昨日は大学院博士前期課程(修士)M1の中間報告会がありました。一昨日の1月31日が修士論文の提出期限で、M2は無事に提出したようです。修士の期間は2年間と非常に慌ただしく、コースワークをとり専門性を身につけながら、修士論文作成で2年間の学びの集大成を行います。昨日の中間報告会から、残り354日。あっという間です。
中間報告会にあたって、次のような挨拶をさせてもらいました。
なぜ、研究するの? という原点に戻ってみてください。皆さんが明らかにしたことは、その学問分野にとって、どんな新しいことを提供するのか、さらには社会へどのようにつなげられるのか。また、人材育成で求めている高度な専門性による理論と実践、そして社会への発信を意識してみてください。多くの人に読んでもらえるように論文を発表することは、社会への大きな発信です。同時に、研究は、人が行います。その人が研究を行う基本的姿勢、人柄までが研究に反映されます。学会発表は社会発信の一つで、最新の研究成果を発表する場であり、同時に研究者自身を磨く場でもあります。修士課程では、「全国大会での学会発表する」ことを修論提出の要求水準にしています。いま、から計画的にいつ、どの学会で発表するのかを意識してください。
また、今後のキャリアについても、次のように話しました。これからのワークキャリア、ライフキャリアを見つめてください。人生は一度きりの片道切符です。ただし、切符を買い直すチャンスは何度もあります。しっかり見つめてください。このことは、この間、研究に対してどう向き合ってきたのか、何を明らかにしたいのかを突き詰めてきた進め方と同じことです。是非、研究、キャリアともに今後もしっかり積み上げてください。
M1を含めて研究科の研究が社会へ発信され、貢献することが大いに期待できる中間報告会でした。
【忠】