[ education ] の記事一覧

2018.05.15

「根を張る」と「地に足をつける」

今年の春は本当におかしな気候が続いていますが、
みなさん、体調を崩されていないでしょうか。

先週に引き続き、野菜の発芽とひとについてお話します。
今年の発芽率が芳しくないのは、先週お話した通りですが、
こんな悪条件にも負けず、がんばって芽を出している野菜たち。

どれも、見た目には同じように発芽しているのですが、
数日経つと、ヘタッとしてしまう芽があります。

ヘタッとしてしまった苗のポットを開いてみると…
「根」らしきものがありません。

小さい・小さい芽ですが、ゆっくりと伸びている芽のポットをそ~っと開いてみると…
先ほどのポットのように土がパラパラと崩れず、「根」が土に絡み始めています。

土から上の、目に見える表面的な部分は同じでしたが、
「根を張っている」かどうかに大きな違いがありました。

次に、すでに畑に定植した苗。
定植時に一番小さくて、枯れてしまうかもしれないと心配した苗がいくつかありました。
定植から2週間の間、小さな苗の成長スピードは、他の苗と比べて少しゆっくり。
ただ、不思議なことに、ほとんど虫に食べられていません。
他の苗が今のこの苗と同じくらいの大きさの時には、虫に食べられ始め、
葉が残っていないものもあります。

そこで、確認をすることにしました。本当はやってはいけないのですが、好奇心が勝ります。
苗の周囲を大きく掘り起こしてみると…
やっぱり「根!」なんです。
虫のついていない苗は「根」は、芽の大きさからは驚くほど土にどっかり張りついています。
成長スピードは速かったけど、虫に食べられてしまった苗の「根」は、か細~い。

ひとも同じですね。
背伸びをするばかりでは、表面上は勢いよくても、内実が伴わないためいつか崩れます。
まずは、「地に足をつける」ことが大切ではないでしょうか。
大学の学習の中で言えば、まずは基礎を確実に修得することだと言えます。
小さな芽が大きな芽を追い抜く姿は、ひとで譬えられる「大器晩成」に似ていますが、
そこにも「地に足をつく」「基礎をおさえる」という「根を張る」下地があるように思います。

新年度が始まり2か月が終了するまであとわずかになりました。
みなさん、それぞれにとって「根を張る」「地に足をつける」とは何を意味しますか。




2018.05.13

就職活動が本格化しています

今日は就職活動に関する話題です。多くの4年生(4回生)は就職活動で慌ただしい日々を過ごしています。エントリーシートの提出、企業研究、面接など、これまでの学生生活で経験したことのない活動が連日続きます。就職活動期間では、スーツを着用して大学に来る学生もみられます(授業後に、説明会や面接があるため)。もちろん、この期間も大学では授業がありますし、体育会に所属する学生は日々の練習もあり両立は容易ではないでしょう。

2019年3月卒業予定の現4年生は3月1日から企業説明会などがスタートしましたが、2ヶ月が経過し若干疲れや焦りが出てきている学生もみられます。また、説明会や面接などは大阪や東京で行われることも多く、移動に伴う苦労(身体的な疲労、経済的な問題)も大変なものです。「就職活動はどう?」と話を聞く中でも表情が曇り、明らかに自信を失っている学生もみられます。一方で、この就職活動中に「社会で働く」ということに真剣に向き合い、自分の特性や将来に関して時間かけて考えることで学生は大きく成長します。7月頃まで活動が続く長期戦になる学生もいますが、強い気持ちをもって良い企業と巡り会うことを願っています。

さて、4年生が就職活動で奮闘している一方で、3年生についても就職活動に関わる動きを開始しています。5/8(火)、5/10(木)の両日には、「第1回進路・就職活動ガイダンス」が開催されました。本学のキャリアセンターによる企画ですが、スポーツ健康科学部からは両日合わせて150名程度の学生が参加しています。「3年生といってもまだ5月。。。早すぎるのでは?」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、何事も動き出しは早いほうが有利です。また、3年生の夏頃からはインターンシップを開催する企業も増えますので、自分が目指す業界について勉強を開始することはきわめて重要です。

私もガイダンスの一部に出席したのですが、キャリアセンターのスポ健担当の職員から今後の支援計画や進路選択に関わる情報提供がありました。その話は明快で、非常に勉強になりました。その中で「最終的には自分で決めること」という言葉が印象に残りました。実は、私も普段から学生に対して同じことを繰り返し話をしています。私のゼミ生の中でも複数の企業から内定を頂き、1社に絞り込む過程で悩みに悩み抜く学生がいます(就職活動中の現4年生からすると贅沢な悩みでしょうが。。。)。「先生どうしたら良いでしょう?」「どちらの企業も魅力的です」「もうわからなくなってきました」と相談をされます。就職する企業によっては仕事の内容も勤務地も異なり、親を含めた周りの意見もあり、自分で決定することは難しいかもしれません。けれども、「周り(特にご両親)に十分相談した上で、最終的には自分で決めなさい。そして、その決定に自分で責任を持ちなさい」と指導しています。



ガイダンスの当日、キャリアセンターからは、「ガイダンスレジュメ版」と「冊子版(読込用)」の2冊が配布されました。資料を2冊に分けている点にまず驚き、次に、内容が非常にわかりやすく整理されている点に驚ききました。多くの大学教員は就職活動に関してはプロフェッショナルではありませんので(大学教員になるための選考は一般企業での選考とは大きく異なります)、豊富な情報・知識・支援の経験、そして何よりも熱意をもったキャリアセンターの職員の方々から丁寧なサポートを受けることができる体制は本当に貴重で心強い限りです(本学では就職に向けた支援活動はとても充実しています。あとはそれを学生自身が活用するかどうか。。)。私(教員)の立場としては、ゼミなどの小集団の授業の中で「自分の特性(長所と短所)」「社会人としての夢」などをじっくりと考える機会を何度か設けることができればと考えています。また、3年生自身においては、どういった企業があるかを調べる「業界研究」を行うことが就職活動の第一歩になりそうです。




2018.05.12

スポ健から世界へ、未来を拓く修了生

入学式の日、
私の新生活を応援してくれるメールが
ウズベキスタンから届きました。

メールをくださったのは、
スポーツ健康科学研究科の一期生で、
私にとっては年下の一つ先輩、
山本忠昭くんです。


山本くんは、独立行政法人国際協力機構(JICA)の
ボランティアとしてウズベキスタンで
ラグビーの指導に携わっています。

このプロジェクトは、
公益社団法人日本ラグビーフットボール協会の
「アジアンスクラムプロジェクト」と連携しています。

アジアンスクラムプロジェクトは、
アジア全体の国際競技力の向上や
ラグビーの普及・強化へんの貢献を目的に
2011年に発足されました。

発足前から、関係者より
ラグビーを通したアジアの発展貢献する
というプロジェクトの理念を聞いていた私にとって、
同じ時、同じ場所で学んだ山本君の挑戦は、
大変感慨深いものです。

修士時代もラグビーに対する強い思いをもっていた山本くん。

研究×教育×ラグビーが上手く掛けあわせず、苦悩していた山本くん。

黙々と大学内を走って山本くん。

山本くん自身が、選手としては
代表に選ばれるレベルではなかったと記していますが
今は、日本の代表として
アジアのラグビーの発展に寄与しています。

2019年、
日本で開催されるラグビーワールドカップは、
アジア初のラグビーワールドカップでもあります。
山本くんの研究×教育×ラグビー追求が、
2019年以降、より実りあるものになることを楽しみにしています。

山本君の活動はこちら https://www.jrfu-asianscrum.jp/cont5/main.html#06
アジアンスクラムプロジェクトの詳細はこちら https://www.jrfu-asianscrum.jp/




写真 修士時代の合同写真
写真の無断転載はご遠慮ください

#JICA×スポ健  #Beyond 2019
#場所はユニオンスクエア2F #山本君がどこにいるのかわからない

2018.05.11

京ラフランと留学のオカネの話

またまた金曜日なってしまいました。毎週ブログのネタをどうしようかと悩んでおります。かつて New Order(イギリスのニューウェーブバンド、古い。。。)は、Blue Monday という曲を作りましたが、僕は最近 Blue Friday です。。。

まあ、とにかく今週もなんとかしなくては。


というわけで、今朝奥さんが買い物に行ってきて面白い野菜を買ってきました。


「京ラフラン」という野菜です。どうやら京大と京都市が共同で開発した新野菜らしく、ネットの情報によれば、生では大根の味がし、茹でると甘みが出て苦味やアクがないので様々な調理方法に合うそうです。まだ自分では食べてないのでわかりませんが、とりあえずそういうことだそうです。


さて、こんなことを書いても「だから何?」ということになるので、今日は少しだけ留学の話をしたいと思います。立命館大学には「いつか海外で学位を!」と考えている学生さんもいるかと思います。そこで切実な問題は、(もちろん頭も大事ですが)いわゆる「先立つ物」です。


僕はアメリカの大学院に行きました。アメリカ(を含め海外)の大学に行くのはとてもお金がかかります。交換留学程度ならまあなんとか日本の学費+渡航費+現地の生活費でなんとかなるのかも知れませんが、フルタイムの学生で数年間行くとなると、とんでもない金額になります。特にアメリカの学費はめちゃくちゃ高いです。例えば、僕はコネチカット州の州立大学(University of Connecticut)で言語学の博士課程に入りましたが、一年目の学費+寮費は 3.7 万ドルくらいでした(1ドル = 100 円でも 370 万円。。。)。ただ、アメリカの州立大学の学費は、その大学がある州の外から来た学生と州内の学生には大きな差があります。留学生である僕は前者になりますで、その分割高です。それでも州立大学というのは日本の国公立大学にあたると思うで、アメリカの学費が日本のそれに比べると高いことがわかります。また私立はもっと高いです。特に有名な MIT やハーバードに行こうと思ったらエラいことになります。


さて、お金がないと留学できないのかというとそういうことではなく、いろいろ方法があります。実は先日実家に帰ったらフルブライトジャパンからお手紙が来てました。今年のフルブライト奨学金の募集が始まったようです。僕自身もアメリカ留学の時はフルブライト奨学金をもらいました。非常に競争率の高い奨学金なのでラッキーだったと思います。


ちなみにフルブライトを含め他にもロータリー財団などいろいろ奨学金があります。しばしば日本では将来返さないといけないものまで奨学金と言っていますが、そういう返済義務のあるやつは学生ローンと呼ぶべきだと思います。時々その「学生ローン」で大学に来てるくせにサボって単位の取れていない連中がいますが、どういう心積もりなんだろうと思います。まあそれはさて置きフルブライトやロータリー財団がやっている奨学金は返す必要がありません。


しかしそれらの奨学金だけでは全てをカバーできないので、アメリカの大学院は学費免除(tuition waiver)の制度やティーチングアシスタント・リサーチアシスタント(TA/RA)をすることでお給料がもらえる制度があります。僕自身も学費免除で TA/RA をやったので、実際のところ全部タダでした。ただしこういう条件で入ろうと思えば結構頑張る必要があります。 


ちなみにフルブライト奨学金はオンラインでの事前登録が必要です。 5/31 までやっているそうなので、アメリカの大学院を考えている学生・院生さんは応募してみてはどうでしょうか?

2018.05.07

大学院 合同ゼミ

立命館大学大学院スポーツ健康科学研究科の特長のひとつに、「合同ゼミ」があげられます。

博士課程前期課程(通常、Mとよぶことが多いです)では、身体運動科学系とスポーツ人文社会科学系の2つに分かれて、それぞれの系で合同ゼミを開催しています。身体運動科学系では人数の関係でさらに2つにグループ分けをして合同ゼミを行っています。

ここでは、Mの1回生(通常、M1)とM2も合同ゼミに参加し、そこに参加する院生の指導教員4-5名が合同ゼミのメンバーとなります。もちろん、オープンにしていますので、関心のある先生、若手研究者も参加します。

春学期は、自らの研究に関連する論文のレビュー、研究計画、研究の進捗状況報告が中心です。先生方ならびに、同級生、先輩院生からも、コメントならびに指摘を山のように受けます。一人の持ち時間は決めていますが、学会ではないので、常にエンドレスの延長戦の中で戦っている印象を院生の皆さんは持っているようです。

入学してから3回ほどの合同ゼミを終えた折に、大学院生活はどうですか?とM1に尋ねたところ、「ハードな毎日で睡眠不足です」「学部とは違い常にPBLのような授業でディスカッションするということ学んでいます」などなどが聞かれました。

M2に聞いてみると、「振り返ってみればM1の頃は時間に余裕があったと思う」「M2になったらさらにハードになる」などなど。

先生方に激励とアドバイスをもらうと、「キャパは大きくなるから心配しないでよい」「楽になることはないので楽しようとは思わず頑張りましょう」「体調維持は大事なので睡眠がしっかり取れるようにタイムマネジメントしましょう」などなど。

いずれにしても、鍛えられる“場”であることは間違いなさそうです。
Mの皆さんの成長が楽しみです。

  

写真は、上記の合同ゼミが行われた日に、MとD(博士後期課程)の新入生歓迎会がおこなわれたときに、撮影しました。
この間紹介している、3分エクササイズ 『ACTIVE5』も合同ゼミの開始時にさせてもらっています。彼女たちには、その伝道師、ACTIVE Fivers になってもらえればと期待しています。

 <<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週の連休中には、多くの卒業生、修了生が顔をみせに来てくれました。嬉しいですね。今年、Mを修了したD智君は、この間、缶詰になりながら猛烈な研修を受けてきたようです。「大学院で学んだことが役にたっています!」と嬉しいひと言をくれました。大学院で力をつけたことを実感してくれて何よりです。
【忠】

2018.05.05

ルールを考える

GW、こどもの日ですね。皆さんいかがお過ごしでしょうか?

Apollo 先生、Shino先生も書かれていますが、
1回生全員を対象にした「基礎演習」で
スポーツ大会が開かれました。
「ドッジボール」と
「二人三脚、三人四脚、四人五脚のなぞなぞ付きリレー」と、
いずれもオリターさんとAAさんの
アイディアが組み込まれていました。

我がDクラスは、ドッジボールで連敗し、
下を向きかけていましたが
続くリレーで好成績を残し、2位となりました。


新学期が始まってまだ1か月で
1回生と過ごす時間も週一回とわずかです。
しかしながら、スポーツをすると、
いつもとは違った様子が見受けられます。

・普段ほんわかしているのに、
ゲームが始まるとアスリートモードのスイッチが入る学生たち


・思いがけず投げた強いボールが女子に当たってしまい、
慌てて謝りに行く男子(当てられた女子はケロッとしていたり)


・試合が続くのに、物足りないと休憩時間も動き続ける女子たち


・審判のジャッジに納得がいかず、
これは真剣勝負ではないのか、所詮遊びなのか悩む若者


冒頭には書きましたが、
今回プログラムでには
オリジナルのルールが追加されていました。
私は、ルールがあり、それをどのような状況でも守り抜くことは
スポーツのとても興味深い一面だと捉えています。
その一方で、すべてのルールは
人々の意志によって決定されてきたことを考えると、
既存のルールを疑い、
変えようとする発想や行動力も必要だと思っています。


ルールの変更はフィールド外でも同様です。
今回のスポーツ大会でうまくいかなかったこと、
これは真剣勝負なのか遊びなのかわからなかったこと、
一つのスポーツ大会でもいろいろと感じたことがあったと思います。
同じ課題を繰り返したり、不満を抱えたりするだけではなく、
今あること見直し、動かしてみる、
日々の学びの中で少しずつ挑戦してほしいと願っています。


写真はスポーツ大会の様子 Dクラスを中心に
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。

#ドッヂボールは世界共通?
#なぞなぞは得意 #センスが悪い=「潜水艦」は難しかった 
#今度は円陣に入りたい


2018.05.04

LaTeX のススメ

みなさん、こんにちは、金曜日担当の嶋村です。1回目のブログでも書きましたが、この前鴨川に行って論文を書いて来ました。暖かくなってきて外で作業するのは気持ちいのですが、二時間近くお日様の下でパチパチやっていたので首が焼けてしまいました。。。



さて1週間は早いもので先週ブログを書いたと思ったら、また書かなくてはいけない。もう既に1年も話題が続くのか懸念しております。


まあでもとりあえず今週も頑張ります。今日は少しお勉強に関することを。。。


大学生になればレポートや卒論を書くことになりますが、その場合役立つのが Microsoft Word などの文章作成ソフトです。僕は自分が大学生の時は Word を使っていましたが、Mac のコンピュータに Word というなんとも不釣り合いな組み合わせで、Steve Jobs に申し訳なく思っていました、冗談ですけど。(笑)


しかしながら、僕の専門(言語学)では複雑な樹形図や数学記号を使用するのことが多いので、Word ではなかなか大変なこともあります。それに Word に入っている数式があんまり好きではありませんでした。あと文書自体の出来栄えがあまり好みではない。。。と文句を言い出せばキリがありませんが、要は Word は苦手でした。


そこで数年前から Word から Apple の Word に相当する Pages を使い始めましたが、根本的な解決にはなりませんでした。見た目はカッコよかったのですが、論文を書くときの面倒なプロセスは同じでした。


というわけで一昨年くらい前から LaTeX というのを使っております。日本語では「ラテフ」と呼ばれることが多いですが、英語では「ラーテック」とか「レイテック」と呼びます。LaTeX は TeX 「テフ、テック」を機能強化したものです。TeX はクヌースという計算機科学の著名な学者によって開発されましたが、組版ソフトになっております。組版とはもともと印刷業界の言葉で字を組んで印刷用の版を作ることです。(奥村と黒木 2015による)


まあ大雑把にいうと TeX Shop というソフトを使ってテキストファイルに文章と様々なアプリケーション(package と言います)の命令を書いて、タイプセット(組版)というボタンを押すと自分が書いた命令や文章がコンパイルされ pdf ファイルなどで出力されるという感じです。命令はバックスラッシュ( \ )を使って書きます。もしある文字列 abc を斜字にしたければ \textit{abc} と書きます。さらに:




という数式を書きたければ、




と入力します。


言語学の樹形図を書くなら、例えば(僕の論文から。。。):




は、以下のようなコードになります。




まあ、ご覧の通り非常に複雑なのですが、LaTeX は以下の点で優れています。


1. タダ!(フリーソフト)

2. 参考文献が自動的にできる!(別にリストを作らないといけませんが。。。)

3. Windows でも Mac でも使え、同じ入力をすれば同じ文章が得られる。(Windows で作ったやつを Mac で開くとズレてた!ってことがありません。特にPPT)

4. 数式図表を含めて出来上がりの文章が非常に綺麗。


などなどたくさんあります。ただ最初の敷居が高いので慣れるまでには練習が必要です。ゴールデンウィークで何もすることがない人はちょっと腰を据えて LaTeX を始めてみてはどうでしょうか?


2018.04.30

大学院進学説明会(5月10日昼休み)

 今日は、昭和の日 の振り替え休日ですが、
 立命館大学では、通常の授業日です。ですので、朝から学生・院生、もちろん教職員も大学に来ています。

 新入生も少しずつキャンパスに馴染んできて、交友関係も広がり、また90分間の授業にも慣れてきた頃でしょう。

 本日は、表題にあるように大学院の進路説明会の話しです。
 回生問わず、学部問わず、

「大学院」

というものを知りたい、どんなところ!?という興味を少しでも持っている方は是非お越し下さい。

5月10日(木)昼休み 1Fのアカデミックラウンジ です。

人生100年時代

働き方は変わっていくでしょう。ゼミ生に「みなさんの時代は、定年は80歳もしくは定年というのはなくなっているかもしれないね」と良く話しをしています。そのような時代になったとき、進化するテクノロジー、社会システムの中で、自分らしく働き、過ごし、そして世の中に貢献するには、学び続けることが必要です。ときには、思い切って学び直しも必要になるでしょう。
同時に、これから大学の教員以外でも、キャリアをあげていくときに、修士、博士の学位が求められる時代になるといえます。
身につけるべき力、そしてさらにそれらを発展させる力が求められます。大学院では、そのような力と磨き方が学べます。
また、今年の大学院進学説明会では、大学全体で考えている新しい大学院博士人材育成の構想についても、話しがされます。これからの時代を担う学生のみなさんが関心を持って来てもらえると嬉しいです。

   

下記にもろもろ情報がありますのでご覧下さい
 https://www.ritsumei.ac.jp/gs_shs/news/article.html/?news_id=371
 https://www.ritsumei.ac.jp/gr/exam/point.html/

 <<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週の水曜日から、「朝食実習」がはじまりました。学部の基礎演習クラスが、順繰りに栄養調理実習室(RecO Studio)で、Ab教授から朝食の大事さの話しを聞き、クラスみんなと卓袱台を囲んで朝ご飯を頂きます。学部長も毎回招いてもらい、1回生から夢・目標をきかせてもらい、楽しく懇談しながら大きな鯖の味噌煮定食を頂戴しています。
【忠】

2018.04.29

ゼミでの学び

今回も先週に引き続き「授業」に関するトピックです。スポ健では3回生からゼミに所属し、小集団(原則として1学年12名)での学びを開始します(専門演習)。ゼミの進め方は教員によって様々ですが、大教室で行う200名規模の講義とは異なり、グループワーク、ディスカッションに加えて実習やフィールドワークも積極的に取り入れる点が特徴です。

私が担当するGOTOゼミにおいても、前回の授業から教室(座学)を離れ(まだ3週目ですが。。)、実習形式の授業を行っています。ゼミでは4年間の学びの集大成として卒業論文を執筆するのですが、スポーツ科学コースのゼミでは多くの学生が実験を行います。実験を行う上では測定機器の使用方法を習得することが必要となるために、3回生の前期から実習を繰り返し必要なスキルを高めていきます。

まだ本格的に「研究」を経験していない3回生にとって、実験実習は新しい学びが満載です。授業に取り組む姿勢も普段以上に積極的で、説明を聞く際の表情も真剣です。ちなみに、前回の実験実習は研究室の大学院生に講師役をお願いし、私は大学院生のサポートに徹しました。「(教員が)自分でやりなさい」という突っ込みが聞こえてきそうですがこれにも意味があり、ゼミ生に機器の使い方やその測定の生理学的な意味を説明することは大学院生にとって実践的なトレーニングとなります。説明の仕方も大学院生によって異なり、「上手だな〜」と思うケース、「もう少し○○した方が良いなぁ」と思うケースなど様々です。そのため、必要に応じて授業終了後に大学院生にアドバイスをすることもあります。学部のゼミではあるのですが、同時に大学院生も指導をする・・・という欲張りな(?)な指導方法です。







さて、充実の3回生に比べ、、、4回生は就職活動の真っ最中ということで選考もあり、メンバー全員が揃わない冬の時代を迎えております・・・こちらも何とかしないと・・早く春が来ますように。。。

2018.04.28

文理融合の学び

新年度が始まり、早くも1ヵ月経とうとしています。
スポーツ健康科学部の研究室が並ぶインテグレーションコアにいると、
設備や実験装置、会話などから、理系の研究に触れることが増え、
立命館大学スポーツ健康科学部に帰ってきたなと実感します。

先日、2回生全員を対象とした授業「研究入門」で、
自然科学系と社会科学系の研究の進め方
という授業が実施されました。
K先生が、ボルト選手が「世界で最も速く走る」という現象を事例として
自然科学系の視点から様々な研究のアプローチを紹介されました。

私の専門は、スポーツマネジメントやスポーツマーティングです。
私も授業に立ち会いながら、
ボルト選手が「世界で最も速く走る」という現象において
社会科学系の研究の進め方を色々と想像していました。

おそらく、受講していた全員が
一度は「世界で最も速く走る」ボルト選手を
映像で目にしたことがあるかと思います。
同じものをみていても、興味を持つポイントは人それぞれです。

立命館大学スポーツ健康科学部は、
一つの現象を様々な角度から紐解く科学的アプローチがあふれています。
多面的に、かつ総合的な視野で学べることを
学生さんたちには是非「オモシロイ!」と感じてほしいです。

どの研究手法で紐解くとしても、
一人一人の学びが、スポーツを通じて未来を創るための
必要な研究、そして力になるのだろうと思います。
私も改めて自分の役割を考える機会になりました。




写真は研究入門で講義されるK先生とJin先生
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください

#文理融合 #スポーツで未来を拓こう #みんなの力が必要 #共に学ぼう!