2017.10.08
[ 2025年06月 ] の記事一覧
2017.10.07
心の中はすでに晩秋か?
今日(10月4日)は中秋の名月。この日、住んでいる奈良では、猿沢池の西側にある采女神社の例祭が催されます。この神社は、”奈良時代、帝に仕えた采女(うぬめ、後宮で帝の給仕をする女官の職名)が、帝の寵愛が衰えたのを嘆いて猿沢池の池畔の柳に衣を掛け、入水したその霊を慰めるために建てられた。しかし、采女は我が身を投じた池を見るにしのびないと一夜のうちに社を後ろ向きにした”(大和物語)とされているせいもありますが、神社そのものはうっかりすると見過ごしてしまう程の小さな社ですが、今ではすっかり観光化された采女祭りは、市中の花扇奉納行列後、夜には雅楽の演奏の流れる中、猿沢の池に浮かべた2隻の管絃船(龍頭・鷁首)に乗ったうぬめ役の女性が身代わりの花扇を池に投じて、入水したうぬめの霊を慰める行事となっています。
まさに秋の到来を告げる行事ではありますが、学生にとっては卒論作成に向け、一段と拍車がかかる頃でもあり、また日の短さとともに焦りを感じ、学生一人一人の取り組む姿勢・態度など性格がよくわかる頃でもありますし、焦っているのは学生だけでなく教員も同じ?ではないかと思っています。以下に学生の心境を語ってもらいました。
「4回生の福永智大です。私は今『運動学習におけるフィードバックの内容の違いがパフォーマンスに与える影響』(仮)についての卒業論文を書いています。
周りの友人は夏休み前から実験をしていましたが、「まだやらなくていいだろう」と高をくくっていました。夏休み前から取り掛かる予定であったのにも関わらず、学生生活最後の夏休みということもあり、遊びとバイトに費やしてしまい、気が付くと卒業論文に全く手をつけていませんでした(でも後悔は・・・していません・・・それなりに意味があった)。9月に入り非常に焦りを感じた私は、連日休むことなく30人の被験者を集め、つい最近実験が無事に終わり、今はデータ処理に追われています。パソコンに疎い私は、データ処理に苦難を極めていますが、佐久間先生にアドバイスを頂き、統計学の書籍を読むなどして、なんとかやっている状況です。
ゼミ生とは論文の進捗状況について牽制し合うのではなく、助け合い協力して卒論を進めていきたいと思います。9月末の時点で0文字だった男子大学生が2ヶ月で20000文字書いて無事卒業する話、ビリギャル!を凌ぐ私にご期待ください。」・・・・期待しています。(老ブロガー・ハル)2017.10.06
行くぞ!!
2017.10.05
運動フェスティバル2017
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街が息を吹き返す夜
2017.10.03
京都散策2
2017.10.02
総長報告
2017.10.01
ペーパーアイランド
2017.09.30
後期が始まり
普段何気なく通る学内の周回道路ですが、周囲の植物が確実に季節の移り変わりを教えてくれます。毎年のことながら、この時期、辺り一面に漂う金木犀の何となく甘い感じのする香りに秋の到来を感じると共に、後期の始まりとこれから特に感じる1日の短さに4回生は卒論への“焦り“を感じ始めているように見えます。
今日は第1回目のゼミ、肌の色からも夏期休業中の活躍が推し量れますが、卒業論文の進捗状況はまさに多様そのものといった感じでした。以下のようなテーマ(仮の仮)について紹介してもらいましたが、皆我が身のこと、それなりに真剣に考えているように感じられました。
・集団的効力感とチームパフォーマンスとの関連性について
・笑いの効用~ストレス解消効果の精神生理学的検証
・競技意欲と学生競技引退イメージとの関連性について
・Go/NoGo課題におけるオープンスキルとクローズドスキル選手の特性について~脳波を中心に
・高校部活動における指導者の影響~回想想起とその後のコミットメント
・対人関係からみたパフォーマンスに及ぼす応援の効果について
・試合展開とルーティンがもつ心理的効果について~テニス選手を対象に
・大学陸上競技部における各ブロック長のリーダーシップと競技力との関連について
・楽観主義・悲観主義傾向と競技特性について
・競技選手の原体験と競技継続性とパフォーマンスの関連性について
・サッカーにおけるペナルティーマークからキックまでの心理的動揺とパフォーマンスとの関係について
・運動学習におけるフィードバックのタイミングと内容の違いがパフォーマンスに及ぼす影響について
心理の特性かもしれませんが、テーマだけでなく、方法論的にも臨床から実験的手法ま
で多岐にわたりますが、お互い牽制し合うのでなく励まし協力し合って研究を進めていっ
てもらいたいと願っています。(老ブロガー・ハル)
2017.09.29