[ activity ] の記事一覧

2017.08.30

見慣れた風景

あれよあれよという間に、8月が過ぎていきました。みなさんは、どのようにお過ごしなのでしょうか?

この夏はとくに、あわただしい毎日でしたが、かなり充実もしていました。しかも、その慌ただしさが苦にならないことがあるのだと思った夏でもありました。それは、ひとに恵まれ、見慣れたスポ健の風景に毎日支えてもらっていたからだと思います。

とてもやさしく愉快な先生方、職員さん、先輩、学生たちにかなり支えてもらっていて、いつかその方々に、私もなにかできるようになるといいな、とも思った時間でもありました。このスポ健の、ずっと変わらない“良さ”のおかげです。


(昨日、ひょっこり来てくれた元スポ健の先生だったMatさん、元スポ兼事務室のKarさん。ippoの研究室ではじめまして!一緒に過ごしてきた大切な方々のうちの二人 ^ ^)


ある夏の朝(エレベーターを降りるとそこは、ちょっとした花畑。昨年よりもパワーアップした学部棟のベランダにて)。


【shine】先生から頂いたハーブ。4,5日後に白い花が咲きました。仕事中もハーブの香りに癒されつつ。

何気ないこういう日常が、何かふっとした時に、いちばん懐かしい風景になるんじゃないかと思う今日この頃です。
さてさて、今後は徐々に雰囲気を変えながら(!?)、水曜日のブログを続けていこうと思います。また来週に。。。

【表紙の写真】 京都タワーを真下から眺めて…(この夏の思い出の一つ。※アップロードすると横たわりたがるのですが、タテにしてみてください)。

ippo



2017.08.28

嬉しい知らせ

助教のO塚先生が、夏期休暇中、研究室にひょっこり顔を出してくれて、満面の笑みで、「入籍しました!」と報告してくれました。左手には、真新しい指輪が輝いていました。
            
素敵な方とお付き合いされていると話しには聞いていて、陸上部関係者の飲み会があった折に、パートナーの女性、Hirokoさんを連れてきてくれました。とてもチャーミングで心根の優しい素晴らしい女性、というのが私の印象です。
           

O塚先生は、本学に2011年に着任して以来、非常に教育、研究に熱心に取り組んでくれています。実践的な研究を中心に、バイオメカニクス分野から教科教育分野まで幅広くかつ大きな成果を出してきています。今後さらに研究成果を高めることが期待されています。

今後、さらに人間力をたかめられ、教育、研究にも磨きがかかるでしょう。

同僚の教員、同じ分野の研究者として、今後ますます活躍してもらい、かつ幸せになって欲しいと願っています。

「我が友の喜び、我が喜び」

   嬉しい知らせでした!

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
若手の先生方を中心に、O塚先生のお祝いの会を開きました。本当に嬉しい顔ばかりです。
 

【忠】

2017.08.27

エッシャーのだまし絵(オランダ・ハーグ、その3)

オランダの画家であるM.C.エッシャーの美術館(Escher in het paleis)に行ってきました。

http://www.escherinhetpaleis.nl/?lang=en

 


最近美術館ネタが多いと思われるかもしれませんが、実はそこまで美術館マニアではありません(汗)。ただ、このエッシャーのだまし絵は子どもの頃から大好きで、今回初めてその実物を鑑賞することができて感動しました。

 

この「滝」は皆さんもどこかで見たことがあるのではないでしょうか?

永遠に循環し続ける滝の水(笑)

水車に流れ落ちる水がまた滝まで戻ってくる様子を自然に描いたこの絵は、従来の遠近法の描写ではなく、背景の図や水の流れの描写で遠近感を引き起こしているそうです。何かよく分かりませんが、とにかくじっと見続けてしまいます。

 




館内はエッシャーの絵画だけでなく、エッシャーの生い立ちに関する資料や、トリックの映像や、ワークショップなど、子どもから大人までが楽しめる展示が沢山あり飽きさせない空間を創っています。

(上記のリンクから美術館の様子がご覧頂けます)

 

satoshi

 

2017.08.25

第2弾☆教員インタビュー(後編)

先週に引き続き嶋村先生のインタビューをお届けします。引き延ばしているわけじゃない、絶対。
ちなみに嶋村先生はこんな感じの方です。娘さんかわいい!!




では、前の質問に関連して…ご専門である言語学の面白さは?
言語学といってもいろんな言語学があるんですけど、僕がやっているのは「理論言語学」というものです。皆さんがおそらく人文学の一部として思っているものよりは、どちらかというと理系っぽい…たとえば、いっぱい定式があって、データを収集して仮説をたてて検証していく…というようなステップを踏んでいますので、自然科学分野に近い手法を使ってやっています。

言語というのは、ヒトの脳の特性のひとつだろうと考えています。人間の体の成り立ちというのは自然の原理に従っているはずなので、人間の持っている言語も自然界にある原理に従っているだろうという考えでやっています。

そうなってくると、いろんな言語の共通点を探すということですか?
そうですね。「普遍文法」という仮説を立てて、それをより信頼性の高いものにしていこうという試みです。
特に関心があるのが、ヒトがいかにして言語を獲得するのか?という点です。子どもは、だいたい4~5歳で大人と同じくらいの文法能力を持っているといわれています。人間の言語は、語数(単語)は有限ですが、作り出す文っていうのは無限なんです。たとえば、今僕が話している文は、今はじめて作られた文で、70年生きたとしたら毎日文が作られてすごい量になります。
そういった無限の文を作り出すシステムは、習慣形成(刺激と反応)によって作り出すことができるのかどうかを考えたり…
??その場合の「刺激と反応」というのは、具体的には?
たとえば、子どもが文を発して、お母さん、お父さんに「よく出来ました」と言われてそれを習得する、怒られたらやめる、といったことですね。
言語に関しては、あまりそういうことってない気がしませんか?むしろ、「…でちゅよ~」という言葉を使ってあえて親が子どもに寄せて行くこともあります。これは母親語というのですが…つまり、親が子どもに対して与える言語の情報というのは不完全であるということです。
しかも、「こうじゃありません」という直接否定証拠は働かないんです。たとえば、ある子が“Nobody likes me.”を“Nobody doesn’t like me.”と間違えたとする。その時、親が何回なおそうとしても子どもはなおさない。子どもは、自分でなぜこの文が間違いなのかを理解できるまではなおさないんです。

そういうことを考えていくと、複雑な文を作る能力がいつの間にか備わっていることってとても不思議なことに思えてきます。これは、この能力が生得的なものなのか(それとも、経験を経て後天的に獲得したものなのか)という問題につながってきます。
人間は、ゼロから言語を習得するのではなくて、生まれながらに正しい言語を生成するための設計図のようなものを持っていて、それを基盤にして言語を習得しているんじゃないか…ということですね。

言語学を知ったらいい事があるかどうかは…分からないですけど(笑)、人間の知性に対する見方が変わるかなぁと思います。言語って当たり前じゃないですか?勉強ができる、できないってあると思うんですけど、日本語を話すことについてはみんな天才的な能力を持っていると思います。そんなすごいことを当たり前のように出来ているということが、人間の知性というものを考えるうえで、面白いなぁ…と思いますね。

なるほど~、言語学も面白いですね!
最後、英語の先生ということで英語が上達するためのアドバイスはありますか?
う~ん…文法をしっかり理解することですね。あとは発音ですが…発音にも文法がありますからね。日本語と英語の違いを理解しておくといいと思います。
たとえば、英語の場合、子音と子音がぶつかると次の子音が落ちます。But Iの場合「バット、アイ」ではなく「バタッイ(※表現できないですがめっちゃいい発音)」ってなりますよね。日本語は子音で終わることはないので、そういったことは起こりません。
今言ったように闇雲に読むのではなく、なぜそういう発音になるのかということを理解して真似してみるといいと思います。英語のルールを知っておいて練習するのと知らないで練習するのは違うはずです。
なるほど…
まぁ、あとは自分で話すことが大事ですね。英語が上手に話せるようになるとリスニングも上達すると思います。
道のりは遠いですが頑張ります…(いつの間にか自分の相談に)
英語が話せるようになると、楽しい事がいっぱいありますよ。


…というわけで、実は他にもお子さんのこととか色々と聞いたんですが、さらに長くなりそうなのでカットです。写真でご勘弁ください。30分くらい喋っていたんですが、文字にするのは10~15分くらいが限界ですね。

他領域の研究の話はやっぱり面白いです。特に言語学者はこれまで身近にいなかったのでとても興味深く話を聞くことができました。

というわけで、嶋村先生ありがとうございました!
お手製カレーをいただいたら、また報告します。
さぁ、次は誰に出てもらおうかな。

Hitomi

2017.08.23

夏の風物詩

夏の風物詩のひとつでしょう、バーベキュー!
キャンパス内にシー・キューブという施設があり、そこではバーベキューができます。

夏休みも忙しく部活の練習で汗を流す学生、海外に出かける学生、アルバイト先で成長しようとする学生、過ごし方はそれぞれですが、この日は、ゼミの3・4回生が集まって夏を堪能しました。
何やらいろいろあって最後の最後での乱入でしたが、なかなか美味しい焼きそば、ケーキも(!)をふるまってもらいました。
(3回生、暑い中、焼きそばをこしらえてくれています。絶品!)

4回生は卒論がんばろう!と気合いを入れつつ、就職活動の山を越えてほっとした雰囲気でした(それぞれが希望するところと縁づいてくれて、本当によかった…!あとは、教員を目指しているゼミっ子を応援するばかりです:祈)。
(さすが4回生、しっかり企画・実現させてくれました。今回は参加できなかった部活動のゼミっ子たち、最後のシーズンもがんばれっ!)

(記念の写真が、また1枚、また1枚…増えていきました ♪ 撮影、ありがとうございました)

心から感謝☆と言っても言い足りない想いになるほど、すばらしい学生たちです。
夏も一日一日が過ぎていきます。とても大事な時間でした…!

ippo

2017.08.22

五山送り火と体育研修会

 まだまだ厳しい残暑が続いております。こまめに水分補給をして熱中症には十分にご注意下さい。

 自宅付近のあぜ道を散歩していると、「赤とんぼ」を見かけるようになりました。一口に「赤とんぼ」と言っても日本には20種類もいるようで、素人の私には詳細な種類は分かりませんが、散歩している私に寄り添って飛んでくれるので、ちょっと嬉しくなってきます。
 季節は確実に秋へと向かっているようです。

 京都では、先週の16日に「五山の送り火」が行われました。
 「京都に越してきたのだから、送り火は絶対にみたいね」と家族で話しておりましたが、残念ながら昨年は大雨で全く見ることが出来ませんでした。
 今年は自宅ベランダからはっきりと見ることが出来ました。自宅からは、方角的に「舟形」は見ることが出来ませんでしたが、その他の送り火は見られました。感動・・・。

 
 また、話が変わります…。
 22日の月曜日(昨日)、北九州市教育委員会主催の教員研修会に【智】先生が講師として招かれていたので、私も同行させて頂きました。

 北九州市の新興住宅地に新設された小学校に、市内の小中学校の先生方100名程が集まり、体育授業の関する研修会が開催されました。
 午前中は、いくつかのグループに分かれて「体つくり運動」の指導内容を考え、午後からは模擬授業を行い、その振り返りを行っていました。

 その後の【智】先生の講義は、「ダブルダッチ」を教材とした、ひとつの体育指導方法を提案しました。指導理念や指導方法を説明したのち、体育館での実技やグループに分かれて模擬指導を行い、指導内容や指導方法を理解して頂きました。
 残暑の厳しい中でしたが、大変熱心に講義を聞いて頂き、実技も一生懸命に取り組んで頂きました。
 この取り組みが2学期以降、北九州市内の多くの小中学校で実践されることを期待しています。

 

【司】

2017.08.21

ASB2017 in Boulder

ASB(America Society of Biomechanics)、アメリカバイオメカニクス学会が、コロラド州ボルダーで、8月上旬に開催されました。コロラド大学ボルダー校が会場でした。

 写真にあるように、ロッキー山脈を眺めるところにあり、1600mの高地です。マラソン選手の高地トレーニングのキャンプ地としてもよく知られています。
  
 プレコングレス・チュートリアルでは、「リーダーシップ」のセッションがありました。バイオメカニクス学会におけるセッションには馴染みがないテーマですが、リーダーシップを備える人財を送り出す学部としては、非常に興味があり参加しました。開催者の意図は、「我々、指導的立場にあるシニア研究者は、それぞれの経験を積んで組織、研究グループをマネジメントしている。しかし、理論的に学んできておらず、学会としてもリーダーシップをしっかり押さえておく必要性を感じているので、このセッションを設けました」とのこと。
やはり、どの組織、グループを運営するにあたっても、リーダーシップを理論と実践で学ぶことは極めて重要であることを示唆しています。ここでの内容は、省略しますが、ippo先生の『リーダーシップ論』で十分カバーされているものでした。

 学会の初日のオープニングレクチャーは、非常に興味深く、動物の動きを2台の放射線カメラで撮影し、骨格の動きを3次元解析して、皮膚の上からでは分からなかった動きのメカニズムを明らかにするものでした。今後、この手法を用いた人間の動作解析も進むようです。実際に、膝の動きについての解析ビデオも紹介されていました。ただ、放射線を使うのでどの程度の被爆線量かが気になります。いずれにしても、計測技術は年々進歩しています。

 学会では、色んな出会いと、旧交を温める機会も得られます。
 少し紹介すると、次の写真は、ジョージア工科大学で研究させてもらったときにお世話になったGregor博士です。20年以上のつきあいとなりました。いまも本当に快活で、「先日、神経制御に関わる長い論文をまとめたよ!」と話してくれました。この写真を撮影してくれたのは、Kuri先生がUSCでお世話になったKulig博士です。
  

 もう一人の出会いは、Eakin博士。テキサス大学で研究させてもらった時に、実験などで大変お世話になりました博士号を2つ(たしか物理学と情報工学)もつ俊才で、ピンチングに関わる研究で数多くの論文をまとめています。12年ぶりの再会でした。
  

旧交を温められ、元気をもらいました。
  

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
 映画を観る機会は、今はほとんど海外のフライトの時のみになっています。今回のフライトで、『ビューティフル・マインド』(ロン・ハワード監督)という、2001年のアメリカ映画を観ました。ノーベル経済学賞を受賞した、実在の数学者を扱った映画といわれています。作品の構成に引き込まれてしまいました。
 1期生のAyakoさんが先週の土曜日に、ふらっと大学に来てくれました。夏休みのため帰省していて、その途中にわざわざ立ち寄ってくれました。長距離ランナーとして実業団でも活躍し、いまは南船橋のららぽーとにあるユニクロで勤務されています。お近くのスポ健OB/OGは是非立ち寄って下さい。
   

【忠】

2017.08.20

Zollverein Coal Mine(ドイツ・エッセン、その2)

ドイツのエッセンにヨーロッパスポーツ科学会議にて院生の発表が終わった後、エッセンにある、ツォルフェアアイン炭鉱遺跡は2001年にユネスコの世界遺産に登録されています。

https://www.zollverein.de/service/english-page

 


1986年までは2.4億トンの石炭が掘り出され、毎日8,000人の労働者が炭鉱地帯の地上と地下で働いていたそうです。現在は炭鉱の跡地に博物館も設置されており、エッセンの観光名所の一つになっています。


 

とにかくこの遺跡群の広いこと!とてもじゃないですが、半日では歩いて全てを見て回るのは無理でした。

 

 

博物館も以前、工場施設だったと思われる建物の中に建設されてますが、博物館に繋がるエスカレーターは石炭を運ぶ通路(?)だったのか、とてつもなく長い。。(上から見下ろしてみました)

 

 

博物館内に入るのは有料ですが、遺跡群の敷地内は自由に地域の住民が出入りしていて、犬の散歩をしていたり、バンドが野外でライブ演奏の練習をしていたり、複数の飲食店もありました。

イメージしていたユネスコ世界遺産とは少し異なる印象でしたが、地域と上手く融合している雰囲気が楽しかったです。

 

satoshi

 

2017.08.18

第2弾☆教員インタビュー(前編)

Hitomiです。夏休みはネタがないので困りますね。
というわけで、今週は教員インタビュー第2弾です。第1弾で終わるかと思いましたが、ちょうどいいところに英語の嶋村先生がいましたので、広島土産の三好ピオーネジュレ(おすすめ)を対価にインタビューを受けていただきました。

嶋村先生はブロガーではないので、まず簡単な紹介を…
嶋村先生は現在、英語Pをはじめとする語学の授業を担当されています。フルブライト奨学金でアメリカの大学に留学されていた優秀な先生です。同じタイミング(2016~)で赴任したということもあって色々とお世話になっています(特に初年度は書類作成や手続きが複雑なので情報共有できて助かりました…)。
経歴だけ見るとすごすぎて話かけづらい…と思いきや、とにかくマイペースでとにかく服装がラフです。「空気など読まぬ」という無駄に強い意思を感じます。去年、教員ラウンジで院生と間違われて受付の事務員さんにものすごい不審な目で見られていました。ちょいちょいこういうので笑わせてきます。

さぁ、そんな掘り下げたら面白そうな嶋村先生に用意した質問は以下の4つ(順不同)です。
「研究を始めたきっかけは?」
「専門(言語学)の面白いところは?」
「英語が上達するための方法は?」
「スパイスカレーの作り方」※インタビュー直前の雑談で京都の美味しいカレー屋さんの話をしていたら「最近、自分で作る」と言い出したので質問に入れました。

↓それでは、インタビュースタート(青字=私、黒字=嶋村先生)

じゃまず、スパイスカレーの作り方から(笑)
(笑)
僕、カレーが好きなんですけど、最近、簡単に作れるスパイスカレーのレシピ本を買いまして…、基本のスパイス3つ、コリアンダーとターメリックとカイエンペッパーを混ぜて炒めたりしながら作ります。
本格的ですね(笑) カレー作りは趣味なんですか?
料理が趣味なんですけど、だんだんといろんな凝ったものを作り出して、最近スパイスカレーに挑戦してみました。
いいですね。いつかみんなでカレー会をしましょう(笑)
ぜひぜひ(笑)

※「今日コロッケ作ります」と言っていたので、「写真送ってください」と言ったら律儀に送ってくれました。ちゃんとBefore/Afterです(笑)



じゃあ、真面目な内容に。研究を始めたきっかけは?
大学の最初の頃は経済学部だったんですけど、当時はあんまり真面目な学生ではありませんでした(苦笑)。ただ、本を読んだり音楽を聞いたりするのが好きで、アメリカやイギリスのバンドの中に政治的な発言を積極的にする人達がいたんです。
ある時、音楽雑誌のインタビューで、RADIOHEADのトム・ヨークがチョムスキーの本について言及しているのを読んで…当時、アメリカがイラク戦争を始めた時期で、そのあたりの内容だったと思うんですが、そこで出てきたチョムスキーという人がMIT(マサチューセッツ工科大学)の言語学の先生だと知って「どんなんやろな」と思って調べたのが最初です。
意外なきっかけですね。
音楽を聞いていて良かったです(笑)

長くなったので後編(来週)へつづく→

Hitomi

2017.08.16

危機感が生むもの

夏休みに突入し、8月もずいぶんと日にちが過ぎています。
今年のippoゼミ4回生は、卒業論文への危機感が強いからか、夏休みに卒論への自主的な取り組みが本格化してきました。

その勢いに乗って、ゼミはまた一段とチームらしくなってきました。自分のテーマだけでなく、仲間のテーマに耳を傾けて相談し合うカタチが、すばやく、ごく自然な流れで生まれるようになりました。
ツッコミも激しくなり、にぎやかなディスカッションの場ですし、そのおかげで卒論の進度も急に上がってきたように思います(本人たちがそう実感できると言っているので、何よりなことです)。

(研究室前に、学生たちの靴が並び始めました!)

一緒に考えて、1本1本自分の研究を作っていく活動の中では、学生たち一人一人の特徴がちらりちらりと姿を現してきます(素が出てくるようになったり、変化もしたりといろいろです)。
おもしろいのは、ゼミでの付き合いが2年目に入ってくると、卒論の取り組みの様子で、部活動のチームでその学生がどんな動きをするのか見えてくるような感覚になるときがあります。ときどき、そんなことをその学生本人(たち)に伝えながら、彼/彼女たちのプレイスタイルやリーダーシップのあり方を自分でどう見ているのかを教えてもらっています。


そんな学生たちが ”はまり”始めると、昼ごはんを取るのも忘れる集中力はすごいものがあります。これまでのスポーツで培われたものかもしれません。
卒論が追い込みの時期に、シーズンの山場を迎える部活等があります。ippoゼミの4回生は、今までよりもそれに該当する学生が多いので、この勢いがプレイにも反映されてこれまでの努力がしっかりと報われる努力になることを切に願っています。

【表紙の写真】実物はとっても大きなシューズたち(この大きさにも見慣れてきました)。大事な試合に向けて、しっかり学生たちをケガから守ってくれますように…(祈)。

ippo