2019.02.03
[ education ] の記事一覧
2019.02.02
サービスラーニング 草津市教育委員会様への報告会
今週の水曜日、今年度サービスラーニングを受講していたNさんが
草津市教育委員様でサービスラーニングの実施報告会をさせていただきました。
サービスラーニングとは、地域社会のニーズと学生の大学での学びを
奉仕活動(実践活動)というサービスを通して融合させてることを目的とした学習法です。
また、この学習方では、「振り返り」も重要視しています。
報告会むけて何度も教員のアドバイスを受けながらスライドを作り直すことで、
「振り返り」ながら実践を通じた学びと経験を深めることができた捉えています。
草津市教育委員会様との取り組みは、今年で8年目になります。
教員を目指す学生が大学の学びを活かして、学校体育の授業や体育行事に関わりながら
教育現場でイベントの運営や児童への指導を実践するのが主たる内容になります。
受け入れてくださる学校側の先生方からも体育の授業が充実すると
評価をしていただいているようです。
サービスラーニングを受講する学生にとっては、限られた期間に指導内容を考えたり、
初めての場所に足を運んだりしながら、規定された時間をこなさなくてはなりません。
今年度サービスラーニングの担当となり、最初は不安な顔をしている学生をみながら
やや心配もしていました。
しかしながら、Nさんからの報告を受けるうちに、
教育委員会さまや教育現場の先生方の陰ながらのサポートをいただきがあり、
学生たちに対して学びの場をご提供いただく一方で、
期待をしていただいているようにも感じていました。
特に今年度は、自然災害が重なり、イベントの中止や延期がある中
各小学校の先生方や教育委員会の方々からのご尽力やご配慮をいただきながら
なんとか全プログラムの終了することができ、年が明けてからの報告会となりました。
当初Nさんは、様々な事案を抱えながらサービスラーニングの
スケジュールをこなすのが精一杯という様子でしたが
徐々に手ごたえを感じてきたようで、報告会に向けて振り返りを重ねることで、
具体的の将来を描くことができる達成感を得たようです。
また今回の報告会では、Kenji先生のゼミ4回生のHさんも卒業論文の発表をさせていただきました。
こちらも実際に小学校に訪れ、児童に対してプログラムを介入した興味深い研究で、
報告会に参加されていた教育委員の方々から多くのご質問をいただくことができました。
多くの方々に支えられたサービスラーニングを充実した報告会で終えることができました。
関係者の皆様、本当にありがとうございました。
そして、今後ともよろしくお願いいたします。
ゆ
写真は草津教育委員会さまでの報告会の様子
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。
#学内では、
#Kenji先生の陰ながらのフォローもあり、
#事務室の方々の手厚いサポートもあり、
#こちらも御礼申し上げます
2019.02.01
P の振り返りと成績会議
こんにちは、嶋村です。テスト期間も終わり学生さんは春休みですね。僕は昨日まで後期の成績を付けていました。今日は成績会議で大学におります(今日は写真が何もないので研究室がある階の廊下の写真 笑)。無事全てのクラスの成績を付け終わることができたので、今日は後期の授業の振り返りをしたいと思います。まあと言っても、こういう話をするときはだいたいどのような人が単位を落とすかなので、今日はその辺について書いておきます。
さて、英語 P の シラバスには、P1 から P4 までだいたいその概要として「自分の関心ごとにリサーチを行いその成果を英語で発表する(ペーパーを書く)」と書いてあります。多少の差異はあるかもしれませんが概ね言っていることは同じです。これが達成できないと落ちるわけです。今回はこの「自分の関心ごとにリサーチを行いその成果を英語で発表する(ペーパーを書く)」を少し分解して、各部分でどのようにミスる(笑)と落単するかを教えたいと思います。まあ多少先生によっては意見が違うかもしれませんが、おそらく大まかなところは意見が一致するのではないでしょうか。
1.「自分の関心ごとに 」
「お、なんでいきなりここなんだよ?」 と思った人もいるでしょう。「興味を持ったらなんでもいいんだろ?」という文句が聞こえてきそうですが、何でも好きなことをやればいいというものではありません。これはこの次の文言である「リサーチを行い」に関係するのですが、P の授業の主要な課題はリサーチをするということにあります。リサーチとは研究でして、特に大学では、小学校の夏休みの自由研究ではなく、それは少なくとも科学的研究手法に則ったものでなければなりません。そして、まず真っ当なリサーチクエスチョン(RQ)を設定する必要があります。それは客観的な事実に基づき、先行研究で議論されていることも踏まえて設定しなければなりません。ここで、必要な能力は以下の3つ関係することだと僕は思います:(1)適切な情報源(論文など)を探せるかどうか、(2)論文を読んで理解し批評できるかどうか、そして大学での研究に初めて足を踏み入れた学生さんにとって何よりも大事なのが、(3)単に自分の興味があることでもそれを客観的に見て一般的な話題・課題に昇華できるかどうか。3つはそれぞれ絡み合っています。例えば、(これは授業でも使った例ですが)ある人が東京オリピックのボランティア活動に関して興味をもったとします。世間では大学の日程を変えて学生がボランティアに参加できるようにするという動きがあり、実際そういう大学も結構あるそうですが、まあ大学の先生の中にはあまりよく思っていない人もいるそうです。まあそれはいいとして、仮に RQ を「大学の日程を変えてでも学生ボランティアの確保をすべきかどうか」と漠然と立てたとします。これを提示するときに「オリンピックは大事なイベントだ!」とか「日本中が注目している!」などと主観的な意見を並び立てても意味がありません。例えば、人によっては「興味ないし注目していない」と一蹴することができます。また「日本国民の ~% が興味を持っているんだ!」と何かしらのデータを提示しても当該 RQ にはなんの関係もないでしょう。ここで、この RQ にとって有意味なのは「大学の理念・目標・運営とオリピックにおける学生ボランティアに参加することから考えられる学生への様々な影響の間に整合性(または齟齬)があるかどうか」に関する問いのみです。よってこれを研究する人は、まず大学という組織の基本方針を調べて(教育基本法、各大学の学則など)、さらに東京オリンピックのボランティアの詳細を調べる必要があります。そうすると先ほどの RQ がもう少し具体的になるかも知れません。とにかくまず情報収集、事実の把握が大事です。こうするよって、「自分は興味があるからこれをするんだ!」という状態から「なるほど、オリンピックのボランティアはこのようになっていてこういう問題があるのか」というような客観的な事実の把握になりそれを一般の人に説明することができるようになります。この最初の段階をすっ飛ばして、自分の興味だけで RQ を立てる人がいますが、気をつけなければなりません。これができなければ、早々に単位を落とすことになります。
2.「リサーチを行い」
はい、次ですね。現代の科学研究はどのように行われているのでしょうか。僕の知る限り最もよく言及される方法は、仮説演繹法のように思います。これは帰納法と演繹法を合わせたもので、まず、データを収集し観察して帰納的に何かしらの一般化を行い、さらに検証すべき仮説を立てたりします。そしてその仮説が正しければ導き出すことができる予測を演繹的に立てます。その予測が実験などを通して実際に観察されうる限り、その仮説は妥当であるとうことができます(もちろん反証されるかも知れないのですが)。まあなんかややこしいですが、要は論理的に議論が展開されているかをチェックする必要があるということですね。何かしら勝手に仮説を立てたり主張したりする人がいますが、「なぜその仮説に至ったのか」を客観的事実に基づき説明し、「その主張が正しいならどういうことが言えるか、またその証拠はあるのか」に関して効果的にデータを示すことができなければなりません。もちろん P の授業はこういうことの練習ですので、高度なことを要求することはありませんが、「言いっ放し」にならないように気をつけてほしいものですね。
3.「その成果を英語で発表する(ペーパーを書く)」
最後ですが、やっとここで英語が絡んできます(まあ海外の論文を読むのにも英語を使いますが)。ここは偏に「これまでどれだけきちんと英語を勉強してきたか」だと思いますが、僕は P の授業で「この部分は学生が質問に来たら手伝ってあげてもいいかな」って思いっています。だって英語ができない人が半年や一年で英語ができるようになる訳でもないし、大学で勉強(研究)をする上でまず上述の2つをしっかり身につけて欲しいですから。なので言われたことをしっかり直して、毎回修正して課題を出していれば、つまり自分の書いた文章にきっちり責任を持っていれば、英語で大きく点数を落とすことはないのではないかと思います。大学に入って英語をやり直したい人は自分でしっかり時間をかけて勉強し直せばいいのだと思います。またこれに関してですが、いつまでたっても翻訳機ばかり使って自分の書いた文が把握できてない人もいますが、そういう人もだいたい失敗しているような気がします。
というわけで、どうだったでしょうか。上の3つの項目は全て大事なんですが、3ばかり気にしている人が多いのかなと思います。しかし僕は1や2の理由で低い点数をつけることの方が3より多い気がします。まあ3にも厳しいんですが(笑)
では、みなさん、また来週
2019.01.31
早いもので、もう1月が終わります。
2019.01.27
学位審査も大詰めです
2019.01.23
USFスポーツキャンプインターンシップ、最終プレゼンテーション!!
ちょうど一週間前、先週の水曜日、
半年以上に及ぶ、「USF Sports Camp in 滋賀 2018 Winter」インターンシップの、
インターンたちによる最終プレゼンテーションを行いました。
企画、後援依頼、フライヤーの作成、各所との折衝、日本人・外国人ボランティアの募集、
参加者募集、本番の運営、報告書の作成、協力いただいたみなさんへのお礼・・・
継続的な開催を可能にする収支均衡も達成しました。
インターンのみんな、お疲れさま。
失敗や厳しいこともあったけど、この貴重な経験が、君たち一人ひとりの力になることを
心から願います。
スポーツ健康科学部には、このようなインターンシップをはじめ、社会との関わりを持って、
貴重な経験を通じた成長の機会がたくさんあります。
みなさんもぜひ。
みんなと撮った記念写真です。
論文としては不十分な点は多々あったけど、みんなが論文作成で取り組んだ、状況を知り、
問題を発見し、それを解決することは、これから、社会人として必要となる力です。
そんな視点で、今日までの苦労を振り返ってください。
一人ひとり、私の自慢のゼミ生たちです。
2019.01.21
1期生の若手研究者たち
2019.01.20
卒業論文・口頭試問が終わりました(続報)
2019.01.19
基礎演習 最終回
4月から繰り返しこちらのブログでご紹介してきた
基礎演習が最終回を迎えました。
基礎演習は1回生を対象にした小集団のクラスです。
一年間基礎演習Dクラスを引っ張ってきたAAさんたちのお仕事も最後になります。
最終回は、4月に記入したプロフェッショナル宣言を振り返ることが中心でした。
プロフェッショナル宣言を一人一人読み上げ、
一年間スポーツ健康科学部で何を学んだか、
2回生の目標と同じクラスで学んだ仲間達へのメッセージなどを語りました。
またAAさんたちからはみんなで一緒に撮った写真にメッセージを添えて、
2回生に向けてのエールを、
1回生からは、AAさんに対しての感謝の言葉をそれぞれ贈りあっていました。
4月から半年間クラスを盛り上げてくれたオリターさんも途中から参加し、
久しぶりに前期と同じ状況になりました。
大きく違うのは、1回生、2回生ともに逞しくなったことです。
週に一度の授業ですが、それぞの学生が
様々な喜怒哀楽を一年間で経験する様子を見てきました。
いつも賑やかで、仲間思いのクラスでした。
時にじっと座ってられない時もありましたが、
最後に私からメッセージを伝えた際には、それぞれの学生が
真剣な眼差しでしっかり耳を傾ける姿がとても印象に残りました。
ゆ
写真は基礎演習Dクラス
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。
#1回生があっという間に終わったとのこと
#ただ、その前に試験期間が待ってますよ
#まだまだBeyond Borders
2019.01.18
卒論発表会(Hitomi 先生の代筆)
慢性的ネタ不足の嶋村先生から「ネタがあったら書いてください〜」とリクエストがきたので、ちょうどネタもあるし再再登場です。
毎週金曜日を楽しみにしている嶋村先生ファンの皆様、申し訳ありません。今日は私で我慢してください。
ネタというのは、昨日shino先生もブログで書かれていた卒論発表会の事です。
杉浦ゼミの12人も全員無事に発表を終えることが出来ました。ゼミ生には去年のブログでちょこちょこ登場してもらっていたので、ここで報告することができてとても嬉しいです。
2年前にゼミ生が決まったときは、全員男だし、9割が第2希望だし、「どうしよう、やっていけるだろうか…」と不安になりましたが、蓋を開けてみれば、まさかの自分が(大学を移籍して)一番の問題児でした。…ほんとに申し訳なかったです…。
それでも、卒論研究を通して全員が眼を見張るほどの成長を見せてくれ、最終的にハンデをもろともしない、質の高い卒論を書き上げてくれました。
困った時にはお互いに教えあって私の負担を減らしてくれたり、本当にいいチームに成長してくれたなぁ…と思います。
この経験が彼らの糧となって、いつか辛い時や頑張りたい時、壁を乗り越えるための自信となってくれることを願います。
非常勤という形だったので、副査の山浦先生をはじめとしてたくさんの先生方&事務の方々にプラスαのサポートしていただきました。お手数をおかけして恐縮でしたが、これがなかったら絶対出来なかったと思います。本当にありがとうございました。
まだテストがある人もいると思いますが、4年生の皆さん、ひとまずお疲れ様です!しばらくは枕を高くして寝てください。
…というわけで、嶋村先生、こんな感じでよろしいでしょうか?お礼は…まぁまた飲み会誘ってください(笑)
ではでは。