[ 2025年06月 ] の記事一覧

2010.11.26

運動効果を科学するためには?

 ここ数日、気づいたら外が暗くなっています。。。寒い冬の到来です。

最近、【Moto】の実験室では、生化学や分子生物学的な実験を行っています。運動やスポーツを習慣的に行えば、カラダに良いことは知っていると思いますが、 何で? 効果があるのかは意外と分かっていないことも多いのです。運動効果を科学する!というのが【Moto】の目標でもあります。そのために、生理学的な実験を行った後、メカニズムを検討するために、生化学や分子生物学的な実験を行って総合的に運動効果を検討していく必要性があるわけです。

 

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【Moto】の院生である【K村】くんは、サプリメント摂取後のトレーニングが、通常のトレーニングよりも効果的なのか?という研究を行っていますが、現在、血液中のホルモン解析を必死にやっています(左写真)。ラグビー選手ながら、手先は器用です! また、【聡】先生の院生である【M谷】くんが、一過性筋トレ後のヒトの骨格筋内のタンパク発現を検討したいということで、今週から、【Moto】に弟子入り?しました(右写真)。はじめての実験で悪戦苦闘しながら、なかなか上出来でした!院生も次へのステップアップに向けていろんな測定テクニックを勉強している1週間でした。

 ちなみに、【Moto】は、【Koji】先生とともに肥満ラットがトレーニングするとやせるメカニズムに組織中のホルモンや遺伝子がどのように関与しているのかを解析しましたが、ず~っと実験していたせいか非常に疲れた1週間でした。。。

by Moto

 

 

 

2010.11.25

「本質」つながり

毎週木曜2時限に、学部授業「スポーツ健康科学セミナーⅠ」が行われています。

各回とも本学部の先生が二人ずつ、研究内容の紹介やキャリア形成につながる話しが盛り込まれて話題が提供されます。

 

ずっと出席したいと思っていた時間です。

今日初めて学生に席を詰めてもらって、一緒に聴講しました。

 

今日は浜岡先生と赤沢先生でした。

 

浜岡先生は、スケール大きく「宇宙」をキーワードに、ご自身がお好きな「トライアスロン」とともに研究テーマの紹介をされました。

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 ギブス固定したときの筋肉の弱り方は、宇宙に行ったときの状態と似ているというのは、門外漢の私にはイメージがつきやすい内容でした。そういった内容を盛り込んで、"今朝の気分で書いた"という最後のスライドには4つのメッセージがありました。

 印象的だったのは、「①現場から研究テーマを拾い上げる・・・五感のみならず第六感を使って」と書かれてあり、「【本質】をみようとする」ことの大切さをお話されました。

 

 

20101125c.jpg 続いて登場の赤沢先生は、学習指導要領にみる学習館の変化の中で、子どもの実態を把握した上で、「学びの【本質】」を子どもに伝えることの大切さを分かりやすく話してくださいました。

 

 私たちのような研究者、教育者、その他の職業人は、【本質】を見極められるように日々トレーニングですし、宝探しをしているようなものだと思います。

 人の成長だけでなく、組織として成長するときにも気づいた【本質】(軸)に沿って、柔軟に対応できる術をもっているとよいのかな・・・とぼんやり考えているところです。

聴講することができて、よかったと思いました。

 

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←まったく関係ないのですが...なんとなくいいな、と思って。

 今朝、飛行機雲が3本も!(消えかかっているのですが、見えますか?) 

 

【ippo】

 

 

 

 

 

 

 

2010.11.24

彦根市立城西小学校 鍵盤ハーモニカ合奏

先週の11/19(金)、彦根市立城西小学校にお邪魔した。

この小学校の校庭から、彦根城が大変綺麗に見えた。校長先生とひとしきり話をして、横に目をやると、なにやら、英語で書かれた、かっこいい、賞状が飾られてあった。

 

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私 「これ、何ですか?」

校長先生 「ギネスの認定証です。」

私 「えっ、ギネス?」

校長先生 「はい、ギネスです。」

 

ギネスと言っても、ギネスビールではない。(ギネスビールはおいしいが...)

世界中でギネス記録に挑戦する「ギネス世界記録の日」の18日、滋賀県彦根市本町3丁目の市立城西小学校で、2~4年生の児童158人が鍵盤ハーモニカ合奏の参加人数の記録に挑戦。2003年にドイツでつくられた126人を抜き、会場に来たロンドンのギネス・ワールド・レコーズ社の公式認定員から認定証が贈られた。」(asahi.comニュース 2010年11月19日11時57分)

ということだ。

 

「近頃の学校は、なかなかやるなー」、と思いつつ、ギネスに認定されるまで、「アイコアの星」のブログは、続く(予定な)のであった。

 

アイコアの星の皆さんも、ギネス認定は如何でしょうか?

 

【 智 】(写真20101119 彦根市立城西小学校のギネス認定証 )

 

 

 

2010.11.23

試作が始まりました。

<RecO便り32>
 火曜2限の教養ゼミ「食とスポーツ」では、日本人のエネルギー源であるお米にこだわりながら、各自が目的別のおにぎりを作成しています。
 先週のスポーツ健康セミナーでは、土井善晴先生から直接講習を受けたゼミ生もいましたので、その様子(緊張感も含めて)をゼミ生全員に伝えてもらいました。

 現在、目的別に4つの班に分かれていますが、最初の班のおにぎりの試作が始まりました。
実習風景です。

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班員それぞれが、自分のおにぎりを作り、その中から一つ選び班代表のおにぎりとします。

おにぎりは携帯食ですので、特に衛生管理をしっかりしなければなりません。そのための準備(調理室の管理、手指の衛生等)と、実習の後は、次の班のためにもきちんと後片付けをすることが大切。ここのところに想像以上に時間と手間がかかることをみんな実感したようです。

また、一人一人のおにぎりについては、「なぜその目的にこのおにぎりなのか?」を探求し、レポートを提出します。下の写真の「プロフィール集」表紙の決意表明通り、ぜひおにぎりを極めてほしいと思います。
 
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さて、そんなゼミ生たちにも伝えたい、感動の出会いがありました。
今週末、徳山に出張で行った際、お世話になっている先生の奥様から、手作りのお弁当をいただきました。
丁度お昼が移動中の時間になり、昼食を取る時間がなくなったため、ご配慮いただいたのですが、このお弁当のおいしかったこと!

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一緒にいただいたお手紙と共に、様々なお心遣いが溢れている、感動の味わいでした。

家庭料理のすばらしさをまた、発見しました。
柳田先生の奥様、本当に、ごちそうさまでした!

(お弁当の中身:玄米のおにぎり2種(ごまとあおさ)、ニラ入り卵焼き、ししゃもの胡麻衣揚げ、abフライ(!)、里芋の煮物、蓮と菊の花の酢の物、ブロッコリー)【abc.】




 

2010.11.22

日本一の富士山

先週金曜日に,つくばにあるJAXA(宇宙開発事業団)へ出張してきました.この内容はまた次回以降に書きます.

本当に秋の素晴らしい天気でした.

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 いつも富士山を見過ごすことが多いのですが,めずらしく車内放送が入り,「お休みのところ失礼します.左手に素晴らしい富士山のながめがご覧頂けます」と車掌さんのアナウンスでした.車掌さんも思わず見とれて,是非,乗客の皆さんにも!という気持ちが込められたアナウンスでした.

本当に素晴らしい眺めです.

土曜日に,【仁】先生と食事したときに,日本で二番目に高い山は?と質問したところ,ご存じありませんでした.アルピニスト以外では,おそらくご存じない方がほとんどでしょう.

答えは, 

1位 富士山 3776m   2位 北岳 3193m   3位 奥穂高岳 3190m です.

富士山が群を抜いて高いのですが,やはり「日本一」であることが多くの関心と興味を引き,記憶に残るのでしょう.

現在,政府が行っている「仕分け」の折に,「2番目では何故いけないのですか?」と質問した偉い方がおられました.大事なのは,現状よりもより高いところへのチャレンジとそのプロセスで得られるものが大きいので,各分野でしのぎを削っている方々は,「頂点」を目指しているのです.この過程で得られたものは,大げさに言えば,「人類の共有財産」になるのです.

もちろん,結果として1番になれないことの方が多いですが,次へのチャレンジに必ず活きてきます常に,「前進」の気持ちと行動が必要です.

喜劇王チャーリーチャップリンは,「今までの作品で一番良いのはどれですか?」という記者の質問に, "next one!" と答えていたようです.常に,最善・最良を求め続ける意志と意欲を感じさせてくれる言葉です.

スポーツ健康科学部の教職員は,いつも「少なくとも日本一」を目標に掲げています.

雄大な富士山をみて,またエネルギーをもらいました.

 

【忠】

 

 

 

2010.11.21

Future Campus の学生インタビューは見てもらえましたか?

今日は、本当に朝から良いお天気ですね。
BKC では、秋もますます深まってきましたが、
みなさん、いかがお過ごしですか。

Future Campus には、「在校生メッセージ」が、
掲載されているのですが、見て頂けましたか?

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その中で、6名の一回生が、それぞれ、
立命館大学スポーツ健康科学部の
「R-Sports 私の COOL POINT!」
を紹介してくれています。
学生目線で、私たちの学部の特長を話してくれていますので、
ぜひ見て下さいね!

それでは、また。失礼致します。
良い休日を。
              敦


 

2010.11.20

"チャレンジ!SPORTS!" in BKC

"スポーツ大好き!"という子どもたちを一人でも多く増やしたい...

 

そんな願いから草津市が主催する「チャレンジスポーツデー」というイベントに参画することにしました。

既に先週の日曜日から始まっているのですが、今日、明日、そして勤労感謝の日に草津市内の各所で"チャレンジ"というキーワードでスポーツイベントが開催されています。

 

明日、BKCでもクインススタジアム内で、陸上競技教室と、スポーツ健康科学部の学部生・大学院生の有志が集まり、芝生のフィールド内でイベントを開催します。

 

このイベントに参画した大きな理由は、とにかく、子どもたちとスポーツとの関係性やその現状に危惧し、憂うからに他なりません。

 

子どもたちが所属するチームの活動に行く前の顔......輝いているのでしょうか?

活動場所へと歩いて行く姿......軽やかなのでしょうか?

 

とにかく、子どもたちに身体を動かすことの楽しさを伝えたい、そして"おもろい!"という言葉が子どもたちの口から自然と漏れるような活動に触れさせたい、そんな想いを持ってイベントを企画しました。

 

当日は、ダブルダッチの体験だけでなく、ドッヂビー、パスヘッドボール、スルーサッカー、鬼ごっこ系やポイント獲得系のレクリエーションゲームなど?を行います。

パスヘッドボール?スルーサッカー?

 

何それ?聞いたことがない?と思った方は、ぜひ、明日の10時から15時までにBKCのクインススタジアム、フィールド内に足を運んで下さい。

年齢や性別を問わず、どなたの参加でもOKです。下にあるようなカードに4つのスタンプを集めて、「おみやげ」もゲットして下さい!

ご家族で、BKCのクインススタジアムにお越しください。

 

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2010.11.19

立命館高校

 ここ数日顔が痛くなるような寒さですが、冬は間近!という感じです。

 先週、立命館高校にスポーツ健康科学部の学部説明会に行ってきました。立命館高校には、深草・宇治・慶祥・守山と4つもあります。【Moto】は、立命館高校(深草)に行ってきました。立命館高校の中では最も歴史のある高校ですが、校内は非常に近代的で、グランドには人工芝など歴史の中にも新しさを感じる高校でした(写真)。

image1119-2.JPGスポーツ健康科学部に興味のある高校生が説明会に参加してくれましたが、将来の希望を聞いてみると、高校の保健体育の先生やトレーナーを希望するだけでなく、意外にもスポーツマネジメント、つまり、スポーツ運営や競技団体の経営に興味のある生徒が多いのには、驚きました。スポーツ健康科学部の1年生もスポーツマネジメントに興味を持っている学生は多く、今後のスポーツ界をプロデュースする人材が誕生してくれることを楽しみにしています!!

 

 

 

 

 また、本日、東洋大学理工学部生体医工学科 小河繁彦先生が「運動中の血圧調節」についてご講演して頂きました(写真)。小河先生は運動中の中枢および末梢の血圧調節を研究する世界な研究者で運動と循環の研究をしている【Moto】も楽しみにしてのですが、授業と実験があり、お話を聞くことができず、写真だけ、撮りました。残念。

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by Moto

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2010.11.18

スピードスケート選手と指導者

 
今日は、スピードスケートのオリンピック選手を指導し、メダル獲得に導いた入澤孝一先生のご講演がありました。

「オリンピックでのメダル獲得のためににコーチが行うべきこと」と題して、一貫指導体制とこれを支えるためのスポーツ医科学とコーチとしての指導方法について、経験談をもとに話してくださいました。

 

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 とくに指導面についてのお話は、学生と接している自分自身をふりかえってみては考えさせられるものがあります。すべては書けませんが、

 ・ "やりたい気持ちにさせ、「やれそうという夢」を与える"という指摘や、田畑先生(学部長)からの名言として紹介された言葉は印象に残るものでした。

また、すぐれたコーチの条件も話の中に織り込んであり、リーダーシップの研究にとっても興味深い内容でした。

 

 

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最後に、 

夢は大きくもつこと、

それを達成するために方法をどう選ぶか、が重要であること、

そして、1回生には、大学生活の充実が夢の実現に向かわせる、とのメッセージで締めくくられました。

 

ご講演の後は1回生からテンポよく質問が上がり、その後も質問の列ができていました。学生にとっても、とても興味深い機会になったようでした。

 

さて、どれくらい大きな夢をもって、実現の花を咲かせましょうか。

努力は裏切らないはず...そう信じて、寒い朝の早起きと授業出席も、部活動も、ゼミナール大会もがんばりましょうね!

ippo

 

 

 

2010.11.17

『検食』

先週、A市教育研究会から依頼を受けて、小学校を訪問した。

昼前に駅で待ち合わせをして、A先生の小学校にお邪魔した。

昼時であったので、その小学校で給食を頂いた。久しぶりであったので、懐かしかった。

給食は、コッペパン2個、牛乳1本、野菜入りのスープ、かきあげ天ぷら、みかんであった。

 

そこで、「今日は、「ケンショク」に付き合って頂きたいと思います。」

と、そのA先生が、おっしゃった。

  

 

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 私    「えっ、ケンショク?

A先生 「はい、ケンショクです。」

私    「ケンショクって、あの検食ですか?

A先生 「はい、その検食です。」

 

 

 

 

 

 検食というのは、江戸時代等に殿様に食事を出す前に、食事に毒が盛られているかどうかを確認するために、その家来が殿様より前に殿様に出す食事を食べること、と理解していた。

 

A先生 「A市の小学校では、給食の時間の前に、校長や教頭の管理職が「検食」し、子ども達に出す給食が適切かどうかを、事前にチェックすることが義務づけられています。」

A先生 「魚が生煮えだったりしている時は、もう一度、煮てもらったりしています。」

 

時代が変われば、殿様も変わるのである。

(後で調べてみたのですが、私の理解が間違っていたようです。上で言っているのは、毒見というのが正しいようです。)

【 智 】(写真 20101110 A小学校の給食)