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2020.01.28

2020年1月16日口頭試問その後

こんにちは、かわいです。


口頭試問の後、集まれる学生で懇親会を開くとのことで、

参加してきました。


口頭試問の後、15週目の締めの授業を2つ行い、

これからの学びを激励するメッセージを学生に伝えた後、

よたよたと懇親会会場にたどり着きました


会はとても楽しい時間で、学生同士も楽しく話してくれていました。

学生たちに言われて強く感じたことが一つあります。

ゼミでは、もともと異なるコミュニティに属していた学生が一緒に

なります。例えば、オリター活動に熱心に取り組んだ学生たち、

体育会の部活に熱心に取り組んだ学生たちといった具合です。


このゼミでは、何気なく、最近頑張っていることは?や

将来どうなりたいかを垣根を超えて聞き合う活動をしてきた

結果、コミュニティの壁なくお互いにいい関係を作れたようです。


最後に、お花をもらいました。予想しておらず、本当に嬉しかったです。

最後のデザートにメッセージもつけてくれました。

(店員さんが、「誰が先生?」となっていたような気も少ししますが)


これからも学生同士の関係がかけがえのないものになるようにということと

私も彼らに育ててもらったということを伝えました。

 (kawai)20200128

本当に、大学人としての「一皮むける経験」になったと思います。

この経験を糧にさらに学生の成長を引き出せる教育を創り出して、

今度は卒業した彼らと人が成長しあえる社会を生み出していきたいなと

思いました。


かわい





2020.01.27

牟礼山 散歩

センター入試が終わり、いよいよ受験シーズン本番となりました。

受験生の皆さん、体調管理は十分にしてください。インフルエンザもはやっていますので、日頃の手洗い、うがいも忘れずに。

びわこくさつキャンパスに隣接して、小高い山(牟礼山)があります。
手頃な散歩、散策のコースで、気に入っております。地元の方もよく散策、トレーニングに使われています。

 

日頃の運動不足解消、歩きながらのアイデアメイク、気分転換など、目的にあわわせて活用できます。

小さい山ですが、必ず頂上があります。見晴らしも良いので、学生、教職員の皆さんにもお勧めです。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
2月1日から、立命館大学の入学試験が始まります。
受験生の皆さん、お待ちしております。

【忠】

2020.01.23

「寅さん」が帰ってきた


昨年末から、「男はつらいよ 50 お帰り寅さん」が上映されています。

私は、教職を志す学生に「男はつらいよ 寅次郎」(映画)を観なさいと指導してきました。

ほとんどの学生は、「あんな娯楽映画をなぜ薦めたのか。教職の勉強に関係ない。時間の無駄だった!」と不満を述べます。

この映画を娯楽映画として観るのか、教育映画として観るのかは人によって異なるところです。


 

不満を述べる学生に、落ちこぼれ、定職についていない、けして男前ではない(渥美清さんゴメンなさい)寅さんが、なぜ皆から愛されるのか?、マドンナから頼られるのか?を考えなさいとアドバイスしてきました。

父親から「お前は勉強ができない」「顔がみっともない」「お前はバカだ」と言われ育ったのに、人に対し「優しくできる」「思いやりがある」という寅さんの人間力を考えることが我々に求められているかと思います。

 


スポーツ健康科学部1期生のN君は現在、京都府の中学校で教員をしています。

彼も、寅さんは娯楽映画だと憤慨した一人です。

しかし、いつの間にか「寅さん」ばかりでなく山田洋次監督の「学校」などの映画も観て、考えたことを常に話してくれました。

映画を観て「テストの点がいいから優秀な生徒」という評価はいいのかと悩み続けていました。

教員になって、今でも寅さんを観ていると言います。

そして「テストの点が悪くても、クラブ活動で後片付けをしている生徒の方が人間的に優秀だと言えるのにな~でも入試ではその点を評価してくれない。」と熱く語ってくれます。

 


 

昨年末に、教職を志すゼミ生が、なぜ寅さんは腰を低くして片腕を正面に出して「私は、生まれも育ちも葛飾柴又です。・・・」と言うのかと質問してきました。

寅さんの真似をして、「私は、生まれは〇〇県〇〇市、第二の故郷はご存知、東海道と中山道が出会う草津市です。・・・」と言ってみたらとアドバイスしました。

寅さんは、自分を見守る仲間がいつも葛飾柴又に居ると思っているのでしょうか?

スポーツ健康科学部で学ぶ皆さん方が、草津での学びに誇りを感じ、いつでも帰ってきてもらえるよう頑張りたいですね~

 

寅さんは、言います。

「困ったことがあったら、風に向かって俺の名前を呼べ」と。

写真は、私が大学時代から何度も読み直しているブックレットです。

 

nao

2020.01.22

発表いろいろ

今日から定期テストが始まっております。
頑張ってください。
種々の発表もテストの一環です。
研究科では、博士学位授与申請論文の公聴会が開催されています。
https://www.ritsumei.ac.jp/gs_shs/news/article.html/?news_id=419
 (th)2020-0122th3
写真は、公聴会の前のプレセミナーの様子(大阪市立大の岡崎先生のセミナー)です。
非常に興味深いお話をご発表いただきました。
ありがとうございました。

そして、昨日のかわい先生のブログにもありましたが、卒論の口頭試問がありました。
 (th)2020-0122th1
Hassyゼミは、副査先生のAkinori先生ゼミと一緒に発表(5 min)。
聴講者から活発な質問が飛び交い、3 minの質疑応答では時間が足りませんでした。
皆、頑張ってきたことが伺える内容でした。

そして、新ゼミ生と面談がありました。
 (th)2020-0122th2
2年後の卒論ではどんな研究について発表しているのか?
私も興味津々です。

一方、今季のラン智タイムセミナーでは、アクティブに頑張っている学生さんの活動などを発表してもらう企画が進行しております。
先週はアキくんとトモタカくん。
学業と高校・中学部活指導(サッカー・陸上)との両立について、頑張りを伝えてくれました。
 (th)2020-0122th4 (th)2020-0122th5
そして昨日はAkariさんとSakuraさん。
GATプラグラム(前回のAtsushi先生ブログ参照)で頑張る彼女らの想いを語ってくれました。

皆、頑張ってるなあ、と私も刺激を受けました。
私の学生時代は・・・??ですが、とにかく長期計画を立てることが苦手で(今も)、目先の興味(餌)に喰い付いてここまで来た感じです。。
目先の興味(例えば部活)などは楽しく、多分頑張っていたんだと思います。
頑張れていたと言った方がいいかもしれません。

今、将来を見据え、展望し、バックキャスト的に今の課題に取り組む有用性が示唆され、勿論同意していますが、一方、中々予想できない将来、今を楽しむ(愉しめる)こと(「能力」と呼びましょうか・・)も大事なのでは?と、ふと思ったりしました。


2020.01.21

口頭試問(2020年1月16日)

こんにちは、かわいです。

先週の木曜日、卒業論文の口頭試問がありました。

 (kawai)20200121

積み上がった卒業論文を読み、学生同様(以上に?)私も緊張して

臨みました。


5分という短い時間で取り組んできた研究を

「伝わるよう」かつ「価値が理解されるよう」発表する

ということは決して容易いことではなかったと思います。

他の先生が「自信にしてほしい」とおっしゃっていました。

私もそう思います。


発表を聴きながら学生たちのこれまでの挑戦と成長が

透けて見えて感激していたら、合間になんでそんなに

ニヤニヤしているんですかと学生に言われてしまいました。

それは誤解です。精一杯望んでいる姿に心動かされていました。


卒業論文・卒業研究というまとまりのある知識を編集して

自分で生み出していく作業は大きく学生の成長につながっている

と思います。


一人の学生が「自分はこれをやった」と言えるように取り組みたい

と口にしていました。その姿勢と成果を含め、一人の人として

知識を持って世界と対峙することを果たせたと思います。

大げさに聞こえるかもしれませんが、これから学校から仕事・社会

へと移行(トランジション)していく彼らにとって、必要かつ有意義な

通過儀礼となっていると思いました。


学業面での大学生活を一区切りになったかと思います。

学生の皆さんには是非時間をとって、大学生活をふりかえって

自分の大学生活がどうだったかを考えてみてほしいと思います。

できるなら、共に過ごした仲間とそのことについて話し合って

ほしいなと思います。



かわい

2020.01.20

第54回全国高等学校体育連盟研究大会

第54回全国高等学校体育連盟研究大会が、先週の1月16日と17日に滋賀県で開催されました。この研究大会はインターハイと同様に、各都道府県持ち回りで開催されていて、滋賀県での開催は初めてとのこと。

大会テーマ: 『STEP for the Future!』
       ーオリンピック・パラリンピックのその先へー

のもと、下記のような課題研究、シンポジウム、分科会活動がありました。

   課題研究:運動部活動が育むものはとは何か
    -部活動の存在意義についての東京都の調査研究-

   シンポジウム:高体連研究部の新たな使命Ⅲ
    -部活動で育まれるものの「みえる化」と「できる化」-

   分科会 競技力向上
   健康と安全
   部活動の活性化
   https://www.zen-koutairen.com/f_investigate.html

  

 この研究大会にて、次のテーマで講演させて頂きました。
 『アクティブライフ時代におけるスポーツ・イノベーション』 

 高校の部活動を熱心に指導されている先生方に、これからの世界、時代がどのように展開していくのかを、人生100年時代、Society5.0 をもとにお話しさせて頂き、その上でこれからの時代に求められる人財像とは何かについて、当方の考えをお話しさせて頂きました。
これから求められる人財は『未来を拓く・創造できるイノベーション人財』
そのような人財育成にスポーツがどのように貢献するのか。また、スポーツでのイノベーションが社会にどのように貢献するのかをお話しさせてもらいました。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週の土日は、大学入試センター試験でした。受験生のみなさんにとっては、これから自己採点の上、最終の進路に向かって再度のチャレンジになりますね。体調にはくれぐれも注意してください。

 Hassy先生のブログにあった問題を解くのにずいぶん時間がかかりました。
 「見た目も頭も“おっさん”」でした。子供のような柔軟性を取り戻す、「頭の体操」が必要です。
【忠】

2020.01.18

大学選手権決勝 国立競技場

2020年1月11日、第56回全国大学ラグビーフットボール選手権大会(大学選手権)の決勝戦が開催されました。
会場は、2020年東京オリンピック・パラリンピックの会場である国立競技場です。
観戦者調査をするため、初めて新しい国立競技場に赴いてきました。
杮落しとして、1月1日にサッカーの天皇杯が行われ、ヴィッセル神戸が優勝したばかりです。
大学選手権は天皇杯に続く第二試合目で、早稲田大学が11大会ぶりに日本一に輝きました。


(ゆ)20200118-01


ワールドカップの開催以降、大学ラグビーや高校ラグビーの全国大会の観戦者数が増えています。
特に関東大学ラグビーリーグの早明戦は、チケットの入手が困難な状況になりました。
大学ラグビーにおけるこの早稲田大学と明治大学のライバル関係は100年近くになります。
スポーツマネジメント領域の研究にも、ライバル関係(rivalry)は、観戦動機やチームブランディングの重要な要素の一つとして挙げられることがあります。
例えば、プロ野球の「巨人・阪神」、ON(王・長嶋)、高校野球の田中将大投手と斎藤佑樹投手、
フィギアスケートの浅田真央選手とキム・ヨナ選手、
大学スポーツの「立同」、「早慶」、「早明」などライバルがあることで、双方の存在や試合の注目度がより強いものとなるようなことです。

(ゆ)20200118-02

新しくなった国立競技場での初の大学選手権の決勝は23大会ぶりの早明戦ということも伴い、スタンドは超満員でした。
ラグビーの試合は、通常インゴールの後ろのラインにフォトグラファーが並び、その数でチームや試合の関心の高さを知ることができます。
試合は調査の関係で私はほぼ観戦できませんでしたが、フォトグラファーの数からも非常に話題性の高い決勝戦であることがわかりました。

スタンドは熱気にあふれ、日本一に輝いた早稲田大学の「荒ぶる」によって幕を閉じましたが、
早稲田大学のラグビー部とスタンドが歓喜に沸く中、スタンドに深くお辞儀をしながらスタジアムを1周した明治大学にも大きな拍手が送られました。
大学選手権の決勝は、改築前も国立競技場で開催されてきました。
この度新しくなった国立競技場に大学選手権の決勝が戻ってきたわけです。
これからまた大学ラグビーに「目指せ国立(決勝)」という言葉が聞かれることでしょう。
歴史の一ページに立ち会えた喜びとともに、これからどのような歴史が刻まれていくのか、楽しみです。


写真は国立競技場
撮影:ゆ
写真の無断転記はご遠慮ください。

#観戦者数 57,345人
#私の歩数 24,105歩
#新国立と呼ばれていますが、正式名称は「国立競技場」

2020.01.17

風邪を引きました(今年2回目)

どうも、嶋村です。突然ですが、また風邪を引きました。今も結構熱があります。なので今ちょっとフラフラしながらこれを書いています。頭がガンガンします。しかし前にも疑問を呈しましたが、いったいこのブログは誰得で書いているんでしょうね?(笑)今日みたいに執筆者が体調不良のときは勘弁して欲しいのですが、なんだか体育会系のうちの学部では多分無理そうなので(笑)、無理して書きます。。。


さて今学期の授業が(ほぼ)全て終了しました。これからレポートの添削や成績評価が待っています。あと今年はエクストラで仕事を任されたのでそれも頑張らないといけません。あ、あと来週から神戸市外大で出張授業があります。なんでその準備もありますね。


うん、というわけで忙しいんですが、今年に入って風邪を引く(発熱する)のは2回目です。なんだか40歳を手前にして体力が落ちているんでしょうか?まあ最近は寒くてそんなに走れてないし、忙しいとは言いつつもダラダラと飲んだりすることもあるので少し40歳を迎えるにあたって生活を見直す必要があるかもしれません。


ちなみに予告しておきますが、神戸市外大に行くので来週のブログもテキトーだと思います。あはは。


では寝ます。。。

2020.01.16

「えふえむ草津」を知ってる?

 

私は、ボランティアで「えふえむ草津 Rockets 785(FM KUSATSU)」の番組審議委員会委員をしております。

草津に住み、草津を発展させたいと願う熱い方々が委員をされておられます。

私も皆さん方に負けないよう、立命館大学がお世話になる草津が大好きで、恩返しがしたいと考え関わらせて頂いています。

 

会議では、「草津駅の周辺がかなり賑わってきた」、「宿場町にもっと観光客を呼び込みたい」、「草津の歴史をもっと伝えたい」といった各委員の強い思いが沢山提案されます。

各委員の方々の提案が新鮮で、草津市が益々好きになります。

 

このラジオ局の番組は、市民のために多くの団体が企画しておられます。

少し残念なことは、京都衣笠キャンパスの立命館大学産業社会学部坂田ゼミの番組や関西大学社会安全学部近藤ゼミが企画する番組があるのに、立命館大学スポーツ健康科学部の番組がありません。

我々も「健康都市宣言」をしている草津市の市民の健康を考える番組を企画してもいいのではないかと思いますが・・・。

ジュニアスポーツ企画、中高年のための健康運動企画などを共同で実施できるのではないでしょうか。


(AAoka)2020.1.16-1

 

 

このラジオ局が担う役割は、草津の歴史・文化・教育・政策の情報発信ばかりでなく、防災情報の発信もあります。

阪神淡路大震災、東日本大震災等でコミュニティラジオが果たした役割が多く報道されています。

災害がない草津、安全な草津と信じ危機的意識が欠けている我々ですが、いつ起こるか分からない災害に対し、常に準備しておくことは大切かと思います。

市民に被害の状況、避難先の状況、支援物資の状況など生の情報を発信するのが「えふえむ草津 Rockets 785(FM KUSATSU)」の役割でもあります。

 

スポーツ健康科学部の皆さん方にぜひ聞いて頂き、市民のための番組作りに参加してほしいと願っています。

78.5MHz です。

 

 nao


2020.01.14

自己調整学習

01/14



こんにちは、かわいです。

学習科学論の授業で自己調整学習について紹介しました。

学習についての科学の中では新しい潮流で研究もたくさん産み出されている領域です。

自分も読んでいてとても勉強になりました。


自己調整学習ができる学習者とそうでない学習者の対比が突き刺さります。

 (kawai)20200114

自己調整がうまくできない学習者は次のように記述されていました。

遠く漠然とした目標は持っているものの、目の前のしなくてはならない作業を

しっかりやり遂げる自己効力感は低く、興味も持てない。その結果、計画も貧弱、

うまくいかなくてもしっかり取り組まなかったからだと言い訳を用意し、

結果だけを見て単位さえ取れればそれで良しというスタンスになる。

結果、単位が取れようが取れまいが、知識も必要な能力も身に付かず、

成長のない悪循環を繰り返してしまう。


自己調整ができる学習者は、

遠い目標だけでなく目の前の課題に焦点を合わせた目標を持ち、

自分のできるところは着実に、できるかどうか背伸びする領域にも挑戦し、

うまくいかなくても、そのプロセスから学んでできるように試行錯誤し、

自分でフィードバックしたり、または他人からフィードバックをもらい、

結果についてはおまけ(付随的なもの)と捉える成熟した姿勢を示します。

結果、自身の興味関心や視野の地平を広げ、行動と経験を豊かに広げ、

能力も拡張していき、自分のできることとしたいことを豊かにしていきます。

(アイデンティティ研究の用語を使うなら、アイデンティティ地平を広げる

 と言いたいところです)


問題は、どうすれば、自己調整学習ができるようになるのかということです。

・一つは学習の型にはめてできるようになるまでパターン学習する

・他人の学習プロセスから学ぶ(モデリング)

・自分の学習プロセスをモニタリングしてコントロールする


いずれにせよ、かなりターゲットを絞って細部に分け入った作業を

「できるように」支援することが重要になりそうです。

難しいのは、自己調整学習が弱い学習者の方が、

そのようなことを「できるつもり」になってしまうという点です。

はっきりと「できていない」という結果に直面し、フィードバックを

受けることが出発点でしょうか。あるいは、「できる」まで進めない

経験も重要かもしれません。


大学では自由に学べるはずですが、日々の多様かつ多量の経験に圧倒

されてしまうこともあるかもしれません。ぜひ、2020は、自分の

テーマを自分で追求していくということを大事にしてほしいと思います。


もちろん、自分ごとから始めねば、ですね。


かわい