2012.02.28
沖縄の菜っ葉。
【智】先生をリーダーとするプロジェクト研究の調査のため、沖縄に行って来ました。
「沖縄の食べもの」と聞いて、何を思い浮かべますか?
まずは、ゴーヤでしょうか? それともソーキそば?
何度か訪れた人であれば、豚のラフティや山羊のヒージャーなどの肉料理や、豆腐よう、島らっきょうなんていうメニューも出てくるかもしれません。
私が今回注目したのは、島の伝統野菜、中でも菜っ葉。青菜類です。
例えば、写真の左側は、那覇に着いた日にいただいた、ニガナ(インジャナーバー)の白和え。島とうふにピーナッツを効かせた衣がニガナの苦みにぴったり。右はシマナー(カラシナ)のおひたし。しゃきしゃきとした食感。どちらもずっと食べていたい、クセになる青菜料理でした。
また、山羊を食べるときには必ずフーチーバー(よもぎ)を一緒に食べるとのこと。
さらに、沖縄北部、大宜味村では、管理栄養士、金城笑子さんのお店「笑味の店」で「長寿膳」をいただきました。
http://eminomise.com/intro.html
その中にも、ニガナ、イチョーバー(ういきょう・フェンネル)、カンタバー(芋の葉)など、店先の畑で採れたばかりの青菜がふんだんに使われていました。
どれもその苦みが爽快感になり、食欲を増進させてくれます。
決して肥沃とは言えない土地でたくましく育った、その分クセのある青菜達。
地元の人たちの知恵と工夫と手間で、沖縄の伝統的な食事の中に見事に取り込んできたのだと思います。
今回「地の菜っ葉」の力を再確認しました。
全国各地、今はそれぞれ、特徴ある地の青菜が出ています。
常に意識して、その土地の土と季節を味わいたいですね。【abc.】
<今週の別腹>
もう一つの「葉」と言えば、お茶。沖縄県はお茶の産地でもあり、また「さんぴん茶」も有名ですよね。
大宜味村の道の駅でおもしろいお茶をみつけました。
「ぶくぶく茶」。早速【ippo】先生と買って帰って、院生達とRecOで実習。
作り方を何度も確かめましたが、なかなか写真のようには泡立たず・・・。
院生【Yamo】 さん、【abe】さん、相当苦労していました。
でも、最後は力業(?!)でここまでになりました。
最後に落花生をトッピング。
煎ったお米の香ばしさとジャスミン(さんぴん)と緑茶の香りが、RecOいっぱいに広がりました。