[ activity ] の記事一覧

2015.12.07

卒業生来訪

先週のブログでは、22年ぶりの卒業との再会について書かせてもらいました。

今回は、卒業後11年目のゼミ生たちの来訪についてです。
それぞれにキャリアを積んで11年も経つと、いわば会社でも中核を占める位置になります。
会社の方針、方向性も理解し、自らのスキル、能力も磨かれてきて、まさに「働き盛り」です。
会社を通じて、社会への貢献も見えてきているのではと話していて感じました。



写真にあるように、かわいらしい子どもも連れてきてくれました。
彼らが15年ほどすれば受験生となります。そのときの志望校に本学がなるようにという思いと、
そのときの大学、日本はどのようになっているのか、という思いも想像してみました。
少子高齢化の中で、社会のありようは、教育のありようは、どのようになっているのでしょうか?
少なくとも、彼らのような可能性一杯のこどもたちにとって、
未来が夢一杯にひろがるような希望と機会に恵まれた世の中であるように、努めていく責務があります。その責務を果たす一員としてのスタンスをもち、これからも卒業生を送り出すという
素敵な職業に携わる大学人として働く、ということを思い起こさせてもらいました。

教員にとって、教え子の幸せな顔をみるのが一番の喜びです。
卒業生たちの幸せが、周りの幸せにつながり、社会全体の幸せを導くことを願っています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週の火曜日に大阪グランフロントで開催したCOIシンポジウムは、多数の来場者を迎えて盛況でした。
かつプログラム構成、成果発表についても、一定水準の評価を頂いたように感じております。
基調講演で、ワールドカップ日本代表のメンタルコーチ・荒木さん(兵庫県立大)から
「挑戦に上手く取り組む力、困難を乗り切る力(レジリエンス)」について、
分かりやすく解説してもらいました。
『チームスポ健』が、今後も果敢にチャレンジできるための基本も整理できました。
これからもチーム一丸となって、チャレンジして参ります。
【忠】

2015.12.06

TOEIC-IP テスト

あっという間に師走ですね。
寒さも本格的になってきましたが、皆様いかがお過ごしですか。

先週の12/2 (水) - 4(金) に、スポーツ健康科学部の1回生と2回生は
TOEIC-IP テストを受験しました。
私も、試験監督補助で、教室を巡回していたのですが、
学生達は、授業終了後の受験ですので、大変だったと思います。
本当にお疲れ様でした。



「グローバル化」という言葉が喧伝される今の日本では、
TOEIC のスコアが、就活や昇進に影響するという場面が
増えてきているようです。
ひょっとするとこのブログを読んで下さっている保護者や
関係者の方の中にも、TOEIC をご自身が受けられているという方も
いらっしゃるかもしれません。
今回のスコアは、クリスマス前後に届く予定ですので、
ご家族で、お互いのスコアについて、
話合われるのも一興かもしれませんね (笑)

また TOEIC は、大学や会社で行われている団体受験 (TOEIC-IP) と
公開テストの二種類があるのですが、2016年度5月29日実施の
公開テストから、出題形式が変更されます。
リスニングで、三人の会話問題や3パッセージの読解問題など
これまでに無かったタイプの問題が新しく出題されたりするようです。
http://www.toeic.or.jp/info/2015/i025/i025_01.html

難易度は変わらないと HP には書かれていますが、
以前の改訂では、問題形式が変わった際、スコアがかなり変動しました。
おそらく団体受験でも、2017年度からは、
新形式に移行すると思われますので、
TOEIC スコアが、就活に必要な学生は
早めに対策を取るようにして下さい。

それでは、また。失礼致します。
良い休日を

2015.12.02

2024滋賀県国体記念講演会。

<RecOだより 139>

 11月21日(土)大津市のびわ湖ホールにおいて滋賀県体育協会主催の2024滋賀県国体記念講演会が開催されました。
 昨年、一昨年に続き、今年で3回目となります。
 今回は、来る2024年滋賀国体の開催を控え「スポーツが持つ力」を見つめ直し、その力で地域を活性化するためには、いま何が必要なのかをテーマに、記念講演講師としてお迎えした、スポーツジャーナリストの二宮清純さんと共に考える講演会となりました。

 第一部はまず、札幌医科大学名誉教授、武田秀勝先生より「運動が心身に与える影響」と題し1)運動と健康づくりの関係 2)心地よい運動と脳の関係 3)笑いと免疫能の関係 4)楽しい食事と免疫能の関係 についてそれぞれの研究成果の報告があり、続いて記念講演として、二宮さんより「勝つリーダー・負けるリーダー」について、ラグビー日本代表のヘッドコーチを努めた、エディ・ジョーンズ氏や川淵三郎氏を例に、21世紀のレガシーを残すリーダーとしての3つの条件として、情熱(Passion)理念・使命( Mission)行動(Action)を掲げ、その重要性についての話がありました。

 私はその後のパネルディスカッションに参加させていただき、スポーツの力で地域を活性化するために何が必要か、をテーマに先生方と共に話をさせていただきました。
 想像以上に色々な発見があり、有意義な時間を過ごさせていただきました。
 この詳細につきましては、後日毎日新聞の紙面にて紹介される予定です。

 素敵な時間を、ごちそうさまでした。
 ab

2015.12.01

地域とのつながり~みなくさまつり~

 立命館大学は、京都、滋賀、大阪の3か所にキャンパスがあります。滋賀にあるキャンパスは南草津駅が最寄りで、学生や社会人(大学の近くにはパナソニック株式会社があります)を含めれば毎日数万人が利用しています。そのため、南草津駅周辺などどんどん土地開発が進み、マンションや家が建つなど、人口も増えてきています。その南草津駅周辺で1120日に「みなくさまつり」が開催されました!

 みなくさまつりは、増える駅利用者や周辺の地域住民の皆さんと交流することを目的に数年前から始まり、今回で5回目になります。毎年、私もみなくさまつりに行っていますが、年々、規模が大きくなっている気がしますが、今年は地域の企業の展示やお祭りの紹介、地域を守る消防隊の企画、食べ物はスイーツが10店以上出店、それ以外にも地元の有名なお店が出店していて最高でした!立命館大学もロボット技術研究会によるロボット操縦の体験やデザインサークルの万華鏡づくり、あと、スポーツ健康科学部からは「ヘルスポ+R」が健康診断と体力測定を行うなど、地域に日頃お世話になっている方々との「つながり」をテーマにブースを出していました!このような大学と地域のつながりは大切だなと思える、いいお祭りでした!


 話は変わりますが、先日私の大学の母校の先生から岡山のソウルフード、キムラヤの「バナナロール」を頂きました!岡山県民ならだれもが知っているパンです。Motoの大好物で、最高の一品!おススメです。岡山に行かれた際は是非購入してみてください!


Moto

2015.11.30

教え子と22年ぶりの再会

先週の水曜日に立命館大阪梅田キャンパス(梅田の富国生命ビルの中にあります)で開催されています、公開講座「スポーツと健康づくり (3回シリーズ)」のトップバッターとして、お話しさせてもらいました。

この公開講座全体のキャッチコピーが素晴らしいです
「学び」というあそび@梅田
説明には、「知的好奇心は豊かな精神生活を支える源です。みなさまの興味関心に応えて、本年度もさまざまな分野の研究者・専門家が解りやすい講義を行います。」とあります。

今回は、下記のタイトルで講義させてもらいました。
     スポーツ健康科学の最新研究からみた人のからだ・スポーツ・健康 その1
      ~アスリートの競技力へ貢献の視点から~ 

中高年の方が中心でしたが、「学びたい」という高いモチベーションで、まさに、知的好奇心をもとめた聴講生が自らの人生を豊かにするために、学ばれています。80名近くの聴講生が本当に熱心に聴いていただき話しにもついつい熱が入りました。


講座を終えたときに、一人の女性が待っていてくれて、「質問かな?」と思っていたら、「私、先生の授業を22年前に受けた経済学部の卒業生です」とのこと。わざわざ、私の名前を見つけて講座を受講してくれました。卒業生はありがたいです。今後も多くのところで卒業生と会えるのを楽しみにしています。


<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先に書いた22年前の学生からのメールです。少し照れくさいですが嬉しいので紹介します。

 昨日の大阪キャンパスでの講座、とっても楽しかったです。そして何よりも、22年前に衣笠キャンパスで、「スポ研」の授業でバレーボールを教えていただいた先生に再会できたことが、本当に嬉しかったです!! まさか大学で、体育の授業があるなんて、それも当時はへ~と思っていたのですが、バレーボールを選択し、そんな期待もせんと、体操服に着替えるのがめんどくさいなーとしか思ってませんでした。それが、先生のスポ研の授業が、めっちゃ楽しくて楽しくて、先生の指導の仕方がチームをうまくまとめて、みんなで試合をするのも毎回、とにかく楽しく、笑いの絶えない授業でした。(中略) 授業が楽しみで仕方なかったです。あの時先生のクラスの経済学部のチームのみんなは、楽しくバレーボールするために取り組んでくださっていた先生の姿を、きっと忘れてないと思います。(中略) 今回「りつめい」で、先生の講座を知り、受けることができ、勇気を出して先生にお話ししに行けて、とっても良かったです。 先生、22年前に、あんなに思い出に残る楽しい授業をしてくださり、本当にありがとうございました!!!

 これからも記憶に残る授業を心がけます
【忠】

2015.11.29

「京都キッズ」が開催されました

もう11月も終わりですね。
今年は、京都もきれいな紅葉がなかなか見られず残念でした。

立命館スポーツ健康科学部では、スポーツ健康科学の最先端の研究を行うと共に、
それらを活かした様々な地域貢献プログラムを実施しています。
今回は、先日実施された地域貢献のプラグラムについて紹介させて頂きます。

11/7 (土) に「京都きっず: 京の子どもダイヤモンドプロジェクト」が、
立命館大学スポーツ健康科学部のインテグレーションコアで開催されました。

「京都きっず」は、「優れた資質のあるジュニア選手の発掘・育成を行い、
将来わが国を代表するアスリートとして国際大会でのメダル獲得を目指すとともに、
その経験を生かし、確固たる考えと行動力を持ち、豊かで明るい社会の発展に
貢献できる若人の人材育成を目指して取り組む」プロジェクトです
 (公式 HP http://www.kyoto-be.ne.jp/hotai/kyotokids/page.html より引用)。

このプログラムは、毎年、150名以上の応募者の中からセレクションに
合格した子どもたちを対象に実施するものです。
現在、バドミントン、フェンシング、カヌーの3競技に特化し、
行政、競技団体、大学、そして家庭がスクラムを組みながら、
各種目に小学4年生から中学1年生までの約8名ずつの子どもたちの成長を支援しています。

子どもたちの可能性を開花させるための複数の育成プログラムの内、
本学部の長積仁教授・山浦一保准教授が「インテレクチュアル・プログラム」をコーディネートし、
子どもたちの発育発達に応じたプログラムを実施しています。

今回は、本学部4回生で、スキーモーグルのオリンピック強化指定選手でもある
伊藤さつきさんがゲストスピーカーとして参加し、
「私とスポーツとのかかわり:モーグル競技を通して」というタイトルで講演を行いました。



私も、当日たまたま大学に来ていて、子ども達が楽しそうに
インテグレーションコアの前を走り回っているのを目にしました。
この中から将来のオリンピック選手や社会の発展に貢献できる人が
育っていってもらいたいと切に願っています。

それでは、また。失礼致します。
良い休日を


2015.11.23

COI シンポのプロモーション

12月1日午後2時から、グランフロント大阪北館4Fナレッジシアターにて、
COIプログラム『運動の生活カルチャー化により活力ある未来をつくる』
アクティブ・フォー・オール拠点シンポジウム2015
 

を開催します。参加無料です。
内容は、第1部基調講演「運動を始める・続けるためのレジリエンシー」
講師:荒木香織さん (ラグビーワールドカップ日本代表メンタルコーチ)
 『五郎丸選手のルーチン』で有名になりましたが、指導されたメンタルコーチです。
第2部 COIアクティブ・フォー・オール拠点 の成果発表会。詳しくは下記のHPから。
http://www.activeforall.jp/

シンポジウムのプロモーション1
大阪いばらきキャンパスにて、11月16日にプレスリリースを行いました。写真は、スマートウエアを着てデモをしてくれた【成弘先生】のところのM2のOKN君。その横で説明しているのがプロジェクトリーダーの石丸さん(東洋紡)。


シンポジウムのプロモーション1
11月16日火の夕方に、FM草津(78.5MHz)のイブニングロケッツ(パーソナリティ:松本エリハさん)の番組に出演させてもらい宣伝もさせていただきました。ラジオ初出演でした。このFM草津は、インターネットラジオもありますので、どの地域からも聴けます。是非おためしください。
http://www.fm785.jp/internetradio


<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
金曜日にNS研究会αを行いました。今回は産総研の小林さんにお話ししてもらいました。詳しくはまたHPにアップされますが、運動支援のたmの「はじめられる」「続けられる」をキーワードに商品開発を考えているのは、我々のCOI拠点のコンセプトにも通じます。
【忠】

2015.11.22

スポ健な人 (21) Daichi 君

穏やかな気候が続いていますが、
皆様いかがお過ごしですか。

忠先生が、スポ健で快挙がありましたとこの稿で書かれておられましたが、
その快挙 を成し遂げたスポ健生を紹介したいと思います。
今回紹介したい学生は、Daichi 君です。


(写真中央が、Daichi 君です。左は、スポ健開設以来
大学院担当で頑張ってくれ、今期から衣笠へ異動となった
 Tamaki さんです)

彼は、Kiyoshi 先生のゼミ所属の三回生ですが、
この度、難関で知られる 公認会計士試験 (合格率約10%)に合格 しました!
今年、立命館の三回生で、公認会計士試験に合格したのは彼だけとのことです。

今回、そんな Daichi 君にインタビューしました。
Q: 「まずは公認会計士試験合格おめでとうございます。」
A: 「ありがとうございます」

Q: 「公認会計士とは、どんな仕事ですか?」
A: 「公認会計士は、経済の番人とも呼ばれていて、
  大手企業の財務諸表や内部統制をチェックする仕事です。」

Q: 「そもそもスポーツ健康科学部に入学して、
  公認会計士を目指そうと思ったきっかけは何ですか?」
A: 「中学の時はテニス、高校ではサッカーと、スポーツが好きだったので、
  立命スポ健に入学しました。もともとは一回生の時に、
  スポ健の授業である「簿記入門」を取ったのがきっかけです。
  授業を受けて簿記三級に合格したのですが、三級では履歴書に書けないと言われて、
  エクステンションセンターで行われていた簿記講座を受講しました。
  その時の講師の先生に、『スポ健初の公認会計士となって、
  スポ健の星になってみないか
』と言われ、公認会計士を目指そうと思いました」

Q: 「どうやって試験勉強したのですか?」
A: 「BKCキャンパスで開設されていた公認会計士講座
   ( https://www.ritsumei.ac.jp/extension/accountant/ ) を受講していました。
  学期中は、月〜金の18:00-21:00まで講座で学んで、
  休み中は、ほぼ毎日10:00-13:00まで講座を受講して、
  それからは自習勉強をこなしていました。」

Q: 「一般的に公認会計士試験は3000時間以上勉強が必要だと言われていますが、
  一日どのくらい勉強したのですか?」
A: 「講座を受講したのは1回生の12月からですが、2回生の初めに
  過去問を集中的に解く講座があってその成績が振るわなかったことから、
  8月くらいから本気で気合いを入れました。
  合計では、3000時間弱集中的に勉強したと思います」

Q: 「将来は、どんな公認会計士を目指しますか?」
A: 「周りに起業したいという学生がいるので、
  『夢のサポート』をしたいと考えています。
  大手のクライアントの監査で経験を積んで、
  将来的にはベンチャー企業の支援をしたいです」

Q: 「受験生、後輩へのメッセージをお願いします」
A: 「人との関係、周りとの関係、講師との関係が重要だと思います。
  私も、周りからの支援があって、試験勉強が厳しい時も支えてもらっていました。
  人との関係が一番重要なので、大切にして下さい。
  またスポーツ健康科学部だから「簿記」は直接関係ないから取らないのではなく、
  企業に就職するにせよ簿記を取っておいて損はないので、
  ぜひ可能性を広げるという意味で簿記に興味を持って下さい」

日本のスポーツ健康科学系の学部で「簿記」を開設しているのは、
立命スポ健
ぐらいだと思います。

普通、「スポーツ健康科学部で簿記?」と不思議に思う人が多いと思うのですが、
マネージメントの学びに簿記の知識が重要であるとの信念から、
学部設置以来、「簿記入門」を開講しています。

スポーツ健康科学は、「ヒトを中心として、遺伝子から社会まで」を扱う
文理融合の学際的な研究分野です。
今回、Daichi 君が、スポーツ健康科学から「社会」への
新たなアプローチを生み出してくれました。
ぜひ受験生の皆さんやスポ健の後輩学生も、
続いていってもらいたいと思います。

それでは、また。失礼致します。
良い休日を

2015.11.20

日本トレーニング科学会@鹿屋体育大学

先週鹿屋体育大学にお邪魔させて頂きました。11/12(木)に1コマ特別講義、11/13(金)に新しい実験施設を見学させて頂き、11/14(土)~11/15(日)が日本トレーニング科学会という充実した4日間でした。鹿屋体育大学にお邪魔するのは3度目ですが、今回は今までにも増して鹿屋や周辺エリアを見て回れたと思います。お世話になった皆さん、どうも有難う御座いました。この場を借りて御礼申し上げます。

今回は特に日本トレーニング科学会について書きます。スポ健からは非常に多数の発表が有り、プレゼンスを示せたと思います。私の指導する学生さん達も合計4件の発表をさせて頂きました。準備に際して大変お世話になった【忠】先生、fjmt先生、otk先生、sg先生、大変有難う御座いました。日本トレーニング科学会の一般発表は全てポスターです。皆それぞれ参加者の方からコメントを頂き、刺激を頂いた模様でした。学会発表は場数を踏む程発表にも慣れ、考え方も「研究者」のそれになって行きます。参加する度に現在の居場所を確認し、更に成長していくための糧としてください。

会場以外でも、今回はさつま揚げ・明太子・刺身・トンカツ・芋・焼酎等といった名産品を賞味する事ができました。学会は国内でも国外でも様々な場所で開催されるのでこういう楽しみもありますね。来年の大会(横浜)も楽しみです。

またそれ以前に9月にはBKCで日本バイオメカニクス学会が開催されます。しっかり準備して参加者の皆さんに喜んで頂ける大会にしようという思いを新たにしました。


2015.11.18

WCBF少年野球教室。

<RecOだより 137>

 先週末、今季最後のJA全農WCBF少年野球教室開催のため、佐賀県佐賀市に行ってきました。



 WCBF(World Children's Baseball Foundation )は、王貞治(理事長)とハンク・アーロンの提唱により、野球を正しく全世界に普及、発展させ、世界の青少年に友情と親善の輪を広る趣旨から始めた、世界少年野球大会(第一回大会は1990年ロサンゼルス市で開催)を契機に設立された財団です。

 
毎年開催している世界大会にはおよそ15の国・地域から約150名の少年少女が参加。これまでに日本やアメリカ、カナダ、プエルトリコ、台湾で開催されています。

 また財団では、この世界少年野球大会の他、全国各地で少年野球教室や指導者講習会を開催しており、
JA全農共催の野球教室は今年で26年目とのこと。
 私も世界大会期間中の指導者講習会や、このJA全農野球教室等に関わって、20年以上になります。



 今まで、こんなふうに、かわいい球児達と記念撮影へは毎回参加しつつも、自分の写真を撮ったことはほとんどなく、今回初めてあいコアの掲載を相談したところ「どうぞ、どうぞ」と理事長からもご快諾いただき、紹介することにしました。


 
 JA共催の野球教室では、毎回色々な地元の農畜産物の紹介があり、今回は佐賀牛の牛丼や佐賀みかんの試食ブースも出展。上の写真はその関係者の皆様です。
 
 私が担当するのは、球児と一緒に来場した保護者の皆さんを対象に開催する栄養学講座。



「その土地で育った食べ物が、その土地の球児を育てる」
 この意味を、栄養学の視点からじっくりご紹介するセミナーです。
 お母様方にもJA全農よりお茶や卵のサンプリング提供があり、これ程、野球と食を身近に感じる事のできる野球教室は他にないと思います。
 実は、先週ご紹介した「キャリアセミナー」でお世話になっている雪印メグミルクのG部長と最初にお会いしたのもこの野球教室でした。
 スポ健ができるだいぶ前の出会いが、今のRecOに繋がっている事をとてもうれしくとてもありがたく思います。

 今年6月末、この教室は滋賀県大津市でも開催されました。
 こちらの様子は既に財団のHPにレポートが掲載されていますので、是非ご覧下さい

<今週の別腹>
 


 王理事長の誰に対しても丁寧、真摯なご対応、お人柄がにじみ出る立ち居振る舞いに、いつも魅了されています。
 佐賀の幸、佐賀牛のために作られたワインを素敵な会話と共に皆さんといただきながら。
 せいろの湯気のような、ふんわり温かいひととき、ごちそうさまでした。
 ab