2010.07.09

プチ・プレゼンテーション大会

 今週、水曜日の基礎演習という授業で【真】クラスと【Moto】クラスでプチ・プレぜーテンション大会を行いました。5-61組になり、立命館大学から200300カロリー程度を消費するお散歩コースを作る!ということを課題にして、実際に歩いてみて、その散歩コースを紹介する、というプレゼンテーションを行いました。みんなPowerPointで地図やお散歩コースの途中にあるお店や施設の紹介を入れてすばらしい発表ができていたと思います。

 

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先生と学生同士で得点を付け、集計した結果、河原、基村、丸田、藤田、古川グループ(写真)がほぼ満点の得点で優勝して、優勝賞品をゲット!大喜びでした。彼らは、立命館大学からロクハ公園というところまで、片道30分程度かけて歩き、歩数3,000歩、225キロカロリーを消費するコースを紹介してくれました(写真)。このコースの途中にはパン・ドゥ・マルシェというおいしいパン屋さんがあるそうです。是非、このコース歩いてみて日頃の運動不足を解消してみてはいかがでしょうか??

 

by Moto

 

 

2010.07.08

ある病院のオリジナルバッジ

昨日は七夕さまでした。何かお願い事はしましたか?

 

さて、今回のキーワードは、看護師さんの手作りバッジ。今週火曜日には、静岡県の東部(富士山がすぐそこ!)という場所にある病院に、看護師さんたちの研修会に出かけてきました。駅を降り立って、時間の流れ方がかなりゆっくりだと感じるような、のどかな懐かしい雰囲気のする場所でした。

 

お邪魔した病院にいらっしゃる今の副院長兼看護部長は、この病院に着任されて3年目です。その間、看護師さんたちのモチベーション向上やキャリア開発のために、ラダー表(臨床実践能力習熟段階)を独自に開発されていらっしゃいます。

 

20100708.jpgのサムネール画像その一つの取り組みは、私にとっては興味深くて、いい!と思ったのです。それは、バッジです。

このバッジ、看護部長自らデザインされたそうです。私は今、これがとてもお気に入りです。

 

このバッジは、病院独自のキャリア開発プログラムで経験を積み、各種の研修を受け、看護ケアに役立つ実践的な専門力を修得された看護師さん(SFNP)に与えられるものだそうです。そして、今、これをゲットできるほどの看護師さんが育ってきたと、看護部長さんは嬉しそうに話をされていました。

何よりも、このバッジに看護部長さんの思いが込められていて、一つ一つのパーツに意味があるのです。きっと、このバッジを通して、これを身につけた看護師さんと患者さんとの間で会話が弾むんだろうなぁと思うと、そういう場面が早くみてみたくなります。がんばっているとき、ちょっとでも成長した自分を認められることは、いくつになっても嬉しいことだと思います。

 

この病院の今後がとても楽しみですし、ますます活気づくことを願うばかりです。  ippo

 

写真の上の方にあるのが、丸くてかわいいオリジナルバッジ。

左側のK :蒲原(かんばら)総合病院病院なのでK。右側に小さく切り口(白)が入っているのは病院のBを。

緑色:静岡のお茶。 黄色:静岡の名産のみかん。 水色:すぐそばにある駿河湾。 紫色:このあたりの美味しいもの、桜海老。をそれぞれ表しているのだそう。

 

 

2010.07.07

我らが愛する海老先生、おめでとう! その2

今日は、七夕である。皆さん、今日も充実した日をお過ごしでしょうか。

 

海老先生、おめでとうー。ということで、その2。

 

その1を読んでね。

 

で、早速お祝いである。仕掛け人は、たくさんいる。嬉しいことはみんなで分かち合い、悲しいこともみんなで分かち合おう、という伊坂先生の考え方に則り、お祝いの会の挙行が、直ぐに(数名で)決まった。直ぐにやろうという感じだったので、アイコアの6階のその辺にいた人に声をかけた(みたい)。

 

お祝いと言えば、心ばかりのお品を、ということになる。

贈りたいもの、ではなく、海老先生の好きなもの、ということになった。(当たり前かな。)

はて、海老先生の好きなもの?

えびせん?

海老先生の好きなものって何?

 

すかさず、ippo先生が、

「海老先生は、『キリン』が好きですよ。」

 

よく知っているなあ、と感心する。

伊坂先生、長積先生、ippo先生と私の4人で、伊坂研究室にて早速協議。

 

・キリンのぬいぐるみを買おう、6m位の背の高いもの!

  研究室に入らないよっ。

とか

・黄色地に黒い丸の模様の入ったキリン柄のテープルクロス!

  そんなん売ってる店、見たことない。

とか

・黄色い幸せのハンカチ!

  映画と違うんだから。

とか

・黄色いティッシュボックスはどう?

  安すぎる。

とか

・黄色かったら、なんでもいいんと違うか?

とか

・やっぱり、キリンビールの券でしょう!

 

まあ、言いたい放題である。本当に、お祝いをする気があるのか、という疑いも出た。

 

話の最中、浜岡先生が伊坂研究室に立ち寄った。

この先生、話を聞いてか、聞かずか、はたまた、話はまとまらないと読んだか、あっさり退室。

 

1時間程度の熟慮(?)の上...、何も決まらず。(浜岡先生、鋭い。)

 

で、ippo先生に一任。そして、ippo先生は、翌日、長積先生と相談の上、購入してくださった。

ippo先生、どうも、ありがとうです。長積先生は、きっと適当に、いや親身になって、相談に乗ったと予想される。

 

その日の夕方、贈呈式を挙行した。

贈呈式を行うために、海老先生を(少しだけ)捜した。

が、海老先生を見つけることができなかったので、我々4人で、「本人不在のまま」、「勝手に」、贈呈式を行うことにした。

 

贈呈式の様子のご報告。下の写真を見てください。

「海老先生抜きで、贈呈式をやっていいの?」と思っている、人の良いippo先生。

「写真を撮って、後で海老先生に見せればいいよね。早く飲みに行こう!」と思っている、とっても幸せそうな伊坂先生。

「ブログに使おう。」と思っている、ちゃっかりした私。

そして、

「ブログの写真、俺に撮らせて、もうっ。」と思いながら、「しゃーないなっ。」とぶつくさ言いながらシャッターを切っている長積先生。

海老先生の代理は、海老研究室の表札。大変もの静かな、代理であった。

 

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その後、そのまま、お祝いの会に出発。

取り急ぎ、声をかけた先生方が揃い、はいポーズ。

 

 

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楽々36寅の会メンバーは全員集合であった。(伊坂先生のブログ、参照)

 

赤い四角の包みが、お祝いの目録である。

 

「我がスポーツ健康科学部の受賞者、第一号だね。海老先生、本当におめでとう。」

と上機嫌の田畑先生。

 

「おめでとうー。」「よかったねー。」「嬉しいね-。」

 という喜びの声が飛び交うその横で、

 

「できたばかりの学部・院だから、何をやっても、『第一号』やん。」と、長積先生。

悪気はない。が、この先生は、いつもチャチャを入れる。

 

「それはそうなんだけど、凄いことだねー。」と、

あっさり受け流す田畑先生と、あっさり受け流される長積先生。

写真の長積先生は、幾分寂しそう。

 

 

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いつものごとく、大変楽しい会であった。是非またやろうと誓い合って、楽しい会はまだまだ続いたのであった。

 

【 智 】(20100624 

写真上は、アイコア6階海老研究室の前での本人不在の贈呈式。

写真中は、海老先生のお祝いの会の様子。田畑先生からの受賞お祝いのお言葉と目録の贈呈。

写真下は、あっさり受け流され、目がうつろな長積先生。)

 

 

2010.07.06

「ごはん」の力。

<RecO便り12>
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先週の「朝ごはん実習」は【成】先生クラス。印象としては今までのクラスより男子が元気、だったかな? 
配膳も順調に終え、いただきますの後のごはんのおかわりの勢いがすごかった!
あっという間に、なくなってしまい、お茶碗を手に足りなそうな顔をしている何人かの学生がいたので、この実習が始まって以来、初めてストックしていた冷凍ごはんを解凍して補充しました。
この日は、前日が例のW杯日本戦だったので、みんなかなり眠そうではあったのですが、この食欲。これから本格的な夏を迎えるにあたっては頼もしい限りです。先週は授業でも「夏ばて防止対策としての食事」について勉強しましたが、夏に朝ごはんが食べにくくなってきたら要注意! ぜひ、今の食欲を保って下さいね。ただ、この後の授業で、彼らが一気に「休養」に入ってしまわなかったかが、気になるところですが・・・。
【成】組の朝ごはん:ごはん、お麩とわかめと貝割れの味噌汁、鯖の生姜煮(プチトマトと貝割れ菜添え)、いんげんのごま和え、きんぴらごぼう、フルーツヨーグルト

 また、このブログで先生方からご紹介いただきました通り、今回秩父宮記念の受賞に際し、たくさんの方々からお祝いをいただき、ありがとうございました!
 この賞は、スポーツ栄養について真剣に取り組んできた、NPO法人日本スポーツ栄養研究会として受けた賞で、私はその理事の末席にいて、雑務を担当させていただいているだけなので、とても恐縮なのですが、今回の受賞を、スポ健の教職員のみなさんが、本当に喜んで下さって、そのことに逆に感動しています。
 今週末にこの研究会の学術集会が、関西で初めて開催されます。興味のある方はぜひご参加ください。詳しくは同研究会HP(http://www.jsna.org/)をご覧下さい。【abc.】
 
 

2010.07.05

雨男が水たまり処理!?

先週の土曜日は,大学院スポーツ健康科学研究科の学内入試でした.入試業務を終えて,福岡・博多へ移動する日でした.私が移動する時は,よく雨が降るようです.世間,家族からは『雨男』の肩書きをもらうようになりました.土曜日は,本当に良く降りました.梅雨時ですので降らないと困ることもありますが,降り過ぎも困りますね.

 

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土曜日は,飛行機で福岡へ行きました.雲の上は,いうまでもなく「快晴!」です.天気は高度に依存する!?というへ理屈を考えてしまいました.少し天気が悪いときは,雲の上を想像すると,気分もすっきりと晴れるでしょう.

 

先々週末の日曜日に,彦根総合運動公園で,滋賀県のフラッグフットボールの大会がありました.息子(中2)と娘(小4)が草津市のリトルパンサーズというチームにお世話になっているので,応援に出かけました.車で出かけたのですが,やはりというか朝から少し雨.なんとか会場に着いた頃には降り止んでくれましたが,グランドのあちこちに水たまりができていました.

 

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 子どもたちにできるだけ良いコンディショニングでグラウンドを使わせてあげようと,あるコーチがちり取りで水をすくい上げて,大きなごみバケツへ雨水を集め始めていました.それに気づいた10数名の親御さんも参加して,「水たまり処理大作戦」のような感じになりました.興味深いのは,お互いの名前もよく知らない集団であるのに,同じ思い(グラウンドコンディションを良くしよう)を共有しているので,効率的なくみ取り方をさりげなく伝えたり,雨水を集めた大きなバケツにある一定量が貯まると,2,3人で捨てに行ったり,そのバケツの置き場を工夫したり,と前向きかつ積極的な行動をお互いが取るようになっていました.「未分化な集団における流動的リーダーシップ発揮」を実感したできごとでした.もちろん,このようなリーダーシップ行動に関わっては,【ippo先生】の授業でしっかり学んで下さい.そして,講義のみならず,実習,インターンシップ,サービスラーニングを通じて,実践的にリーダーシップを身につけて下さい.

 

【忠】

 

 

2010.07.04

2011 入試情報を公開しました

日本全国で、恐ろしいほど雨が降り続いていますが、
みなさん、いかがお過ごしですか?

スポーツ健康科学部では、2011年受験向けの情報を
リッツネットを通じて、公開しました。

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スポーツ健康科学部の一般入試については、
「2011年度学部別 入試制度の概要 (文系学部) 」
PDF 最終ページに掲載されています。

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ぜひご覧下さい!

それでは、また。失礼致します。
良い休日を。
                 敦

 

2010.07.03

スポーツマンシップ:Be a brave fighter and a good loser...

W杯サッカーも準々決勝が始まり、ディフェンスからシンプルかつ素早い攻撃で得点を重ね、今大会優勝候補の本命中の本命といわれたブラジルが、鉄壁といわれるオランダディフェンスを完全に崩しきれず、敗退してしまいました。今日は、"因縁の対決"といわれるドイツ対アルゼンチン戦など、W杯サッカーからまだまだ目が離せず、睡眠不足の日々が続きそうです...(笑)。

 

我が"侍ジャパン"の歴史に残る戦いぶりに、日本列島が沸き返り、ビデオリサーチの調べによれば、23時にキックオフした日本対パラグアイ戦の関西地区における平均視聴率は54.1%で、瞬間最高視聴率も62.3%に上りました。結果は、ご承知の通り、120分間の死闘後に、残念ながら、PK戦で惜しくも勝利を逃しました。

 

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スポーツが、我々の心をつかんで離さないのは、プレイヤーのみならず、彼らを陰で支える人たちも、声援を送り続ける我々国民も、みんなが"感動"を共有するからに他なりません。スポーツシーンの切り取り方や感じ方は、まちまちなのかもしれませんが、いずれにしても我々は、懸命に戦う選手の姿に目を奪われて、心が動かされます。

 

"スポーツは、筋書きのないドラマだ!"とよく言われますが、今回のW杯を戦った"岡田ジャパン"の戦士たちに我々が強い共感や感動を覚えたのは、"チーム一丸"や"チームワーク"だけでなく、厳しい戦いに臨む選手たちの"懸命でひたむきな姿"に感情移入しているからでしょう。

 

これとよく似た感情を抱くのが、これから戦いが始まる高校野球...。特に普段、野球をみない人までもが、汗と泥と涙にまみれる高校球児に心を奪われます。

それは、我々がチーム一丸、チームワーク、懸命さ、ひたむきさということを好む国民性を持ち備えているということであり、また少し穿った見方をすれば、我々自身がそのような体験から遠ざかっており、自らの心を揺れ動かされるような出来事に出くわしていないという感情の裏返しなのかもしれません。

 

とにかく、選手のみならず、監督やコーチを始めとした数多くのスタッフを含め、岡田ジャパンにかかわる全ての人たちに惜しみない賛辞を送りたいと思います。

 

"惜しみない賛辞"といえば...

PK戦で、日本が敗れ去った後に起こった出来事に、私は心を奪われました。それが、今回のテーマである"スポーツマンシップ"にかかわる出来事です...。

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前置きが長い...とまた叱られそう... 

 

 

  




 

日本対パラグアイ戦は、120分の死闘の末、PK戦に突入し、日本チームの3番目のキッカーとして登場した駒野選手の蹴ったボールが、ゴール上部のクロスバーに阻まれ、全員のキッカーがゴールを決めたパラグアイチームが勝利を収めました。当然、パラグアイチームは勝利に歓喜し、紙一重の差で敗れた日本チームは、どの選手もうなだれ、崩れ落ち、涙を流していました。

 

PK戦とは、本当に過酷な手段です。

1994年のW杯アメリカ大会の決勝戦のことです。決勝へと駒を進めたのはブラジルとイタリアで、今回と同様に試合はPK戦にまでもつれ込みました。イタリアチームは、守りの要であったバレージ選手と、チームのエースであったバッジョ選手がPKを外し、ブラジルが優勝しました。

 

その後、バッジョ選手が残した名言があります。

「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持った者だけだ。そしてPKを決めても誰も覚えていないが、外したら誰もが忘れない...」

 

勝敗が決した後、責任感の強い駒野選手は、ピッチでなかなか立ち上がることができませんでした。彼は、"PKのスペシャリスト"と言われるぐらいの選手で、話によれば、彼は、中学時代からPKを一度も外したことがなかったようです。

控え選手を始め、ディフェンスの要であった中澤選手が駒野選手を抱擁したり、自分自身を責めようとする駒野選手を多くの選手が労いの言葉をかけたり、慰めたりするシーンなどがテレビなどで多く報道されました。特にケガや選手起用の方針などにより、チャンスに恵まれず、苦労人と呼ばれる駒野選手のことをよく知る同級生の松井選手が彼の肩を抱き、目を真っ赤にしながら、ずっと寄り添っているシーンなどは、多くの人にとっても印象的だったことでしょう。

 

そこで、私が心を奪われたシーンです!

テレビやインターネットなどの報道で、いくつか取り上げられていたので、ご存じの人もいるかもしれませんが...

画像には、著作権があり、無断転用などができないため、以下のURLを見てほしいのですが...。

http://cache.daylife.com/imageserve/0baI29xgA29e9/610x.jpg

 

これは、パラグアイチームの5人目のキッカーで、最終的にパラグアイを勝利に導くPKを決めたバルデス選手が、うなだれる駒野選手に駆け寄り、額を当てて何かを伝えているシーンです。

報道によれば、彼は、駒野選手に対して、「お前が外したゴールは、必ずオレがスペインゴールにぶち込んでやる」と伝えたとのことです。涙で言葉にならなかった駒野選手に代わって、同級生であり、親友の阿部選手が"Thank you"とバルデス選手に言ったようです。

バルデス選手のみならず、幾人かのパラグアイチームの選手が駒野選手に駆け寄り、労いの言葉を駆けている様子が、報道で伝えられました。

私は、これぞ"スポーツマンシップ"だと思いました。

 

スポーツには勝敗がつきものです。一時、運動会で順位や勝敗を決めないという、ある意味、歪なことが学校教育機関の中で行っていましたが、競争や勝敗は、それが全てではないにしても、スポーツにおける醍醐味であり、多くの人たちは、この勝敗から多くのことを学んできました。

 

"Be a brave fighter and a good loser" 

 

"果敢なる闘志で相手に立ち向かう戦士であるとともに、潔き敗者であれ"...こんな意味でしょうか...。

私の心が奪われたシーンは、"潔き敗者"よりも、"誇り高き勝者"に焦点が当たられたものかもしれませんが、勝敗が決し、ノーサイドの後は、勝者は勝ちにおごることなく、敗者は潔く、ともに両者の健闘を称え合い、相手をリスペクトする...、そのような気持ちが"スポーツマンシップ"という言葉に込められた意味だと私は理解しています。

 

W杯サッカーは、オリンピックと同様に、国を動かす、一大イベントです。

勝敗に一喜一憂するばかりか、かつては、敗戦チームの選手が帰国後に射殺されるという事件も起こったことがあります(1994年に起こったコロンビアチームのエスコバル選手の悲劇)。

今回も"世紀の大誤審"と言われるようなシーンによって、様々な物議を醸し出していますが、ビデオ判定の導入ばかりか、ゴールにセンサーをつけろなど、試合後の監督や選手の"拙走のない"コメントにはうんざりし、いくらW杯とはいえ、今回のテーマにあるような"good loser"とはほど遠いようにも思えます。

 

そのようなレフリーの苦悩を描いた映画が現在、上映されています。

"レフリー 知られざるサッカーの舞台裏"

http://www.webdice.jp/referee/

 

また知っているようで、知られていない"スポーツマンシップ"については、広瀬一郎先生が素晴らしい本をお書きになっています。

広瀬一郎(2002)「スポーツマンシップを考える」ベースボール・マガジン社.

 

スポーツ健康科学部の学生は、スポーツマンシップについて語ることができるとともに、それをスポーツシーンのみならず、社会の様々な場面で、行動に示すことができる人になってほしいと思います。

スポーツとは何か?スポーツマンシップとは何か?

この学部で、しっかりと学んでほしいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

2010.07.02

ヨーロッパスポーツ科学会(ECSS)

 先週、金曜日に【真】先生、【Moto】は、ヨーロッパスポーツ科学会(ECSS)にて研究成果を発表してきました(写真)。

 私たちの研究は、一言でいえば、「日頃から運動していなければ、遺伝タイプによっては生活習慣病になりやすいかも?!」という研究内容です。つまり、遺伝的に生活習慣病になりやすくても日頃から運動して体力づくりをしていれば大丈夫!という結果です。なかなかおもしろいと思いませんか?

 

 

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さて、火曜日に行われた日本 vs. パラグアイ戦は非常におしかったですね。チームワークがよかっただけでなく、選手11人が非常に頑張ったことが印象に残った感じですが、よくよくテレビを見れば、選手、監督、コーチ、以外に多くのスタッフがいたと思います。マネージャー、広報、スポーツドクター、トレーナー、管理栄養士などなど選手の身の回りをサポートする多くのスタッフたちに支えられて選手たちはピッチの上に立っています。これはサッカーのワールドカップに限ったわけではありません。野球やサッカーJリーグ、バレーVリーグなどプロスポーツには、縁の下の力なくしては成立しません。スポーツ健康科学部は、選手だけでなく、広報、マネージャー、フィジカルトレーナーなどのスタッフとなる人材の育成も目指しています。是非、ワールドカップやプロスポーツのスタッフになりたいという志の高い学生をお待ちしています!

 

by Moto

 

 

2010.07.01

キリンまでの道のり

日本:サムライブルー、とても惜しかった!!! 選手はとくに、新しい歴史をつくりたかったでしょうに。

でも、それ以上にチーム一体の力を見(魅)せてもらえました。自分のチームのために一人一人が必死になる姿は、いつも感動させられます。この力の源泉を学ぶことができれば、と思います。

 

さて、【忠】先生-【智】先生のバトンを受けて。

 

ab】先生のおめでとう会の日は、お祝いにもってこいの晴天。

 

さて、前日の作戦会議を経て、何も決まらないままお店へ(「キリン」の何か、ということだけは決まったのでしたね^^;)。おもちゃ屋の地図も調べてカーナビもつけていたのに、結局そのお店にはたどり着けず撃沈。

 

草津のあるプラザまで行って、リサーチ開始。1軒目。店員さんに「キリン、いますか?」とたずねてしまったせいで、「動物園にですか?」と訳分からない会話に始まって、日本語はきちんと話そうと2軒目へ。お店の人も巻き込んで、キリン探し。

 

あなどれないキリン。意外に貴重な動物らしく、なかなかいないのです! いろいろと見ていたら、思考回路がだんだん歪んできて・・・

 
「もしかして、長いものが好きなのかも?」「黄色系だったらいいのかも?」「あの模様がいいのか?」・・・と。

 

途中、【Jin】先生に写メを送ってみたら、速攻で電話がかかってきて「これ、どう見たって、怪獣とヒヨコやん!!!」とひと言。ありゃりゃと思いつつ、キリンをたずねてさまよったのでした。

最終的に落ち着いたプレゼントは"まとも"な路線でキメたはず。でも、その肝心の成果物の写真は撮り忘れてしまったのでした・・・(どうも最後のツメが甘いようで)。

 

こういう喜びごとを味わわせてもらえたことは、とびきり楽しくていいですね!

ab】先生、本当におめでとうございます(^^)▽☆▽(^^)

 

 

↓なかなか見つからず  ↓【Jin】先生いわく「怪獣?とヒヨコ」 ↓長いモノがお好き? ↓これでab先生が遊ぶ?

 

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※他にもまだまだあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2010.06.30

我らが愛する海老先生、おめでとう! その1

去る2010年6月17日、第13回秩父宮記念スポーツ医・科学賞の表彰式が、東京都内のホテルで行われ、我らが愛する海老久美子先生が、以下の奨励賞を受賞されました。

 

第13回秩父宮記念スポーツ医・科学賞奨励賞

受賞者  「日本スポーツ栄養研究会・スポーツ栄養士グループ」


代表 田口 素子氏・日本女子体育大学体育学部准教授

    鈴木志保子氏・神奈川県立保健福祉大学

    木村 典代氏・高崎健康福祉大学

    古旗 照美氏・株式会社しょくスポーツ

    海老久美子氏・立命館大学

    亀井 明子氏・国立スポーツ科学センター

    小清水孝子氏・福岡大学

    高田 和子氏・独立行政法人国立健康・栄養研究所

    柳沢 香絵氏・聖徳大学

 

ちょっと長くなりますが、この受賞の内容を皆さんに正しく伝えるために、日本体育協会ニュースから、引用します。

 

以下が、引用です。*************

日本体育協会ニュース

2010年6月26日11:10

http://www.japan-sports.or.jp/news/newsDetail.asp?newsNo=554

 

 スポーツ選手における健康管理と競技力向上の観点から、スポーツ栄養の分野で数多くの研究や指導を行い、我が国の国際競技力向上に貢献するとともに、日本栄養士会の学術関連団体として日本体育協会との共同により「公認スポーツ栄養士」育成事業を立ち上げました。
  また、成長期のスポーツと食事という新しい観点から調査研究を行い、スポーツ活動への参加と栄養・食事指導を結びつけた指導法を「スポーツ食育プログラム」として開発し、その内容をまとめたガイドブックを出版しました。
  このガイドブックはスポーツを行う子どもたちはもとより、全ての子どもたちの健全な発育・発達に貢献するものと期待されています。

<※秩父宮記念スポーツ医・科学賞について>
  故秩父宮殿下は、生涯を通じてスポーツに関心をお寄せになり、スポーツの宮様として親しまれました。
  また、故秩父宮妃殿下におかれても、スポーツ界に対するご理解が深く、数多くの宮杯等をスポーツ団体へ御下賜くださいました。
  本会では、故秩父宮妃殿下からの御遺贈金をもとに、基金を設立し、スポーツの競技力向上と普及振興には欠くことのできないスポーツ医・科学の分野を対象に、我が国スポーツ界の更なる発展を期するため、平成9年度に「秩父宮記念スポーツ医・科学賞」を創設いたしました。
  本賞には、功労賞と奨励賞を設け、次の要件を満たす方(グループ)の中から受賞者が選考されます。

【功労賞】
  多年にわたりスポーツ医・科学分野において、その向上発展に貢献し、我が国スポーツ界の振興に特に功績が顕著な者。


【奨励賞】
  スポーツ医・科学についてよく研究し、その研究成果を十分にスポーツの現場に活かし、我が国スポーツの普及発展及び競技力の向上に顕著な実績をあげた者(又はグループ)。

主催:(財)日本体育協会
共催:読売新聞社
後援:文部科学省・(財)日本オリンピック委員会

 

 

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ここまで引用です。(写真も同URLからの引用です)**********

 

この賞が、どのように凄いことなのかと言えば、過去の受賞者等について知れば、想像できるかなと思いますので、過去の受賞者等について、見てみたいと思います。

 

ここから引用です。************

引用元は、日本体育協会の以下のURLです。

http://www.japan-sports.or.jp/medal/memory_chichibu.html

 

13回(2010年)

福永哲夫


(
鹿屋体育大学学長)

 

日本スポーツ栄養研究会・

 

スポーツ栄養士グループ

 

12回(2009年)

青木純一郎

 

(順天堂大学名誉教授)

 

ソフトボール女子日本代表チームへの医・科学サポートチーム

11回(2008年)

宮下充正


(
東京大学名誉教授)

 

中高年者の運動プログラムに関する総合的研究班

10回(2007年)

加賀谷淳子


(
日本女子体育大学客員教授)

 

健康づくりと行動変容プログラム研究開発グループ

9回(2006年)

村山正博


 

(聖マリアンナ医科大名誉教授)

 

関東労災病院スポーツ整形外科診療班

8回(2005年)

中嶋 寛之


(日本体育大学教授)

高地トレーニング医・科学サポート研究班

 

北島選手を中心とした競泳選手への医・科学サポートチーム

 

7回(2004年)

浅見 俊雄


(国立スポーツ科学センター長)

 

スポーツの振興に関する社会学的研究グループ

6回(2003年)

山川 純


(日本女子体育大学名誉教授)

 

ドーピング検査法に関する研究グループ

5回(2002年)

粂野 豊


(筑波大学名誉教授)

 

スポーツ活動中における熱中症事故予防に関する研究班

4回(2001年)

小野 三嗣


(東京学芸大学名誉教授)

 

スポーツ栄養研究プロジェクトグループ

3回(2000年)

石河 利寛


(順天堂大学名誉教授)

 

国体選手の医・科学サポートに関する研究班

松井 秀治


((財)スポーツ医・科学研究所名誉所長)

 

2回(1999年)

高澤 晴夫


(横浜市スポーツ医科学センター長)

 

財団法人日本スケート連盟

スピードスケート医科学サポート班

1回(1998年)

黒田 善雄


(東京大学名誉教授)

 

財団法人日本陸上競技連盟


科学委員会バイオメカニクス班

 

ここまで引用です。************

 

皆さんは、過去の受賞者の中に、知っている方がいたり、知っているグループがあるのではないでしょうか。

例えば、ソフトボール女子日本代表チームや水泳の北島選手等は知っていると思いますし、素晴らしい成績を残したことも記憶に新しいと思います。また、大学院生の皆さんは、功労賞を受賞された先生方を知っているのではないでしょうか。

 

世界的に活躍している選手に対して、スポーツ医・科学は、大変大きく貢献していることが、一目で分かるなあ、そんな感想を持ちました。

 

その中にあって、我らが愛する海老久美子先生が、当該の賞を受賞されたのは、本当に凄いこと,嬉しいことと思います。

 

皆さんご存じのように、とっても温かい海老先生、人格的に優れた先生が、私たちのスポーツ健康科学部にいて、そして、その先生が他者から認められた、本当に嬉しいね。

 

海老先生、受賞、本当におめでとうございます。

 

その2に続く。

【 智 】