[ 2025年07月 ] の記事一覧

2014.11.04

論文査読、添削、査読・・・

Hassyです。

現在ボストンに学会出張中です。
この様子は次週にでもお伝えできればと思います。

ここ何ヶ月か、週に数本のペースで論文査読の依頼が来ます。
基本的に論文の原稿を著者が各雑誌に投稿すると、雑誌の編集委員がその専門性から2,3人の査読者を選出し、その査読コメントに基いて、担当編集委員は論文の採択の是非を判断します。

通常、この査読期間は2週間で、その間、関連論文などに目を通しながら、論文の内容を確認していきます。
ただ、専門性といっても、「代謝」などのキーワードが合致していてもその範囲は広く、関連分野をかなり勉強しないとしっかりとコメントすることができないので、やはり私のキャパでは週にこなせる査読にも限界があり、最近はかなり依頼を断っております。
その場合、他の適任者を推薦してお断りすることが殆どで、なかなか心苦しいものです。。。
また、担当の編集委員や、論文が著者から投稿された日付はわかるので、それから日数が経って自分のところに回ってきた査読依頼なんかは、「◯◯先生のところに行った査読依頼が断られて、推薦で自分のところに来たかな?」なんて裏事情を察したりもするものです。笑

こうして分野内の専門家間で査読しながら、発信され得る論文をよりよいものになるようにコメントしあって、分野の発展に寄与していこうという体制がとられています。
これはpeer reviewと言いますが、当然自分たちも、自分たちの論文執筆などの業務(本業)があるわけで、なかなか論文査読の負担は厳しいものがあります。
(論文投稿や論文掲載にはコストがかかりますが、論文査読に関しては、査読者は無報酬で行います。まあ、、報酬があれば、、、という問題でもないですが。。。)

私個人的には、コメントを英文で返すことに関して結構な時間を費やしているので、このあたりの実力がもっとついてくれば、もう少し負担が減るのかな?と思っています。
そうするともっと経験を積んで、、、という元のサイクルに。。。(汗)

でも、やはり査読の醍醐味は、まだ公表されていない最新の研究成果に触れることができることと、査読結果では、他の査読者の見解・コメントも見れるので、やはりそこからの情報量はとても貴重であることでしょうか。

そうこうしているうちに、頑張っている卒研生たちから、卒論の添削依頼が出始めました。
とても喜ばしいことです!
できるだけこちらの方に労力を費やしたいと思います。



2014.11.03

icSPORTS

10月24-26日に、ローマで開催されたicSPORTSという学会に参加してきました。昨年から始まった学会で今回が2回目です。この学会の特徴は、スポーツ工学に関する研究とスポーツ科学に関する研究がコラボレーションするような学会です。参加者も両分野にまたがっています。

 

興味深いことに、学問体系が異なると言葉の使い方、定義のされ方も異なっていることがあります。当研究室からもポスドクの【本J】さんとM1の【横I】君が発表しましたが、事前の発表練習会で、お互いに研究室で開発したiSSACマシーン(詳細は別の機会に)の説明でも、工学の表現で話をする【本J】さんとスポーツ科学の表現で話をする【横I】君との対比が興味深く、むしろ当方の研究室自身も、工学とスポーツ科学の融合が求められていることを再認識しました。

 

話をicSPORTSに戻すと、この学会と同時期に、Cardiotechなどの生理工学的な学会が4つほど、同じ会場(ホテル)で開催されていて、お互いに聴講することが可能なシステムになっています。できるだけ近接領域の研究者をあつめ、融合させ、新しい知を創造することをねらいとしているようです。上手な学会運営でもあります。実際に、icSPORTS以外の学会で参加している日本人研究者とポスター会場で出くわすことがありました。

 

学会では、「超音波エラストグラフィーを使った筋腱の粘弾性特性計測」、「運動特徴量抽出法によるスポーツパフォーマンス向上への応用」などの講演がありました。前者は、超音波エコーを利用した超音波振動によって、筋の固さの変化をみるというもので近年盛んに行われてきて、筋-腱バイオメカニクスの研究を発展させてきています。後者は、身体動作を特徴的な運動に分ける手法(どれぐらい分けるかは運動の内容、個人によって異なる)の説明がありました。もちろん、特徴分けされた運動は合計するともとの運動になります。この手法を使って、アルペンスキーの上級者と中上級者の動きを比較し、両者の特徴量で大きく異なる動きを明らかにします。その上で、中上級者の動きを上級者の動きに入れ替えて、全体合計の動きに再変換します。そうすると、中上級者の今の動きと、今後改善可能な動きを示すことができます。発表者に、「現場ではこのアプローチはどのように使うのですか?」と質問したところ、まずは、新しく構築した動き(スティックピクチャーの動画)と今の動きの比較をみせて、目標動作を示すとのこと。科学的な動作改善の新しいアプローチと感じました。

 

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

SSACマシーンの発表をした【本J】さんと【横I】君が、到着した日に、スーパーで「Issac」とラベルのついたビールを発見して興奮していました。さらに彼らが宿泊した部屋が139号室(ゴロで読むとアイザック)。強い意識がなせる技か、偶然か。いずれにしても関心が高い時には、こういうことは重なりますね。

サンピエトロ寺院のドームから眺めたローマ市内の雰囲気は圧巻でした。全体の家屋、森、人が織りなす雰囲気はさすがです。「ローマは一日して成らず」を感じました。

【忠】






2014.11.02

アメリカ便り (4): Halloween!

皆様、おはようございます。
久しぶりにアメリカの事について書きたいと思います。
ワシントン D.C. では、気候の変化が激しく、
夏日の日もあれば、今週末は最高が10℃以下の日もあって、
なかなか体調に厳しい日々が続いています。

こちらは「紅葉」というよりは、「黄葉」という感じですが、
大学の中も一部紅葉し、日本の秋を思い出させてくれます。



さてこちらでは、金曜日 (10/31) に Halloween が開かれました。
日本では、徐々に広まってきていると思いますが、
さすが Halloween の本場アメリカでは、様々な衣装を身にまとって
子供たちが、Trick or Treat と言いながら、
お菓子をもらいに、楽しげにアパートを回っていました。
私も、お菓子を準備して、子供たちを出迎えました。
(今年は、亀のコスチュームが人気のようです。)



子供たちの元気な姿を見て、ハッピーな気持ちになった一日でした。
(一方、経済効果もなかなかなもので、この記事では、
アメリカ全体では、7500億円程度の経済効果があるとの予測もあります)
http://www.cbsnews.com/news/halloweens-growing-economic-impact/

それでは、また。失礼いたします。
良い休日を

<<街でよく見かける英語表現#4>>
こちらでは買い物をして、お金を支払うと
"Have a good day! "と言ってくれることが多いです。
day の最後で、イントネーションを上げるのがポイントです。
非常に安らいだ感じにさせてくれる良いフレーズです。
言われた際には、"You, too" というのも忘れずに。

2014.11.01

“三方良し”の学園祭!

11月1~2日は、びわこ・くさつキャンパスで学園祭が開催されています。

今年の学園祭のテーマは、“三方良し”…
三方良し(さんぽうよし)とは、近江商人の行動哲学で、 「売り手よし、買い手よし、世間よし」という商いでは大切な考え方です。この考えを学園祭に置き換えて、「企画者よし、来場者よし、世間よし」という方向性で、今年の学園祭が開催されています。

しかしながら、あいにくの天候で…


ステージパフォーマンスも当事者はノリノリなのですが、観客は寂しく…














































立命館大学飛行機研究会は、大学で得た知識や技術を活かし、「鳥人間コンテスト」にも出場しています。

























明日は、フィナーレに、花火を打ち上げるようです。
結構な規模です!
ステージツアーのみならず、文化系サークルが室内で様々な工夫を凝らし、自分たちの活動を紹介します。是非、キャンパスに足を運んで、学生の成果を見てあげて下さい~

https://www.ritsumei.ac.jp/rs/category/tokushu/141028/outline.html/

Jin



2014.10.31

“傍観”という行為…

「傍観は差別である」という言葉が示すように、障がい者差別に遭遇した際、その場から立ち去らずとも、「自分は何もしていない、見ていただけだから悪くない」という傍観行為が、無意識に差別を生んでいると認識している人は少ないのではないでしょうか。
他者の視線が気になる、声を発することで自身が周りから異質と受け止められる、理由は様々だと思いますが、傍観という行為がなぜ生じるのか、その原因や傍観の理由を解明しない限り、障がい者差別が減ることはありません。

パラリンピックが報道番組で取り上げられたり、テレビドラマで障がい者にフォーカスを当てた番組が放映されたりすることによって、人々の障がい者への好意的な関心・態度は、ある程度、高まっているのかも知れません。しかしながら、このような事象は、本当に障がい者理解や障がい者差別をなくすことにつながっているのでしょうか。過去の研究でも、介護等体験により大学生の障がい児者観が肯定的に変化することが明らかにされていますが、その肯定的な態度が障がい児者に対する「理解」と直截結びつけることは困難だと述べています。

そもそも「障がい者理解」とはどういうことでしょうか。障がいについて何も知らない「無知」である人と、障がいに関する記述的な知識をもっていながら、障がい者差別が生じている場面で傍観する人との「障がい者理解」の認識にどのような違いがあるのでしょうか。

これまで、「障がいは個性である」と認識するように方向づける教育は、障がいに対する蔑視を軽減させたかも知れないが、障がいに対して否定感情を持つこと自体を児童・生徒に禁じるかのような風潮も生み出しました。言い換えれば、この教育方針は、児童・生徒から障がい者の存在を遠のかせ、無関心でいることを暗黙に肯定する結果を招いたともいえます。つまり、個性を認めることのみが優先され、障がい者が抱える困難や生きづらさ、被差別対象とされていることへ目を背けてしまうことが、事実の認識や現実を想像する力を奪ったのではないかと感じます。

行動がともなう理解、理解が行動を導かなければ、障がい者差別はなくなりません。「障がいは個性である」という現行の教育方針では、「個性→無関心→障がい者の置き去り→マイノリティという位置づけ→差別」という構図が成り立ち、それが「あからさまな言動」には表れない加害者不在の「傍観」や「無関心」によって障がい者を孤立させてしまう新たな差別を生み出します。特にこれは、知的発達の遅れがなく、外見上では判断がつきにくい発達障がい者により顕著に出現することが予想されます。

障がい者差別に限ったことではありませんが、「傍観」や「無関心」という行為は、加害者不在の差別を生み出します。みなさんも一度、このことについて考えてみて下さい。

2014.10.30

全日本大学女子駅伝4連覇

既にご存知の方も多いでしょうが、先週日曜日に開催された「第32回杜の都全日本大学女子駅伝」において本学陸上部が見事に4連覇を達成しました。過去32回の大会の中で4連覇を達成したのは2校目という偉業であり、来年度は史上初の5連覇に挑戦することになります。

私は専門分野が【トレーニング科学】ということもあり、スポーツ健康科学部がスタートした2010年から選手のトレーニングやコンディショニング分野で関わらせていただいています。チームスタッフでなくあくまで外から見た印象でしかありませんが、部員達の言動に教員の私が勉強になったり、感銘を受ける場面にこれまで度々遭遇しています。部員達の最も素晴らしいと感じる点は、惜しくもメンバーから外れた選手や故障が原因で十分に走ることができない選手の振る舞いです。高校生の頃から全国でも有名だった選手も多く、誰もが全日本大学女子駅伝での優勝メンバーを夢みて入部をしているはずです。けれども、先日の大会においても実際に走ることができたのは6名のみ、それ以外の選手はレギュラーメンバーをサポートする立場となります。特に、これまで順調な競技生活を送ってきた選手、本来実力があるにも関わらず怪我のため思うように実力が発揮できない選手は、現状を受け入れ気持ちを整理することが難しいでしょう。しかし「当日走ることができなくても、直前の記録会で良い結果を残しチームに追い風をもたらす」「怪我で練習ができなくても前向きな言動でチームを盛り上げる」など、個々のメンバーが今の自分にできること(やるべきこと)を率先して行っていることがよくわかります。特に上回生がこれらを十分に意識していますので、「皆で戦う」という思いがチーム内に浸透しているように感じられます。各年代の主将が中心となり試行錯誤を繰り返し作りあげてきた「伝統」でしょうが、なかなか容易にできることではありません。

このようなチーム作りの背景には、指導者の影響も大きいはずです。指導者が普段からこれらのことを大切にされているのでしょう。そして、その意味を部員が理解し自ら行動することで、強い意識をもった集団が形成されているのだと思います。

競技スポーツの世界では、努力をしていても思うように成果が出ないこともあります。自分の不運を嘆くことがあるかもしれません。けれども、そういった時こそ、その人の真価が問われるように思います。苦境を乗り越えた学生諸君が、競技成績だけでなく、自己に対する自信を高めて人間として大きく成長してくれることを強く願っています。

次年度の5連覇への挑戦、応援しています。

2014.10.29

ゼミ生と子どもたちの出会い・かかわり

こんにちは。Ma34です。

少し前となりますが、先々週の日曜日、宇治の莵道公園にて開催された『冒険遊び場 うさぎはらっぱ』に、ゼミ生とともに参加してきました。

 

『冒険遊び場』とは、遊び場を無くした子どもたちのために、安心安全な空間、ゆったりと過ごせる時間、そして異年齢で学び遊びあえる仲間(この3つの「間」)を大切にした空間を提供できないか、という思いをもった全国の親御さんが、いろいろな地区で開催している手作りの遊び場です。

 

昔遊びのベーゴマやけん玉、手作りの「マンカラ」、手作りの大八車、ロープを木にはりめぐらされた空間、ハンモック、のこぎりで木工ができる空間、スケボー・・などなど、様々な遊具を手作りしたり用意しています

のこぎりも、ロープも、少しの怪我は遊びにはつきもの!と考えて、できるだけ子どもたちが挑戦できるよう、大人も見守っています。

 

こういう場に参加したゼミ生3回生。彼らは、幼児期や小学校低学年の運動能力の低下や、運動プログラムについて、文献研究を進めています。けれども、実際に、そのくらいの子どもたちに出会うこともほとんどなく、実感がわかないようです。そこで、今回の参加となりました。ゆるやかに自由に遊んでいる子どもたちとまずは仲良くなること、そして自分たちの持ってきた運動プログラム(遊び)を展開することが赤沢からの指令でした。
 (反復横跳びゲームと、しっぽとりをしました。)

 

今回の参加だけでは、論文で必要なデータも何もとれませんが、とりあえずは子どもたちと大学生がふれあうことが一番の目的だと思っています。実際の子どもたちの様子を感じて、はじめて自分たちが設定した問題に、本当の問題意識がわいてくると思うからです。

 

子どもたちも、大学生のキレのある動きに憧れをもち、どんなスポーツをやっているの?足が速くなるにはどうしたらいいの?と大学生とのふれあい、かかわりを楽しんでいました。来月・再来月には、「逃走中」をやりたいという要望ももらいました。いつもはあまり出会うことのない世代の大学生を前に、憧れモデルが一つ増えるきっかけになると良いなあと思います。

 

大人側【保護者】も、いつもは体力の限界を感じて、フルに子どもたちと格闘できない分、大学生と子どもたちが遊ぶことで、子どもたちが精一杯体を動かしている姿を見られて良かったという感想をもらいました。

 

 

ゼミでは、この秋にかけて、もう一つフィールドを訪問します。京都市の夜間中学校である洛友中学校の夜間の授業をゼミ生とともに見に行きます。またゼミ生の学びが深まるきっかけになればよいと思っています。

2014.10.28

3回生も盛んに始動しております

Hassyです。

4回生は卒論までのカウントダウンが1日ごとになされており、論文を書き始めている者、データ解析を追い込んでいる者など様々です。

そんな4回生の様子を肌で感じながら、ラボでは3回生が続々と始動しております。
そんななか、Ta28君と3kiさんは、SG先生とHassyラボの院生の8810君とが実施し出した筋活動と認知・判断機能に関する実験をサポートするかたちで、今後、それぞれ性差の影響なども交えながら研究に切り込んで行こうとしています。

8810君は、次年度に博士課程後期課程に進学予定ですが、以前にGOTO先生のブログにあった日本学術振興会の特別研究員に次年度から採用の内定を受けた、研究科を代表する修士院生であります。
そんな院生の実験を補助する過程では、座学では得ることのできない多くのことを学ぶと思います。
また、実際に実験に触れると、関連する論文の読み方も変わってきますし、理解度も格段に上がると思います。
どんどん多くのことを吸収して、また自分たちで疑問点や課題、興味を挙げていき、それを解決して行って欲しいと思います。

私もどのような結果が出てくるか、楽しみです。

2014.10.27

我孫子さん(女子棒高跳選手)

先日、2012年ロンドンオリンピック女子の棒高跳出場選手である、我孫子智美さんが、研究室に来てくれました。10月前半に開かれたインチョンでのアジア大会で見事に銀メダルを獲得され、その報告に来てくれました。

 

我孫子さんは、高校時代から棒高跳びを始め、大学、社会人と記録を伸ばし、オリンピック前の日本選手権で、4m40cmの日本記録を樹立されています。2010年の学部開設の夏頃に、トレーニングと栄養についての相談を受けたのをきっかけに、折々に顔を出してくれています。2010年の頃は、夏にばててしまうので、その時期の栄養補給について、海老先生から指導を受け、さらに身体作りに本格的なウエイトトレーニングの導入を湯浅トレーナー(スポーツ強化センター)から受け始めた成果もあり、見事にオリンピック代表に選ばれました。

 

オリンピック以後、体調面、ケガのこともあり少し停滞していた時期もあっただけに、今回のアジア大会での銀メダル獲得は、非常に明るい結果です。これからさらに記録を伸ばして、来年の世界選手権、2016リオデジャネイロオリンピックの代表を射とめて欲しいものです。

 

トップアスリートから信頼され、しっかりとサポートできる人材と環境を整えることも、当方の使命です。これからも多くのアスリートが相談に集ってくれるのを楽しみにしています。

 

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

オープンゼミデイがあり、いよいよ次年度のゼミ選択へ向けてのプロセスが始まります。自分のキャリアと重ねても良し、自分の進めたい研究を対象に選ぶのも良し、苦手な分野を敢えて選ぶのも良し。いずれにしても、素晴らしい先生方ばかりですので、最終的に決まったゼミが最適と考えるのが良し。

【忠】

 

 

 

 

 

2014.10.26

スポ健な人 (16)

10月もあっという間に終わりが近づいてきましたが、
皆様、いかがお過ごしですか。

今週も、前回に引き続き、スポ健で頑張っている学生を紹介したいと思います。
今回、紹介する学生は、Ayami さん です。
Ayami さんは、現在博士前期課程 M1で、
藤田研に所属しています。

彼女は、GAT プログラム による ATC 取得を目指していて、
今回の休暇に、フィリピンに留学していました。
語学留学というと、アメリカやカナダというのが頭に浮かびますが、
フィリピンも、費用面や学習面の充実から注目されています。
ちなみに、日経新聞の記事 にも取り上げられています。

それでは、Ayami さんにインタビューです。
Q: 「留学プログラムの内容について教えて下さい」
A: 「フィリピン・セブの語学学校に4週間の留学してきました。プログラムは、 
  TOEFLのコースで1コマ90分のレッスンを平日6:40~20:35です。主にTOEFLの
  Listening、Reading、Speaking、Writingの問題を解きながら先生が解法を
  詳しく英語で説明してくれます。基本的に毎日各授業で課題が出されるので、
  授業外も自習の時間に当てていました。」

Q: 「なぜ留学しようと思ったのですか?」
A: 「今まで自分なりにTOEFLを中心に英語を勉強してきましたが、
  スコアがなかなか伸びず、フィリピン留学をした友達から勧められて
  留学をすることを決めました。また“英語を話すこと”に抵抗があったので、
  フィリピンで勉強しながら楽しく英語で会話したいと思ったのがきっかけです。」

Q: 「留学プログラムの成果はありましたか? 」
A: 「私がこの留学を通して感じるのは、TOEFLのスコアの向上です。
  毎週週末にTOEFLの模試を無料で受けることが出来るので、
  自分の英語のスキルを毎週確認することができます。
  また韓国人や台湾人の友達が出来たので、英語で会話をすること対する
  抵抗が少しなくなったと感じます。」


(写真左手前が Ayami さんです)

Q: 「将来の目標について教えて下さい」
A: 「TOEFLの目標スコアを取り、GATプログラムでATCを取得することです。
  ATCを取得後は、錦織選手のような世界でプレーするテニスプレーヤーを
  サポートするトレーナーになりたいです。また、大学院での研究と
  GATプログラムを両立できるように勉強を続けていきたいと思います。」

Q: 「最後に後輩・受験生へのメッセージをお願いします」
A: 「私はATCを目指そうと思ってから具体的な行動に移すまで
  すごい時間がかかりました。でも明確な目標が出来てからは、
  すべて自分の夢のためと思い、諦めないで努力出来るようになりました。
  学部生、受験生の皆さんにも自分が夢中になれる目標や夢を持って
  大学生活を過ごしてほしいです。」
Q:「ありがとうございました。」

Ayami さんには、ぜひ ATC を取得して、
グローバルに活用するトレーナーになってもらいたいものです。
それでは、また。失礼いたします。
良い休日を