[ activity ] の記事一覧

2016.08.12

学生の街 BKC


naoです

BKCでは、約13700名の学生が学んでいます。
そのうち6割近くの8300名の学生が、キャンパス周りで住んでいます。
地域の方々の協力もあって、学生たちは安心・安全なキャンパスライフを送ることができます。
また地域の方々(野路や笠山をはじめ多くの自治会)は、学生らと共に様々なことに取り組んでおられます。

その一つに、恒例の夏祭りがあります。
8月6日に「2016野路サマ-フェスティバル(蓮池グランド)」が1200名以上の住民を集め、盛大に開催されました。
打ち上げ花火で祭りが開催しました。
幼児はじめ、多くの小学生や中学生らが集まり、お好み焼き、焼きそば、たこ焼き、焼き鳥、アイスクリ-ム、かき氷、綿菓子などの出店に行列を作っていました。
多くの自治会は高齢化が進み、様々な行事が縮小されていますが、BKC周りの自治会イベントは本当に元気です。
やはり本学の学生の力があって、盛り上がると言っても過言ではないです。





滋賀の夏祭りといえば最後に行われる江州音頭(盆踊り)ですが、それまでの時間に保育園児のおどり、日本舞踊、子どもたちの「けん玉」披露、そして玉川中学校の吹奏楽部の演奏などで参加者らが楽しみました。
そして本学のPEACEによる演奏が、夏祭り会場を最高レベルに盛り上げてくれました。
演奏者全員が浴衣を着てのパフォ-マンスに、演奏を終えた中学生たちが、「私たちも大学生のように体を動かしながら演奏したい。」と言っている事を聞き嬉しく思いました。
メンバ-らは、日頃からお世話になっている地域にお礼がしたいと気持ちと、第二の故郷の祭りを盛り上げたいという気持ちだと言います。





また教職員(地域連携課)のところも、商工会議所青年部や草津市と協力し金魚すくいのブ-スを出していました。
子どもが、紙を破ってしまって一匹もすくえなかった時、「金魚に負けるな~!根性や!」というかけ声を出した職員さんに対し、子どもが「お姉さんの声が、でかいから金魚が驚いたんや!もっと静かにして!」と~。
確かにBKC地域連携課の方々は声が大きいかもしれませんね。



8月20日には、学生が最も多く住んでいる笠山町内会の夏祭りが、笠山ふれあい広場で開催されます。
立命館からも多くの学生らが参加し、ステ-ジでパフォ-マンスをしてくれますが、特に和太鼓ドンが中心となって、日本各地の伝統芸能を実演してくるそうです。

夏祭りに参加していた小学校や中学校の先生方は、「立命館の学生らが様々なことに関わってくれるから、小学生や中学生も元気になる。もっと学生らと交流をしたい。」とおっしゃってくれています。
このような自治会との交流を見ていて感じることは、京都市がマネのできない「学生の街 BKC」を作っていることが立命館大学(BKC)の誇るところかなと思います。

2016.08.11

夏季一斉休暇

立命館大学は本日8月11日(木)から8月18(木)まで夏季一斉休暇,いわゆるお盆休みに入っています.特に大学に来てはいけないというわけではありませんが,ほとんどの事務室や生協が閉まってしまいますので,極端にキャンパス内の人が減ります.

いつも賑やかなキャンパスなのですが,本日は,とても静かです.
下の写真の通り,スポーツ健康科学部棟のインテグレーションコアの周りも,あまり人が歩いていません.







と思っていたのですが,インテグレーションコアの中を見てみると意外と人がたくさんいました.お盆休み+祝日(山の日)なのに,インテグレーションコアは稼働中です.

私は本日は打ち合わせなどもありませんので,普段なかなか時間が取れずにできなかった学会誌の編集の仕事とスマホアプリの開発を行っていました.スマホアプリといっても趣味でゲームを作っているわけではなく,現在開発しているスマートウェア用のアプリケーションで,この秋に色々なところでスマートウェアを使ってもらう予定ですので,その準備です.

スマートフォンというと大きく分けるとiPhoneとAndroidがあります.iPhoneの方はバージョンの違いはありますが,Apple社しか作っていませんので,あまり種類はありません.一方でAndroidは色々な会社から出ていますので,色々な機種があり,微妙に機能が違います.とはいえiPhoneとAndroidも現在予定しているアプリケーションを開発する上では仕様上大きな差はありません.

そこで本日,いくつか簡単なテストプログラムを作って試していたのですが,今のところAndroidの方が開発予定のソフトウェアの機能との相性が良さそうです.iPhoneユーザーも多いので,後々開発することになるとは思いますが,とりあえずAndroidから始めてみようと思います.



完成すれば,このブログでも紹介したいと思います.

では.

naru


2016.08.10

オープンキャンパス(2日目)

8月猛暑の中、オープンキャンパスが2日間にわたって行われました。
2日目は(1日目と同様に)、学部紹介からスタートです。

【Jin】先生、そして在学生2人が、学部の学びやキャンパスライフについて熱く紹介しました。



そして、学生たちの手作り感が、例年よりもまた少し増したように感じた気がしました 【表紙の写真】。

学部案内役のICナビ・メンバーの学生たちが、ボードに自分たちの顔写真とひと言メッセージを掲示したり、
そして、その隣では、日ごろの学生たちの様子も映し出されていました。
一つ一つの活動に目的があること、そこで学び取るもの、明るい笑顔や雰囲気がこの学部の魅力に繋がって
いること…、もっともっと感じ取って頂けるようにつくっていければなぁと今後に期待したくなりました。

三者面談を終えて突入した夏休み。友だちに誘われて、ちょっと見学。目標をしっかり立てたくて来学。
百聞は一見に如かず、まずは見てから。…いろいろな想いをもって参加してくださったことと思います。
実際に足を運んでいただいて、いかがだったでしょうか?

(【nao】先生が手塩にかけた朝顔…今年はたくさん開花中!)

自分の努力で道は創っていけるはず…と、自分自身にも言い聞かせています。受験生のみなさん、楽しんで
がんばりましょう!!

2016.08.07

Higashi先生ありがとうございました!

4回生ゼミ生の就職内定のニュースが次々と届いてきています。
商社、運輸、金融など一般企業がやはり多いですね。
3回生時に留学したMさんは、
見事に日本の代表的な航空会社のCAに決まりました。
学生生活での経験をうまく生かすことができましたね。
飛行機に乗る楽しみが増えました。



木曜日前期1時限目の3回生ゼミ、2時限目の4回生ゼミは
滋賀県立大学のHigashi先生に授業を受け持っていただきました。
アメリカでの留学経験の長い若手の先生なので
ゼミ生もさぞかし刺激になったかと思います。
Higashi先生とは前職でかかわりがあり、
本学のポスドクにも来ていただいています。
本当にありがとうございました!



スポーツ健康科学部の小集団授業は、
1回生の基礎演習、2回生の研究入門を経て専門分野に分かれ
3回生ゼミ、4回生ゼミで最終的に卒業論文を提出していきます。
この時期の3回生は、自身の興味を分析し卒業論文の研究計画を作成し、
4回生は卒業論文の緒言の作成にあたります。
どちらの回生も、最後は最終発表で締めくくられます。
Higashi先生の血も入り、今回のゼミ生の卒業論文が
ますます楽しみとなってきました。



後期では、4回生は卒業論文の追い込み、3回生は就活も含めて
自身の興味を見出し、人にわかりやすく伝えられるように
授業を進めていきたいと思います。
もう8月となりました。
後期授業に向けたギアチェンジがそろそろ必要です。


Good day!

sana

2016.08.06

大学院生の発表:博士課程後期課程 3年生


今日は、博士課程後期課程、いわゆるドクターの3年生以上の発表について、ご紹介します。

8月1日(月) 14:00~16:50にありました。

発表会前は、こんな感じです。

前列中央は、発表者が座りますので、緊張気味です。
2列目以降は、前日までに発表を終えた院生さん達ですので、和やかですね~。

写真 発表会前の様子



最初に、Specialist坂研究科長のメッセージで開始です。またまた、当日は、ご出張のため、メッセージを送って頂きました。

写真 Specialist坂研究科長のメッセージ



今回のドクター3年生以上の発表者は、9名でした。その中で、社会人院生は、なんと、8名。ほとんどの院生さんが、社会人です。
関西圏に勤務されている方もおられますが、関東圏、また、最も遠い人は、群馬県に勤務しているDeep田さんです。指導教員は、【 智 】です。スポーツ教育学研究室に所属しています。
小学校に勤務されながら、粘り強く頑張っておられます。

写真 Deep田さんの発表の様子



途中、1回の休憩がありました。その時は、皆さん、緊張から解放されます。
写真は、池doorさんです。なかなか、嬉しい笑顔ですね~。
写真撮影へのご協力、ありがとう!

写真 休憩の時の様子 池doorさんのご協力




それで、発表は続きます。

先週ご紹介しましたD1とD2の発表との違いは、いくつかあります。

①発表と質疑の時間が違います。
 D1とD2の発表時間は7分、質疑は4分、計11分です。
 それに対して、D3の発表時間は5分、そして、質疑は9分、計14分です。

②発表会の名称が違います。
 D1:研究構想発表会
 D2:研究中間報告会
 D3:研究成果報告会

何となく、お分かりでしょうか。
D3は、これまでの研究成果を、5分に凝縮して、発表してくださいね、
しっかりと、質疑を行う時間を設定します、
という感じですね。

発表者も緊張するハズです。

ようやく発表が終了し、
Shrimp先生の閉会のご挨拶で終了です。

ご挨拶では、
博士号を取得するには、何かを犠牲にしなければならないことがある、
D1の人数、D2の人数、D3以上の人数が、日本の人口構造のようにはならないように!
、というユーモア溢れる、耳の痛い話で終了しました。
Shrimp先生とSpecialist坂研究科長は、発表会の度にご挨拶がありました。
それぞれ、4回されました。毎回、違うお話で、お二人の先生方、本当にご苦労様でした~。

写真 Shrimp先生の閉会のご挨拶



【ken】先生のブログにありましたが、8月2日(火)のM2修士論文中間報告会を持って、
一連の発表会が終了しました。

院生さん、事務室の方、先生方、本当にご苦労様でした!

それでは、良い週末を!

【 智 】

2016.08.01

前期総括

今日から8月になりました。
定期試験も終了し、ほぼ前期の授業は終わりとなりました。

ただ、院生の皆さんにとっては、中間報告会が今週あります。まさにこれまでのまとめを行います。


クラブでも、部員総会が開かれ、前期の活動報告、総括が行われています。写真は、男子陸上競技部の部員総会の写真です。100名を超える大所帯のため、エポックホールを借りて行いました。

総括する、ということはこれまでの行ってきた活動内容と結果を照らし合わせ、課題を抽出して、次へ進んでいくための礎とすることです。

PDCAサイクルとよく言われるように、Plan Do Check Action のサイクルを回すときの、Checkにあたるのが総括です。そこで、しっかりとアクションプランを練ることが、成長発展につながります。


部員総会の時に、部員へメッセージしたことは、「トレーニングという身体負荷を与えることの適応を利用して、身体機能を高め、パフォーマンスを高めることをみなさんは、日常的に行っています。ただし、その適応の起こり方のテンポは、臓器によっても異なります。神経系の適応は早く、骨・人体などは数ヶ月かかります。シーズンに向けた計画的なトレーニングが必要な理由はここにもあります。暑い夏のトレーニングになるので、くれぐれも注意をしてください。思わぬトレーニングの中断が、のちのち効いてきます。逆に、上手くトレーニングできると数ヶ月後に大きな楽しみとなります。」

毎年毎年、例年以上に暑く感じる夏です。アスリートにとって、飛躍の土台となる夏になることを願っています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
今週末の8/6-7は、オープンキャンパスです。是非、スポーツ健康科学部に興味・関心のある方はお越しください。
http://ritsnet.ritsumei.jp/event/2016/opencampus/summer/b/faculty/sp.html
「受験前に立命館大学スポーツ健康科学部をみて、他大学と比較したので、ここに決めました!」という先輩が大勢います。来て、みて、触れて みてください。教職員・学生と直に話しをしてみて、魅力を実感いただきたいと願っています。どうしても来られない方のために、ustreamでライブ配信する予定です。決まればHPにアップします。

→2016/08/05追記
オープンキャンパスの様子をショートMovieにすることが決まりました。
完成次第、お知らせする予定です。もう暫くお待ち下さいませ。

※ブログ開設から8年目に入りました。皆さんのご愛読のおかげです。1日も欠かさず続いています。これからも続きますので引き続き、ご愛読のほどお願いします。
【忠】

2016.07.31

ハワイ諸島の最高峰~マウナケア

先週の週末にハワイ島へ行ってきました。
もうサバティカルも残り2か月で
そういえばオアフ島以外にはハワイ州にはいくつかの島があり
なかなかこのような機会もないので2泊3日で行ってきました。



ハワイ島までは飛行機で30分足らずで行くことができます。
東京名古屋ほどの距離になります。
今回はあらかじめマウナケアの星空観測ツアーを予約しました。
マウナケアはハワイ諸島で最も高く標高4000mを超えます。
マウナというのは山の意味でケアというのは白いという意味です。
冬場は山頂付近では雪が積もることからこの名前が付いたようです。
山頂はあれの日が圧倒的に多く、空気が澄んでいることもあり、
世界11ヶ国の研究機関で合計13基の天文台が設置されています。
日本のスバル展望台もここにあります。



星空観測ツアーは、現地に15年住んでいるという
日本人のカイさんに案内していただきました。
天の川がなぜ見えるのかや星座の生まれた経緯など
思っていたよりもかなり教養にあふれたツアーで驚きました。
多くの日本人の家族が参加していました。
誕生の日で決まっている12星座は天空に順番に並んでおり
今回見えたのはいて座からおうし座までであとの半分は
半年後にならないと見えないそうです。
下の写真には、天の川といて座、その矢が狙う
さそり座の心臓のアンタレス(赤色の1等星)がはっきりと見えます。



ちょうど大きな低気圧が来ていて、
予定を1日前にずらして観測させていただきました。
天候が心配でしたがハワイ島のコナはさすがに晴れの町です。
高い山々にさえぎられて今回もほとんど雨は降りませんでした。
コナブリューイングカンパニーのビール工場も最高でした!
地元の人との出会いもあり、思いで深い小旅行となりました。


Good day!

sana

2016.07.30

大学院生の発表! その2 :博士課程後期課程 1年生及び2年生


先週は、大学院生の発表ということで、大学院博士課程前期課程の発表について、いわゆるマスターの院生さんの発表について、ご紹介しました。

今週は、同じ大学院生の発表なのですが、大学院博士課程後期課程、いわゆるドクターの院生さんの発表について、ご紹介します。

こちらの発表は、アカデミックラウンジで開催されました。
日時は、7月28日(木) 12:00~17:00までです。

大学院の博士課程後期課程の院生さんは、およそ30人程度の参加がありました。教員は、20人程度、前期課程の院生は10人程度、およそ60人程度の発表会でした。


写真 発表直前の様子 後ろからと前から。なかなかの迫力です。







最初に、Specialist坂研究科長のメッセージで開始です。当日は、ご出張のため、メッセージを送って頂きました。



写真 音声でのメッセージです。




発表者は、D1は10人、D2は11人でした。7分発表、4分質疑応答の時間、1分で入れ替え、と結構忙しい発表です。

どの院生さんも、話したいことが沢山あるので、少し早口になったりします。また、伝えたい内容をスライドを効果的に使って、時間を短縮します。

これらのスライドを作成する過程で、伝えたい内容を的確にまとめる能力、も獲得していきます。
発表前に、緊張していると思いますが、ドクターの院生さんに、写真撮影のご協力を頂きました。


写真 左端は、かっこいい男前! 和やかな真ん中のお二人。 そして、右端には、これほどの笑顔は、なかなか見れません~。




院生さんには、社会人の方も沢山おられます。中には、スポーツ教育学関係の院生さんには、群馬県に勤務しながらの院生さんも、2人おられます。
(【 智 】の研究室からも、ドクターの院生さん2人が発表しました。)


写真 社会人の院生さんと、なかなか頑張っている若手の方々です~。




発表では、結構活発に意見交換があります。
結構鋭いやり取りです。質問をする教員も、真剣ですし、それに答える院生さんも、真剣です。


写真 鋭い質問とそれに応じる大学院生です。なかなか、さまになっています。





5時間の発表会でした。タフでなくては、大学院生も教員も勤まりません。
(あ~、疲れた、というのが本音ですがね。)

そして、Shrimp先生の閉会のご挨拶で終了です。


結構な緊張であったかと思います。D1、D2の院生の皆さん、大変ご苦労様でした。
また、先生方もお疲れ様でした。

なかなか、ハードな5時間でした!

それでは、良い週末を!

【 智 】

追伸。スポ健木曜ブロガー naru 先生、いつもブログ写真を譲って頂いて、ありがとうございます~。

2016.07.29

チーム内の様々な心

naoです

第98回全国高校野球選手権京都府大会準決勝の応援に行ってきました。
立命館宇治高校が準決勝まで残ったこともあり、久々に高校生らの熱い夏を感じてみようと思いました。
第一試合からほぼ満員で、小学生からお年寄りまで多くの方が暖かく応援していました。
私も高校生の応援席付近に席を確保し、高校生らの元気な応援の様子を観ていました。



まず、感じたことはベスト4に進むチームの部員の数です。
最低でも60名以上在籍しているように見えました。
野球人口が、サッカー人口に抜かれたとはいえ、まだまだ多い状況です。
しかし、メンバーが集まらなくて試合に出場できないチームもあると聞いています。

応援していて、チームにはいろいろな心があるなと感じました。
チームが強くなれば、部員の数も増え、そして沢山の心がチームに存在しているように見えます。
強豪校には、少なくとも六つの心があるように思います。


第一:レギュラーの心
このメンバーは1番から9番までの背番号を付けています。
[彼らの気持ちは、試合に出場でき楽しい。そして活躍をしたい。レギュラーとしてチームのために役割を果たしたい。という心だろうと思いました。]

第二:準レギュラーの心
ベンチには入っていますが、控えの選手です。10番から20番の背番号を付けています。
主にレギュラー選手のサポートに回っています。
例えばコーチャーボックスに入り、ランナーへ指示を出すなどの役割を担っている選手もいます。三塁コーチをする場合は、得点に関わる指示を出すことから、責任は重大です。
あるいは、2番手ピッチャーの球を練習場所でひたすら受けるキャッチャーは、勝つためにリリーフピッチャーの体調を整えるという大役を担っています。
[彼らの気持ちは、サポート役は重要だから精一杯頑張る。でも一瞬でも試合に出たい。といった心を持っているでしょう。]





第三:補欠の心A
もう少しで、ベンチ入り出来た選手。
21番目、22番目・・・とベンチ入りできる20名枠から外れてしまい、野球部のユニフォームは着ているけど、応援団の一員として観客席で応援しなければならない。
 [彼らの気持ちは、勝った時は、俺でもあの程度の活躍はできる。負けた時は、俺が出ていれば勝ったのに。と素直に応援できない妬みを持った自分と精一杯応援するといった自分と葛藤しているように思います。]

第四:補欠の心B
ベンチ入り選手と比べ技術や体力レベルでかなり劣っている選手。
公式戦では、完全に応援団の役割を担う。
[特にこの3年生の気持ちは、所詮俺たちは永久補欠。でも父母会の指示で両親が毎試合応援に動員され、本当に申し訳ないな~頑張ったのにチャンスすらもらえなかった。と思っている選手がいるように想像しました。]

第五:ボールボーイの心
審判にボールを届けたりする。
または、スタンドに飛び込んだファウルボールを回収する役割を担う。
[彼らの気持ちは、次は俺が試合に出る。ここで負けてはならない。と思っているのかな?]

第六:雑用係の心
試合応援ができないスタンド裏で、様々な役割を担っています。
例えば、チーム全員のバックを一か所に集め、その場所の見張り役をする仕事などがあります。
[彼らの気持ちは、試合も見させてもらえない。負けているのか?勝っているのか?もわからない。皆と一緒に応援したい~と不満を持っているように感じました。]



上記の六ケの気持ちは、私の勝手な想像ですが、少なくともベンチ選手と補欠選手の心は違います。
指導者は、そういった選手の心の違いを理解し対応しなければならないと思いました。

試合が終わって、負けたチームの応援席にいた教員だと思う方が、もっと応援すれば勝っていた!と補欠選手に言われた様子を見て、私は違うと思いました。
私も大学スポーツに関わっている者として、補欠選手に対して「皆の応援に元気をもらった。その皆の期待に応えることができず本当に申し訳ない・・・・・。」と補欠選手のベンチに入れない「悔しさ」、観客席で応援する「恥ずかしさ」いった気持ちに向き合うことが大切だと思いました。

[nao]

2016.07.27

日本開催の国際心理学会へ

いま、ICP2016(International Congress of Psychology:国際心理学会議)が行われています。
場所は、横浜です。



研究発表はすでに終わりましたが、同じ分野の研究者の他にも、
ヨーロッパでスポーツチームのサポートをしているという方、
コンサルティング業を営んでおられる方、カウンセラーの方など、
国を問わず出会うことができました。

今回はまた、発表を通して研究を続けることの楽しみを見つけることができたように思います。


この学会は、心理学の国際学会として最大級です。
第1回が1889年、パリ万国博の年にパリで開催されたという歴史ある学会で、
今回で31回を数えます。

今回のシンポジウムには、今では随分と普及してきた「神経科学と心理学」、
日本で経験した巨大地震・津波などに関わって「災害と心理学」、老齢化社会、進化心理学、
法と心理、メディアアート関連など、多種多様なテーマが並んでいます。

心理学が日常生活とともにあり、その幅の広さを改めて感じる内容です。
私が参加したkaro-shiのシンポジウムは、立ち見が出るほどでした。


そのフリーディスカッションでは、日本における小学校からのキャリア教育(働く意味、働き方など)や
法整備の問題など多岐にわたり、とても活発な議論が展開しおもしろいセッションでした。

このような学会を日本で開催するのは、
まさにオリンピックの開催権を争うようなIOC理事会での様子だったようです。
準備期間も当日も相当な人数が協力して大会を支えてくれています。

どのイベントも、一つ行うだけでも相当に大変なことですが、
主要メンバーの方々が期待し、将来に託されておられる想いは大切に受け継ぐべきものだと思います。
大学でもいま、いろいろなイベントが行われています。
時空間を共有した者どうしで、さらに大きな繋がりになれば…、
そんなことをふっと思うような学会参加になっています。

ippo