[ 2025年05月 ] の記事一覧

2013.08.26

北海道マラソンのHP

大阪では、連日の猛暑日の記録を更新しています。こうも暑いとついつい涼しい北の大地へいってみたくなります。

 

ご存じのように、昨日、北海道マラソンが開催されました。

 

立命館大学は、この北海道マラソンをサポートしています。

 

是非、HPをご覧ください。

http://aa1052mk2h.smartrelease.jp/2013/

 

「レースに役立つ情報」をスポーツ健康科学部の4名の先生方が解説してくれています。

 

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

今週は、日本体育学会第64回大会が、8/28-30、立命館大学びわこくさつキャンパスで開催されます。この分野では最大の学会で、約3000名を越える参加者が集います。暑さに負けない熱い議論で、この分野の最先端の研究成果が議論されます。

【忠】

 

 

 

2013.08.25

「不可能性!?」に思いを巡らせて

824日、家族で御殿場・冨士霊園に行ってきた。過日、石巻帰省の帰り道にも墓参りをしたばかりだったが、今回は、妻の母親の「13回忌」に合わせてのことだった。   

御殿場周辺は富士山の世界遺産登録に沸いているようだが、私たちの話題は、「いつまで富士の姿を眺めることができるのだろうか?」というものだった。再来年の同日、妻の父親の「13回忌」の墓参りが済めば頻繁に御殿場を訪ねることもなくなるだろうということがあるが、それ以上に、専門家の間で「噴火秒読み」の懸念が深まっているということで、「現在の富士山が何時まで続くのだろうか? 世界遺産登録している場合なのか?」と「脅威」さえも増してきているからだ。

実際に様々な「噴火の前兆」が現れているという。富士五湖の1つの河口湖の水位が今年になって3m以上低下し、その理由が、岩盤に亀裂が出来て地下に流れ込んでいる可能性もあるという。富士山頂から北東に5kmの滝沢林道では、長さ300mにわたって地割れが発見されている(本学名誉教授・安齋育郎先生を囲む「種の会」例会での「話題提供」による)という。そんな中で、私が一番関心を抱いたのは、「西湖の洞窟に棲むコウモリが一斉に逃げた」ということだった。何故か? 東日本大震災に際して、最大の被害を出した市町村の1つ岩手県・大槌町の漁師の話として記されている「魚は津波から逃げていた」ことと符合するからだ。

吉里吉里の漁師・田中耕一郎さんは三陸沖でトロール船で漁をする。漁場に着くと網を下ろし、親潮に逆らって船を北上させる。親潮にのって動く魚はこの時に網にかかるからだ。3時間網を曳き、網を上げて魚を船におさめ、その後もう一度網を下ろして、今度は船を南下させる。南下する時は、親潮にのって動く魚と同じ方向に向かうので、多くの魚がかかることはない。ところが、あの3.11は違っていた。1時間も船を南下させると魚で網はいっぱいになり、網の一部を切って魚を逃がさなければならないほどだった。こんな経験は初めてだったという。普段であれば南下するはずの魚が、なぜあの日に限って北上していたのか? 

津波の後に陸上に打ち上げられた魚は存在しなかったという。魚が知っていたことを、人間は知っていなかった。そして、昭和の「万里の長城」と呼ばれた大防潮堤も、ギネスブックに掲載されていた世界最深の湾口防波堤も津波の一撃で破壊されてしまった(竹沢尚一郎『被災後を生きる 吉里吉里・大槌・釜石奮闘記』中央公論新社、2013年、p.20-24参照)のだ。

私たちには「不可能性」があると認めることが大切。その上で、巨大津波にしろ噴火にしろ、その被害を最小限に抑えるために、私たちに出来ることは何なのか? そんなことを考えさせられた1日だった。  mm

2013.08.24

サプリメントは運動効果を高めるか?

我々の研究室では様々なサプリメントを運動と併用することでの効果について検証してます。

抗酸化物質を含むポリフェノールもその一つですが、その中でも特にレスベラトロールは抗酸化作用のみならず、加齢に伴う変化を抑制する作用も確認されていることから、研究者の間でも大きな注目を集めています。

そのレスベラトロールが、有酸素性運動の効果を逆に抑制する、という記事が掲載されました。
http://www.sciencedaily.com/releases/2013/07/130722071955.htm

高齢者を対象とした研究で、高強度の有酸素性トレーニングは血圧やコレステロールの低下、有酸素能力の向上をもたらしましたが、同じトレーニングをしながらレスベラトロール(250mg/日)を摂取した群ではこれらの改善が有意に減少したそうです。

研究室のポスドクのM君は動物実験で、抗酸化物質の過剰摂取が筋肥大効果を抑制する可能性を示唆した研究成果を論文として発表していますが、筋力と同様に体力として重要な有酸素能力の改善がサプリメントの過剰摂取で抑制されるとしたら、、。

サプリメントの過剰摂取には注意が必要ですし、今後のヒトを対象とした更なる研究が実施され、安全な抗酸化作用を有するサプリメントの摂取ガイドラインの策定に繋がることが期待されます。

satoshi

2013.08.23

「第8回 がんばれ東北!チャリティーセミナー」開催!!

こんにちは。

昨日、東京で「第8回 がんばれ東北!チャリティーセミナー」が開催されました。

このセミナー、収益金を東北の子供たちの明日の元気のために、スポーツ健康科学部が学術交流協定を結んでいるUnited Sports Foundationを通じて活用してもらおうというもので、兵庫県立大学の川上昌直教授が始められました。

昨年、スポーツ健康科学部がUSFと協定を結んだことを契機に、前回からぼくも講師として参加しています。

今回の私のテーマは「NFLに学ぶマネジメント」。
木曜という平日の夜にもかかわらず、130名あまりの方が参加してくださいました。

このテーマ、優れたプロスポーツのマネジメント、ビジネスを通じて、自分の仕事に活きるヒントを学ぼうということです。
業種が異なっても、経営の基本は共通ですから、優れたビジネスケースはいろんなことを教えてくれます。
大切なことは、自らの業種の特性、取り巻く環境を理解し、「顧客の創造」に努めることです。
この「顧客の創造」という言葉はドラッカーが事業の目的を指すものとして述べたものですが、それは、事業は利益の獲得が最大の目的ではなく、利益は結果であって、そこに至るプロセスこそが大切であるという意味であろうと考えられます。
そうしてこそ、企業は社会に貢献できるのでしょう。

そして、何より嬉しかったことは、ぼくが東京で話すということで、東京で頑張っているぼくの教え子たちがぼくの話を聞きに大勢駆けつけてくれたことです。

そしてそこで、卒業年度の違う卒業生同士の交流も深まりました。

教師冥利に尽きる一日でした。
みんな、ありがとう!!

その時の写真と先週お約束した点火した大文字の写真を載せたかったのですが、残念ながら、どうも今日は上手くいきません・・・
これまた来週に持ち越しということで・・・

みなさん、今日も充実したいい一日をお過ごしください。

BULLCO

2013.08.22

T&S 子ども体力測定 続編

お盆休みも終わり、また日常の生活に戻りました。来週はいよいよBKCキャンパスで、第64回日本体育学会が開催されます。それに向けてshine先生を中心とした実行委員会の準備が大詰めを迎えております。


さて、先日もご紹介させていただきました、草津市で子ども運動教室を中心に事業展開されているT&Sさんとの共同研究の夏季集中測定が無事終了いたしました。小学4年~6年の男女40名が参加し、全身のMRI、超音波、体力等の測定を行いました。MRIは動くと画像解析ができないため、10~20分間、じっと体を動かさずにいる必要がありますが、ほとんどの子供たちがその難関をクリアしました。子どものMRI自体世界的にも例が少なく、これだけでも非常に貴重なサンプルといえます。今回の実験は、ゼミ4回生のyuriさん、hikaru君の卒業論文となります。これから解析、論文作成と進めていきます。提出まであと5カ月。あっという間に過ぎてしまいますので、卒業論文完成に向けて急ピッチで取り組んでください。sana


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2013.08.21

「評価」の理想と現実。。。

こんばんは。更新がおそくなってしまいました。
というのも、、、成績評価の締め切りが迫っており、必死でやっているからです。。。
みんなの時間と労力をかけたレポートですので、しっかりと読みたいですしね。

教育評価の研究を大学院ゼミで行っていたため、
評価の客観性の確保や多様な能力の評価が求められる!ということは頭ではわかっているのですが、しかし問題は、やはりそうするためには手間と時間がかかるということ。
それを今、身をもって感じています。

そもそも、レポート一本で評価するのと、毎回の課題やワークシートと最終レポートなどなどで多様な側面から評価するのと、「評定」はそんなに変わらないのでは、とも感じながら。。。とくに、私のレポートは授業の内容に即した課題ですから。
他の先生方と、是非この点をお話してみたいです。
あるいは、学生の自己評価能力を鍛えて、自己評価させたらいいんじゃないか、とも。。。

そんなことを調査してみたら面白いかも、教員の労力も減るかも・・・と思いながら、数百人分のレポートと格闘しています。

わたしの想像以上によく出来ている部分と、みんながあんまり理解できていなかったなあという部分も明らかになります。後期や来年度に改善していきたいと思います。

ma34。

2013.08.20

夏の活動さまざま

 夏休みに入ると、学生たちの過ごし方はいろいろのようです。部活の合宿や3部練で汗を流す学生もいれば、学部のイベントを支えてくれる学生、留学に旅立つ学生など...。ある学生は、朝4時から起きて、蓮の花を摘むアルバイトをやっているようです。この地域、この時期ならではのアルバイトに、興味津々でした。

私も、小学校から高等学校(保健体育)の先生方の講習、高校生や保護者の方への模擬講義、本学の職員さんの研修などなど、たくさんの方にお会いする機会に恵まれています。

さて、来週はいよいよ日本体育学会。田畑先生を大会委員長として、BKCで行われます。刺激多く、実り豊かな場となることを期待して...。

それぞれの夏休み、思い出に残ることをしたいですね。【ippo

2013.08.19

フットサル教室

やはり例年以上に暑いようです。部屋にいても熱中症になりますので、早め早めの水分補給と睡眠と栄養にはくれぐれもご注意ください。

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この猛暑の中、学生、こどもは元気にスポーツに取り組んでいます。でも、くれぐれも無理のないように、本人はもちろんのこと、周りにいる指導者、保護者は要注意です。

 




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先日、BKCジムをのぞくとたくさんのサッカー少年たちが、体育館へゾロゾロと入っていきました。そこで子どもを待ち受けていた一人が、我がゼミ生の【遼介君】をはじめ、スポ健学生。聞くところによると、「こどものフットサル教室」を大学のフットサルクラブが中心となって毎年夏に開いていて、今年は例年以上に参加者が集まりました!とのこと。その理由を、マネージャーの【あやか】さんに聞くと、「昨年は集まりが悪かったので、今年は早い段階から積極的に取り組んだおかげ」とのこと。教育委員会をまわったり、スポ少を回ったり、イベント開催にあたって一番大事な「集客」を心がけたようです。

 

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お兄さんたちの指導で、子どもたちは十分にフットサルを楽しんで帰りました。みなさん、ご苦労様でした。

 


<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

町内会の夜回りを行いました。街灯の故障がないか、不審なものがおいていないか、など町の安全パトロールです。気がついたのが、街灯が、LEDになっていて明るくなっていました。テクノロジーが省電力と町の明かりに貢献してくれているのを実感しました

【忠】

 

 


 

2013.08.18

「8月9日の新しい発見!?」に触れて

帰省中の89日午前中、石巻に隣接する漁港・女川にて「戦没者慰霊祭」に参加した。194589日は、長崎の「原爆の日」だ。しかし、その同じ時に、当時東北地方有数の「軍港」であった女川も空襲を受けている。その時の軍関係の生存者や遺族の方々が「慰霊碑」を建立し、現在でも細々とではあるが「慰霊祭」を行っている。

私たちにとっては思わぬ「因縁」での「慰霊祭」への参加だった。実は、女川空襲の際に撃墜されたカナダ空軍・グレー大尉の「慰霊碑」も女川にはある。

第二次世界大戦におけるカナダ空軍「最後の戦死者」であって、「ビクトリア勲章」も授与された「英雄」だ。そのグレー大尉を伯父とするカナダの研究者と1995年以来交流があって、その「縁」で女川のグレー大尉の「慰霊碑」も知ることになった。

先の「慰霊祭」には、「女川空襲」の際に撃沈された海防艦「あまくさ」の乗組員の方が参列していて、当時の様子を知ることが出来た。私たちが知るグレー大尉の戦闘機は、この「あまくさ」からの対空射撃で撃墜されたようだ。

「慰霊祭」が終了した時、主催者側の事務局長という方に、「実は、私たちはグレー大尉との縁でこの慰霊祭に参加しているんです。」と話したら、「あのグレー大尉ですか? ええっ、どういうことですか?」と、事の外驚いていた。

女川町の広報誌には、「グレー大尉の一件」が詳細に載せられていて、小学校の学習教材としても用いられているという。この「慰霊碑」は、3.11の地震で崖崩れを起こした岬の途中にある崎山公園から、現在は町立病院横の小公園に移設されていて、「東日本大震災」後の、女川町の復興の様子を眼下に見ることになる。  

ところで、「卒業研究」で、「東日本大震災」に関連した「人々の健康意識」を題材として論文を書きたいという学生がいる。「東日本大震災」から2年半になる「被災地」の実情について、石巻周辺の限られた情報ではあるが、しっかり伝えなければならない。と同時に、是非、「実態把握」のために「現地」に足を運んでもらいたいと思う。

校門前の山に避難して、子どもたちは全員無事だった谷川小学校も、津波に襲われた校舎は完全に撤去されていた。震災後、破壊された校舎を曝しながら、グラウンドが「瓦礫集積場」となっていた渡波の石巻市立女子商業高校は、瓦礫はもちろん撤去され、校舎も移転のためにすっかり更地になっていた。津波に襲われるとともに火災まで起こして「無残な」姿を曝していた門脇(かどのわき)小学校は、校舎全体がカバーで覆われていたし、同じ地域の市民病院は、建物がすっかり撤去されていて、周辺には緑の草花が生い茂っていた。一方、仮設住宅での生活は依然として続いているし、街の中心部に人々の姿は少ない。こうした「被災地」での光景に直接触れることも、研究作業としては重要だろう。  mm

2013.08.17

The verdict is..

暑い日が続きますが、皆さん体調はいかがですか?

以前ご紹介した腕に装着するバンド型の活動量計ですが、2種類交互に使ってましたが、結局今も毎日装着しているのはNIKEのFUEL BANDです(写真上)。

個人的には腕時計になることと、その場で現在の活動量や歩数を確認できるのが最大のメリットでした。

また一日の活動量の推移(写真右下)や一ヶ月間の毎日の活動量を確認できる(写真左下、緑のバーは目標の活動量を達成した日、黄色と赤は未達成の日)のも、日頃特に運動していない日が続いている場合は直ぐに正すように心掛けることができるのもフィードバック機能として優れていると感じました。
(日本のナイキストアではまだ販売されておらず、現在のところ国内では並行輸入でしか手に入りません。日本でも近々販売されるといいですね。)

アメリカではこういった携帯型の活動量計を開発・販売するベンチャーも立ち上がっているとか。今後は日本のものづくり技術を結集した健康モニタリングシステムがどんどん開発されていくような気がします。

















satoshi