[ 2025年05月 ] の記事一覧

2013.01.23

教えることの難しさ

おはようございます。ma34です。

昨日、moza先生のお腹は大丈夫だったのでしょうか。

私も昔、お腹を壊して医者にかかったとき、
「何か悪いものでも食べましたか?」と聞かれ、
「ええ。でもどれが原因かわかりません」と答えたことがあります。
自分の嗅覚や味覚で、「変な味だ!」と感じなければ大丈夫・・・という私なりの法則も
ある程度の確率で外れるので、気をつけなければいけません。

学生・院生の皆さんは、本日から試験日程。
受験生のみなさんにとっても受験本番を控え、大切な時期ですので
くれぐれも真似をしないようにしてください。

さて。
後期の授業が終わり、私自身も授業を振り返る機会が沢山あります。

学部では1回生の「学習科学論」
3回生の「インストラクショナル・デザイン論」を担当しています。

学習科学論では、学ぶ・学習する、ということに焦点を当てて、
学習観が時代によって変わってきていることや、人間はどのような学習能力を持っているのかという根本の話から、学校での学びと日常での学びが異なること、それをどうつなげるか・・・という、学校教育における「学び」について考えてきました。

インストラクショナル・デザイン論では、学習科学論を基盤にしつつ、指導者として「教える」立場から、学習・指導における重要な要素を学びました。とくに、学習者のつまずきを丁寧に把握して、授業展開を組んでいく必要性や、学習者の動機を高め、評価にも繋げられるような課題の設定について、グループで考えていく機会を入れました。最後の2週で、グループで考えた指導(学習者分析、課題分析、パフォーマンス課題・評価、発問など)を発表してもらったのですが、私の想像をはるかに超えた、とてもすばらしい発表もありました。グループ間で発表を見合うことにより、刺激も大きかったと思います。

どちらも、教員として改善すべきところは多々ありましたが、
みんなの感想のなかで、こういう感想を頂けて良かったと思っています。

「自分が今まで何気なくしてきた勉強も、こういう意味があったのかと知れて面白かったです。今後も、自分の学習を振り返ることを大事にしていきたいです。」
「教えることは難しい。けれども、子どもが学習を楽しいと思えるような教師になりたい。」
「教師はただなんとなく指導するのではなく、綿密な計画と丁寧な子どもの見とりを行なっていたことに気が付き、改めて教師のすごさを感じ、そんな教師になりたいと思いました。」


自身の「学習」や「受けてきた教育」を振り返り、意味付けすること。
さらに人に「教える」ことは難しいけれども、なにより教えることの楽しさに目を向けてもらえたこと。
この二点は、伝えられたのかなあと思います。

この後期は、この2つの授業を同時期に担当したことで、
私自身が「教えること」「学ぶこと」をより考える時間となりました。
やっぱり教えることは「とても難しい」。上手く伝えられなかったり、思ったように反応が無かったりして凹むことも沢山あるけれど、やっぱり「楽しい」。

しっかり振り返りをして、改善点を明らかにし、来年度の授業に活かしていきたいと思います。

ma34.

2013.01.22

入試の時期

ふと電子レンジを使いつつ。。。大学入学時に買ったものだった。。。
と思いだしました。
20年ぐらいたって、無事に動いている電子レンジ。
壊れない、ってすごいなぁ、と思ったりして。
いでに、あっためているご飯は、2011年11月、と賞味期限が書かれていました。。。
壊れない人間って。。。


それはさておき、センター試験も終わり、
入試の時期になったなぁ、としみじみ感じています。
ついでに、これぐらいの時期になると、新入生が入ってくるのも近いなぁ、
と思ってきます。

受験生にとって一番気になるのは合否、だと思いますが、
合否そのものは時の運もあります。
得意だった分野が出題されればラッキーですし、
苦手なところが出てきたら、がんばるしかない。。。

思い起こせば20数年前に、入試を受けていました。




ちょうど大学への進学率も上昇して、人口も多いベビーブーマー世代ですので、
浪人している人も多かったなぁ(私も含めて)、と思います。
浪人生向けの予備校がだいぶ大きな勢力を持っていました。

思い出話ではなく、思うことと言えば、
その頃、周りとも話をしていましたが、どんな勉強をしたいか、
というのは、ほとんど誰も話しませんでした。
むしろ、大学名とつぶしのきく学部によって、
周りのほとんどが進学先を選んでいました。

そう考えると、今はむしろ、何が学べるのか、が問われていますので、
だいぶ変わったなぁ、と思います。
とりあえず○○大学卒の肩書を得て就職するような時代から、
××を学んで卒業した!と誇る時代になったのだなぁ、
と実感しています。

しかし、入試の勉強って覚えるばかりで、
なぜ覚える必要があるのか、
の答えが、
大学入学のため、
というものだったから、
だいぶ嫌いだったなぁ、
と思いだしたり。

だいぶ、散文的??

色々思い出話を書きたくなるのも、
きっと不惑で、数えで見ると大厄の年だからに違いない。。。

ということで、入試で思った事をつらつらと書いてみました。
ではでは。

PS:先ほど20年物のレンジで温めた1年物のパックのご飯は、
ちょっと粘土みたいな古米の匂いがしていましたので、
スープに混ぜて食べてみました。
みなさんも試すのであれば、自己責任でお願いしますね。

2013.01.21

スポーツ井戸端会議

立命館大学にはストレングス&コンディショニングコーチ、アスレティックトレーナーが大学スポーツの競技力向上に貢献してくれています。彼ら・彼女たちの勉強会として、立命館アスレティック研究会が今から5年ほど前に始まり、昨日10回目を迎えました。

 

20130121-1.jpg回数を重ねてきて、学内外の同様な仕事をしている専門家、学生・院生も参加するようになり、スポーツの競技力向上に携わるものたちの井戸端会議というイメージを持って、研究会の名称も、Sports Performance Enhancement Communityと改名しました。

 

昨日の研究会では、基調報告として、昨年のロンドンオリンピックに参加した女子棒高跳の我孫子さん(滋賀レイクスターズ)から、ロンドンオリンピックの報告、筋力強化を担当した湯浅コーチによるトレーニングサポート事例が紹介されました。

 

20130121-2.jpgその後、班に分かれて実践的課題に対するグループディスカッションを行って、スポーツ現場を支えることの理解と情報交換を行っていました。スポーツ健康科学部の学生たちも積極的に議論に参加していて、非常に頼もしく感じました。これからのスポーツの高度化へ、学部での学んだ理論を実践場面でアレンジしながら、選手・コーチに信頼されるサポートができると確信しています。

 

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

先週は、3回生ゼミが最終回でした。一年間の学びを振り返りました。その中で、12名のゼミ生と私を含めて、各個人の良かったところ、改善すべきところをコメントし合いました。私もゼミ生からフィードバックを受け、多くの気づきをもらいました。ゼミ生たちも、お互いのフィードバックを真摯に受け止めており、次へ生かせる良い振り返りができました。

【忠】

 

 

 

2013.01.20

キャンパス禁煙課題を越えて

先週ある日の午前9時前、大駐車場からインテグ・コアに向かう途中、いつも清掃をしてくれているオバちゃんが25センチ四方位のビニール袋を提げているのを、私は見かけました。挨拶がてらに中身を聞いてみると、タバコの吸い殻がびっしり詰まっていました。思わず「これ、何処で?」と尋ねると、建物コラⅠ、コラⅡ、BKCジム、アドセミ、プリズム周辺のポイ捨て(踏み消し)だ、と彼女は教えてくれました。広い範囲ですが、一ヶ所に集められた量を眺めると、その数の多さに驚嘆させられました。

 

20134月からBKC全面禁煙に向けて取り組み中であるのにもかかわらず、この状況で大丈夫なのか、いささか不安に感じるのは私だけではないと思います。キャンパス管理の業務を統括する部局は、健康に関する支援と啓蒙を行う他所の活動と協働し、喫煙可能場所を徐々に減らしています。そして全面禁煙日を漸増させて、「完全」へと慎重にランディングさせるべく取り組みを提案してきています。この歩みは、様々なところに配慮し、十分に意味のある大学らしい取り組みであると、私は評価できると思います。

けれども一方では、冒頭の心配も現実的になってきています。後は、かつての「大学キャンパス周辺への迷惑駐車」問題の場合のように、入学時の「誓約書」提出、違反発覚の場合には学生処分検討、という風に進んでいくしか仕方がないのだろうか、と感じることも最近はしばしばです。先々週の「老ブロガー・ハル先生の記事」と同じ気持ちですが、BKCジムとコラⅡとの間にある憩いの中庭で度々喫煙とポイ捨てを注意してきた経験から、私はそのような感を強めています。

 

喫煙を伴い楽しく談笑しているところに「注意介入」するには「手間・暇かかる」のも事実です。喫煙・ポイ捨てしている人も、一人ひとりは「真面目でおとなしそう」かつ「理性的な」話ができる人の場合が圧倒的に多い、というのも事実です。さらに、一度注意をした後に建物を一周してきたら、その「真面目・おとなしい・素直に注意を受け入れた」と思われた同じ人たちが、足元に踏み消した吸い殻を尻目に新しい煙を燻らせていた、のも事実です。

 

キャンパスを出て街のなかを見渡せば、上記のことと関連する状況に度々出くわします。自動車通勤の途中でのこと、バイクや商用車あるいは工事用車両から煙の出ている吸い殻がポイされるのはよくあることですが、頭文字BやA,V、W,S、Cのような高級外車や国産最上級クラスからも同じようにポイされれば、少し考えてしまいます。「もち物とそれを使う人の品格との関連は、一体どうなっているのだろう」かと。窓ガラスを少し開け、内部の空気が臭わず汚れが残らないように、運転者(多くは中高年者)は慎重に配慮しています。その反面、路上の清掃・始末や後続車の危険・迷惑、それに街中の通行者への危険など、全く予想の範囲外である風に感じさせます。

 

大学キャンパスは社会のなかで空間的に隔離された一定の範囲ですが、その中で営まれる活動内容やその活動主体である学生・院生・教職員は、すぐれて社会からの影響を受けている存在です。禁煙・キャンパス環境づくりに関して、大学内部で大学らしい取り組みをしているにもかかわらず、「街中と同じことが同じ水準で起こっていること」に、私は注目せざるを得ないと思っています。

古いタイプの社会心理学では、個々人が「自己アイデンティティを高めるようにふるまう傾向があること」、「より一層優れた集団に加わろうとする傾向があること」、「参画集団の成績を優秀と知覚・認知する傾向があること」、それに「その集団の助けとなることを行おうとする傾向があること」等々を、社会的アイデンティティの項で教えています。大学がユニバーサル化した段階では、このような牧歌的なことを言っているわけにはいかないのかもしれません。後戻りや進行速度を緩めることは許されませんが、かつての「迷惑駐車問題」と同じレベルには留めたくないと考えて、それぞれの持ち場で運動している人たちは感じておられることでしょう。

今日、自分を中心にして考えている人々が、中心の点や狭い面しか考慮していないことは否めません。同心円的に外へ拡がる幾重もの外層と、逆にできる限り外側から自分自身に辿りきれる「想像力と空間思考力」を磨いていくことも、大学がもっている大きな「教育力」の一つです。その力量を磨かれない、社会からの影響を一方的に持ち込まれた、一時の通過点であると、立命館を参画者自身がとらえてしまうこと、これこそが「禁煙問題」に留まらない、キャンパス環境づくり「運動」が提起している問題だ、と私は思います。

 

【善】

 

 

2013.01.19

定期試験が近づいてきました

本日から大学入試センター試験が始まりました。全国で受験生は約57万人、受験生にとって気が抜けない2日間になります。そういう私も、もう随分前になりますがセンター試験を受けた身です。受験日は大雪で、試験に遅刻しないように相当早めに家を出たことを今でも覚えています。


さて、試験といえば、来週水曜日から後期の定期試験が始まります。後期は、スポ健生に対して【トレーニング科学】という授業を担当しており、来週の水曜日に試験が実施されます。受講生の多くは既に試験勉強を開始しているようで(かなりしっかり勉強しているという噂です)、ここ最近は頻繁に学生が研究室に質問に来ています。用語を暗記するだけでなく、十分に理解をして、自分の言葉で論述できるようにしなさい・・というアドバイスを繰り返していますが、研究室に質問に来る学生から「範囲が広くて試験勉強は大変だけど、勉強が面白いです」という声が聞かれるのは幸いです。


試験まであと数日、最後の追い込みを頑張って欲しいものです。


GOTO

2013.01.18

成人の日に

 今年の成人の日は、雪が激しく降る生憎のお天気(私のいる奈良だけでしょうか)で、折角の晴れの日にと、かわいそうな気にもなりましたが、むしろこれからの長い人生に向け、自覚と覚悟を促す想い出深い日になったのではないかと思います。

成人式は確か奈良時代の1,300年も前から、大人になったことを祝い励ます通過儀礼の一つとして行われてきたと聞いたことがあります。以後、人を頼りとしないで、自ら考え、自ら行い、将来に向かって志を立てることをしっかりと自覚する日であり、責任を持った社会生活を送ることを誓う日であると言われておりますが、四十数年前の我が身を振り返ってみると、"バリケードの中の青春"の真っ直中で、ある意味、時代の波に流された学生生活であったと当時の写真を見ながら反省しています。成人式をむかえた若い人には、意義有る人生を送ることを願っています。(老ブロガー・ハル)

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2013.01.17

運動と健康についてのエビデンス(証拠)その2

  Hamaです。

 それでは今回は、ハーバード大学卒業生の「身体活動と疾患予防」に関する
疫学研究を紹介しましょう。

 そもそも疫学研究とは、たくさんの人を集めて、長い間にその人たちの状況を観察して、
どんな環境でいたり、どんな生活をしていると病気が予防できるかを辛抱強く待つ研究です。

 このような研究はとても価値があるのです!
どうしてかと言うと・・・人にタバコを無理やり吸わせて、観察するわけにはいきませんよね。

 話しが飛びましたが、このハーバード大学卒業生の研究は衝撃的です。

 日々歩いてると寿命が延びるのです。

 具体的には、1日1万歩、毎日歩いていると、狭心症や心筋梗塞になる確率が
約3割下がるのです。その結果、寿命が延びることになるようです。

 これは、アメリカ人のデータなので、日本人にそのままあてはまる訳ではないかもしれませんが、
日本人でもあてはまると思います。

 どうですか??運動したくなりましたか??

 来週は、もっと運動したくなる話をしますので、乞うご期待!!

【今週の1 shot !!】
 とある日の散歩道にてパート2
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yoru.jpg






















【Hama】



2013.01.16

最終日

こんにちは。ma34です。

水曜日の担当ということで、4月の最初より、1回生の基礎演習の様子をアップすることが常になっていました。
今日は、いよいよ基礎演習の最終日。
最後はみんな仲良く、(これまで結構真面目に取り組む時間ばかりだったので)
楽しい時間となるような企画を2回生のオリター・AAさんと考えました。
DSCF0500mini.jpg


クラス論集も、AAさんを務めてくれた平井くんをはじめ、オリターのみなさんのお力で、
素敵なものが仕上がりました。今日はすこしパラパラと見ただけでしたので、あとでじっくりとみんなのコメントを読みたいと思います。

後半は、ゲームと創作。班で何を創ったのかは、秘密にしておきます。
 ゲーム(フルーツバスケット)では、真ん中になってしまった人は一回生の振り返りと2回生への抱負を皆の前で言わなくてはいけないというルールにしたこともあり、白熱したものとなりました。でも、みんな1年間の自分を振り返り、自分の成長も受け止められていたので、教員としては聞けてよかったなあと思います。
 創作では・・・、女子はもちろんのこと、男子のグループが創作のセンス・集中力を発揮していたのは新たな驚きでした。何事も、どんな時でも、「全力で」「楽しむ」ことは大切ですね!
 何を創ったのか気になる方は・・・私をはじめ、関係者に聞いてください。

最後に、思いもかけず、素敵なプレゼントを頂きました。2回生のAAさん、オリターさんからと、クラスの皆から花束を頂きました。
もっと授業として充実したものにしなければ、と反省することも多く、けれどもなかなかうまく進められなかったことに悔しさも抱いていましたので、思いがけないプレゼントに驚きました。
ohana mini.jpg
本当にありがとうございました!
ori-ter mini.jpg













来年度、AAさんやオリターさんとして活躍するメンバーもAクラスから出ていくようです。
彼らをはじめ、皆のさらなる飛躍を期待しています!

っと、その前に、みなさん、試験をがんばりましょう!

写真:上はAクラスのみんな、下はオリター・AAのみなさんです。皆さん、ありがとう★

ma34.



2013.01.15

3回生の1月

さて、スポーツ健康科学部も2010年に開設されてから、
3年が過ぎようとしています。
その間に1期生が3回生となりました。

ちょうど3回生は、12月ぐらいから就職活動に入ります。
12月1日が企業説明会の解禁日。

12月~2月ぐらいの間に、企業説明会に行ったり、
エントリーシートを出したりして、就職活動が進んで行きます。

ちょうど昨年から大きく後ろ倒しになって、短期決戦になったので、
今年も同じ傾向です。

新卒一括採用で大きいのは、
その時期に活動をしなければ、二度と機会はやって来ない、
ということです。





どういう事かというと、
エントリーの機会が基本的には1回なので、
それに乗り損ねると。。。ふと気付くとほとんど選べない、
という状況になってしまいます。

つまり、2月ぐらいが最盛期の説明会に、
できる限り多く行く事、が重要になります。

興味のあるなしはありますが、
興味のある会社は名前の知っている会社に限られる、
という傾向がありますので、
名前の知らない会社も行く事が重要になってきます。

そして、働く上では、会社内の人との相性が重要になります。
1回採用されれば、辞めない限り30年ぐらい働きますので、
30年間の最低でも1日の4分の1を過ごす場所の居心地は、
とても大切です。
居心地の悪いところで無理して毎日過ごすのはねぇ。。。

そんなこんなですが、とりあえず、私のゼミ生は、
何でもいいから行かなければ、という気持ちで活動している学生がほとんどなので、
ちょっと安心しています。

でも、どうにかなるかなぁ、という気持ちも若干あったりして。。。

では、また次週。

PS:小さい字コーナーはネタ切れ。
一般公開できないネタばかり(謎

2013.01.14

教員紹介 その13

20130114-1.jpgコンプレッションウエアは、運動中の着用による静脈環流の増加、疲労軽減効果が見込まれてきた。少し発想を変えて、運動中から"運動後"の着用の効果に注目をして研究を進めている【GOTO先生】。激しい筋力トレーニング後にコンプレッションウエアを着用させると上半身、下半身の最大筋力の回復が速やかに生じます。今まで以上にコンプレッションウエアの使い方の幅が広がる結果を得て、次の研究に進んでいます。「研究はこのように、どんどん先へ先へと進んでいくんですよ」と学生に研究深化のプロセスについて分かりやすく解説してもらいました。コンプレッションウエアの研究以外にも、最新の研究トピックス2つを紹介してもらいました。多くのプロジェクトを並列で実施しているパワフルなGOTO先生ですが、語りはソフトで、明快な論理で研究紹介してもらいました。

 

20130114-2.jpg「スポーツ科学は、理論と実践のギャップを埋めるものである、その上で実践を伴って実証し、現場へ還元することがスポーツ科学の真価でもある。」とスポーツ科学の立ち位置を明確に示した【ハル先生】は、豊富なキャリアと教育経験をお持ちで、まさに学部の"知恵袋"で、スポーツ心理学の専門家です。スポーツを充実させるためには「心技体」といわれるように、心の問題は非常に重要です。身心一如といわれるように心理指標、生理指標は関係します。それを利用してパフォーマンスを高める手法として、バイオフィードバックがあります。【ハル先生】はこの分野の第一人者で、学習、スポーツ、社会的場面に応用して研究を進めてこられています。競技スポーツに関しては、体協、日本オリンピック委員会にも関わってこられ、選手のサポートもされてきました。今後、本学のスポーツ選手もその恩恵を大いに受け取ることができるでしょう。

 

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

今日は成人式。人生の中でも大きな節目です。スポーツ健康科学部の2回生を中心に成人式を迎えていることでしょう。節目節目の時に、自らの今後を考え、方向性を見定め、決意を新たにして、進んで欲しいと願っています。

 

【忠】