[ activity ] の記事一覧

2017.12.27

年末・週末の時間 in France

年末の週末、立命関係の方々やその繋がりの方と会うために出かけました。ちょうどヨーロッパ各地に滞在しているというので、フランスでの集合になったからです。立命のネットワークの広さに驚かされます。
この時期にヨーロッパに滞在することはまず(今後も)ないでしょうから、とても貴重な機会です。少し他の地域にも寄り道しながら、パリに向かいました。

パリのクリスマス・デコレーションはいろいろと凝っていました。有名なパリの老舗デパート、ギャラリー・ラファイエットの通りは、子どもからお年寄りまでみんなが立ち止まっては、観て楽しむ空間になっていました。

(混雑する道も、むしろ楽しんで、食いついています)

集合できた後は、あっという間の時間でした。各国の事情、食に関すること、企業・流通、IoT、働き方、ヨーロッパからみた日本人観など、多岐にわたって話を聴くことができたので、むしろ時間が足りないくらいでした。このようなネットワークと機会の輪に入れて頂けたことは、本当にありがたいと思います(次回はバレンシアの予定です!実現するか!?)。
最近、日本が、今どんな立ち位置にあるのかを知ることがとても大切なことのように感じていたので、いい刺激になりました。ここで得た視点も持ちながら、これからの時間は周りを眺めていってみたいと思います。

さて、いよいよ年末年始。どんな時間になるのか予想がつかないのでドキドキしています。
みなさん、健やかな時間を過ごされますように。
(ゆるりと…♪)

ippo

2017.12.25

ゼミ納め

 今年、最後のブログになります。1年経つのは本当に早く感じるようになっております。

 4回生のゼミ生たちは無事に、卒業論文を提出し、3回生のゼミ生は研究計画を曲がりなりにもまとめて発表できるところまできました。もちろん、まだまだ煮詰めるところは多数ありますので、これからさらに精緻に練り上げる必要があります。

  

 先週、今年最後のゼミは、朝9時から通常通り、3,4回生合同で行いました。場所は、スポーツ健康コモンズのミーティングルームを借りました。

 最初に、3回生がパワーポイント資料をつかってプレゼンテーションを行いました。それに対して、4回生が、的確な指摘、アドバイス、コメントをつけていました。そのやりとりが、実にみごとで、卒業論文制作の過程で、4回生が成長し、力をつけたことを目の当たりにしました。

 卒業論文は、学部の学びの集大成と位置づけています。これまでの学びを基礎にして、明らかにしたい課題の背景を明確にしたうえで、課題を焦点化し、明らかにするための方法論をまとめ、実験を行い、得られた結果を解析した上で、これまでの知識(文献)と議論を積み重ねて、結論をまとめる。このように「論文」としてまとめ上げる作業を通じて、「研究」の進め方を知り、論理的に物事をみつめるということを学びます。卒業論文は必修であり、この完成がなければ卒業はできないのですが、学部教育にとってその重みと価値が十分にあると教員一同実感しています。

    

 卒業論文の提出が無事済んだこともあり、また、年内最後のゼミ、ゼミ納めということもあり、コーヒーとケーキで1年を納めました。スポーツ健康コモンズ1Fの知るカフェで、注文したのですが、ケーキは一皿ごとにチョコレートでデコレーションしてくれていました。心遣いに感謝です。このようなきちょっとした気遣いは、ありがたいですね!

   

 1年間、月曜日のブログをご愛読いただきありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
みなさん、体調にはくれぐれもご注意いただき良い年をお迎えください。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
 先週の総長報告で、今年、世界大会などで大活躍したバトン部が表彰されていました。
   

 今回の表彰では、(写真の左から)顧問の小原さん(経済学部事務長)と部員の近藤礼さん(経済4)、嘉本梨菜さん(スポ健4)が代表としてお越しでした。みなさん、素晴らしい挨拶でした。嘉本さんは、今後もバトン部、立命館を支えていく、という決意も語ってもらいました!
【忠】

2017.12.24

クリスマスマーケット

これからクリスマスシーズンが始まりますがオランダ全土の至る所でクリスマスマーケットが展開されます。クリスマスマーケットはいわゆる出店が立ち並ぶマーケットで、もともとはドイツ発祥だそうですが、オランダでも各地で開催されています。

クリスマスマーケットでは洋服からクリスマスのオーナメント、デザート類を含む食品まで様々な物が売られています。日本のお祭りを少しイメージさせる雰囲気ですが、地元の人にとってクリスマスマーケットはこのシーズンには欠かせないイベントとなっているようです。

今住んでいるマーストリヒトのクリスマスマーケット(写真右下)もオランダのクリスマスマーケットのトップ10に入ります。

https://www.iamexpat.nl/lifestyle/lifestyle-news/top-christmas-markets-netherlands-2017

特にオランダでも有名で、ヨーロッパ全土から多くの観光客が訪れるのが、マーストリヒト駅から電車で15分ほどの距離にある隣町のファルケンブルフにあるGemeentegrotの洞窟内のクリスマスマーケットです。




マーストリヒトの洞窟も有名ですが、このファルケンブルフの洞窟も、もともとは建築材として用いられる石灰石(limestone)を採掘していた採石所跡です。
オランダは石造建築が多いことからもこういった採石跡としての洞窟が多く見受けられます。

戦時中は洞窟が避難場所としても利用されていたそうですが、クリスマスシーズンになると、この洞窟内がクリスマスマーケットで華やかに輝きます。マーストリヒトの洞窟も一度見学に行きましたが、その時は洞窟内がひんやりして暗く少し恐かったです。

ファルケンブルフの洞窟内のクリスマスマーケットで最も古くから開催されていて有名なのが、Gemeentegrotのマーケットです。Gemeentegrotの洞窟は眩しいくらい明るくて、暖かく活気に満ちていました。

焼きたてのワッフルも美味しかったな〜。

皆さん、Prettig Kerstmis! (メリークリスマス!)

satoshi

2017.12.20

O先生からのドイツ便り

O先生は、いまドイツに滞在・研究中です。若手研究者ホープのお一人です。頂いたメールがこの季節ぴったりのドイツ便りでしたので、是非ご紹介させて頂きたいと思います。

“学外研究で3人ヨーロッパで活動するとは、本当にインターナショナルな学部だな~と実感” とのメールで始まりました。(本当にそうですね)
ドイツでも精力的に研究活動をされていて、次の研究活動につながる有意義な期間になっているようです。

週末に出かけられたという、アーヘンのクリスマスマーケットの様子。クリスマス・マーケットの本場、ドイツらしく、ダイナミックさも伝わってくる写真です。
O先生からのコメントは、写真の下です!

● 教会付近 (アーヘンは大聖堂の周りをマーケットが立ち並んでいました。地形は坂が多かったので、三次元的に明るかったです。ケルンの自宅付近の駅でも小さいマーケットがありました)

そして、研究だけでなく、いろいろな変わった?経験をされているようです。帰国してからのお土産話が楽しみです。
歯医者にて:親知らずを「医者が思いっきり道具で歯を掴み、腕をプルプルさせながら全力で抜かれました」とのこと。(私 ippo は、歯医者に行くのは日本でも勇気がいるのですが…すごい・怖い話です)。
美容院にて:切りたくもないもみあげをそり落とされてしまいました(笑)…(笑っているところに、O先生のおおらかさを感じます)。


●奥様のご協力もあってO先生の姿が…。もみあげの様子、目を凝らしてご覧ください!

【表紙の写真】なかなか良かったですよ、というコメントともに「マーケット入口」の写真。
 
※アーヘン:ベルギーとオランダとの国境に近い、ドイツ最西端の街。カール大帝、古代ローマ時代からの温泉街として有名なところ。一度は出かけてみたいですね。
※表紙の写真:銘菓プリンテンがこのクリスマス市のシンボルのようです。
 
ippo

2017.12.18

2期生とバッタリ!

先週のブログでは、1期生とバッタリ、朱雀キャンパスで会ったことを紹介しました。

 今回は、2期生とバッタリ! 研究室の前で会いました!
 私の研究室の前の研究室は、ab先生の研究室です。

    

 バッタリあった2期生の【ちより】さんは、abゼミを巣立って、栄養に興味を持ち、かつ管理栄養士の資格を取得するために、兵庫県にある大学に編入しました。その大学でも極めて優秀であるとお褒めの言葉をゼミ担当者(小生の友人であったので)から聞かされていました。そのせいで、その大学のHPなどでも取り上げられていました。

 今回は、管理栄養士試験が終わり、ab先生に挨拶に来たときに、バッタリ会えました。

 これから、卒業論文をまとめるとのこと。おそらく、良い論文に仕上げて、そのエッセンスは学術雑誌として彼女ならまとめるでしょう。

 卒業後は、フリーの管理栄養士として、様々な活動を考えているようです。
 自らのキャリアを本気で考え、その方向に思い切りドライブをかけて進んでいる卒業生は、本当にキラキラ輝いています。これからの未来もさらに切り開いていく、と確信しました。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
12月15日に、立命館東京キャンパスで
『東京大学スポーツ先端科学研究拠点・立命館大学スポーツ健康科学研究センター』協同シンポジウム 
「健康長寿社会をつくる革新的運動プログラムの創出
   ~東大・立命館発の「グローバルスタンダード」を目指して~」
を開催しました。定員100名が早々に埋まるほど注目されたシンポでした。
【忠】

2017.12.17

シンタクラース

オランダには11月になるとシンタクラースがやってきます。そうです、サンタクロースではなく、”シンタクラース”です。シンタクラース(聖ニコラウス)は、赤いマントと冠、そして長い白い髭が特徴で、見た目はサンタクロースそっくりです。 


この聖人は、毎年11月中旬、「ピート」と呼ばれる大勢の従者をつれて、”蒸気船”に乗ってやってきます。オランダでは12月5日の晩にサンタクロースのように子供たちのお家に訪れて、プレゼントを置いて行くと信じられています。
(悪い子はスペインに連れてかれるそうです。。)

オランダ人に尋ねたところ、オランダ人の子どもは主にシンタクラースからプレゼントをもらうのが風習で、日本のようにサンタクロースからクリスマスにプレゼントをもらうことのほうが希なんだそうです。

見た目はサンタクロースそっくりですが、付き人のピーとを引き連れてくるところもサンタクロースと大きく異なる特徴です。多くの子供たちはこのピートに扮して、まるでハロウィーンのように着飾ってイベントに参加します。

11月18日の土曜日にマース川を渡ってシンタクラースがやってくるイベントには大勢の家族連れで、街は大賑わいでした。この日から12月5日(シンタクラースの誕生日)まで街の様々なところでイベントが繰り広げられます。

歌や踊り、子ども達とのゲームなど、イベントも様々です。この時期にスーパーで売られているクッキーのKruidnoten(クラウドノーテン)は茶色い小石のようなクッキーですが、シナモンやショウガの味付けが絶妙で結構食べ出すと癖になります。



大学でも12月5日までは至る所でクラウドノーテンが振る舞われます。ちょっと食べ過ぎたかな。。

長男が通っている現地の保育園では12月5日の朝はシンタクラースが登場するイベントがあり、ものすごい人だかりでした。同じ研究室の先生の娘さんも幼稚園に通っているのですが、前日4日の晩は興奮して眠れていなかったそうです。子ども達にとって、シンタクラースはとても大事なイベントです。

こういった異なる文化に触れることができるのも、ヨーロッパ生活の醍醐味ですね。

satoshi



2017.12.11

1期生とバッタリ!

 毎週水曜日は、会議のため朱雀キャンパスへ行っています。
 先週は、打ち合わせがあるため早めに行き、智先生と1Fの食堂で待ち合わせて、事前打ち合わせをかねて、食事をしていました。
    

 その時に、トコトコトコと女性が近づいてきて
 「先生、お久しぶりです! 1期生のK村です」と話しかけられました。

 一瞬戸惑いましたが、じっとみていると昔の面影と像が切り結び、「○○部で頑張ってた、YKRさんだよね」と下の名前まで出てきました。卒業して3年半あまり。さらに素敵な女性になっておられました。

 少し話しを聴いてみると、卒業後、専門学校に通い社会福祉士を取得して、
現在は京都市で、
「コミュニティ・スペースsacula」
https://tsukuru-kyoto.net/bank/246-2/

という非営利活動団体を立ち上げ
子どもの居場所づくりや相談業務していて、
その傍ら、立命館大学大学院応用人間科学研究科にて「対人援助の研究」もしているとのこと。
なので、朱雀キャンパスに通っていて、バッタリ会うことができました。

自分のキャリアを見据えて、前進している姿勢に感激しました。
嬉しいバッタリの出会いでした。

学部・研究科の卒業生、修了生に会うとエネルギーをもらいます。同時に、彼らが学んだ学部・研究科をいつまでも誇りを持って、自分自身、周りの人へ自慢できるように、さらに発展させる使命担っていることを自覚させてもらえます。

我々、スポ健・教職員一同、これからも学部・研究科の発展に尽くします。卒業生、修了生のみなさん、是非、注目してもらい、支援のほどお願いします。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
現在、学部1期生から話題2つ。
その1、こどもが4ヶ月になりました。そろそろ顔をみせに行きます!
その2、海外留学中で一時帰国します。大学に顔出します!
教員として卒業生の訪問は純粋に嬉しいです。再会がたのしみです。
【忠】

2017.12.04

卒業生の活躍

 先々週の土曜日に、BKCの正門近くにできた、スポーツ健康コモンズの前の広場で、楽しそうに親子連れが運動していました。音楽をかけながら、真ん中で、インストラクターが、子どもたちを上手に運動させていて、非常に微笑ましく感じて、写真をとりました。
 

 近づいて、誰が指導しているのかな?とみてみると、卒業生の知佳さんでした!

   

 本当に、上手にインストラクションしていて、こどもたちが弾むように、生き生きと活動していました。ゼミで就職のことを話してくれたとき、「将来は地域の子どもたちに楽しく運動ができるようにして、こどもたち、地域を元気にしたいです!」、と語っていたのを思い出しました。

 まさに、思い描いたことを実現して、キャリアを積んでくれているのを教員として本当に嬉しく感じました。このような感激を頂けるのも教員冥利に尽きる話です。

 知佳さんは、普段、スポーツ健康コモンズで業務しています。管理運営業務のほかに、運動指導もしていて、今後は、今回のような親子、こども向けプログラムの指導もします。

 是非、教職員の皆さん、地域の皆さん、スポーツ健康コモンズをご利用下さい。
 Facebook で検索してみてください。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
今週、火曜日、12月5日 14:30-18:30
第9回立命館地球環境委員会のシンポジウムが開催されます。どなたでも参加自由(無料)です。
ぜひ、お越し下さい。
詳細は下記の通りです。COIの取り組みを話させてもらいます。
https://www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=357159
【忠】

2017.12.01

拝啓 師走の候

お疲れ様です。Hitomiです。

先日そろそろ帰ろうかとエレベーターを待つためにぼんやりと廊下に立っていたところ、ものすごいスピードで歩いてきたJin先生が「あっ、sgur先生、お疲れ様でーーす!!!」とにこやかに叫びながら(※Jin先生内比では通常音量)、一切スピードを緩めることなく、すごい勢いでエレベーター裏の階段を下っていきました。
返事を…と思った時にはすでにお姿はなく、ダッダッダッダッダッ…と小さくなっていく靴音の中で、一人目をパチパチしながら思わず「し、師走…」と口走りましたが、年末が近づき、どの先生もお忙しい毎日を過ごしていらっしゃるようです。


※現場。ちなみに師とはお坊さんのことらしいですね。

私の受け持っている授業も、色々とゴールが見えてきました。
基礎演習は今週水曜に論文の提出を終え、一息つく間もないまま、分科会用のプレゼンテーションの作成に入っています。
分析をどこまでさせるかが悩みどころで、たとえば「男女差が~」とか「○○の前後で~」と言われると反射的にT検定をさせたくなってしまいますが、統計的検定の意味も分からないままp値を見て有意と言わせていいものなのかどうか…、それとも、分からないままでもやらせて、後で理解を促すべきなのか…、う~ん、どちらがいいんでしょうね?
とりあえず、1回生の段階で研究をさせるというカリキュラムを組んでいる以上、後者の立場をとっているのだろうと勝手に解釈して、うちのクラスは統計的検定のできるデータは検定するように勧めています。
また分科会の様子もブログで紹介します。

Hitomi

P.S. iPhone Xが来ましたー!!
手に持った瞬間の感想は、やっぱり「画面が大きい!」、あと「意外と重い!」の2つでした。
ホームボタンがなくなって使いにくくなったということを聞いていたので心配していたのですが、私はすぐ慣れました(別に器用ぶっているとかではなく)。
Face ID(顔認証)も便利です。もともと私はなぜか指紋認証と相性が悪く、パスコードを入れてロックを解除するのが普通になっていたので、画面を見た瞬間にロックが外れるのはとても楽チンです。とりあえず高い買い物をした甲斐があったかな。
あえて文句を言うなら寝起きに認識されなかったことだけショックでした(笑)


P.S.2 どんなマニアックなジョジョネタでも必ず反応してくださる心強きハーミット・パープル先生…おめでとうございます!全力でファンファーレ吹いてます。



2017.11.29

一日しか時間がなければ何を見る?

「もしマドリッドに滞在して、一日しか時間がなければここを見るべし」と言われる街、トレド。
週末、まさに1日あるかないかという持ち時間でしたので、この言葉どおり、トレドに行きました。説明によると、首都がマドリッドに移るまではこの街が中心で、ユダヤ・キリスト・イスラムの3つの文化は欠かせない場所とのこと。今では、その栄華を誇った古い中世の時代から時間が止まったかのような雰囲気を漂わせる空間でした。


この土地にあるスペイン・カトリックの総本山、カテドラルはかなり尖がった形です。修復している間にオリジナルのゴシック様式はなくなったらしいのですが、この建築様式の形や用いられている技術で、ステンドグラスの発展につながった等々、その当時の発展・後世に伝える迫力が伝わる納得の立ち姿です。

皆さんは何を残して、後世の人は何を残すのでしょうか。原型はたとえ失せても、残るものは何だと思いますか……?そんなことを考えた場所でした。

ippo