[ 2025年07月 ] の記事一覧

2014.12.04

卒業論文執筆の追い込み(2)

先週に引き続き、今週も卒論ネタです。いよいよ来週月曜日から卒論の提出期間が始まります。既に最終チェックを段階で初日に提出できそうな学生、完成度は50%程度でこれから追い込まなければいけない学生など進捗は様々です。

卒論提出前の追い込みは毎年恒例の行事(?)でもあり、これまで様々な光景を目にしてきました。最近では学生が自分のノートパソコンを持っていますので作業する場所は多様になりましたが、私が大学院生の頃は自分のパソコンを持っていない学生も多く、研究室に備え付けの共用パソコンで作業に没頭する学生が相当数いました。提出までの数週間は大学に寝泊まりをして、朝大学に行くと論文執筆に疲れ果てたゼミ生がトレッドミルの上で寝袋にくるまって仮眠をとっている・・・そのような光景は決して珍しくありませんでした。その頃に比べると、今の学生は適度に余裕を持ちながら作業を進めているように感じています。これも時代の流れですので、今の学生に「寝袋を持ってきて大学で寝泊まりしなさい」とは言いません(以前もそのように指導していたわけではありませんが)。

いずれにせよ、提出直前は最後の追い込み、これはいつの時代になっても変わりません。苦労して書き上げた卒論は大きな達成感と自信をもたらしてくれます。くれぐれも体調に気をつけて、目の前に見えたゴールを笑顔で駆け抜けてくれることを期待しています。

2014.12.03

卒論・ゼミ大・・・の中での学会発表

こんにちは。ma34です。

今日は、基礎演習(1回生)のゼミナール大会に向けた論文提出の日です。
ただいま、17:00を回ったところ。
どの班もちゃんと出せたのでしょうか。。。シンパイハツキマセン。

卒論の提出も、いよいよ来週の8日(月)から始まります。
赤沢ゼミは初めて、4回生が卒論を提出することとなります。
11月ごろからようやく焦りだしてくれたゼミ生ですが、書き出すとぐんと書ける人、
色々な思いが溢れて、なかなか筆が進まない人・・・と色々です。

私は筆が進まない人代表のような人なので、
周りがサクサク進めているなか、どんどん焦ってしまう心がよくわかります。
これまでたくさん本を読み、現場に飛び込んでいった人ほど、整理することが大変で書けないのですよね。
でも、書いて書いて、削って削って・・・練って練って・・・で、より良いものができることを楽しみにしています。

そんな怒涛の日々のなか、自分の学会発表もありました。
会場は、今、ゆるキャラ第1位を獲得して、話題の、群馬。群馬大学でした。
(第25回教育目標評価学会)



今回は、昨年度作成した、学校現場で活用してもらいたい小学校外国語活動の文字学習用パンフレットについて
研究の背景、現在での議論を踏まえた意義を発信する目的で発表をしてきました。

2月には、小学校外国語活動の専門家の研究会でもう一度発表をしますが、今回は教育目標・評価の観点で
色々な指摘をもらえることを楽しみにしておりました。専門のフィールドが違えば、出てくる質問の視点も変わります。
私が弱いなあと思っているところをしっかりとつつかれて、今後の研究で押さえておくべきポイントが明確になりました。

自分の思っていること、考えていることを論文という形にまとめて、発信し、意見や質問をもらうこと。
産みだすのは本当に苦しい作業ですが、
そこから生まれる楽しさをぜひ4回生にも、また1回生にも味わってほしいと思っています。

ma34

2014.12.02

熱く!

Hassyです。

一気に寒くなりました。
この師走は、スポ健学部では卒論の、研究科では、修論、そして今年は、対象の院生は博士学位論文の提出もあり、相当慌ただしい状態になってきています。
我々教員陣は、これからゼミ生だけでなく、他のゼミ生の審査対象論文にも目を通していくことになりますので、特に忙しい日々が続きます。
お互い体力勝負、十分体調には気をつけましょう!!
寒いのは苦手ですが、寒いなんて言ってられません。

さて、修論を控えている8810君は、SG先生とともに「あつ〜く」実験に精進しています。
以前紹介した実験はかなり面白い結果が出てきました。
それに関連して、今回また新たに、運動と認知・実行機能の関係性をみる実験系を組んで遂行しております。

Hassyゼミ卒研生のHonchanも卒論追い込みの中、被験者として参加してくれています。
運動で亢進した認知機能を卒論執筆に活かしてください!笑

また、現在準備中ですが、脳の活動領域を画像化できるfMRIを用いた実験も計画中です。

これらの熱い実験の成果が楽しみです。

2014.12.01

火事場の馬鹿力

今日から師走(しわす)となりました。普段はゆったりと過ごしている先生もバタバタする月、という意味で師走というようですが、いつも走り回ってアクティティの高い、スポ健の先生方にとって、12月は走るというよりも跳び回っているような月かもしれません。

 

先日、滋賀の公立高校の生徒さんから電話があり、「火事場の馬鹿力」について調べているのだけれども、より深く知りたいので当方を訪ねたいとのこと。意欲あふれる生徒さんとの出会いを楽しみに、当日までに送ってくれたFAXによる質問状をみながら、どのように説明すれば理解してもらえるかをあれこれ考えながら当日を迎えました。

待ち合わせ時間前に会議があり、そこから研究室に戻ってくる時に、それらしい生徒さんたちが「あいコア(インテグレーションコア)」前にいたので、声をかけると、訪ねてきてくれた生徒さんたちでした。20分以上も前に、集合してくれていましたので、少し施設を案内しながら研究室へ。

質問状の内容に答えながら、火事場の馬鹿力について科学的に検証されていることを一通り説明しました。ご存じのように、「火事場の馬鹿力」は、普段は全力で力を発揮したつもりでも、大脳の抑制によりすべての筋線維を使うことができない(筋の心理学的限界)。ただ、「火事」のような危急存亡状態ではその抑制が取っ払われて、普段ではでない力がでることを意味します。もちろん、アスリートは、普段から全力発揮をすることで、筋自体が持っている限界(筋の生理的限界)近くまで力を発揮できます。一方で、普段大きな力を使わない高齢者は、普段はあまり力が出ず、「火事場」での力発揮とのギャップが大きいので、よく話題にのぼるようになります。いずれにせよ、潜在的に持っている力以上はでません。

 上記のようなことを生徒さんたち答えながら、かつ追加質問に受け答えする中で、生徒さんたちが

スポーツ健康科学に関する理解と知識を深めたいというモチベーションの高さを感じました。かえってこちらが元気をもらいました。このようなスポーツ健康科学に興味ある生徒さんが増えて、この分野が盛んになることを願っています。

 

 卒論提出までのこり2週間あまりとなりました。そろそろ、尻に火がついて、「火事場の馬鹿力」発揮が必要なゼミ生たちもいるのでは?冷静沈着にまとめきって欲しいと願っています。提出も火急にならず、早め早めに。

 

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

11/22-23 東京お台場の産総研で日本トレーニング科学会がありました。本研究室からも5題発表しました。初めて学会を経験する学部4回生から、大学院院生、ポスドク、先生がたなど。

 そのうち、「身体重心の挙動からみた三段跳の跳躍タイプに対応する踏切技術」のタイトルで発表したF林先生の研究が、学会大会奨励賞を受賞しました。このデータは、修士1期生で、おそらく世界で初めて、実際の三段跳の動作解析を行ったK泉君のデータを再解析したものです。パフォーマンス向上につながる研究成果です。

https://www.ritsumei.ac.jp/shs/news/article.html/?id=107

【忠】

 

 


2014.11.30

アメリカ便り (7): Thanksgiving Day

明日からいよいよ師走ですが、
皆様いかがお過ごしですか。

アメリカでは、今週の27日の木曜日に
Thanksgiving Day (感謝祭) がありました。

感謝祭の起源については、諸説ありますが
一般的には、アメリカに到着した清教徒たちが
ネイティブアメリカンたちから教わった栽培技術を用いて
初めて収穫した作物に感謝するために始まったと言われています。
元々は様々な日に祝っていたと言われていますが、
リンカーン大統領が、11月の第四木曜日に定めました。
(ちなみに、カナダでは、10月の第二月曜日です)

Thanksgiving Day は、祝日になっていて、
学生たちも、自分の地元に帰って家族で集まって、
七面鳥を焼いたりして、お祝いをします。
またその翌日には、Black Friday といって、
日本の初売りのような大きいセールがあります。



写真の七面鳥 は、メリーランド州立大学 College Park 校で
一緒に学んでいる院生さんたちとお祝いしたときのものです。

こちらの大学では、Fall semester もそろそろ終わりで、
Final Exam が近づいてきています。
テストになれば、徹夜徹夜の連続ですので、
その前に鋭気を養うと意味でも、
感謝祭でホッと一息という感じなのでしょうね。

それでは、また。失礼いたします。
良い休日を

<<街でよく見かける英語表現#7>>
日本では、20歳から飲酒可能ですが、
アメリカではほとんどの州が21歳からです。
また飲酒に対して、日本と比べて厳しく
レストランでお酒を頼んだり、スーパーでお酒を買おうとすると
"Your ID, please" と言われ、身分証明書を見せなければ
お酒を楽しむことが出来ません。
私はお酒を全く飲めないので言われませんが、
周りの院生は、必ず言われています。

2014.11.29

京都きっず…未来のオリンピックを担う子どもたち

3年前から京都府では、「京の子どもダイヤモンドプロジェクト」というタレント発掘・育成事業に取り組んでいます。この事業は、将来、我が国を代表するアスリートを発掘・育成し、国際大会でのメダル獲得や、その経験を生かし、確固たる考えと行動力を持ち備えた豊かで明るい社会の発展に貢献できる人材育成に手掛けようとするプログラムです。このタレント発掘・育成事業には、京都府を含め、全国で12地域が取り組んでいます。

京都府では、現在、フェンシングとバドミントンの2種目にプログラムを特化し、行政、競技団体、そして大学がスクラムを組み、日本オリンピック委員会(JOC)や国立スポーツ科学センター(JISS)のバックアップのもと、プログラムを実施しています。オーディションによって1学年、2競技で約8名程度に選抜された「京の子どもダイヤモンドプロジェクト」に参加する小学4~6年生の子どもたちのことを、「京都きっず」と呼び、その子どもたちに対して、技術向上を図る専門プログラムをはじめ、身体能力の開発や知的能力の開発、また国際感覚を身につけ、グローバルに活躍できるような国際経験を積ませるプログラム、さらには、子どもが育つ環境として重要な家庭や保護者に対する食習慣や栄養指導のプログラムが実施されています。

小学校教諭の免許を持ち、産業・組織心理学を専門とするippo先生と私が、知的能力の開発をめざす「インテレクチュアル・プログラム」を担当しています。「未来のオリンピックを担う…」というコンセプトでこのプロジェクトが進められているものの、2人の共通認識として、小学生がその年齢の発育発達段階に相応しい成長を遂げるために、子どもたちの成長を先回りするような早熟を加速させることはやらないという方針でプログラムを実施しています。子どもたちには、自分とスポーツのかかわり方について考える機会を提供し、自分を知ること、相手を知ること、スポーツを知ること、様々な土地やその土地の文化を知り、自分自身の世界観を広げることに意識しながら、自分と競技種目の結びつきを極度に強めすぎないようなスポーツキャリアの形成に資するプログラムを進めています。

今日は、小学4~6年生の1期生から3期生それぞれの子どもたちに対して、今年2回目のプログラムを実施しました。以下の写真は、プログラムの様子です。




4年生からスタートしたプログラムも3年経ち、1期生は6年生になり、もう数ヶ月もすれば、中学校へと進学します。6年生にもなれば、うれしいことばかりではなく、競技成績に差が出たり、ケガをする子どもも出てきたり、試合に負け、劣等感や悔しい思いを経験したりもします。今日は特に、1期生である6年生の表情が非常に暗いことが気になりました。敗北や失敗から学ぶことが多いことは、大人の我々は当然、成長とともに理解してきますが、小学生の子どもたちがスポーツの本質である「プレイ(遊びであり、自発的で、その行為そのものが喜びや楽しさにつながるもの)」の精神以上に、勝ち負け、優劣、順位…といったことによってバドミントンやフェンシングというスポーツの行為そのものから得られる楽しみや喜びが得られなくなっているのではないかと少し心配になりました。

「普通」や「らしさ」という言葉は、個性化社会において、そぐわない言葉なのかも知れませんが、大人の目線やスピードで、子どもたちの成長を早熟化させることは、非常に危険に感じます。それは、子どもたちとスポーツ、特に特定種目との関係性を強めすぎることは、子どもたちの「自分探し」を阻害することにもつながりかねません。我々大人は、子どもたちとスポーツとの「適度な距離」をしっかりと見定めなければならないと思います。

大きな夢、小さな一歩…

Jin

2014.11.28

ラストスパート

朝、4時半に起きて大阪から大学へ向かうのですが、だんだん明るくなってくるのにどんどん寒くなってきます。大阪と草津の温度差を実感します。

さて、GOTO先生も書かれていますが、卒業論文提出まであとわずか。このところひっきりなしに、メールや電話が舞い込みます。

「もう、何書いてるか分からなくなってきました。。。」
「結果が予想と違っていたので、目的変えていいですか?」
「何度メールを送っても届きません。。。」   などなど。

何書いてるか分からないって!?本人が分からないのに私に分からないよ。
ダメだよ、目的があって研究始めたのに結果に合わせて目的変えるなんて!
う~ん、メールが届かない原因は私にも・・・どうしてもダメならフリーメール使っては?

と、あれこれゆっくり何度もゆっくりやり取りをします。全員といっていいほど、みんな焦って半分パニック状態。
結局、最後は、「大丈夫だよ。ちゃんと目的も方法も検討しつくした結果、ゴーサインを出したのだから、足りないのは自信だけ。もう一度、落ち着いて何をしたかったか、何の目的だったのかを考えること。深呼吸と暖かい飲み物を飲んで、1時間後にまだパニックしてたら連絡してね。」と言って終わります。もう一度電話があったことは今まではなし。

ここまできて、ジタバタしても仕方がないので、自信を持って進めてほしいと思います。

平行して3年生のゼミでも、卒業論文に向けた取り組みを本格的に始動させました。前期にミニ論文を作成した延長上のテーマ、全く別のテーマもありますが、ほぼ11人全員のテーマが決まりました。すでにそのための指導を開始した学生、インタビューの承諾を得て来年早々に開始する学生、方法論を検討している学生、様々ですが、ほとんど全員の目標が「9月完成!!!」。ぜひ、実現してほしいと思います。

パソコンは、いつも思うように動いてくれるとは限りません。こまめな保存とバックアップを必ず取るようにしてほしいと思います。

2014.11.27

卒業論文の提出期間が近づいてきました

卒業論文の提出開始(12/8)まで2週間を切りました。4回生はラストスパートに入り、学内の至る所でノートパソコンを開いて作業をしている様子がみられます。学部1回生の頃から数多くのレポートなどを作成してきたスポ健生ですが、「学位論文」の執筆はもちろん初めての経験、論文独特の表現方法や書式に苦労しながらも、パソコン画面と向き合いながら努力を続けています。また、ゼミ生をサポートしてくれる大学院生にとっても、最後の追い込みです。

所属ゼミ生には、「全力で取り組むこと」「あきらめないこと」「妥協しないこと」の3点を徹底しようと既に伝えています。締切が近づくと「これぐらいでもういいか」と弱気な考えが浮かびがちですが、卒業論文は学部4年間の学びの集大成です。残された時間の中で、自らにとって最高の論文に仕上げてくれることを期待しています。

2014.11.26

サービスラーニング事後振り返り

こんにちは。ma34です。

今日は、一回生の基礎演習では、ゼミナール大会の論文締切一週間前ということで、
どのグループも血眼になって頑張っていました。
こちらも、AAさんとともに、よりよい論文になるように一生懸命検討しました。
この時期になって、やっとお尻に火が付いたようで、これからの頑張りを応援したいと思います。

2時間目は、草津東高校、草津市教育委員会とのサービスラーニングに参加した学生と
事後振り返りの時間でした。
体調不良で欠席した学生が多かったので、小規模な振り返りの時間となりましたが、
小規模だからこそ、ざっくばらんに、かつ自分自身の問いを深めることができたように思います。

面白かったのは、
学校現場の先生は、どんなときに「怒る」(しかる)のか?ということ。
子どもたちに怒ることができない、と悩む学生に、ある先生がこうおっしゃったそうです。

その先生のつぎのようなポイントを教えてくれました。
 1.誰かを身体的に傷つけたとき
 2.誰かを精神的に傷つけたとき
 3.集団の和を(故意に)乱したとき

学生にとっては、「逆に言えば、この3つに当てはまらないときは怒らなくてもよい」と考えると、
怒る・叱るポイントが絞れて、メリハリがついてよいと感じたそうです。

また、そうした意見の後には、叱るときには集団のなかで伝えたほうがよいのか、
その子を一人だけ個別に呼んで叱ったらよいのか。。。という問いが話題になりました。

実習の中で出会った先生を思い出して、なぜあの時には集団で?なぜあの時は個別で?と
共有しながら、こういう場合には全体なのでは?こういう子どもだったら個別なのでは?と
具体的に場面を想定しながら語り合えていました。

同時に、今回の実習での大きな学びは、自分はまだまだ成長中であること(できないこともある)を再認識したことのようです。今後、また現場での学びの機会をたくさん持ちたいという言葉と、そこで今回見ていなかった(意識していなかったポイント)を今度はしっかりと見てみたいという思いが聞けました。

彼らが今回のサービスラーニングの実習や振り返りを経て、次の学びをどのように展開させていくのか、楽しみにしたいと思います。

ma34.


2014.11.25

ボストン2

Hassyです。

Izumi学部長のゼミ生の板庇君が見事ボードセーリング(ウインドサーフィン)のインカレ(at 沖縄)で3連覇を達成されました!おめでとう!!
 https://www.ritsumei.ac.jp/shs/news/article.html/?id=105
私も学生時代、同じ競技をしておりましたので、その凄さはわかるのですが、特に全レースで1位というのはとても凄く、いかに彼が秀でた選手であるかを物語っています。
Tabataプロトコルで培われた心肺機能の亢進が加味したのでしょうか?
年度末には団体戦もあり、去年はかつての私の所属部が本学を僅差で下して初優勝しましたが、今年はどうなるか、楽しみです。

さて、そんな熱い沖縄に対し、アメリカでは全土を寒波が襲ったようです。

以前のブログでもお伝えしましたが、今月初めにボストンでの学会に参加した際には降雪しましたので、今は更に寒いでしょう。
そんなボストンでは、MITやハーバードに足を運びました。

同行した東田先生のご友人で、現在MITの高分子工学のビッグラボで研究留学されている山形大の中林先生にMITをご案内頂きました。

その研究室では、ドラフトチャンバーのガラス壁にマジックで化学式が実験ノートの様に書かれてあり、非常に興味深かったです。

また、MITでは、利根川先生の研究施設もあり、今回、中林先生の知人で、Tonegawa labでポスドクをされている奥山先生にご案内いただきました。

ともかく研究員や技官などのスタッフの数、扱っている実験動物などの規模は、「凄い」としか言いようがありません。
世界から優秀な人材が集まり、instituteの至るところでディスカッションが活発に行われ、「あっ、彼は最近Nature誌で◯◯を発表した人」「あっ、彼はCell誌に◯◯の論文を出した人」と紹介されます。

脳科学研究ですので、テラスもあり、ここでも色々と思考を深めていくようです。。。
非常に刺激的な見学でした。
中林先生、奥山先生、ありがとうございました。

ハーバードでは比較動物学博物館に行ってまいりました。
鉱物や植物、民俗学など、その規模は大学所属の博物館とは思えない充実したものでした。

我々のような2足歩行と4足歩行ape、跳躍に長けた動物、動きの違いが大きいですが、そうした筋活動とエネルギー代謝の関係性も分担関与する研究テーマです。
こうした骨格に魅入ってしまいました。