[ 2025年05月 ] の記事一覧

2012.12.24

教員紹介 その12

20121224-1.jpg大学からアメリカへ行き博士課程、ポスドク、教員として約18年間在米経験のある【聡】先生は、筋肉のタンパク合成に関する研究です。その研究成果の中から、1)筋タンパク合成はタンパク質摂取でも刺激されるが、タンパク質の種類によって刺激されるホルモンの応答は異なる。2)筋トレによって、シグナル因子(遺伝子発現)が刺激を受けて、筋タンパク質の合成が高まる。その長期的な効果によって、筋肉は肥大する。その筋トレに必須アミノ酸を併用すると高齢者でも効果は筋トレよりも高まる。3)運動強度の設定は、70%RMといわれているが、50%1RMで回数を増やせば効果は変わらない。4)健康バンドを通じたコミュニティづくりなど、幅広い研究成果の紹介を頂いた。この分野のニューリーダーに相応しく理解しやすい解説であった。

 

20121224-2.jpgスポーツ教育の文脈の多義性をテーマに【善】先生は、講義された。文脈の多義性の源泉は、「目的・内容を仲立ちとして、教える・学び取る過程。2つの行為の関わりを実践者として、理論的に考える。」→認識主体と認識主体の二重性・同時性にある。具体的な研究アプローチとしては、教授-学習過程を、①動作・時間研究法、②実験授業研究法、③双方向コミュニケーションなどがあり、それぞれは現実の指導学習場面をそのまま手を加えないで記述するアプローチ、実験的に授業に実験的に手を加えて研究するアプローチ、ならびに情報伝達システムの中での教授・学習過程をみるアプローチといえる。ベテランの教授として、

 

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

1.今年、大学院を修了した佐々木君の投稿論文が、体育学研究に掲載されました。スポーツ健康科学研究科で育った私の研究室初の学術雑誌に掲載された論文です。教え子の論文が載るのは非常に嬉しいものです。 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpehss/57/2/57_11113/_pdf 

2.共同研究を行っている【K部】さんが、カナダでの研究留学から無事帰国。カナダでは1ヶ月で実験を仕上げて論文をまとめる、という世界のトップ研究所のペース、スピード感を体験してきたとのこと。

3.アシックススポーツ工学研究所所長の西脇さんに「スポーツ工学の魅力と製品づくり」で講演してもらいました。融合分野の必要性と強みを聞かせてもらいました。また、オーストラリアのエディス・カーワン大学の野坂先生に、エキセントリック収縮の科学でセミナーをしてもらいました。この分野の第一人者から幅広いアプローチを聞かせてもらい、学生は大いに刺激を受けていました。

【忠】

 

 

 

 

 

2012.12.23

1回生がコロラド州から立命館に感謝

基礎演習Eクラスで担当する学生のうちの一人、伊藤さつきさん(滋賀県水口高校出身)が、現在(12月5日~1224日)、米合衆国コロラド州で練習合宿を行い、US Selection に参戦しています。全日本スキー連盟、第1次フリースタイル・モーグル(C & Jr)遠征の一員として当地に臨んでいます。

行く直前までは1回生ゼミナール大会への論文仕上げと発表準備にとグループワークに、彼女は大忙しの様子でした。発表時に参加できない分のカヴァーをグループメンバーに頼み、その分事前に精力的に動いておこうとする彼女の姿勢には、これからの期待感も含めてとても好印象をもちました。

全日本連盟の派遣する遠征チームのメンバーに選ばれ、いくつかの外国チーム選手と練習・トレーニングやレースで交流・対戦できることは、大学1回生としても、またアスリートとしても、彼女にとってとても刺激になっていることだろうと思います。試合や山籠り合宿で冬場に授業に出ることができない「ウィンター・スポーツ」の学生には、これまでもチョクチョク出会いました。その都度、こちらからレポートを要請するだけでなく、自発的な勉学課題とその遂行結果の提出を求めてサポートしてきました。彼女にも何回か話し合う機会がつくれ、「経験・体験を可能な限り克明に記録し、それを他の人に分ち伝えること」を要請しました。

 

既に向こうから何回かのメールを送ってくれています。「雪は少なく、コースの練習時間が2時間と決められた中ですが、とてもいい練習ができています。けれど、コースといえるコースではなく、ジャンプする台とコブが2、3個あるだけです。オーストラリアチーム、日本チーム、アメリカの地元のチームなどが練習で使うので、2時間と決められています。午前はエアー練習をして、午後は、普通の斜面を滑る練習をしました。そのときの写真を少し送ります(右から3番目が私です)。」

SimgskiItou.jpg

現地に雪がないのも大変だと思っていると、次のように知らせてきています。「コロラドにも寒波がきて、おとといは夜にマイナス22度程になっていました。とても寒かったです。けれど、だいぶ寒さにも慣れて来て、マイナス10度程でも練習中は暑くてウエアを脱いでしまうほどにもなりました。」

その次には、練習の様子と試合への少しの緊張感を知らせてきています。

「練習も順調に進んでいます。いよいよ一週間後になった大会も楽しみです。去年怪我したので、復帰戦になります。今年は大学生にもなり、良い人たちに多く出会えることができました。リハビリでは立命館のいい施設を使わせていただき、とても良いトレーナーの湯浅さんにトレーニングを見てもらうことができていたので、本当に恵まれた環境に感謝しています。復帰戦で良い結果を出して恩返ししたいと思っています。」

 

現地の1219日(水)、Copper Mountain (USA) Ladies Mogulsにおいて、予選は16位で通過、伊藤さんは決勝では7位になりました。6位までが進める「スーパーファイナル」に1つ足らなかった悔しさとともに、復帰第1戦としては良かったという安堵感と立命館の皆さんに対する感謝の気持ちを伝えてきています。

彼女のメールに触発され、FISの配信している試合結果をHPから調べてみました。

選手ごとランク順に、ターン、エアー、スピード、トータルスコアーが一覧になっており、それぞれジャッジしている審判数名の名前が掲載されています。ホウーッ、このように得点化されているのか、1本目と2本目のどこが違ったのか、モーグルを質の違った側面からこのように採点し総合得点にしているのか、という面白さも私には感じられました。遠いところから彼女に教えてもらったようにも感じます。よし、今度帰ってきたときには質問攻めにしてやろう、というところです。

 

【善】

 

 

2012.12.22

高校や企業の訪問を通して

ここ最近、スポーツ健康科学部の紹介や学部での教育内容を説明するために、高校や企業を訪問しています。毎回、学部のパンフレットなどの資料を用いて説明をするのですが、その中で新しい発見や改めて考えさせられることがたくさんあります。スポーツ健康科学部には、「保健体育の教員養成のみを目指している」「高校の部活動で優れたスポーツ成績をおさめていないと入学できない」といったイメージが未だ残っているようです。そこで、立命館大学スポーツ健康科学部では、スポーツ健康科学をスポーツ科学、健康運動科学、スポーツ教育、スポーツマネジメントという4つ領域から幅広く学ぶこと、グローバルな視野とリーダーシップを備えた人材育成を目指していることを説明すると、学部の特徴や目指すべき方向性を理解していただけます。

12月中旬を過ぎ、1期生にあたる学部3回生や大学院生の間でも就職活動が徐々に本格化しています。自分の特性や長所をしっかりとアピールして、1人でも多くの学生が自分の納得の行く進路を決めてくれることを願っています。

GOTO


2012.12.21

プレ・エントランスデーで

先週の土曜日スポーツ選抜入試のガイダンスに参加させてもらいました。スポーツ強化オフィスからの入学までの過ごし方と課題の説明に続く、種子田先生からの「立命館大学のアスリート像」についてのお話は、これから本学の体育会を背負うであろう生徒達にとって、本学学生選手の在り方を説かれたものでした。特に、スポーツの教育的な側面を話され、4年間努力することによって得られたものが、英知となって社会人としての活躍に活かされるものであることを力強く話されました。
 

組織一般に通じるのかも知れませんが、強いクラブの条件をあげるならば"意欲のある学生"とそれに精一杯応えてようとする"指導者"がいることではないかと思います。意欲の在る学生とは、考え創造すること、努力をすること、責任をもつこと、思いやりがあることではないかと思います。そして学生選手には、勝利至上主義・結果主義といった考えを持ってもらいたくないと願っています。ある著名なメンタルトレーナーが言っておりましたが、試合で全力を出すことは、同じ時間と空間を共有する相手に対する敬意と思いやりであり、結果ではない。従って、指導者は勝ち方を教えるのではなく、戦う姿勢を教えるのだと。

 

スポーツを通して学ぶことは非常に沢山あります。その為にもまず最初に、しっかり課題をやり遂げ4月の入学式を迎えてもらいたいと願っています。(老ブロガー・ハル)

 

 

2012.12.20

年末年始のダイエットの続き(でも、風邪やノロウイルスなどの感染症予防にも注意!)

 Hamaです。

今年も残すところ、あと2週間を切りました。


 そして、いよいよ、本格的な寒波がやってきてしまいました。

 

 皆さん、風邪などひかれていませんか。

 ノロウイルス感染も気をつけてください。

 

 予防には、手洗い、うがいが基本です。ノロウイルスは、アルコール消毒では死滅しませんので、石鹸でしっかり手を洗ってください(できれば30秒以上)。

 

 さて、年末にダイエット(体重コントロール)を行いましょう、という話をしていましたが、これだけ寒いと、しっかり栄養をつけた方が良さそうですね。

 

 栄養のバランスが悪いと、免疫力も落ちますから、風邪を引きやすくなってしまいます。

 

 一般に感染症の予防には、十分な睡眠、バランスの良い栄養、そして適度な運動が大事です。冬は、部屋の温度(20度程度)や湿度(50%程度)の管理も重要です。

 

 ちなみに、風邪予防に良いとされる食べ物には、ビタミンCなどの多いみかん、トマト、小松菜、サヤエンドウ、白菜、ゆずなど(他にもたくさんありますが)がいいとされています。

もちろん、タンパク質も十分取る必要があります。

 

 ということで、今回は多少疲れ気味の方に向けて、冬場の感染症予防についてお話ししました。

 

 もちろん忘年会などが原因で、食べ過ぎて体重オーバーの方は、多少食べる量を減らしてください。

 またまた、体重計に乗ってから考えることになりますね。

 

【今週の1 shot!!

  先週の木曜日に健康運動科学領域の大学院生と教員で忘年会を行いました。その時に同じ12月生まれの【真】先生と私の誕生日を祝ってもらいました!似てますかね??
cake.jpg
























2012.12.19

ゼミナール大会ファイナル!!

こんにちは。ma34です。

前回のブログでもお伝えしておりましたが、
先週のゼミナール大会の分科会を経て、
優秀な成績だったグループ(英語部門3つ、スポ健部門2チーム×4コースの8つ)が
今日、ファイナルへと進みました。

私の担当するAクラスは・・・
英語部門で1チームが進出となりました★
Team GUM、英語部門でトップバッターでした。

発表の様子。
presentation.jpg



なぜか私まで緊張しておりましたが、
発表はとても素晴らしく、堂々とした姿が印象的でした。

準備に時間をかけていたことを知っていたので、
いつもの皆の力が出し切れるように。。。と思いながら見ていました。

さすがの出来で、とてもよかったと思います。


どのチームも、しっかりとしたプレゼンテーションで、内容も学ぶべきものがたくさんありました。
伝えよう!という姿勢もとてもよいグループが多かったと思います。

講評では、それぞれの部門の先生から大変貴重なアドバイスをいただきましたし、
それぞれのメンバーがさらに学びを深めていくことが期待されます。

結果はというと・・・みごと、優秀賞!本当にお見事でした。
表彰式の様子です。
やりきった!という表情が印象的でした。

ゼミナール大会までの学びは、一回生のみなさんにとって、
辛いことも含めて、とても大切な経験となったと思います。
仮説を立て、調べ、一つの成果にまとめていき、他者の意見を聞き、修正して発信していく。
その面白さを感じてもらえたでしょうか。

2回生になっても、この経験をばねにしてさらに飛躍してください★
お疲れさまでした!

下の写真は、AクラスのTeam GUMの4名です。
team GUM.jpg

hyoushousiki.jpg









こんにちは。ma34です。

前回のブログでもお伝えしておりましたが、
先週のゼミナール大会の分科会を経て、
優秀な成績だったグループ(英語部門3つ、スポ健部門2チーム×4コースの8つ)が
今日、ファイナルへと進みました。

私の担当するAクラスは・・・
英語部門で1チームが進出となりました★
Team GUM、英語部門でトップバッターでした。

発表の様子。
presentation.jpg



なぜか私まで緊張しておりましたが、
発表はとても素晴らしく、堂々とした姿が印象的でした。

準備に時間をかけていたことを知っていたので、
いつもの皆の力が出し切れるように。。。と思いながら見ていました。

さすがの出来で、とてもよかったと思います。


どのチームも、しっかりとしたプレゼンテーションで、内容も学ぶべきものがたくさんありました。
伝えよう!という姿勢もとてもよいグループが多かったと思います。

講評では、それぞれの部門の先生から大変貴重なアドバイスをいただきましたし、
それぞれのメンバーがさらに学びを深めていくことが期待されます。

結果はというと・・・

hyoushousiki.jpg






2012.12.18

マーケティング

ここのところ、寒い。。。
もう2012年も終わりつつあり、後期授業も残すところ、あと3回。
年々、一年が短く感じるのは、年を取ったからでしょうか。

それはさておき、ふと気付いた事。
タイトルに入れましたが、今までブログを9カ月ぐらいやりながら、
マーケティングについて、書いた覚えがない。。。

専門はマーケティイングのはず。。。

ということで、今回はマーケティングについて、
ちょっと考えてみようと思います。

マーケティングと言うのは、ずっと企業の中で脚光を浴びつつ、
多くの企業で非難されてきている部署です。
なぜならば。。。宣伝したから、と言って、その効果がはっきりとわからない、
ということがあるからです。

当然、営業は売ることで、いくつ売ったか、という成果がわかります。
開発は、開発したものがいくつ売れたか、で成果がわかります。

ところがマーケティングは、
したからと言って、製品が良かったから売れたのか、
それとも営業が努力したから売れたのか、
このあたりと区別がつきません。




そこで、機能としてのマーケティングではなく、
部署としてのマーケティングは、お金を使う割に。。。
と言われてきました。

一方で、機能としてのマーケティングは、
顧客とつながって、顧客の期待に応えつづける事ですので、
これは、どの部署でも当てはまります。

そして、顧客のニーズ(必要性)の半歩先を行くのが良い、とも言われます。
近年、ビッグ・データと言われる大きなデータを扱う分析が流行っていますが、
一方で、行動分析も流行しています。

つまり、顧客の事を理解するために、膨大なデータから傾向を見出すことと、
顧客の日常行動を分析していくことで、顧客の気付いていない必要性を見出していく、
という二本柱です。

これはどっちが良い、ということでもなく、両方とも必要で、
前者を定量分析、後者を定性分析と呼ばれています。

例えばコンビニも、賑わいやついで買いを触発するために、
今の棚の配置になっていたり、どこに置く事で売上がこれぐらい見込める、
という予測データがあったり、と色々知らないところで、
マーケティング活動が行われています。

というあたりで、今回は終わりかな。

ではでは。

PS:さて人気の小さい字コーナー
飲み会メモを見ていたら、記憶の定かでないメモもあったり。。。
それはさておき、看護師が好きになったゼミ生がいるそうな。
制服を着た看護師ってかわいい、と言っていました。

2012.12.17

教員紹介 その11

20121217-1.jpg中高年になると関心事の一番は、「健康」になります、と講義をスタートさせた【真】先生は、もと民間フィットネスクラブで運動指導をしながら、博士号を取得して研究者の道へ。研究テーマは、「メタボ(メタボリックシンドローム)改善」と「サルコペニア予防」。サルコペニアは、年齢とともに筋肉がやせます。その判定のための日本人基準値づくりを行いながら、健康関連指標の計測をもとに簡易推定式を作成。現場で利用しやすい形にして、サルコペニア予防のために各地で測定会を実施。今後は、運動指導者自らが、体力測定法や運動プログラムの開発に関する調査・研究。研究成果を社会に発信して、世界を健康にすることが願いである。

 

20121217-2.jpg水泳歴15年以上で、泳ぐのが得意な【哲】先生は、1)ヒトの立位制御、2)高齢者の転倒予防のための補助具の開発が研究テーマ。人間の立位は、非常に不安定な状態にあるが、より長時間立位姿勢を維持できる。それは人が特別な制御を持っているのではないか?という観点で研究。さらには無感ノイズを与えると確率共振により筋出力が高まり、身体機能が良くなるという現象を利用した補助装具の開発にも着手。研究に対する考え方は、リスクと社会への貢献をしっかり天秤にかけ、社会への貢献が認められてからはじめるべきことを、レオナルド・ダ・ヴィンチ『まず、はじめに最後を考えよ』を引用して強調してもらいました。

 

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

企業説明会が花盛りです。先日、衣笠キャンパスでミズノ()の説明会に出かけました。担当の方に時間を取ってもらいスポーツ健康科学部の説明をしたところ、「ただスポーツを勉強する学部ではなく、スポーツを多面的に見つめ、様々な面からスポーツを学ぶことの出来る、新しい学部なのだという印象を受けました。『グローバルな視野』を大切にされているということから、今後弊社でも活躍していただける学生さんにお会いすることが出来るのではないかと、楽しみにしております。」とコメントをもらいました。でも人気企業で採用はかなり厳しい。一人でも二人でも、突破して欲しいものです。

【忠】

 

 

 

2012.12.16

高大連携劇場に出合う

昨日、15日(土曜)は久しぶりにダブルヘッダーの仕事をしました。午前中はBKCで「プレ・エントランス立命館デー」、もう一つの午後は大阪市中央体育館(会議室)で「入試説明会+ミニ講義」でした。

 

前者は、早い時期の入試企画で既に立命館大学スポーツ健康科学部への進学を予定している人達に対して、残す高校生活を有意義に送りかつ大学での学びを前提とした準備を確実に行ってもらうべく開催しているイベントです。8割以上の人達がオープンキャンパス企画で既に本学部に訪れています。だから、12回生での学びをより一層深くイメージし、それへの準備を具体的に要請すること、に重点を置きました。学部カリキュラムの概要や学びの流れを私が説明したのち、2回生のヒライ君と1回生のヒビ君が登壇してくれました。

SIMG_7878Hirai.JPG

 特にヒライ君はインターンシップの体験談を、ヒビ君は高校での学びを総復習することが大学での学習伸展にいかに結びついているかについて、様々にチャレンジしたり失敗したりしたことを、ユーモアと少しの厳しさを加えてガイダンスしてくれました。(写真はインターンシップの体験を話してくれているヒライ君です)。

 

後者のイベントは、体育進学センターが体育・スポーツ・健康系の大学・学部に呼び掛けて開催する「大学参加型の入試説明会+ミニ講義のアラカルト」です。大阪会場では本年度3回目、1213の大学から参加、パンフ類や入試願書の配布だけでなく、ブースに分かれて各大学の職員や教員が来訪者に説明する光景が盛況に繰り広げられました。主催者の話ではこの時期、2学期の試験が終わったところで、受験間近の高3生よりも高2生の参加が相対的に多いのが特徴だ、ということでした(写真下は会場の一風景)。

SIMG_7881Taisin.JPG

私のミニ講義「運動の習熟度と二重課題」には25名ぐらいの参加、高2生には少し難しいかなと思いましたが、後で小学生に指導しているという高校生が質問に来たのは少々新鮮な驚きがありました。共に仕事をした事務局の林氏は、入試の仕組みとそれぞれの立命館の入試方式のもつ特徴について、来訪者に鮮やかに説明、来た人に無駄でなかったと真に思わせる仕事ぶりには、本当に感心と頼もしさを感じました。父兄を含めて17名ぐらいの人達がブースを訪れ、ときには15分位聞き入っている人もいました(林さんお疲れ様でした)。

 

この日の経験は年長の私にとっても稀なことでした。そして、いろいろ考えさせられました。それは次のことがらです。既に入学予定の人達、学部・分野と志望大学に希望と迷いを抱いている高校2年生、そして受験間近の高3生、それに午前中に活躍してくれた本学部の2回生、1回生まで、1日の内に矢継ぎ早にめまぐるしく様々な人達に出会いました。いずれも「高大連携劇場」に出てくる場面・登場人物といって差し支えないところだと私は思います。「複雑な発展の道筋」がいくつも交錯するけれども、立命館のスポーツ健康科学部に来て、様々にチャレンジ、切磋琢磨することを通して、私たちが感心・感動する姿に変貌していく映画ストーリーを速巻きにして観た気持ちになったしだいです。

 

【善】

 

 

2012.12.15

仕事をする環境

普段、授業や実験(研究)、会議がある時以外には自分の部屋(研究室)で仕事をしています。自分の研究室は、授業の準備や研究成果を発信する大切な場所ですので、できる限り集中して生産性の高い仕事ができる【オフィス環境】となるよう、自分なりにいろいろとこだわっています。

私の部屋を訪問したことがある学生の皆さんはよくわかると思いますが、部屋にあまり物を置いていません。私の理想は・・・広々としたスペース(机)に大画面のMacのパソコンモニタとキーボート&マウス+必要な書類のみを置く・・・という環境です。では現実は・・・確かにMac製品に囲まれていますが、机に不要な物を置いてしまったり、必要な書類が見当たらずあたふたすることもよくあります。また、書類やカタログ、本などが増える一方です。今、改めて部屋を見渡すと、理想とは異なり、反省点が多いです。

こういったこともあって、実は半年ほど前から【オフィス改造計画】をスタートさせています。まずステップ1:不必要な本棚を撤去し、部屋をすっきりとさせる、ステップ2:机の向きを変え、部屋の中央に大きなスペースを作り、学生とのミーティングやお客様への対応に備える、ステップ3:増える一方のカタログや書籍は裁断した上で電子化し、紙を減らす・・・といった流れです。けれども現実は・・・ステップ1の段階で部屋がすっきりしたこともあり完全に満足してしまい、そのまま半年が経過するというきわめて中途半端な状態になっています。しかし先日、ゼミの学生と話をしたこともあり、ようやく重い腰をあげて次のステップに移ることにしました。仕事のしやすい快適なオフィスが完成した際には、ブログの中でも(?)報告させていただきたいと思います。


GOTO