[ activity ] の記事一覧

2017.05.29

Original  (創意) 

先週の朝食実習は、基礎演習のCクラス(Hassy先生担当)でした。
今回の集合写真は、全員写っているはず。



朝食実習のときの、『今日のひと言』は、「あいコア」(ICORE)精神の、
3番目 Original  (創意)です

あいコア精神については、次のキーワードです。
        I  Integrity   高志
C Challenge 挑戦
O Original 創意
R Research   研究
E Effort        全力

 Original は

 辞書で引くと色んな意味が出てきます。
 現物、原型、原本。もともとのもの、という意味ですね。

 研究論文で言う、originalは、原著論文といわれ、論文としての新規性が高い場合に認められます。ちなみに論文、データとしての価値は高いが新規性が認められない場合は、資料論文として区分けされます。

 また、作品、製品などでも、「オリジナルなもの」として表現される場合があり、唯一無二、独創という意味でも使われます。

 では、どのようにすれば、オリジナルなものを生み出せるようになるのでしょうか?

守 破 離

 といわれる言葉があります。これは、まずは恩師の教えを守る(守)。その教えをマスターしたら一度自分なりの工夫を加えて検討してみる(破)。そして、恩師からの学び、自分の工夫を往還しながら、自分流に到達する(離)。という考え方です。

 高校まではテキストがあり、解答がありました。いわば基本問題を解く時代(守)。
 大学ではその基礎力を使いながら自ら応用問題を設定し様々な考え方に触れる(破)
 そして、卒業論文、大学院の学びを通じて自らの考え方で原著論文をまとめる(離)

 この守破離を通じて、『創意』して、オリジナルな研究を行い、社会のどの局面においてもこの考えを活用・展開できる人財になって欲しいと願っています。

 そのような創意できる人財、イノベーションできる人財が、これからもっとも求められる人財です。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週の木曜日、金曜日に、全国スポーツ系大学協議会・全国体育系大学学長・学部長会議が、びわこ大津プリンスホテルを会場に開催されました。当番校として、本学部の先生方、職員のみなさん、学生、院生のみなさんに手伝っていただきました。BKCのツアーでは、ICナビの学生が大活躍で、参加者のみなさんから賞賛の声をたくさん頂きました。また、教職員のみなさんのおもてなしにも大満足されていました。本当にありがとうございました。



写真は、びわこ大津プリンスホテルの37Fにある【ab】先生プロデュースの「BIONA」での懇親会あとに撮りました。
 【忠】

  





2017.05.28

沖縄からヨーテボリへ

先週末は久しぶりに日本に一時帰国し、沖縄で開催された日本栄養・食糧学会に参加してきました。学会誌の編集委員会の会議やランチョンセミナーと院生のポスター発表など、盛りだくさんだったので、沖縄の気候を楽しむ時間はありませんでした。。とても残念。

日本栄養食糧学会でのランチョンセミナーの講演を無事に終え、翌日の早朝の便で沖縄を発ち、スウェーデンのヨーテボリに入りました。ヨーテボリではExercise Metabolismと題した学会が開催されており、運動と代謝に関する沢山の研究発表や講演が行われていました。Cell Symposiaと題したシンポジウムの一つであるこの学会は、分子生物学の分野の学術雑誌では有名なCell MetabolismやCell Reportsなどを出版してるElsevier社が主催しています。

学会会場では本学会のシンポジストの一人でもあった、オランダのマーストリヒト大学のLuc van Loon先生と、オランダで実施予定の共同研究についての打ち合わせを行いました。マーストリヒト大でもヒトを対象とした運動・栄養に関わる臨床試験を実施したいと考えています。とても楽しいディスカッションができました。向こうでの生活もとても楽しみです。



さてExercise Metabolismの学会では博士後期課程のK君がポスター発表を行いました。レジスタンス運動が糖代謝を調節する分子メカニズムを解明する重要な研究データです。沢山の参加者とディスカッションをして大盛況だったようです。
ちなみに、ポスターの右下に張ってある×マークの札は、ポスターを写真に撮ってSNSで公開することを許可するかどうかの意思表示だそうです。SNSでシェアして良いよ、という発表者は裏側の○マークの札を掲げていました。最近は学会発表のデータがその日のうちにSNSで共有されるので、とても便利ですが、いろいろな問題もあるようで、この意思表示の札はその対策の一環でもあるようです。



学会二日目の晩は、シンポジウムの演者の方々と交流する夕食会が開かれました。何と水族館の中の一室で食事できるという貴重な機会を頂きました。食事も美味しかったですが、まるで海の中にいるような雰囲気での食事と研究に関するディスカッションはとても楽しい想い出になりました。


satoshi



ヨーテボリも全く街を見て回る余裕がなかったのですが、かろうじて晩に一枚だけ写真を撮りました(笑)




2017.05.26

新企画☆教員インタビュー




ウッチ―先生を発見!誕生日おめでとうございました(昨日)。廊下でたまたまお会いしたJoe先生もご一緒にパシャリ。ウッチ―先生とは同い年。お互い、キャリアの中で大事な時期ですね、頑張りましょう!


さて今日は新企画、以前から「やってみたら?」と言われていた若手教員へのインタビューです。
杉浦の限りある人脈の中から、勝手に厳選した面白そうな先生を紹介していく不定期コーナーです(これで終わる可能性もある)。

タイミング的に「ここしかない、そして、この人しかない」と思い、この方にオファーしました。

大塚光雄先生です!



…ごっつ実験中!
ビビりながら入っていったら(もちろんアポはとってましたが)、「大丈夫ですよ~」と快くインタビューに応じてくださいました。

大塚先生・栗原先生・伊坂先生の論文“Timing of Gun Fire Influences Sprinters’ Multiple Joint Reaction Times of Whole Body in Block Start“は、Frontiers in Psychologyに掲載され、先週から今週にかけて多くのメディアで取り上げられました。

研究の内容は論文やこちらの学部の記事、オンラインニュースなどをご覧ください。
ここでは、第1著者である大塚先生の生の声をお届けしたいと思います。


―まずは論文の研究に関して、この研究の着想はどんなものだったのですか?
大塚先生:もともと400mハードルの陸上選手で、コーチもしてるんですが、現場でよく「ピストル音のタイミングがどうやこうや」という話題が出るんですよ。「あのスターター、ちょっとピストル鳴らすタイミングが遅かった」とか。
ピストルを鳴らすタイミングって、最終的にスターターの主観で決まってるんですね。なので選手の反応時間も変わるだろうな…っていう現場の経験がきっかけでした。

心理学用語に心理的不応期(Telford, 1931)っていうのがあって、陸上の現場でもあるだろうっていうので調べたのが今回の研究です。陸上選手は基本的に動作の再現性が高いんですが、反応時間に関してだけは再現性が低くて、そこだけ低いということは外的な要因が影響してるのだろう、きっとそれはスターターのピストルを鳴らすタイミングだろう…と思いました。

ニュースでは全身反応時間が取り上げられがちですが、他にも関節ごとの反応時間をとっています。肩が一番最初に反応します。これは簡単に言うと、物理的に脳から一番近いからです。肩は100ms下回る反応時間をみせます(※100ms=0.1秒)。腕が先に動いて、脚が動く、という順番です。


(別の実験の最中でした)

― へー、肩が最初に反応するとは意外でした。実験中、なにか大変だったことなどはありましたか?
大塚先生:学外から一流選手に来てもらって実験していたので、事故があったらあかん…と思って神経使いましたね。
ちなみにまだ続編もあります。投稿準備中です。

―それは楽しみですね!メディアの反響はいかがでしたか?
大塚先生:プレスリリースに9社反応が来て、全部取り上げてもらいました。ネット掲載70件超え、yahooトップ、NHKの朝のニュースでも流れました。
タイミングがよかったです。ちょうど桐生選手がフライングしてしまったのと、10秒を切る、切らないの話題が出ている時期だったので。

―では最後に、学生に向けて一言。
大塚先生:これは完全に僕の興味から始まった研究で、先行研究がどうこうとか、流行りの研究とかじゃないんですよ。ぜひ自分の疑問を大事にして、自分が楽しめる研究をしていってください。



15分程度お話を聞かせていただきましたが、あれだけ話題になってもおごらず、真摯に研究に向き合う姿勢が感じられました。
現場と研究をつなぐという強い想い、私も見習わなければなりません。

大塚先生、ご協力ありがとうございました!

ほかの若手の先生、突然お願いすると思うので覚悟だけしておいてください。

Hitomi

2017.05.22

Challenge (挑戦)

さわやかな五月晴れが続いています。

朝トレのときの青空が素晴らしく気持ちが良いです。



今週の朝食実習は、基礎演習のCクラス(Shine先生担当)でした。
前方から集合写真を撮ったのですが、スマホ撮影が不慣れで、前方両サイドの方、写ってなくて失礼しました(Shine先生申し訳ない)。

『今日のひと言』は、「あいコア」(ICORE)精神の、
2番目 Challenge (挑戦)です

あいコア精神については、次のキーワードです。
   I  Integrity    高志
C Challenge    挑戦
O Original    創意
R Research 研究
E Effort 全力

 チャレンジは、スポーツだけでなくビジネスでもよく使われ、日常良く聞く言葉です。
 良く聞く言葉だけに、改めてチャレンジを考えてみるとなかなか定義するのは難しいものです。
 もちろん、人それぞれにチャレンジの考え方があります。今日の言葉では、これまで研究室で議論してきたもの、私なりに考えてきたもの、スポーツ健康科学部の学生に身につけて欲しいものなどの観点から次のようにお話ししました。

  Challenge (挑戦)とは

ありたい想いを
実現する
日常の営みである

 チャレンジというと非日常の“凄いこと”と見えがちですが、そのようなスペシャルな活動も含めて、その土台となる日常での日々のコツコツとした活動そのものがチャレンジであると話しをしました。もちろん、そのコツコツとした積み上げは、ありたい想い(将来のビジョン、目標)を達成するためのものであることを意識しておく必要があります。日々の営みを保証する第一歩は、朝ご飯。しっかり食べましょうということで、「いただきます」の合掌で楽しく朝食を頂きました。



今回、同じ卓袱台の友になっていただいたメンバーの写真を載せました。みなさん、元気でキラキラしてました。将来の大きな方向性も聞かせてもらいました。高校の先生(校長)、シャラポワ(プロテニス選手とモデル)のような二刀流の働き方、俳優、スペシャルなテニスコーチ、栄養サポートなど、多岐にわたるものでした。みなさんの想いを実現できるように、大学、学部、先生方を活用下さいね。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週は、写真の3名が来てくれました。


写真右は、1期生の下SK君。卒業後アメリカの大学に編入し、卒業し、まもなくATCになる予定です。
写真真ん中と左は、今年3月に卒業した4期生で、これからATCを目指してアメリカの大学に編入するM田君とチアキさん。チアキさんは、『Beyond Boarders』に掲載されたポスターにサインをしてくれました。みなさん、益々頑張って、i-coreの星として輝いて下さい。
 【忠】

2017.05.21

Great Prayer Day

先週の木曜日、午後になると皆何故かそわそわしていつになく慌てて仕事してる感じ。
あれ?と思ったら、大学院生が”明日は休日だから明日は誰も来ないよ〜”と。

なるほど、皆午後になると落ち着きがないわけだ。
15時過ぎにはほとんどのスタッフが帰宅してしまい、し〜んと静まりかえってました。。
翌日の金曜日はデンマークは”Great Prayer Day"という休日で、イースターのお祝いをした日曜日から数えて4週目の金曜日にあたる日がこの休日になるようです。

せっかくの休日なので、何か街でイベントが行われることを期待してでかけましたが、、特に変わった様子はなく、いつもの観光客で賑わっている感じ。。

ということで、Church of Our Saviourという見晴らしの良さそうな展望台の見える教会のてっぺんまで初めて上がりました。まず最初は棟内の狭い階段を上っていくのですが、やっと外に出たと思うと、そこからまた階段。。




風が強く、また外側の通路はらせん状の階段で狭く、棟の外側を回るように上るのですが、吹き飛ばされそうでとても恐かったです。。






でも眺めは素晴らしかったので、とっとと写真を撮って、教会からでました。
上からの眺めはまた違ったコペンハーゲンの一面を見るようで気持ちよかった。

satoshi











2017.05.19

そう…一味…違うのね…

Hitomiです。
ちょこちょこ「ブログ見てますよ~」と言っていただき、うれしいやら恥ずかしいやら…。
「タイトルが独特でいいですね」と褒めてもらって罪悪感がつのったのでネタばらしすると、今のところ全部「ジョジョの奇妙な冒険(荒木飛呂彦,集英社)」の名言からとってきています。漫画を読むのが好きで…。過去のブログの記事でもジョジョの話題があるのを見つけてにやりとしたり。
https://www.ritsumei.ac.jp/shs/blog/archive/?arcm=2015-06-12(この本はまだ読んだことがないので今度購入してみよう)
そんなこんなで、ネタが続くか心配していた割には楽しんでやっています。まぁ、この話はいったん置いといて。

昨日の記事でshino先生から良いアシストをいただきましたので、今日は先日行われたあいコア会の様子をご紹介していきたいと思います。
(実は後で写真を見たら、ほとんどブレてて使い物にならなかったんですけどね 笑)

場所はびわ湖プリンスホテルの「レイクビューダイニング ビオナ」です。
ビオナと言えば、ab lab.
http://www.princehotels.co.jp/otsu/restaurant/biona/menu/lunchbuffet/
こちらでは管理栄養士・公認スポーツ栄養士でもある本学部のab先生がビオナと協働企画して考えたメニューを堪能することができます。

以前チラシをいただいた時に「うわ~、これ絶対行きたい~!!」と思っていたのですが、なかなか行く機会を作れず…。ようやく念願叶いました。



「レイクビュー」というだけあって、窓から見える景色が本当に素晴らしかったです!ちょうど夕暮れ時だったのでいい写真が撮れました。帰り際に見た夜景も綺麗でしたよ~



本日のお料理をプロデュースしてくださった岡本料理長、海老先生に感謝です。
右上)旬野菜のディップ 滋賀県産豆乳の抹茶マヨネーズと儀平味噌のバーニャカウダ 
右中)パルメザンチーズのリゾット
右下)プリン。すみません、デザートは盛り合わせだったので料理名が分かりません(笑)可愛くて美味しかったです!

私は幸運にもab先生と同じテーブルだったので、先生の解説付きでお料理をいただくことができました。こんな贅沢、他にないですよ…!!

一つ一つの食材の産地を説明しながら「料理の“ストーリー”を考えるのが好き」とおしゃっていたのが印象的でした。
生まれた場所が違えば全く違う人が育つように、食材も生産された場所が違うと全く異なる個性を持ったものになるのでしょう。さらに食材同士の組み合わせ、食べる人、土地の文化・歴史…いろいろと考えていけば、そのストーリーは無限大です。
料理をそんな風に捉えたことがなかったので、目から鱗でした。

私も今度、滋賀県産にこだわって買い物をしてみようと思います。
(まぁ…私…料理苦手なんですけどね…。レシピに調味料が4つ以上書いてあると心が折れかけます…。最近しょっちゅう食べてるのは、きゅうり・塩昆布・ごま油を和えただけのやつです。簡単すぎる…でも美味しい…)

夏になったらまたメニューが新しくなるそうなので、また行かないといけませんね!

あいコア会では、【智】先生の名司会のもと、新しいスポ健の仲間&事務室・リサーチオフィスの皆さんの紹介がありました。どなたも爆笑スピーチの中に能力の高さが垣間見えて、やっぱり【忠】先生の求心力はすごいなぁ~と改めて思い知りました。


特戦隊・さわやかブルーも大はしゃぎです。ズボン破らないようにお気を付けください 笑

(カメラを向けると必ずノッてくれるので嬉しい 笑)

GW後、モチベーションの低下しやすいこの季節。
英気を養って、また頑張っていきましょうー!!

Hitomi

2017.05.17

5月はなんだか幸せな月になりそうな…(その2)

連休中に、学部1期生の学生の結婚式が行われました。とびきり素敵な時間を過ごさせてもらいました。

(素敵な二人でしょう?写真掲載は、新婦の許可済み!)

新郎・新婦とも、ゼミの卒業生だったこともあって、ありがたいことに招いて頂きました。1年ほど前からこの日のことは聞いていましたので、この日ばかりは…!と、スケジュール帳に早々と大きく印をつけて、楽しみにしていました。

京都のとても趣のあるところで、新緑に囲まれたところでのお式。
参列者はほとんど二人の友人たちで、ありがたいことにスポ健の学生たちとちょっとした同窓会にもなりました。みんな、それぞれの職場で、それらしい雰囲気を醸し出していて、がんばっている様子を窺い知ることができた時間でした。

(「結婚しました」「子どもが生まれました」という話も!)

このような中で、生まれて初めて祝辞を述べさせていただきました。その昔、講義を受けてくれたメンバーがたくさんいる中でのことでしたが、みな、もう立派な社会人。私の中では、ド緊張の中なりに、いろいろな想いがめぐりました。
何よりも、スピーチや人前に出るのは極力避けたいタチなのですが、この日はこの卒業生たちに見守ってもらって、しっかり支えてもらいました。スピーチに対するフィードバックもくれたりと、本当に心強い同志に恵まれた感覚でした。

終始、お二人らしい、そしてご両家のご親族の皆さんの愛情を感じる結婚式・披露宴。
そのひとときに、ゼミの学生を全員招いてくれたのは、研究室運営を一緒にやってきた者としては、本当にうれしい、最高の出来事でした。また、この二人やゼミ生には、また一つ、”教員”に近づくためのステップを歩ませてもらいました。

(ゼミ1期生、大集合!この後、3次会まで続いたそう…)

幸せのカタチは、人それぞれであると思いますが、信頼のおける人・仲間と幸せな時間を少しずつ刻んでいけるといいな、と改めて感じました。感謝☆

表紙の写真、四葉のクローバー、見つかりましたか?学部の前に佇んでいました。
皆さんにも幸せが運ばれますように!

ippo

2017.05.15

Integrity (高志)

先週の水曜日から、朝食実習 が始まりました。

早朝から、先輩学生の指導のもと、トレーニングをしたあとに、ジョージ先生からアスレティックトレーニングの実践指導をしてもらってから、レコスタジオ(栄養調理実習室)で、8時半ごろから、朝食を頂きました。

今週は基礎演習のEクラス(樹Yoshi先生担当)でした。

最初に、今日のひと言として、3分ほど話しをさせてもらいました。
入学歓迎式の折に、新入生全員にプロフェッショナル宣言をしてもらい、夢・目標を書いてもらいました。
https://www.ritsumei.ac.jp/shs/blog/archive/detail/?date=2017-04-03
そのときに、プロフェッショナル宣言を実践するには、われわれの教育研究棟であるインテグレーションコアのニックネームである「あいコア」(ICORE)精神で頑張っていきましょう!と話をしました。

あいコア精神については、次のキーワードです。
I   Integrity 高志
C Challenge 挑戦
O Original 創意
R Research 研究
E Effort 全力



今回の話では、最初のキーワードである、Integrity(高志)についての考え方をお話ししました。
Integrity を辞書で引きますと、高潔、誠実、品位とあります。また、システムなどでは整合性を意味する言葉として使われています。近年では、スポーツ・インテグリティとして、スポーツの高潔さを求める単語もよく使われています。

我々の学部では、Integrityを日本語で、高志と表現しています。志は考え方とその方向性、ビジョンを示す言葉です。考え方は、360度様々な方向性があります。当方が思い描く方向性は、あくまでも世の中に貢献するという、ポジティブな方向性であることを意識しています。その上で、そのような志を推進する総体としての人間力を高めていく必要について説明し、次のような表現で話をしました。

ポジティブで確固たる志と
それに見合う人間力
 朝のおなかのすいている時間でしたが、Eクラスの1回生はしっかりと聞いてくれました。
 その後、Ab先生から、配膳の確認、指導を受けて、ゼミ長の大きな『いただきます!』のかけ声とともに、楽しい朝食を頂戴しました。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
 5月10日にスポーツ庁鈴木長官がBKCに来校されました。スポーツ健康コモンズの視察、授業見学、関係者、学生との意見交換など、長時間滞在されました。
 詳しくは下記をご覧ください。
http://www.kyoto-np.co.jp/education/article/20170510000135
http://www.activeforall.jp/topics/205/
 もうひとつは、大学院修士2期生の修了生が、家族で研究室を訪ねてきてくれました。可愛い息子さんも連れてきてくれて、賑やかで、和やかな時間をもらいました。


 【忠】

2017.05.14

サンドイッチと論文

Institute of Sports Medicine Copenhagenでは、研究所のメンバーの学術論文が雑誌に掲載されると、その論文の筆頭著者がランチタイムにその発表された論文についてプレゼンをする習慣があります。筆頭著者が幹事となって参加者を募り、事前人数分のランチを注文します。

ランチさんのセミナーに参加するのは学生や教員だけではなく、秘書さんや事務員さんも招待されます。そのため、発表者は専門用語を使いすぎず、自分の研究内容が誰でも理解できるような分かりやすい発表をすることが求められます。


 

この写真はセミナーが始まる前で、この後に続々と参加者が増えて立ち見状態でした。


Dr. Michael Kjærは冗談で、「このランチの時に研究所に何人所属してるのかがよく分かる」と笑いながら言ってましたが、ほぼ全員参加しているようでした。

もちろん、無料ランチが振る舞われるので(費用は研究所持ち?)、参加者の数は増えるのですが、セミナーを通じてその研究者が行ってきた研究をスタッフ全員と共有し、しっかりとけじめをつけ次の研究に繋げることができる良いきっかけになっていると感じました。

研究所には海外からの研究者も数名いるので、発表は全て英語です。


 


ちなみに前回開かれたランチセミナーではDr. Kjærからシャンパンが振る舞われたそうですが、その際の研究は国際誌の「Science」に掲載されたそうです。インパクトファクター(その学術雑誌の論文が一定期間にどれくらい他の研究者から引用されたかなどで割り出す評価指標)の違いを、嫌みの無い形で認識させるうまい手段だな、と思いました。

 

今回発表した写真のDr. Mckeyは人体から採取した筋肉のサンプルから生化学的な解析を実施して、運動などによる筋肉の損傷の修復に線維芽細胞が重要であることを臨床試験で初めて報告しました。

この論文の詳細は以下のリンクからご覧になれます:

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28369879

 

いつも皆が昼にランチを食べているスペースが、スクリーンが降りてくることでミーティングルームに早変わり。今回はランチとして、サンドイッチが提供されました(ただのサンドイッチと思って写真撮るの忘れたのですが、パンがめちゃくちゃ美味しくて、撮り忘れたのを食べた後で後悔。。)。

 

日本に帰ったら僕もこのランチセミナーを研究室で実施したいと思います。

 

satoshi


オフィスの窓から見える外の景色も、この窓だと様になりますね。

 


2017.05.11

久しぶりに

こんにちは、shinoです。

GWもあっという間に過ぎちゃいましたね。

ここ最近は日差しも強くなり、だんだん暑く感じるようになってきました。
皆さん、体調は崩していないでしょうか?

さて、私はGW中に、自宅近くの奈良公園にある若草山を歩いてきました。
若草山は皆さんご存知だと思いますが、麓には大仏で有名な東大寺があり、
毎年1月には山焼きという、奈良の早春を告げる伝統行事があるところです。
菅笠のような形の山が三つ重なって見えることから、三笠山なんて呼ばれることもあるそうです。
山頂には、清少納言の枕草子にも出てくる鶯塚古墳があります。




山なんて言ってますが、高さ342mなので、登山というより、散歩という気分です。
約1時間ぐらいかけて、ゆっくり歩いていきました。
しかしながら、歩き出すと、なかなかどうして、
思っているより傾斜があるので、結構な山を登っている気分になってきました。

山頂まで到着した時には、そこそこ疲れてしまいました。
でもしっかり歩いた甲斐があって、山頂では、風がとても爽快でした。




奈良公園なので、当然のごとく、鹿があちらこちらで歩いています。
ちょうど今は、鹿の子供が産まれる時期なので、小さなかわいい鹿にも出会えます。



途中は、新緑や、山藤が色鮮やかできれいでした。


久しぶりにのんびりした時間を過ごすことができました。