[ education ] の記事一覧

2018.12.25

デイキャンプ実習

先週末、10月22日(土)

スポーツ教育学特殊講義の一環として、学内でのデイキャンプ実習をしました。
この日のために、キャンプ理論、計画の立案、アクティビティフロー図、参加者
評価表、危機管理マニュアルの作成などに取り組んできました。

あいにく、降ったり止んだりの雨でしたが、45名ほどの受講生が元気よく集合。
11時から一日の流れを説明し、テント張り、食材・道具運搬のグループに分かれ、
まずは、カレーを作るスペースの設営をしました。力を合わせて「せ~の~で」と
テントを立て、「お~」の第一声目の歓声。

次は、各グループメンバーが、炭に火おこしする人と、カレーの準備にとりかかる人
とに分かれ、それぞれの任務を遂行。と、ここで、いろいろな面白い光景に遭遇。

えっ、じゃがいもをまな板の上に立てて、上から下に皮?実?を削ってる…
ニンジンを握りしめ、胸の方から指先の方へ、包丁を動かしてる…鉛筆削りじゃないんだから…
短時間で仕上げるのに、そんなに玉ねぎ分厚くていいの…
そんなに強くお米研いだら、粒がつぶれるよ…
牛肉のスライス、どこのグループも切らないのねぇ…

見ていて、ハラハラするやら、ドキドキするやら。でも、皆さん、楽しそう。

横に目を移せば、あちこちから、すごい煙が立ち上がってる。
そんなに新聞紙ばかり入れたら、煤しかでないと思うんだけどなぁ…
七輪の上から扇いでも、火はつかないよぉ…案の定、煤が舞い上がり、呼吸困難気味の私。

それでも、どうにかこうにか、カレーライスが完成しました。
我慢できずに、途中で蓋を開けたグループのご飯は???

私は、すべてのグループの味見をさせていただき、お腹いっぱい。
各グループ、それぞれ味も、とろみも、具材の大きさもユニークで、おいしかった。
ただ、全部のグループのお肉は、長~いままで苦戦しました。

振り返りでは、生活の便利さ、火おこしの難しさ、役割分担の大切さなどが挙がっていました。
私がはらはらして包丁使いの人から、ピューラーを発明した人すごい!はありませんでした(笑)。
この他にも、多くの学びについて発言があり、有意義な時間となりました。

あらゆる準備に奔走してくださった、岡本先生のおかげです。ありがとうございました!


2018.12.23

感謝の気持ちをこめて

先々週に紹介したように、12月上旬からGirard先生(マードック大学、オーストラリア)が研究室に滞在されていたのですが、すべての日程を終え昨日帰国されました。この間、研究員や大学院生11名が研究発表(一人あたり30-40分)行い、個別のデータディスカッションは7回(60-120分/回)、その他にも連日、実験に参加をして頂きました。密度の濃い、あっという間の3週間でした。

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国際的に著名な研究者と共に過ごした時間は、特に大学院生にとって大変貴重な経験になりました。また、自分達が日々行っている研究は「世界」と繋がっていること、英語を話すことで世界(自分の可能性)が大きく広がることを実感してもらえたと思います。英語に関しては、本学では大学院の1回生で英語を必修とし、スポーツ健康科学の研究者として求められる英語の運用能力を担当教員が指導されています。また海外への学会参加を積極的に推奨し他大学の大学院生に比べて英語に接する機会が多いこと、数年前から研究室全体で勉強会などを継続してきたことなどの一連の取り組みの成果の一部が発揮されたように感じます。

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招へい期間の最終日には皆で食事を取った後に大学院生が手作りのアルバムをプレゼントしました。今は多くのことがデジタル化し、メッセージや写真のやり取りもウェブ上で行うことがすっかりと主流となりました。最近の若者世代は、年始の挨拶や感謝の気持ちを伝える際にもLINEで済ませることが多いようです。けれでも、感謝の気持ちを伝えるにはやはり最後は「手作り」です。写真(数百枚の写真の中から厳選)をプリントアウトして綺麗に切り貼りをして、個別に感謝のメッセージを書き込んで・・・連日の実験で忙しい中で大学院生が心のこもったアルバムを準備してくれました。Girard先生も大変喜ばれていました(また同時に驚かれていました)。高価なプレゼントよりも価値のある、手作りのアルバムです。最後に日本人としての「おもてなしの心」を感じていただけたのではないかと思います。日々学生と過ごす中では感性の違いやよくわからない略語に遭遇することも多いのですが(笑)、「最近の若者」も「感謝の気持ち」「お客様をもてなす気持ち」など、我々日本人が昔から大切にしてきたことをしっかりと身につけてくれています。最後に嬉しいことがあり、贅沢な3週間の招へい期間を終えました。

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2018.12.20

今年の授業ももう終わりです。


こんにちは、shinoです。

もう12月の半ばを過ぎました。もうすぐ今年も終わります。早いですね。

大学も次週月曜日で一旦終了し、年末年始の休みに入ります。

今週は、先週のブログでも書きましたゼミナール大会本選がありました。
他曜日担当の先生もブログで書かれると思うので、
詳細はお任せして、私のクラスの学生たちの発表について少し書きます。

私のクラスは、1チームが本戦に出場しました。
健康運動科学分野からです。

分科会前の予行練習の時は、結構不安を感じてましたが、
本番では全く違っていて、しっかり元気よく発表してくれました。

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とても良い発表でした。

何よりも、最初から最後まで
みんなで楽しそうに作業をしていたことが印象的でした。

ゼミナール大会は、これからいろんな研究や勉強をする上で、
その楽しさを分かってもらうことが大切です。

残念ながら、賞を獲得することはできませんでしたが、
研究の楽しさを少しは分かってくれたのではないかと思っています。

この気持ちを忘れないように、学生生活でいろいろなことにチャレンジして欲しいです。

お疲れさまでした。よく頑張りましたね。

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今週はもう一つ報告したいことがあります。

ゼミの1期生である新岡君が、私のところに遊びに来てくれました。

彼は、学生の時からカヌー競技の日本代表選手として活躍していました。
現在は滋賀レイクスターズに所属し、東京オリンピック出場を目指して頑張っています。

大きな怪我もなく、今のところ順調に経過し、
ベスト記録も更新し、オリンピック代表がいよいよ現実的になってきたとのことでした。

非常に頼もしいですね。

彼は滋賀レイクスターズの社員として働きながら、
空いている時間(早朝や夜間)を使ってトレーニングに励んでいるそうです。

まず、怪我なく、競技ができていることに嬉しく思いました。

是非ともオリンピックに出場できるよう頑張って欲しいです。
オリンピックに出たら応援に行こうと思っています。

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その新岡君が所属している滋賀レイクスターズからのお知らせです。

滋賀県からの委託事業として、滋賀レイクスターズが、
次年度から続くスポーツメガイベントに参加してくれる
ボランティアスタッフを募集しているそうです。

2024年には滋賀県で国体もあります。


皆さん、せっかくなので、一生に一度のスポーツイベントに
どんどん関わっていきましょう。

興味のある方は、
添付したチラシを参照してください。

(shino)20181220-06


よろしくお願いします。


2018.12.19

第9回 スポーツ健康科学部ゼミナール大会 FINAL!!

こんにちは。

今日は、スポーツ健康科学部の1回生たちが、この秋学期を通して
取り組んできた基礎演習の集大成、
「スポーツ健康科学部ゼミナール大会FINAL」でした。

今年で9回目です。

「FINAL」では、先週の分科会で、
「スポーツ科学部門」「健康運動科学部門」「スポーツ教育学部門」
「スポーツマネジメント部門」そして「英語部門」のそれぞれから
選ばれたファイナリストたちがそのプレゼンテーションを競いました。

 (Apollo)20181219-01

内容は確かに粗削りではありますが、それは当然のことです。
大学に入って、初めてみんなでチャレンジした論文の作成なのですから。

しかし、テーマの設定や、目的を明らかにするための方法は、
とてもユニークで、「なるほど、面白い」と思わせるようなもの
がたくさん見られました。。

 (Apollo)20181219-02

研究は、どの分野の研究でも、自然科学でも人文社会科学でも、
どんな方法の研究でも、量的研究でも質的研究でも、社会に貢献するもの
でなければなりません。

そのためには、社会を知り、問題を見つけ、それを解決することが
必要です。

そうであってこそ、人々の幸せの実現に役立つことができます。

しかし、実は、これらの姿勢は、学生諸君が社会人になっても求められる
ことなのです。

多くの学生諸君は、いずれ、就職し働くことになりますが、社会に存在
するあらゆる組織は、それぞれの領域を通じて、社会に貢献する存在です。
言い換えると、社会に貢献する、すなわち、人々の抱える問題を解決し、
ニーズに応えることなくして、顧客を得ることはできません。
顧客を獲得できなければ、利益を上げられず、健全な財政運営は不可能で、
消滅するしかありません。

すなわち、社会人になるということは、社会の組織の一員として、
人々をハッピーにする一翼を担うということなのです。
また、誰もが「生き甲斐」「働き甲斐」を得たいと考えますが、それは、
自分の仕事が社会に貢献していてこそ感じられるものなのです。

いくら給料が高くても、それだけではむなしいものですよ。

そのためには、社会を知り、問題を見つけ、それを解決することが必要で、
ほら、これは論文を書く、研究するプロセスと全く同じです。

ですから、1回生のみなさんには、スポーツ健康科学部での勉強、研究を
通じて、単に知識を身に着ける、ましてや卒業に必要な単位を取るため
だなんて、近視眼的なことを考えずにでっかいスケールで日々の
学生生活を送ってほしいのです。

これは、スポーツ健康科学部のすべての教員の願いです。

今日書いたことは、ゼミナール大会の舞台裏で、ハッシーこと、橋本先生と
語り合っていたことを私の言葉で述べさせていただきました。
橋本先生、有意義な会話をありがとうございました。

 (Apollo)20181219-03

最後の写真は、私の担当するクラスから優秀賞に選ばれたグループのみんな
との記念写真です。
みんな、ええ顔してますね。
アカデミックアドバイザーの裕也君、栞奈さん、ありがとうございました!!

Apollo

2018.12.18

障がい?特性?個性?

最近、「障がい」に関する様々な書籍が刊行されています。
障がいに関する書籍は、コンスタントに発刊されていますが、
このところ、発刊数は多くなってきているように思います。

やまゆり学園の事件、出生前診断のさらなる簡便化、優生保護法への批判など、
ひとの生命が他に委ねられる、あるいは、他がひとの生命を決めてしまうという
あり方に対する危惧であり、警鐘の表れでもあると思います。

「選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子」
出生前診断を受けて、異常がないと言われ生んだ子は、21トリソミーである
ダウン症だった。女性は、医師とその医院を提訴する。その過程で、母体保護法
(旧、優生保護法)の歴史を知る。
望まぬ出産、危険のある出産を阻止する方法が必要だと訴えてきた一部の女性たち。
誤診により望まぬ生を受け苦痛に苦しんだわが子に対する損害賠償を求める両親。
お腹に宿ったひとつの命は、いったい誰の命なのか、考えさせられる。

「運命の子 トリソミー:短命という定めの男の子を授かった家族の物語」
2013年の発刊であるが、「第20回小学館ノンフィクション大賞」受賞作である。
総合病院から依頼され、13トリソミーの赤ちゃんとその家族と共に歩む小児外科医の
記録である。心臓の奇形、脳の発達阻害などにより、多くの子が1歳までに死亡する。
出生前診断に対する議論が進む中、「命の選択」を深く考えさせる書である。

この他にも、様々な角度から、障がいに関する書籍が出ています。
「発達障害に生まれて-自閉症児と母の17年」という、自閉症児と母との
ていねいな歩みについて書かれたもの。

「発達障害 生きづらさを抱える少数派の『種族』たち」という、発達障がいの
人たちの特性をわかりやすく解説した書。

ひとの命のあり方が問われる中、手に取ってみてはいかがでしょうか。

2018.12.16

卒業論文の提出

12/13(木)は卒業論文(卒論)の提出締め切りでした。今年度私のゼミでは13名が卒論を執筆し、
無事に全員が提出しました。

スポーツ健康科学部の学生は1回生の基礎演習、2回生の研究入門などの小集団の授業において
論文や研究計画書を書く方法を学びます。卒論はこれらの学びを経て取り組むわけですが、
これまでの授業の中で取り組んできた課題と比べても完成までに長い時間を要する大変な作業です。

卒論を完成するまでに数ヶ月かかり、その間に様々なことが起こります。今年度もいろいろありました(笑)。なお、実験実施からデータの解析、論文の執筆に際しては大学院生がサポートをしてくれています。毎年感じますが、卒論執筆の一連の作業を通して大学院生が大きく成長します。特に、博士前期課程1回生の大学院生はちょうど1年前に卒業論文を書いていたのですが、今回はしっかりと4回生をサポートしてくれました。その姿は非常に頼もしく、卒論執筆時から1年間での成長を改めて感じました。

卒論を作成する上で最も重視することは、「自分で計画をたてて、最後までそれをやり抜くこと」です。研究を行う上ではデータの新規性や独創性は重要ですが、卒論においては時間をかけ卒論という一つの作品を創り上げること自体に大きな意義があると感じています。4回生には、「最後まで手を抜かずに頑張りなさい」「(卒論の内容は数年経ったら忘れますが)妥協せず頑張ったことは自分への自信として心の中に残ります」という2点を繰り返し話してきました。写真は卒論提出後の1枚、皆良い笑顔です。

GOTO




2018.12.15

キャリア企画


11月の終盤から3回生を対象にスポーツ健康科学部独自のキャリアセミナーが開催しています。
第一弾として、NHKのM様と、JR西日本グループのT様とを講師としてお迎えしました。

(ゆ)20181215-01


NHKときいて何を思い浮かべるでしょか?
JR西日本グループと聞いて何を思い浮かべるでしょうか?


今回のゲストのお二人からは、
この会社はこんなことも手がけていたのか、
という私たちが知らない事業をご紹介いただきました。

参加者からの質疑応答にも大変ご丁寧にご回答いただき
講演後も学生たちの輪の中に入ってコミュニケーションをとってくださいました。


業種の異なる企業の方にお話をいただきましたが、
内容を突き詰めてると、手段こそ異なるものの
どのようにして社会をより良くするのか、社会に貢献するのかという
共通の理念が見えてきます。


授業でもたびたび取り上げていますが、
1993年のJリーグの誕生は
「スポーツでもっと幸せな国へ」という新し概念をこの国にもたらしました。
今回は、あえてスポーツとかかかわりのない企業の方にお話をしていただきましたが
鉄道、電波、スポーツとプラットフォームが異なるだけで、目指す方向は同じだと感じます。

(ゆ)20181215-02


今回のお二人のお話からお仕事に対して、
大変だという言葉やネガティブな発想は一切見られず、
本当に楽しいというという思いが伝わってきました。
そして、人々の役に立つことが嬉しく、
やりがいにつながっていらっしゃるとおしゃっていました。

お話は少し変わりますが、
このセミナーのために東京でTさんと打ち合わせをした際、
面白いところがあると紹介された丸の内にある
「鹿屋アスリート食堂」で昼食をとりました。
スポーツ栄養学に則ったメニューが展開されており、
東京2020の影響が強いと推測するのですが、
ここ数年、東京にいるとメガスポーツイベントが開催されることを
関西にいるよりも実感することが多く、
アスリート食=健康というイメージが世の中ではやっている、
あるいは定着している印象を受けました。
また、産学間の事業展開にも様々な形がることを知り、刺激を受けました。

鹿屋アスリート食堂の詳細はこちら https://www.asushoku.com/index.php 


#Mさん、Tさんありがとうございました。
#京都駅辺りにできるといいな、
#「立命館アスリート茶屋+R」とか。


2018.12.13

ゼミナール大会分科会


こんばんは、shinoです。

先週末からかなり寒くなりましたね。
急な気温の変化で体調は崩していないでしょうか?

今週水曜日に、1回生基礎演習の授業で次週行われるゼミナール大会本選に向けて、
予選会となる分科会が行われました。

スポ健にある4つのコースグループのうち、
研究内容テーマ別に分け、
それぞれの研究成果を発表するのがゼミナール大会です。

1回生は、1年の学びの集大成として、
秋セメスターからこのゼミナール大会の準備に取り組んできました。

この大会を通じて、研究とはどんなものかということから学んでいきます。
最終的には4回生の卒業論文につながる第一歩となるものです。

私は、健康運動科学分野に所属しているので、
健康運動科学分野のテーマに関する分科会に、
審査員として参加しました。

細かいところは、まだまだ勉強する必要はありますが、
テーマは斬新で、アイデアに富んでいるものも多く、
非常に面白かったです。
みんな、よく勉強していました。

このゼミナール大会の準備に時間をかけ、みなで考えたことで、いろいろ感じたことがあったと思います。

なぜそうなるのだろう?と、思ったことが、
次の研究につながっていきます。

この興味を継続させて、来年度からの学びをより充実させて欲しいと思います。

次週はゼミナール大会ファイナルです。
このような場所での発表も、たいへん良い機会だと思います。
しっかり準備して頑張って欲しいです。

私の担当するクラスからもファイナルに進出するチームがありました。
嬉しかったですよ。次も頑張って!!


4回生は本日が卒論の提出最終日です。

みなさん、おそらく無事に提出できていると思います。
お疲れ様でした。

最後に口頭試問がありますので、
この勢いで気を抜かず、最後まで突き進んでください。


2018.12.12

USFスポーツキャンプ in 滋賀 Autumn 2018が開催されました!!

こんにちは。

この間の土曜日と日曜日、立命館大学びわこ・くさつキャンパスを会場に、
USFスポーツキャンプ in 滋賀 Autumun 2018
が開催されました。

 (Apollo)20181212-01

このUSFスポーツキャンプは、一般財団法人United Sports Foundationが
主催し、小学校3年生から6年生を対象に行われる宿泊型のキャンプです。

このキャンプで子どもたちは、メジャースポーツとマイナースポーツ、
チーム競技と個人競技などを考慮して選択された複数の競技を経験します。

 (Apollo)20181212-02

今回のキャンプでは、野球、サッカー、バスケットボール、アルティメット
スポーツの四競技のすべてに、キャンプに参加した85人の児童がチャレンジ
しました。

これらの競技を教えてくれる先生は、元プロ選手や元日本代表選手です。
今回、野球は元メジャーリーガーの大家友和さん、サッカーは元プロ選手の
齋藤竜さんから。
バスケットボールは元日本代表の小畑亜希子さん、アルティメットスポーツは、
元日本代表の久保和之さんから。

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また、このキャンプでは、スポーツに挑戦するだけではなく、4つに分かれた
チームごとにユニフォームや応援歌を作成したり、ボランティアとして参加
した外国人スタッフによる英語アクティビティに取り組んだりと、友だちも
たくさんつくります。

こうして子供たちは、楽しみながら運動能力を高めながら、社会性を身に
着けていきます。

こんな素晴らしいスポーツキャンプですが、このキャンプ、6月に始まる
企画の作成から講師依頼、後援依頼、フライヤーの作成、参加者募集、
ボランティア募集、関係各所とのやり取り、メディアへのリリース、運営
マニュアルの作成、キャンプ本番の運営までのすべてを、USF事務局の指導を
受けながら、スポーツ健康科学部のインターン3名が担いました。

彼らは今、後援いただいたスポーツ庁や滋賀県、大津市、草津市、京都市の
各教育委員会、そしてスポーツ健康科学部に提出する実施報告書を作成中です。

今回のキャンプの開催に協力いただいたすべてのみなさんに心から感謝します。

このインターンシップは、来月の総括事後研究でのインターンによるプレゼン
テーションで終了します。

この8か月にわたるインターンシップは、確かにハードな局面もありますが、
スポーツイベントを企画運営するすべての要素を学ぶことができるだけではなく、
社会とのかかわりを持つことによって、そこに生ずる社会的な責任とは
どのようなものかを学ぶこともできます。
それは彼ら一人ひとりの成長に繋がります。

 (Apollo)20181212-03

また、このキャンプはおよそ30名のボランティアによって支えられていますが、
今回のキャンプでは、その内の約20名がスポーツ健康科学部の学生たちでした。

子どもたちと時間をともに過ごしていると、本当に予期しないようないろんな
ことが起こりますが、また彼らの輝く笑顔に様々な苦労は報いられ、癒され
ます。

あなたもスポーツ健康科学部で、スポーツイベントのすべてを学べる本格的な
インターンシップにチャレンジしませんか。

立命館大学の教員としては、こうした社会に貢献できる有意義な取り組みに、
立命館大学が貢献できたことを誇りに思います。

Apollo

2018.12.10

未来競創

先週のブログで少し触れましたが、MITメディアラボの石井教授のセミナーを聴くことができました。

その時のテーマが

未来競創
パイオニアを目指すあなたへ ―グローバル時代を生き抜くための哲学―

でした。

冒頭の話しで、
テクノロジーの寿命は短く1年ぐらい
ニーズは10年ぐらい
ビジョンは100年持つ

つまり、テクノロジーや人のニーズに応えるだけでは未来は拓けない。
強いビジョンを持つことができれば、100年先まで生きる。

そのためには、アート・サイエンス・テクノロジー・デザイン の力、要素をうまく組み合わせていくことが大事であり、クリエイティブなものが生み出される。

そのときに、
「独創」・・・オリジナルを突き詰める
「協創」・・・チームで創り上げる
「競創」・・・世界中のライバルとともに競うとともにつくりあげる

ということが求められていく。

講演の中で、興味を引いたものに、
MITにスカウトされた折、先任の教授から、
「今までやってきた研究を単に積み上げるような研究はするな!」
「Rebootしなさい!」
ということを言われ、それまでの研究ではない、全く新しいチャレンジをすることで、自らの山を築くことができ、成功することが出来た、という話しがありました。

常に、安全地帯にいながらでは、伸びきれない。よくcomfortable zoneから抜けでて、多少のリスクは覚悟してチャレンジしなさい、ということに通じます。
大学という場所は、まさにそのようなチャレンジができる場であり、独創、協創、競創のできる場所です。未来競創に向かって学生、院生、教職員が、そのようなチャレンジが出来るように願っています。

       

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週、急激に冷え込みました。その分、空気の透明度が増し、鮮やかな空、景色です。
みんさん、くれぐれも、風邪、インフルエンザなどにかからないように体調にご留意下さい。
【忠】