[ activity ] の記事一覧

2017.07.25

京都散策

 近畿地方に梅雨明け宣言がされても、梅雨の時と同じく毎日蒸し暑い日が続いています。
 ほぼ毎日、熱中症に対する注意を促すアナウンスがキャンパス内に流れています。学生の皆さん教職員の皆さん、こまめに水分補給を行い、前期のテストや各業務に臨んでください。

 本日(火曜日)、衣笠キャンパスで打ち合わせがありました。京都駅からバスで衣笠キャンパスに移動していると、「二条城」や「北野天満宮」では多くの乗降客があります。夏休みに入り、国内外から観光で多くの皆様が訪れているのですね。

 バスから降りて正門からキャンパス内へ歩いていると、学生さんの多くが右方向に移動しているので、フッと目を上げると、パルテノン神殿のような立派な建物が・・・。図書館(平井嘉一郎記念図書館)なんですね。前回訪れた時は、前か下を向いて歩いていたので全く気が付きませんでした。(あんなに大きな建物なのに・・・。)
 内部は撮影禁止ということで、外観のみ撮影してきました。

 折角ですから建物の中に入り、入口ゲートの外から中を見渡すと、試験勉強対策なのでしょうか、多くの学生さんが静かに学習している様子が見られました。
 入口右手側には「Tully’s coffee」もあり、優雅な時間を過ごすことも出来ますよ。

 先日の日曜日、久しぶりにウォーキングをしました。自宅からJRに乗り「西大路」駅まで移動し、西大路を南下して九条通りを東に向かいました。九条通りは、平安京の南入口にあたる遺構や建物が多数あります。小さな公園には「羅生門跡」の記念碑があり、「ここが都の入口か」と1200年前に思いを巡らせました。ご存知のとおり、平安京のメインストリートの朱雀大路の南端の門で、この門により都の内外を分けています。大きな門であったことは資料からも分かっていますが、今は、ポツンと石碑のみ。


 そこから6~7分程度東に歩くと「東寺」があります。平安京には、羅生門を東西に挟んで東寺と西寺があったようですが、現在は真言宗の寺として東寺が残っています。

 京都に移住する前から何度か訪れた寺ですが、「講堂」の「立体曼荼羅」は素晴らしいです。また、東寺の「五重塔」は八坂の塔と共に京都を代表する塔で、京都を紹介する際の映像に出てくる頻度が高いですね。

 見る方向としてのお勧めは、東門から入った池にこの季節咲いている、蓮の花を手前にして奥に五重塔。


 近くの街路には、サルスベリ(百日紅)が真っ赤な花を咲かせていました。
 
【司】

2017.07.24

1%の力


 先日、東京出張の折に、学部1~3期生の卒業生ならびに研究科修了1期生から5期生あたりまでと職員(Dan野)のみなさんと、新宿で楽しく食事させてもらいました。

 卒業生・修了生の元気は、明日の活力。みなさんから、パワーを頂きました。

   

 そのときに、最近読んだ、表題の本、『1%の力』(鎌田 實著)について、少しお話ししました。
 
 何かに取り組むときに、急激に大きく変えるには、相当に頑張らないとできません。ただ、ほんの少し、1%だけなら気楽にやれるので、その程度の気楽なところからやってみましょう! という話です。

 ですので、1%変えてみよう、頑張ってみよう、与えてみよう! の精神で少しずつでも積み重ねながら発展していってください、とお話ししました。でも、塵も積もれば山となる、と同じで1%というのはすごく大きなものになります。計算だけですが、もし、毎日1%ずつ向上すると仮定すると、1年後には、もとの40倍近い力になります。計算してみてください。

 いずれにしても、ほんの少し、気がついたときに、やってみる。ほんの少し、続けてみるの精神です。

 大学の行事でみてみると、
2019年は、校友会100周年  http://www.100th-ritsumeialumni.jp/
2020年 大学創立120周年 そして
スポーツ健康科学部・大学院同研究科10周年です! 

 これらの行事に向けて、色んな取り組みをしていますが、
 校友課が中心となっている、「未来人財基金」があります。

本学部の学生も在学中に、この基金から奨学金を受けて成果を上げてきています。また、すてきなことに、奨学金を受けた卒業生が、この基金に寄付もしてくれています。

こちらも、『1%の力』 で、新宿で集まった卒業生、修了生に、アナウンスいたしました。そうすると、すでにほとんどの方が申し込んでくれたようです。

 世の中、ギブ&テイクで、「ギブ」が先に来ます。 チャンスを与えると、チャンスが来ます。
 気持ちをこめた「ギブ」 「ギフト」を未来に届けていただければ、未来からみなさんへチャンスが舞い降りてきます。
 関係者の皆さんも、『1%の力』で、
 未来人財基金の方もお願いします。
      (お申し込みは下記からできますので)
       http://gift2r.info/about_gift.html

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
 今週は、定期試験真っ盛りです。学部生のみなさん、頑張ってください。先週の木曜日は、M1の中間発表がありました。M2、ドクターの学生、先生方も集まり、熱心な議論が交わされました。M1は研究計画をまとめましたので、夏にその計画を実行してくれて、秋にその研究成果を示してくれるのを楽しみにしています。
【忠】

2017.07.23

バイキング船博物館

先日はデンマークから電車にって西に40分ほど行った街、ロスキレにあるThe Viking Ship Museumに行ってきました。

 

http://www.vikingeskibsmuseet.dk/en/

 

バイキングと聴くと、海賊とか少し乱暴なイメージがあるかもしれませんが、実はデンマーク人にとってバイキングはとても身近な存在です。デンマークのどこに行っても、バイキングに関する博物館や砦、お墓など、何かしらバイキングの歴史が目につきます。

 

Viking Ship Museumには1000年以上前の実際に海に出ていたバイキング船が展示されています。この屋内の施設でバイキングの歴史を知ることができます。博物館は海に面していて、外の景色とマッチしてとてもきれいです。

 

また屋外では実際にバイキング船を制作しているところを見学したり、木材と工作道具を使って船を作り、水に浮かべて遊べる場所もあり、子どもたちが楽しめる施設になっています。

実際にバイキング船に乗って船を漕ぐ体験もできます。

(写真の船ではこの後実際に帆を張って風力で進んでました)

 

金槌や釘、ノコギリを使って子どもたちか自由気ままに工作してるのですが、スタッフは別に監視もしてなくて、親御さんが見守る中、自由気ままに好き勝手に遊んでました。ちょっと危なっかしいな、と思う反面、この自由なところもデンマークらいしいな、と感じました。


一番ムキにになって船作ってたのは僕も含めてお父さん連中でしたけど。。

 

satoshi

 

 

2017.07.19

ゼミ前期の〆☆ 2017夏本番へ

大学ではそろそろ前期授業が終わり、定期試験の時期を迎えています。
梅雨を潜り抜け、夏本番へ。学生たちにとっては、たのしく、成長するかどうかのカギを握る時期でもあります。

今、学部4回生は、就職活動の山を越えつつ、そして教員採用試験が始まり、そして卒業論文まっしぐら。
学部3回生も、それぞれのゼミでがんばっています。

ippoゼミでは、とても仲良くなってくれて、チームワークもとれるようになってきました。
いま、3回生を中心とした本格的な実験のチームができて、積極的に活動してくれていますし、実験対象(被験)者としても協力してくれています。
一緒に活動をしている時間が長いほど、思いがけないこと、なぬっ!?と驚かされることを含めて、学生目線を知る機会・発見があります。どっきりすることもありますが、一人一人の特徴が出ておもろい、そしてうれしい時間・ゼミ風景です。
(笑い続けてほしい…*^^*)

そんなことを、じんわりと味わう時間、いろんな気づきをもらう空間は大切ですね。少し、ひと息、つきたいところです。みなさんにとって、徒然なるまま想いを馳せることができる場所はどこでしょうか?

最後のゼミ時間、前期にやるべき課題が終わった後、誕生月のゼミっ子たちのお祝い!!ゼミっ子どうしの関わりが、とても微笑ましいです。
(21歳になったメンバーは一人一人、ブルゾンちえみwith Bのネタ曲に合わせてこの1年の抱負を…ちょっとした罰ゲーム!?)

この中に、9月から外留する私も潜り込ませてくれました。そんなゼミっ子たちの気持ち、大切にしたいと思います☆
(左からManahoさん:世界進出、Yutoくん:日本一、右からShioriさん:45kg 笑、Mizukiさん:完全復活)

ippo

2017.07.18

暑気払い

 近畿地方は梅雨明けしたのでしょうか?

 毎日、日中は気温が35度前後まで上昇し、夕方にかけて入道雲が沸き上がり、雷鳴が轟きわたり雷雨。完全に亜熱帯気候のスコールのようです。
 これから暑い日が続きます。こまめに水分を補給して、熱中症にならないように注意してください。




 そのような中、教授会・第一委員会のメンバーで「暑気払い」をしました。
 場所は、大津市にある『ドイツレストラン ヴュルツブルク』です。琵琶湖の湖畔に建つこのレストランは、大津市とドイツ国バイエルン州ヴュルツブルク市が1979年に姉妹都市提携の共同宣言をしたことにより、両市友好の証としてヴュルツブルク市から大津市制100周年の記念として建築資材が寄付され、大津市側の施工者と協力して移築されたものだそうです。外観だけでなく、インテリア・家具もドイツのもので、日本に居ながらにしてドイツを体感出来る空間でした。



【ken】先生がドイツに留学されていたこともあり、ドイツの文化や料理にも詳しく、色々と話を聞きながら料理を頂きました。「ドイツ人は豚肉を美味しく加工して食べる民族」だと【ken】先生。ポークハムやソーセージは絶品でしたね~。
 今回の料理のメインは「アイスバイン」。初めて聞く名前の料理でしたが、豚の膝を長時間かけてトロトロになるまで煮込んだものでした。肉は柔らかく、皮はプルプルでコラーゲンたっぷり・・・。肉本来のうまさを堪能できる一品でした。
ドイツ料理を堪能して、これで夏を乗り切れそうです。


 先週の土曜日に用事があり四条烏丸まで出かけてきました。メインストリートには多くの山鉾が立ち並んでおり、祭りの関係者や観光客の皆さんで賑わっていました。京都市内は7月に入って「祇園祭」一色です。まだまだ祭りは半ばですので、時間がありましたら是非お出かけください。

【司】

2017.07.17

ライフ・シフト (Life Shift)

先週の朝食実習は、基礎演習のAクラス(【Hitomi】先生担当)でした。(Hitomi先生は、金曜日担当のブロガーです。いつも視点が面白く、毎回楽しみに読ませてもらっています!)


このクラスが、朝食実習の最後。いつも切り身の大きな鯖が印象的で、美味しく頂いてきました。Ab先生始め、Ab研のみなさん、ありがとうございました!お礼申し上げます。

さて、最終回の『今日のひと言』は  ライフ・シフト (Life Shift) です。
グラットン・スコット著(池井訳)の本です。副題には、100年時代の人生戦略とあります。

日本人の平均寿命は世界的にみて、トップの水準にあります。日本に限らず、平均寿命は、各国とも年々延びてきています。もうすぐ、平均寿命が100歳になることもそう遠くありません。この本は、そのような、人生100年を迎えるにあたって、従来のような3ステージ型(教育を受けるステージ、働くステージ、引退のステージ)のような発想では、うまく人生を過ごせなくなるので、「新しい生き方」の考え方を示した本といえます。是非、読んでみてください。

 その中で、これからテクノロジーの進化も急激におこります。そのような変化が起これば、当然、仕事(職種)も変わり、仕事のやり方も変わります。そのような時代にあって、「仕事の未来」を考えると、

人間しかできないこと(人間固有の能力) を伸ばすしかありません。
では、それは何かというと、2つのことをあげていました。
①複雑な問題解決の能力 専門知識 帰納的推論 コミュニケーション
②対人関係と状況適応の能力

 ①については、「経済的価値は製造ではなく、イノベーション」という指摘もありました。iPhoneについて説明しましたが、この製造コストは全体の20-30%と言われています。部材の費用、組み立て費用です。残りはというと、このiPhoneを考えたアップル社の利益とその他です。つまり、イノベーションを起こした方が、経済的価値が高くなっていると言うことです。アップルが工場を持っていないといことは有名ですが、知らない学生が意外と多かったです。さらに、iPhoneの部材などの7割ぐらいが日本製とも言われています。

 日本もこれから、イノベーションを起こせる人財がますます求められます。そのような人財に、スポ健学生もなってくれるでしょう。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>


朝トレから研究室に戻る途中で見つけた、写真撮影の様子です。
私は上手く撮れなかったので、Joe先生から写真をもらいました。良い写真です!おそらく、学部紹介のパンフレットなどで使われると思います。
【忠】

2017.07.16

Annual Congress of the European College of Sport Science

先週はドイツのエッセンで開催されていた第22回ヨーロッパスポーツ科学会議 (Annual Congress of the European College of Sport Science) に参加してきました。



エッセンはとても落ち着いた雰囲気の街で、繁華街を出るととても静かです。

学会会場に行く際に一枚写真を撮ってみました。



 

研究室からは、博士課程後期課程の鳥取伸彬さんが、

"EFFECT OF PLYOMETRIC TRAINING ON SPRINT

PERFORMANCE IN PREADOLESCENT BOYS"

というタイトルで口頭発表しました。

(口頭発表は写真撮影禁止のため、会場での個人撮影のみ。。)

また、同学会にて、博士課程前期課程の片本裕大さんが、

"EFFECT OF LONG-TERM RESISTANCE TRAINING AND PROTEIN SUPPLEMENTATION ON INTRAMYOCELLULAR

LIPID CONTENT IN HEALTHY YOUNG SUBJECTS"

というタイトルでポスター発表を行いました。

 

二人とも質疑応答では多少戸惑う瞬間もありましたが、堂々とした発表でした。

 

satoshi

 

2017.07.14

「○○」と心の中で思ったならッ!その時スデに行動は終わっているんだッ!

Hitomiです。暑い…というか蒸し蒸しした日が続きますね。最近、暑さで目覚めることがほとんどです。
みなさんも熱中症には十分にご注意ください。

さぁ、今週の基礎演習は待ちに待った朝食実習でした。
うちのAクラスが最後のクラスです。海老先生&伊坂先生、毎週有益なお話をしてくださり、本当にありがとうございました!



朝食実習の様子は月曜日恒例となっていますので、本日金曜は朝食実習の前に行われている運動実習の様子をご紹介します。

運動実習では、“Insanity Workout”という海外で流行したトレーニングプログラムをみんなで行います。去年は見ているだけですごく暇だったので、今年は参加してみました!
これ、本当にきついです。



鬼教官(※オリター)の愛のムチがパフォーマンス室に響きわたります。
それなりに負けず嫌いなので若い者には負けん!と頑張りましたが、途中で「あ、これ明日の授業準備できなくなるやつだ」と思って、写真を撮るフリしてさぼっていました。ダメ教員。
やっている時は「本当に死にそう…」と思っていたのですが、終わってみるとやはりすがすがしいものです。

そして最後にアスレチックトレーナーの“George”先生から傷害予防のためのミニ講座がありました。



テーピングの実演があったんですが、手際の良さにびっくりしました!!私も学生時代に知りたかったなぁ。
そんなこんなで、みんなで健康でおいしい朝ご飯を食べて終了です。

大学の中にいると小難しいことばかりに考えが及びがちですが、この実習は”体を動かすのは楽しい”とか”みんなで美味しいご飯を食べると幸せ”とか、そういった研究や勉強の前提となる重要な気持ちを思い出させてくれます。何ごともバランスが大事ですね。

そして日常業務に戻ったのですが、なんとそれでは終わらなかった。悲劇はその後に待ち構えていました。

腰が…腰が痛い!!

いつも研究室CでしかめっつらしてPCばっかり見ているくせに、いきなり激しい運動したから…。ちょっ、これマジで痛い(リアルタイム)。ちょっと落ち着くまで動かないようにします。いや、本当に、改めて運動は大事だな…と。今後はちゃんと定期的に軽い運動をしていこうと思います。う~ん、これはもしや病院行ったほうがいいやつではなかろうか…?

気分を紛らわすために豆知識を。
みなさん、運動にせよ食事にせよ、行動が“習慣”になるのに何日かかるかご存知でしょうか?
ここでの習慣(habit)とは、「あれやるぞ!」とか「これやるぞ!」と思うより前に自動的に行動していることを指します。毎日歯を磨くとか、朝起きたらトイレに行くなど、むしろやらないほうがモヤモヤするレベルの行動です。

2009年の論文で、上記の疑問を明らかにするために大学生男子96名を対象とした実験が行われました。実験参加者はそれぞれ「昼食で果物を食べる」、「朝食後に水を飲む」、「夕食前に15分間走る」などの目標をたて、12週間この行動を継続してもらいました。
Lally, P., Jaarsveld, C. H., Potts, H. W., & Wardle, J. (2009). How are habits formed: Modelling habit formation in the real world. European Journal of Social Psychology, 40(6), 998-1009. doi:10.1002/ejsp.674

その間、毎日ウェブサイトにアクセスしてもらい、前日に行動を行ったかどうか、その行動が自動的に生起したかどうか(The Self-Report Habit Index: Verplanken & Orbell, 2003, p. 1329)を報告してもらいます。

結果を図に示すと、だいたいこんな曲線になるらしいです。
※著作権が心配なので、汚い手書きで失礼します。

結論を言うと、行動が習慣化するのにかかった日数はおよそ66日だったということです。つまり1か月程度頑張って毎日行動を続ければ、習慣化して自動的にその行動を行うようになる、というわけです。

また、この行動の内容を飲酒・食事・運動と3種類に分けて同じように習慣化した日数を比べると、どうやら運動は他の2つよりも少し長く時間がかかることが分かったそうです。
その理由として、運動は食事や飲酒よりも複雑な行動なので、自動的に行動が生起するようになるまで時間がかかるからだと考察されています。

毎日オンラインで解答してもらうということで、データに欠損が多かったり、統計上の問題で使えるデータが実験参加者の半分くらいになってしまったことなどが問題点として挙げられていましたが、面白い結果だなぁと思います。どんなに重要性を理解していても、続けなければ意味ないですもんね。

まずは1カ月!軽いストレッチからはじめてみますか!
その前に腰ー!!(> <)

Hitomi 

後日談:単なるぎっくり腰でした。辛い…

2017.07.10

シェフ・デ・ミッション (chef de mission)

先週の朝食実習は、基礎演習のIクラス(【Kenji】先生担当)でした。

   

『今日のひと言』は  シェフ・デ・ミッション (chef de mission)  です

語学堪能な、【Kenji】先生に、これは何語でしょうか?とお尋ねしたところ、

「フランス語です!」  さすがです。

英語で言えば、chef of mission  となります。

chef て何? と学生に尋ねたところ、「料理人です」と明快な答え。

そのとおり、chef de mission は、
いわば、 “ミッションの料理人”です。

何でこのような話しかと言えば、実は、chef de mission というのは、
リオデジャネイロ・オリンピックの英国統括責任者の肩書きでした。

この責任者のミッションは、『one team GB』。  GBはGreat Britain のことで英国をさします。すなわち、英国代表は一つのチームになろう!というのが、責任者のミッションでした。
そのために、選手、スタッフに対して、
誇り(pride)  尊敬(respect)  一体感(unity)  責任(responsibility)
を求めて、見事に成果をあげました。
オリンピックホスト国は、当該の開催大会で大活躍します。でも、翌大会ではパフォーマンスが低下するのが常でした。ところが、唯一、パフォーマンスを高めたのが英国チームです。ロンドンからリオにかけてメダルを増やすことができました。

 物事を進める上で、ミッションをかかげ、それに邁進することの大事さを示唆しています。

 このような話しをして、「1回生のみなさんも、それぞれのミッションをかかげ、それを完遂するには、何よりも健康で活動できなければなりません。そのためには朝食を元気に、機嫌良く、楽しく食べることは大事です。」と締めて、美味しく朝食を頂きました。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
   

先週の火曜日に、西園寺育英奨学金(成績優秀者)ならびに+R Challenge奨学金の授賞式がありました。写真は、授業の関係で全員写っていませんが、それぞれの今後の決意をメッセージにしたボードを手に、写真に収まってくれました。学部のロールモデルとしての活躍を期待しています。
【忠】

2017.07.09

Panorama Mesdag

今週は研究の打ち合わせでオランダに行ってきました。オランダで行う予定の臨床研究について研究プロトコルなどの調整です(オランダの研究については待った追ってご紹介します)。

 

レイデン大学を訪問ついでにハーグにあるPanorama Mesdagを訪問してきました。ハーグというと、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」やレンブラントの「テュルプ博士の解剖学講義」があるマウリッツハウス美術館が有名ですが、Panorama Mesdagには特殊な展示があります。ヘンドリック・ヴィレム・メスタグ(1831~1915年)はオランダ人画家で、風景画、とくに海の風景を多く描いています。

 

Panorama Mesdag1階は通常の美術館と同じく沢山の絵画が並んでいますが、2階に上ると、、砂丘の高台から景色を眺めるように360度ぐるっと風景画が描かれています。

 


www.pm360.nl

にアクセスすると、バーチャルリアリティのパノラマを体験することができます。(スマホで見ると実際に体の動きに合わせて画像が動きます!遠近感がすごくて、本当にその情景の中にいるような気分になります。 

心地よい、夏のビーチの熱気を感じる不思議な感覚でした。

 

Satoshi

 

 

特別展示では「ビーチでは何故人は自分を包みかくさず開放的になれるのか」をコンセプトにアーティストのTadao Cernの写真が展示されていました。ビーチで寝そべる様々な人。こちらも楽しかったです。

Tadao Cernってどう見ても忠夫さんとしか読めない。。(すみません)