[ education ] の記事一覧

2019.02.03

濃密な2年間

12月から始まった学位(卒業論文、修士論文、博士論文)審査会や大学院生の各学年における研究報告会ですが、終盤に差し掛かってきました。1/31には博士課程前期課程2回生の修士論文の口頭試問が開催されました。残すところは、2/4の博士課程後期課程1,2回生の研究報告会、2/11の博士課程前期課程2回生の公聴会のみです。

修士論文の口頭試問では、パワーポイントを用いて20分間のプレゼンを行い、その後30分弱にわたり主査・副査との質疑応答を行います。主査や副査は事前に審査用論文(修士論文)を査読し、口頭試問当日のプレゼンテーションの内容も踏まえ質問を行います。副査は2名から構成されますが、1人は同じ領域、もう1人は異なる領域の教員が担当しますので、本人が思ってもいないような角度から鋭い質問を受けることが多いです。私は主査として審査会に参加していますが、副査の先生方と大学院生との質疑応答を聞いて勉強になることも多いです。

今回、私が関わった2名の大学院生も無事に口頭試問を終了しました。写真は口頭試問開始前のHirotoさん、スーツに着替えパソコンの接続も済み準備万全の状態です。彼は関東にある大学のスポーツ健康科学部を卒業し、学部時は自転車競技者として活躍し国際大会にも出場しています。大学院から立命館大学に入学したのですが、入学直後から全力で走り続け「濃密な2年間」を過ごしてきました。自らの研究だけでなく、研究室の他の大学院生の研究にも深く関わっています。修士論文は一つの研究内容をまとめたのですが、実はそれ以外にも同じ規模の研究を行い(この内容は修士論文に含まれていません)、現在その内容をまとめています。4月からは就職するのですが(自転車競技者の強化・普及に関わる仕事です)、今月も国際学会での発表を控え、年度末の論文投稿に向け努力を続けています。本来、口頭試問が終われば一息ついても良いのですが、自らが設定した目標を達成するために修了直前まで走り続ける覚悟をしています。こういった日々の取り組みが本人を成長させ、大きな自信をもたらすものです。Hirotoさんの頑張り、最後までしっかり見届けたいと思います。また、素晴らしい学生に出会えたことに感謝しています。

 (goto)20190203-01

GOTO

2019.02.02

サービスラーニング 草津市教育委員会様への報告会

今週の水曜日、今年度サービスラーニングを受講していたNさんが
草津市教育委員様でサービスラーニングの実施報告会をさせていただきました。
サービスラーニングとは、地域社会のニーズと学生の大学での学びを
奉仕活動(実践活動)というサービスを通して融合させてることを目的とした学習法です。
また、この学習方では、「振り返り」も重要視しています。
報告会むけて何度も教員のアドバイスを受けながらスライドを作り直すことで、
「振り返り」ながら実践を通じた学びと経験を深めることができた捉えています。

草津市教育委員会様との取り組みは、今年で8年目になります。
教員を目指す学生が大学の学びを活かして、学校体育の授業や体育行事に関わりながら
教育現場でイベントの運営や児童への指導を実践するのが主たる内容になります。
受け入れてくださる学校側の先生方からも体育の授業が充実すると
評価をしていただいているようです。

サービスラーニングを受講する学生にとっては、限られた期間に指導内容を考えたり、
初めての場所に足を運んだりしながら、規定された時間をこなさなくてはなりません。
今年度サービスラーニングの担当となり、最初は不安な顔をしている学生をみながら
やや心配もしていました。
しかしながら、Nさんからの報告を受けるうちに、
教育委員会さまや教育現場の先生方の陰ながらのサポートをいただきがあり、
学生たちに対して学びの場をご提供いただく一方で、
期待をしていただいているようにも感じていました。

特に今年度は、自然災害が重なり、イベントの中止や延期がある中
各小学校の先生方や教育委員会の方々からのご尽力やご配慮をいただきながら
なんとか全プログラムの終了することができ、年が明けてからの報告会となりました。

(ゆ)2019020201
当初Nさんは、様々な事案を抱えながらサービスラーニングの
スケジュールをこなすのが精一杯という様子でしたが
徐々に手ごたえを感じてきたようで、報告会に向けて振り返りを重ねることで、
具体的の将来を描くことができる達成感を得たようです。
また今回の報告会では、Kenji先生のゼミ4回生のHさんも卒業論文の発表をさせていただきました。
こちらも実際に小学校に訪れ、児童に対してプログラムを介入した興味深い研究で、
報告会に参加されていた教育委員の方々から多くのご質問をいただくことができました。

多くの方々に支えられたサービスラーニングを充実した報告会で終えることができました。
関係者の皆様、本当にありがとうございました。
そして、今後ともよろしくお願いいたします。

写真は草津教育委員会さまでの報告会の様子
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。

#学内では、
#Kenji先生の陰ながらのフォローもあり、
#事務室の方々の手厚いサポートもあり、
#こちらも御礼申し上げます

2019.02.01

P の振り返りと成績会議

こんにちは、嶋村です。テスト期間も終わり学生さんは春休みですね。僕は昨日まで後期の成績を付けていました。今日は成績会議で大学におります(今日は写真が何もないので研究室がある階の廊下の写真 笑)。無事全てのクラスの成績を付け終わることができたので、今日は後期の授業の振り返りをしたいと思います。まあと言っても、こういう話をするときはだいたいどのような人が単位を落とすかなので、今日はその辺について書いておきます。


さて、英語 P の シラバスには、P1 から P4 までだいたいその概要として「自分の関心ごとにリサーチを行いその成果を英語で発表する(ペーパーを書く)」と書いてあります。多少の差異はあるかもしれませんが概ね言っていることは同じです。これが達成できないと落ちるわけです。今回はこの「自分の関心ごとにリサーチを行いその成果を英語で発表する(ペーパーを書く)」を少し分解して、各部分でどのようにミスる(笑)と落単するかを教えたいと思います。まあ多少先生によっては意見が違うかもしれませんが、おそらく大まかなところは意見が一致するのではないでしょうか。


1.「自分の関心ごとに 」

「お、なんでいきなりここなんだよ?」 と思った人もいるでしょう。「興味を持ったらなんでもいいんだろ?」という文句が聞こえてきそうですが、何でも好きなことをやればいいというものではありません。これはこの次の文言である「リサーチを行い」に関係するのですが、P の授業の主要な課題はリサーチをするということにあります。リサーチとは研究でして、特に大学では、小学校の夏休みの自由研究ではなく、それは少なくとも科学的研究手法に則ったものでなければなりません。そして、まず真っ当なリサーチクエスチョン(RQ)を設定する必要があります。それは客観的な事実に基づき、先行研究で議論されていることも踏まえて設定しなければなりません。ここで、必要な能力は以下の3つ関係することだと僕は思います:(1)適切な情報源(論文など)を探せるかどうか、(2)論文を読んで理解し批評できるかどうか、そして大学での研究に初めて足を踏み入れた学生さんにとって何よりも大事なのが、(3)単に自分の興味があることでもそれを客観的に見て一般的な話題・課題に昇華できるかどうか。3つはそれぞれ絡み合っています。例えば、(これは授業でも使った例ですが)ある人が東京オリピックのボランティア活動に関して興味をもったとします。世間では大学の日程を変えて学生がボランティアに参加できるようにするという動きがあり、実際そういう大学も結構あるそうですが、まあ大学の先生の中にはあまりよく思っていない人もいるそうです。まあそれはいいとして、仮に RQ を「大学の日程を変えてでも学生ボランティアの確保をすべきかどうか」と漠然と立てたとします。これを提示するときに「オリンピックは大事なイベントだ!」とか「日本中が注目している!」などと主観的な意見を並び立てても意味がありません。例えば、人によっては「興味ないし注目していない」と一蹴することができます。また「日本国民の ~% が興味を持っているんだ!」と何かしらのデータを提示しても当該 RQ にはなんの関係もないでしょう。ここで、この RQ にとって有意味なのは「大学の理念・目標・運営とオリピックにおける学生ボランティアに参加することから考えられる学生への様々な影響の間に整合性(または齟齬)があるかどうか」に関する問いのみです。よってこれを研究する人は、まず大学という組織の基本方針を調べて(教育基本法、各大学の学則など)、さらに東京オリンピックのボランティアの詳細を調べる必要があります。そうすると先ほどの RQ がもう少し具体的になるかも知れません。とにかくまず情報収集、事実の把握が大事です。こうするよって、「自分は興味があるからこれをするんだ!」という状態から「なるほど、オリンピックのボランティアはこのようになっていてこういう問題があるのか」というような客観的な事実の把握になりそれを一般の人に説明することができるようになります。この最初の段階をすっ飛ばして、自分の興味だけで RQ を立てる人がいますが、気をつけなければなりません。これができなければ、早々に単位を落とすことになります。


2.「リサーチを行い」

はい、次ですね。現代の科学研究はどのように行われているのでしょうか。僕の知る限り最もよく言及される方法は、仮説演繹法のように思います。これは帰納法と演繹法を合わせたもので、まず、データを収集し観察して帰納的に何かしらの一般化を行い、さらに検証すべき仮説を立てたりします。そしてその仮説が正しければ導き出すことができる予測を演繹的に立てます。その予測が実験などを通して実際に観察されうる限り、その仮説は妥当であるとうことができます(もちろん反証されるかも知れないのですが)。まあなんかややこしいですが、要は論理的に議論が展開されているかをチェックする必要があるということですね。何かしら勝手に仮説を立てたり主張したりする人がいますが、「なぜその仮説に至ったのか」を客観的事実に基づき説明し、「その主張が正しいならどういうことが言えるか、またその証拠はあるのか」に関して効果的にデータを示すことができなければなりません。もちろん P の授業はこういうことの練習ですので、高度なことを要求することはありませんが、「言いっ放し」にならないように気をつけてほしいものですね。


3.「その成果を英語で発表する(ペーパーを書く)」

最後ですが、やっとここで英語が絡んできます(まあ海外の論文を読むのにも英語を使いますが)。ここは偏に「これまでどれだけきちんと英語を勉強してきたか」だと思いますが、僕は P の授業で「この部分は学生が質問に来たら手伝ってあげてもいいかな」って思いっています。だって英語ができない人が半年や一年で英語ができるようになる訳でもないし、大学で勉強(研究)をする上でまず上述の2つをしっかり身につけて欲しいですから。なので言われたことをしっかり直して、毎回修正して課題を出していれば、つまり自分の書いた文章にきっちり責任を持っていれば、英語で大きく点数を落とすことはないのではないかと思います。大学に入って英語をやり直したい人は自分でしっかり時間をかけて勉強し直せばいいのだと思います。またこれに関してですが、いつまでたっても翻訳機ばかり使って自分の書いた文が把握できてない人もいますが、そういう人もだいたい失敗しているような気がします。


というわけで、どうだったでしょうか。上の3つの項目は全て大事なんですが、3ばかり気にしている人が多いのかなと思います。しかし僕は1や2の理由で低い点数をつけることの方が3より多い気がします。まあ3にも厳しいんですが(笑)


では、みなさん、また来週

2019.01.31

早いもので、もう1月が終わります。


こんにちは、shinoです。

本日はあいにくの雨です。
この雨で冷え込みがさらに強いような気がします。
みなさんはいかがお過ごしでしょうか?


早いもので2019年も1か月が過ぎようとしています。


さて、今週は大学院生たちの成果発表会が行われています。
成果発表会は、大学院生たちの1年間の学びのまとめです。

月曜日は、私が副査を務めていた院生の博士後期課程の博士学位本審査が、
水曜日は、博士前期課程1回生の中間発表会が、
本日は、博士前期課程2回生の修士学位審査が、

それぞれ行われました。

学年によって研究の内容は異なりますが、
みなさん、一様に素晴らしい発表を行ってくれました。

(shino)20190131-01
(shino)20190131-02

少し掘り下げた質問をしてみても、
全員がしっかり、的確に回答してくれました。
自分たちが時間をかけて研究を行ってきたという自信が見受けられました。
聴いていて大変興味深かったです。

大学院生活が残っている人、
次の過程に進む人、
学位を手に就職する人、

進む道は、みなさん異なります。
しかし、誰もが、これを機に、今後もいろいろな研究や勉強を行っていきたいと言っていたので、
非常に頼もしかったです。
是非とも、この研究だけでなく、いろいろなことに興味を持って、チャレンジしていって下さい。

こちらも大変勉強になりました。
ありがとうございました。

みなさん、お疲れ様でした。



2019.01.27

学位審査も大詰めです

前回は学部の卒業論文の口頭試問に関して紹介しましたが、大学院の博士学位授与に向けての審査会も並行して行われています。現在、博士課程後期課程に在籍する5名の大学院生が年度末の博士学位授与の申請をしており、1/17〜1/28にかけて口頭試問や公聴会を実施しています。

博士論文は卒業論文や修士論文とは若干異なり、数年間の中で取り組んできた複数の研究課題をまとめたものです。一つ一つの研究課題における内容に加えて、博士論文を構成する研究課題の相互の繋がりや位置づけが重要となり、全体を通しての結論を提示することが求められます。公聴会では30分間のプレゼンテーションを行うのですが、博士課程後期課程の大学院生ともなると規定の時間でわかりやすく説明をしてくれます。当該の大学院生にとっては、数ヶ月におよぶ一連の取り組み(予備審査用論文の提出→予備審査会→論文の修正→本審査用論文の提出→本審査会)の最終段階です。最後まで自信の力を100%出し切ってくれることを願っています。

さて、博士課程前期課程の大学院生は、木曜日(1/24)が修士論文の提出締切でした。締切間近(当日)まで論文の修正を繰り返し、大学院生の控室も独特の雰囲気になっていたであろうと思います(恒例の様子です)。博士課程前期課程の大学院生は修士論文の提出後、1/31に口頭試問が控えています。こちらもラストスパートに段階に入ってきました。写真は修士論文提出直後の大学院生です。大きな仕事をやり遂げた後の素晴らしい笑顔です。

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12月から1月末にかけての学位論文(卒業論文、修士論文、博士論文)の審査シーズンは、審査を担当する教員も気が抜けません。特にインフルエンザなどで欠勤をすることがないように・・・この点には細心の注意を払っています。私自身数年前に、修士論文の口頭試問直前にインフルエンザにかかり周りの方々に大変迷惑をかけた苦い過去がありますので、手洗い・うがいは毎日かかさず行い、携帯用のアルコール液(手指の消毒)も鞄の中に常備しています(笑)。学位審査に向けての大学院生の努力に十分に応えられるように、教員側も体調を整えて審査会に臨みます。

GOTO

2019.01.23

USFスポーツキャンプインターンシップ、最終プレゼンテーション!!

こんにちは。

ちょうど一週間前、先週の水曜日、
半年以上に及ぶ、「USF Sports Camp in 滋賀 2018 Winter」インターンシップの、
インターンたちによる最終プレゼンテーションを行いました。

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企画、後援依頼、フライヤーの作成、各所との折衝、日本人・外国人ボランティアの募集、
参加者募集、本番の運営、報告書の作成、協力いただいたみなさんへのお礼・・・
継続的な開催を可能にする収支均衡も達成しました。

インターンのみんな、お疲れさま。
失敗や厳しいこともあったけど、この貴重な経験が、君たち一人ひとりの力になることを
心から願います。

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(↑印刷の時、背景が黒いとインクがたくさん必要で、コストがかかるよ!と
指摘していただきました。)

スポーツ健康科学部には、このようなインターンシップをはじめ、社会との関わりを持って、
貴重な経験を通じた成長の機会がたくさんあります。
みなさんもぜひ。

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最後の1枚は、先週の木曜日に行われた卒業論文の口頭試問の後に、4回生ゼミの
みんなと撮った記念写真です。
論文としては不十分な点は多々あったけど、みんなが論文作成で取り組んだ、状況を知り、
問題を発見し、それを解決することは、これから、社会人として必要となる力です。
そんな視点で、今日までの苦労を振り返ってください。
一人ひとり、私の自慢のゼミ生たちです。

Apollo

2019.01.21

1期生の若手研究者たち

2週間ほど前、今年、最高に楽しい会食ができました。

2010年にスポーツ健康科学部・同研究科がスタートしました。その時の学部1期生の6人と食事することができました。なんと、内2名が早期修了して昨年、博士号取得。3名が今年の春、博士号取得予定。残りの1名も博士院生として頑張っています。
 加えて、会食には参加していませんが、他大学で今春博士号を取得する1期生の卒業生が、2名いるときいています。

 

 9年前に立命館大学スポーツ健康科学部を選んで入学してきて、自らの努力と精進で、素晴らしい若手研究者に育ってくれたことは本当に嬉しく、誇らしいです。素晴らしい学生との巡り会いに感謝です。

学部・研究科開設の折、「10年後には少なくとも日本一」を目標に掲げました。1期生たちをみて、教え子の成長は、少なくとも日本一と確信できました。

 以下のコメントは、1期生から寄せられたものです。素晴らしい研究者の彼ら、彼女らに今後ともご支援とご指導をお願いします。

 
木戸康平 
2018年4月から学術振興会特別研究員PDとして京都大学に在籍しつつ、コペンハー ゲン大学に留学し、ポスドクとして糖尿病と運動に関する研究・教育活動に邁進しております。立命館で学んだ研究の基礎は当然のことながら、国際共同研究や国際シンポジウム 等を、立命館で多数経験してきたことが糧となり、海外でも滞りなく研究を進めることが できております。今後更なる経験を積み、母校にも還元していきたいと考えております。 
 
藤江隼平 
昨年立命館を早期修了させて頂き、現在はアメリカで研究活動を励んでおります。 
在学中には、先生方から新たなことに挑戦する面白さや共同研究の大切さを学びました。 
指導教員の家光先生には実験に対する様々なアプローチや考え方もご指導頂きました。 
先生方のおかげでここまで成長出来たので、この場をお借りして感謝申し上げます。 
学部一期生として、将来は教員としてスポ健に戻れるよう今後とも精進致します。 
 
小島千尋 
私はこの春から、かねてからの目標であった研究施設で研究員として働くことになりました。この目標を達成することができましたのも、伊坂先生をはじめ諸先生方のご指導のおかげであると深く感謝しております。スポ健では「理論と実践」の両面から研究者としての基礎をたくさん学ばせていただきました。今後はスポ健で学んだことを最大限に生かし、日本の国際競技力向上に貢献できる研究者を目指して努力していく所存です。 
 
笠井信一 
スポ健1期生として入学してから9年目を迎え、4月からは国立スポーツ科学センター(JISS)の研究員として勤務することとなりました。本学部・研究科の特色である「領域横断型の学びや実践」の中で、挑戦する機会をくださった教職員の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。「立命館のR」を胸に新天地でも様々なことにチャレンジし、日本のトップアスリートの競技力向上に貢献していきたいと思います 
  
水野 沙洸 
一期生として入学してからの9年間、振り返ると本当にあっという間でした。今日に至る まで、尊敬する多くの方々に出会い、また支えていただいたこと、ただただ感謝の言葉しかありません。本学で過ごすことのできた9年間は、生涯決して忘れることができない貴重な時間です。本学で培った学びを、新たなステージでも最大限に活かすことのできるよう、これからも精進して参ります。支えてくださった皆様、本当にありがとうございました。 
   
佐瀬晃平 
私の近況は、自身の研究だけでなく、様々なプロジェクトに参加させていただき、理工学部や薬学部など、他学部と連携をとりながら研究を行っています。専門が異なる方々への発表では、学会とは全く異なる、想像もしない観点からの意見を聞くことができ、とても有意義な経験をさせていただいております。 今後は、3年で修了できなかったので、今年の修了を目指します!
 
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>> 
先週は卒業論文の口頭試問。来週は修士論文の口頭試問。その後、修士、博士の中間発表、公聴会などが続きます。公聴会(2/11)はどなたでも参加できます。興味のある方は是非お越し下さい。
【忠】 

2019.01.20

卒業論文・口頭試問が終わりました(続報)

Shino先生、嶋村先生(Hitomi先生?)からも報告がありましたが、今週は卒業論文の口頭試問が行われました。3人目となりますが、私もこのテーマにて。。。(テーマの重複をご容赦下さい)。

口頭試問(発表5分、質疑応答3分)は卒業論文に関わる最後の関門となります。2つのゼミが合同で行う点が特徴で、領域の異なるゼミの研究内容を知ることが可能です(Shino先生がご指摘された通りです)。私のゼミでは今回13名が発表したのですが、皆良い発表でした。卒業論文(卒業研究)への取り組みは学生によって様々です。研究の難易度や規模も学生によって大きく異なります。そのため一律のハードルを課すというよりは、「妥協せずに、丁寧に自分のオリジナルの作品(論文)を創り上げる」ことを目標にするように指導しています。学術論文ですので内容も大事ですが、卒業論文に関しては論文の提出や口頭試問に至るまでの本人の努力を最重要視しています。「結果(論文の内容)に優れていれば良し」という考え方ではなく、そこに至るまでの過程を大切にしています。

 (goto)20190120-01

この方針は本学でゼミを担当した1年目から変わることはありませんが、学生も良く理解してくれていると感じています。今回も口頭試問の終了後にメッセージをグループチャット上に送ったのですが、全員が卒業論文に関わる一連の取り組みへの感想や自己評価を書き込んでくれました。共通していたのは、「頑張って良かった」という点です。また、周りへの感謝の言葉も含まれていました。

さて前期の授業は終わり、これから後期の試験期間に入ります。4回生は試験も少なく、次に会うのは卒業式になるかもしれません。4回生の皆さん、卒業論文(口頭試問)お疲れ様でした!

GOTO

2019.01.19

基礎演習 最終回

4月から繰り返しこちらのブログでご紹介してきた
基礎演習が最終回を迎えました。
基礎演習は1回生を対象にした小集団のクラスです。

一年間基礎演習Dクラスを引っ張ってきたAAさんたちのお仕事も最後になります。
最終回は、4月に記入したプロフェッショナル宣言を振り返ることが中心でした。
プロフェッショナル宣言を一人一人読み上げ、
一年間スポーツ健康科学部で何を学んだか、
2回生の目標と同じクラスで学んだ仲間達へのメッセージなどを語りました。

またAAさんたちからはみんなで一緒に撮った写真にメッセージを添えて、
2回生に向けてのエールを、
1回生からは、AAさんに対しての感謝の言葉をそれぞれ贈りあっていました。

(ゆ)2019011902

4月から半年間クラスを盛り上げてくれたオリターさんも途中から参加し、
久しぶりに前期と同じ状況になりました。

大きく違うのは、1回生、2回生ともに逞しくなったことです。
週に一度の授業ですが、それぞの学生が
様々な喜怒哀楽を一年間で経験する様子を見てきました。

いつも賑やかで、仲間思いのクラスでした。
時にじっと座ってられない時もありましたが、
最後に私からメッセージを伝えた際には、それぞれの学生が
真剣な眼差しでしっかり耳を傾ける姿がとても印象に残りました。

(ゆ)2019011901



写真は基礎演習Dクラス

撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。


#1回生があっという間に終わったとのこと
#ただ、その前に試験期間が待ってますよ
#まだまだBeyond Borders

2019.01.18

卒論発表会(Hitomi 先生の代筆)

こんばんは、嶋村です。今日は僕のつまらない話ではなく、僕の前に金曜日のブログを担当していらっしゃった Hitomi 先生に卒論発表会のことを書いてもらうことにしました。それではどうぞ。

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お久しぶりです。昨年度に金曜日を担当していたHitomiです。
慢性的ネタ不足の嶋村先生から「ネタがあったら書いてください〜」とリクエストがきたので、ちょうどネタもあるし再再登場です。
毎週金曜日を楽しみにしている嶋村先生ファンの皆様、申し訳ありません。今日は私で我慢してください。

ネタというのは、昨日shino先生もブログで書かれていた卒論発表会の事です。
杉浦ゼミの12人も全員無事に発表を終えることが出来ました。ゼミ生には去年のブログでちょこちょこ登場してもらっていたので、ここで報告することができてとても嬉しいです。

2年前にゼミ生が決まったときは、全員男だし、9割が第2希望だし、「どうしよう、やっていけるだろうか…」と不安になりましたが、蓋を開けてみれば、まさかの自分が(大学を移籍して)一番の問題児でした。…ほんとに申し訳なかったです…。
それでも、卒論研究を通して全員が眼を見張るほどの成長を見せてくれ、最終的にハンデをもろともしない、質の高い卒論を書き上げてくれました。
困った時にはお互いに教えあって私の負担を減らしてくれたり、本当にいいチームに成長してくれたなぁ…と思います。

この経験が彼らの糧となって、いつか辛い時や頑張りたい時、壁を乗り越えるための自信となってくれることを願います。

 (Koji)20190118-01

非常勤という形だったので、副査の山浦先生をはじめとしてたくさんの先生方&事務の方々にプラスαのサポートしていただきました。お手数をおかけして恐縮でしたが、これがなかったら絶対出来なかったと思います。本当にありがとうございました。
まだテストがある人もいると思いますが、4年生の皆さん、ひとまずお疲れ様です!しばらくは枕を高くして寝てください。

…というわけで、嶋村先生、こんな感じでよろしいでしょうか?お礼は…まぁまた飲み会誘ってください(笑)

ではでは。

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というわけで、来週からまたわたくし、嶋村が頑張ります。。。