[ career ] の記事一覧

2018.11.29

11月も終わりですね

こんにちは、shinoです。
今日はいい天気ですね。
冬なので少し寒いですが、今日は気持ち良い日です。

私は、先週、土日ともにラグビーの試合に行ってきました。

土曜日は関西大学学生リーグの試合がありました。
皆さんご存知かもしれませんが、我が立命館大学と関西学院大学との試合です。
半分はお手伝いで、半分は応援として行ってきました。

昨年も大学選手権をかけて関学と試合を行い、見事に勝利し、選手権に出場できました。
今年も最終戦で同じく関学と大学選手権を賭けた試合となりました。
勝った方が出場でき、負けた方は出場を逃すことになります。
昨年はかなり僅差での勝利であり、相手の関学も今年も調子が良かったので、
どうなるか期待しつつ、少し心配していました。

試合は、開始から立命館のペースで進んでいきました。
が、途中追い上げられ、前半終了時は、17対12 と何とかリードを保って折り返しました。

(shino)20181129-01

後半最初の得点も立命館があげたことでペースをつかみ、
45対24 と見事に勝利しました。

最終順位は学生リーグで2位となり、大学選手権に出場となりました。おめでとうございます。

(shino)20181129-02

12月16日に大阪府長居のキンチョウスタジアムで試合がありますので、
皆さん、応援に行ってあげて下さい。
勝利を目指して頑張って欲しいです。

で、日曜日は、神戸ユニバ―記念競技場で、ラグビートップリーグカップ戦の
マッチドクターとして出務してきました。

地元の人気チームの試合だったので、試合前から多くの人がスタジアムに観戦に来ていました。
やっぱり、来年のワールドカップに向けて、ラグビーも少しずつ盛り上げってきているような気がします。
嬉しい限りです。

試合は一方的な点差になってしまいましたが、
大きな怪我人がでることもなく、無事に終了しました。

(shino)20181129-03

この試合は、しっかり仕事として行っていたので、無事に終了して良かったです。安心しました。

これから年末にかけて、ラグビーの試合がたくさん予定されています。
私は、ドクターとしての出務が多いので、これからさらに忙しくなります。
選手の怪我ができるだけ少なくなるように、頑張って努めたいと思います。

機会があれば一度スタジアムに足を運んで、ラグビー観戦をしてみて下さい。

今週日曜日は、立命館大学アメフト部パンサーズが、関西学院大学との決戦が万博記念競技場であります。
頑張って欲しいと思います。
皆さん、是非、応援に行ってあげて下さい。


お知らせです。
関西アスレチックトレーナー連絡会からフォーラムとセミナーのお知らせをいただきました。
1件目は、12月2日(日)に開催されます関西アスレティックトレーナーフォーラムです。
主なテーマは『柔軟性』で、講演とシンポジウムが予定されています。
2件目は、12月16日(日)に開催されますアスレチックトレーナーを目指している学生対象のセミナーで、
テニスがテーマになっています。

(shino)20181129-05

どちらも面白い内容になっています。
参加申し込みはまとめて行いますので
是非とも参加したい、興味がある方は、私まで連絡してきて下さい。


もう一つお知らせです。

BKCキャンパス内にある立命館生協ユニオンショップにて、
サポーターおよびインソールの販売を行っています。

(shino)20181129-06

スポーツ傷害後、予防のために、サポーター、インソールが欲しい、
けど、買いに行く時間がない、何を買っていいのか分からない。
など、悩んでいる皆さんのために、
生協さんおよび日本シグマックスさんのご協力のもと、販売することになりました。

購入についてのアドバイスは、
私が行っているスポーツ傷害カウンセリング(https://reserva.be/supocommoで予約できます)
でさせていただきますので、
希望される方は、どんどん相談に来てください。


2018.11.28

いかに生きるか・・・

こんにちは。

この間の日曜日、浜松に行ってきました。

私のゼミの卒業生でいつも明るく笑顔の素敵な松井綾子さんと、
在学中4回生時にラグビー部主将を務めた西村颯平君が、
颯平君が所属しプレイするラグビートップリーグのヤマハの
ゲーム観戦がきっかけになって晴れて結婚し、この日は私を
颯平君がスターティングメンバーとして出場するゲームの
応援に招いてくれたのです。

 (Apollo)20181128-01

綾子さんと会うのは、6月に女子相撲の応援に一緒に行って以来。
颯平君とは卒業以来会うのは初めて。

ゲームの結果は残念でしたが、颯平君はチームのメンバーとともに
頑張っていました。

 (Apollo)20181128-02

ラグビーは、イギリスのパブリックスクールでリーダーを育成する
教育のツールとして採用されてきたスポーツ。
颯平君は、卒業後も日本のトップリーグでラグビーをプレイする
ことを通じて、現役選手を引退後も自身に役に立つ様々な学びを
重ねています。

また、職場でも業務にあたりながら、引退後のことも熟慮中。
スポーツ選手が避けて通れないセカンドキャリアでも、自らの
道を切り拓こうとしています。

松井綾子さんは結婚を契機に、それまで勤めていた大手製造企業を
退職し、浜松で新たな仕事に就くことが決まっています。
新しい環境で、いろんな出来事に向き合いながら、さらに笑顔の
輝く日々を重ねていただきますように。

 (Apollo)20181128-03

どうか、二人で協力し合って幸せな充実した日々を送っていただき
たいと願います。

と、今回はこの二人の話にしようと思っていたところ、
昨日、また一人、ゼミの卒業生が研究室を訪ねてくれました。

小城慶弥君、2017年3月の卒業生です。

彼は、在学中、準硬式野球部に所属し、アメリカの独立リーグに
インターンシップにも行き、大学を5年で卒業しました。
その後、大手のスポーツ用品流通企業に就職し、いくつかの店舗で
様々な目覚ましい成果を上げながら、たまたま、かつてインターン
であった独立リーグのチームから連絡があったことを契機に、
スポーツ用品流通企業を退職し、再度、そのチームにインターン
として赴き、前職での経験も生かして、チームに貢献し、先月
帰国しました。
そしてその経験を通じて、彼が強くした思いは、
「やはりスポーツは素晴らしい」ということ。

あらためて今、スポーツに関連した種々のサービスを提供する
企業を対象に、いろんな情報を得たり、人に会って話を聞いたり
しながら就職活動中です。
小城君曰く、「ダイナミックな生き方を追求する」のだそうです。

 (Apollo)20181128-04

そうみると、先の颯平君、綾子さんとは違い、不安定な人生にも
見えます。

しかし、私は妙に小城君の生き方にも共感するものを感じたのです。

人の生き方は様々ですが、大切なことは、人生は一方通行で、
過去の積み重ねが今日を形づくり、今日の努力が明日を創るという
ことです。
そして、その明日は、社会に貢献するものでなければいけません。

社会への貢献が、人に働き甲斐、生き甲斐を与えてくれます。

そしてもう一つ。
人生は自己責任であるということを自覚して、自身に悔いのない
生き方を追求しなければなりません。

この要件を満たすのであれば、その具体的な生き方のあり様は
様々であっても、それはすべて素晴らしい人生であると私は
思います。

私のゼミを、スポーツ健康科学部を巣立っていく多くの学生諸君が、
自分に適した場所で、仕方で、社会に貢献し、悔いのない人生を
送ってくれることを願ってやみません。

私も頑張ります。

浜松城からは富士山も見えました。

Apollo

2018.11.26

大学院ウィーク

先週から大学院ウィークがはじまり、大学院についての情報を得る機会に溢れています。

木曜日は、学部3回生を対象に、
「キャリアを拓く大学院」
というテーマでシンポジウムが開催されました。

写真は、パネルディスカッションの様子です。

 [aikoa]20181126

 写真の右から登壇してもらった、
・渡邉 史子さん 2013年度修了生(長積研究室) 勤務:パーソルキャリア(株)
・田中 大智さん 2017年度修了生(伊坂研究室) 勤務:大塚製薬(株)
・西村 朋浩さん D1(真田研究室) 勤務:学校法人福田学園大阪リハビリテーション専門学校)
 そして、司会の藤田聡先生です。

 渡邉さんからは、「大学院は時間とお金に余裕がある人がいくものと最初は考えていたけど、実際に来てみて、社会で必要な“基礎的な力”を身につけることが出来ました」、というお話しをしてもらいました。『基礎的な力』は、論理的思考、批判的に考える力、本質をみる力、学び続ける力であると説明してくれました。
田中さんも、論理的思考力が身について、社会で役立てられていること。加えて、情報収集・分析力、伝える力を高められたので、仕事に生かしていることをメッセージしてくれました。
西村さんは、社会人と並行しながら大学院に通い、博士課程の院生として、従来の経験則の疑問を自ら解き明かすためには、自らが研究して新しい知を生み出す、という覚悟で研究していると伝えてくれました。

この間、本研究科で身につけられる 『Mの力』 
(大学院修士は、マスターとよばれるので、通常、博士前期(修士)をMとよんでいます)、
をアピールして、入試広報ならびに教学充実を進めてきた成果を実感しました。

 この企画の後、ゼミ生から次のような内容の感想をもらいました。
「今日のOBやOGの話を聞いて大学院も面白そうだなという印象を受けました。大学院に対して、賢い人やお金に余裕がある人達ばかりが行くような場所だと思っていたのですが、話を聞いて、自分の専門的な知識をより身につけることができる点で非常に良いなと感じました。せっかくだから大学院も少し視野に入れつつ改めて進路について考えていきたいと思います。」

 しっかりと今回の企画を受け止めてもらったようです。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先日、久しぶりにコンパクトカメラを購入しました。カメラの性能、機能の進化に驚いています。そのカメラで撮影した、秋の富士山です。いつも新幹線の車窓から撮っていますが、富士山のてっぺんのとんがりが、時間とともに少しずつ変わっていきます。当たり前ですが、今まで同じようにみていました。平面ではなく、立体で、捉える必要がありますね。

 

【忠】

2018.11.22

大学院に進むとは?大学院ウィークを開催しました

こんばんは、shinoです。


11月も半ばを過ぎました。

残念ながら、本日は天気が悪いですね。



本日、3回生のゼミの時間に全クラス合同でセミナーがありました。

3回生も来年は最終学年となりますので、

そろそろ進む道を考えなければいけません。



現在は、全学で大学院ウィークとなっていますので、

スポ健もその一環として、

スポーツ健康科学研究科の卒業生と在学生に登壇していただき、

大学院の魅力を中心に語っていただきました。



(shino)20181122-01



3回生になると各先生の研究室に配属され、

卒論に向けて研究に取り組もうとしていると思いますが、

研究や大学院に対しては、まだあまり現実的ではないかもしれません。



本日、登壇してくれたOB、OGは、

3回生とかなり年齢が近かったので、

彼等の話は非常に身近で聞きやすかったと思います。


(shino)20181122-02



研究とはどんなものか、大学院とはどんなところか、

大学院で何を学ぶのか、などを知る機会はとても貴重です。



内容も非常に分かりやすく話してくれたので、聞いていて面白かったです。

学生達も一生懸命聞いていました。

本日の授業を聞いて、大学院や就職について考える良いきっかけになったのではないでしょうか?



自分の進路をしっかり考えて、

悔いの無いように充実した大学生活を過ごして欲しいと思います。



(shino)20181122-03



最後にお知らせです。

関西アスレチックトレーナー連絡会からフォーラムとセミナーのお知らせをいただきました。



1件目は、12月2日(日)に開催されます関西アスレティックトレーナーフォーラムです。

主なテーマは『柔軟性』で、講演とシンポジウムが予定されています。



2件目は、12月16日(日)に開催されますアスレチックトレーナーを目指している学生対象のセミナーで、

テニスがテーマになっています。



どちらも面白い内容になっています。

参加申し込みはまとめて行いますので是非とも参加したい、興味がある方は、私まで連絡して下さい。



2018.11.19

スポルテックジャパンウェスト2018

先週、スポルテックジャパンウェスト2018が、インテックス大阪で開催されました。

インテックス大阪の場所は、大阪湾近くの咲洲にあります。

スポルテックジャパンは、スポーツ用品、トレーニング用品、ならびにサプリも含めて、健康食品などを扱う見本市で、その関西版ともいえるコンベンションが、スポルテックジャパンウエストです。

今回は、そのイベント会場にあるセミナーブースで、
KCAA×ASCシンポジウム 「日本版NCAAへの期待と不安」2
というセッションに参加してきました。

「日本版NCAA」は、良くきいておられると思います。いま、UNIVAS と名前を決め、
一般社団法人 大学スポーツ協会(UNIVAS)として、来年3月までに設立を見込んでいます。

「KCAA」は
一般社団法人 大学スポーツコンソーシアムKANSAI の略称です。
今年の4月に関西地域の大学が中心となり、ネットワーク型の組織を立ち上げました。
https://www.kcaa-jp.org/
 その趣旨、活動方針について、SA(sports administrator)の斉藤さん(立命館大学職員、KCAA事務局)に話しをしてもらいました。

             

「ASC」は、一般社団法人 アリーナスポーツ協議会 の略称です。
アリーナスポーツの普及と振興を目的とした団体です。
http://www.asc.or.jp/

今回のセッションは、KCAAとASCの協力の下、
『大学スポーツに「つながり」を ―「ささえる」学生のネットワーキング―』
という内容で、京都大学大学院の峰尾さんが、関西、関東、九州から、関係する学生を招いてのセッションを企画してくれました。
  
            

感心するのは、それぞれの学生のみなさんが、各大学、組織で、「つながり」を念頭においた、支える活動を展開していて、それを、さらに「ひろげる」活動につなげているところです。しかも、体育会に所属していない、関わっていない、一般学生がそのことを熱心に展開していることに感激もしました。「つながり」をたて、よこ、時間軸も含めて拡げていく学生の力。これから大学スポーツが、真に変わるとすれば、このような学生の力を生かすことを真剣に考える必要があるでしょう。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
今週は、大学院ウィークです。
キャッチコピーは、
 あれ?世界ではもう“標準”でした…
https://www.ritsumei.ac.jp/gr/exam_event/information/
 スポーツ健康科学部では、研究入門、専門演習などを通じて、大学院の学び、キャリアを紹介します。
【忠】

2018.11.15

先週の試合で


こんにちは、shinoです。

段々と朝夕の冷え込みが強くなってきました。
世間ではインフルエンザが流行ってきています。
私が勤務する病院でもインフルエンザにかかった患者さんが少しずつ出てきています。
皆さん、体調を崩されてはいないでしょうか?
あたり前のことですが、規則正しい生活をするよう心掛けるのが一番だと思います。


さて、本題ですが、
私は、先週末もラグビーの試合に行ってきました。
今回は、関西学生リーグの試合で、奈良県天理市のグランドで行われました。

私は奈良県協会に所属しているのと、我らが立命館大学の試合だったので、
私用もそこそこにして、会場とチームのお手伝いを兼ねて行ってきました。

立命館大学は、京都産業大学との試合だったのですが、
前節の同志社大学戦で残念ながら敗戦してしまったので、
この試合が選手権出場に向けて非常に重要な試合となりました。

(shino)20181115-01

試合内容は、
開始早々、立命館が得点し、幸先よくペースをつかんだのですが、
徐々に盛り返され、とうとう後半最初に同点とされてしまいました。
その後、少し膠着した展開になったのですが、
怪我からの復帰で途中出場していたスポ健1回生の平尾君が、
最後にトライを取ってくれ、立命館大学が見事に勝利しました。

決勝トライをあげた平尾君は、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれました。
おめでとうございます。

(shino)20181115-02


平尾君は、基礎演習で私のクラスの学生なので、怪我から無事に復帰してくれて良かったですし、
それだけでなく、活躍し勝利に貢献してくれたので、さらに嬉しかったです。

まだシーズンは残っているので、
皆さん、怪我が無いよう頑張って、残りの試合も勝利して欲しいと思います。


最後にお知らせです。

関西アスレチックトレーナー連絡会からフォーラムとセミナーのお知らせをいただきました。

1件目は、12月2日(日)に開催されます関西アスレティックトレーナーフォーラムです。
主なテーマは『柔軟性』で、講演とシンポジウムが予定されています。

(shino)20181115-04

2件目は、12月16日(日)に開催されますアスレチックトレーナーを目指している学生対象のセミナーで、
テニスがテーマになっています。

(shino)20181115-05

どちらも面白く、非常に為になる内容になっていると思います。

参加申し込みは、まとめて行いますので
是非とも参加したい、興味があるという方は、
私まで連絡してきて下さい。


こんにちは、shinoです。

段々と朝夕の冷え込みが強くなってきました。
世間ではインフルエンザにかかる人も出てきています。
私が勤務する病院でもインフルエンザにかかった患者さんが出てきています。
皆さん、体調を崩されてはいないでしょうか?
あたり前のことですが、規則正しい生活をするよう心掛けるのが一番だと思います。



先週末もラグビーの試合に行ってきました。
今回は、関西学生リーグの試合で、奈良県天理市のグランドで行われました。

私は奈良県協会に所属しているのと、我らが立命館大学の試合だったので、
私用もそこそこにして、会場とチームのお手伝いを兼ねて行きました。

立命館大学は、京都産業大学との試合だったのですが、
前節の同志社戦で残念ながら敗戦してしまったので、
この試合が選手権出場に向けて非常に重要な試合になりました。

試合内容は、
開始早々得点し、幸先よくペースをつかんだのですが、
徐々に盛り返され、後半の最初に得点され、同点となりました。

後半の途中から、スポ健1回生の平尾君が怪我からの復帰で出場し、
最後にトライを取ってくれたので、立命館大学が勝利しました。

決勝トライをあげた平尾君はマン・オブ・ザ・マッチに選ばれていました。

平尾君は基礎演習で私のクラスの学生なので、怪我から無事に復帰してくれて良かったですし、
さらに活躍し、勝利に貢献してくれたので嬉しかったです。

まだもう少し試合は続きますが、怪我が無いように頑張って、勝利して欲しいと思います。


最後にお知らせです。

関西アスレチックトレーナー連絡会からフォーラムとセミナーのお知らせをいただきました。

1件目は、12月2日(日)に開催されます関西アスレティックトレーナーフォーラムです。
主なテーマは『柔軟性』で、講演とシンポジウムが予定されています。

2件目は、12月16日(日)に開催されますアスレチックトレーナーを目指している学生対象のセミナーで、
テニスがテーマになっています。

どちらも面白い内容になっています。

参加申し込みはまとめて行いますので
是非とも参加したい、興味がある方は、
私まで連絡して下さい。

2018.11.12

バイオメカニズム学会

昨日、一昨日と筑波大学で開催された
第39回バイオメカニズム学術講演会に参加してきました。
   
  shs/blog/images/20181112-1.JPG

工学系、医学系、スポーツ科学系など広い分野の研究者が集まって、ヒト、動物の動きのメカニズムを追求する学会です。

産総研に異動されたF雅先生にも会場で会えました。

今回のオーガナイズドセッションで、N=1 を対象とした発表がありました。いわゆる、特徴的な奨励を扱う研究です。例えば、トップアスリート、世界一のアスリートは、その種目では一人しかいませんので、多くのN数を集めることができません。むしろ、そのN=1に特長があり、その特長を突き詰めることも、研究として興味深いものである、という観点でセッションが組まれました。

 その中で、四肢麻痺を発症したチンパンジー・レオの研究(京大霊長類研究所)がありました。突然、四肢が動かなくなったチンパンジー・レオ君は、10ヶ月間寝たきり。通常なら、その時点で安楽殺になるが、研究所ではその後も世話をします。その間、寝たきりのため褥瘡が背中を中心に多数生じる。ただ、10ヶ月後からすこしずつ上肢が回復し、動けるようになると褥瘡が消える。さらに機能が回復し下肢も使えるようになり、動くことが身体にもたらす効果を映像などで紹介されました。
このようなチンパンジーのリハビリは、世界初のことであり、人間のリハビリ、補助装具なども活用したとのこと。寝たきり発症から10年が経過し、すっかり身体的には回復したレオ君ですが、現在も集団から離れて、一人での生活。お友達と柵ごしで、やりとりは始めていますが、シャイになったり、びっくりしたり、まだ心理面では、集団には戻せない状況のようです。チンパンジーは、序列の厳しい集団生活。とりわけ雄にとってはよけいに。
レオ君の完全社会復帰は、もうしばらくかかりそうですが、何らかのきっかけによって上手くいくのではないかと期待しています。そのきっかけは人間社会でもヒントになる、と今後の研究成果が楽しみです。

 学会では次のシンポジウムがありました。
『突き抜けた世界へと至る道:平昌オリンピック金メダル獲得に向けた活動』
演者:結城 匡啓(信州大学)
   高橋 佳三(びわこ成蹊スポーツ大学)
   谷川 聡(筑波大学)
指定討論者:小平 奈緒(社会医療法人財団 慈泉会 相澤病院)

スピードスケート、金メダリスト・小平 奈緒選手をサポートしてきた指導者、研究者によるシンポジウムで、最後に小平選手からの指定発言もありました。
詳しいことはかけないのですが、小平選手をサポートしてきたコーチ、指導者たちの科学的かつ個別的なサポートの成果を伺うことができました。小平選手の指定発言、質疑応答は見事でした。意識の持ち方を質問させてもらいましたが、「意識をする、と一つか二つに集中してしまう。むしろ、意識を通わせるという考え方です」と回答いただきました。
禅問答のようですが、小平さんの中では、すっと落とし込める感覚なのでしょう。トップアスリートの感覚、視野、視界、哲学を感じました。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
  
 先週、嬉しい訪問がありました。学部1期生の明子さん、スポ健事務室でGATプログラム開設に尽力してくれた環さんが、研究室に来てくれました。卒業生の元気な顔、出産間近の職員さんの嬉しい顔。なぜか、スポ健の未来は明るいと確信できました!

Twitter を再開しました!
https://twitter.com/tiger_chu?lang=ja
よかったら、こちらもご覧下さい。
【忠】

2018.11.07

第96回全日本学生相撲選手権大会

こんにちは。

この間の3日、4日の連休、両国国技館で、第96回全国学生相撲選手権大会が
開催されました。



一日めの3日は個人戦。
この日の優勝者が「学生横綱」です。

そして、二日めの4日は団体戦。

立命館大学相撲部は、個人戦で、文学部2回生の大久保賢一君が身長約155cm、
体重約60Kgと小兵ながら、鋭い技のキレで、大きな選手たちをなぎ倒し、
優秀32選手決勝トーナメントに進みました。
これは凄いことです。

二日めの団体戦では、勢いのある相撲でBクラストーナメントで3位となり、
Aクラス予選に進出しましたが、0勝3点、16校中13位で残念ながら敗退しました。

しかし、疲れの溜まった三戦め、対日大戦では、力を振り絞って2勝をあげました。



部員たちには、相撲を通じて、人を尊重すること、人としての力を身に着けて
ほしいと願います。
まだまだです。

ところで、このインカレへ、スポーツ健康科学部の私のゼミの卒業生で相撲部
OBの、河村真平君が来てくれました。
彼は今、大手生命保険会社で社会人として立派に頑張っています。
大学を卒業した時よりも一層立派に見えました。
嬉しかった。



できる限り、いろんな形で、彼のような、社会に出て胸を張って、頑張ることの
できる青年たちを社会に送り出すために力を尽くしたいと思います。

Apollo

2018.10.31

連覇の意味するもの

こんにちは。
私は、体育会のボート部長を務めています。

10月25日から28日まで、1964年の東京オリンピック、ボート競技が行われた
埼玉県の戸田オリンピックボートコースで、第96回全日本選手権大会が
開催されました。

この日本選手権で立命館大学は、女子エイトと女子舵手なしペアで優勝
を果たしました。
女子エイトは二連覇、女子舵手なしペアはなんと五連覇です。



スポーツ健康科学部からは、女子エイトに、4回生の佐藤美月さん、
佐野ゆりなさん、3回生の高野晃帆さん、木戸ひかりさん、
1回生の福原萌意さんが乗り、
女子舵手なしペアには、3回生の高野晃帆さんが乗りました。

高野晃帆さんは、先のアジア大会で、舵手なしペア4位になった選手です。



日本選手権で一度優勝するだけでも大変なことですが、連覇となると
その意味合いは大きく変わってきます。

女子エイトの昨年と今年、女子舵手なしペアの5年前と今年では乗り組む
メンバーが異なります。
そのメンバーは毎年、違ったメンバーになっているのです。
これは4年間をサイクルとする学生スポーツにとっては当然のことです。

しかし、メンバーが変わっても優勝する。
ここに連覇の凄さがあります。
女子舵手なしペアに至っては五連覇です。

それは組織の強さであると私は考えています。

クルーのチームワークと信頼。
指導者と選手との関係を結ぶ信頼。
選手と部をマネジメントするマネージャーとの役割分担、チームワークと信頼。

組織は人の細胞と同様に構成員が入れ替わりながら、継続して発展を目指し
ていくのです。
それがマネジメントの機能です。

こうした環境の中での自覚が、一人ひとりを人として成長させるのでしょう。

そこに学生スポーツの神髄があります。





Apollo

2018.10.29

フロンティアメーカー育成講座オープニングイベント

 この間案内していましたように
先週の水曜日に
「フロンティアメーカー育成講座」のオープニングイベントが
東京キャンパスにて開催されました。

そこでのパネルディスカッションのファシリテータを務めさせていただきました。
パネリストは、
オリンピック、世界陸上で活躍して、そのあと事業家、実業家として活躍されている
  有森裕子さん
  為末 大さん、
Jリーグの理事で、組織改革、地域連携を担当されている 
  米田惠美さん
ベンチャー企業を興し、その企業をもとのメーカーに買ってもらった起業家の
  岩佐琢磨さん

 いずれのみなさんも、まさに「フロンティアメイカー」のロールモデルそのもの。

  

 パネルディスカッションは、岩佐さんの「変人」発言からスタートし、米田さんのラブ&クレイジーのキーワード、有森さんの「変わってるね」ということを喜びに感じ、為末さんの好奇心の固まり、というような自己表現から始まり、一気に来場者の関心を惹き付けていただきました。

 また、パネルディスカッションが進行する中で、
 「個の力」
 「そもそもを考え問い続ける力」
 「変化を楽しめる力」
 「聞く力」
などの資質が必要であることを示してもらいました。

加えて、上記の力のつけ方が、自らのコンコンと湧き出る好奇心、知りたい思いの強さから自然と身につけられた皆さんであったと感じました。

 ファシリテータとしても非常に楽しく有意義で学びの多い時間となりました。

 フロンティアメーカーとして、「突き抜けてきた」そしてこれからも「突き抜ける」パネリストの4名の皆様の「フロンティアメーカー」たる由縁の一端を示しいただきました。
おかげで、オープニングイベントは大盛況となり、講座への関心が一気に高まりました。 

 これから益々、急激な変化をとげる時代にあって、その時代の波に飲み込まれず、時代をリードするフロンティアメーカーを目指される方(個人、企業、団体)は、講座をさらに注目下さい。
https://www.ritsumei.ac.jp/acr/beyondsports/

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
昨日、一昨日と東海学園大学で、第31回日本トレーニング科学会が開催されました。
スポーツ健康科学部から、教員、院生、学部生の参加がありました。今回は、実践、パフォーマンス向上に関わるテーマが多くありました。
【忠】