2015.05.09
[ activity ] の記事一覧
2015.05.06
連休に味わう琵琶湖の恵み。
5月3〜今日(6日)まで、第68回朝日レガッタが滋賀県立琵琶湖漕艇場で開催。立命館大学ボート部もがんばっています(写真左上/かなり小さくてわかりにくいですね・・・)。
選手の皆さんのがんばる姿は春の琵琶湖の恵みとなっています。
2010年スポーツ健康科学部創設時にこちらに来てから毎年応援に行っていますが、今年は5日、ボート部部長であるJoe先生と一緒に観戦させていただきました。
さて今年は、観戦前日(4日)に、瀬田漕艇倶楽部より、公認指導者義務講習会を兼ね、朝日レガッタにご参加の指導者、スタッフ、選手の皆様へのセミナー依頼がありました。
5大会オリンピック出場の武田大作選手のトップ選手ならではの引き込まれるようなお話の後、「選手の体は選手が成長する地域の食で育まれる」という私のセミナーにもたくさんの質問をいただきました。
この会場となったのは、4月に完成したばかりの素敵なクラブハウス(写真右上)。
漕艇場に行かれる際にはぜひ一度立ち寄ってみてください。
漕艇場にまた一つ、琵琶湖の恵みの誕生です。
<今週の別腹>
琵琶湖漕艇場周辺には、琵琶湖と近江の「食の恵み」を堪能できるお店がたくさんあります。
今年は、以前から気になっていた二つのお店へ。
左下は漕艇場横にあるイタリアンレストランの「O・H・U・M・I」。薪竃でしっかり焼いた生地の上にたっぷりの近江野菜。地元野菜ならではの野菜の甘みと栄養をしっかり堪能できるピッツァです。
右下は通り沿いにあるラーメン屋さんの「瀬田しじみラーメン」。すっきりした塩味のスープにじっくりしじみの旨味がしみ出ています。
瀬田は日本有数のしじみの産地。昔に比べると収穫量は本当に少なくなってしまったそうですが、ここに来たらやはりぜひ堪能したい滋味です。
ごちそうさまでした。
ab
2015.05.04
小学生の陸上指導
陸上に関しては、滋賀県の強化の一貫として近隣の高校生などとの合同練習、附属校との連携として附属3校との合同練習会なども行っています。また、写真にありますように、草津市内の小学生が中心となって活動している、草津JACの陸上教室にも使われています。
http://www.kusatsu-jac.com/
スタートダッシュの指導をしているトリッピィー君は、学部3回生から草津JACの指導に携わり3年目。単に、陸上を指導するだけでなく、スポーツ健康科学部での専門性を活かして、定期的に映像解析を行い、ストライド、ピッチ、走速度のデータを集めて、小学生にフィードバックして指導にいかしています。今回の測定に、お手伝いしたのが写真左から、M1のYokaさん、B3のHiromasaくん、B4のManaさんです。
小学生を指導してみたい方、計測をしてみたい方、是非連絡ください。スポーツ健康科学部で学んだ専門性を実際の現場で活用する経験を積むことができますので。
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週のブログで紹介した、Edge+Rのスタートアップで、GEヘルスケアの伊藤さんから、イノベーションの定義を伺いました。発明と人の洞察力が融合することで生まれる新しい価値であると。
イノベーション(innovation) = 発明 (invention) + 人の洞察力 (insight)
発明するだけでなく、そこに人間社会への深い洞察があって、はじめて価値を創造することになると学びました。
【忠】
2015.04.30
体育会剣道部 スポーツ健康科学を用いた競技強化プロジェクト
これまで、It’s meの研究室では、水泳部、スキー部、ウインドサーフィンに対して、体力向上を中心に競技力向上のサポートをしてきました。これらは、スポーツ健康科学部の卒論の調査・研究の一環として行われました。また、It’s meだけではなくスポーツ健康科学部の多くの教員が、なにかしら立命館大学のスポーツ活動を支援しています。
今回は、職員のroadさんが助監督(副部長)をつとめられている剣道部(女子)の強化を支援させていただくことになりました。きっかけは昨年度、部員の貧血に関わる部員独自の調査を発展させて、今年から“スポーツ健康科学を用いた競技強化プロジェクト”を始めることにされたからです。主将となったスポーツ健康科学部4回生のround mountainさんが小生のゼミに所属していることから、まずは小生にお話が来ましたが、メンタル面はspringman先生、栄養はab先生に、さらに体調面ではkago藤先生が、剣道部の自主活動をみまもります。
月曜日(4月27日)は、衣笠キャンパスで第1回目のミーティングでした(写真)。。これから、3年間計画で活動を行います。このような取り組みを行う部が増え、そこにスポーツに関する学問を系統的に学んだスポーツ健康科学部の学生さんが協力することにより立命館大学のスポーツの底上げをすることが立命館大学におけるスポーツ健康科学部設立の意義だと思っています。
最近の話題
It’s meが象徴となっているTABATATMのDVDを含むKITが発売されました。このなかには、タバタトレーニングのやり方を示したDVDなどが入っています。
2015.04.27
Edge+R
これは、文部科学省「平成26年度グローバルアントレプレナー育成促進事業」に立命館大学が採択された、海外機関や企業等と連携しつつ、起業に挑戦する人材や、産業界でイノベーションを起こす人材の育成プログラム「イノベーション・アーキテクト養成プログラム」です。学部や研究科の垣根を越えた多様な受講生が、1チーム7名を基本とするチームで活動する1年間のプログラムを行います。詳しくは下記をお読みください。
http://www.ritsumei.jp/news/detail_j/topics/12978/
学内の各学部、研究科から参加者を募り、書類選考、面接を経たメンバーが集まりました。今回のスタートアップワークショップは、GEヘルスケアジャパンが開発した、AYUMIEYE(加速度センサを利用した歩行解析ツール)をつかって、高齢者の運動促進、ならびに新しい使い方の提案をまとめます。土曜日は、グループワークによって、アイデアだしを行いました。アイデアだしについては、GEヘルスケアジャパンの伊藤久美さんから、イノベーションとは何か?から具体的なブレストの仕方までを講義してもらいました。グループワークでは、GEヘルスケアの精鋭の社員4名(のぶさん、まよさん、ゆうさん、くにさん)に、ファシリテータとして入ってもらい、グループワークを活性化してもらいました。
https://www.ayumieye.gehealthcare.co.jp/products/
1ヶ月後に、各班から20分間のプレゼンがあり、審査がされて優勝チームが決まります。今回、ヘルスケアに関連するということで、スポ健スペシャルチームが特別参加させてもらっています。専門知識を総動員して、さすが!といわれるプレゼンにまで仕上げてくれるでしょう。
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
ジョージ先生が4月に実家で結婚式を挙げられました。仲間内でお祝いの会をしよう、ということで先週金曜日にパーティを催しました。本学出身者で、おそらく最初のATCの資格をアメリカで取得されたジョージ先生です。素敵な奥さんと結婚され、これから益々充実されていくでしょう。GATプログラムのさらなる推進も頼りにしております。
【忠】
2015.04.23
身体活動・運動・スポーツと健康
下の図は2007年の我が国の総死亡のリスクの3位が運動不足であることを示しています。喫煙、高血圧の半分程度ですが、運動不足で1年間で5万人以上の人が死んでいるのです。高血糖や塩分の取り過ぎよりも、運動不足により心臓病やガンなどで死ぬ人が多いのです。いかに健康と身体活動・運動の関係が深いかがわかります。
健康診査では、血糖値や血圧を計りますが、それはそれらが異常値であると将来、糖尿病や心臓病に罹る確率が高くなり、40歳代50歳代で夭逝する危険性があるので、それらの値を参考に生活習慣病の予防策を講じるためです。しかし、 健康診査では“運動してますか?”というような質問をしたり“歩数を測定する”ことはありません。しかし、この図のようなエビデンスからは、生活習慣病を予防するためには、血糖値や血圧を測るのと同じように身体活動量を測定し、生活習慣を改善する必要があることがわかります。このようなエビデンスが、スポーツ健康科学を支えています。
スポーツ健康科学部の活動
上図にあるように、死因の最も大きなリスクは喫煙です。せっかくスポーツしていても喫煙するとスポーツの健康増進効果はいっぺんに吹っ飛んでしまいます。It’s meが関西に来て最初に感じたのは、関東に比べて受動喫煙に対する“寛容さ”でした。立命館大学は、昨年度からキャンパス全面禁煙になったので喜んでいたのですが、現在でもやはりキャンパス内で喫煙する学生さんがいます。これらの学生さんの将来を思い、さらにこれらの学生さんの排出する煙による受動喫煙による他の学生さんが肺がん等に罹患するリスクを減らすために、最近、スポーツ健康科学部教員と大学院生の有志で喫煙者が“出没”しそうなところに見回りに行きました。
2015.04.21
子どもの低体力に向けての取り組み!
先週、東京都江戸川区にある小学校に学部長とともに行ってきました。
その小学校では校舎の全面改築(新築)工事をするため(下の写真)、3年近くグランドが使えないそうです。そのため、子ども達の体力の低下が加速化することを懸念し、その対策をどうにかしたい!ということを考えていたとのことです。そのとき、ちょうどNHKに出演した学部長が「Tabataプロトコル」を説明していたのを校長先生が見て、「是非協力してほしい!」という手紙を学部長に書いて、それが届いたのが始まりでした。
スポ健では、2011年に発生した東日本大震災で被災した岩手県大船渡市の中学校でグランドが仮設住宅の設置のためほとんど使用できない状況から、生徒たちの体力低下のために、グランドがなくても狭い場所で持久力、筋力、柔軟性を高める運動プログラムを作成し、提供する活動を行っていました。グランドが使えない理由は異なりますが、最近では校舎の改築があり、その際にグランドが使えなくなる状況が意外と多く発生しているそうです。
前置きが長くなりましたが、「狭い場所でもしっかり体力向上が行える運動プログラムを紹介」するために、学部長と小学校に行きました、ということです。
校長や教頭先生をはじめ、先生方の子ども達への想いは非常に熱く、子ども達の体力低下をどうやって防ぎ、10月に開催される区の体育大会で「運動ができないので、負けた」、という思いをしてもらいたくない、という気持ちをお話しして頂き、私たちの取り組みが少しでも子ども達の役に立てるなら何とかしてあげたい!という気持ちになりました。
今後、小学校と連携しながら、子ども達の体力づくりに貢献できればと思っています!
moto
2015.04.17
国際学会@スコットランド
今日は予備実験を行い、本実験の目処が大体立ちました。私と2名の4回生で計3件の発表を行う予定です。学生さんの頑張り様と研究の内容についてはまた追って紹介しようと思います。
学会が開催される土地が私にとっては特別な思い入れのある所ですので、今回はその話をさせて頂きます。
学会の会場はスコットランドのグラスゴーです。私は8年程前、スコットランドのアバディーン大学に講師として勤務していました。それ以前には理化学研究所で任期付きの研究員のポストに就いていました。任期の最終年度、研究を継続できる環境を求めて世界中の公募に応募していました。アメリカ、オーストラリア、カナダ、シンガポール、ニュージーランド、英語圏の国には殆ど全て書類を送っていたと思います。
その中で幸運にも話がまとまったのがアバディーン大学でした。
英国の正確な名称は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」です。「連合」とはイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4つの国連合の意です。それぞれの国は英国の一部であるものの独自の文化を保っているとの事で、昨年のスコットランド独立運動の事を記憶している方も多いのではないでしょうか。渡航前にスコットランドと英国について沢山の本を読み、ワクワクしながら飛行機に乗りました。
スコットランドの印象は一言で言うと「しっとり」でした。ほぼ毎日雨が降り、青空が見える事は稀でした。緯度も高いため(北海道よりもずっと高緯度です)日光は柔らかく、特に真冬の日照時間は4時間程度でした。人々も穏やかで物静かだったのは気候とも関係がある気がします。街の雰囲気も非常に落ち着いており、自然に仕事に集中できました。
その後縁あって日本に戻って来、いつかまた訪れたいと思っていたスコットランドに学会発表に行く事になりました。グラスゴーは西側、アバディーンは東側と相違がありますが、発表がアクセプトされた時から非常に楽しみにしています。実験もきっちり仕上げ、しっかり準備して臨みます。
2015.04.16
常任理事会 総長報告 (4回生 伊藤さつきさん)
立命館大学の学部長は、毎週水曜日午後、立命館大学朱雀キャンパス(京都 二条駅近く)で、学校法人立命館の常任理事会に参加し、学校法人の様々な課題について議論をしています。これに出ることにより、学校法人立命館の理事として各自の学部のみではなくAPUや付属校を含む全立命館の課題や方向性が見えてきます。以前、電車の中で、立命館宇治高校の学生さんが“最近さー・・・”というような話をしていると、耳をジャンボのように広げて聞いていたこともあります。
常任理事会では審議事項に先立って“総長報告”として、総長(現在は吉田美喜夫先生:写真では右から2番目)が体育会及び文芸各部で活躍した選手やコーチ・部長を紹介します。これは、立命館大学が課外活動の意義を認め、それらの活躍を非常に重要視していることの表れです。昨日、(4月15日(水))は、本学部4回生の伊藤さつきさんが紹介されました。彼女はスキー部所属で、3月に秋田県田沢湖で開催されたモーグルのワールドカップ・デュアルモーグル競技で第2位に入り、さらに全日本選手権でもデュアルモーグルで優勝しました。
彼女は、立命館大学でスポーツ健康科学を自ら学び、それを基に競技力を強化するという期待を胸にスポーツ健康科学部に入学したと言うことです。それが、このような形に具現したことは大変うれしいことです。ワールドカップの時は、彼女の測定で現場にいました。目の前で、世界の一流選手を次々に破っていく伊藤さんの姿をみて、“どきどき わくわく”し、観るスポーツの感動を味わいました。今後、2018年に開催されるピョンチャン冬季オリンピックに向けて、応援しようと思っています。
スポーツ健康科学部の話題
スポーツ健康科学部では、写真のような学部独自のパンフレットを作成し、資格の取得に力を入れています。スポーツ系の学部では、保健体育の教員免許をとれることが知られています。立命館大学スポーツ健康科学部では、それに加えて在学中に指定された単位を取得すると、生活習慣病の予防や治療のための健康に関する運動の指導を行う「健康運動指導士」の資格取得のための試験を受けることができます。厚生労働省・国は、この資格を持っている人の養成をスポーツ健康科学系の大学・学部に強く求めています。ぜひ、多くの学生さんがこの資格を取得し、社会を健康にすることに貢献して欲しいと思っています。
2015.04.15
世界と戦う相撲女子。
相撲部の祝賀会にお伺いしました。
世界大会準優勝、アジア大会優勝の表彰を受ける山中選手(写真/左)はスポ健abゼミ4回生。
世界一への抱負を語ってくれました。
大正6年に立命館大学に誕生した相撲部は、もうすぐ100周年を迎える伝統の運動部。
その中で女子選手の先駆者として、世間の偏見とも戦いながら世界のトップ目指してきた山中選手については大学のムービーでも紹介されています。
スポ健の後輩である、3回生稲葉選手(右写真前列右)、今年1回生として入学した野崎選手(右写真前列左)。彼女たちが今年も存分に女子相撲の魅力を伝えてくれることを楽しみにしながら、学生部長S先生と一緒に記念撮影。
<今週の別腹>
昨年度、abゼミでは山中選手を、そして相撲部のみなさんを栄養面から支援するため、効果的な減量、増量、それぞれの目的に合わせたちゃんこ鍋を考案。
その際に、山中選手が発表した「ちゃんこの歴史」。
「昔からちゃんこに鶏や魚は入れても豚や牛は入れない」。なぜか?
「手をつく動物だから」。
なるほど。でもこれ、栄養学的にも意味ある選択。
鶏や魚は丸ごと入れて食べられる。それにより、骨や皮から汁に溶け出すコラーゲンやカルシウムも野菜などの他の具材と一緒に一緒にしっかり補給。脂肪を取りすぎず、たんぱく質をしっかり取りやすいのも特長。
どんなにがんばっても一つの鍋に、豚や牛は一頭丸ごとは、なかなか入れられない。
ちゃんこ(力士の食事)は、トレーニングに伝統的な日本の食事を取り入れた「食トレ」の先駆け。山中選手には「ちゃんこ」は奥深さについても、研究、体感してもらえれば、と思います。
こちらも楽しみ。
ab