[ career ] の記事一覧

2016.01.05

プレゼンの重要性

 明日からいよいよ2016年の授業が始まります。この年末年始にあったことをご紹介したいと思います。1つは、12月に大学院生を対象とした「立命館大学大学院リサーチプロポーザルコンテスト」の表彰がありました。その大賞にMotoの大学院生:藤江隼平くんが見事受賞!!立命館大学大学院リサーチプロポーザルコンテストとは、研究や論文作成する際に自分の研究計画をきちんとデザインして、それを他の人に理解してもらえるようにプレゼンテーションできているかどうかを競うコンテストです。『研究の概要図』『研究目的・内容』『研究の特色・独創的な点』『研究の背景』について計画書を書き、見る人が容易に理解できかどうかの分かり易さやなどが評価されます。これは社会人として働く場合でも必ず必要な能力で、相手に自分の主張や意見を理解してもらうプレゼンテーション能力の向上は重要です。毎年、2030名が応募しており、大賞1名、優秀賞2名、敢闘賞12名の表彰があり、藤江くんは、図や絵を使って分かりやすいという点で高く評価を受けての受賞でした!写真は、授賞式での受賞講演の風景です。


  2つ目は、昨年末にMotoゼミのOBOGに会いました!スポ健、1期生と2期生の8名です。年末の忙しい時期なので、全員集まることができませんでしたが、みんなの元気な顔を見ることができたのは嬉しかったです!フィットネス、銀行、生命保険、建設、化粧品、製薬系の仕事の話を聞きましたが、みんなそれぞれ大変そうです。でも、社会人になってまだまだですが、自分の仕事についてちゃんとプレゼン(説明)できていることに、驚きました。大人になったなぁ~と感じました。


Moto

2015.12.28

春日先生 ありがとうございました!

今年、最後のブログです。
写真の方は、柔道部監督の春日先生です。15年間、本学の柔道部の強化に邁進いただき、この間、目覚ましい活躍を遂げていただきました。15年前にお越しの時は、関西でそこそこのチームを全日本レベルで戦えるチームにまで引き上げていただいたのは、春日先生の指導力であったと高く評価されています。


春日先生との出会いは、20年前のアトランタでのプレオリンピックの時に、友人の紹介でお話しさせていただいたのが最初です。その頃は、他大学の教員としてお勤めでした。その後、しばらくして本学のスポーツ強化の観点で、柔道、特に女子の柔道を強化するということが話題となり、そのときに適任者として私の脳裏に浮かんだのが春日先生でした。その頃は、アメリカで体育の先生をしておられました。当時、インターネットも今ほど普及しておらず、FAXで先生へお手紙をやり取りさせていただきました。かなりの頻度でやり取りさせてもらいました。直接お会いしたのは、20年前のそのときの一度きりでしたが、誠実かつ練られた人柄に接して、非常に感激した記憶があり、全日本代表コーチとしての指導力を兼ね備えられていて、これ以上の方はおられないと直感しました。もちろん、直感だけではなく、柔道関係者の多くにもお話ししたおりに、私と同様な評価をされている方がほとんどでした。

着任後の活躍は先ほど書いたとおりです。学校スポーツにおいては、指導者の影響力は極めて大きいといえます。それは、中高生のみならず大学生においても同様です。大事なことは、スポーツでの活動を通じた人格形成を援助できる指導者でなければ、立命館大学では受け入れられません。その意味で、春日先生が指導し、送り出した卒業生は、国際的にも活躍し、各所できらりと光る卒業生となっていることをお伺いし、本学園にとって大きな財産を残して頂きました。

大学ができる最も大きな社会貢献は、人財の送り出し、です。その意味では、学問を身に付けさせ、課外での活動を支え、学生の成長を後押しできる大学人が必要です。「尊敬される人に出会うと元気になる」といわれます。社会からも学生からも尊敬させる大学人として、教職員も自己研鑽していくことを、再度確認させていただきました。

春日先生は、指導力、国際力が高く評価され、全日本柔道連盟の競技部長としての重責に着かれます。山下副会長をはじめ多くの方からの熱烈な要請であったと伺っています。大きな舞台でさらに活躍されることを心より祈念します。春日先生、ありがとうございました!

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
ゼミナール大会のファイナルが12/23に開催されました。予選を勝ち抜いた英語部門3件、スポーツ健康科学部門8件の発表を聴かせてもらいました。1回生基礎演習の集大成として毎年開催されています。堂々とした発表に感心しました。
【忠】

2015.12.22

スポ健OBの活躍!

 先週、Motoゼミ2期生のOBが研究入門という2回生の授業で中の「キャリア形成企画」で、スポ健のどのような学びや経験が活かされて、現在の企業に就職でき、活躍しているのかを在学生に向けて話をしてくれました!


 Motoゼミ2期生:曲谷地くんは「株式会社ディーエイチシー」にこの4月に入社しています。多くの化粧品・健康食品を販売している、皆さんもよく御存じの、「DHC」です。曲谷地くんからDHCの事業内容を説明してもらうと、「化粧品・健康食品の通販をメインとし、研究をつづけ、よりよい製品づくりに努めています。また、アパレル、ホテル・リゾート、医薬品、遺伝子、ペット、介護などさまざまな事業でQOL向上に貢献しています。」ということで、非常に広い事業を手掛けている企業で驚きました。今、CMで有名なゲルマニウム配合の「GEパワーセラム」やコエンザイムQ10を配合オールインワンジェル「薬用Qクイックジェル モイスト&ホワイトニング」などがTVで見られるほど、勢いのある企業だと思います。曲谷地くんが今、行っている仕事は、アロマで、おススメは「アクティブタイムアロマミスト」と「スリープタイムアロマミスト」で、夜と昼でそれぞれ異なるアロマミスだそうで、高齢者に認知機能改善傾向があるそうです!

 スポ健においても、健康科学系・健康食品系に関する研究も行われており、これらの最新の研究成果を学ぶことで、様々な企業で活躍することができる可能性を示してくれたOB1人でしたが、今後の活躍に期待しております!!

Moto

2015.12.14

卒業生ダンサー Misaco

今年も早いもので、あと少しとなりました。
今年のブログも、今回を入れて3回となりました。

先日、FB(フェースブック)のメッセージ機能で、
卒業生から連絡をもらいました。在学中からダンスに本格的に取り組み、
BJリーグのレイクスのチアリーダーをしていたMisacoさんです。



今年3月の卒業パーティでの華麗なるダンスは同期生ならびに
教職員にも強烈な印象を与えてくれました。

卒業後は、本格的なプロダンサーとして修行を積んでいます。
下記の舞台に立つことになったようです。来年の春に東京、大阪です。
是非、都合のつく方は、舞台を楽しみ、Misacoさんの華麗なダンスにも注目いただければ嬉しいです。
私も、鑑賞させてもらいに行く予定です。

下記はその舞台の案内です。
――――――――――――――――――――――――――――――
革命が起きる-。 新世紀のフレンチ・ロック・ミュージカル、開幕。
フランス革命の激動の最中に生まれた愛を描いた本作は、グルーヴ感溢れるロックナンバー
涙を誘うバラード、スピーディーなストーリー展開、鮮烈な演出など全てが評判となり、
フランス中を熱狂の渦に巻き込んだ。
2016年春、ミュージカル界に新たな旋風が巻き起こる!

◆フレンチ・ロック・ミュージカル『1789〜バスティーユの恋人たち』
http://www.tohostage.com/1789/
★2016年4月09日(土)〜5月15日(日)|【帝国劇場】
http://www.tohostage.com/1789/
★2016年5月21日(土)〜6月05日(日)|【梅田芸術劇場メインホール】
http://www.umegei.com/schedule/503/
――――――――――――――――――――――――――――――

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
今週木曜日が卒論の提出期限。インテグレーションコアの研究室周辺では、
慌てている様子の卒論生をみかけます。慌ててパソコンを落としたりしないように。
慌ただしいときほど冷静に、慎重に、行動する。
何度も締め切りを経験してくるとその頃合いも分かってきますが、
何よりも「卒論の提出期限」を前倒しで意識して、前日までに提出を。
何があるか分かりませんので。
【忠】

2015.12.07

卒業生来訪

先週のブログでは、22年ぶりの卒業との再会について書かせてもらいました。

今回は、卒業後11年目のゼミ生たちの来訪についてです。
それぞれにキャリアを積んで11年も経つと、いわば会社でも中核を占める位置になります。
会社の方針、方向性も理解し、自らのスキル、能力も磨かれてきて、まさに「働き盛り」です。
会社を通じて、社会への貢献も見えてきているのではと話していて感じました。



写真にあるように、かわいらしい子どもも連れてきてくれました。
彼らが15年ほどすれば受験生となります。そのときの志望校に本学がなるようにという思いと、
そのときの大学、日本はどのようになっているのか、という思いも想像してみました。
少子高齢化の中で、社会のありようは、教育のありようは、どのようになっているのでしょうか?
少なくとも、彼らのような可能性一杯のこどもたちにとって、
未来が夢一杯にひろがるような希望と機会に恵まれた世の中であるように、努めていく責務があります。その責務を果たす一員としてのスタンスをもち、これからも卒業生を送り出すという
素敵な職業に携わる大学人として働く、ということを思い起こさせてもらいました。

教員にとって、教え子の幸せな顔をみるのが一番の喜びです。
卒業生たちの幸せが、周りの幸せにつながり、社会全体の幸せを導くことを願っています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週の火曜日に大阪グランフロントで開催したCOIシンポジウムは、多数の来場者を迎えて盛況でした。
かつプログラム構成、成果発表についても、一定水準の評価を頂いたように感じております。
基調講演で、ワールドカップ日本代表のメンタルコーチ・荒木さん(兵庫県立大)から
「挑戦に上手く取り組む力、困難を乗り切る力(レジリエンス)」について、
分かりやすく解説してもらいました。
『チームスポ健』が、今後も果敢にチャレンジできるための基本も整理できました。
これからもチーム一丸となって、チャレンジして参ります。
【忠】

2015.12.06

TOEIC-IP テスト

あっという間に師走ですね。
寒さも本格的になってきましたが、皆様いかがお過ごしですか。

先週の12/2 (水) - 4(金) に、スポーツ健康科学部の1回生と2回生は
TOEIC-IP テストを受験しました。
私も、試験監督補助で、教室を巡回していたのですが、
学生達は、授業終了後の受験ですので、大変だったと思います。
本当にお疲れ様でした。



「グローバル化」という言葉が喧伝される今の日本では、
TOEIC のスコアが、就活や昇進に影響するという場面が
増えてきているようです。
ひょっとするとこのブログを読んで下さっている保護者や
関係者の方の中にも、TOEIC をご自身が受けられているという方も
いらっしゃるかもしれません。
今回のスコアは、クリスマス前後に届く予定ですので、
ご家族で、お互いのスコアについて、
話合われるのも一興かもしれませんね (笑)

また TOEIC は、大学や会社で行われている団体受験 (TOEIC-IP) と
公開テストの二種類があるのですが、2016年度5月29日実施の
公開テストから、出題形式が変更されます。
リスニングで、三人の会話問題や3パッセージの読解問題など
これまでに無かったタイプの問題が新しく出題されたりするようです。
http://www.toeic.or.jp/info/2015/i025/i025_01.html

難易度は変わらないと HP には書かれていますが、
以前の改訂では、問題形式が変わった際、スコアがかなり変動しました。
おそらく団体受験でも、2017年度からは、
新形式に移行すると思われますので、
TOEIC スコアが、就活に必要な学生は
早めに対策を取るようにして下さい。

それでは、また。失礼致します。
良い休日を

2015.11.30

教え子と22年ぶりの再会

先週の水曜日に立命館大阪梅田キャンパス(梅田の富国生命ビルの中にあります)で開催されています、公開講座「スポーツと健康づくり (3回シリーズ)」のトップバッターとして、お話しさせてもらいました。

この公開講座全体のキャッチコピーが素晴らしいです
「学び」というあそび@梅田
説明には、「知的好奇心は豊かな精神生活を支える源です。みなさまの興味関心に応えて、本年度もさまざまな分野の研究者・専門家が解りやすい講義を行います。」とあります。

今回は、下記のタイトルで講義させてもらいました。
     スポーツ健康科学の最新研究からみた人のからだ・スポーツ・健康 その1
      ~アスリートの競技力へ貢献の視点から~ 

中高年の方が中心でしたが、「学びたい」という高いモチベーションで、まさに、知的好奇心をもとめた聴講生が自らの人生を豊かにするために、学ばれています。80名近くの聴講生が本当に熱心に聴いていただき話しにもついつい熱が入りました。


講座を終えたときに、一人の女性が待っていてくれて、「質問かな?」と思っていたら、「私、先生の授業を22年前に受けた経済学部の卒業生です」とのこと。わざわざ、私の名前を見つけて講座を受講してくれました。卒業生はありがたいです。今後も多くのところで卒業生と会えるのを楽しみにしています。


<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先に書いた22年前の学生からのメールです。少し照れくさいですが嬉しいので紹介します。

 昨日の大阪キャンパスでの講座、とっても楽しかったです。そして何よりも、22年前に衣笠キャンパスで、「スポ研」の授業でバレーボールを教えていただいた先生に再会できたことが、本当に嬉しかったです!! まさか大学で、体育の授業があるなんて、それも当時はへ~と思っていたのですが、バレーボールを選択し、そんな期待もせんと、体操服に着替えるのがめんどくさいなーとしか思ってませんでした。それが、先生のスポ研の授業が、めっちゃ楽しくて楽しくて、先生の指導の仕方がチームをうまくまとめて、みんなで試合をするのも毎回、とにかく楽しく、笑いの絶えない授業でした。(中略) 授業が楽しみで仕方なかったです。あの時先生のクラスの経済学部のチームのみんなは、楽しくバレーボールするために取り組んでくださっていた先生の姿を、きっと忘れてないと思います。(中略) 今回「りつめい」で、先生の講座を知り、受けることができ、勇気を出して先生にお話ししに行けて、とっても良かったです。 先生、22年前に、あんなに思い出に残る楽しい授業をしてくださり、本当にありがとうございました!!!

 これからも記憶に残る授業を心がけます
【忠】

2015.11.22

スポ健な人 (21) Daichi 君

穏やかな気候が続いていますが、
皆様いかがお過ごしですか。

忠先生が、スポ健で快挙がありましたとこの稿で書かれておられましたが、
その快挙 を成し遂げたスポ健生を紹介したいと思います。
今回紹介したい学生は、Daichi 君です。


(写真中央が、Daichi 君です。左は、スポ健開設以来
大学院担当で頑張ってくれ、今期から衣笠へ異動となった
 Tamaki さんです)

彼は、Kiyoshi 先生のゼミ所属の三回生ですが、
この度、難関で知られる 公認会計士試験 (合格率約10%)に合格 しました!
今年、立命館の三回生で、公認会計士試験に合格したのは彼だけとのことです。

今回、そんな Daichi 君にインタビューしました。
Q: 「まずは公認会計士試験合格おめでとうございます。」
A: 「ありがとうございます」

Q: 「公認会計士とは、どんな仕事ですか?」
A: 「公認会計士は、経済の番人とも呼ばれていて、
  大手企業の財務諸表や内部統制をチェックする仕事です。」

Q: 「そもそもスポーツ健康科学部に入学して、
  公認会計士を目指そうと思ったきっかけは何ですか?」
A: 「中学の時はテニス、高校ではサッカーと、スポーツが好きだったので、
  立命スポ健に入学しました。もともとは一回生の時に、
  スポ健の授業である「簿記入門」を取ったのがきっかけです。
  授業を受けて簿記三級に合格したのですが、三級では履歴書に書けないと言われて、
  エクステンションセンターで行われていた簿記講座を受講しました。
  その時の講師の先生に、『スポ健初の公認会計士となって、
  スポ健の星になってみないか
』と言われ、公認会計士を目指そうと思いました」

Q: 「どうやって試験勉強したのですか?」
A: 「BKCキャンパスで開設されていた公認会計士講座
   ( https://www.ritsumei.ac.jp/extension/accountant/ ) を受講していました。
  学期中は、月〜金の18:00-21:00まで講座で学んで、
  休み中は、ほぼ毎日10:00-13:00まで講座を受講して、
  それからは自習勉強をこなしていました。」

Q: 「一般的に公認会計士試験は3000時間以上勉強が必要だと言われていますが、
  一日どのくらい勉強したのですか?」
A: 「講座を受講したのは1回生の12月からですが、2回生の初めに
  過去問を集中的に解く講座があってその成績が振るわなかったことから、
  8月くらいから本気で気合いを入れました。
  合計では、3000時間弱集中的に勉強したと思います」

Q: 「将来は、どんな公認会計士を目指しますか?」
A: 「周りに起業したいという学生がいるので、
  『夢のサポート』をしたいと考えています。
  大手のクライアントの監査で経験を積んで、
  将来的にはベンチャー企業の支援をしたいです」

Q: 「受験生、後輩へのメッセージをお願いします」
A: 「人との関係、周りとの関係、講師との関係が重要だと思います。
  私も、周りからの支援があって、試験勉強が厳しい時も支えてもらっていました。
  人との関係が一番重要なので、大切にして下さい。
  またスポーツ健康科学部だから「簿記」は直接関係ないから取らないのではなく、
  企業に就職するにせよ簿記を取っておいて損はないので、
  ぜひ可能性を広げるという意味で簿記に興味を持って下さい」

日本のスポーツ健康科学系の学部で「簿記」を開設しているのは、
立命スポ健
ぐらいだと思います。

普通、「スポーツ健康科学部で簿記?」と不思議に思う人が多いと思うのですが、
マネージメントの学びに簿記の知識が重要であるとの信念から、
学部設置以来、「簿記入門」を開講しています。

スポーツ健康科学は、「ヒトを中心として、遺伝子から社会まで」を扱う
文理融合の学際的な研究分野です。
今回、Daichi 君が、スポーツ健康科学から「社会」への
新たなアプローチを生み出してくれました。
ぜひ受験生の皆さんやスポ健の後輩学生も、
続いていってもらいたいと思います。

それでは、また。失礼致します。
良い休日を

2015.11.02

学会が無事終わりました

この間、何度か紹介し、先週の【aknr】先生のブログでも紹介してもらっています、「スポーツ工学・ヒューマンダイナミクス2015」が3日間の大会を無事に終了しました。

 参加者数も過去2番目と多く、「素晴らしい大会でした」「学生さんの対応が気持ちよかったです」「受付の応対も最高」などお褒めの言葉をたくさん頂けました。準備から運営まで奔走頂いた実行委員の先生方、特に幹事の本Castle先生、O塚先生、スーパー秘書のO村さんのおかげです。また、スタッフ学生のおもてなしの気持ち・行動が、参加者に伝わって、上記のお褒めの言葉となったようです。

今大会では、一般講演発表の他に、特別講演、フォーラム、チュートリアル2つを企画しました。特別講演は、GEヘルスケアジャパンの伊藤さんに、「2020東京オリンピック アスリートから高齢者支援を目指すGEヘルスケアの挑戦」のテーマで話をしてもらいました。お話の中で、「日本は高齢化が一番早い、高齢化先進国。この日本でのソリューション(解決法)が世界に提供できる。また、医療のソリューションスキームは、スポーツ、高齢者対策も同じ。」という点については、今後の高齢者を扱った研究においても通じるものがありました。最後に、「スポーツ」の持つ、価値・魅力として、人と人をつなぐ力についても示して頂きました。

フォーラムでは、「関西発の世界標準(スポーツ・人間・健康)」というテーマに対して、アシックス、オムロンヘルスケア、ミズノ、ワコールの4社から研究開発携わっておられる方にお話し頂きました。いづれも「ものづくり」をされている企業であり、ユーザーの求めるもの・望むもの(美しさ、強さ、パフォーマンス、健康)に向けて、最適化(カスタマイズ)する方向での研究開発に説明してもらいました。さらに今後は、ものづくりだけでなく、「コト」づくりのあり方についてもディスカッションさせてもらいました。

学会の楽しみには、直接、研究者と対話・議論ができ、新たな出会いがあるところです。そして、今後のネットワークを築けるところにあります。スポ健の学生、院生も、積極的にネットワーク構築をはかっている姿は頼もしい限りでした。

来年は、9月12−14日に、第24回日本バイオメカニクス学会をホストします。こちらの学会で、また新たな出会いを楽しみに、準備を進めます。


<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週土曜日は、月曜授業の授業日でした。同時に、大学院ウィークで、保護者向けの説明会も行いました。大学院修了生、特任助教に、「大学院で力をつける」ことを体験も交えて話してもらいました。キャリアの選択肢の一つとして捉えてもらったようです。
【忠】

2015.11.01

スポ健な人 (19) Mana さん

今日から11月ですね。
大分寒くなってきましたが、皆様いかがお過ごしですか。

今回、紹介したい学生は、Mana さんです。
彼女は、現在、aknr ゼミの三回生です。
彼女は、JISS (国立スポーツ科学センター) にインターンシップに行っていました。



Q: 「JISS  についての簡単な紹介をお願いします」
A: 「JISSは、スポーツ科学・医学・情報など先端的な研究を通して、
  充実した最新施設、器具・機材を活用し、各分野の研究者、
  医師等の専門家集団が連携しあって、日本の国際競技力向上のための
  支援に取組んでいる組織です」



Q: 「なぜインターンに行こうと思いましたか?」
A: 「前々からバイメカに興味があって、将来はアスリートの
  パフォーマンス向上をバイメカの面からサポートしたいという思いがあり、
  JISSで行っているアスリートのサポートや研究、業務を
  現場で体験してみたいと思い、インターンシップに臨みました。」

Q: 「今回のインターンで、どのような事を感じましたか?」
A: 「スポーツ科学などの研究分野で最も現場に近いところで活動できるのは、
  JISSであるということを一番強く感じました。
  想像以上にJISSでは幅広い分野の研究がされていて、
  規模の大きさにも驚かされました。
  JISSの方々とたくさんお話しさせていただく機会があり、
  そこでJISSの魅力であったり、英語力の大切さなど
  多くのことを教えていただきました。」

Q: 「将来の目標について教えて下さい」
A: 「先程も少し触れましたが、アスリートをバイオメカニクスの面から
  サポートし、パフォーマンス向上に貢献し、2020年の
  オリンピックにともに行きたいという目標があります。
  また商品開発にも興味があり、自らが製作に携わり、
  自らで実際に着用してみて、改善することはないかなどと思考を重ねて、
  より良いシューズを製造するということもやってみたいと考えています。」

スポーツ健康科学部では、「研究」と「実践」を柱において
教育を行っています。JISS 以外にも
様々なインターンシップ先がありますので、
ぜひ積極的に学生の間に、スポ健での学びを
現場で実践して下さい

それでは、また。失礼致します。