係づくり・コミュニケーション能力を備えておられ、的確な判断力をおもちの「リケジョのロールモデル」は、まさに今のリケジョブームのきっかけである「格好良く働く女性」の代表でした。

 この先輩に続くリケジョ育成は、今回企画した理系学部の使命です。

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<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

スポ健ファミリーの吉岡さん(東大・准教授)を訪問してきました。今年3月まで助教として勤務してもらいまし。会議は格段に増えたようですが、非常に元気でした。久しぶりに、「吉岡節」に触れて、元気を注入してもらいました。

【忠】

 





 

 

2013.12.22

先ずは「喜び!!」として、その後は??

1219日の「卒業論文」提出に向けて、ゼミの4回生は最後の追い込みを掛けた。そして、何とか10人全員が提出を完了したようだ。

 結果的には、最終の「点検」は提出日当日1219日の午後2時半を回っていた。欲を言えば切りがないが、提出までの短時間ではあっても、「結び」の内容整理と字数の上乗せなどを要請して、兎に角「少しでもよい卒業論文に」との思いだけは伝えたかった。先ずは、全員が提出期限内に提出できたことを喜びとしたい。

 思い返せば、3回生ゼミの出発から、なかなか全員が揃うことのないゼミ活動に不安は抱き通しだった。体育会運動部に所属する学生たちは、各種大会のためにかなりの精力を割かなくてはならなかったし、教育実習や就職活動も厳しいものがあった。さらに、学外でのボランティア的活動など、思いの外忙しい学生たちだった。こうした状態は私のゼミだけの問題ではなかったのだろうが、目の前の学生たちを見るにつけ、「卒業論文の作成は、本当に大丈夫なのだろうか。」と思ったものだ。

4回生の4月からは、毎月末のゼミでの「月例報告」によって、研究作業の進捗状況を全員で具体的に確認して行こうということにした。しかし、これもなかなか「地に足の着いた」状況とはほど遠いものだった。

 結局、ほとんどの学生の「進捗状況」の正確な把握も出来ないまま後期に至り、10月の半ばになって流石に「尻に火が付いた」状態での突貫作業となったというのが実情だった。2年間のゼミでの学びの、もっと言えば大学4年間での学びの「集大成」にまで到達させることが出来たのかどうか。ゼミ担当者として内心忸怩たるものがある。

 このゼミの主たる「テーマ」は「健康を社会化する」こと。但し、広い意味であれ何であれ、「健康問題」に題材を求めて研究作業を行ったのは5人。他の5人は「体育・スポーツ」分野での研究だった。もちろん「テーマ」設定は何でも構わない。問題は、結果としての卒業論文を書き上げるということだけが「自己目的化」することではなく、「新聞記事読解」や「論文読解」、先行研究の検索・収集等々の「地道」な研究活動がどれだけ成され、その成果としての卒業論文の完成を目指すことだ。山に例えるなら、頂としての「卒業論文」に向かって、「裾野」をどれだけ広く構え、五合目、六合目、七合目・・・の足場を着実に築くことが出来たのか、ということだ。もちろん、急峻で厳しい山であればあるだけ、経験豊富で着実にリード出来る「山岳ガイド」が必要になってくる。

さて、スポーツ健康科学部1期生の彼らの卒業研究に対して、十分な「山岳ガイド」であったのかどうかもまた、甚だ心許ないことではある。     mm

2013.12.21

機能性食品の開発と商品化までの道のり

  先日、味の素株式会社のKさんとお会いして、味の素から発売された新しい商品を頂きました。
「アミノエール」というサプリメント(機能性食品)はAmino L40という必須アミノ酸の一つであるロイシンの配合を高めた組成のアミノ酸を含んでいます。
立命館大学でもスポーツ健康科学部が開講されてから間もなく味の素さんと共同研究を実施し、Amino L40のサルコペニア予防効果について検討を続けてきました。

  このサプリメントは中高年に向けたものとして通販で販売されるそうです。
少しでも自分が研究開発に関わりを持った機能性食品が市場に出る、というのはとても嬉しい気持ちになります。
このサプリメントが一人でも多くの方の健康増進に寄与することを期待しています。

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satoshi


2013.12.20

拡大するスポーツ市場にリテール業の枠を飛び出し挑戦!!

こんにちは。

寒い毎日が続きますが、みなさん、お変わりありませんか。

さて、今日のUSF特別協力講座・NFL協定科目「現代社会の要請・変貌するスポーツビジネスの展望」は、ゼビオ株式会社代表取締役、諸橋友良さんがご講義下さいました。

 

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ゼビオ株式会社は国内業界2位、世界11位のスポーツ用品リテール企業ですが、社会の変化、経営環境の変化を捉え、時代の要請に応えるサービスを提供し、顧客を創造してるビジネスの様子が紹介されました。

それは、新領域で事業を展開し、新しい市場を創出、そして、その成果はリテールに還元され、スポーツを通じて人々の生活や心を豊かにするというビジネスのダイナミズムを感じるものでした。

そして、トップマネジメントたる社長のご講義からは、ドラッカーの言うマネジメントの重要性、イノベーションの必要性が強く感じられ、ご講義に中で取り上げられた「右脳」と「左脳」のお話には教室に満員の受講生も興味津津でした。

ありがとうございました。

BULLCO

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2013.12.19

卒業論文提出が無事完了しました!

 本日が、スポ健1期生の卒業論文最終提出日です。本日の17:00までとなります。sanaゼミは15:15にて全員提出が完了しました。手伝っていただいた院生、3回生の皆さん、ありがとうございました!部屋の中は、これまでにないくらいの熱気でした。本年度は8名の提出ですが、来年度は留学中の学生も含めて13名となります。来年度はもう少し余裕を持って準備を始めたいものです。sanaゼミ卒論生のタイトルは以下の通りです。ギリギリでしたが、皆さん本当にお疲れさまでした!sana

身体不活動時間の減少と生活活動量の増加がメタボリックシンドロームリスク因子に及ぼす影響
最大酸素摂取量・換気閾値と生活習慣病リスクとの関係に及ぼす加齢の影響
下肢筋量の左右差と静止立位時の平衡機能との関係
睡眠時間とメタボリックシンドロームリスク因子との関係に及ぼす加齢の影響
スポーツ教室に通う小学生の体力,形態および身体活動量についての一考察
筋量と筋力,運動機能を指標としたサルコペニアとメタボリックシンドロームリスク因子との関連性
姿勢で分類した低強度生活活動とメタボリックシンドロームリスク因子との関係
小学生を対象とした超音波法による下腿骨格筋量推定法の開発

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2013.12.18

ゼミナール大会分科会

おはようございます。ma34です。

今日は、一回生基礎演習のゼミナール大会本番(分科会)でした。
一つの教室に、基礎演習のクラスを超えて、同じテーマで集まったチームがプレゼンを行います。

どのチームも一足先に仕上げて提出した論文を踏まえて、
各班にこだわったPPTを作成し、緊張感のなかプレゼンを行っていました。

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今年、私が受け持った分科会で良かった点は、どの班からも質問がしっかりと出来たことでした。
自分たちの調査や自分の経験に引き付けて、興味関心をもって質問し、他班の質問に関連付けて重ねて質問をする、といった、議論の深まりもありました。

 また、さらに良かった点もありました。それは、質問に対する応答のなかで、「現時点で言えること・調査からわかること」と、「今は未だ何とも言えないこと・調査の限界点」を区別している班があったことです。

 一つの研究ではすべては語れないという限界も一定認識したうえで、調査結果から推察できることを述べていくということは、今年、このゼミナール大会で学んでくれた一つの成果なのではないかと思いながら、聞いていました。

 とにもかくにも、皆さん、お疲れさまでした!
 ファイナルに進むのはどのチームでしょう???
 結果は明日の3限に発表だそうです! 進出するチームは、さらに磨きをかけてファイナルに挑みましょう~!

ma34.

2013.12.17

卒論も大詰め

 いよいよ今週の木曜日は、卒論の〆切日です。
 ここのところずっと、研究室でみんな集まって、入れ替わり立ち替わりで分析やら、論文最後の仕上げの作業やらを進めています。

 おそらく内心はそれなりに焦っているのでしょうけれど、そんな様子はみじんも見せず、どこか楽しんでいる様子すらあります。情報共有し合ったり、ぜんぜん違う話に逸れてみたりしながら、適度に息抜きをしながら進めるところは上手です。

 みんな無事に提出してくれることを祈りつつ・・・。  【ippo】

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卒論の情報共有をしていたかと思っていたら、いつの間にか
話題は、ビスケットの形をみて動物当てクイズに移り変わっていました。
何とも和やかな卒論作成風景です・・・・・。

本学部の宇佐美くん(4回生)が、BS朝日で取り上げられるというので、夜中ずっとゼミの中では大盛り上がりでした。宇佐美くんも、今、シーズン中ながら一生懸命卒論作成に取り組んでいます。
この番組のなかで、指導者のひと言の大切さをしみじみ感じさせられました。






2013.12.16

カンファレンスと「学びの実感」

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先週の土曜日の夕方に、 『アスリートのリハビリテーショントレーニングを考える』

 というテーマでカンファレンスを開きました。講演いただいた先生は次の3名でした。土曜の夕方にも関わらず120名を越える参加者がありました。

 






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Lasse Thue先生(バーバリア病院、ドイツ) 

          「リハビリテーショントレーニング」    

小川宗宏先生(奈良県立医科大学)

          「メディカルの立場からのアスリートリハビリテーション」    

栗原俊之先生(スポーツ健康科学部)

          「アスリートの体幹・足部の形態的特徴とトレーニング」    

 競技力向上のためには、高い強度のトレーニングが不可欠ですが、トレーニングならびに高いパフォーマンス実現には、傷害のリスクが高まります。言い換えると、アスリートに「ケガはつきもの」ともいえます。ただし、ケガ・傷害からの復帰過程は、トレーニングと同様に重要性を増しています。今回のカンファレンスでは、リハビリトレーニング、アスリートリハビリテーションに関する最新の研究成果を国際的に有名な先生方より紹介してもらいました。

 

今回、積極的に参加してくれた学部1回生の【maiko】さんより、参加の感想をもらいましたので紹介します。1年間の学びの実感を寄せてもらいました。


 私にとって、自主的にこういったものに参加したのは初めてだったので、とてもいろいろな刺激を受けました。私は今回の講演を聞いて、内容はもちろんですが、それ以上にその場の雰囲気や発表そのものに対してすごく感じたものがありました。

 例えば、私は授業で英語P1P2を経験しているので、英語でのプレゼンというものは小規模ながら経験しています。しかし、実際に外国の先生のプレゼンを生で聞いたのは初めてでした。先生はゆっくり話してくださったのでわかりやすかったですが、それ以外にも、ジェスチャーが大きく、当たり前ですが流暢な英語で専門的な内容を話してくださったことが、私にとってとても新鮮でした。

 すべての先生の講演に共通して言えたことですが、私がスポーツ健康科学部に入学してから講義で習って得た知識がたくさん出てきたので、聞いていてとても楽しかったです。たった一年弱しか習っていない、まだスポーツ健康科学をかじっている程度の自分でも十分に理解できたので、これからの講義への意欲が高まったと思います。 

 また、質疑応答の時間の時にも驚くことがありました。大学の講義中の質疑応答では、一人が質問をして、その返答をもらったらそこでその人の番は終わるような流れが多いです。しかし今日は、質問に対する返答の後、更にその返答に対する質問や、あるいはほかの質問をするなど、presenter audience のやり取りが活発で、面白かったです。

 どの先生のお話もとても興味深くて、印象に残るものばかりでした。今回の日本トレーニングカンファレンスの講演に出席したことで、普段の学生生活からは得られないことを学べたと思います。今日感じたことを、これからの授業やコース選択など、今後に生かしていきたいと思います。今後も積極的にこういった場を経験していきたいです。

 一歩踏み出すことで多くの刺激を受けてもらい、学びを実感してもらたのは何よりの成果です。来週以降もありますので、ぜひ、お越し下さい。

https://www.ritsumei.ac.jp/~isaka/index.html

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

土曜日のお昼はプレエントランスでした。AO、指定校、推薦入試の合格者が集まり、4月入学に向けて激励しました。準備を十分にして4月に再会するのを楽しみにしています。

【忠】




 

2013.12.15

さあ、「どうする」?「どうなる」?

 

1219日の「卒業論文」提出に向けて、ゼミの4回生は、最後の追い込みに掛かっている。1210日・火曜日のゼミの時間に「完成原稿」を持ち寄り、「添削」した上で19日の提出に間に合わせる段取りにしていた。1210日そのものが、「ぎりぎり」の日程で、本来はもう1週間も早い方が余裕があると言うものだ。

残念ながら、当日「完成原稿」を持って来れたのは1人だけ。この1人については、すでに事前に「ほぼ完成」の段階で目を通していたので、多少の意見の遣り取りをしただけで、後は「形式的な」漏れのないようにとの指摘だけに留まった。

論文内容にまで踏み込むと、それはそれで大掛かりな修正も必要になってしまう。提出間際の段階ではそれはあまり生産的ではない。もちろん、3回生から「2年がかり」で準備してきた卒業研究だから、本来は、その間に十分議論し、作業も吟味しておくべき問題だ。結局、今の時期に現れる「成果」は、2年間の研究作業の到達点であり、結果でしかない。研究内容が充実しているかどうかは、指導担当者たる私の指導力によってこそ決定付けられるものだ。そうだとすれば、今この時期に「あれこれ」望むことは避けて、先ずは、「完成原稿」の出来上がりを確認することに徹する外ない。内容吟味については、「目を瞑る」ことにした。

ところで、ゼミ内での「提出日」である1210日に、何とか原稿を持ち込んで来たのは、先に紹介した学生を含めて4人。その内1人は、あと少しの「書き足し」をして完成ということにした。さあ、後の6人はどうした?? 大きな不安が過ぎる。

1212日・木曜日、13日・金曜日とも夕刻までを「添削」の時間に充てたが、遣って来たのは4人。その内3人は、何とか完成の目途が立った。もう1人は、「目次」作成を含めて、論述内容の組み換えも必要な状態だ。

さて、進捗状況が全く把握出来ていないのが3人いる。10日の「提出日」に顔だけ出して、論文作成作業のために早々に立ち去った2人と、もう1人は、全く顔を見ていない。大きな心配が残る。1216日・月曜日の夕刻が最後の「添削」の機会となる。何とか「完成原稿」を持ち寄って欲しいものだ。

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