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2018.03.19

年度最後のラボミーティング(M2修了記念)

 先週の土曜日に、大学院前期・後期課程の院生、ポスドク、助教の先生ならびに、OBが参加する中、今年度最後のラボミーティングを行いました。

 それぞれの年度まとめ・次年度計画を発表してもらいました。それぞれにしっかりと考え、熟慮した内容の発表で、予定していた時間をオーバーするほど活気にあふれたミーティングができました。

  

 今回、修士号を取得して修了するM2の4名については、TED Talk風に、この2年間の成長と発展を話してもらうようにお願いしました。それぞれに趣向を凝らした内容と、その中で、力をつけてきたこと、思い出、今後の計画なども織り交ぜた見事なプレゼンテーションでした!
ついつい聞き惚れてしまい、集中しすぎたため、トップバッターのS寶くんの写真しかとれませんでした。(D智くん、T金くん、M宅くん、申し訳ない)

 でも、安心してください。ポスドクのS田さんとM1のU野くんが、ビデオ撮影しておいてくれました。それを1日で編集してくれました。TED Talkと同様に、Youtubeで公開しています。


 読者の皆様もご覧頂き、修士修了者の成長を感じていただければ幸いです。

 読者の皆様もお楽しみください。


 ラボミーティング終了後は、学部卒業生も交えての懇親会となりました。密度濃く交流したゼミ生、院生が、来週3/22の卒業式・修了式で、巣立っていくのが、さみしくもあり、たくましくもあり、という気持ちです。彼ら、彼女らの巣立ちに相応しい、快晴となることを願っています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
3/13 に大学スポーツコンソーシアムKANSAIの創設のプレス発表を行いました。
その様子を翌日の朝のNHKで、放送されました!
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180315/5849561.html

記念シンポジウムは、3/25(日)13時から大阪いばらきキャンパスです。
https://k4hara-a.wixsite.com/kansai-col-sports

 
 3/16 COI拠点の推進会議の最後に、全員で『ACTIVE5』でエクササイズしました。
毎朝、始業前に取り入れているBKCリサーチのメンバーはさすがでした! キレキレの動き、見事です。シニアの先生方もありがとうございました。

  
 3/16夕方に、国際的に有名な、ル・テタンジェ国際料理コンクールで、第2位になられた、びわこ大津プリンスホテルの坂田シェフ(写真右)のお祝い会があり、【ab】先生と行って参りました。このコンクールは、料理界のエベレストといわれるぐらい最高峰のコンクールで、日本人の受賞は2人目。前回の入賞は、坂田シェフの恩師・佐野グランシェフ(写真左)で、そのときは3位入賞。恩師を越える素晴らしい成果をあげられました。
【忠】

2018.03.16

仁義なきスポ健ファミリー

Hitomiです。
今年度最後のあいコア会に参加させていただきました。
今夜は教職員の歓送迎会も兼ねています。
のんきに楽しんでいたら全員分の写真を撮り忘れましたので、ほんの一部だけですが楽しそうな様子をご紹介します。


Joe先生→みち先生への贈る言葉。JJコンビももちろんですが、私はこのコンビも大好きです。


Sana先生→Kuri原先生へ。所属は変わってもスポ健にはいてくださるそうなので安心です。『今週のKuri原家』、連載してほしい(笑)


↑ Joe先生!あなたの出番はもう終わってます!(笑)  
Nao先生→司先生へ。品が良くて謙虚で知性があって、でも実はおちゃめで、「できた大人」というのはこういった方なんだなぁといつも思っています。
高知いいとこですよね!皆さん、絶対行かないと損ですよ!

この他にも、退官されるMasao先生や、異動・契約終了される事務の方々、来年度から新しく来られる研究員の方など、たくさんの挨拶が続き、和やかで盛況な会となりました。


かくいう私も、実は3月31日付で退職が決まっているのでご挨拶の機会をいただきました。
帰る時に「そういえば挨拶で次の移動先言ってなかったね」と言われて「あっ」ってなりましたので、どうかマグロで察してください。

ちなみにプレゼンターのpurple本先生は、私の指名です(交友関係が不明という理由で私だけ指名制度でした。ちゃんと友達います!笑)。
なんてったって毎週欠かさずジョジョネタに感想くれますから…ブログが繋いだ奇妙な友情です。

記念品はイギー!さすが(笑)

実は最初の頃、ご経歴と佇まいから勝手に「お金持ちのエリートかな?」と思ってたのですが、じっくりアメリカ話を聞いてみたらぶっとんだ行動力とすさまじい環境適応力のあるエピソードが次々と出てきて、すっかりイメージが変わりました。話の上手さも相まって大笑いしつつも、そういう思い切った面は自分には無いところなのでとても尊敬しています。
もったいないほどのあたたかいお言葉をありがとうございました。なかなか直接言えないのでこの場を借りて御礼申し上げます。



送別会も終わって、スポ健での生活とももうすぐさよならです。
このブログもあと数回か…ちゃんと思いの丈を書いとかないとな…と思っていたのですが、先ほど連絡が来て交替は4月中旬になることが判明しました。なんとまだ1カ月もあった。「スポ健ファミリーは足抜けできません」の意味がよ~く分かりました。

私の次の金曜日担当は…えっ、あの人!?うそ、すごい楽しみ。

というわけでまたじっくり、異動までの心境を書かせていただきます。

最後に、あいコア会の準備をしてくださったwest谷さん、Moto先生、良い思い出をどうもありがとうございました。

Hitomi

2018.03.14

マスクレタ

周りの人たちに「いつまでバレンシアにいられるの?」と何度もたずねられ、そして最近は「準備はできてる?」と聞かれます。その理由は、3月に、マチをあげての伝統行事、火祭り(Las Fallas)があるからです。春を告げる祭りです。そんな会話をしているなか、大学の行き帰りに小さな春をみつけましたっ!
(右上:桜の花を見つけて、とびきり嬉しくなりました!)

このLas Fallasは、バレンシアの人たちが1年がかりで準備する大・大・大イベントなのです。その凄さは、2月最終週のある朝、開会宣言の爆竹音で目が覚めたあたりから、じわじわと体感できています。

(真ん中:マスクレタが終わった直後。えらいことです…)。

連日、マチをつんざく爆竹ショー(マスクレタ)の音と歓声で地響きがするほどの勢い。2キロちょっと離れた大学オフィスでもその迫力を楽しめるほどです。小さな子どもたちも、お父さんに火をつけてもらってあちらこちらで爆竹を鳴らして回ります。週末は、真夜中の爆竹ショーで朝方までみんな元気です(が、昼近くまで静まり返ります)。

バレンシアのマチ全体がこの祭り一色に染まりますので、いつも以上に忙しく人が行き交い、いろいろな装飾がなされていきます。このマチで生活してみて、このイベントがマチにもたらしているもの、その意味するところはとても深いと感じます。「根を張った伝統」のすごみです。
気になって仕方がない舞台裏。爆竹は柵の中に…一つ一つ手作業 (左上と下)/巨大オブジェは早めに街中に登場 (右上)。
飾り付けも大変!(下中)/あちこちで見かけるビールを運ぶ量は半端ではありません(下右)。

そんなイベントが、いよいよ明日15日から本番を迎えます。

さて、スペイン滞在も、残り10日ほどになりました。最初「半年は短い」と受け入れ教授に言われましたが、そうかもしれません。地域を知るにはよい期間でしたが、研究を練り上げるには日にちが足りず、最後、どこまで何ができるのやら…マスクレタの勢いをもらって過ごせたらと思います。

ippo

2018.03.13

「土佐」の高知へお越し下さい

 太陽の力が増し、暖かな日差しが降りそそいでいます。週末、いつもの散歩コース(桂川付近)を歩いていると、南からの暖かな、しかも結構強めの風が吹いていました。桂川の土手には、もうすぐ土筆(つくし)が顔を出します。月末には、京都にも桜の花が咲き始めるのでしょうか。

 今回は、私の出身地である高知について紹介したいと思います。
 高知と言えば・・・坂本龍馬の出身地(桂浜に銅像があります)と「鰹のたたき」のイメージが強いですね。坂本龍馬は土佐出身の全国的に有名な人物ですが、彼が活躍をしたのは長崎や京都ですので、活躍した痕跡はありません。生家跡、少年時代に過ごした道場跡や泳いだであろう鏡川などがある程度です。鰹のたたきも全国的に有名です。私が小さい頃は、たたきと言えば藁火であぶった鰹を薄く切り、玉ねぎスライス・ニンニクスライス・ネギを振りかけた上から、ポン酢をかけて食べるのが定番でした。最近は「塩たたき」が有名ですね。
 ※先日【Hitomi】先生のブログに、高知に行かれた事が書かれていました。有難うございます。

高知散策のおすすめルートです。
 ①高知駅から路面電車軌道に沿って南へ500m程歩くと、「はりまや橋」があります。江戸時代には、高知城の外堀が浦戸湾とつながっており、多くの物資が運河を通り出入りしていました。その運河に架かっていたのが「はりまや橋」です。現在、運河は埋め立てられてしまいましたので、橋を架ける必要が無くなったので「はりまや橋」自体がありません(最後のはりまや橋は「三翠園ホテル」の庭に移設させています)。よさこい節で純真・おうまの恋物語が謡われているので多くの方々が訪れますが、「えっ、なに」とがっかりするポイントでもあります。その点も含めて訪れて下さい。
 ※近くに公園があり、はりまや橋のミニチュアがあります。

 ②はりまや橋から少し北の通り、「大手筋」を西に真っすぐ向かうと高知城があります。高知城の追手門から城を見上げる角度が、高知城の最も美しい景観とされています。高知城は現存12天守の一つで、江戸時代の創建当時の姿を残しています。石段を上がると、三の丸には多くの桜が植えられており、三月末には多くの市民が花見をするところです。天守には、御殿も併設されており、当時のままの姿で残っています。天守最上階から高知市内を一望された後は、御殿の方へも行ってみて下さい。

 ③坂本龍馬の生誕地が高知市升形(マスガタ)と上町(カミマチ)との間にあります。現在は、石碑が立っているだけですが、土佐藩政時代は「才谷屋」と言って、土佐随一の豪商でした。間口は40m、奥行きも30m程あり、当時の繁栄ぶりが伺えます。
南側に「龍馬の生まれた町記念館」がありますので、是非行ってみて下さい。

 時間に余裕のある方は、桂浜や五台山(四国霊場31番札所「竹林寺」があります)へも足を伸ばしてみて下さい。桂浜では、坂本龍馬像の横に展望台が設置されていますので、龍馬と同じ目線で太平洋を望む事が出来ます。また、竹林寺の横の「牧野植物園」には世界的な植物学者の牧野富太郎氏が集めた植物が植えられており、植物に囲まれてゆったりとした時間を過ごす事ができます。

 高知の観光は、これからが良い季節となります。
 公益社団法人高知市観光協会発行のマップをご参照下さい
     (  http://www.city.kochi.kochi.jp/uploaded/attachment/61150.pdf  ) 

 「高知の人やから、酒がすごく飲めるでしょう・・・」。お会いする人に、高知出身ですと言うと必ず言われる事です。飲めない事はありませんが、それほど強くありません。残念・・・。
 酒飲みのイメージは「山内容堂」公にあるようです。容堂公は愛用のガラス製のグラスに日本酒を注ぎ、良く飲んでいたと聞きました。
 盃と言えば、高知には「べく杯」という盃があります。天狗、おかめやひっとこの面を盃に仕上げたものや、盃に穴が開いたもの、円錐状(底がとがっている)のものがあり、土佐の宴会「おきゃく」には欠かせないものです。

 また、宴会と言えば「箸拳(はしけん)」が有名です。一人三本の箸を持ち、その中から数本の箸を手に持ち腕で隠して前に出し、相手との合計本数を当てるというゲームです。
 以下、掛け声です。
  A さーこい
  B 三本(必ず三本と答えます)
  A 一本(一本か五本、奇数本を答えます)
 二人が隠していた箸を見せ合い、合計本数を当てた人が勝ち、酒を一杯飲むことが出来ます。
 ※勝つためには、Aが隠している本数を予想し、Bは三本になるように自分の本数を調整します。Aは、一本か五本になるように箸を持ちます。中々奥深い遊びですが、ハマると酔いつぶれますのでご注意を。

【司】


2018.03.12

草津イオンモールでのイベント 『ACTIVE5』

3/11(日)草津イオンモール1F イベントホールにて、
3分エクササイズ ACTIVE5の実演と講習を行いました!
  

BKCリサーチの皆さん、それから指導者の増田先生、ならびに、増田先生の指導をバッチリ受けて指導資格を持った、キッズ、学生、そしてスポ健院生(Oka)たちが大活躍でした。

オープンスペースのど真ん中で、なかなか用意した椅子に、ドンと座る人は少なかったですが、周り、特に、2F、3Fからも覗いてもらい、一緒にエクササイズをしていたこどもさん、大人が多数おられ、多世代に楽しんでもらえるエクササイズであることを、再認識しました。

 今回は初めてのイベントで、色々と試行錯誤もありましたが、どんどん広めていきます。
4月は、9日(月)、18日(水)、22日(日)、23日(月)と4日間開催します。

買い物ついでに是非立ち寄って、覚えてもらえれば、生涯にわたって使えるエクササイズとなります。下記から、映像、解説もみれますので、すぐに始められます。
http://www.activeforall.jp/active5/

来年の2月には、3世代(キッズ、一般、シニア)をチームとしたコンテストを行います。是非、ご家族、ご近所の方と、ACTIVE5を取り組んでもらい、来年のコンテスト目指してもらえると嬉しいですね。そして、笑顔、元気が溢れる街になることを願っています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
大学スポーツコンソーシアムKANSAI創設記念シンポジウム のお知らせです!
2018年3月25日(日)13:00〜16:40(受付 12:30~)
立命館いばらきフューチャープラザ3F コロキウム
参加費:一般 3,000円 (書籍『大学スポーツの新展開』込み) 学生無料(書籍なし)
https://k4hara-a.wixsite.com/kansai-col-sports

  
【忠】

2018.03.11

オランダでの自転車通勤

オランダもデンマークと同じで自転車での通勤や通学が一般化されている街です。
都心であるアムステルダムはもちろんですがここマーストリヒトでも自転車専用道路がほぼ全ての一般道に設置されており、マーストリヒト市内は自転車の方が車よりも速く移動できることも多いです。

僕もこちらに引っ越してきて直ぐに中古の自転車を探しましたが、ちょうど新学期が始まる時期と重なり、大勢の学生が中古の自転車を探していて、町中の自転車屋さんのどこに行っても手頃な価格の中古自転車がなかなか見つかりませんでした。

デンマークもそうでしたがオランダでもたとえ中古の自転車とはいえ、かなり高価で日本であれば新品の自転車が余裕で買える値段です。今住んでるマンションはもちろんですが、大学にもきちんとした駐輪場があります。公共施設では駐輪場に個別のロックのかかった駐輪施設も設置されています。より安全に自転車を保管できるので(かつ雨を避けれる)ので人気なのかもしれません。

デンマークと同様に、マーストリヒトも自転車専用の道路はしっかりと整備されているので、車との接触等の心配をする必要は少ないですが、こちらはスクーターのような原付も自転車道を走るので、少し注意が必要です。

遠くの街から通っている大学院生や教員もマーストリヒト駅から自転車をレンタルして大学に来ているようです。駅でレンタルできる自転車は通勤のICカードを利用すると基本的に無料で自転車を借りることもできる(?)そうです。

マーストリヒト駅の駐輪場は以前まで屋外で、かなり煩雑に自転車が並んでいて雨にさらされるような状態でしたが、今年に入ってから新しい地下の素晴らしい駐輪場がオープンしました。今まで以上に大量の駐輪が可能となり、レンタルサイクルも同じ場所で簡単に手続きできます。



デンマークではヘルメットを被って自転車に乗る人が多かったのですが、オランダではほとんど見かけることがありません。また、スマホをいじったり、イヤホンで音楽聴きながら自転車こぐのもよく見かけます。安全面では気になる部分ではありますが、唯一おまわりさんに止められるのは無灯火で晩走ることだけのようです。

デンマークでもそうでしたが、ここオランダでも自転車通勤や通学が何の不便なく自然にできる環境があって初めて市民の生活習慣に自転車が定着するのだと感じました。
またこういったオランダの自転車道などへの投資が環境汚染を防ぎ、市民の健康増進にもつながって一石二鳥の効果を得ていることを実感しました。

satoshi

下の写真はコペンハーゲンの朝の通勤の様子

2018.03.07

Ba-Na-Na

3月になり、バレンシアは爆竹シーズンに入りました(この話は次回あたりに…)。
弥生の月までバレンシアで過ごしたのかぁ…と、しみじみ思うことが増えてきました。この土地で暮らす中で、私を悩ませてくれたスペイン語の単語や発音は数知れず…。その一つは、一見シンプルな単語「バナナ」です。

現地に来たばかりの頃、バナナの単語を覚えるのにも苦労し、カフェテリアのおばちゃんが、発音はこうよ!と教えてくれて、素早く忘れると、傍で食べている院生たちが繰り返してくれたのを思い出します。市場に行くと、姿は同じバナナですが、札に書いてある文字が違って混乱していました。教えてもらった単語 ”バナナ” は、いったいどこの言葉か?公用語が複数ある国だからか?どれを使うのが一番通じやすいのか、と。

どうやら、市場の場合は、複数の公用語を使い分けているというよりは、普通にそのまま食べるバナナ用、料理用の区別がしてあるようです。それぞれの中にはまたいくつか種類があり、お客は用途・好みによって買い分けている、というわけです。
(表示にいろいろな表現が…右下にりんごFUJIも見えますか?)

地域によってPlatanoの登場率が違っている他に、Platanの方がBananaよりも、なぜか、キロあたりの値段は(どこのお店に行っても)高いのです。Platanoの方が美味しいからという人もいますが、実際のところはどうなんでしょうか(食べ比べはまだできていません)。

トマトも同じように、サラダ用、バケットに合わせる擦りトマト用と分けてあります。赤黒い色のトマト、いびつな形なのにとても味のよい品種のトマトなど。元気に、陽気にしてくれるものが、市場にたくさん並んでいます。
(下の真ん中:突如、街中に現れることがある巨大オブジェ…移動することもあって不思議な存在)

品種とその表記ともに、その並べ方にも拘りがみえます。芸術的にディスプレイしたお店もありますし、実に丹念に、並び上げたお店もあります。日本には日本流の、さりげなく美しく見(魅)せる工夫がなされているように、スペインにも、元気に明るい生活空間になるように見(魅)せる工夫が、生活の中に根付いて存在します[クリスマス時期になると、朝早くに、あちらこちらにポインセチアを一株ずつ植え込んで回っているのには驚きました]。ひと手間の一つ一つが、“陽気な国・地域” に見(魅)せるのに貢献しています。それが文化なのでしょうね。

ここに来て、「言葉を理解すること」が、「その土地や人の考えを理解」し、「お互いの情報交換を円滑にする」と実感します。それぞれを促すのは、「コミュニケーションをどれだけとるか」ということも。
実は、このことが最近の論文で報告されていて、とても納得しました。興味のある方はどうぞ!

【参考文献】Peltokorpi, V., & Yamao, S. (2017). Corporate language proficiency in reverse knowledge transfer: A moderated mediation model of shared vision and communication frequency. Journal of World Business, 52(3), 404-416.

もしそうだとすると、言葉を理解し使いこなすまで(慣れない間)、いかにコミュニケーション量を増やすのか?は、次なる課題になりそうな…。

ippo

2018.03.06

鳥取県学校視察

 一気に春・・・と言った気温になり、日曜日は各地で20度を超え、九州では「夏日」となった所もありました。そのせいか今日は、少し肌寒く感じますが、最高気温は10度を超える様です。

 月曜日、鳥取県境港市を訪れました。ご存じの方も多いと思いますが、境港は「ゲゲゲの鬼太郎」で有名な水木しげる氏が住み・執筆活動をしていた所です。氏が幼い頃、祖母に連れられて訪れた「正福寺」にあった「地獄図」を見て、地獄や妖怪に興味を持ったと、数年前に境港を訪れた際に聞きました。当時、正福寺住職の奥様が境港市の教育委員をされていたので、その縁で訪れ色々な話を伺いました。

 今回訪問の主目的は、境港市立境小学校の校長先生からの情報取集と体育授業参観でした。校長先生は、鳥取県教育委員会で要職を務められた方で、その経験も踏まえて「教員研修」「体育授業研修」について現状と課題を伺いました。

 また体育授業は、小学校二年生の授業を見せて頂きました。
 授業で使う道具の準備や後片付けを全員が協力して行ったり、運動の成果を仲間同士や全体の場で互いに評価することが出来ていて、運動を通じて話し合い活動も積極的に行われている授業を見せて頂きました。
 小学校へ入学してまだ2年目ですが、先生の指導の成果だと思いますが、学習に向かう態度を身に付けさせていること、また先生と児童の関係が良好だという事が理解できました。

 その後、境港の「水木しげるロード」散策でもと思ったのですが、春の嵐が吹き荒れていて、普通に歩くこともできず、一枚の写真をとるのがやっとの状況でした。しかたなく、境港駅からJRで米子にバタバタと移動して帰路につきました。

【司】表紙の写真は「伯耆富士」と呼ばれている「大山」です

2018.03.05

YMFSスポーツ・チャレンジャーズ・ミーティング


 2018年3月1日-2日、YMFSスポーツ・チャレンジャーズ・ミーティングが、熱海で開催されました。ミーティング初日の3/1は、写真にあるような「春の嵐」で海もあれていました。
ミーティングでは、2018年度から1年間助成を受けるチャレンジャーたち(12期生)の助成金贈呈式とともに、2017年度に助成してもらった体験チャレンジャー、研究チャレンジャーの報告会もあります。今回は、平昌オリンピック直後でもあり、チャレンジャーであった、スマイルジャパンの竹内選手の報告会もありました。
   

 さらにはスポーツをより深く学ぶためのスポーツ討論会、特別講演もあり、若いチャレンジャーたちにとっては大きな刺激です。この1泊2日の合宿形式のミーティングには、財団の理事長をはじめ、審査委員の先生方も泊まり込みで、会議室以外の食堂、お風呂などでもコミュニケーションとともに、ディスカッションが繰り返されます。
 当方も時間の都合のつく限り、これまでも参加しており大いに刺激を受けるとともに、チャレンジャーにできる限りのアドバイスもさせてもらっています。

   

 今回、第12期生を代表して決意表明したのは、写真に写っている中学3年生。中学を卒業したら、フランスにわたり、プロの自転車競技選手となり、将来、ツールド・フランス総合優勝する、という夢を語ってくれました。



 また、今回、えらればれた12期生には、大学院D2の水野さん、ドクターを修了する阿藤君、ドクターをでて、法政大学で勤務している森嶋君がいました。頼もしい限りです。来年の発表を楽しみにしています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
春の嵐(春一番)が到来し、これから春本番です。3月の卒業式、学位授与式そして桜満開の入学式へと続きます。同時に、年度末ですので、教職員は一番忙しい月を迎えています。みなさん、体調管理にはくれぐれもご注意ください。
【忠】

2018.03.04

ユトレヒト訪問

先日、オランダのユトレヒト(Utrecht)に行ってきました。

ユトレヒトはオランダで4番目に大きな都市で、ユトレヒト州の州都です。もともとは宗教の中心の街として有名だったようで、今でもオランダ国内の主要な幾つかの宗派の事務局がユトレヒトに置かれているようです。
ユトレヒトにあるドム教会の大聖堂の塔はオランダで最も高い教会の塔だそうで、112mの教会の高さ(フィットネストラッカーで計測したところ運動量にして23階分の階段)を超える建物は未だに廻りになく、大聖堂以上の高さの建物を建てるべからず、という暗黙の了解が今も守られているとか。

ドム塔の頂上まで上がることができるのですが、必ずツアーに参加することが義務づけられています。なぜ?と最初は不思議に思ったのですが、実際に参加してみてその理由がよく分かりました。塔の頂上までは全てらせん状の階段で繋がっており、体力的に一気に上るのが困難であること、また階段の通路の幅も狭いので、階段をのぼるグループと階段を降りるグループを分けて混雑を避けているようでした。しかし、長い階段を上った後にあるドム塔からの街の眺めは圧巻でした。

ユトレヒトも河川沿いに多くの店やレストランが建ち並び、人通りも河川沿いに多いのが特徴です。こういう街にも住んでみたいな〜と思わせる雰囲気です。



ユトレヒトが世界的に有名なのは何と言ってもかの有名な「ミッフィー」(ミッフィーは英語名で、オランダ語ではNijntje”ネインチェ”または”ナインチェ”です。ベルギーやドイツを含むヨーロッパではネインチェでとおっているみたいです)を描いたデザイナーのディック・ブルーナ氏の出身地であることでしょう。

ユトレヒトの街中でミッフィーを見かけます。ナインチェ博物館は最近建て替えられたらしく、ミッフィーデザインの遊具が揃った子ども遊び場と、ブルーナ氏のアトリエや作品を展示している建物が別々になっていました。

またユトレヒトにはドム塔に隣接するようにしてユトレヒト大学があります。オランダで3番目に作られた公立大学としてその歴史も特徴的ですが、それ以上に様々な分野での研究レベルの高さに驚かされます。これまで数多くのノーベル賞受賞者を輩出してるだけでなく、自治体と大学が連携する形で積極的に国際的な産学連携にも取り組んでいる大学でもあります。

歴史的な佇まいの中に最新の科学も集積されている、ユトレヒトはそんな不思議な街でもあります。

satoshi