2013.11.04

文部科学省「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」に採択されました

107日のブログに書きましたが、国の大型プロジェクトのヒアリング(面接審査)の最終結果が、10月末に届きました。お陰様で、「運動を生活カルチャー化する健康イノベーション拠点」の研究がトライアルとして採択となりました。 

提案内容は、次の通りです。

「少子高齢化先進国としての持続性確保」が政府の課題として掲げられていますが、その実現には、日常生活習慣の改善、身体活動による健康寿命の延伸、家族・地域のつながりの再生(地域の再生)が必要といえます。本提案では、運動を"させる"ではなく運動"したくなる"場の創造を通じた「運動による健康を生活カルチャーにするスポーツ健康コミュニティ」の実現を最終目標としています。

この最終目標を達成するためには、能動的にみんなが日常的に集まりたくなる、集まって運動することを通じて健康増進に結びつくような、「触媒」としてのツールが必要です。このように本拠点が開発する技術により、知らず知らずのうちに、「日常」のつながりを求める、コミュニティ(つながり)やその中での運動の楽しさを触発するツールを開発することによって、社会やコミュニティに運動による健康を生活カルチャーとして定着させることが本拠点の目標です。

これらの目標達成に向けて、大学内の先生方(スポーツ健康科学部、理工学部、情報理工学部、経営学部など)と協力して技術シーズの開発、ならびに企業との連携、他大学との共同研究で進めていきます。本学部のエジソン【成弘先生】には、中心的な活躍が期待されています。

 今後の研究動向・研究成果の報告にも注目ください。

スポーツ健康科学部のHP

https://www.ritsumei.ac.jp/shs/news/article.html/?id=23

大学のヘッドラインニュース

http://www.ritsumei.jp/news/detail_j/topics/12298/year/2013

20131103.jpg

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

先週は、茅先生のセミナー、関西5大学体育研修会、早稲田大学スポーツ科学学術院10周年シンポと盛りだくさんでした。締めは、全日本大学駅伝でした(写真 1区南雲選手)。選手の頑張り、それを支える部員の応援、いずれも元気をもらえました。チャージできたので、今週もパワフルに過ごせそうです。

【忠】












2013.11.03

Halloweenのこと、私事ですが。

1031日夜は、「ハロウィーン」を付き合わされた。朝から風邪気味で体調が悪く、1,2時限続けての講義もそこそこに家に戻って休んでいて、夕食もほどほどにして早めに寝床に入るつもりでいた。

そんな私に、次女が遠慮がちに、「お父さん、子どもたちと一緒に、ハロウィーンの宝探し出来ない?」ときた。この4月から宇治市内の小学校で2年生を担任している多忙な中で、甥である孫たちの面倒もよく見てくれている。そんな次女の頼みを無下に断ることも出来ないし、孫たちの楽しみを壊してしまうのも可哀想との思いで、付き合う事にした。

庭の石段の踊り場には、例年通りにjack-o'-lanternが灯されていて、それなりの夜の闇を照らしてくれていた。暗闇の「ほんのり」と灯る火に何となく気分が乗る思いだった。

宝探しは、我が家の敷地内全ての場所10ヶ所に隠された赤と青のカードを探し出すことだった。それぞれが色々な器に隠されているということだったが、玄関の靴箱の上、駐車場にあるスクーターのシートの上、家の裏の給湯器の上、庭のプランターの中など、双子の孫と一緒に極短時間で探し出してしまった。あっさりと宝探しが終了したもので、「お楽しみ企画」をした次女は多少不満気だったが、皆で美味しいケーキを囲んでハロウィーンを楽しんだ。

そう言えば、2007年度の1年間の海外研修で、カナダのバンクーバーに隣接するニューウェストミンスター(ブリティッシュコロンビア州の古い首都)に滞在していた時、地域のハロウィーンの夜には「度肝を抜かれる」程の経験をしたことを思い出した。

地域のほとんどの家々が、かなりの趣向を凝らしていて、中には、庭中「墓地」に仕立てて家族全員が扮装して「trick or treat!」と回って来る子どもたちを待ち受ける家もあった。海外研修には、妻と次女とそして双子の孫のうち1人を連れて行っていた。当時5歳になったばかりの孫には丁度良い「お楽しみ」の機会で、黒装束の「忍者」に扮装して私たちに付き添われながら、地域のカナダの子どもたちに混じって家々を回っていたのだが、家の人が「I'm scared」と言ってくれる「ご褒美」をもらうどころではなく、「恐怖に慄き」泣いて家の前に立ち尽くす場面もあった。

そんな懐かしいことも話題になって家族皆で楽しんだハロウィーンだったせいか、風邪のことなどすっかり忘れてしまっていたが、翌日はやはり調子が悪く、3時限目の学校保健の授業も結構きつい仕事となってしまった。  mm

2013.11.02

アミノ酸学会 学術大会

 本日は熊本で開催されているアミノ酸学会の学術大会に参加しています。この春に卒業した修士課程のT君が主導して研究していたデータを発表してきました。必須アミノ酸の一つであるフェニルアラニンの摂取が運動中の脂質代謝を亢進するというデータです。効率的に運動での脂肪燃焼が亢進すれば、生活習慣病予防につながるだけでなく、アスリートのパフォーマンス向上にも貢献する可能性もあります。


 久しぶりのポスター発表でちょっと緊張しましたが、大勢の参加者と交流できてとても有意義な時間が過ごせました。

 写真、撮り忘れたのでまたの機会に、、、。

 

 

 

 

 

2013.11.01

みんな、ありがとう!!

こんにちは。

急に肌寒くなりましたね・・・風邪も流行っているようです。体調にはくれぐれもご注意ください。

 

さて、私事で恐縮ですが、先日、54回目の誕生日を迎えました。

歳を重ねるにつれて、誕生日だからといっても特別感はなく、淡々と過ぎ去って行きがちな傾向になり、だんだん分別も出てきたのか(笑)、自分の至らなさにも気付き、「いい歳してこれではなぁ・・・」などとむしろ、ブルーになったりもすること多々なのですが・・・

なんと、学生諸君がお祝いしてくれました!!

全くのサプライズ!!

照れましたぁ・・・

 

IMG_6498.jpg
IMG_9253.jpg
IMG_3829.jpg
IMG_6211.jpg
日々、いろんなことがありますが、彼らのためになどというおこがましいことではなく、彼らがいてくれる限り、ぼくは頑張り続けられるのではないかと思います。

みんな、ありがとう!!

 

BULLCO

 

 

2013.10.31

スポ健4回生の進路続々決定中!

日中は日差しがあるとまだすごしやすいですが、朝晩の冷え込みは随分きつくなってきました。そろそろ冬支度を始める季節となりました。

4回生は、3回生の10月からほぼ1年をかけた就職活動を行っています。スポ健では、現在7割程度の進路が決まっていますが、sanaゼミ4回生は、先日の大学院入試結果の発表で、就職・進学先が全員決定しました。大学院進学は2名で、一般企業は、鉄道、食品メーカー、生命保険、流通などで5名に加えて、フィットネス大手に2名決まりました。エントリーシートの作成から、選考面接まで、初めての経験で苦労も多かったと思いますが、やり遂げた印象が皆さん表情に表れていて、以前よりたくましく感じます。1年間の活動、お疲れさまでした!これからは、卒業論文完成に向けて気が休まりませんが、残りの大学生活の集大成として、最後までやり遂げてほしいと思います。sana

IMG_0167.JPG

















2013.10.30

若手とベテランの協同

こんにちは。ma34です。

先日、福井県のとある高校に研究授業参観、授業後の研究協議会に参加してきました。
英語科の授業です。

以前にも訪問した際どんどん伸びそうな様子だった1年生が2年生となり、
かなり高度な内容(英語ディベート)を行っていたことに感激。
即興での英語力を鍛えられていました。
一方で、英語がどちらかといえば苦手な子たちのクラス。
一番印象に残ったのは、高校生でも英語の歌を大声でノリノリで歌い、
苦手でもとても楽しそうに英語に取り組んでいたことです。

苦手な領域が嫌、というのはよくありますが、苦手でも「楽しめる」というのはなかなか難しいこと。
日々の教師と子どもの関わりのなかで、教師が英語が出来たらこんなに素敵だね、
異文化に触れることって楽しいね、というメッセージが伝えられているのだと感じました。
何より、若手の先生方自身が、英語が大好きで、授業が大好き、生徒とのコミュニケーションが楽しくてたまらない、そんなオーラをにじみ出していました。

私も専門領域を語るときには、少々熱くなる人ですが、
私自身が教育学が大好き!、授業を考えることって面白い!という思いを持っていると
ありのままに示すことが大事なのだと思いました。

もうひとつ、若手の先生が増えてきた昨今、研究授業をベテランの先生が行い、しかも自分のこれまでのスタイルを超えて、新たな挑戦として公開したことに、私は心の底から感激をしました。
自分のスタイルを崩し、新たなスタイルを模索し、創造することは並大抵ではないと思いますし、
労力のいることだと思います。
(私も一度作ったレジュメを、全面改訂するには勇気と労力が要りますし・・・)

若手の熱意と、ベテランの挑戦、そうした両者が相まって、英語科教員、ひいては教職員全体の同僚性が強固で豊かなものとなるのでしょう。

・・・
スポ健でも、FD研究会が定期的に行われ、若手教員とベテラン教員、そして事務の方といったスポ健全体で、教学を高めていく試みが行われています。
改めて、年代やキャリアを超えた協同作業としてのFD研修の意義を理解し、さすがスポ健だなあと思ったのでした。

私も「若手」ではなくなってきたお年頃。精進していきたいと思います。

ma34.





2013.10.29

スポ健学生、駆け抜ける

 杜の都 全日本大学女子駅伝、3連覇!

 第1区を走ったNaちゃんは、1回生の小集団クラスで一緒に勉強しています。いつも本当に明るくて、芯の強い学生です。そんながんばり屋のNaちゃんがしっかりと杜の都を駆け抜けてくれて、1位で襷をつなぐことができました。本当によかったと、ほっとしています。

 関西Aリーグ第4節、京都産業大との全勝対決。見事、この試合に勝って4連勝!
 スタンドは、びっくりするほどの人数の観客でした。マネージャーたち裏方を含めて、スポ健の学生たちが頑張っています。

 何よりも、この日うれしかったのは、昨年の小集団クラスで一緒だったMinaくん。ずっとバーンアウト気味で、なかなか調子が上がりきれずにいたのですが、この日、リザーブで登場。鶴見緑地のフィールドを駆け抜けて、なんとトライまで決めてくれました。
 選手みんなが駆け寄って、Minaくんの頭をくしゃくしゃにして褒め称えている様子に、最後まで本当にうれしい連携プレイを見せてもらいました。

 そして、翌日の授業で...ロシアで開かれていた、第2回スポーツアコードワールドコンバットゲームズに出場していたMikuちゃんが、見事優勝・世界一になったとのこと。おめでとう!
 
 学生たちの活躍が光るシーズン到来です。  【ippo】

DSC_0101_20131029.jpg




前半24-0...後半で京産大が、この試合で初トライした瞬間、自分の周りは京産大応援者ばかりだということに気づきました。アウェイ感いっぱいでした。座る席はよくよく選ばなければ。。。

試合にみはまっていたので、写真は、先週行われた立同戦のもの。


やっと怪我から復帰した学生、挑戦してみて思うように成績が伸びなかった学生も、それぞれのシーズンに向けて邁進中です。









2013.10.28

道に迷ったとき、壁に当たったとき

先週末、関係している財団の「チャレンジ助成」の中間報告会がありました。各チャレンジャー(スポーツチャレンジャー、研究チャレンジャー)が、採択されたテーマの中間報告を行い、審査委員の先生方、チャレンジャー同士で意見交換し、さらに次へのチャレンジのアイデア、励みにしてもらいます。

20131028.jpg

各自の報告の後、表題のタイトルでの座談会で、それぞれ感じているところ、あるいはそのときの対処方法などを述べながら、次へどう進めるのか、その考え方、アプローチを議論しました。 

答えはでませんでしたが、もし壁を感じたときは、「環境」か「自己」の問題なのかを明らかにしつつ、一度、遠目近目、上から下からアプローチを考えてみては、という議論になりました。

まだ誰も明らかにしていない未踏の領域へ踏み込むには、地図はなく磁石も使えず道に迷い、壁に当たるけれども、それまでに培ったツール(先行研究、研究手法など)に磨きをかけて、工夫を凝らして前進するしかありません。道があるわけではないので、進むルート、アプローチも自らのアイデア次第です。アイデアを高めるためにも、意見交換、議論できる仲間が必要です。もちろん、分野を越えた仲間との議論は、視野を開かせてくれます。それぞれの分野でチャレンジする仲間がいることは心強いですね。まさに切磋琢磨できる仲間の存在が、新たなチャレンジへの動機づけにもなります。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

・大学女子駅伝3連覇見事でした! 元気をもらいました。

・チャレンジャーの一人、O笠原君に報告会で会いました。立命館大学で2年間ポスドクを務めて、今年10月から東京大学の助教として着任しています。元気そうで何よりでした。スポ健ファミリーの発展は嬉しいものです。

・帰りに同行してくれたチャレンジャーのM島君は、サービスインス出身(善先生のゼミ)で、社会学研究科で博士号を取得した若手研究者。卒業生の活躍も非常に嬉しいですね。

【忠】

 

 

 

 

2013.10.27

「学校保健」こんなところにも?

金曜日3時限目の「学校保健」は、「子どもの発育発達」がテーマだった。学校保健の健康づくりで主たる対象となるのが児童生徒。その「健康の主人公」たる子どもたちの発育発達とその特徴について理解を深めるのが課題だった。

・・・身体各部の臓器重量の変化をもとに、020歳までの発育の相対的変化量を表しているのが「スキャモンの発育曲線」だということは、よく知られている。そして、誕生から成熟期までの発育量を100%とした割合でみた時に、身長や体重に典型的にみられる「一般型」は比較的緩やかなS字曲線を示すことになる。同じS字曲線でも「生殖型」では思春期前の10%程から一気に100%に達する。「リンパ型」だと12歳頃に190%程にも達し、その後低減して行く。「神経型」では45歳で80%に達し、その後は穏やかな変化を示す。

要は、発育の仕方は身体各部で決して一様でないことを示しているし、当然個人差が生じる。また、身体の発育が順調な経過を辿るとは限らない。発育を妨げる要因には、極端なダイエットなどによる妊娠中の母親の栄養不良などの「一次的要因」もあれば、運動・栄養・睡眠などの生活環境や保護者による虐待や育児放棄などの「二次的要因」もある・・・・

こうした講義を終えて家に帰り夕食の場でのこと。家族皆で、食べた物を吹き出すほどの大笑いとなった。事の発端は、小学校5年生の双子の孫の内の1人が、家庭科の授業でアイロンを使っていた際、軽い火傷をしたということ。すぐ保健室に行って応急の手当をしてもらって全く問題はなかったのだが、授業中に火傷した子どもを気遣った家庭科担当のT先生が、休み時間に51組の教室に遣って来たところで話が面白くなる。 

T先生:  三浦君、さっきのやけどの具合はどう?

: えっ? 僕、やけどなんかしませんけど?

T先生: さっき、やけどしたでしょ!! (少し慌てた風に)

: いえ! やけどなんかしていません!  (周りにいる友だちに向かって) ぼく、やけどなんかしてないよな・・・

 

双子の孫は「一卵性双生児」。体の大きさは随分とちがうものの、顔は

よく似ているし、ふとした仕草もやはり似ている。家の中でも「輝流(

かる)! あっ、違った那朔希(なつき)だった」といったことが度々。学校で

も、友だちはよく間違うようだ。家庭科で火傷したのは、53組の那朔

希の方だったということ。

T先生は、学校保健を担う1人の教師として機敏な行動をとったものと思

れるが、よく似た双子の兄弟の存在は十分把握していなかったよう

だ。 mm

 

2013.10.26

玉川ハートプロジェクト

今週は玉川ハートプロジェクト事業推進会議が行なわれ、玉川学区が推進する「未来をつなぐ健康長寿のまちづくり」について会議を行ないました。
 立命館大学スポーツ健康科学部の先生方と学部・大学院生のご協力のもと、健康バンドのリーダー養成事業を7〜9月にかけて実施しました。健康バンドの指導法と筋力トレーニングに関わる栄養摂取に関する指導です。無事に18名の方々が健康バンドリーダーとして認定されました。

 玉川学区をご出身である筑波大の田中 喜代次先生も今回の会議に参加され、7月から9月にかけて田中先生が実施した「健康アドバイザー」とスポ健が中心となり養成した「健康バンドリーダー」の方々も会議に参加され、今後のまちづくりに関わる運動・栄養の推進について議論しました。

 リーダーの方々が講習会を終えて既に町内会で自主的な運動教室のサークル活動を実施することも決定されており、既に大きな動きを感じることができました。健康バンドリーダーの養成講座には草津市の市長もお越しになり、大変注目を集めています。
 高齢者の方々が、自らリーダーとなって近隣の方々の健康をサポートする、健康長寿のまちづくり、に少しでも協力していきたいと思っています。
tamagawaheartproject.jpg









satoshi