2018.10.03

武田美保さんがキャンパスを訪ねてくれました。

こんにちは。

今日、本学の卒業生で、アトランタオリンピック、シドニーオリンピックの
シンクロナイズドスイミング競技(現・アーティスティックスイミング競技)で
それぞれ銅メダル、銀メダルを獲得し、現在は、三重県で子供たちへの
アーティスティックスイミングのコーチを務めながら、メディアへの出演、
各地での講演活動や三重大学で学生の教育にあたるほか、様々な公職も務める
武田美保さんが、校友会の取材でびわこ・くさつキャンパスを訪ねてくれました。



彼女と会うのは久しぶりです。

今日は半日、彼女が受ける取材に立ち会わせていただき、インタビューの問い
への彼女の回答を聞いて、その素晴らしさに感動を覚えました。

武田美保さんが立命館大学に入学されたのは、もう20年以上前になります。
彼女の在学中、いろいろなシーンでいろんな話をしてきましたし、元々、
在学中から、芯が強く、しっかりした学生であり、アスリートではありましたが、
選手を引退し、その後の彼女の送ってきた経験が今日の彼女を創ってきたのだと
思います。

何年振りかで彼女といろんな話をしましたが、大学卒業後、時を経て、教員と学生
という立場ではなく、お互いが考えるところを率直にそのまま語り合えたことは、
まさに教師冥利に尽きるというほかありません。

スポーツ健康科学部には、多くのアスリートが在籍し、世界を舞台に活躍している
学生も少なくありません。

彼ら、彼女たちは、武田美保さんがそうであったように、大学生活を大切にし、
学問をしっかり学びながら、体育会クラブに所属し、日々研鑽を積んでいます。

誰にも平等に一日が24時間である中で、学問を学び、スポーツに打ち込むことは
大変な努力を必要とします。
しかし、そんな学生生活を過ごしてこそ、スポーツの中で学んだ人としての力も
身に着けて、武田美保さんのような社会人になれるのではないかと思います。

私は、そういう立命館大学は、本当にアスリートである学生諸君を大切にしている
大学であると考えています。

そのあり様が正しいことは、卒業後時を経た今日も、彼女が母校を愛し、多忙の中、
今日のようにキャンパスを訪れてくれることに表れているのだと思います。

人としての成長をかけて、中身の濃い学生生活を送りたいアスリートのみなさんは
ぜひ、立命館大学に来ていただきたいと願います。
そして、スポーツ健康科学部に入学し、学部での学びを、多くのスポーツ健康科学
部生がそうであるように、あなたのスポーツ活動に生かしてください。

今日はいい一日でした。

Apollo

2018.10.02

履修登録方法の変更

今学期から、履修登録の方法が変更になり、これまで春学期・秋学期の
履修登録を春学期に一括していたものが、それぞれの学期はじめに登録
することになりました。システムの変更にトラブルやドタバタはつきも
のですが、ご多分に漏れず、いろいろなことが生じています。

<うっかり未登録>
抽選・選考科目では、本登録に先駆けた予備登録が必要ですが、うっかり
が続出しました。定員30名のクラスの受講生は当初20名。予備登録期間
終了直後から、「失念していた。受講したい」との問い合わせが次々と。
結果、最終的には定員いっぱいと定員オーバーのクラスとなりました。

<原因不明>
本学の「スポーツ方法実習」は、いつも定員オーバーで、多くのクラスで
抽選が行われていました。条件づけをしない抽選なので、2クラスを受講
できる学生がいる一方、毎学期抽選にもれ、数年待ったという学生もいます。
それが、今学期は、ほとんどといっていいほどのクラスで定員割れが起き
る事態となりました。上記同様、うっかりミスなのか、あるいは、春学期
に取得できた単位を確認し、必要ないと判断したのか、今のところ、原因
が判っていません。現在、追加募集を行っていますが、どの程度定員近く
まで埋まるか想像がつかない状況です。

私が担当している「アダプテッド・スポーツ(水・2)」も、先週の初回
授業では、5名の登録者でした。このクラスでは、さまざまな種目を取り
上げますが、私を入れて6名でできることは限られてしまいます。今週、
追加募集により受講生が増えていることを願うばかりです。

<受講生数の予測困難>
最後に、教員側の苦労です。どのクラスも受講生の人数が不明です。初回
の授業で資料を南部用意すればいいのか、頭を抱えてしまいました。ひと
まず、前年と同数分を準備しましたが、曜日が移動していることもあり、
すべて予想を外れました。多すぎた授業、少なすぎた授業、てんてこ舞い。

やっぱり、変更にはトラブルがつきもの。
学生も教員も、新しいシステムに慣れるには、もう少し時間がかかりそうです。



2018.10.01

秋期卒業式

みなさん、台風24号の影響はあまり出ませんでしたでしょうか?
交通機関、各種イベントは、安全重視で、運休、中止が相次ぎました。

台風21号と同じ経路のため、前回、影響をうけたところに、重ねて大きな台風がとおりました。被害が拡がっていないことを願っています。

気温の方は、涼しくなってきました。「秋」を感じることがおおくなりました。

     

  先日、京都の朱雀キャンパスで、秋期の卒業式がありました。 


  スポーツ健康科学部からも卒業生が出席しました。全体の式典のあと、学部ごとに、卒業証書の授与を行いました。写真にありますように、卒業生の皆さんは、達成感に満ちた、非常に素敵な顔でした。ゼミの担当の先生も来てもらい、少人数でしたが、満ち足りた時間、空間となりました。

卒業生の皆さんは、それぞれのキャリアで、社会でも活躍してくれるでしょう。
スポ健ファミリーですから、いつでも気軽に、学部に立ち寄ってきてください。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
今週は、水曜日に、全学協議会があります。理事会、学生、院生、教職員組合などの関係者があつまり、公開で学園、大学の今後を議論します。
土曜日は、博士学位授与式です。
【忠】

2018.09.30

卒業論文への取り組みが本格化しています

9/26(水)から後期授業が開始となり、多くの学生がキャンパスに戻ってきました。学部4回生にとっては、後期は12月に提出の卒業論文の執筆が最大のイベントとなります(本学部では卒業論文の提出が必須です)。

ゼミでは夏休み期間中に実験を進めた学生が多く、卒論の執筆作業が本格化しています。卒論の進め方はゼミやコースにより異なりますが、スポーツ科学コースに属する私のゼミでは大半のゼミ生が実験を行います。実験を行う上では安全性に十分に配慮することに加え、データ収集(測定や解析)には高度な専門性と豊富な経験が必要となります。また、これまでに触れたこともないような専用の測定機器を使用することもあります。そのため、卒論を行う上ではゼミ生と大学院生数名と私でチームを作り研究を進めていくようにしています。今年度は13名のゼミ生が卒論に取り組んでいますので、13個のチームが12月に向け動いています。

大学院生は当然ながら自身の研究活動が最優先ですので、過度に負担にならないように慎重にチームを構成します。博士課程後期課程の大学院生ともなると卒論への関わり方も経験豊富、ゼミ自身に頑張らせる部分、手を差し伸べる部分を本当に上手く使い分けてくれています。私一人でできることには限りはありますが、大学院生がサポートをしてくれるおかげで質の高い卒論の作成が毎年可能となっています。また、これら一連の活動を通して、大学院生自身も自らの研究能力や指導のスキルを大きく伸ばしていきます。

12月に全員が笑顔で卒業論文を提出できるように、計画的に執筆を進めてくれることを願っています。

GOTO

2018.09.29

おかえりなさい さて、はじまります

9月26日(水)より秋学期が始まりました。
さっそく水曜日1限は一回生の基礎演習がありました。
夏休みは、台風や地震が起こり、みんな怪我もなく元気かなと
心配をしておりましたが、元気に帰ってきてくれて
まずは一安心です。

Dクラスの夏休み明けの印象は、髪の色がやや明るくなっていたり、
前髪がチョッと短めになっていたりで、
全体的に表情が明るくなっていたように感じられました。
その一方で、部活など野外の活動でしっかり鍛えられた顔つきも見受けられました。

前期からDクラスを引っ張って行ってくれているAAさんたちも、
部活動におけるマネジメントやフィギアスケートの練習に励む夏休みだったようです。

前期は、AAさんに加え、オリターさん3人の5人体制でDクラスを見守っていてくれましたが
後期からはAAさん2人になりました。
クラスのことを相談すると凛々しい表情になる2人を拝見して、
5人体制のときとは違ったイニシアティブを発揮してくれると思います。

Dクラスの1回生は、
ゼミナール大会については前向きに取り組む様子は見られつつも、
AAさんたちが繰り返していたように、計画を立て取り組んでも
予想よりタイトなスケジュールで毎日が過ぎていくことでしょう。

もうダメだと思った時に諦めるのか、乗り越えるのか、
幾度となく選択をしなくてはならない瞬間がやってくることでしょう。
乗り越えたからこそみることができる新しい景色を
Dクラスに集った1回生、2回生そして教員のそれぞれが少しでも味わえる春を迎えたいものです。



写真は第一回目の基礎演習
撮影:DクラスのAAさんが撮影を頼んだ誰かさん
写真の無断転載はご遠慮ください。

#後期もよろしくお願いいたします
#Rくん、大会新での優勝おめでとう
#共に学ぼう


2018.09.28

奈良の話

みなさん、こんにちは。金曜になりましたね。嶋村です。先週末は夏休み最後の週末だったわけですが、僕は家族で自分の実家に帰ってきました。自己紹介でも話しましたが、僕は奈良市出身です。実家はかつて平城京があった中にあり、実家から平城宮跡まですぐに行くことができます。どうでもいい話ですが、平城宮跡は 1998 年に世界遺産として登録されました。そしてその世界遺産の中を近鉄電車が走っています。なぜそういうことになったかはおそらくインターネットの方が詳しいかと思いますが、かいつまんで言うと線路が敷かれた 1914 年にはまだ田んぼで下に遺跡が眠っているということがわかっていなかったのです。後から重要な文化遺産があるとわかって、それ以来線路を移転するべきかどうか議論がありますが、今のところそのままになっています。ちなみに結構前のドラマですが、奈良を舞台にした「鹿男あをによし」というのがありました。最終回で、神の使い(かなんか)の鹿が近鉄電車に乗った主人公(玉木宏)に別れの一瞥をくれる場所が、平城宮跡です。ついでにもっとどうでもいい話をするとあのドラマで綾瀬はるかと玉木宏が行ったいい感じのレトロな居酒屋に僕はよく行っていました。。。


というとてもどうでもいい話で始まった今週のブログですが、さらに奈良の話を続けたいと思います。先週末、奈良では地元の食材を使った「シェフェスタ」というフードフェスティバルが開催されていました。僕は子供を自分の両親に預けて奥さんと二人で行ってきました。たくさんのレストランが出張していてミシュランガイドに掲載されたお店もあり、美味しそうなものばかりで目移りして大変でしたが、いろいろ食べることができとても楽しく過ごしました。ただ、結構お値段がするので、僕はお酒も飲むから結果的に結構な散財になってしまったなあ~という感じです。。。まあ、お祭りなんてそんなものですね。




フードフェスティバル自体は、海外の観光客の方々もたくさんいて非常に賑わっていました。場所は興福寺の近くだったんですが、興福寺の中ではコーヒーの催しも開かれていて奈良もいろいろあるんだなと思ったところです。昔から奈良は「大仏商法」といって商売っ気がないと言われてきましたが、最近は新しいホテルができたり新しいお店ができたり割と積極的に観光地としてのアピールをしているように思います。まあ僕は京都にしても奈良にしてももう少し落ち着いた感じが好きなのですが、インバウンド需要ということで観光立国として日本を目指す流れを受け、こういうのも仕方ないのかもしれないです。。。でも、とりあえず JR (特に嵐山までの嵯峨野線)はいつも混んでるし、京都の市バスはゴチャゴチャしているし僕が住んでいる京都の二条近辺はどんどんゲストハウスができるし、「も~ええかげんにしいや」と言いたいのも本音ですね。。。


読み返してみて、「うん、何の話やねん!」と突っ込みたくなりましが、まあ書いてしまったし特に今週はネタもないので(いつものように)、このままにしておきます。


では。

2018.09.27

秋セメスターが始まりました。


こんにちはshinoです。

雨も続き台風も近づいてますが、
かなり涼しくなり、過ごしやすくなりましたね。




今週より、いよいよ秋セメスターが始まりました。

昨日は、早速1年生の小集団クラス授業がありました。

これが休み明け最初の授業でしたが、
朝、教室に入ると、
ほとんど全員がちゃんと来ていました。

元気な顔を見せてくれたので、
まずは、ホッと、ひと安心しました。良かったです。

スポ健1回生のこの授業は、
今学期に、ゼミナール大会という大きな目標があります。

自分たちでテーマを決め、調査や実験を行い、
結果をまとめ、考察し、論文を作成する。
という、大学生活の集大成として行う卒業論文や、
大学院での研究につながる第一歩となるような取り組みです。

彼らにとって、大学での勉強を強く実感するものになると思います。

本日は、テーマを決めるために各グループで話し合っていました。
なかなか良いアイデアが出ず、悩んでいるようでした。

とても良いことだと思います。

しっかり悩んで、たくさん相談し、
満足のいくものに仕上げていって下さい。

今学期も元気よく、何事にも真摯に取り組んで欲しいと思います。


2018.09.26

「スポーツを題材にした映画から学ぶ」─3回生ゼミ夏季研修会

こんにちは。
今日のキャンパスは雨降りです。

先日、秋学期の開講を前に、3回生ゼミの研修会を持ちました。

今回の研修会のテーマは、「スポーツを題材にした映画から学ぶ」。

午前中は、「民族の祭典」。
ナチスドイツのプロパガンダとしても利用された名作です。



私のゼミではスポーツビジネスを学んでいますが、
「健全な社会に健全な企業が存在し、健全な企業で働く人々が社会を豊かにし、
人々を幸せにする商品を生産して、その商品を消費した人々が健全な社会を
創造する。」
というスパイラルを基底に置いています。

つまり、あらゆるビジネスは社会に貢献するものでなければならない、
ということです。

スポーツビジネスを考える場合、スポーツが様々な形で商品になりますが、
単にビジネスの表層をなぞるだけではなく、スポーツそのものの意義を深く
学ばなければいけないと考えています。

そのように考えた時、この作品を観て、スポーツは美しく人々を欺き、
社会に仇するツールにもなり得るのだ、ということをゼミ生たちに知ってほしいと
願っています。

したがって、スポーツをビジネスにする者には高い自覚が求められる、ということ
でしょう。

自慢のゼミ生たちが、深く厚みのある知識を持って、物事に当たれる人になって
ほしいと強く願っています。

午後は、チームへのデータ野球導入を巡るアスレティックスを巡るドラマ、
「マネーボール」。
そして、MLB初のアフリカ系アメリカ人選手誕生の物語、「42」を鑑賞しました。
今日、「42」はすべてのMLBチームの永久欠番です。

みんなでいい作品を観てお腹一杯になりました。(笑)

みなさん、
笑顔で充実した一日をお過ごしください。

Apollo

2018.09.25

秋学期スタート

明日、9月26日(水)から、秋学期がスタートします。
学生のみなさんは、どんな夏休みを過ごしたのでしょうか。
部活動、アルバイトが生活の中心になった人も多いことでしょう。

秋学期は、始まったと思ったら、あっという間に過ぎてしまう、そんな学期です。
また、4回生にとっては、大学生活学業面での集大成となる卒業論文の提出があります。
卒業論文の提出まで、もう3か月を切っていることが頭の片隅にあるでしょうか
一週間ほど前から、バタバタと卒業論文について相談のメールが届いています。

その内容から、進捗状況に差が出始める時期であることがわかります。
進んでいる人は、論文の構成や書き方に関すること。
少しゆっくりペースの人は、データ収集に関すること。
マイペースの人は、テーマに関すること。

みなさんは、どのあたりにいますか?
卒業論文に視点を当て、時間の流れを眺めると、本当に「あっ」という間に時間が
経ってしまいます。早め早めの準備をしてほしいと思います。

27日から専門演習が始まります。すぐに中間発表もあります。
やはり、秋学期は、学生も教員も卒業論文中心の生活になりそうです。
二人三脚、あるいは、ゼミ生全員の脚で完成まで楽しみたいと思います。

2018.09.24

卒業生からの報告

夏休み期間に、卒業生たちが、スポ健に訪ねてきてくれました。

その中の一人が、写真の勝瀬君です。

     

彼は、サッカーチームのフィジカル・サポートができるようになるため、スペインで理学療法の学校に通っています。

彼が、現在通っている大学は、
Universidad Complutense de Madrid (UCM: マドリード・コンプルテンセ大学)で、
その中の
Facultad de Fisioterapia (理学療法学部)で勉強しています。

もともとスペイン語ができたわけではなく、現地の語学学校に通って基礎を学び、そして入学手続きをするために、日参して(事務室とは顔なじみになるまで)、どのような制度で入学できるのか、単位互換はどの程度まで認めてもらえるのか、必死になって通い詰めたとのことです。そのおかげで、スペイン語も上達し、無事、昨年に入学しました。

通っている大学は、スペインでも指折りの名門大学で、学力レベルもトップ3に入るほど。その中で、「揉まれるように鍛えられています!」と眼を輝かせていました。

将来、ヨーロッパのサッカーチームのビッグクラブで活躍しているかもしれませんので、顔を覚えておいてください。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
Spalding Universityに、ATCを目指して入学した大季くんからは、
「松野さん(立命館大学出身のATCで、Spalding大学の教員)には空港まで迎えに来てもらい、早速お世話になりました。Dr. Jefferson、Dr.Nyland、Sister Margaretにも会って話ができ、20日から始まる授業に備えています!」
 とこちらも将来に向けて意欲満開で燃えています。
【忠】