「同じ筋トレ、同じダイエットしても同じ効果は得られない。」なぜでしょうか?「オリンピックの100mの優勝者とマラソンの優勝者の国別分布は?」などの問いかけから、【moto】先生の研究紹介が始まりました。スポーツ生化学・生理学の若手のエース、【moto】先生は、難しい遺伝子の話を非常に分かりやすく解説講義してもらいながら今後の研究とその成果の社会への貢献を話してもらいました。我々大きな個人差を感じることはありますが、遺伝子多型による違いはわずか0.1%。人とゴリラとは1.2%の違い。大半は同じなんです。現在、スポーツパフォーマンスに関する塩基は100個程度有るといわれています。ただし、あくまでも、遺伝子だけでパフォーマンスが決まるのではなく、自分の特性を知ることでトレーニングの仕方、内容をカスタマイズすることができる。そのことが、遺伝子を利用することのメリットである。あくまでもスポーツ選択の自由は個人にあり、遺伝子によって決められるべきではないことも触れていただきました。非常に明快で興味深い話で、さすが「エース!」と内心で叫んでおりました。
二人目で登場してもらたのは、スポーツ健康科学部は、ハートも熱い、熱血、熱々の教員ばかりの教員集団ですが、その代表といえる【仁】先生からは、冒頭に「スポーツ」とは何なのか?という観点から話を始めてもらいました。さらには「スポーツマネジメントの分野がどのように社会に活かされているのか」という大きなテーマを短時間で語ってもらいました。その中で、1)スポーツ組織は、「スポーツ振興」にどう貢献できるのか(スポーツ組織、社会システム、地域住民の関係性とスポーツ振興)、2)スポーツ組織の協働と成果に貢献するマネジメント(協働を促し、組織としての成果をあげるための営為)について(コンフリクトマネジメント、やる気・モチベーション、チームの強み、進化する創造的な組織)、3)スポーツマネジメントのレバー(社会、政策、教育、財政、経験、社会的責任、技術革新)について分かりやすく、"熱く"講義してもらいました。
冷静かつ論理的で、そして熱い情熱。どんな取り組みにも必要ですね。お二人の先生から再確認できました。
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体育に日に出雲駅伝の応援に行ってきました。島根県の校友の熱い声援に感激しました。母校、後輩を思う「赤き血しお」に心揺さぶられました。
【忠】