1期生で入学してきた学生が最上回生になり、この夏、教育実習に出かけたり、実験に追われたり、最後の部活動・試合に汗を流したり・・・さまざまに過ごし、それぞれに進路を決めてきています。その中、みんな、なんとか無事に、卒業論文を仕上げてくれることを祈るばかりです。
私自身も、体力?気力?を蓄えておこうと思う今日この頃です。 【ippo】

2013.10.15
2013.10.14
秋晴れの清々しい季節になりました。各所で運動会が賑やかに開催されています。
先週の土曜日に、クインススタジアムで陸上部のOBOG記録会が開催されました。今年の春、クインススタジアムが改修されたのを記念して、若手のOBOGが中心となって企画したイベントです。中には、子ども連れもいて幅広い年齢層が秋晴れの中、一日楽しんで汗を流していました。
懐かしいOBOGの元気な顔を見て、当方も元気をもらいました。大学の良いところは、卒業生が母校に帰ってきて、母校に活力を与えてくれることです。もちろん、大学も卒業生に活力・エネルギー・情報などを与えられるようにしておく必要があります。
何よりも「帰ってきたくなる」「立ち寄りたくなる」存在でありたいです。
是非、毎年開催して欲しいと願っています。
<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
大学院一期生で、現在専門学校に勤めているA井君が訪ねてきてくれました。研究室は私のところでは無かったですが、同じ領域で学んでくれ、社会人院生として頑張ってくれました。卒業生の訪問は非常に嬉しいものです。嬉しいとき、悩んだとき、相談したいとき、に母校が役にたてば何よりです。
【忠】
2013.10.13
10月12日(土)は、孫たちの通う小学校の運動会だった。生憎、昼からの仕事が衣笠であったため、午前中の観戦しか出来なかった。
5年生になる双子の孫は、それぞれのクラスで走りが一番速いようで、徒競走では最終組で一緒に走るようだ。また、クラス対抗リレーでは、2人とも最終走者だという。双子の「兄弟対決」が見られると楽しみにしていたのだが、午後からのプログラムになっていて、私は観戦出来なかった。
午前中は、孫たちを応援する種目もなかったので、寧ろ、グラウンドの「広さ」を確かめようと、場内をあっちこっち移動していた。もともとあった小学校の敷地で、小中一貫校としての大改修が行われてきて、ここ3年間は、近くの市営野球場を使っての運動会だった。今回が、小中一貫校としてのキャンパス整備が完成して初めての「小学校の部」の運動会だった。
以前のグラウンドでは一周200mのトラックだったものが、今回は一周160mになっているという。トラックが小さくなっただけでなく、設けられた「児童席」「保護者席」以外の余裕が殆ど無い狭隘さが感じられた。しかし、運動会だけであれば、「まあ、こんなものか?」の思いもあった。しかし、これを、普段の学校生活に引き寄せてみよう。小学生約700人そして中学生(まだ3年生はいない)約300人にとって、遊び・授業・課外活動で、子どもたちが十分な身体運動が保障されるのか?と考えると話は別だ。「遊び場所が制限され、運動欲求が十分満たされてない」という様子を孫たちからは何時も聴かされていたが、正に、その状況が確認されたことになる。
丁度、金曜日にあった「学校保健」の授業で、「学校保健安全法」の制度枠組みの中で、子どもたちの「健康づくり」や「安全」の問題について学生と考えたばかりだった。グラウンドでの写真撮影を行いながら、「立派な」校舎や体育館といった「建物」の狭間のグラウンドだという感じを強く持った。そして、まるで、子どもたちに「運動はしなくて良い」と言わんばかりの「キャンパス・デザイン」だということにも気付かされてしまった。
そんな思いを抱きながら、運動会場を後にして衣笠に向かった。仕事終了後に受けたメールでは、徒競走では他の子どもたちを引き離したところで双子の孫たちが競い合っていたこと、クラス対抗リレーでも「鎬を削って」いたことを知らせてくれていた。二人の颯爽と走る姿を直に見れなかったのは残念だったが、それは、家族が撮影したビデオで確認させて貰った。来年こそは、今年以上の「兄弟対決」を直に見たいものだ、との思いを強くした日となった。 mm生
2013.10.12
2013.10.11
こんにちは。
今日もなんと蒸し暑い・・・
10月も中旬になろうとしているのに、やっぱり異常な気象です。
さて、この間の日曜日、6日の日本経済新聞朝刊に拙稿が掲載されました。
オリンピックとビジネスの最適なバランス、オリンピックにおける「商品」、ドラッカーの言う、あらゆるビジネスの目標は「顧客の創造である」ことをオリンピックに当てはめると何を意味するか・・・
興味のある方はご一読いただけると幸いです。
ところで、オリンピックとビジネスとの関係では、北米メディアへの配慮から、ライブの放映時刻を、アメリカのプライムタイムに合わせるために、競技時刻を慣例より大幅に早めて実施することが問題視されます。一般に、早い時間帯はアスリートが最高のパフォーマンスを発揮するのに適さない、と言われます。
しかし・・・
2020年東京大会は7月下旬。
開催時期のアメリカ東部時間との時差は11時間。
さて、アウトドアー競技はどんな時間帯に開催されるでしょう。
たとえば、35度を超える気温の中を42.195km走ってどんなタイムが出るのでしょう。
その前に酷暑の中、選手の体調・健康は大丈夫でしょうか。
となると、早朝開催??
すると、図らずもアメリカのプライムタイムに競技時刻は合うかも・・・
そんな、これまでの理由とは異なった競技時間の変更問題が起こるかもしれません。
Please have a happy friday!!!!!
BULLCO
2013.10.10
今日は、台風24号の影響で荒れた天気となっています。セミが鳴きやんだと思えば、キンモクセイのにおいが漂い始め、と思えば本日はまた31度の猛暑日と季節が逆戻りしました。まだまだ季節が目まぐるしく変わっています。
先日、私の母校の兵庫県立夢野台高等学校で模擬授業を行いました。2年生を対象に50分間、「運動と寿命」の話をしました。運動は薬と同じような効果があることや、身体活動が寿命に大きく関連すること、日本の若年女性の痩せが問題になっていることなどを解説しました。少しでも健康とスポーツの関連に興味を持ってくれればうれしく思います。
模擬授業の後は、校長先生、教頭先生と3人で30分ほど懇談しました。校長先生は、私が卒業生ということと同じ体育科出身ということでかなり好意的でした。夢校の文武両道の生徒に是非、スポ健を受けていただきたいと思います。sana
2013.10.09
2013.10.08
2013.10.07
先週の金曜日に、国の大型プロジェクトのヒアリング(面接審査)を受けてきました。
大きなプロジェクトあるいは大型研究助成などでは、申請書(提案書)を提出したあとに、書類審査に残った場合、面接審査(ヒアリング)に呼ばれます。そこで、大勢の審査委員、お歴々の先生方、事務局の方々に取り囲まれた中で、ヒアリングを受けます。
今回のケースでは、先週の火曜日夕方に、突然連絡を受け、金曜日の13時にヒアリング、と伝えられました。そのため、水曜日、木曜日にかけてのパワーポイントの作成、ブラッシュアップ、プレゼン準備を多くの先生方に協力いただいて行いました。特に、、研究高度化をサポートしていただくシニアアドバイザーの先生方からは、大型プロジェクトのヒアリングに対する考え方からプレゼン資料のチェックまで、多忙な中でご支援いただきました。
同時に、事務局の方々にも他業務がある中、優先して取り扱っていただき、本学のフットワークの良さと、総力をあげての取り組みに、感激いたしました。
ヒアリングは、M上副総長をはじめ、スポ健のS澤先生、経営のY本先生に同行いただき、非常に心強いメンバーとともに、プレゼン、質疑応答を行うことができました。久しぶりに緊張感の中で、初めて学会発表する院生のように練習を繰り返した上で臨みました。緊張してしまいましたが、時間だけはバッチリ厳守してアピールできたと感じています。この短日間で「チーム」としてまとめ上げられたことが何より嬉しいところです。
チームとして現状の最大限を出し切れたので、あとは結果を待つのみ。朗報が来たらお知らせします。
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週の木曜日は、sana先生も書いているように、卒論の中間発表会がありました。卒論提出まで2ヶ月少し。この間の成果を発表するとともに、同じゼミならびに他のゼミ(私ところはスポーツマネジメントのTN田ゼミ)の内容と進捗もみせてもらいながら、スポ健の学際的な学びを再確認もできました。かなりすすでいるゼミ生、これから急激にピッチを上げる必要のゼミ生もいます。残りの期間の急激な進展を期待しつつ、心配しつつ・・・。
【忠】
2013.10.06
後期の授業が始まった。前期にはなかった講義科目を3つ担当する。まだ「受講者名簿」が出来ていないので、受講生の数は定かでないが、最初の「基礎調査」に回答を寄せた数でみると、「現代人とヘルスケア」が2クラスで、266人と216人、「学校保健論」が122人だった。夫々、中心となる「場」や「対象」に違いはあるが、現代日本の健康をとりまく諸事情を紐解きながら、その中心テーマは、「健康の社会化」というところにある。
確かに、健康の主体は私たち1人ひとりの「心や体」の問題であり、子どもたちのそれである。しかし、「人とコトとモノとの関係性」が言われるように、私たちは、1人で生きている訳ではない。周囲の人々との様々な関係は勿論のこと、歴史や伝統、習慣、規則、法律等々、さまざまな「事柄」との関係も蜜である。そして、「衣食住」とそれに付随するさまざまなモノがなければならない。考えてみれば、当たり前のことのようだが、結構この「関係性」を見落としてしまう。そんなことをじっくりと見据えながら、健康ということの重要性について、落ち着いて考えて行きたい、というのがこの「テーマ」に込められた思いだ。
これだけでも、結構「回りくどい」話だと思うのだが、講義の最初に触れるのは「地球の時代」の健康を考えるといったことで、学生をほとんどカオスの世界に引きずり込んでしまう。そのくせ、学生には「授業内容を良く整理して、是非コスモスの世界を形成して下さい」などと言うものだから、皆一様に「開いた口が塞がらない」といった風だ。 「地球の時代」とは何事なのだろうか。「健康とは何か」から始まって「健康の三原則に則った健康づくり」に至るまで、いわゆる「健康の主人公」である私たちが生存している場がどこなのか、その足元に目を向けてみようとする試みだ。そして、人類存続の基盤である地球環境との関わりにおける「時間的・空間的視野の拡大」によって今日の健康問題を把握してみようという意図を持っている。それは、地球環境の下で人間が「身の丈」に見合った生き方をすることの必要性について考えることになる。
例えば、小田 亮『ヒトは環境を壊す動物である』(ちくま新書、2004年)は、「環境破壊を生み出しているのもわたしたち人間だということです。人間ほど大規模に環境を改変してしまった種は他にいません。環境問題は人間にとっての問題・・・人間の本性がどのようなものであるのかについて理解」(p.8)することが鍵だと言っているし、遠藤秀紀『人体 失敗の進化史』(光文社新書、2006年)では、「私たちヒトとは、地球の生き物として、一体何をしでかした存在なのか」(p.215) との問いかけをしている。
例えば、地球温暖化による問題として、①健康への直接的な影響 ②気候の変化 ③海水の膨張や極氷の溶解による海面の上昇 ④森林での植生の変化(生態系全体の変化) ⑤食料生産への影響、などかあり、結局は、「生活の場」における人間生活への影響となって降り懸かってくる問題であり、健康問題だ。しかし、仮に地球温暖化の被害があったとして、その顕在化は、50年先100年先であり、被害者は次世代そして次々世代ということになるし、私たちの「生活の場」から遠く離れたところであればあるほど「身に降りかかる問題」として自覚することは難しい。
それ自体が簡単ではない「地球環境問題」とわが身の「健康問題」を、
どのように繋ぎ合わせて考えていけるのか? 受講生には、身近で具体的な
健康問題にもじっくり目を向けながら、落ち着いた学びをしていってほし
いものだ。 mm生