2013.11.14
2013.11.13
ゼミの時間。
3回生の専門ゼミでは今、は教育方法学のテキスト『新しい時代の教育方法』(田中耕治・鶴田清司・橋本美保・藤村宣之著、有斐閣、2012年)を読み合わせしています。
表紙には「入門書」と書いてありますが、中身は濃厚で、一つ一つ掘り下げていけば一年間これ一冊で事足りるのではないか、という本に、3回生は難しい・・・と言いながらも、自分の経験やこれまでの知識で頑張って読み込んでいます。
昨日は、久しぶりのメンバーを囲み、和やかになった雰囲気のおかげか、とても良い時間となりました。素朴な質問だけれど、とても本質的で、重要な論点が自然に出されたり、それについて僕は・私はこう思うなあと、自然に意見が交わされていました。
ゼミや授業のなかで、うまく行く時と行かない時があり、その差は何なのだろう?
と教育方法を専門にしながらも、教師としてはまだまだなのだなあと恥じながら、
色々と考えて試行錯誤することは嫌いじゃないのだな、と改めて思います。
昨日は何で素敵な時間になったのだろう・・・。
一番大きいのは、久しぶりに来てくれた、そのメンバーの持つ力なのでしょうね。
それぞれのゼミ生が良いところを響き合わせて、だんだんとチームになってきたような、その雰囲気が一番大切なのだと、少し嬉しくなりながらゼミの時間を終えました。
後期も折り返し地点になります。就職活動もいよいよ目の前に迫ってきました。
それぞれに素敵なところを持つゼミ生たちが、悩みながらも前進できるように応援していきたいと思っています。
ma34.
2013.11.12
あたたかい秋~冬を!
先週末までで、それぞれのキャンパスでの学園祭を終えて、すっかり冬支度のキャンパスです。部活・サークルに入っている学生は、学園祭の準備に、授業の課題に・・・と追われて眠そうな顔をしていましたが、これでひと息といったところかもしれません。
私自身は、今月はじめで、今年の学会をすべて終えました。この時期に沖縄で開催されたのはラッキーなことで、とても過ごしやすい気候でした!
みなさん、それぞれの秋~冬をあたたかくお過ごしください。 【ippo】
2013.11.11
第26回日本トレーニング科学会
すっかり秋めいてまいりました。
先週末は、第26回日本トレーニング科学会が蔵王で開催されました。
http://www.zao-bodaira.com/gakkai/
今回の会場は、「日本の宿 古窯」 http://www.koyoga.com/ でした。全国の宿ランキングに、連続してベスト3に入る温泉ホテルでした(写真は3代目若女将と大きな里芋)。学会の会場と宿泊場所が同じでしたので、学会のみならず、懇親会からナイトサイエンス、温泉でのディスカッションまで、濃密な研究討論、研究交流の時間を過ごせました。改めてですが、同好の士が集い、寝食をともにすると、相手の理解が良くでき、かつ仲良くなることができます。今回の大会テーマは、「トレーニングにおける つながりと拡がり」 でした。まさに、大会テーマに相応しい会場設定でした。
本学からは、【GOTO】先生、【栗】先生、ポスドクの福Tさん、院生のK田さん、学部生の笠I君が参加していました。
今回の学会賞には、下記の演題が選ばれました。
「筋力トレーニングにより腱は肥大するのか」
福谷充輝(立命館大学、日本学術振興会特別研究員PD)、栗原俊之、後藤一成(立命館大学)
本学に所属のポスドクの福谷さん、おめでとうございます! 嬉しい限りです。
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
今回の学会では、「アフターカンファレンス」も開催されました。学会後にもう一泊して、中堅の先生方から、この研究会への思い、若手のメッセージを伝えた後に、「トレーニング科学の未来像」のグループワーク、さらには在外研究の体験報告、英語論文の投稿の仕方など、少人数で盛りだくさんの内容でした。参加者から、「この学会は体力がいるね!」と言われました。濃密かつ実りの多い学会でした。写真は、アフターカンファレンスの参加者。松生さんもかけてつけてきてくれました。
【忠】
2013.11.10
「今も昔も?!」を思う
11月9日。戦後最悪の「労働災害」と言われた福岡県大牟田市の三井三池炭鉱・三川鉱での炭塵爆発事故が起こってから50年を迎えた。死者458人、一酸化炭素中毒患者839人に上り、半世紀たった今も、重い後遺症に苦しむ人がいるという。炭塵は坑内に浮遊する石炭の粉で、積もれば爆発の危険があることを解っていながら、清掃や散水などの初歩的な対応さえ怠り、その保安は杜撰だったという。事故調査にあたった専門家も「たまり放題」だったと結論付けるほどの状態で事故は発生したという。
手元に熊谷博子『むかし原発 いま炭鉱―炭都[三池]から日本を掘る―』(中央公論新社、2012年)がある。福島原発を巡って次々に起こるニュースに見入るなかで、この著者の頭に思わず浮かんだ言葉が、「むかし炭鉱 いま原発」だという。
著者は語っている。「福島の原子力発電所は、長い間、首都圏にエネルギーを送り続け、人々の生活を支えてきた。同じように、かつて日本全国の炭鉱から掘り出された石炭は、明治以降、日本の発展を支えてきた。そんな日本を動かすエネルギーをつくり出してきたのは、いつも地方の名もない無数の労働者たちであった。」(p.1)
しかし、タイトルは「むかし原発 いま炭鉱」だ。私も、このタイトル???が気になって購入した。「炭鉱というのは、日本のエネルギー政策の原点である。それゆえに、この国のあらゆる部分と、表にも裏にも密接につながっている。三池炭鉱は日本一の炭鉱だったから、そこには、今に至る日本の来た道がつまっている。」(p.6)
改めて日本のエネルギー政策を年代的にみると、炭鉱の衰退と原発の発展は「同時進行」していたことがわかる。1954(昭和29)年、「石炭過剰で貯炭700万トン。九州の休炭坑141。3万人が失業」。1955(昭和30)年、石炭合理化で「石炭鉱業臨時措置法」(スクラップ・アンド・ビルド政策)公布/原子力基本法制定。翌年には、原子力委員会が設置された。1960(昭和35)年には三池炭鉱の争議が10ヶ月続くが、1961(昭和36)年には国内出炭5540万トンで戦後のピークとなる。1962(昭和37)年に政府は「スクラップ・アンド・ビルド」政策を「閉山方向」へ転換。そうした中で起こったのが三川鉱での事故だった。1967(昭和42)年には、一酸化炭素中毒患者の救済を訴え、「CO中毒患者家族の会」の妻たち75人が事故のあった三川鉱で144時間の「坑内座り込み」までしている。屈強な炭鉱マンで48時間が限度だという坑内での命がけの行動だ。
著者によれば、こうした炭鉱と原発のつながった複雑な関係をみようとした時に、敢えて逆の「タイトル」としたのだという。そこには、「もう原発はやめてくれ」という思いも強い。何よりも、原発に連なる歴史を根源から見直すことになっている。 mm生
2013.11.09
Worldwide Coaches Conference 2013
今週は国際テニス連盟のカンファレンス(Worldwide Coaches Conference)に参加するためにメキシコのカンクーンに来ています。
このカンファレンスは2年に一回の頻度で開催され、テニスの普及・育成・強化に関わる現場での実践事例からスポーツサイエンスによる動作解析やトレーニング法の紹介など幅広い分野のエキスパートが参加し、情報交換を行います。
僕は日本テニス協会の代表としてこのカンファレンスに参加し、国際テニス連盟のメンバーだけでなく、他国のコーチ陣とも情報交換し、日本テニス協会の普及・指導に活かすことを目標としています。
5日間のカンファレンスはとっても長く体力的には辛いですが、カンファレンスの開催先はリゾート地の素晴らしいロケーションで、カンファレンスを放ったらかしてビーチに行きたくなります(笑)。
satoshi
2013.11.08
BKCも紅葉が美しい季節になりました。
こんにちは。
今年は10月の中旬に差し掛かっても最高気温が30度に達するような異常な気候でしたが、ようやく秋になりましたね。
とはいえ、暦では、今年の立冬は11月7日。昨日から冬です・・・(笑)
京都市内などはこれから紅葉が始まりつつあるところですが、高台にある滋賀のBKCではすでに紅葉です。
伊坂先生のお知り合いが送ってくださって、いつもスポーツ健康科学部事務室のカウンターに鎮座して、学生の皆さんをお迎えしている「くまモン」とキャンパスの紅葉を眺めてきました。(笑)
季節の移ろいを楽しむ心の余裕を持って日々を送りたいですね。
みなさん、今日もいい一日をお過ごしください。
BULLCO
2013.11.07
豊岡市ウォーキングイベントを開催
先日の土曜日に、豊岡市のウォーキングイベントにゼミ生と参加してきました。豊岡市は現在、「歩いてくらすまちづくり」をテーマに市民の健康増進に力を入れています。今回は、大阪産業大学のS先生ゼミ3回生と立命館大学からはsanaゼミ、Shioゼミ3回生が参加しました。スポ健の学生は「学びのコミュニティ+R奨学金」を利用したイベントの一環でした。ウォーキングの講師は、カリスマインストラクターでダイナミックスポーツ医学研究所の土井龍雄先生で、神戸製鋼ラグビー部や武豊騎手、ゴルフの江連忠プロ、格闘家の桜庭和志、フェンシングの日本代表選手などのスポーツ選手のトレーニング指導を担当されています。ウォーキングの仕方を一般の参加者にわかりやすく説明するS先生と土井先生の掛け合いは、まるで夫婦漫才のように息がぴったりで、とても盛り上がりました。私は、今回初心者担当のウォーキング教室に参加しました。学生は、教室の補助として参加者のサポートをしたり、きぐるみを着て盛り上げたりと、大活躍でした。草津市でもこのようなイベントを開催できるように、これからのスポ健生の学びのコミュニティ活動に期待しています。sana
2013.11.06
テーマ提出を終えて・・・
今日は1回生小集団の基礎演習の日です。
先週の水曜日がゼミナール大会のテーマ提出だったのですが、
そこから一週間はあっという間ですね。
私もあっという間に感じますが、1回生も英語(P)やらなんやらに追われ、
なかなか思い通りの進み方とはなっていないようです。
12月初旬にせまる論文提出が、「うわ、もうあんまり時間がない!」という自覚は今日の時間にもってもらえたかな・・・というところです。
各グループがそれぞれ今のみんなの素朴な疑問からテーマを立てているのですが、
資料を探すこと、それを整理すること、論文の流れ・ストーリーを創ること、
各段階で試行錯誤し、苦労している姿が見られます。
手を差し伸べることと無理やり引っ張っていくことの狭間で
どうしたら一番みんなの学びのためになるのかなあと思いながら、
時には厳しいことを言い、時にはフォローし、励まし・・・難しいですね。
AAさんとともに、どうしたらよいのかな。。。と考えています。
あと一カ月ほどで論文提出。
それぞれの班が納得できる成果に仕上げられるよう、応援したいと思います。
ma34.
2013.11.05
やさしさって何だろう?
そもそもは、ゼミの学生たちが一緒に夜のテレビ番組を見ていて、「やさしいって、どういうこと?」「何をしたら、やさしいって言われるの?」という、素朴な疑問を投げかけたことから始まりました。やさしさを数値化したい!というので、今はその心理尺度づくりを行っています。いろいろな「やさしさ」の示し方があるものだ、と学生と一緒になって探っています。
その昔、私たちも心理学実験実習で、尺度づくりを行っていたことを思い出します。今こうして、ゼミで研究を進めていると、尺度そのものがうまく仕上がることも楽しみですが、それ以上に、人の行動やその機能について、自分たちで疑問を形にし、それを分析的に見ていく力を身につけてくれればと思います。そして、何よりもこの研究活動を通して、私自身を含めて「やさしい」存在になること、なってくれることを願っています。
4回生は、卒業論文の提出に向けて大忙し(のはず)の時期に差し掛かってきました。予定がてんこ盛りの学生もいて、なかなか進まないケースも・・・ こちらの方がヒヤヒヤしています。何とか、みんな体調を崩さずにゴールインしたいものです・・・。 【ippo】