2018.06.03
[ education ] の記事一覧
2018.06.01
中間発表が終わりました
更新が遅くなりました。すみません。嶋村です。
最近自分の研究・論文が忙しくて、完全にブログの更新を忘れていました。。。
さて今日は中間発表のこととそれに関して思ったことを書きたいと思います。2週間に渡って発表が行われましたが無事に終わりました。うまく発表できていたことろもあれば、そうでないところもありました。
失敗した人・グループは、やはり論理的・客観的な議論がきちんとできていませんでした(英語はさておき)。もちろん、こういった能力を伸ばすように指導するのが我々教員の仕事ですが、なかなかこれは大学に入ってすぐできるようになれるものではありません。僕の担当の学年は2回生なので、1回生の時からある程度は指導されてきていると思うのですが、やはり、大学以前に、どのような勉強・体験をしてきたかが、基礎的学力・論理的思考力の基盤として重要なのだと思います。
さて論文ってなんでしょう?友達からいろいろいい本を教えてもらったのですが、NHK出版の戸田山和久さんが書いた「論文の教室 レポートから卒論まで」というのがどうやら良さそうです。まだ読んでないので、僕もざっと読んでから紹介したいと思います。
ただ、中間発表を終えて僕が思ったところを書いておきたいと思います。今回はディベートでしたので、ある事柄に関して賛成派と反対派で議論することができるかが大事でした。まあなかなか難しいようですね。今日は2つの失敗例を挙げたいと思います(他にもありますが)。
失敗例1:土俵が同じでない
あることに関して、全く関係ない立場から賛成・反対するもの。
例えば、あることに対して経済の観点から賛成することもできるが、倫理的な観点から賛成できないというもの。これは論点が違うので、どうしようもありません。そういう別々の観点から議論してもいいですが、少なくともなぜ経済的に賛成する人は、倫理的に反対している人の指摘している問題点がどのように解決できるか(など)を示す必要があります。同様に、倫理的に反対する人は、経済的に賛成する人の議論を考慮しても看過することができない倫理的問題を指摘するなどして、自分たちの議論をサポートする必要があります。
失敗例2:結局同じこと。。。
お互いが極端な事例にしか言及せず、中庸が見出せていない。
例えば、ある所与の行動 x を行うと健康になれるとします。しかし、それをやりすぎると逆に不健康になる。しかし、x を行わないとそれはそれで不健康になる。どうやらこの x には「運動」という値が良さそうですね。さて、この場合、どちらも「過ぎる」は良くありません。しかし「しなさ過ぎる」あるいは「し過ぎる」例を提示してお互いを批判しても意味がありません。結局、どちらの意見も「ほどほどにしましょう」となります。では、反対する人は「ほどほど」を達成するのが難しく、どうしても「し過ぎてしまう」ということを客観的に示さないと反対は出来ません。同様に賛成する人は「どうすればほどほどにできるのか?」に答えなければ、自分たちの議論をサポートできません。
まあ、どうやら自分のことに必死になり過ぎて(ここでは、自分の P の発表)、大きな視点が持てていないことにそもそもの問題があります。もう少し、余裕を持って準備をし、議論がフェアかどうかを確認する必要があります。究極的にはそういうフェアな議論ができるかどうかは、人として大切です。物事をきっちり考えられない人が思考停止し、くだらないあるいは理不尽な慣例に従い、大きな間違いに陥ることもあります。「勉強ができるからどうなんだ?」という議論もあるかも知れませんが、大学生の皆さんにはフェアな考え方・思考力を身につけて、自分できっちり判断できるようになって欲しいと最近特に思っています。それは英語ができるより大切だと思います。そうすれば、これから若い人が社会を担っていった時、もう少しマシになるのではないのかなと思います。なんちゃって。。。
さて、あんまり暗い話をしてもアレなんで、発表の写真を載せておきますね。写真を載せてもいいと言ってくれた学生さん、ありがとう。
では、また来週。
2018.05.31
平和ミュージアム見学
2018.05.28
365日晴れの街
2018.05.27
受講生からのコメント
2018.05.26
歴史への入り口
1回生を対象とした授業、基礎演習において
今週は、「木瓜原遺跡」を遺跡を訪ねました。
歴史へと続く階段は、テーマパークのアトラクションに続く階段のようでした。
1回生には、「木瓜原遺跡」について
調べてたうえで、レポートを提出するよう
事前に課題を出していました。
クラスを担当する私はもちろん、AAさん、オリターさんも
木瓜原遺跡を訪問したことが無かったので
皆のレポートが事前の学習に非常に役立ちました。
私自身は、院生時代を含めると
2年すこし、同じ景色を見ていたのに、
木瓜原遺跡に全く気付かなかったことを
なんとなく恥じるような気持ちになりました。
スポーツ健康科学部に複数の専門領域があるように、
同じ現象を見ていても、それぞれの気づき、
興味、関心は異なります。
それ以前に、同じ景色を見ていても、
気づく人と気づかない人がいます。
同じように景色に気づいていても、
その景色に疑問を持つ人と持たない人がいます。
スポーツに関する現象に関しては、
目の前にある現象に気づき
何故だろうと考えることが好きで、
大事にしてきたのですが、
「BKC=スポーツ」という
思考回路で固まってしまっていたのかもしれません。
スポーツ健康科学部のあるBKCは、
恵まれた滋賀の自然の中にあるキャンパスです。
意識的に歴史や文化、四季を意識しながら
日々を過したいと感じています。
木瓜原遺跡に
これから訪問される方々もいらっしゃるかと思いますので、
ここでは遺跡について詳細は記しませんが、
「木瓜原遺跡がどこにあるのか」ということは
写真とハッシュタグでヒントを残しておきます。
写真は遺跡訪問の様子と遺跡のヒント
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください
#木瓜=ぼけ=クインス
#スタジアムが歴史の入り口
#歴史に続く階段は圧巻
#遺跡そのものはあっという間
#歴史の上に今がある
2018.05.25
P3 の中間発表に向けて
みなさん、こんにちは、金曜日担当の嶋村です。だんだん暑くなってきましたが、みなさんはどうお過ごしでしょうか?熱中症などには気をつけてくださいね。
っと、まあ無難な書き出しで始まった今日のブログですが、今日も「ネタがないな~」と悩んでいたところ、学生さんがたくさん質問しに研究室に来てくれたので、その様子について書きたいと思います。今、英語 P3 は中間発表をやってまして、来週発表する学生さんがたくさん来たのですが、研究室に入り切らなかったので 1F のアカデミックラウンジに場所を移して対応しました。写真はその様子です。
かなり準備ができている人もいれば、ちょっと頑張らないといけない人もいて、まあどうなるかな~という感じです。発表は英語で 4 分ほどスライドを使って自分の研究を話してもらうのですが、自分の主張を客観的にサポートするのが難しいようです。データや参考文献を効果的に提示し、論理的な議論をしなければなりません。僕は論理的な議論をするには国語や数学などの他の教科をしっかり勉強してきたかが重要だと思いますが、これまでそういうことを怠って恣意的に感覚や自分の主観だけで物事考えてきた人はなかなか大変ですね。。。
巷では早期英語教育なんて言っている人もいますが、まずは日本語できっちり論理的・客観的に物事を考えられるようになるのが重要だと思います。基礎的な学問的体力をつけてそれを下地に英語を勉強すれば、まあ英語なんてそんなに難しいものではないと思うんですけどね。
というわけで、今回はちょっとイヤミな感じですが、質問に来てくれた学生はみんな一生懸命頑張っていたので、彼らの来週の発表がうまくいくことを願っております。
ではまた来週。
2018.05.23
パナソニックオープン2017で観戦者調査!!
おはようございます。
Apolloです。
今日は1ヶ月ほど前のお話です。
4月18日から22日に、茨木カンツリークラブ西コースで、パナソニックオープン2017が
開催されました。
プロスポーツにもいろんなものがありますが、そのそれぞれに独特の仕組みがあります。
そんな仕組みを学ぶのもスポーツビジネスを勉強する楽しみです。
スポーツには、「観るスポーツ」と「するスポーツ」がありますが、いずれのスポーツも
スポーツの原点は楽しむこと。
したり、観て応援したりすることで、笑顔になったり、一体感を感じたり。。
それこそがスポーツが社会に果たすことのできる大きな使命です。
今回は、ニールセンスポーツジャパンから、お声掛けいただき、学生たちが観戦者調査を
行いました。
種目によって、観戦するファンの属性もいろいろ。
それを知ることによって、ファンのニーズを知ったり、もっとファンの層を広げたりする
ヒントを得ることができます。
学生たちも興味津々です。
今回の観戦者調査では、ファン層は比較的高齢の方が多く、SNSの活用はあまり効果がない
とも考えられますし、若年層のファンを広げるためにはSNSを活用するべきだという考えも
成り立ちます。
調査の後、観戦者調査に参加した学生たちがゼミで報告し、今後のプロゴルフの発展をテーマ
に活発な議論を交わしました。
スポーツ健康科学部には、いろんな学びのチャンスが溢れています!!
2018.05.20
頑張る大学院生
2018.05.19
MRを知る 体験型学習
今週の基礎演習Dクラス(1回生)は、
MRを知るという授業でした。
MRIは、かねてから設置されていましたが、
本年度から新しい装置に入れ替えがありました。
これにより、立命館大学スポーツ健康科学部は、
国内のスポーツ系の学部で唯一3TのMR 装置
を設置する大学となったそうです。
まずY先生からMRについての基本的な説明に加え、
利用にあたっての注意事項、危険性の説明などをしていただき、
その後S先生から、実際にMR室内で、画像を用いながら
スポーツ健康が各領域におけるMRの必要性などを
大変わかりやすく教えていただきました。
私はこれまで10回近く患者としてMRを利用してきたので、
MRは、スポーツ健康とは程遠いイメージのものでした。
しかしながら、今回、普及や選手育成、
強化に対して重要な知見をもたらすことを知りました。
また、病院では、なぜその検査が必要なのかと
患者自身が考えることの重要性を教えていただいたように思います。
両先生からMRを用いた院生・学部生の論文の紹介をしていただき、
その後、2人の学生が実際にMRの撮影対象となりました。
撮影だけではなく、その画像を見ながら、
ここからどのような研究ができると思いますか?
どんな研究をしてみたいですか?
というS先生からの問いかけは、
大変恵まれた環境だからこその問いだと思います。
今回の授業で、MRを知り、体験した学生達には
S先生の問いを考え続けてほしいなと思います。
普段何気なく通っているところの扉を開けるとMR室があります
立命館大学スポーツ健康科学部は大変恵まれた環境において、
様々な形で学生の興味を引出し、社会に貢献する学びができる場所です。
ゆ
MRの紹介はこちら https://www.ritsumei.ac.jp/shs/news/article.html/?id=362
写真はクラスDのMR体験の様子
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。
#大学施設を有効に利用しよう
#撮影に臨んだ2人はアスリート並みの大腿部
#私はMRの中で熟睡できます